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BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#10 UFC   アスペン・ラッド アンテ・デリア オマリ・アクメドフ クリス・ウェード ケイラ・ハリソン サディボウ・シ シェイモン・モラエス ジェレミー・スティーブンス ジュリア・バッド スティービー・レイ ダコタ・ディチェバ ディラノ・テイラー ナタン・シュルチ バッバ・ジェンキンス ビアッジョ・アリ・ウォルシュ ブレンダン・ラウネーン マテウス・シェッフェウ マルロン・モラエス ラリッサ・パチェコ ロブ・ウィルキンソン

【PFL2022#10】計量終了 6階級のファイナルは全員パス。モラエス対決。バッド✖ラッドにも要注目

【写真】気が付けば16連勝が掛かっているケイラ・ハリソン。キャリアの初のタフファイトを経験することになるのか (C)PFL

25日(金・現地時間)、ニューヨーク州ニューヨークシティのMSG内Huluシアターで開催されるPFL2022#10 「Championships」の計量が行われた。

PFL2022年シーズン・フィナーレ、さすがに100万ドルが掛かった一戦で計量を失敗する選手はいなかった。


メインでキーラ・ハリソンと女子世界ライト級王座を賭けて戦うラリッサ・パチェコは「3度目の対戦、何も変わりなくクールに調整してきたわ。そして勝てる戦術がある。これまでと何が違うか? 月日も経ったし、過去の試合経験で私も変った。それを明日、見てもらう」と非常に落ち着いた様子でインタビューに答えていた。

一方、ケイラは「彼女は成長して違うファイターになった? う~~~~ん、私が彼女と試合をしたのは4試合目と6試合目とか7試合目で、10試合も前の話よ。彼女は成長していて然り、ただベストバージョンの彼女で来て欲しいわ。そしてベストバージョンの私と戦うのよ。彼女と叩き折ることだけを考えている。1分、一呼吸毎に攻めて。ゴールはKO、TKO、サブミッション。5R戦える準備はして来たけど、そんなに掛からない」と早口でまくし立てた。

コメインのフェザー級ファイナルに出場するバッバ・ジェンキンスとブレンダン・ラウネーンの両者。バッバ・ジェンキンスは「多くのお喋りとは別に、何もアクションはない。一方通行、ブレーキも踏まない。何を言われても気にしない。アイツをぶっ潰しに来たんだ。遊びはなし。この拳で持ち込んで、ただ優勝を目指して戦う」とややすわり気味の視線で、怖い空気感が醸し出していた。

対してブレンダン・ラウネーンは「僕らのこの2シーズンの結果を見てもらうと、この試合はただのストライカー✖グラップラーの試合に留まらないよ。クリス・ウェード、モヴィッド・ハイブラエフ、パット・ヒーリー、テイラー・ダイヤモンド、僕はずっとレスラーと戦ってきた。15年間、テイクダウンを狙い続けられてきた。それは明日も同じだろう。僕は成長してきた、世界を取る」とコメントしている。

ファイナル以外にもショーケースファイトとして、PFLの前身WSOFでバンタム級王者だったマルロン・モラエスが、フェザー級でそのバンタム級王座を賭けて戦ったシェイモン・モラエスと対戦。セレモニアル計量でマルロン・モラエスは、バンタム級時代とはフレームが違う姿を披露した。

また女子ライト級に出場していたジュリア・バッドが、フェザー級に戻してアスペン・ラッドと対戦する一番も見逃せない。

元Bellator世界女子フェザー級王者と元UFCタイトルコンテンダーの対決は、PFL女子フェザー級の扉を開ける一戦となるやもしれない。

■視聴方法(予定)
11月26日(土・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■ PFL2022#10対戦カード

<女子ライト級決勝/5分5R>
ケイラ・ハリソン: 154.4ポンド(70.03キロ)
ラリッサ・パチェコ: 154.2ポンド(69.94キロ)

<フェザー級決勝/5分5R>
ブレンダン・ラウネーン: 144.8ポンド(65.68キロ)
バッバ・ジェンキンス: 145ポンド(65.77キロ)

<ヘビー級決勝/5分5R>
アンテ・デリア: 241.8ポンド(109.67キロ)
マテウス・シェッフェウ: 256.4ポンド(116.3キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ジュリア・バッド: 146ポンド(66.22キロ)
アスペン・ラッド: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ライト級決勝/5分5R>
スティービー・レイ: 154.6ポンド(70.12キロ)
オリヴィエ・オバメルシェ: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ウェルター級決勝/5分5R>
ディラノ・テイラー: 169.4ポンド(76.83キロ)
サディボウ・シ: 169.6ポンド(76.92キロ)

<ライトヘビー級決勝/5分5R>
オマリ・アクメドフ: 202.8ポンド(91.98キロ)
ロブ・ウィルキンソン: 204.6ポンド(92.8キロ)

<フェザー級/5分3R>
シェイモン・モラエス: 145.8ポンド(66.13キロ)
マルロン・モラエス: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ: 155.4ポンド(70.48キロ)
ジェレミー・スティーブンス: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・マゴメドケリモフ: 175.8ポンド(79.74キロ)
グレジソン・チバウ: 174.6ポンド(79.19キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ダコタ・ディチェバ: 125.6ポンド(56.97キロ)
キャサリン・コーロジンス: 125.2 ポンド(56.78キロ)

<ライト級/5分3R>
ビアッジョ・アリ・ウォルシュ: 154.8ポンド(70.21キロ)
トム・グレイサー: 154.8ポンド(70.21キロ)

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DEEP o RIZIN UFC キック パンクラス マルロン・モラエス

UFC on ESPN+70:第8試合・ハファエル・アスンサオ vs. ビクター・ヘンリー

バンタム級。アスカロフ vs. ロイヴァル中止に伴いメインカードに昇格した試合。

ベテランアスンサオは40歳でUFCキャリア10年のベテラン。今月タイトルマッチを行うアルジャメイン・スターリングとT.J.ディラショーの両方に勝っており(ディラショーにはその後敗れて1勝1敗)、UFCデビューから7連勝含む11勝2敗のハイアベレージを残していたが、タイトル挑戦目前で果たせず。マルロン・モラエス、コーリー・サンドヘイゲン、コーディ・ガーブラント、リッキーシモンに敗れて4連敗中。

現DEEPバンタム級王者でジョシュ・バーネットの弟子のヘンリー。2014年にGRANDSLAMで日本デビューして以来、GLANDSLAM2戦、パンクラス6戦、DEEP2戦、RIZIN2戦と、キャリア27戦の半分近くを日本で過ごしてきた。昨年12月に欠場選手の代役でUFCと契約し、デビュー戦はいきなりランカー手前のラオーニ・バルセロス戦だったが、序盤パンチで押される画面から、ヘンリーが下がらず前に出続けることで押し返し、バルセロスのスタミナ切れに乗じて攻め続け判定勝ちでUFCデビューを飾った。怪我もあり、約9ヶ月のブランクでの2戦目で、アスンサオが4連敗中ということもあり、オッズでは大幅なフェイバリット。

ヘンリーがスタンドでプレスしていく。距離を取り様子見しているアスンサオ。前蹴りを入れたヘンリー。ミドル。キャッチしたアスンサオが片足のヘンリーにバックブロー。なおもプレスするヘンリー。ケージ際をサークリングするアスンサオ。タックル。シングルレッグ。こらえたヘンリーだが、アスンサオは放してワンツーをヒットさせる。また出るヘンリーだが、詰めても手を出さない。組み付いたヘンリーだがアスンサオが組み勝つ。離れた。ヘンリー右を打ち込んだが、四つに組み止めたアスンサオ。ヘンリーケージでこらえる。離れ際に膝を入れたアスンサオ。右フックを入れたアスンサオ。ヘンリーの左ハイはブロック。ヘンリーのミドルをキャッチしてパンチを打ち込む。放した。また詰めるヘンリー。アスンサオもパンチを合わせる。ヘンリーが右をヒット。さらに右。ホーン。

1Rヒット数がほぼ五分。

2R詰めるヘンリーだが、プレスするだけでパンチが出ていない。バックスピンキックを放つ。パンチの距離に入っていけないヘンリー。逆にアスンサオの右がヒット。ヘンリーバックスピンキック。しかし背中を向けたところで倒され下に。アスンサオインサイドから鉄槌。ヘンリーが腕十字を狙うが読んでいて腕を引く。足をさばいてパス。背中を見せて立ったヘンリーはクラッチを切って離れる。また出ていくヘンリーだが、パンチが出ない。ヘンリーのミドルをキャッチしたアスンサオが、そのまま右の連打を打ち込む。ケージまで移動したところでタックル。テイクダウン。またパウンド。ヘンリーガードから腕十字。しかし腕を引き抜かれた。今度は足を狙うヘンリーだが、潰されて取れず。背中を向けて立ったところでパンチを入れたアスンサオ。ホーン。

2Rアスンサオ。

3R。ヘンリー詰めていく。しかしアスンサオの右オーバーハンドをもらう。四つに組んだアスンサオ。引き剥がそうとするヘンリー。離れ際に膝を入れたアスンサオ。ヘンリーさらに詰めてパンチの間合いに。が、アスンサオがシングルレッグで倒した。また下から三角を狙うが。アスンサオはヘンリーの下攻めはすべて対処している。後転して立ったヘンリー。アスンサオ離れてスタンドへ。また出るヘンリーだがアスンサオのパンチを貰っている。アスンサオまたシングルレッグ。切った。ヘンリー出たが、アスンサオのパンチを貰う。それでも詰めるヘンリー。右。ジャブ。ミドル。組んだアスンサオを引き剥がすが、アスンサオワンツー。さらにタックル。片足でこらえるヘンリー。なおもシングルレッグを狙うアスンサオ。しつこくシングルレッグ。片足でこらえているヘンリー倒されないが攻めることもできないまま残り10秒。パンチを入れて離れたアスンサオ。ヘンリーパンチで出たがタイムアップ。

三者フルマークでアスンサオ復活の勝利。前回の勝利からは4年が経過している。

4連敗中とは思えないほど動きが良かったアスンサオ。ヘンリーは積極的に出ていっても手が出ず、逆にアスンサオのパンチを貰っていた。年齢的にもノンストップでランカーまでたどり着きたいところだったが。

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INVICTA MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#10 UFC アスペン・ラッド ケイラ・ハリソン シェーン・バーゴス ビアッジョ・アリ・ウォルシュ ボクシング マルロン・モラエス

【PFL2022#10】最終戦でマルロン・モラエス×バーゴス&モハメド・アリの孫が参戦。ラッドとも契約

【写真】マルロン・モラエスがキャリアの仕切り直し。UFCからの転向組は苦戦を強いられているのもPFLの事実だ (C)Zuffa/UFC

11月25日(金・現地時間)にニューヨーク州ニューチョークシティのMSG内Huluシアターで開催されるPFL2022年シーズンファイナル=PFL2022#10「championships」。

女子ライト級、男子はフェザー、ライト、ウェルター、ライトヘビー、そしてヘビー級の6階級で優勝賞金100万ドルが賭けられた決勝戦が行われる。

そんなPFLが、2023年に向けてアスペン・ラッドと契約したことを4日(火・同)に発表している。


1995年3月生まれ、27歳のラッドはInvicta FCでプロデビューし、5連勝でUFCと契約した。UFCでも3連勝を記録し今年の9月にラケル・ペニントンに敗れるまで4勝3敗の戦績を残し、MMA通算戦績9勝3敗だ。

オクタゴンではバンタム級とフェザー級で戦ってきたラッドだが、PFLでは2023年女子シーズンに参戦というアナウンスに留めており、その階級がフェザー級なのか、それともライト級なのかは言及されていない。

またHuluシアターでのイベントではメインカードでシェーン・バーゴス×マルロン・モラエスのフェザー級マッチがショーケース・ファイトという名目で組まれている。

バーゴスはUFCで8勝3敗、しかも2連勝中だった。対してPFLの源流WSOF世界バンタム級王者からUFCに移ったモラエスはバンタム級タイトルコンテンダーとして常にトップ戦線で活躍しつつも、近々の試合では4連敗で通算5勝6敗と負け越して世界最高峰から離れることとなった。

PFLの2023年シーズンは過去3シーズンと同様に6階級が実施されるものの階級に変化があると見られている。女子がライト級が、絶対王者ケイラ・ハリソンの階級変更に伴いフェザー級に移行する可能性がある。同様に男子ではバンタム級が加わるという話も聞かれるなかで、今回のモラエスの参戦はバンタム級ではなくフェザー級だ。これは単にモラエスが階級を上げることになったのか、バンタム級の行方に関連して気になる点である。

また同大会ではモハメド・アリの孫、ビアッジョ・アリ・ウォルシュがプロモーションデビュー戦を戦う。ボクシング界のレジェンドは4度の結婚で7人の娘と2人の息子をもうけているが、ビアッジョは2度目結婚相手であるベリンダ・ボイドとの間に生まれたラシェダ・アリの長男で、ウォルシュは父親方のファミリーネームだ。

高校時代はアメフトのランニングバックとして活躍したビアッジョ・アリがMMAを始めたのは昨年で、大学生活を送ったラスベガスのエクストリーム・クートゥアーで練習しており、戦績は1勝1敗。実弟のニコ・アリ・ウォルシュはプロボクサーとして活躍中だ。

またPFLでは11月5日にインド洋に浮かぶ島国モーリシャス共和国の首都ポートルイスでアフリカ予選のドキュメンタリーシリーズを行いウェルター級のファイナリスト2人が、PFLと契約する。それらの選手が本戦、あるいはチャレンジャーシリーズで戦うことになるのか。またウェルター級が来シーズンも実施されるのかも不明のままだが、8月の英国ツアーでも2023年シーズン・トライアル及びチャレンジャーシリーズ予選が組まれており、確実にシーズン・フォーマットを用いた独自のPFLグローバルを形成しつつあるのは確かだ。

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MMA o UFC   アレックス・ヴォルカノフスキー コナー・マクレガー ジェレミー・スティーブンス ジョゼ・アルド ピョートル・ヤン ペドロ・ムニョス マックス・ホロウェイ マルロン・モラエス マルロン・ヴェラ ロブ・フォント

ジョゼ・アルドがMMA引退/UFCフェザー級王座7回防衛は歴代最多

メラブ・ドヴァリシュビリ「ジョゼ・アルドは試合後に引退を示唆していた」(2022年08月26日)

 こちらの続報。8月20日の『UFC 278: Usman vs. Edwards 2』でメラブ・ドヴァリシュヴィリは判定勝ちしたジョゼ・アルドから「これが俺のラストマッチだ。タイトルを目指す最後の挑戦だったしな。俺は終わったと思う」と言われていたことを明かしてましたが、


 ジョゼ・アルドのマネージャー兼ヘッドコーチのアンドレ・ペデネイラスによると、アルドには以前から引退を進言しているものの、UFCとの契約があと1試合残っていることから、1月21日にリオデジャネイロで開催する『UFC 283』が引退試合になると思うとコメント。その一方で「引退してからしばらくして復帰しようとする選手を何人も見てきたし、彼もそうなるだろう」ともコメントしています。


 しかし結局引退することをCombateが確認したとのこと。

Jose Aldo(Sherdog)

 ジョゼ・アルドは現在36歳のブラジル人でMMA戦績31勝8敗(UFC戦績21勝7敗)。元UFCフェザー級チャンピオン&元WECフェザー級チャンピオン。UFCフェザー級王座7回防衛は歴代最多。

 2015年12月の『UFC 194: Aldo vs. McGregor』でコナー・マクレガーに1R僅か13秒でKO負けし王座陥落しましたが、2016年7月の『UFC 200: Tate vs. Nunes』でフランク・エドガーに判定勝ちし暫定王座獲得。その後マクレガーの王座返上により再戦は実現せず正規王座に就きましたが、2017年6月の『UFC 212: Aldo vs. Holloway』でマックス・ホロウェイに3R TKO負けし再び王座陥落。2017年12月の『UFC 218: Holloway vs. Aldo 2』で行われたダイレクトリマッチでも返り討ちに遭っています。その後、ジェレミー・スティーブンス、ヘナート・モイカノに連勝したものの、2019年5月の『UFC 237: Namajunas vs. Andrade』でアレックス・ヴォルカノフスキーに判定負けしたのを機にバンタム級に転向。

 そのバンタム級転向初戦だった2019年12月の『UFC 245: Usman vs. Covington』ではマルロン・モラエスに判定負けしましたが、スプリットデシジョンで微妙な判定だったことと、フェザー級時代の実績から2020年7月の『UFC 251: Usman vs. Masvidal 』でピョートル・ヤンと王座決定戦を行い5R TKO負け。しかし、その後も2階級制覇を諦めることなく、マルロン・ヴェラ、ペドロ・ムニョス、ロブ・フォントと3連勝したことでタイトル再挑戦に望みを繋げていました。そして先月のメラブ・ドヴァリシュヴィリ戦が結果的にラストマッチになりました。続きを読む・・・
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BELLATOR o TJ・ディラショー UFC アレン・アメドフスキー カイラー・フィリップス キック グレゴリー・ホドリゲス ジリアン・ロバートソン ダナ・ホワイト トニー・グレーブリー ピョートル・ヤン ホドリゴ・ナシメント マリヤ・アガポワ マルロン・モラエス

UFC on ESPN+68:オッズ/予想と展望

コーリー・サンドヘイゲン 1.53
ソン・ヤドン 2.60
チディ・エンジュクアニ 1.83
グレゴリー・ホドリゲス 2.00
アンドレ・フィリ 1.80
ビル・アルジオ 2.05
ジョー・パイファー 1.23
アレン・アメドフスキー 4.50
タナー・ボーザー 1.61
ホドリゴ・ナシメント 2.40
アンソニー・ヘルナンデス 1.57
マルク・アンドレ・バリオー 2.50
デイモン・ジャクソン 2.50
パット・サバティーニ 1.57
トレヴィン・ジャイルス 1.48
ルイス・コシ 2.80
アスペン・ラッド 1.71
サラ・マクマン 2.20
デニーシ・ゴメス 2.75
ローマ・ルックブンミー 1.49
トレイ・オグデン 3.55
ダニエル・ゼルフーバー 1.33
マリヤ・アガポワ 2.35
ジリアン・ロバートソン 1.65
トニー・グレーブリー 2.35
ジャビッド・バシャラート 1.65
ニコラス・モッタ 1.53
キャメロン・ヴァンキャンプ 2.60

メインはバンタム級ランカー対決。4位サンドヘイゲンに10位のソン・ヤドンが挑む。

元キック王者サンドヘイゲンは、現王者スターリングにはテイクダウンからのチョークで秒殺負けしたが、マルロン・モラエス、フランク・エドガーのトップランカーには連続KO勝ち。昨年7月に、元王者でドーピングによる2年の出場停止明けのTJ・ディラショーと対戦。接戦となったが、ディラショーがブランクを感じさせない動きで、サンドヘイゲンは組まれてスタンドバックを奪われる展開でスプリット判定負け。ディラショーの負傷により暫定王座決定戦のチャンスが巡ってきたが、ピョートル・ヤン相手に前半は打撃でリードしていたものの、後半ギアを上げてくるヤンにダウンを奪われ、そのまま引っくり返されての判定負けで連敗中。

相手の中国No.1プロスペクト・ヤドンはまだ24歳。打撃は強いがテイクダウンされた後の対処に難がある選手。UFCと契約後は相性がいい相手との試合が続き、打撃で圧倒する試合が出来ていたが、相手のレベルが上がるにつれて苦戦するようになり、7戦目のカイラー・フィリップスにはついに判定負け。そこから徐々にテイクダウンディフェンスを向上させてきて、前回は元タイトル挑戦者のマルロン・モラエスに1RKO勝ち。今アジアの男子UFCファイターではもっともタイトル挑戦に近い存在。つまりは、バンタム級アジア最強ファイターということになる。

連敗中のサンドヘイゲンだが、ヤンは別格として、ディラショー相手には内容では負けていなかったし、評価は落ちていない。打撃だけでなく、グラウンドも向上してきている。対するヤドンは、UFCで初めて打撃で上を行くであろう相手との対戦に。得意の打撃で上回れない相手に新たな引き出しを見せるのか、それとも打撃で真っ向勝負するのか。相性はかなり悪い相手だと思うが、オッズはアンダードッグであるものの、そこまでの大差ではない。

期待感は大きいヤドンだが、相性の悪さを考えて、サンドヘイゲンが圧倒しての判定勝ちと予想。

セミはBellatorで8戦していながら、コンテンダーシリーズからUFC契約を決めた遅れてきたルーキー・エンジュクアニが抜擢。今年2月のUFCデビュー戦で16秒KO勝ち、5月の2戦目も1RKO勝ちしているストライカー。相手のホドリゲスはUFC3勝1敗で、柔術ブラジル王者にもなっているグラップラーだが、UFCでは2度のKO勝ちもあり、トータルファイターになりつつある選手。しかし、どちらもまだ前座~中堅クラスの選手。

メインカードでUFCデビューを飾るのは、7月のコンテンダーシリーズで勝利したばかりのジョー・パイファー。今年のコンテンダーシリーズ開幕戦では、アグレッシブな攻めから2RKO勝ち。他の試合がディフェンシブの試合が多かったことから、試合後のダナ・ホワイトが「UFCと契約したければパイファーのような試合をしろ」とまくしたてていた。なお、2年前にもコンテンダーシリーズに出場しているが、優勢に試合を進めていたところで、タックルでテイクダウンを奪われた際に腕をついて肘を脱臼して負傷TKO負けしている。

デビュー戦でいきなり今大会1番のフェイバリットになっているパイファーだが、相手のアメドフスキーがUFC0勝3敗というのも影響しているか。また、コンテンダーシリーズでパイファーを破ったダスティン・シュトルツフスも、UFCデビュー後は1勝4敗と苦しんでいる。

第1試合開始は18日朝5時。再来週はイベントがないため、今月最後のUFCとなる。速報します。

 

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o UFC キック ドミニク・クルーズ マルロン・モラエス リッキー・シモン

UFC278:第10試合・ジョゼ・アルド vs. マラブ・デヴァリシビリ

バンタム級。アルド3位、デヴァリシビリ6位。

初代UFCフェザー級王者のレジェンドアルド。フェザー級では年下のホロウェイに2試合連続KO負けしたことで格の差を見せつけられ、一時は引退も表明していたが、バンタム級に落として再起。マルロン・モラエス相手にスプリット判定負けしたにもかかわらず王座決定戦が組まれたことには物議を醸し、試合でもヤンに完敗したが、そこから3連勝。先週、レジェンドのドミニク・クルーズをKOした丸ロン・ヴェラにも勝利している。

デヴァリシビリはUFCデビューから2連敗したが(2戦目はリッキー・シモンのギロチンをタイムアップまで耐えきったが、終了後に意識が朦朧としていたことでTKO負けとされた)、そこからひたすらテイクダウンを取りまくるスタイルで7連勝。テイクダウンしても押さえ込まずにまた立たれるが、そこからまたテイクダウンすることで、1試合のテイクダウン数が2桁に乗ることもある。前回はWSOF王者マルロン・モラエスにダウンを喫したが、そこから盛り返して逆転し、UFCで初となるKO勝ち。

勝てばタイトル挑戦者争いに残ることができる一戦。

レジェンド・アルドに大歓声。

ガードを固めるアルド。様子を見ている。デヴァリシビリはバックスピンキックで牽制。牽制のジャブを放ったアルドだが、デヴァリシビリケージ際まで詰めてタックル。シングルレッグ。片足でこらえたアルド。デヴァリシビリ離れた。ローの蹴り合い。両者警戒している。パンチで飛び込んだデヴァリシビリがそのままタックルへ。シングルレッグ。放してパンチを入れると離れる。離れ際に押されてスリップダウンしたデヴァリシビリ。スタンドに。アルドのボディがヒット。残り1分。またケージ際に詰めたデヴァリシビリだが、アルドが府rす仕返すとワンツー。さらに飛び蹴り。ホーン。

1R打撃のヒットでアルド。

2R。ワンツーを入れたデヴァリシビリ。ステップしながらサイドキック、ローと手数を出す。そしてタックルへ。しかしケージでこらえるアルド。ケージに押し込んだデヴァリシビリが膝を入れていく。アルドはブレイク待ちだが、デヴァリシビリが手を出し続けているので止めない。自ら離れたデヴァリシビリ。ボディを入れたアルド。デヴァリシビリまたタックル。ケージでこらえるアルドだが、デヴァリシビリまた押し込みながら膝を入れていく。離れ際に左フックを出したアルド。またタックルで押し込むデヴァリシビリ。会場ブーイングだが、押し込みでコントロールしているしているのはデヴァリシビリ。離れた。デヴァリシビリタックル。がぶったアルドだが、デヴァリシビリすぐ立って離れる。アルドロー。また詰めていくデヴァリシビリ。パンチからまたタックル。離れ際にパンチを入れたデヴァリシビリ。バック肘からタックルへ。これも切るアルド。ホーン。

2Rデヴァリシビリ。

3R。デヴァリシビリすぐタックル。しかし離れた。右を打ち込むデヴァリシビリ。アルドちょっと受け気味でケージを背負っている。デヴァリシビリはタックルのプレッシャーをかける。パンチから組もうとしたがある土くませず引き剥がした。またケージを背負うアルド。テンカオを出した。デヴァリシビリは細かい打撃を出し続けている。アルドはちょっと口が開き気味。アルドから出て組んだが引き剥がすデヴァリシビリ。デヴァリシビリまたタックル。押し込ませず引き剥がしたアルドだがその先の攻めがない。逆にパンチで出るデヴァリシビリ。クリーンヒットはないがアルド防戦一方。ちょっと疲れたか。ワンツー、バックブローを放つデヴァリシビリ。アルドは単発のパンチを出す。デヴァリシビリタックル。切ったアルドだがデヴァリシビリはパンチを入れて離れるとまたタックルへ。そして膝を打ち込む。ボディロックから投げ。こらえるアルド。また投げる。こらえる。さらに投げて膝を着かせた。クリーンテイクダウンではないがスタンドバックの体勢になる。ボディに膝を入れるデヴァリシビリ。アルド耐えるのみ。残り5秒で放した。タイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0でデヴァリシビリ勝利!これで8連勝。

タックルを一度も許さなかったアルドだが、デヴァリシビリは切られても押し込んで優勢の場面を作り、アルドの体力を削っていった。

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MMA o PFL UFC YouTube カマル・ウスマン ショーン・ストリックランド ジョゼ・アルド ネイト・ディアス ピョートル・ヤン ボクシング マラブ・デヴァリシビリ マルロン・モラエス ヤン・ブラホヴィッチ ヨエル・ロメロ 工藤諒司

UFC278:オッズ/予想と展望

カマル・ウスマン 1.26
レオン・エドワーズ 4.10
パウロ・コスタ 1.29
ルーク・ロックホールド 3.85
ジョゼ・アルド 2.10
マラブ・デヴァリシビリ 1.77
ウー・ヤナン 2.10
ルーシー・プディロヴァ 1.77
タイソン・ペドロ 1.14
ハリー・ハンサッカー 6.40
マルチン・ティブラ 3.90
アレクサンドル・ロマノフ 1.29
レオナルド・サントス 3.25
ジャレッド・ゴードン 1.38
ショーン・ウッドソン 1.31
ルイス・サルダナ 3.65
ミランダ・マーヴェリック 1.18
シャナ・ヤング 5.30
AJ・フレッチャ1.65
アンジュ・ルーサ 2.35
アミル・アルバジ 1.24
フランシスコ・フィゲイレード 4.30
アオリ・チロン 1.67
ジェイ・ペリン 2.30
ダニエル・ラセルダ 2.55
ビクトル・アルタミラノ 1.56

メインはP4P1位のウスマン6度目の防衛戦。王座獲得から3年以上で、勝てば防衛回数単独2位となる(ウェルター級の王座在位期間及び防衛回数のトップはGPS)。UFCデビュー以来、15連勝中。勝てばアンデウソンの16に並び史上最多タイとなる。キャリア序盤はテイクダウンからの押さえ込みが武器だった頃もあったが、王座を獲得する頃からは打撃のスキルが上がっており、今では完全なストライカーに。

対するエドワーズも、ベラル・ムハマドとのノーコンテストを挟んで9連勝中。最後に敗れた相手がカマル・ウスマンで、約7年間負けなし。ウスマンのTUF後の初戦であり、負けていない期間にはあまり差がないが、エドワーズは2019年7月から21年3月までにブランクがあったために試合数が少なくなっている。連勝している割になかなかチャンスが与えられず、2019年に元ライト級王者のハファエル・ドス・アンジョスと対戦した時にはまだ12位だった。そこで勝ったが、コロナの影響もありブランクが開くと、復帰戦ではベラル・ムハマドにアイポークをしてしまいノーコンテストに。昨年6月にはネイト・ディアスに完勝したが、当時のネイトはすでにトップ戦線からは外れていた。現在のランカーだと、7位のヴィセンテ・ルケにしか勝っていない。

ウスマンがグラップラーから打撃もできるようになっているのに対し、エドワーズは逆に元はストライカーだったが、組みの展開が強くなっていった選手。スタンドで四つの地味な展開が多く、UFC2戦目で初勝利となったセズ・バジンスキー戦以来、ボーナスの獲得はない。

エドワーズが組みが強くなっているとはいえ、さすがにウスマン相手だと分が悪い。一方で、ウスマンの打撃はエドワーズ相手に撃ち合えるレベルになっている。全局面でウスマンが上なのでエドワーズは厳しいか。

ウスマン判定勝ち。

セミでは連敗中の元ミドル級タイトル挑戦者と元王者が対戦。コスタはアデサニヤのタイトルに挑戦し、KO負けでキャリア初黒星を喫すると、契約でゴネて1年以上のブランク明けには体重を落とせずライトヘビー級戦になった上に判定負け。ファイトマネーがボクシングで稼いでいるYouTuberより安いことに不満を述べて契約で揉めているが、結果としてMMAで稼げるはずのファイトマネーも得られていない。

元ミドル級王者ロックホールドは2015年に当時無敗だったクリス・ワイドマンをKOしてミドル級王者に。ダイレクトリマッチが組まれたが、ワイドマンが欠場したため、代役のマイケル・ビスピンと対戦。圧倒的フェイバリットだったが、まさかの1RKO負けで王座から陥落した。その後はヨエル・ロメロとの暫定王座決定戦に出場したものの、体重オーバーしたロメロにKO負け。この頃から負傷が多くなり、ライトヘビー級に上げたが、初戦で後の王者ヤン・ブラホヴィッチにKO負けしている。昨年はまたミドル級でショーン・ストリックランド戦が組まれたが、椎間板ヘルニアにより欠場して、これが3年ぶりの試合となる。

両者勝ち星から見放されている者同士。37歳で3年のブランクのため、ロックホールドが大幅なアンダードッグになっている。

コスタKO勝ち。

セミ前のアルド vs. デヴァリシビリも注目。1試合平均7回のテイクダウンというバグった成績を残しているテイクダウンマシーン・デヴァリシビリ。テイクダウンしても押さえ込まずに、立たれてもまたテイクダウンするスタイルで、通常はテイクダウンを仕掛ける方が消耗していくものだが、デヴァリシビリの場合は相手が先にスタミナ切れしてしまう。前回はマルロン・モラエス相手にパンチを効かされピンチに陥ったが、仕留めに来たモラエスが攻め疲れし逆転勝利。UFC9戦目で初のフィニッシュ勝利となった。

相手のレジェンド・アルドはピョートル・ヤンとの王座決定戦では完敗したが、そこから地味に3連勝中。ランキングも3位をキープしており、勝って維持できれば上位ランカーの動向次第ではまたチャンスが回ってきてもおかしくない。一方で、年齢的に一度でも負けたら、またタイトルまでたどり着くチャンスはもう巡ってこないかもしれない。常に負けたら終わりのトーナメント戦のような崖っぷちの戦いが続いている。

さすがにオッズはデヴァリシビリがフェイバリット。3Rではデヴァリシビリのスタミナ切れにも期待できないので、アルドはフィニッシュが必要だが、バンタムに落としてからはフィニッシュ勝利がないだけに、一発KOも難しそう。

デヴァリシビリ判定勝ち。

第1試合開始は21日朝7時。その前には朝3時から、工藤諒司が出場するPFLロンドン大会も行われる。どちらも速報します。

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MMA o ジョゼ・アルド ピョートル・ヤン マルロン・モラエス

UFC on ESPN35:メインイベント・ロブ・フォント vs. マルロン・ヴェラ

バンタム級5分5Rだったが、フォントが2.5ポンドオーバーしキャッチウェイトに。フォント5位、ヴェラ8位。

元ランキング1位のマルロン・モラエスや、元王者のコーディ・ガーブラントに勝利し、前回レジェンドのジョゼ・アルドに挑んだフォントだったが、衰え知らずのアルドからダウンを奪われ、圧倒される展開で、最後まで諦めなかったものの完敗。ランキング5位とはいえ、王者はこのアルドに完勝したピョートル・ヤンと互角だったスターリング。タイトルまでの壁は厚い。フォントはこれで3回連続のメインイベントとなる。

ヴェラは初メイン。MMAマイナー国エクアドル出身のため、戦績を残してもなかなかチャンスを与えられず、前回レジェンドのフランク・エドガーを前蹴りでKOしてようやくメインで試合が組まれた。18勝のうち、判定3試合しかないフィニッシャー。一方、7敗ではすべて判定での負け。

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o UFC ジョゼ・アルド ダレン・エルキンス マイク・ブリーデン マルロン・モラエス マルロン・ヴェラ ロブ・フォント 平良達郎

ロブ・フォント 1.74
マルロン・ヴェラ 2.15
アンドレイ・アルロフスキー 1.69
ジェイク・コリアー 2.25
アンドレ・フィリ 1.38
ジョアンダーソン・ブリート 3.10
ジャレッド・ゴードン 2.55
グラント・ドーソン 1.56
ダレン・エルキンス 1.59
トリスタン・コネリー 2.50
クリストフ・ヨトゥコ 1.61
ジェラルド・マーシャート 2.45
ダニエル・ラセルダ 1.80
フランシスコ・フィゲイレード 2.05
アレクサンドル・ロマノフ 1.05
チェイス・シャーマン 12.00
ゲイブリエル・グリーン 1.71
ヨアン・レイネス 2.20
ナタン・レビー 1.51
マイク・ブリーデン 2.65
ジーナ・マザニー 1.56
シャナ・ヤング 2.55
平良達郎 1.42
カルロス・カンデラリオ 2.95

メインはバンタム級

フォントはUFC9勝4敗。WSOF王者マルロン・モラエス、元バンタム級王者コーディ・ガーブラントを打撃で打ち破り、昨年12月のジョゼ・アルド戦もオッズではフェイバリットだったが、衰え知らずのアルドにパンチでダウンを奪われるなどして判定で完敗。今回が再起戦となる。

エクアドル唯一のUFCファイター・ヴェラは29歳。非常にフィニッシュ率が高く、UFCでの12勝のうち、判定勝利は2回のみで、6KO4一本勝ち。前戦はこちらもレジェンドのフランク・エドガーと対戦し、序盤はエドガーのタックルにテイクダウンを奪われる場面もあったが、3Rに前蹴りで顔面を蹴り上げKO勝ち。これまでアウェイの試合ばかりで、連勝してもランカーとの対戦が組まれないなど、なかなかチャンスを得られなかったが、エドガー戦の勝利でランキングもトップ10に入り、今回初のメイン登場。9フィニッシュはUFCバンタム級史上最多(※フェザー級でのフィニッシュ勝利が1試合ある)。

ストライカーvsトータルファイターの図式。以前はテイクダウンディフェンスに難があったフォントだが、最近は観点にテイクダウンされることはなくなっている。

しかしヴェラがテイクダウンで攻め、ディフェンスに意識が向いたところで打撃でもリードする展開となり、KO勝ちと予想。

第1試合では、近年の日本人ではもっともUFC出場を熱望された平良達郎がUFCデビュー戦を行う。相手のカンデラリオもUFCデビュー戦。

カンデラリオは5年前のコンテンダーシリーズで、2Rまでバックを奪われチョークを仕掛けられるピンチを凌いで打撃を入れリード。3Rにはテイクダウンからマウントを許す展開で、なんとか凌いで判定勝ちを手にしたがUFCとの契約はならず。4年ぶりのコンテンダーシリーズ参戦となった昨年8月のコンテンダーシリーズでは、序盤からテイクダウンを奪ってパウンドで削る展開で攻勢となったものの、またしても終盤失速し、逆転判定負け。しかしカンデラリオは2週間のショートノーティスで試合を受けたことも考慮されてのUFC契約。

カンデラリオにコンテンダーシリーズで勝ったアルタミラノは、2月に同じくコンテンダーシリーズで勝ってUFCと契約したカルロス・ヘルナンデスとUFCデビュー戦で対戦し、これも僅差の内容の末にアルタミラノが敗れている。カンデラリオ、アルタミラノ、ヘルナンデスと、この辺りが今のUFCフライ級でどのレベルにいるかは、まだ既存のUFCファイターとの直接対決がないためわからないが、少なくとも即上位に入るレベルではないだろう。

最近の平良は3試合連続で1R一本勝ち。内容でも圧勝。競った試合がないことで幻想が膨らんでいる。カンデラリオは接戦での削り合いで負けない気持ちの強さはあるが、UFCに出るのではなく王者になるのが目標なら、このレベルには圧倒してほしいところ。

平良1Rチョークで一本勝ち。

第1試合の平良 vs. カンデラリオは5月1日の朝5時開始。速報します。

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MMA o UFC   ソン・ヤードン ドミニク・クルーズ ボクシング マルロン・モラエス ユライア・フェイバー

ソン・ヤードン「ドミニク・クルーズと対戦したい。子供の頃からファンだった」


 『UFC Fight Night 203: Santos vs. Ankalaev』でマルロン・モラエスに1R KO勝ちしたソン・ヤードンが試合直後のマイクでドミニク・クルーズ戦をアピールした真意について以下のコメント。

「子供の頃から彼の試合を見ていて大ファンになった。彼のファイトスタイルが好きだから興味がある。僕のスタイルと彼のスタイルが激突したらどうなると思う?」

 マルロン・モラエス戦については以下のコメント。

「どんな打ち合いでも危険を感じたことはない。それに僕の方が速いしね。毎日コンビネーションを練習している。ボクシングコーチに感謝したい。彼は良いアッパーカットを教えてくれた」

「僕は試合を続けていくだけだし、勝っていけば自ずとタイトルに辿り着けるだろう」

 ソン・ヤードンは現在24歳なので子供の頃からドミニク・クルーズを見ていた年齢になります。また、チーム・アルファメール所属なのでユライア・フェイバーの弟子としてクルーズと対戦したい意図もあるようです。続きを読む・・・