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【DEEP Naoya Impact2023#03&04】試合結果 須田萌里がグラップリングでマユミGSB ジムに敗れる

6日(日)、愛知県春日井市の勝川プラザホテルでDEEP Nagoya Impact2023公武堂ファイト03&04が行なわれた。

2部構成、第2部の04大会ではメインで元タイトルコンテンダーの石塚雄馬が、太田将吾にスプリット判定勝ち。コメインのグラップリング5分1R戦で、マユミ・グラップリングシュートボクサーズジムに0-3の判定負けを喫している。

両大会の試合結果は以下の通りだ。

DEEP Nagoya Impact2023#03
<バンタム級/5分2R>
○小崎連2R3分27秒
TKO
×切嶋龍輝
<フライ級/5分2R>
○今井健斗2R
判定
×小林優(日本)
<フライ級/5分2R>
○中西哲生2R
判定
×カネタケマン
<フェザー級/5分2R>
○西川直希(日本)2R
判定
×河添幹斗(日本)
<フライ/5分2R>
○京乃介(日本)2R
判定
×廣瀬裕斗(日本)
<フェザー級/5分2R>
○脇田仁(日本)1R2分48秒
三角絞め
×夏目涼佑(日本)

DEEP Nagoya Impact2023#04
<ライト級/5分2R>
○石塚雄馬(日本)2R
判定
×太田将吾(日本)
<ラップリング51キロ契約/5分1R>
○マユミ・グラップリングシュートボクサーズジム(日本)1R
判定
×須田萌里(日本)
<フライ級/5分2R>
○田中義基(日本)2R3分58秒
TKO
×オサモ・リチャードソン(日本)
<ストロー級/5分2R>
○鶴斗(日本)1R1分48秒
TKO
×大和田光太郎(日本)
<バンタム級/5分2R>
○MASANARI(日本)2R
判定
×大岩翔哉(日本)
<63キロ契約/5分2R>
○田口貴親(日本)1R#分28秒
TKO
×三郎(日本)
<フェザー級/5分2R>
○土本暉弘(日本)2R
判定
×宜野座ケビン(日本)

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【DEEP X NARIAGARI】北岡悟戦へ、大木良太─01─妹を守るために「僕がまず強くならないといけない」

【写真】 本当にMMAファイター一人ひとりに、戦う理由が存在している(C)SHOJIRO KAMEIKE

23日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催される『DEEP×NARIAGARI』のメインで、大木良太が北岡悟と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

大木は2017年まで地元の鹿児島県で活動し、翌年から上京してDEEPで4連勝を飾る。しかし2021年には大原樹理、石塚雄馬を相手に連敗を喫して以降、1年半以上のブランクをつくっていた。そして今回、北岡悟を相手に復帰戦を行う大木良太に初インタビュー。まだ鹿児島訛りが残る優しい語り口から、意外なエピソードが語られた。


――5日後に試合を控えた現在(※インタビューは19日に行われた)、コンディションはいかがですか。

「コンディションはバッチリですね。減量も、あとは計量前に少し水抜きするぐらいで」

――6月16日に行われた記者会見の時と比べると体も絞れているようですし、かつ肌ツヤも良いように見えます。

「今回は良い感じに落とせています。いつもは無理して落とすようなところもあったんですよ。でも周りからのアドバイスもあって、今回から食事や減量方法を変えました」

――大木選手はプロで5連勝したあと、2021年に2連敗を喫して今回の試合を迎えます。減量方法を変えたのは、この2連敗がキッカケなのでしょうか。

「はい。でもそれは減量だけじゃなく、全てですね。減量に関していうと、今まで自分が良しとしている方法以外もあったんだなと。練習仲間から、そういうアドバイスをもらって新しい方法に取り組んでいます」

――では減量以外で何か新しく取り組んできたことはありますか。

「試合の組み立て方に関しては、今までは自分自身の感覚に頼りすぎていたところがありました。僕はずっとスポーツをやってきた人生だったんですよ。4歳から大学に入るまでサッカー、そのあと空手からMMAを始めていて。だから体の動かし方、相手との距離なども何となく……感覚でやっていた部分があるんですね。作戦や試合中のことも自分で考えて、セコンドには『試合中に自分がこういう状態になったら、こう指示して』とか自分のほうからお願いしていたり。

それが今回に関しては良い巡り合わせがあったんです。練習でも試合でも感覚だけじゃなく、『こうなったらこう』と自分でも言語化できるようにならないといけない。そうして、自分の中でも納得しながら進めないといけない。試合前なので細かく何をどう変えたとは言えないけど、大きな部分で一番変わったのはその部分ですね。感覚だけでなく、しっかりと形にしていくというか。それは今回の試合が決まる前から取り組んできました」

――いま仰った「巡り合わせ」の一つが、斎藤裕選手との出会いということですか。大木選手のSNSに齋藤選手が登場する回数が増えています。

「そうです。斎藤選手とは出稽古先が一緒だったり、もともと交流はありました。それが去年、僕が怪我をして入院した時に――」

──えっ!? 入院していたのですか。2021年10月の石塚雄馬戦から今回の北岡戦まで期間が空いた理由は、その怪我だったのでしょうか。

「実は練習中に怪我をして、手術することになったんです。それも最初は気づかなくて、どことは言えないですが改めて検査したら『これは手術しないといけない』という状態になっていて。ずっとスポーツをやってきたから体も丈夫で、気づけなかったんですかね(笑)」

――あまり笑えないところではありますが……。すみません、話を戻します。大木選手の入院をキッカケに斎藤選手との距離が縮まったのですね。

「はい。正直、もう選手生活も――というほどの怪我でした。でも僕はMMAを続けたい。それを聞きつけた斎藤選手が僕のことを気遣ってくれて、退院してから『やれるところから始めようか』と、マンツーマンで教えてくれるようになりました。だから僕の考え方が変わった大きな要因は、斎藤選手のアドバイスですね。僕も斎藤選手のことを兄貴だと思っています。それぐらい、ありがたい存在です」

――なるほど。一方でキャリアについてですが、先ほどサラッと「4歳から大学に入るまでサッカーをやっていた」と仰っていました。

「Jリーグを目指していました。高校までは地元の鹿児島でやっていて、大阪の大学に入ったけど、1年生の夏ぐらいには辞めてしまったんですよね」

――Jリーグを目指していながら、なぜサッカーを辞めてしまったのでしょうか。

「サッカーって良くも悪くもチーム競技で。采配する監督がいて、プレーする選手がいる。そこでチームの色もあるし、監督の意向にそぐわなかったら選ばれないというか。僕はディフェンダーで、1対1なら絶対の自信がありました。大学に入った時、監督から『全員を止めることができたらレギュラーだ』と言われて、そこで僕は全員――ドリブルしてくる相手を止めたんですよ。しかも2周ぐらい」

――それは凄いですね!

「でも、レギュラーにしてもらえませんでした。だから『もうチーム競技はいいかな。個人競技をしてみようかな』と思って、知人の紹介で近所にあった空手の道場に入ったんですよ」

――そこで空手の道場を選ぶということは、もともと格闘技に興味があったのですか。

「自分の父親も空手をやっていたらしくて、その影響もあったと思います。小さい頃から格闘技は好きでした。それと……障がいを持っている2歳下の妹がいるんですよ。妹がバカにされないためには、まず自分がナメられないようにする。だからサッカー部に所属していながら、家にサンドバッグを置いてパンチの練習をしていました」

――妹さんを守るために、自分が強くなろうと……。

「今でこそSNSで『障がいを持っている人を馬鹿にしちゃダメだよ』という考えも広まってきていると思うんです。でも僕が子供の頃は、まだ障がいをバカにしたり、心無いことを言ってくる子もいて。妹は2歳下だから、同じ学校にいる時は自分が守ることができる。自分が卒業しても『あの兄貴がいるから妹をからかわないようにしよう』と思われるように、まずは僕が強くならなきゃいけないと考えていました。だから当時から格闘技には触れていて、いつか本当に格闘技をやってみたいという気持ちはあったんです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月23日(日・日本時間)
午後2時45分~SmartNews

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CORO DEEP DEEP113 DEEPフライ級GP MMA MMAPLANET o RIZIN 上迫博仁 五明宏人 佐伯繁 力也 北岡悟 大原樹里 安谷屋智弘 本田良介 村元友太郎 石塚雄馬 神田コウヤ 福田龍彌 青井人

【DEEP113】ライト級選手権試合&有情と無情の狭間=北岡✖大山、青井✖五明、村元✖ビョン&etc

【写真】今回の頭抜けた充実のラインナップだ(C)MMAPLANET

20日(月)、DEEPより5月7日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP113 IMPACTの追加カードが発表されている。

既にDEEPフライ級GP決勝戦=福田龍彌✖本田良介戦が組まれている同大会だが、ライト級選手権試合=チャンピオン大原樹里✖チャレンジャー上迫博仁を筆頭に7つの3回戦と2回戦1試合=計8試合が加わった。


昨年9月のRIZINでの敗北から、今年2月にBLACKCOMBATで復活の大原は、10カ月ぶりのDEEPで2度目の王座防衛戦を戦う。挑戦者の上迫は北岡悟、石塚雄馬という元ライト級チャンピンとタイトルコンテンダーに連勝中で、フェザー級に続き2階級制覇を目指す。

2月に4年振りの勝利を挙げながら、「だから何だ」とマイクも拒否し、ケージを下りた北岡悟が大山釼呑助と対戦する。自ら目指す位置にあるファイターとの対戦に向け、北岡は7年振りとなる連勝なるか──。

前バンタム級暫定王者のCOROは、キャリア3勝6敗から4連勝で白星先行となった力也と再起戦。レスリングベースながらKOパワーを持つようになった力也が、上位勢との戦いに割って入るステップボードとするか。あるいはCOROがその上位に踏み止まるために意地を見せるか。

タイトルに絡んだ選手としては、2月大会でキャリア4戦目にして暫定フェザー級王座決定戦に挑むも、神田コウヤに判定負けを喫した五明宏人が青井人と相対する。これは、使い古された表現でいえば──裏メインといっても良い注目の顔合わせだ。

ベルトを賭けた一戦で敗れたとはいえ、組みへの対応力が予想以上だった五明が、ワンステップ上の活躍をするために──組みで守勢になった場合でも、倒せる打撃を打ち込むことが必要となってくる。青井は組み&打撃でアグレッシブに攻めてくることが予想されるだけに、MMAとしての戦いでより制圧力の高さ、強度の高い攻撃が勝敗を分ける。そんな青井✖五明戦になりそうだ。

さらにフライ級ではGP敗者組のもう落とせない崖っぷち決戦、村元友太郎✖ビョン・ジェウン戦。同じくGP組から安谷屋智弘はあの激闘の終え、決してご褒美とは決していえないHIROYAとの非情のマッチアップとなったとなった。

選手のキャリアアップとともに、圧倒的に3回戦の数が増えてきたDEEPの後楽園ホール大会では、有情と無情の狭間。絶妙の佐伯繁プレゼンツ──生き残り合戦が繰り広げられる。

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ACA DEEP DEEP Tokyo Impact MMA o RIZIN 修斗 堀口恭司 宇佐美正パトリック 小金翔 川名TENCHO雄生 矢地祐介 石塚雄馬 西川大和 野村駿太

【DEEP】3.25 川名TENCHO雄生が野村駿太と激突!

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3月25日に浜松町のニュービアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT 2023 1ST ROUNDの第一弾対戦カードが発表されました。注目は川名TENCHO雄生(北海しゃぶしゃぶ/Y&K MMA ACADEMY)×野村駿太(BRAVE)のライト級ワンマッチ。

川名は修斗でライト級王座を戴冠しRIZINにも参戦した実力派。しかし、最近では武田光司、矢地祐介、西川大和、石塚雄馬に4連敗。ピークは過ぎたかに見えましたが、前戦では高橋“Bancho”良明と激しい殴り合いを展開。気持ちの入ったファイトで2度のダウンを奪って復活のTKO勝ちを飾っています。

対する野村は波に乗る新鋭。伝統派空手をバックボーンに持ちMMA戦績4勝1敗。負けはしたものの売り出し中の宇佐美正パトリックを相手に一歩も引かずに打ち合った試合は印象的。

さらに前戦ではZSTライト級チャンピオンの小金翔をパンチの連打で仕留めた試合は圧巻。低い構えに軽快な足捌き、そして強烈な打撃は堀口恭司を彷彿とさせてくれます。期待するなという方が無理でしょう。

野村の打撃を前に正攻法で打ち合うのはリスクが高すぎ。川名はテイクダウン狙いつつ、ぐちゃぐちゃした流れからパンチを当てたいところ。新鋭が元王者を狩って駆け上がるか。ベテランが踏みとどまるか。味わい深い一戦です。
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Black Combat CORO DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS40 DEEP Tokyo Impact DEEP112 DJ.taiki MMA MMAPLANET o ONE RIZIN Road to UFC UFC VTJ ボクシング ライカ 修斗 内山拓真 宇佐美正パトリック 小金翔 川名TENCHO雄生 桐生祐子 石塚雄馬 野村駿太 雅駿介 須田萌里 風我 駒杵嵩大 鹿志村仁之介

【DEEP Tokyo Impact2023#01&#02】野村駿太、鹿志村仁之介が昼夜のメインで川名とDJ.taiki越えに挑む

【写真】スタイルも恐らくは性格も相当に違うであろう野村と鹿志村。キャリア6戦目と8戦目──なるかJ-MMA界の新陳代謝 (C)ONE

7日(火)にDEEPより3月25日(土)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact2023#01&#02の対戦カードが発表されている。

今月4日にBlack Combatとの対抗戦、11日の後楽園ホール大会=DEEP112、そして18日に新宿FACEでDEEP JEWELS40が開かれるDEEPにあって、各階級トップ下の潰し合いが繰り広げられるTokyo Impact大会第1&第2弾のカードはメインで、ストライカーとグラップラーの新鋭がベテランに挑むマッチアップが用意された。


まず昼の部となる正午開始の1st round=#01は野村駿太が川名TENCHO雄生に挑むライト級マッチが決まった。帝京大空手部出身、全日本空手道選手権で5位の実績を持つ野村は、2021年9月にグラチャンでプロデビューし、VTJからグラチャン、そしてDEEPで戦績を積み、現在4勝1敗の戦績を残す。唯一の敗北はキャリア2戦目にVJTで宇佐美正パトリックに喫した判定負けだ。

伝統空手特有の距離からの踏み込みだけでなく、近距離でボクシング、さらにレスリングと総合力を高める野村は、昨年12月には小金翔太を『打』で圧倒し、元修斗世界王者との対戦する権利を得た。

一方の川名は2020年9月のRIZINでの武田光司戦より、悪夢の4連敗を経験。特にDEEP初陣となった石塚雄馬のKO負けは、進退を考えるべき敗北となっていた。その川名は昨年11月の高橋Bancho良明戦で涙の復活勝利を挙げ、新鋭の挑戦を受けることとなった。

午後5時半スタートの2nd round=#02のヘッドライナーは鹿志村仁之介が抜擢され、DJ.taikiと対戦するバンタム級戦となった。

Road to UFCの緊急チャレンジからDEEPに戦場を移し、階級を下げた鹿志村は初戦で雅駿介をRNCで下し、元バンタム級王者越えを狙うマッチアップを手にした。NY修行中、現地に関して「向うの選手は簡単に極めることができない」と米国MMAファイターの防御能力の高さを実感していた鹿志村は、その分だけ極めの精度を上げてくることが予想される。

とはいえDJに対して、打撃が見えていないと組みの展開に持ち込むことは簡単ではない。殴られても組むというスタイルから殴られずに組むことが不可欠になってくる。DJとしてもCOROとの暫定王座決定戦で敗れからの再起戦で、5勝2敗の21歳に遅れを取ると再浮上は難しくなる。ばかりか総合力で力の差を見せつけることが、欠かせない。

いずれにせよ、野村と鹿志村ともここを越えるとタイトル戦も見えてくる。そしてタイトル戦線がより活発化する起爆剤となり、ナンバーシリーズにつながる対戦といえる。修得すべき技術が多いMMAではファイターとしてのピークはやや高くなる。とはいえ、常に新しい力は生まれてくる。キャリア10戦に満たない選手が、一度は頂点を究めたファイターと対戦が無謀に感じられなくなってきたJ-MMA界だ。

この他、#01では雅駿介✖内山拓真、泉武士✖井上竜旗戦、#02では駒杵嵩大✖風我のフライ級サバイバル戦が改めて組まれ、女子ではアトム級で須田萌里と桐生祐子の再浮上へ世代を越えた連敗は許されない者同士の試合が決まっている。

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【DEEP112】フライ級T準決=福田龍彌戦に向けて。宇田悠斗「大会的にはDEEP育ちの伊藤選手優勝が綺麗」

【写真】基本ZOOM取材の時はスクショをトップ写真に使用するのですが、やはりこのインパクトには勝てず。改めて一張羅姿でいかせていだきます (C)MMAPLANET

11日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP112では、フライ級GP準決勝戦が行われる。1月13日に抽選の結果、宇田悠斗が福田龍彌と対戦することが決まった。
Text by Shojiro Kameike

修斗世界ランカーとしてGPに参加した宇田は、1回戦で島袋チカラを超高速ヒジ連打でKO。続く2回戦は村元友太郎をサッカーボールキックで退けている。こうした結果から、GPを通じて最も評価を高めているのは宇田かもしれない。そんな宇田が語る連続KO劇と、冷静な各ファイターの分析――その裏に、知られていない熱さが見えた。


こちらがZoomのスクショです。格好良いに──

――昨年12月にDEEPフライ級GP2回戦で村元選手をKO。今年に入って準決勝の組み合わせ抽選会が行われ、次の対戦相手は福田龍彌選手に決定しています。まず村元戦についてですが、サッカーボールキックによる衝撃のKO劇でした。あの試合内容は、点数をつけるとすれば何点ですか。

「あの試合は……60点ですね」

――えっ、マイナス40点の理由は何なのでしょうか。

「まずしっかりフィニッシュできたことと、練習でやっていたことが試合で出せたことが60点です。マイナス40点は、もう少し早い段階でフィニッシュできたかなというところですね。ファーストコンタクトで、相手が自分の攻撃に対して反応できていないことは分かりました。そこですぐにワンツーを打っておけば、当たったと思うんですよ。でも自分が警戒して、時間を使いすぎてしまいました」

――村元選手の動きに対して、どのような点を警戒したのですか。

「やっぱりスピードのある選手なので、カウンターを合わせてくると思って警戒しすぎてしまいましたね。1Rの1分を過ぎたあたりで、セコンドの石渡(伸太郎)さんから『相手は反応できていないから行け。勝負しろ』という指示があったんですよ。実際そこで自分の打撃も当たっていたし――もっと自分のことを信じて勝負していれば、もっと早くフィニッシュできていたと思います」

――ただ、そこでセコンドの指示も聞こえて、かつ少しでも自分から行くことができたということは、それだけ冷静だったということですね。

「すごく冷静に試合を進めることができていました。それこそアップの時から調子が良くて。周りの声も聞こえていたし、パフォーマンスはメチャクチャ良かったです」

――それでも自己採点が60点というのは、ご自身の中でその点数は高いほうですか。それとも低い点数なのでしょうか。

「いや、割と高いですね。自分の中では、今までで一番出来が良かった試合です」

――一番出来が良くて60点ということは、自分自身に対して厳しいということですね。ちなみに村元戦の作戦とは、得意の右ストレートを当てるというものだったのですか。

「最初はジャブで相手の位置取りをして、相手が飛び込んでくる時にカウンターを当てる。もっとグチャグチャした展開になると思っていたんですよ。村元選手はもっと足を使って、出入りを多くしてくると考えていました。

だけどファーストコンタクトでジャブを当てた時、村元選手はベタ足でドシッと構えていたので、何も怖くなくて……。スピードは自分のほうが速いし、圧力もない。反対に右ストレートか何かをもらった時、『この人のパンチでは倒れない』という自信が生まれて」

――その作戦や試合の中で掴んだ感覚に、間違いなくサッカーボールキックは入っていなさそうですね(笑)。

「アハハハ、全く頭になかったです。その場のノリというか(苦笑)」

――韓国Black Combatとの対抗戦を控えている大原樹理選手にも、サッカーボールキックについてお聞きしました。大原選手は昨年7月に石塚雄馬選手をサッカーボールキックでKOしています。なぜ寝ている相手の顔面を躊躇なく蹴り上げることができるのかと……。

「あぁ、大原選手もすごいKOでしたね。何て言っていました?」

――辿り着いた結論は、『むしろ考えていたら蹴ることはできない。普段から染み込ませているから、咄嗟に出るものだ』ということですね。

「なるほど、そうですね。普段からサッカーボールキックの練習はできないけど、常に仕留めることを考えて練習しています。相手の構えに少し隙ができたところに一発入れるということは、練習でも言われているので」

――その一つが、前回のインタビューで言われていた『離れ際の打撃は暴力として出せ』という石渡さんの指示ですか。

「そういうことです。常に意識を張って、仕留めるための暴力を出す練習をしています」

――これも大原選手にも聞いたのですが、相手が倒れている状態で抑え込むという意識はないのでしょうか。

「左フックが当たって相手が倒れた時、まだ目が死んでいなかったんです。『これは立ってくる』と思ったので、実は跳びヒザを出そうと思ったんです。でもまだ倒れている状態だったから、そこで顔面にヒザを当てると反則じゃないですか。すぐにサッカーボールキックへシフトチェンジしました」

――その状態で急ブレーキを踏めるのですね!

「相手の頭が良い位置にあったからです。ヒザを出そうとして、そのまま足を伸ばせば蹴りが当たる位置に頭があったので。最初から蹴ろうとしていたら、それほどちゃんとした場所には当たっていなかったと思います」

――なるほど。宇田選手が衝撃的なKO勝利を続けるなかで、他の選手の試合はどのように見ていたのでしょうか。自身の対抗馬として考えている選手はいますか。

「伊藤裕樹選手じゃないですかね。何というか……。大会的には、DEEPで育ってきた伊藤選手が優勝するのが綺麗な形なのかなって。その伊藤選手と、修斗からの刺客みたいな感じの自分が決勝で対戦するのが一番面白いんじゃないですか」

――今もそうですし、準決勝の組み合わせ抽選会では、マネージメントが同じの本田良介選手が負けることを期待するような発言がありました。

「いやいや、そんなことはないですって(苦笑)。誤解、誤解です」

――もう一つ、抽選会で着ていた一張羅のスーツが印象的でした。

「アハハハ、ありがとうございます」

――正直に言うと、宇田選手の顔に刃物による傷のようなものが見えた時、ヤンチャな時代があったのだろうと思いました。そして抽選会で着ていたスーツを見て、その推測は確信に変わっています(笑)。

「うーん、少しは……ハイ(苦笑)。もともとMMAを始めたのも、喧嘩に強くなりたかったからでした。それがいざジムに行った時、40歳ぐらいのオッチャンとボクシングのスパーリングをして、ボコボコにされたんですよ。『街でこの人と喧嘩になったら負けるんや』と思って(笑)。俺って弱いんだ、強くなりたいってメチャクチャ練習し始めました。

でも最初は試合に出るつもりはなく、ただ強くなりたいっていうだけだったんです。それが初めてアマチュア修斗に出た時にKO負けして……。あのKO負けから自分の中で火がついて、毎日ずっとジムで練習するようになりました。あの頃は仕事しながらプラプラ遊んでいましたけど、もう遊びにも飽きていて」

――そんな遊びよりも、MMAは楽しかったですか。

「楽しかったです。ずっと毎日が同じ感じで、自分の人生ってしょうもないなと思っていました。でもMMを始めてからは――遊んでいる時のようにお金が減っていくことはないし、強くなれる。何よりMMA自体が楽しいスポーツで。こんなに楽しいものはないですよ」

――当時一緒に遊んでいた友達は、現在の宇田選手を見てどう言っているのでしょうか。

「別次元の人として喋りかけてきます。『普通の人間に同じことはできない。お前だからできるんだ』って特別視されています。そんなことはないですけどね。

東京って格闘技ジムが多いし、通う人もたくさんいる。テレビでRIZINを見ている人も多いじゃないですか。だから自分が『格闘技を始めてRIZINに出たい』と言っても、誰も笑わないと思います。それだけ現実味がある場所だから。

でも愛媛県の宇和島というところは、特に何もない場所で。自分がMMAを始めてUFCに出たいと言っても、『コイツは何を言っているんだ!?』って思うんです。現実味がなさすぎて、『そんなことをする暇があったら仕事しろよ』とかボロクソ言われていました」

――……。

「そこから自分は頑張って、東京にも出てきて勝つことができている。そんな僕がベルトを巻いて、世界で活躍できるようになれば、きっと地元の人たちも変わると思います。やる気さえあれば誰でもどうにでもなるって証明したいです」

――なるほど。試合の話に戻りますが、抽選会でも言っていたとおり準決勝では伊藤選手と対戦したかったですか。

「それはトーナメントを勝ち抜いていくための戦術として考えていたんですよ。伊藤選手は打撃が強くて、自分が勝ってもダメージを負ってしまうと思います。でもトーナメントは、たとえダメージを負っても勝たないといけない。だったら勝つ確率が高いほうを選びますよね。伊藤選手と本田さんでは、伊藤選手のほうが勝つ確率は高いと思いました。どっちが強いというより、相性の問題で」

――本田選手が対戦相手になっていた場合は……。

「本田さんは一緒に練習したこともあって、強さが分かっています。……キツいタイプじゃないですか(苦笑)」

<この項、続く

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【Black Combat05】DEEP✖Black Combat対抗戦へ大原樹理─01─「グラウンドの蹴りも練習しています」

【写真】チャンピオンの風格? ブラックコンバットとの対抗戦に余裕が感じられた大原(C)SHOJIRO KAMEIKE

2月 4日(土・現地時間)、韓国はスウォンのスウォン・コンベンションセンターで開催されるBlack Combat05ではBack CombatとDEEPとの対抗戦が行われる。5階級で争われる対抗戦のライト級にはDEEP同級王者の大原樹理が出場し、ユン・ダウォンと対戦することが決まった。
Text by Shojiro Kameike

いきなり王者を投入、佐伯繁DEEP代表の意気込みがうかがえる大原の対抗戦出場。大原は2021年7月にベルトを獲得し、その1年後の昨年7月に石塚雄馬をサッカーボールキックでKOし、防衛に成功した。まだ対抗戦のルールは正式発表されていないが、大原は韓国でも相手の顔面を蹴り上げる準備ができている。


――Black Combatとの対抗戦を控えている大原選手です。MMAPLANETでは2023年初めてのインタビューとなりますが、大原選手にとって2022年とは、どのような1年だったでしょうか。

「去年は3試合しかやっていないんですよね。だから、試合していないなぁという感じでした」

――MMAでは年間3試合も多いほうかもしれませんが、それでも少ないと感じますか。

「そうなんです。ずっと年間4試合以上はやっていましたから。佐伯(繁DEEP代表)さんに『試合を組んでほしい』とお願いしても、うまく組めなかったこともあって。特に9月のRIZINで負けたのは痛かったです(ルイス・グスタボに1R KO負け)。あの負けで、今のままじゃダメだなっていう再確認ができました。やっぱり海外の選手は、爆発力も耐久力も――日本人とは全て違いますよね」

――これまで大原選手は、負けてもすぐに試合を組んでほしいと佐伯代表にお願いしていました。ですので、昨年末もグスタボ戦の後すぐにDEEPで試合があるのかと考えていたのですが……。

「確かに佐伯さんから『DEEPで試合を組もうか?』お話は頂きました。ただ、自分としては大晦日に出たかったのと、大晦日がなければ休んでもいいのかなと思ったんですよね。ちょっと様子を見ながら、大晦日出場の少ない可能性に懸けていたっていう感じです」

――なるほど。昨年3試合はRIZINで2試合、そしてDEEPでライト級王座の防衛戦を行いました。改めて昨年7月、石塚雄馬選手を相手にサッカーボールキックでKO勝ちし、ベルトを守った試合から振り返っていただけますか。

あの試合は、すごく緊張しましたね。やっぱりベルトを賭けるっていう――自分にとっては初防衛戦だったので。まずそれが一番の緊張です。もちろん相手に対する緊張もありました。石塚選手は前の試合で、TENCHO(川名TENCHO雄生)選手をKOしていて。しかも一発で相手の意識を断っていましたから。あの一発のことを考えたら、すごく嫌なプレッシャーがありました」

――その緊張感やプレッシャーは、試合前には解消できたのでしょうか。

「いえ、試合直前もすごく緊張しました。入場する前に『もう覚悟を決めるしかないな』と思って。いつも試合前は、結構そんな感じなんです。でも試合になれば覚悟を決めるしかないし。あとはとりあえず、勝った負けたは置いておこうと考えていますね。

もちろん勝つに越したことはないけど、まずは練習してきたことを全力で出し切る。『出し切れば自ずと価値が見えてくるんじゃないか』という考えなんですよ。それが前回の防衛戦では、良い結果に繋がったのかなと思っています」

――DEEPにとっては2022年最大のビッグイベントであり、そのメインをKOで締めました。ミスターDEEPを目指す者としての面目躍如ですね。

「あれは良かったですよ! 言い方は悪いかもしれないけど、あの日は結構テクニカルな内容の試合が多かったじゃないですか。その中で自分の試合が、一番お客さんの印象に残っていると思いましたね。会場の盛り上がりも凄かったですし。『DEEPに大原樹理あり!』というところを見せられたんじゃないかな、と思います」

――大原選手は2020年以降、蹴り上げやフットスタンプ、そしてサッカーボールキックからのKO勝ちという試合が多いです。

「サッカーボールキックは、最近ではなかなか珍しい勝ち方になっていますよね。DEEPルールだと、みんなが警戒しちゃっているから、それほど決まらなくて。石塚戦のサッカーボールキックは、考えて出したものではなかったです。気がついたらサッカーボールキックを打っていたんですよ」

――気づいたらサッカーボールキック! フットスタンプやサッカーボールキックを見ていると、あれは考えて出せるものではないなと思います。寝ている相手の顔を踏んだり蹴り上げたり……というのは、普通なら躊躇しませんか。

「アハハハ、そうですね」

――だからこそ大原選手のフットスタンプやサッカーボールキックは、普段の練習から染みついているものではないかと思っていました。

「やっぱり試合ではフィニッシュしたい気持ちが大きいですし、そのためにフットスタンプもサッカーボールキックも普段から染みつかせています。実はジムで、フットスタンプやサッカーボールキックの練習もしているんですよ」

――えっ!? それはどのような練習なのでしょうか。

「それは教えられません(笑)。普通なら危ないですけど、ウチの会長(ランボー松風KIBAマーシャルアーツ会長)のおかげです。会長なくして、僕のKO勝ちはないです」

――ユニファイドルールはサッカーボールキックやフットスタンプが禁止なので、相手がダウンするとパウンドを打つか抑え込みに行きます。DEEPルールでは、その選択肢は頭の中にないですか。

「あぁ、そうですよね。あるいは起き上がる相手を、アッパー気味のパンチで殴りに行くか。そこで抑え込むという考えは、自分の中にはないです。RIZINもそうですし、今回のBlack Combatも垂直ヒジがないだけと聞いています。サッカーボールキックやフットスタンプがあるだけで、だいぶ試合展開が変わるじゃないですか。だから次の試合に向けて、グラウンドの蹴り技も練習しています」

――やはりリングかケージか、ヒジの有無、そしてグラウンド状態で顔面への蹴りが許されているかどうかで、同じMMAでも大きく変わりますよね。

「はい。ただ、何かがダメならダメで、試合の組み立ても変えますからね。DEEPルールを軸に考えたら、どのルールもそれなりに行けると思いますよ」

<この項、続く>

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DEEP DEEP111 MMA MMAPLANET o RYUKI YUKI   にっせー アンディコング 上迫博仁 伊藤裕樹 宇田悠斗 安谷屋智弘 本田良介 村上彩 村元友太郎 松場貴志 水野竜也 石塚雄馬 福田龍彌 誠悟 越智晴雄

【DEEP111】計量終了 フライ級GP準々決勝に外れくじなし。伊藤裕樹「バチバチに打ち合いましょう」

【写真】好カードしかない準々決勝。バチバチになりそうなビョン✖伊藤(C)MMAPLANET

10日(土)、東京都中野区の中野サンプラザで明日11日(日)に港区のニューピアホールで開催されるDEEP 111 Impactの計量が行われた。

フライ級GP準々決勝が4試合組まれた今大会、松場貴志✖本田良介以外の出場選手の計量後にマイクで話した意気込みをお伝えしたい。※赤字をクリックすると個別インタビューへ

伊藤裕樹
「今年最後の試合、こんなに強敵のビョン・ジェウン選手とできることが凄く楽しみなんで。明日はバチバチに打ち合いましょう」

ビョン・ジェウン
「格闘技の選手はケージの中で勝利すべきだと思います」


村元友太郎
「準々決勝、優勝候補の宇田選手とここで戦えて、今年最後の試合、しっかりと勝利を収めたいと思います。

良い相手なんで全力を出して3R、バチバチで盛り上げます」

宇田悠斗
「今年の最後の試合ということで、村元選手を相手に抜かりなしということでバチバチに準備してきたんで。後は明日、やるだけなんで。あのう……胸貸してください(笑)」

本田良介と松場貴志のやり取りはコチラから。

安谷屋智弘
「明日もしっかり勝ちます。熱い試合になると思うので、楽しみにしてください」

福田龍彌
「リベンジマッチとか色々考えずに、日々取り組んできたことの集大成で。仕事納めっていうことで、分からしたろうと思っています」

中村真人
「明日は越智選手という素晴らしい選手と戦えることを凄く光栄に思います。明日は全力で倒しに行きますので皆さん、応援宜しくお願いします」

越智晴雄
「今回契約(マッチ)なんですけど、階級を下げてストロー級のベルトを取るためにまずは明日、しっかり勝って力を証明したいと思います。宜しくお願いします」

稲田将
「明日はしっかり倒して、メガトン級のトップ戦線に行きたいと思いますので応援宜しくお願いします」

水野竜也
「今年の1月にチョット病気しまして、その時は復帰できるのかなぁって思ったんですけど、今回戻って来ることができました。明日は皆の前で試合ができることを本当にその幸せを嚙みしめながら、精いっぱい戦いたいと思います」

石塚雄馬
「上迫選手は名前もあって強いと思いますので、全力でぶつかりたいと思います。

あと明日は同じジムから誠悟さんが出ますので、一緒に大会を盛り上げられるよう頑張ります」

上迫博仁
「しっかりと倒して、会場を盛り上げたいと思っています。明日は応援宜しくお願いいたします」

アンディコング
「誠悟選手とできるので、とても光栄に思います。明日は宜しくお願いします」

誠悟
「前回久しぶりに勝って、今年は連勝して終わらせたいと思います。宜しくお願いします」

村上彩
「明日、楽しみです。良い試合します」

にっせー
「明日は楽しんで試合をしたいと思います。沖縄の先輩の安谷屋さんがトーナメントに出ているんで、繋げられるように頑張ります」

RYUKI
「明日は1試合目から熱い面白い試合をするので、注目しといてください」

平松翔
「1試合目から熱い試合します。頑張ります」

■視聴方法(予定)
12月11日(日)
午後5時30分~SPWN PPV
午後5時30分~ニコニコ生放送

■ DEEP111計量結果

<フライ級GP2回戦/5分3R>
ビョン・ジェウン:57.1キロ
伊藤裕樹:56.9キロ

<フライ級GP2回戦/5分3R>
宇田悠斗:56.8キロ
村元友太郎:57.1キロ

<フライ級GP2回戦/5分3R>
本田良介:57.15キロ
松場貴志:57.1キロ

<フライ級GP2回戦/5分3R>
福田龍彌:57.15キロ
安谷屋智弘:57.15キロ

<55キロ契約/5分3R>
越智晴雄:55.0キロ
中村真人:54.9キロ

<メガトン級/5分3R>
水野竜也:104.15キロ
稲田将:104.6キロ

<ライト級/5分3R>
上迫博仁:70.45キロ
石塚雄馬:70.65キロ

<メガトン級/5分2R>
誠悟:120.15キロ
アンディコング:87.35キロ

<女子アトム級/5分2R>
にっせー:47.85キロ
村上彩:47.65キロ

<バンタム級/5分2R>
平松翔:61.65キロ
RYUKI:61.45キロ

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【DEEP111】リカバリー無視の松場貴志、渾身のパフォーマンスにも本田良介は「生で見ても面白くない」

【写真】本田が経口補水を摂っているのに対し、マイクで歌う松場。リカバリーとして大間違い(C)MMAPLANET

10日(土)、東京都中野区の中野サンプラザで明日11日(日)に港区のニューピアホールで開催されるDEEP 111 Impactの計量が行われた。

フライ級GP準決勝4試合が組まれた今大会。抽選会及び会見で見る者を絶句させる独りよがりなパフォーマンスを続ける松場貴志が、今回もやってくれた。


ハム太郎のようなキャラがプリントされたパンツ姿の松場は57.1キロ、対戦相手の本田良介が57.15キロで計量をパスし、互いに一言ずつ話すためにマイクが手渡される。ここで松場は「本田選手、今日ちょっと気になったんですけど。目の下のクマが凄いですね」と話し始めると、一気にスイッチが入った。

松場 あぁ、分かった。夕べ、眠れずに泣いていたんだろ。

本田 泣いていたら目が腫れます(笑)。

松場 (スルーして)彼からの電話、待ち続けて。テーブルの向こうで、君は笑っていましたか。笑っていませんよね。じゃあ、僕が今日ぐっすり眠れるように子守歌をプレゼントします。

と、恒例となりつつある替え歌の披露へと移った松場。ここまでの振りで選んだ曲は、当然のように浜田省吾の「もう一つの土曜日」と思いきや──「ひや・きおーがん」だった。

「ホンちゃん夜泣きで困ったなぁ♫ ちちはし、かんむし困ったなぁ(※本来は「かんむしちちはき、弱ったら」)♪。ヒヤ、ヒヤ、ヒヤのひやーきおーがん♩」と歌い上げると、「これでぐっすり眠れますよね。今日はゆっくり眠ってください」とマイクを苦笑いの本田に渡した。

計量会場は松場のパフォーマンス以上に、本田の「ずっと何か映像越しで視ていて、面白くないなって思っていて。生で見てもやっぱり面白くないんで。ちょっとヤバいです(笑)。睡眠は全然良好っていうか、良く寝れるタイプなので今日もしっかり寝てこられたんで。逆に寝付けないか心配なんで。まぁ寝付けなくても、問題ないんで。足はしっかりやっつけます」という言葉が受け、大きな笑い声が起きていた。

この事態に松場は自身の席に戻ると、本領発揮したように不満を述べ始めた。松場の周囲には元同門の村元友太郎や愛知勢の伊藤裕樹がおり、まだリアクションがあったものの「東京の人には全然受けない」と見当違いの不満はたまる一方だった。

そして、松場は全選手の計量とルール説明が終わると疲労感でぐったりになっていた。それもそうだ。水抜き減量をし、兵庫県加古川から上京、計量の時には声もかすれている選手が多い中で、水分補給もせずに歌っていたのだから。前回のカブトムシの替え歌と比べて声量が明らかに落ちていた松場は、「減量がしんどかった。でも、誰も笑わない」とうつむき加減に。

ここでパラエストラ加古川の堂垣善史氏が「イマイチやったな。もう一捻りいるわ」と鬼の一言。これに対して「でもRIZINの時より、全然良かったです。何も反応ないし、カメラも撮ってもらえない。凄い空間でしたから」と謎の復調を遂げ、松場なりのプロとしての姿勢を貫いて計量を終えた。

■視聴方法(予定)
12月11日(日)
午後5時30分~SPWN PPV
午後5時30分~ニコニコ生放送

■ DEEP111計量結果

<フライ級GP2回戦/5分3R>
ビョン・ジェウン:57.1キロ
伊藤裕樹:56.9キロ

<フライ級GP2回戦/5分3R>
宇田悠斗:56.8キロ
村元友太郎:57.1キロ

<フライ級GP2回戦/5分3R>
本田良介:57.15キロ
松場貴志:57.1キロ

<フライ級GP2回戦/5分3R>
福田龍彌:57.15キロ
安谷屋智弘:57.15キロ

<55キロ契約/5分3R>
越智晴雄:55.0キロ
中村真人:54.9キロ

<メガトン級/5分3R>
水野竜也:104.15キロ
稲田将:104.6キロ

<ライト級/5分3R>
上迫博仁:70.45キロ
石塚雄馬:70.65キロ

<メガトン級/5分2R>
誠悟:120.15キロ
アンディコング:87.35キロ

<女子アトム級/5分2R>
にっせー:47.85キロ
村上彩:47.65キロ

<バンタム級/5分2R>
平松翔:61.65キロ
RYUKI:61.45キロ

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DEEP DEEP108 MMA MMAPLANET o キック 大原樹理 石塚雄馬

【DEEP108】正規王者に昇格の大原樹理が石塚雄馬をサッカーボールキックで豪快KO、ベルトを守る

【写真】正規王者となった大原がKO防衛、メインとしてビッグイベントを締めた(C)MMAPLANET

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
大原樹理(日本)
Def.1R by KO
石塚雄馬(日本)

左ジャブで前に出た大原が右ハイ。石塚もパンチを返す。大原の左ジャブに右クロスを合わせる石塚、大原は左右に体を前に出て左ミドルを繰り出す。しかし石塚の右クロスがヒット。バランスを崩しながら大原も前に出る。石塚の右ショートが大原の顔面を捉えたが、大原の右ストレートがクリーンヒットし、ヒザを着いた石塚の顔面に大原の右サッカーボールキックが直撃し、レフェリーが試合を止めた。

正規王者に昇格し、ベルトの初防衛に成功した大原は「すぐに試合をするかどうか分からないですけど、決まれば試合するので、皆さんよろしくお願いします」と語り、勝利のジャンプを見せた。


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