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BELLATOR Bellator263 UFC キック ジェイソン・ジャクソン

Bellator268:メインカード第2試合・ベンソン・ヘンダーソン vs. ブレント・プリムス

ライト級。ベンヘン3位、プリムスはランク外。

UFC王者ベンヘンはBellator移籍初戦でウェルター級でタイトルに挑戦し判定負け。ライト級に落とし、マイケル・チャンドラーの王座に挑戦。前半圧倒されていながら、後半驚異的な盛り返しを見せたもののスプリット判定負け。その後4連勝していたが、昨年8月のチャンドラーとの再戦では1Rでパンチを貰ってKO負け。かつての生物的強さを感じさせる粘りがなくなっている。昨年11月にはウェルター級に上げたもののジェイソン・ジャクソンに判定負け。今回はまたライト級に戻している。

プリムスは元ライト級王者。17年にチャンドラーと対戦し、チャンドラーが足を負傷し無敗でタイトル獲得。しかしダイレクトリマッチでは判定負け。その後ゴゴプラッタ・ネッククランクで連勝したが、コロナ禍で試合が組まれずブランクが開いたことで規定によりランク外に。7月のBellator263で復帰したが、現ランキング8位のイスラム・マメドフにスプリット判定負け。

ライト級は王者パトリシオがタイトル返上し、Bellator270ですでに組まれていたパトリッキーとランキング4位ピーター・クォーリーの試合がそのまま新王者決定戦に昇格。クォーリーより上位ランクのベンヘンは不満を述べていた。

奥足にローを入れるベンヘン。プリムス間合い詰めてケージ際まで追い込むと左右のパンチをヒットさせる。頭を振ってかわしたベンヘンだが、またケージまで追い込まれる。勢いに押されるようにタックルに入ったベンヘン。プリムスギロチンで引き込むが入ってない。立ったプリムス。リバースクルスフィックスから後ろさんk弱の体勢になりキムラ狙い。こらえるベンヘン。そのままキムラスイープで上になったプリムスだが腕を抜いて立つ。またタックルへ。またキムラを狙ったプリムスだがゴング。

1Rプリムス。

2R。カーフキックを入れるベンヘン。プリムス間合いを詰めて右を打ち込む。ケージを背負ったベンヘンだが凌いだ。奥足へのロー。左を入れたベンヘン。間合いを詰めてくるプリムスだがベンヘンが先に手を出していく。ケージに詰まったところでプリムスがタックル。がぶって切ったベンヘン。押し込んだプリムスが投げを放ちバックに回ってバックマウント。残り1分半。背負って立ったベンヘン。プリムスは右腕をベンヘンの首に回しチョークの体勢。左腕を脇に挟んでディフェンスしているベンヘン。その体勢のままゴング。

2Rは微妙。

3R。ベンヘンの左がヒットしスリップ気味に倒れたプリムス。すぐ立った。プリムスシングルレッグ。ベンヘン片足でこらえるとギロチンで引き込むが外される。ディープハーフから潜ったベンヘン。立つが今度はプリムスがギロチンで引き込み。上になり絞める。外れたが上を取っているプリムス。バックマウント。四の字バック。ベンヘン身動きが取れない。背負って立ったが残り30秒。倒れ込みプリムスを叩きつけるもバックマウントキープ。プリムスはチョークを掛けるが入っていないか。タイムアップ。

29-28、30-27×2の3-0でプリムス勝利。

らしい動きは見せていたベンヘンだが、テイクダウンからバックを取られる展開が続いたのが響いた。

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AJ・マッキー Bellator263 Interview Special パトリシオ・フレイレ ブログ 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:7月─その参─AJ・マッキー ✖パトリシオ・フレイレ「危うい」

【写真】ハイキックからパンチを纏め、最後はギロチン。この勝ち方はインパクトが大きい (C)MMAPLANET

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観──青木のMMA論で深く、そして広くMMAを愉しみたい。

青木が選んだ2021年7月の一番、第三弾は7月31日に行われたBellator263 からBellator世界フェザー級選手権試合=AJ・マッキーJr✖パトリシオ・フレイレ戦について語らおう。


──青木選手が選ぶ7月の一番、最後の試合は何になるでしょうか。

「AJ・マッキー✖パトリシオ・フレイレの試合ですね」

──おおBellator世界フェザー級選手権試合。フレイレが王座をAJに明け渡した一戦です。

「まぁ、パトリシオの評価ってライト級でマイケル・チャンドラーに勝ったことで爆上がりしているということなんです。チャンドラーに勝ってからは絶好調だったのが、今回は風水的に悪いような感じがしていたんです」

──風水ですか(笑)。

「風水……バイオリズムというのか、何かファイターにはあるじゃないですか。流れ、気運、巡り合わせというものがマッキーに傾いていたように感じました。それは向かい合った時にも分かったように、AJ・マッキーが強かったというのはありますけど」

──それって試合前から感じていたことですか。

「いえ、50/50だと思っていました。結果、この試合はAJ・マッキーがあの勝ち方をしたから話題になったと思います」

──勝っている間は過去の対戦相手を比較して、経験豊かな選手の方が有利だと思ってしまうきらいがあります。

「あぁ、それは分かります。MMAは打撃系格闘技と違うから、頭抜けている選手がいたとしても、戦って強くなる部分が強いですからね。この2人は特に勝ち方も良いですからね。究めてベラトールらしいマッチアップだと思いましたね」

──ベラトールというパッケージで見れば、もう最高の顔合わせであり、最高のストーリーです。

「そこなんです。そうなんですよね……。AJ・マッキーはジョージ・カラキャニャンに勝った時に強いなって思い、そこからダリオン・コールドウェル、そしてパトシリオに勝つ。まぁ、認めざるを得ないです。

と同時にあの勝ち方をしていると、それがBellatorだけで見ることができなくなります。Bellatorで見ればAJが最強です。そして国内との繋がりで、UFCよりBellatorの方が親近感を持っているファンの人もいる。そういう層もあって『AJ、最強』とかっていう反応もあります」

──そうなのですね……。

「危ういです。全く、そんなこと思えないです。UFCへ行っても活躍できるって言っちゃう人が出てくるんです」

──それだけ期待させる試合だったと思います。そして、それがBellatorだけの世界観が持てない。UFCがこの世界を総ていることが浮き彫りになります。

「でも、UFCで活躍できると思いますか」

──活躍できるかどうか、嫌らしい見方をしてマックス・ホロウェイ戦が見たいと思いました。お手並み拝見的な感覚で。

「あぁ、そうなんだ。僕は全然思わないです。ザビット・マゴメドシャリポフに勝てますか?」

──マゴメドシャリポフは無冠の帝王ですよ、UFCでも。

「だから僕はAJ・マッキーはマゴメドシャリポフ、ホロウェイ、アレックス・ヴォカノフスキーの戦いの輪に割って入れるとは思わないし。そこに行き着くまでに攻略されてしまうだろうなって。

ウィル・ブルックスは失敗し過ぎて。でもエディ・アルバレスのようなケースもある。そこは個々の力だからUFCだ、Bellatorだといって判断はできない部分はありますけど、まぁ攻略されちゃうよなって思っています。

そこがPFLとの違いですよね。PFLはPFLで完結できるだけ、選手の答え合わせが済んでいます。でもAJ・マッキーは違うので、どこまでやれるんだろうっていう見方ができるからUFCが関係しちゃってくるんですよね」

──UFCで戦うところを見てみたい。そうファンから思われることはUFC以外で戦う選手にとっての価値として、最高のモノだと思います。実際、UFCから他に流れる場合──チャンピオンが出ていくことはないわけですし。

「そうなんです。要はUFCを離れるのは都落ちです。トップは動かないです。だからBellatorにいて、UFCから流れてきた選手と戦ってもUFCに行くまでの面白さはない。

確かに、この大会はとても面白かったです。勝負カードが揃っていて。ただし、エマニュエル・サンチェスにしても元UFCのマス・ブーネルに負けちゃうんわけで。フアン・アルチュレタがセルジオ・ペティスに負けたように。ここで答え合わせが済んでしまうんです」

──AJ・マッキーがBellatorでこれ以上輝くことが難しくなってしまいますね。

「だからUFCから落ちてきた人間よりも、BellatorがUFCは取りたがらないロシア人とか見つけてきて、やらせるとかの方が面白いですよね。それ以外は、やっぱりパトリシオ戦の勝ち方を見ちゃうと見劣りするだろうし。無慈悲な見方ですけどね、色褪せて見えます。だからってUFCで──となるのは、勝手な見方でなんですけどね」

──マイケル・チャンドラーの位置で行かなければ、マッキーも下手な商売になってしまいますし。

「AJ・マッキーはその位置にあるかと思います。ただし、AJ・マッキーがUFCにいっても甘くない。そう思いますね。でも、そういう問題を抜きにして、Bellatorのパッケージは優れていて、面白い大会を開いています。実際、裏のUFCより面白かった」

──あのカードをUFCが組んでも、面白くない。でもBellatorだと面白いというのは確実にあるかと思います。

「きっとあの日の2つの大会を見ると、プレリミでも強いのはUFCなんです。Bellatorはロシア勢があれだけ出てきて、ウスマン・ヌルマゴメドフに横から当てるヒザ蹴りのKOや、ブレント・プリマスがイスラム・マメドフにラバーガードを使って殴らせないとか──僕がなぜか乗れないゴイチ・ヤマウチも含め、UFCにはない面白さなんですよね。

それに──そもそもイベント内容をUFCと比較されちゃうところが、もう凄いことで」

──なるほど、その通りですね。

「Bellatorで戦っていたら、強くなれますよ。だから日本の選手もUFC、UFCって言っているけど、フェザー級とかバンタム級の選手はBellatorで勝てるのかって話になるんです。SASUKE選手と工藤の時と被っちゃいますけど、世界とかいうなら、もっとマニアックに色々と見ないと。UFCが見えていて、Bellatorが見えていないってことがそもそもおかしくて。

『マッキーがRIZINに来たら』って意見も見ました。皆、レベルが違うと思わないのかなって。そこまでのレベルにあるのか、ないのか。ないなかでの楽しみもあるわけで。結局のところはBellatorの選手にRIZINとの提携で来てもらって、その機会に戦うんじゃなくて──そんな甘いこと言っていなくて、Bellatorと契約して向うで勝つって言う風に思わないと、渡り合えないです。そこら辺が辛いところです。

同じことを言ってしまいますけど、UFCを見ているならBellatorも見て。そこを見るなら、BRAVE CFとかUAE Warriorsも注視しないといけないってことに落ち着いてしまいます」

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AJ・マッキー BELLATOR Bellator263 MMA キック パトリシオ・フレイレ

【Bellator263】AJ・マッキー、左ハイから連打&ギロチンでフレイレ落とし新世界フェザー級王者に

<Bellator世界フェザー級選手権試合&フェザー級ワールドGP決勝/5分5R>
AJ・マッキーJr(米国)
Def.1R1分57秒by テクニカルサブミッション
パトリシオ・フレイレ(ブラジル)

サウスポーのAJがサイドで関節蹴りを見せる。大AJチャントの中、再び関節蹴りを見せたチャレンジャーが右ローを蹴る。左ミドルを捌いたフレイレが右ローを蹴る。間合いをはかる両者、とAJの左ハイがフレイレを捕え、動きが止まると左右の連打を打ち込む。

フレイレが倒れ、試合が決まったとばかりに両手を挙げたAJは、ストップがかからないと見るとすぐに距離を詰めてギロチンをセットする。動かないフレイレ、AJが落ちたアピールしレフェリーが試合を止めた。

ウィナーコールを受けると、勝者は敗者とハグ。試合前のトラッシュトークはどこへやら、スポーツマンシップを見せたエンディングとなった。

「夢が現実になった。でも、これはただの始まりに過ぎない。このベルトは、これからの人生でずっと巻き続ける。皆が会場に来てくれて、僕の心の奥底からエネルギーを与えてくれた。トーナメントが始まった時、僕は3番か4番手だった。でも神が、僕がナンバーワンだと示す機会だと言ってくれた。そして戦ってきたんだ。精神面が鍵だった。父が『どれだけ才能があっても、ハードに練習しないと意味がない』とプッシュしてくれた。ハイキックからアッパーで終わったと思った。彼の体重が寄りかかってきたら、眠ったと思ったよ」と新Bellator世界フェザー級王者は話し、サークルケージのなかでシャンパンファイトを行った。


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AJ・マッキー BELLATOR Bellator263 MMA YouTube キック ブログ

【べラトール】速報中!Bellator263 Pitbull vs McKee


世間は東京オリンピック一色。日本の金メダルラッシュに湧き立っていますが、コロナ禍の仕事で多忙な私は完全に取り残されています。そんな中、唯一の?楽しみはMMA。カリフォルニア州ロサンゼルスでBellator263 Pitbull vs McKeeが開催されます。メインは世界フェザー級チャンピオンシップにしてフェザー級ワールドGP決勝。パトリシオ・フレイレ×AJ・マッキーJrが行われます。今回はYouTubeを観戦しつつ、この一戦を電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【Bellator世界フェザー級チャンピオンシップ&フェザー級ワールドGP決勝】
×パトリシオ・フレイレ
(1R フロントチョーク)
○AJ・マッキー
1R、距離を取って長いお見合い。互いに警戒してる様子。するとマッキーの左ハイキックが鈍くヒット。パンチで追撃してパトリシオが膝をついたところでマッキーは勝利を確信して攻撃を止める。しかしレフェリーは試合を続行。しがみについてきたパトリシオに対してマッキーはギロチンチョーク!スタンドのまま絞め上げるとパトリシオは失神。ここでレフェリーが試合を止めた!!
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BELLATOR Bellator263 MMA ウスマン・ヌルマゴメドフ ベラトール

【Bellator263】ヌルマゴメドフ従弟ウスマン。ボディへのヒザから、ムロをパウンドアウトし13勝0敗に

<ライト級/5分3R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)
Def.1R3分30秒by TKO
マニー・ムロ(米国)

蹴り足をキャッチして右を伸ばすムロ。ヌルマゴメドフは構えを変えて、前足=左の蹴りを繰り出す。オーソに戻し、奥足=左の系を続けたヌルマゴメドフが、組んでバックに回る。右足を入れて、左のパンチを打つヌルマゴメドフがダブルに切り替えてテイクダウン狙いからバックへ。

ムロが胸を合わせると、小外刈りでテイクダウンを決めたヌルマゴメドフは肩固め狙いから、マウントへトランジットし即バックに回る。ワンフックから両足をフックするも、ムロが胸を合わせて立ち上がる。ムロのダブルレッグを防いだヌルマゴメドフは、体を入れ替えたケージに押し込むと、左ヒザを突き上げる。

苦悶の表情を浮かべて倒れたムロをパウンドアウトしたヌルマゴメドフは、キャリア13連勝として「打撃だけでなくレスリングができることを見せたいと思っていた。次? どこで誰とでもベラトールが命じた相手と戦う」と話した。


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BELLATOR Bellator263 MMA イスラム・マメドフ キック ブレント・プリマス

【Bellator263】プリマスが10thPlanet柔術で殴らせずも、マメドフがトップ維持でスプリット勝利

<ライト級/5分3R>
イスラム・マメドフ(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ブレント・プリマス(米国)

左ローをまず蹴ったマメドフが、この攻撃を続ける。プリマスは左ジャブを伸ばすが、届かない。マメドフはワンツー、プリマスが左フックを入れる。オーソ同士で右ミドルを繰り出したプリマスのステップインに、マメドフが右を合わせようとする。続く右カーフに、マメドフが右を合わせる。構わず距離を詰めて右フックを振るうプリマスは、組まれてもケージにマメドフを押し込む。

縦ヒジを見せたプリマスだが、直後にマメドフがボディロックテイクダウン。プリマスはオモプラッタを仕掛け、抜かれてももう一度狙う。プリマスはオモからクローズドに切り替え、ミッションコントロール、さらにゴゴを察知されオモプラッタへ。ここも腕をすぐに抜いたマメドフが、トップを維持するが特に大きなパンチも見られない。プリマスは徹底して、ミッションコントロールからの仕掛けを狙い、時間に。

2R、プリマスの右オーバーハンドに飛びヒザを見せたマメドフ。額をかすめた感じもあったが、プリマスは構わず組んでケージにマメドフを押し込む。払い腰で投げたマメドフだが、そのままの勢いでプリマスがスタンドへ戻り、左腕を差す。ウィザーのマメドフは右エルボーを受けるも、再び払い腰で投げる。今回はそのままサイドで抑えると、プリマスはZハーフガードからミッションコントロール、ゴゴプラッタへ。即対応したマメドフだが、左手首を掴まれパンチを落とせない。ガードワークでパンチを封じるプリマスが、またもオモプラッタへ。立ち上がって腕を抜くマメドフだが、パウンドは打てない展開が続く。10thPlanetのガードワークを駆使し、殴らせないプリマス。とはいえ、下が続きジャッジは支持しないだろう。キムラ狙い&ハイガードで、動きを封じたプリマスだが、ここから先はなくLAのファンはブーイングを送った。

最終回、自らのハイキックでスリップしたプリマスが、即オモプラッタへ。持ち上げてケージ際に移動したマメドフが腕を抜く。ここもブーイングが起こった場内、プリマスのキムラ狙いも、マメドフが起き上って防ぐ。マメドフは足を抜くことができない展開が続いたが、残り2分でハーフを取ることに成功する。

プリマスはすぐに足を戻しに掛かるが、マメドフは許さずハーフを強いられる。結果、足を戻したプリマスのオモプラッタに立ち上がったマメドフが、腕を抜くのに手間取る。最終的に胸をつけてハーフで抑えたマメドフだが、プリマスの10thPlanetガードを攻略できずも、スプリット判定勝ちを手にした。


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BELLATOR Bellator263 Report ガジヒ・ラバダノフ ダニエル・コーリー ブログ

【Bellator263】ガジヒ・ラバダノフ、ローに左フックを合わせコーリーから100点満点KO勝ち

<150ポンド契約/5分3R>
ガジヒ・ラバダノフ(ロシア)
Def.1R3分57秒by TKO
ダニエル・コーリー(米国)

右ローを蹴ったラバダノフに対し、コーリーが左ハイを返す。ブロックしたラバダノフはローを再び蹴り、ワンツーを放つ。慎重な立ち上がり、右ストレートをヒットさせたラバダノフがじっくりと間合いをはかる。左右の前蹴りから左ミドルを蹴ったコーリーが、前に出ると右フックを合わせたラバダノフが、距離を詰めて左フックを放つ。コーリーは前蹴り、ローもラバダノフがワンツーを入れる。

さらにワンツーを当てたラバダノフが、堅実な動きで攻勢に。残り90秒を切り、両者の左フックが交錯。コーリーの前蹴りにカウンターを狙ったラバダノフは、続く右ローに左フックを完璧なタイミングで打ち抜く。見えないところからパンチを被弾したコーリーは腰から崩れ落ち、右パウンドの追撃で勝負あり。ラバダノフが一大デモンストレーションを終え、「2カ月のキャンプでボクシングに集中し、しっかりと行えた」とロシア語で話したラバダノフはチームや今は亡きアブドゥルマナプ・ヌルマゴメフに感謝の言葉を述べ、「僕の村はとても小さい。いつも僕の心にある。この機会を与えてくれたベラトール、ありがおう」と英語でコメントした。


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BELLATOR Bellator263 MMA カサン・マゴメドシャリポフ ベラトール

【Bellator263】マゴメドシャリポフ弟=カサン、バックマウント&パウンドアウトでベラトール初陣飾る

<フェザー級/5分3R>
カサン・マゴメドシャリポフ(ロシア)
Def.2R4分21秒by TKO
ヨナタン・キロス(メキシコ)

ザビッド・マゴメドシャリポフの実弟、カサンのBellator初陣。まず左ローを蹴ったマゴメドシャリポフ、2発目のローにキロスがイマナリロールを仕掛ける。すかされたキロスは立ち上がって前に出るが、マゴメドシャリポフはシングルで崩し、立ち上がってきたところに後ろ回し蹴りを放ち、クリンチからケージへ。押し返したキロスはヒザ蹴りを急所に受け試合が中断する。

同じ姿勢で再開となり、ポジションを入れ返したマゴメドシャリポフがボディロックテイクダウンを決める。キロスがクローズドで固め、マゴメドシャリポフも動きがなく残り1分でレフェリーがブレイクを命じる。スタンドに戻るとマゴメドシャリポフはスピニングバックフィストを入れ、キロスの右オーバーハンドをかわして蹴り足にニータップ気味に右ストレートをヒットさせる。続く後ろ回し蹴りにキロスが、またもイマナリロールを見せたところで初回が終わった。

2R、左に回るキロスに対し、左ハイを放ったマゴメドシャリポフが右ストレートからクリンチへ。ケージにキロスを押し込み、ボディロックでスラム気味にテイクダウンを奪う。背中を見せたキロスのバックに回りワンフックのマゴメドシャリポフは、フックを外し後方から殴っていく。

このまま背中に腹をベタったつけた状態でパンチを続け、残り1分でマゴメドシャリポフは両足をフックする。キロスの背中を伸ばして、右を連打したマゴメドシャリポフがTKO勝ちを決めた。

「カリフォルニア、応援ありがとう。まだ20歳だけど、準備はできていると」とはにかみながら話したマゴメドシャリポフは、「兄とチームに感謝している。マーク・ヘンリー、ダゲスタンのチームメイトにも礼を言いたい」と話した。


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AJ・マッキー BELLATOR Bellator263 Brave CF Grachan49 MMA PFL UFC YouTube   イスラム・マメドフ ウスマン・ヌルマゴメドフ カサン・マゴメドシャリポフ ガジヒ・ラバダノフ クリス・ゴンザレス ゴイチ・ヤマウチ パトリシオ・フレイレ ブレント・プリマス ベラトール

【Bellator263】計量終了 フレイレ✖マッキー大会──見逃せないヌルマゴ鷹軍団の大挙襲来!!

【写真】BRAVE CF、Gorilla FC、UAE Warriorsらで12勝を挙げているウスマン・ヌルマゴメドフ (C)BELLATOR

30日(金・現地時間)、31日(土・現地時間)にカリフォルニア州ロサンゼルスのザ・フォーラムで開催されるBellator263「Pitbull vs McKee」の計量が行われた。

先の記者会見でのフェイスオフでは小競り合いが見られたパトリシオ・フレイレとAJ・マッキーは、今回は体が触れることなくインタビューへ。

何が最も自信になっているかを尋ねられたAJは「思考だよ。22年間、この瞬間の為にビルドアップしてきた。これは運命なんだ。トーナメントが始まって、2人とも3試合勝ってきた。ベストが勝つんだ」と静かに話した。

一方、チャンピオンは「See you tomorrow。これまで口にしてきたことの代償をすべて支払わせる」とヒリヒリするようなコメントを残している。


今大会はこの両者が戦うメインのBellator世界フェザー級選手権試合に注目が集約されるかのようなイベントであるが、カビブ・ヌルマゴメドフの従弟でキャリア12勝0敗のウスマン・ヌルマゴメドフを筆頭に、イスラム・マメドフ、ガジヒ・ラバダノフ、カサン・マゴメドシャリポフと全11試合で4人のロシア人ファイターが参戦しているのも気になることころだ。

この4者、その背景にはウスマン以外もヌルマゴの影響が感じられる。そのヌルマゴはロシアのGorilla FCを買収し、Eagle FCと名称を変更──プロモーターとなり、ロシア人ファイターをワールドステージに送り出すという役割を担っている。

プレリミ出場のマゴメドシャリポフはUFCフェザー級を無双するザビットの実弟で、デビュー戦をゴリラFCで戦っている。僅か6戦目で世界第2位のステージ進出を果たした。

またラバダノフはゴリラFCでライト級王者に君臨も、イーグルFCになりベルトを手放している。

PFLで活躍したマメドフは、ヌルマゴ率いるイーグルFCが提携し合同イベントをアブダビで開いたUAE Warriorsを経て、ベラトールと契約を果たした。

ウスマンが12勝0敗、マメドフは19勝1敗1分、ラバダノフは15勝4敗2分、マゴメドシャリポフ弟は5勝0敗、4人の戦績を合わせると実に51勝5敗3分という驚異的なレコードになる。

もはやロシアでもダゲスタンでもなく、ヌルマゴ・イーグル軍団と形容しても良い──MMA界に強烈なパワーハウスが誕生したといえる彼らのベラトール進出だが、ウスマン、ラバダノフ、マゴメドシャリポフの対戦相手が、それほど綺麗な戦績でない。

対してマメドフのみ、対戦相手は元ベラトール世界ライト級王者のブレント・プリマスとのマッチアップとなった。

ヌルマゴ鷹軍団の一大デモンストレーションとなりそうななかで、冷静に彼らの力を見極めるスケールとなるのは、マメドフ✖プリマスになりそうだ。

■視聴方法(予定)
8月1日(日・日本時間)
午前8時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前11時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■ Bellator263計量結果

<Bellator世界フェザー級選手権試合&フェザー級ワールドGP決勝/5分5R>
[王者]パトリシオ・フレイレ: 144.5ポンド(65.54キロ)
[挑戦者]AJ・マッキーJr: 145ポンド(65.77キロ)

<フェザー級/5分3R>
マス・ブーネル: 145.5ポンド(66.0キロ)
エマニュエル・サンチェス: 145.3ポンド(65.9キロ)

<ライト級/5分3R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ: 155.3ポンド(70.44キロ)
マニー・ムロ: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級/5分3R>
イスラム・マメドフ: 154.9ポンド(70.26キロ)
ブレント・プリマス: 155.2ポンド(70.39キロ)

<ライト級/5分3R>
クリス・ゴンザレス: 155ポンド(70.31キロ)
ゴイチ・ヤマウチ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴェネッサ・ポルト: 125.6ポンド(56.97キロ)
イララ・ジョアニ: 125.2 ポンド(56.78キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
ガジヒ・ラバダノフ: 149ポンド(57.59キロ)
ダニエル・コーリー: 149.1ポンド(67.63キロ)

<フェザー級/5分3R>
カサン・マゴメドシャリポフ: 144.6ポンド(65.58キロ)
ヨナタン・キロス: 146ポンド(66.22キロ)

<180ポンド契約/5分3R>
ジョニー・シスネロス: 179.6ポンド(81.46キロ)
ジョシュア・ジョーンズ: 179.2ポンド(81.28キロ)

<ライト級/5分3R>
ジョージ―・カラキャニャン: 155.6ポンド(70.57キロ)
キーファー・クロズビー: 155.9ポンド(70.71キロ)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ムーア: 135.8ポンド(61.59キロ)
ジョーダン・ウィンスキー: 134.7ポンド(61.09キロ)

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BELLATOR Bellator263 MMA ONE  

『Bellator 263: Pitbull vs. McKee』のファイトマネーが判明/ピットブルは王座防衛&優勝すれば125万ドル


MAIN CARD (10 p.m. E.T., Showtime)

・Patricio Freire: ($250,000/$1,000,000) vs. A.J. McKee ($150,000/$1,000,000)
・Mads Burnell ($26,000/$26,000) vs. Emmanuel Sanchez ($61,000/$61,000)
・Manny Muro ($26,000/$0) vs. Usman Nurmagomedov ($30,000/$30,000)
・Islam Mamedov ($10,000/$10,000) vs. Brent Primus ($50,000/$0)
・Chris Gonzalez ($31,000/$31,000) vs. Goiti Yamauchi ($32,000/$32,000)

PRELIMS (7 p.m. E.T., MMA Junkie)

・Ilara Joanne ($13,000/$13,000) vs. Vanessa Porto ($15,000/$15,000)
・Daniel Carey ($10,000/$10,000) vs. Gadzhi Rabadanov ($25,000/$25,000)
・Khasan Magomedsharipov ($25,000/$0) vs. Jonathan Quiroz ($10,000/$10,000)
・Johnny Cisneros ($4,000/$4,000) vs. Joshua Jones ($4,000/$4,000)
・Kiefer Crosbie ($50,000/$0) vs. Georgi Karakhanyan ($70,000/$0)
・Brian Moore ($25,000/$25,000) vs. Jordan Winski ($10,000/$10,000)

 『Bellator 263: Pitbull vs. McKee』のファイトマネーが判明しています。メインイベントのBellatorフェザー級タイトルマッチ&フェザー級ワールドGP決勝戦は優勝賞金100万ドルなので、パトリシオ・“ピットブル”・フレイレが防衛&優勝で125万ドル、A.J.マッキーが新王座&優勝で115万ドルです。続きを読む・・・