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『UFC Fight Night 233』ソン・ヤドン vs. クリス・グティエレスを見たファイター・関係者の反応

【東宝特撮Blu-rayセレクション】 空の大怪獣 ラドン


 『UFC Fight Night 233: Song vs. Gutierrez』ソン・ヤドン vs. クリス・グティエレスを見たファイター・関係者のSNSでの反応。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFN UFN233 キック クリス・グティエレス ソン・ヤードン ピョートル・ヤン ボクシング

【UFN233】中国のヤードン、アウトボクシングのグティエレス相手に前に出続けて判定勝利

<バンタム級/5分5R>
ソン・ヤードン(中国)
Def.3-0:50-44.50-45.50-45
クリス・グティエレス(米国)

ヤードンがガードを高く上げて前に出る。グティエレスはジャブと足への前蹴りを見せる。ヤードンが右ローを蹴ると、グティエレスがスピニングバックキック。ヤードンがインロー、グティエレスが右のカーフキックを蹴る。グティエレスがサウスポーにスイッチすると、ヤードンは右フックを打ち込んだ。

構えを細かくスイッチするグティエレス。ヤードンはサウスポーのグティエレスにインローを蹴り、右ストレート~左フック。グティエレスはスピニングバックフィストを見せるが距離が遠い。

ヤードンはオーソドックに構えるグティエレス右から左、右カーフキック。終盤、サウスポーのグティエレスにヤードンがインローと右ミドル、グティエレスも左ミドルを蹴り返す。

2R、サウスポーのグティエレスにヤードンがインローと右ミドル。オーソドックスのグティエレスが顔面前蹴りを立て続けに繰り出すと、ヤードンが右ストレートとボディへのジャブ、パンチをまとめて前に出て右カーフキックを蹴る。ここでグティエレスにアイポークがあり、ヤードンにインターバルが与えらえる。

再開後、グティエレスは前蹴りと左ミドルで距離を取る。ヤードンがシングルレッグでテイクダウンを奪うと、グティエレスがガードポジションから三角絞めを狙う。

ここでレフェリーが一度試合を止めて、グティエレスにグローブの中に指を入れるなと注意。ヤードンがインサイドガード、グティエレスがガードポジションで試合再開となり、ヤードンがパンチを落とした。

3R、ヤードンがパンチのプレッシャーをかけてシングルレッグで組み付き、離れ際にパンチをまとめる。今度はヤードンにアイポークがあり、グティエレスにインターバルが与えらえる。

再開後、グティエレスは前蹴りと右ロー、ヤードンも右カーフを蹴って、ジャブから前に出る。お互いに攻撃がクリーンヒットしない距離での時間が続くが、右カーフを当てたヤードンがグティエレスをケージに詰めて左右のフック。下がるグティエレスをジャブ・左フックで追いかける。グティエレスはペースを変えずに距離を取って左ミドル。ヤードンが前蹴りをキャッチしてテイクダウンしたところでラウンド終了となった。

4R、ここも前蹴りで距離を取るグティエレス。ヤードンはワンツーで前に出て左ストレート、右のオーバーハンドを当てると、グティエレスが後方にバランスを崩す。そのままインサイドガードで上になったヤードン。グティエレスはガードポジションから腕十字を狙い、ヤードンは頭をつけて細かくパンチを落とす。

5R、グティエレスは前蹴りを蹴り、今成ロールを見せる。ヤードンはそのままグラウンドで上になり、体を起こしてヒジとパンチを落とす。グティエレスはヤードンの頭と腕を抱えてホールドする時間が長く、ヤードンはポジションをキープしたままコツコツとヒジを落とす。

グティエレスはケージを蹴って態勢を変えてサブミッションを試みるが、ヤードンのトップキープは崩れない。グティエレスはヤードンの足をすくって足関節を狙うが、ヤードンが立ち上がって鉄槌を落とす。ここで試合終了となり、ヤードンが最大6ポイント差をつけての判定勝利を収めた。

試合後、ヤードンは「本当に中国で試合がしたかった。4年、ホームで戦っていなかったから。でも、クリスが試合を受けてくれて感謝している。トップ15は僕との対戦を受けないから。僕はベルトを獲るために戦っている。次はピョートル・ヤンだ。3月に戦おう。明日、練習に戻る。この試合で多くを学ぶことができた。次はしっかりと見せるよ。(ピョートル・ヤンが大したことないと絵文字ですぐに反応し)、お前の最後の試合になるから」とピョートル・ヤンとの対戦アピールした。


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AB MMA o ONE Road to UFC UFC UFC Fight Night   クリス・グティエレス シュウ・ヒラタ ブログ

12.9『UFC Fight Night 233』の会場が上海からラスベガスに変更/平良達郎 vs. カルロス・ヘルナンデスは予定通りも『ROAD TO UFC』決勝4試合は中止

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 シュウ・ヒラタ氏がXでこんなコメントをしています。



 その後MMAFightingとMMAJunkieが12月9日に上海インドア・スタジアムで予定していた『UFC Fight Night 233』をUFC APEXに変更することを複数の関係者から確認したとのこと。理由は不明です。

 メインイベントに予定されているソン・ヤードン vs. クリス・グティエレスはそのまま行われるようですが、鶴屋怜や原口伸が出場する『ROAD TO UFC』シーズン2決勝4試合は中止されるとのこと。ジャン・ミンヤン vs. ブレンドソン・ヒベイロのライトヘビー級マッチも会場への影響で中止になります。

 平良達郎 vs. カルロス・ヘルナンデスは今のところ予定通りですが、今後他の試合も中止になる可能性があります。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFN UFN230 アラテンヘイリ クリス・グティエレス ジョナサン・マルチネス

【UFN230】構えを変え、アラテンヘイリの左足を削り、拳の距離を創らせなかったグティエレスが快勝

<バンタム級/5分3R>
クリス・グティエレス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
アラテンヘイリ(中国)

まず左インローを蹴ったサウスポーのグティエレスが、インとアウトのローを散らしつつ左ストレートを伸ばす。グティエレスは構えを変えながら間合いを測り、アラテンヘイリは左リードフックから前に出る。右ハイをかわしたアラテンヘイリは前足を蹴られながらも、ステップインしてワンツーを繰り出す。

様子見のまま初回は半分が過ぎ、近い距離でグティエレスが左ハイ、アラテンヘイリがブロックする。グティエレスは左右の蹴りを打ち分け、時折りジャブや後ろ回し蹴りで距離を創ろうとする。アラテンヘイリは蹴りの距離を崩せず、ローとジャブを被弾しパンチの距離が長くなることでクリーンヒットがないまま5分が終わった。

2R、オーソでスタートしたグティエレスは、右カーフから一瞬、テイクダウン狙いのフェイクを織り交ぜる。アラテンヘイリもワンツーで前に出るが、バックステップでかわされる。グティエレスは初回と同様に、良い打撃を貰わず手足を出し続けることができるか。右アウトローを2発受けたアラテンヘイリは、足が揃って止まりそうになる。グティエレスのスピニングバックフィストをブロックしたアラテンヘイリは、左ローを急所に受けて試合が中断する。

再開後、左に回るグティエレスは、圧を高めると左をローに合わせる。グティエレスのスタイルは、一発でも姿勢を乱すようなパンチを受けるとラウンドを落とす可能性がある──なかで、グティエレスは前足を削り、左をヒットさせる。2度目のダブルレッグのフェイントを見せたグティエレスがカウンターの左を入れ、左インローから左フックを決めた。さらに奥手の左を打った直後に、左ヒザを繰り出したグティエレスは右カーフでこの回を締めた。

最終回、左足が真っ赤になっているアラテンヘイリは左のインロー、右ローカーフから右ジャブ、左ストレートから左ハイを蹴られそうになる。急所を蹴られたという仕草を見せたアラテンヘイリに対し、「ノー。ノー」と駆け寄り、再開を促すグティエレス。直後にアラテンヘイリのコンビが初めてグティエレスの顔面を捕える。拳の伸びるようになったアラテンヘイリ、それだか踏み込めているのだが右ローを蹴られ、体が流れる。

左フックに組みついたアラテンヘイリがボディロックからバックに回る。一度、ケージを掴んだグティエレスは前方に崩されてテイクダウンを許す。すぐにケージを使って立ち上がったグティエレスが、体を入れ替えて離れる。アラテンヘイリの距離でもヒザ蹴り、左を当てたアラテンヘイリが右カーフを蹴る。それでも左足を前のまま踏み込むアラテンヘイリに対し、なんとグティエレスがイマナリロールから足関節を狙う。

しっかりと反応したアラテンヘイリは跳びヒザをかわし、パンチの交換から最後にテイクダウンを決めたものの──0-3でグティエレスに下った。「こういうことは言いたくないけど、僕はランク15位だ。次はメインカードで戦いたい。何より今はジョナサン・マルチネスをしっかりとサポートしたい」と勝者は話した。


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【UFN230】アラテンヘイリ戦へ、グティエレス「止まった状態でエネルギーを養成? 力は身の内で興すモノ」

【写真】キャリアの序盤にチムール・ヴァリエフと1勝1敗、ベンディ・カシミールに勝利。なぜかジミー・フリックにムエタイで勝っているのも興味深い (C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC Apexで開催されるUFN230:UFN on ESPN+88「Yusuff vs Barboza」にクリス・グティエレスが出場し、中国のアラテンヘイリと対戦する。
Text by Manabu Takashima

キャリア19勝4敗2分、32歳のクリス・グティエレス。フランキー・エドガーに勝ち、前戦ではペドロ・ムニョスに8連勝を阻まれたとはいえ、第2試合に出場するファイターでは決してない。そんな冷遇にもファイトを楽しむ精神状態が、グティエレスから伝わってきた。


──クリス、土曜日にアラテンヘイリと対戦しますが、今の調子はいかがですか。

「実は今、コンテンダーシリーズでチームメイトの試合を見てきたばかりで(※取材は10日に行われた)。マルケル・メデロスが、UFCと契約できて凄くエキサイトしているんだ」

──素晴らしいヒザ蹴りでのKO勝ちでした。クリスも週末に試合に向けて、弾みがつきましたね。

「イエッサー! チームメイトの勝利にはいつも元気づけられるし、しっかりとファイトウィークをやり切れそうだよ!!」

──ところで昨年11月にフランキー・エドガーの最後の試合相手を務めました。あのような経験は、クリスに何を与えてくれるのでしょうか。

「UFC殿堂のフランキー、一番最近のペドロ・ムニョス戦はトップ10ファイターで、ケージの中での経験値、知識と僕よりずっと多い選手との試合だった。僕もこれまでやってきたことを全てぶつけて、自分がもっと上で戦えることを証明しようと思っていた。勝っても、負けても、そこで見つかった課題をしっかりと克服してきたから、今回の試合で成長したところを見せたいと思う」

──ペドロとの試合はカーフを蹴り、良いパンチも入れていました。ただ左を被弾してダウンしてから、試合の流れが変わりました。

「あの試合でどうやってプレッシャーを止めるのか。違うやり方があることを学んだ。だからこそ、アラテンヘイリというパンチ力があってレスリングも強い相手に、その成果を発揮できるんじゃないかと期待している。オクタゴンを共有する対戦相手のことは、誰だって尊敬しているけど、自分の存在を証明する試合にしたいと思っている」

──日本の空手マスターが、クリスは移動してパワーを創るのでなくて、止まった状態でエネルギーを養成できると指摘していました。そういう選手はUFCでも稀だと。

「いや、全ての力は身の内から興すモノだろう。ただ、その言葉には感謝している。土曜日も、この体の中で養成したパワーで戦うよ」

──ところで今、中国のMMA界の発展はすさまじいです。経済力があり、人口も多く、上海にはUFC PIもあります。クリスは中国人ファイターの成長をどのように感じていますか。

(C)Zuffa/UFC

「中国のMMAはもの凄いことになっているよ。

だからこそ、中国で戦ってみたいんだ。そして中国の文化に浸ってみたいと思っている。いつの日か実現させたいね」

──そのような背景があって、アラテンヘイリというファイターが存在していますが、クリスはどのように戦いたいと思っていますか。

「僕の過去の対戦相手は、アラテンヘイリが戦ってきた相手よりレベルが高かった。そんな相手にも僕は勝っている。試合の度に成長しているとも思っている。前回の試合──ペドロ・ムニョスとのファイトで、僕は負けたけど……あの敗北は必然。いや、あの試合で僕は負けないといけなかったんだ」

──えっ? どういうことですか。

「7連勝をしていて、僕はきっと自信過剰になっていた。調子に乗っていたんだよ。あの試合で負けたことで、また原点に戻ることができた。自分にはまだまだ学ぶことがあって、前回の試合で見えた穴を埋める練習を懸命にやってきた。この気持ちを思い出させるためには、あの敗北が必要だったと思っている。あの経験を経て、今の僕が何をできるのか皆に披露したい」

──再びトップ10ファイターと戦うために、非常に大切なファイトとなります。ここで披露したいモノとは何でしょうか。

「成長したところを見せたい。キャリア的には少しステップバックになったけど、色々と学ぶことができた。自分を一度バラバラにして、創りなおしてきたんだ。そのうえでファンの皆が楽しめるエキサイティングな試合にしたい。

この試合は僕だけでない、アラテンヘイリにとっても自己証明の場だと分かっている。今日、マルケルが見せたように自分の存在価値をぶつけ合うような試合だ。コンテンダーシリーズのような戦いは僕にも経験がある。それに勝者と敗者の明暗が明白になる経験もしてきた。土曜日もそういう試合になる。そして僕がアラテンヘイリを料理するよ」

──クリス、今日はありがとうございました。最後に日本のMMAファンにメッセージをお願いします。

「僕に話を聞いてくれて、この声を日本のファンに届けてくれることを感謝しているよ。僕は日本と中国のカルチャーに凄く興味を持っているんだ。試合だから、勝つか負けるか分からない。でも僕とアラテンヘイリの試合を心から楽しんでほしい」

■視聴方法(予定)
10月15日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFN230対戦カード

<フェザー級/5分5R>
ソディック・ユースウ(米国)
エジソン・バルボーサ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス(米国)
エイドリアン・ヤネツ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ミシェウ・ペレイラ(ブラジル)
アンドレ・ペトロスキー(米国)

<130ポンド契約/5分3R>
エドガー・チャイレス(メキシコ)
ダニエル・ラセルダ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
クリスチャン・ロドリゲス(米国)
キャメロン・サーイマン(南アフリア)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
TJ・ブラウン(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
タイナラ・リスボア(ブラジル)
ハヴェナ・オリヴェイラ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
テランス・マッキニー(米国)
ブレンドン・マロッティ(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
イリナ・アレクシーワ(ロシア)
メリッサ・ディクソン(英国)

<バンタム級/5分3R>
クリス・グティエレス(米国)
アラテンヘイリ(中国)

<女子ストロー級/5分3R>
アシュリー・ヨーダ―(米国)
エミリー・ダコーテ(米国)

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MMA MMAPLANET o UAEW UFC UFN UFN230 アラテンヘイリ アンドレ・ペトロスキー エイドリアン・ヤネツ エジソン・バルボーサ エドガー・チャイレス エミリー・ダコーテ キック キャメロン・サーイマン クリスチャン・ロドリゲス クリス・グティエレス ショーン・シェルビー ジェニファー・マイア ジョナサン・マルチネス ダニエル・ラセルダ ダレン・エルキンス テレンス・ミッチェル ボクシング ミシェウ・ペレイラ ヴィヴィアニ・アロージョ 中村倫也

【UFN230】クリス・ロドリゲス戦へ、キャメロン・サーマン「バンタム級の未来が開かれる」

【写真】アジアンと変わらないぐらい童顔のキャメロン。しかし、強いです(C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC ApexでUFN230:UFN on ESPN+88「Yusuff vs Barboza」が開催され、キャメロン・サーイマンがクリスチャン・ロドリゲスと対戦する。
Text by Manabu Takashima

南アフリカの23歳、サーイマンはコンテンダーシリーズからUFCにステップアップし、現在3連勝中だ。まだあどけなさが残るサーイマンは、MMAに関して話すことが大好きな好漢で──その受け答えはケージのなかと同じように溌溂としている。


──キャメロン、クリス・ロドリゲスと週末に戦います。今の気持ちを教えてください。

「最高の気分だよ。過去一番のキャンプができて、ケガも全くなかった。体重も順調に落ちているし、全てがパーフェクトに進んでいるよ。UFC APEXの少ない観客の前で、最高のパフォーマンスを披露したいと思う。それに、凄く多くの南アフリカの人々がこの試合を見るだろうからね。ただフィニッシュするだけでなく、ボーナスを手にするためにオクタゴンで戦うよ」

──今、まさにUFC APEXで戦うことに触れていましたが、過去3戦はPPVショーでした。PPVイベントとFight Nightショーではファイトウィークの過ごし方も含め違いを感じることはありますか。

「まず、今回のUFC APEXでの試合は、コンテンダーシリーズを思い出せるものだよ。コーナーマンの2人と3人だけでやってきて、そこもコンテンダーシリーズに似ているよね。もちろん大観衆の前で試合をすることも好きだけど、ショーン・シェルビーからの申し出がFight Nightショーだったことで、気持ちが落ちることは一切なかった。良い対戦相手だし飛びついたよ。なんといっても、僕にとっては初めてメインカードで戦う機会が訪れたわけだしね。

僕らは試合の2週間前にやってきて、ファイターズホテルでなくパームス・ホテル&カジノに宿泊していた。そして、ファイトウィークになるとPPVショーとは違う、より専門的なメディアからのインタビューを受けているよ。こうやって色々な舞台を経験していくことが、チャンピオンになるための道のりだと理解している」

──前回のテレンス・ミッチェル戦は初回でTKO勝ちを収め、UFCデビューから連勝が3になりました。

「何もダメージがなくて速攻で勝つことができたから、よりやる気が増したよ。特にケガをすることなく試合に勝てたことは最高だ。今週末の試合も、全く同じような戦いにしたいと思っている」

──ロドリゲスはアグレッシブで、ウェルラウンダー。凄く良いマッチアップだという風に聞かされると、正直どのように思いますか。

「対戦相手は25歳で、僕は12月に23歳になる。2人の若い選手の試合に関して、そんな風に言ってもらえるなら嬉しいよ。この試合は将来のタイトル・コンテンダーが生まれる試合になるからね。クリスチャン・ロドリゲスもしっかりと準備をしてきているだろうし、僕と同じようにフィニッシュを狙ってくるに違いない。どちらのファイターの手が挙げられるのか──。僕の一番の武器は、スタミナだ。試合が最終回までいっても、全く問題ない。でも、最初の一打で勝負を決める。それが僕の狙いだよ」

──「僕とロドリゲスはレベルが違う。一方的な試合になる」というような返答ではなかったですね。

「しっかりと準備をしてきたし、キャンプにもコーチにも自信を持っている。そして、試合ではやるべきことを全てを出し切る。ハードワークの成果を見せるよ。10カ月で4試合目、継続的にハードトレーニングをしてきたし、土曜日には答えがハッキリするから──そんな風にいう必要もないよ」

──ところでキャメロンが戦うバンタム級戦線には、中村倫也選手という日本のMMA界から久しく輩出されなかった──UFC首脳が期待するファイターがデビューしました。彼のことは視野に入っていますか。

「チームメイトのマーク・ホルムが8月にUAEWで試合をした時に、アブダビで会場に向かうバスのなかでUFC Fight Passでシンガポール大会をチェックしていたんだ。そうしたら、途中でWi-Fiの調子がおかしくなって(笑)。でも、彼の動きはしっかりと見たよ。あのパフォーマンスは圧巻だった。次の試合が決まって、またリンヤ・ナカムラの戦いを見てみたい。なにより、いつの日か彼と戦いたいと思う。

MMAを戦う上で、何かベースとなるファイトスタイルを身に着けている場合、それが彼にょうにレスリングだとベストだよね。UFCのチャンピオンも元々はレスラーだったファイターがどれだけ多いか。レスリングは最高のベースだよ、MMAにおいて。南アフリカの子供達がMMAをやりたいと言えば、僕ならレスリングと器械体操をその前に経験させる。

キックボクシングからMMAに転じると、打撃の技術を伸ばすだけでなくレスリングとグラップリングを身に着けることは絶対だ。僕のベースはキックボクシングだけど、試合中に打撃戦で劣勢の場合は、上手くレスリングとグラップリングを使う取り入れることができた。僕は打撃の基礎があって組み技を消化できているから、レスリングに絶大な力を誇る選手に対しても、アドバンテージを持っている。そうなれたのもヘッドコーチ、アシスタントのコーチのお陰だ。彼がいなければ、僕は今ここにいない」

──レスリングと器械体操ですか。いやぁ、興味深いですね。

「僕がこんな話ができる機会を与えてくれることを、心から感謝している。ホント、日本で戦うことは僕にとって一つの夢なんだ。その機会が訪れ、十分に資金があったら日本中を回って、日本の人々とこんな風にMMA談義をしたいね」

──円安がどんどん進んでいるので、自分たちからすると笑いごとでないですが、キャメロンの日本旅行は難しくないと思います(笑)。

「OK。それは楽しみだ。日本のファンも含め、皆に土曜日のファイトでバンタム級の未来が開ける瞬間を見せたいと思う。フィニッシュをして、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを獲得することを約束するよ」

■視聴方法(予定)
10月15日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFN230対戦カード

<フェザー級/5分5R>
ソディック・ユースウ(米国)
エジソン・バルボーサ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス(米国)
エイドリアン・ヤネツ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ミシェウ・ペレイラ(ブラジル)
アンドレ・ペトロスキー(米国)

<130ポンド契約/5分3R>
エドガー・チャイレス(メキシコ)
ダニエル・ラセルダ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
クリスチャン・ロドリゲス(米国)
キャメロン・サーイマン(南アフリア)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
TJ・ブラウン(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
タイナラ・リスボア(ブラジル)
ハヴェナ・オリヴェイラ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
テランス・マッキニー(米国)
ブレンドン・マロッティ(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
イリナ・アレクシーワ(ロシア)
メリッサ・ディクソン(英国)

<バンタム級/5分3R>
クリス・グティエレス(米国)
アラテンヘイリ(中国)

<女子ストロー級/5分3R>
アシュリー・ヨーダ―(米国)
エミリー・ダコーテ(米国)

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Black Combat DEEP MMA MMAPLANET o Road to UFC UAEW UAEW45 UFC UFC Fight Night その他 アムル・マゴメドフ アリ・アルカイシ カイラー・フィリップス カイ・カラフランス クリス・グティエレス サンスハル・アディロフ ショーン・オマリー ダナ・ホワイト チムール・ヴァリエフ ディラン・サルバドール ハオーニ・バルセロス パウリアン・パイヴァ フィルカドベク・ヤクボフ ブラッド・カトーナ ホジェリオ・ボントリン ボクシング マーク・ストリーグル ユ・スヨン ライカ リネット・ハバロフ ヴァルテル・コリアンドロ ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラ 吉野光 藤田大 藤田大和

【UAEW45】藤田大和&吉野光が、UFCファイトウィークのアブダビでRoad to UFCよりも厳しい相手と対戦

【写真】吉野と藤田が、とんでもない猛者とアブダビで戦う (C)UAEW

17日(火・現地時間)にUAEはアブダビのアルジャジーラ・クラブで開催されるUAE Warriors45に日本から藤田大和、吉野光の2選手が出場することが同プロモーションの公式SNSで明らかとなっている。
Text by Manabu Takashima

藤田は8月のフィルカドベク・ヤクボフをギロチンで倒して以来2カ月弱のUAEW再出場で、吉野は3月に──コンテンダーシリーズ第8週でUFCとサインを果たした──ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラにTKO負けを喫して以来の再起戦となる。

当初の予定ではUFC294の前日=20日開催だった同大会だが、17日に前倒しとなり、会場も二転ほどした結果──同国のプロサッカー・チーム=アルジャジーラ・クラブの本拠地で実施されることとなった。

9日(月・同)に出されたプレスリリースで上位5カードが正式発表され、その文末には「その他のカードは今週中に決定する」と記されながら、実は同じ日に全対戦カードのCGが公とされており、そこにはしっかりと藤田と吉野の顔と名前が確認できる。

いかにも中東らしく、また「中東ではよくあることだ」と関係者が公言してしまうドタバタ感のあるイベントだが、Abu Dhabi Showdown Week2023と呼ばれるファイトウィーク大会らしく、16カ国からファイターが集まるなど注目すべき試合が多い。


そもそもUFCの前日開催ではセレモニアル計量と時間がバッティングし、ダナ・ホワイト&カビブ・ヌルマゴメドフのルッキンフォー・ファイトとして機能しないことから、スケジュールが前倒しになったとも伝わってくる今大会。かなりの可能性で両者が視察する展覧試合になり、出場選手にとっては千載一遇の機会ともいえる。

そんなUAEW45のメインはUAEWライト級王座決定戦=アムル・マゴメドフ✖ジェコンギル・ジュマエフの一戦だ。マゴメドフはヌルマゴ軍団の24歳の新鋭で、これまでの戦績は6勝0敗──3試合でRNCより一本勝ちがある。

対してウズベキスタンのジュマエフはキャリア10勝3敗のストライカーで、クラシカルなグラップラー✖ストライカー対決となる。とはいえジュマエフはUAEWでディラン・サルバドールにヴァンフルーチョークで敗れた1試合しか経験しておらず、マゴメドフ・アップの試合という見方は十分になされる。

(C)Zuffa/UFC

勝負論でいえばコメインのバンタム級戦=チムール・ヴァリエフとパウリアン・パイヴァの顔合わせがより興味深い。

WSOFで5勝1敗、PLFで3勝0敗、UFCでは2勝1敗のヴァリエフは、TUFシーズン31でブラッド・カトーナに敗れオクタゴン復帰がならなかった。が、ハオーニ・バルセロスに勝利しWSOF時代には今週末のUFC Fight Nightに出場するクリス・グティエレスと1勝1敗と、正真正銘オクタゴンで戦うだけの力を持った実力者だ。

(C)Zuffa/UFC

対するパイヴァはUFCで3勝4敗。

カイ・カラフランス、ホジェリオ・ボントリン、そしてショーン・オマリーらに敗れているが、カイラー・フィリップスから勝ち星を挙げており、ヴァリエフに劣らない力の持ち主といえる。

さらにはUAEWフェザー級及びUAEWアラビア・フェザー級チャンピオンのアリ・アルカイシが、世田谷育ちのUFCベテラン=マーク・ストリーグルに勝利しているイタリアのヴァルテル・コリアンドロとノンタイトル戦で戦う。UFC級、UFCを目指す選手が砂漠に集まる大会で藤田大和は11勝1敗1分のカザフスタン人ファイター=サンスハル・アディロフ、吉野光はヌルマゴ・チーム所属のダゲスタンファイターで7勝0敗のリネット・ハバロフと戦うこと決まった。

DEEP ✖Black Combatの対抗戦で日本を震撼させたユ・スヨンがバンタム級のベルトを巻くカザフのNAIZAとヌルマゴ所有のEagle FCという両プロモーションのフライ級とバンタム級で計6勝0敗のアディロフは、スイッチヒッターでジャブが伸びるボクシングと、テイクダウン防御に優れたレスリング力を持つ。

さらには倒されないように戦うなかで、アナコンダチョークやがぶってバック奪取という堅守&カウンターアタックも強い。バックを取ってからの安定度も抜群のアディロフと藤田の一戦はフライ級タイトルが掛かっていても一切おかしくない対戦といえる。

他方、吉野と戦うハバロフは所持していたGorilla Fightingバンタム級王座がEagle FCに移管され、現時点で4度防衛中の現役王者だ。ハバロフもまたスイッチヒッターだが、打撃は前蹴りを見せて組むためのオーバーハンドが定番で、最大の強味は左右どちらの手が前にあっても、問題がなく相手を倒し続けるテイクダウン能力の高さだ。

倒せばコントロールする力も抜群で、抑え込みも非常に強い。それ故にボディロックに来た際の吉野の担ぎ系の柔道技や内股、倒された時のブリッジでリバーサルという展開が見られるのか。

もちろん、その2つの局面が強いことはハバロフ陣営は百も承知だろう。それでの通じるのが本当の意味での必殺技。吉野にとっては日本で決めまくった技術が、ダゲスタンのトッププロスペクトに通じるのか、真価が問われる一戦となる。

同様に藤田にとっての今回の試合も彼が日本で見せることがなかった近距離での打撃の攻防が、中央アジアの猛者を相手に有効なのか──ここも注目すべきポイントだ。

いずれにせよ、藤田と吉野は国内のどのプロモーション、アジア系の大会、さらにRoad to UFCよりも手強い相手と両者は砂漠で戦うことになる──これが彼らのMMA道、痺れるチャレンジだ。

■視聴方法(予定)
10月17日(火・日本時間)
午後11時時~UFC FIGHT PASS

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN44 キック クリス・グティエレス ペドロ・ムニョス

【UFC ESPN44】攻撃が届かなかったムニョス、一発の左で間が変わりグティエレスから3-0判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
クリス・グティエレス(米国)

ムニョスがローを2度空振りする。グティエレスは逆に右カーフを極め、右前蹴りからジャブを当てる。スイッチを交えるグティエレスに、なかなか攻撃が届かないムニョスは飛び込むように左フックを放つと、この一発が見事にアゴを捕えてダウンを奪う。

グラウンドに移行したムニョスは、ガードの中でエルボーを落とす。グティエレスはクローズドガードを取って回復に努めると一瞬のハイガードも、すぐにクローズドに戻る。起き上ってパンチからトーホールド、ヒザ十字狙いのムニョスが、スクランブルでバックを取る。さらに自ら下になったムニョスの足関節狙いは不発に終わり、試合はスタンドへ戻る。ムニョスは圧を掛け、グティエレスがスピニングバックフィストとスピニングバックキックを入れた。

2R、ムニョスは左ローを蹴り、右ハイを狙う。すっかり足の攻撃が当たる距離で戦うようになったムニョスは、ジャブを受けてもローを蹴り合い、右を伸ばす。グティエレスはムニョスの左に右を合わせるが、左右のローを蹴られる。チェックをすることも多く、ダメージはないグティエレスだが、自ら攻撃も完全に減ってしてまっている。

ムニョスは右ローを蹴り、左を振って前に。かわしたグティエレスが左ローから、ジャブを当てる。決定打がなく、この回は終わった。

最終回、「何もしてない」とセコンドに奮起を促されたグティエレスが左ミドルを入れる。ムニョスはここも前に出てプレッシャーを掛け、右をヒットさせる。グティエレスは左の相打ち前蹴り、左ハイを放つ。そしてローからジャブを当てるなど、グティエレスの手数は確実に増えている。

ムニョスの飛び込みをかわしたグティエレスが、右ロー。さらに後ろ回し蹴りもかわして、右をう打っていく。スピニングバックフィストはブロックしたムニョスは構えを変えてパンチを放つ。残り90秒、グティエレスは右ハイも顔面を捕えることはできない。間合いを外し回るグティエレスがブーイングが送られる。ステップインから右を当てたムニョスは、シングルをかわされる。グティエレスは踏み込んでエルボー、最後にトルネードキックを見せたが届かずクローズドガードを取った。

結果、3-0の判定勝ちをしたムニョスは「若くて強い相手と戦えた。だから、僕は過去6年間トップ15にランクされているんだ」と勝者は話した。


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【UFC ESPN44】ロイヴァルとフライ級トップ対決、マテウス・ニコラウ「今回もシャベ・ジ・オーロだ」

【写真】この試合がプレリミって……どういうこと(C)Zuffa/UFC

15日(土・現地時間)、ミズーリ州カンザスシティのTモバイル・センターで開催されるUFC ESPN44「Holloway vs Allen」でブランドン・ロイヴァルと戦うマテウス・ニコラウ。

マネル・ケイプ、ティム・エリオット、デヴィッド・ドヴォルザーク、マット・シュネルと勝利を重ね、確実にランクを上げてきた。「過去最高にタフな試合になる覚悟はできている」という一方で、確かな自信を持っていた。

勝てば確実にタイトル挑戦が見えてくる一戦を前にして、ニコラウの心境とは。


――マテウス、前回のマット・シュネル戦の前のインタビューでは全ての局面で優っていると話していましたが、右フックでKO勝ちしました。

「言った通りになったよね。全てのエリア、全ての要素で僕が上だった。練習してきたことの全てを出せたわけじゃないけど、練習をしてきたことで勝てた。だから凄くハッピーだったよ。

でも満足はしていない。ただ思ったように練習の成果を見せて勝つことができたので、今回の試合も同じメンタルで臨むことができる。しっかりと準備してきたから、ブランドン・ロイヴァルがミスをすると、そこにつけこんでしっかりと勝利を手にするよ」

──そのロイヴァル戦、今週土曜日の試合に向けて精神的に良い状態のようですね。

「メンタルもフィジカルも最高さ。ケガなく、予定していた練習メニューを全てやり切ることができた。過去最高のシェイプだし、技術力も上がっている。より強くなり、より成熟した。その姿を土曜日に見てもらうよ。

全てをやってきた。これ以上の準備はない。今回もシャベ・ジ・オーロだよ。黄金の鍵を掛けて、キャンプを終えることができた」

──ではブランドン・ロイヴァルの印象を教えてください。

「タフなファイターだ。背が高くて、サウスポー、良いペースで戦うことができる。スタンドでも積極的に攻めるけど、グラウンドでのサブミッション・ゲームを好んでいる。きっと良い試合になるよ」

──サブミッションを狙う。そこに付け入る隙があるという見方は、正しいでしょうか。

「だいたい長所は短所になるもんだよ。良いペースで戦うと言ったけど、やり過ぎる面がある。だから、隙を与えてしまうんだ。僕としてはブランドンがアグレッシブに攻めてくる方が、距離を取ってくるより戦いやすい。

ブランドンはスタンドでもそうだけど、グラウンドでもミスをする。もちろんデンジャラスだし、一気呵成に攻める強さを持っている。でも、彼が攻撃を仕掛けてくる時こそ、僕が攻撃を仕掛ける時でもあるんだ。今回はキャリアで一番タフな試合になる覚悟ができているけど、精神的にはこれまでと何も変わりない」

──ここで勝てばブランドン・モレノ✖アレッシャンドリ・パントージャ戦の勝者への挑戦権を得ることができると思っていますか。

「そう信じている。ブランドンを一方的に破ることができればね。フライ級は世界戦で戦う選手が固定されてきた。新しいチャレンジャーの誕生をファンも待っているはずだ。この試合でブランドンに勝ち、その場に進むことができると信じている。準備はできているよ。

そのために今回の試合で圧勝する。KO勝ちか一本勝ちかは、どうでも良い。とにかく圧倒して、良い試合にしたい。一方的に勝つ、それだけだよ。ベストを尽くすから、日本の皆のサポートを期待しているよ。アリガト」

■視聴方法(予定)
4月16日(日・日本時間)
午前6時30分~UFC FIGHT PASS
午前6時~U-NEXT

■ UFC ESPN44計量結果

<フェザー級/5分5R>
マックス・ホロウェイ: 146ポンド(66.22キロ)
アーノルド・アレン: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
エジソン・バルボーサ: 146ポンド(66.22キロ)
ビリー・クゥアンティロ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分5R>
ダスティン・ジャコビー: 206ポンド(93.44キロ)
アザマット・ムルザハノフ: 205ポンド(92.99キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
イオン・クテレバ: 206ポンド(93.44キロ)
タナー・ボザー: 203ポンド(92.07キロ)

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス: 136ポンド(61.69キロ)
クリス・グティエレス: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グイダ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ラファ・ガルシア: 154.5ポンド(70.08キロ)

<フェザー級/5分3R>
TJ・ブラウン: 146ポンド(66.22キロ)
ビル・アレジオ: 146ポンド(66.22キロ)

<フライ級/5分3R>
ブランドン・ロイヴァル: 126ポンド(57.15キロ)
マテウス・ニコラウ: 126ポンド(57.15キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
エド・ハーマン: 206ポンド(93.44キロ)
ザク・カミングス: 206ポンド(93.44キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ピエラ・ロドリゲス: 116ポンド(52.62キロ)
ジリアン・ロバートソン: 116ポンド(52.62キロ)

<ライト級/5分3R>
ランド・バンナータ: 156ポンド(70.76キロ)
ダニエル・セジューベル: 156ポンド(70.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ブルナ・ブラジル: 116ポンド(52.62キロ)
デニース・ゴミス: 115ポンド(52.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
ガストン・ボラノス: 136ポンド(61.69キロ)
アーロン・フィリップス: 136ポンド(61.69キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ホセリン・エドワルツ: 136.5ポンド(61.91キロ)
ルシエ・プシオワ: 136ポンド(61.69キロ)

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『UFC on ESPN 44: Holloway vs. Allen』前日計量動画


MAIN CARD (ESPN+, 8:30 p.m. ET)

・Max Holloway (146) vs. Arnold Allen (146)
・Edson Barboza (146) vs. Billy Quarantillo (146)
・Dustin Jacoby (206) vs. Azamat Murzakanov (205)
・Tanner Boser (203) vs. Ion Cutelaba (206)
・Chris Gutierrez (136) vs. Pedro Munhoz (136)
・Rafa Garcia (155) vs. Clay Guida (154,5)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 5:30 p.m. ET)

・Bill Algeo (146) vs. TJ Brown (146)
・Matheus Nicolau (126) vs. Brandon Royval (126)
・Zak Cummings (206) vs. Ed Herman (206)
・Gillian Robertson (116) vs. Piera Rodriguez (116)
・Lando Vannata (156) vs. Daniel Zellhuber (156)
・Bruna Brasil (116) vs. Denise Gomes (115)
・Gaston Bolanos (136) vs. Aaron Phillips (136)
・Joselyn Edwards (136,5)* vs. Lucie Pudilova (136)

 『UFC on ESPN 44: Holloway vs. Allen』前日計量結果。ルーシー・パディロヴァと対戦するジョセリン・エドワーズが136.5ポンドと0.5ポンドオーバー。出場給の一部を譲渡し試合は行われます。その他の選手はパスしています。




 前日計量動画。


UFC on ESPN 44 predictions: Who's taking Arnold Allen over ex-champ Max Holloway in mighty K.C.?(MMAJunkie)

 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・マックス・ホロウェイ vs. アーノルド・アレンはホロウェイ支持9人、アレン支持2人。

・エジソン・バルボーサ vs. ビリー・クアランティーロはバルボーザ支持6人、クアランティーロ支持5人。

・ダスティン・ジャコビー vs. アザマット・ムルザカノフはジャコビー支持1人、ムルザカノフ支持10人。

・イオン・クテラバ vs. タナー・ボザーはクテラバ支持2人、ボザー支持9人。

・ペドロ・ムニョス vs. クリス・グティエレスは11人全員グティエレス支持。

・クレイ・グイダ vs. ハファ・ガルシアはグイダ支持7人、ガルシア支持4人。続きを読む・・・