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Column MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN50   アス・アルマバエフ アレクサ・グラッソ オーデ・オズボーン カイラー・フィリップス カーラ・エスパルザ カールストン・ハリス ギャビン・タッカー コディ・ダーデン コリー・サンドハーゲン ジェイク・ハードリー ジェシカ・アンドラーデ ジェレマイア・ウェルス ジエゴ・ロピス タティアナ・スアレス ダスティン・ジャコビー デニス・ブズーキア ハオーニ・バルセロス ビリー・クゥアンティロ ルドヴィット・クライン ロブ・フォント

【UFC ESPN50】試合結果 Music Cityで4年ぶりのUFC。メインでサンドハーゲンがフォントを完封

【写真】カーラ・エスパルザ、アレクサ・グラッソに続き、アンドラーデに勝利。世界挑戦が待たれるスアレスだ (C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)テネシー州ナッシュビルのブリヂストン・アリーナでUFC on ESPN50「Sandhagen vs Font」が開催された。翌日は北米を代表するオープンホイール・レース=Indy CarのMusic City Grand Prixが開かれ、強さと速さを荒そうウィークエンドのDay01=UFC ESPNは2019年3月以来、実に4年5カ月ぶりの世界最高峰の来訪だった。

メインのバンタム級戦はコリー・サンドハーゲンが、ロブ・フォントをTD&コントロールで完封。サラリとパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトが5選手に行われる印象的なフィニッシュが見られたイベントとなった。

デビュー戦でボーナス獲得となったアス・アルマバエフ、そしてジェイク・ハードリーを破ったコディ・ダーデンとフライ級で気になるファイターが台頭している。

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=タチィアナ・スアレス、ダスティン・ジャコビー、ジエゴ・ロピスカールストン・ハリスアス・アルマバエフ

UFC ESPN50
<140ポンド契約/5分5R>
○コリー・サンドハーゲン(米国)5R
判定
詳細はコチラ
×ロブ・フォント(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
○タティアナ・スアレス(米国)2R1分31秒
ギロチンチョーク
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×ジェシカ・アンドラーデ(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
○ダスティン・ジャコビー(米国)1R1分33秒
TKO
×ケネディ・ンゼチェクウ(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジエゴ・ロピス(ブラジル)1R1分38秒
腕ひしぎ腕固め
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×ギャビン・タッカー(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
○タナー・ボーザー(カナダ)3R
判定
×アレクサ・キャマー(米国)
<ライト級/5分3R>
○ルドヴィット・クライン(スロバキア)3R
判定
詳細はコチラ
×イグナシオ・バハモンテス(チリ)
<バンタム級/5分3R>
○カイラー・フィリップス(米国)3R
判定
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×ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
○カールストン・ハリス(ガイアナ)3R1分50秒
アナコンダチョーク
詳細はコチラ
×ジェレマイア・ウェルス(米国)
<フェザー級>
○ビリー・クゥアンティロ(米国)3R
判定
×デイモン・ジャクソン(米国)
<フライ級/5分3R>
○コディ・ダーデン(米国)3R
判定
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×ジェイク・ハードリー(英国)
<146.5ポンド契約/5分3R>
○ショーン・ウッドソン(米国)3R
判定
×デニス・ブズーキア(米国)
<フライ級/5分3R>
○アス・アルマバエフ(カザフスタン)2R3分11秒
RNC
詳細はコチラ
×オーデ・オズボーン(米国)
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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN50 コディ・ダーデン ジェイク・ハードリー ブログ

【UFC ESPN50】コディ・ダーデンがジェイク・ハードリーにフルマーク勝利。意外な選手が台頭してきたッ!!

<フライ級/5分3R>
コディ・ダーデン(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジェイク・ハードリー(英国)

サウスポーのハードリーが素早い右ジャブから左を伸ばす。そこに右を合わせていくダーデンが、右ローから右ストレートを当てる。ダーデンは右ボディも見せ、右から左と近距離で打っていく。シングルにダースを合わせようとしたハードリーは、離れた直後に左を伸ばしたところで、シングルレッグでテイクダウンを奪われる。

ダーデンはエルボーを落としてハードリーを流血に追い込むと、スクランブルでバックに回る。背中をつけたハードリーをサイドで抑えたダーデンは、スクランブルから胸を合わせてきたハードリーをボディロックで倒してトップをキープする。シングルレッグ&レッスルアップのハードリーが離れると、左を伸ばす。ワンツーからテイクダウンに出たダーデン、ハードリーのギロチンは極めるには時間が足らなかった。

2R、ハードリーは左ボディを見せ、テイクダウン狙いにギロチンを合わせるが、頭を抜かれてダーデンにトップを許す。足関狙いを捌いてスタンドに戻ったダーデンが右エルボーをヒット。続くシングルレッグへのハードリーのカウンターのギロチンを防ぎ、クリンチから打撃の間合いに。ダーデンはハードリーのダブルレッグをスプロールし、アナコンダへ。そのまま上を取って絞め続けるが、腹ばいになったハードリーがエスケープし、直後にバックに回る。乗り過ぎて落とされそうになったハードリーは、後ろ三角からエルボー、パンチを打ちつける。ハードリーは左腕を伸ばして腹ばいに。苦悶の表情を浮かべるダーデンだが足首を掴んで解除にかかる。ハードリーは三角クラッチを続けることができず、腕を抜いたダーデンはシングルレッグを潰してパンチを落とし時間となった。

3R、握手で最後の5分に向かった両者。ハードリーが左ハイ、左ボディを入れフックを当てる。ダーデンも右ストレートをヒットし、右インローでハードリーのバランスを崩す。右ボディ&左というコンビのダーデン、ハードリーも左を打って前に出る。ダーデンはそこにエルボーを合わせ、インローで削っていく。引き続き右を当てるダーデンはハードリーのダブルレッグを初回同様にスプロールし、がぶると足首をコントロールしてしっかりと潰す。

根負けしたハードリーはガードを取り、ダーデンは立ち上がってローへ。レッスルアップのハードリーは、ここもダブルレッグを切られる。残り40秒を切り、頭を刈られたハードリーはまたも引き込んでしまう。そしてシングルもスプロールされ、ダーデンはパンチを落としながら観客を煽り――時間に。同時にシャウトして勝利をアピールしたダーデンが、フルマークの判定勝ち。

「ナッシュビル、立ち上がれ。みな、やれるんだ」と興奮して話すと「腕十字は入っていた。でも、俺はケージで死んでも構わない覚悟で戦っている。タップはしない」と言葉を続けた。モカエフ戦の秒殺一本負けから4連勝、意外なファイターが台頭してきた。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC286 ジェイク・ハードリー マルコム・ゴードン

【UFC286】61秒、左ボディショットからゴードンをパウンドアウトのハードリーがモカエフを挑発

<129.5ポンド契約/5分3R>
ジェイク・ハードリー(英国)
Def.1R1分01秒 by TKO
マルコム・ゴードン(カナダ)

サウスポーのハードリーが右ジャブを伸ばし、体重オーバーのゴードンが左ジャブから右ローを蹴る。ローを蹴り合い、前に出て左を打つハードリーがボディを決める。動きが落ちたゴードンの左に右を合わせたハードリーは、続いて左ボディを打ち抜く。そのまま前方に崩れたゴードンに左右の鉄槌を立ったまま連打したハードリーが、あっという間にKO勝ちを決めた。

「モカエフは3R、掛かったよな。モカエフはホテルでも、ケージでも目を合わせようとしない。できればヤツをぶっ飛ばしたい」とハードリーは話した。


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BELLATOR Brave CF Cage Warriors IMMAF MMA MMAPLANET o UFC UFC286   オマル・モラレス カマル・ウスマン クリス・ダンカン グンナー・ネルソン ケイシー・オニール サム・パターソン ジェイク・ハードリー ジェイ・ハーバート ジェニファー・マイア ジャスティン・ゲイジー ジャック・ショア ジュリアナ・ミラー ジョアン・ウッド ドゥスコ・トドロビッチ ブライアン・バルベレナ マクワン・アミルカーニ マルコム・ゴードン マーヴィン・ヴェットーリ ムハマド・モカエフ ヤナル・エシュモズ ラファエル・フィジエフ ルドヴィット・クライン レオン・エドワーズ レローン・マーフィー ロイベルテ・エチェベリア

【UFC286】計量終了 エドワーズがファンと共に「HSD」チャント。モカエフ&ハードリーも見逃せない

【写真】セレモニアル計量時にモカエフはフィリョよりもしっかりとリカバリーできているようだった(C)Zuffa/UFC

18日(土・現地時間)に英国ロンドンのO2アリーナで開催されるUFC 286「Edwards vs Usman」の計量が17日(金・同)に行われている。

メインは昨年8月と立場を変えたUFC世界ウェルター級選手権試合=王者レオン・エドワーズ✖カマル・ウスマン戦、コメインでライト級のジャスティン・ゲイジー✖ラファエル・フィジエフが組まれている。

全15試合のPPV大会で米国勢の出場は僅かに4選手、コメインとオープニングマッチのヴェロニカ・マセド✖ジュリアナ・ミラー以外は全て英国もしくは欧州勢が出場している。


フィニッシュしかないという状況で右を見せて反応させ、左ハイでKOというアップセットを起こしたエドワーズとの再戦に向け、ステージに登壇したウスマンは地鳴りのようなブーイングを受ける。

反対にこの日、一番のサポートを受けたエドワーズは、フェイスオフで興奮気味に言葉をウスマンとぶつけ合う。「今も話してきたけど、明日の夜オクタゴンで話そう」とウスマン。エドワーズは「ヘッドショット・デッド」と観客を煽り、「明日の夜には、またヘッドショットを決めて王座防衛できることにワクワクしている」とコメントした。

上記にあるように欧州勢が目立つイベントのなかで、11人に及ぶジョンブル魂(?)の持ち主たち。ここではフライ級の2選手に注目したい。オクタゴン3連勝、プロMMA戦績は8勝0敗──アマからの通算戦績は30連勝というモカエフは、IMMAFからBRAVE CFでプロデビューし、6戦目にUFCデビューを果たしたダゲスタンから移住ファイターだ。

対戦相手のジェフェフ・フィリョは昨年のコンテンダーシリーズでロイベルテ・エチェベリアと対戦し、左フックでダウンを奪いパウンドアウトしている。レスリング的というよりもMMAとしてテイクダウン&スクランブルを身につけ、KOパンチもあるフィリョを相手に、英国レスリング界で活躍しバーレーンのKHK MMAのエルダル・エルダノフにケージレスリングを学んだモカエフが、組み勝てるのか。

順調すぎるキャリアアップで、ピンチや土壇場での粘りに課題があるとモカエフは見られていたが、前回のマルコム・ゴードン戦で腕十字による逆転勝ちをし、勝負強さも見せている。とはいっても、このままトップ10&トップ5と進むには経験値を挙げる必要があると思われるモカエフだが、果たして──。

もう1人のフライ級英国ファイター=ジェイク・ハードリーは、モカエフに逆転負けを喫したゴードンとの対戦だ。EFC WorldwideとCage Warriorsでフライ級のベルトを巻いたハードリー、話題性ではモカエフに遅れをとるが、経験値の高さと実力的には上と見られていた。

ハードリー自身がモカエフと比較してくれるなという空気を醸し出していたが、UFCでは2戦目で敗北を喫し立場は逆転した。それでも──計算できる部分でモカエフより安定した力があるという見方は成り立つハードリーだけに、母国でのゴードン戦は逆転ではないフィニッシュ勝利が求められる。

またライト級ではクリス・ダンカンとサム・パターソンはという2人のコンテンダーシリーズ出身英国人選手がオクタゴン・デビューを飾る試合も注目したい。

ダンカンはBellator欧州大会で3連勝しながらオクタゴンを目指し、コンテンダーシリーズへ。2021年には敗北を喫したが、諦めずに昨年も参戦し契約を勝ち取っている。

一方のパターソンはBRAVE CFで6勝1敗のレコードを残し、タイトル戦線で浮上しながら、砂漠からコンテンダーシリーズというオアシスも求めた。

ダンカンは9勝1敗、パターソンは10勝1敗1分。それぞれがオマル・モラレス、そしてヤナル・エシュモズを相手に10勝目と11勝目を狙う試合は──英国の今&これからを知るうえで、フライ級の2試合とともに見逃せない。

■視聴方法(予定)
3月19日(日・日本時間)
午前2時~UFC FIGHT PASS
午前6時~PPV
午前6時~WOWOWライブ

■UFC286 計量結果

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]レオン・エドワーズ: 170ポンド(77.11キロ)
[挑戦者]カマル・ウスマン: 170ポンド(77.11キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ゲイジー: 156ポンド(70.76キロ)
ラファエル・フィジエフ: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
グンナー・ネルソン: 170ポンド(77.11キロ)
ブライアン・バルベレナ: 171ポンド(77.56キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
ケイシー・オニール(英国)

<ミドル級/5分3R>
マーヴィン・ヴェットーリ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ロマン・デリツ: 186ポンド(84.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジャック・ショアー: 146ポンド(66.22キロ)
マクワン・アミルカーニ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
クリス・ダンカン: 156ポンド(70.76キロ)
オマル・モラレス: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級/5分3R>
サム・パターソン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ヤナル・エシュモズ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ: 126ポンド(57.15キロ)
ジェフェウ・フィリョ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
レローン・マーフィー: 145.5ポンド(66.0キロ)
ガブリエル・サントス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ミドル級/5分3R>
クリスチャン・リロイ・ダンカン: 185.5ポンド(84.14キロ)
ドゥスコ・トドロビッチ: 186ポンド(84.37キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー: 126ポンド(57.15キロ)
マルコム・ゴードン: 129.5ポンド(58.74キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド: 126ポンド(57.15キロ)
ルアナ・カロリーナ: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイ・ハーバート: 156ポンド(70.76キロ)
ルドヴィット・クライン: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴェロニカ・マセド: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジュリアナ・ミラー: 125.5ポンド(56.92キロ)

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MMA MMAPLANET o UFN214 カーロス・キャンデラリオ キック ジェイク・ハードリー ボクシング

【UFN214】冴えわたる近距離キックボクシングから三角絞めでハードリーがキャンデラリオを一蹴

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー(英国)
Def.2R2分39秒by 三角絞め
カーロス・キャンデラリオ(米国)

右ミドル、ワンツーでボディストレートを見せたキャンデラリオが圧を掛ける。近い距離でパンチ、蹴りを交換しハードリーが左のカウンターを繰り出す。サウスポー同士、右ジャブを差し合い、カーフという流れを比較的に近い距離で続け、キャンデラリオが左オーバーハンドを伸ばす。前に出るキャンデラリオが右ミドルを入れ、ハードリーもケージ際から前に出て右ボディフック、エルボーを果敢に打っていく。

ケージ中央でのキックボクシングマッチは、両者がブロッキングを駆使するなかでハードリーが左ストレート、キャンデラリオが右ミドルを決める。一進一退の攻防のなかでキャンデラリオがワンツーを入れ、ハードリーは下がりながらのアッパーをヒットさせる。続いて左ストレートを効かせ、左カーフからワンツーと素早いパンチの回転を見せると、ついにはキャンデラリオが回るようになる。左ストレート、ボディフックを決めたハードリーがローの打ち合いのなかで、より圧力を掛けるようになり左ボディでキャンデラリオを抉る。間合いを取り直すキャンデラリオは、左ストレートを打たれ圧され気味のなかで初回を終えた。

2R、左ローをまず蹴ったハードリーだが、右ミドルを受けて姿勢を乱す。キャンデラリオが組んでケージにハードリーを押し込むが、体を入れ替えたハードリーはボディから左フックを入れて離れる。ジャブ&ロー、左ストレート、右ボディといよいよ攻撃の回転力が増してきたハードリーは、右ジャブから左ストレートを決める。キャンデラリオはシングルレッグへ。その勢いを利し、足をすくってロールしようとしたハードリーだったが、上手く体を預けられ下になる。その刹那ハードリーは三角絞めをセットして、エルボーを下から打ち込む。頭を固定され、ヒジを受け続けるキャンデラリオは鉄槌に体を起こそうとしたところでタップした。


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LFA MMA MMAPLANET o Road to UFC RYO TSUNE UFC UFC ESPN36   アラン・ナシメント カーロス・キャンデラリオ ジェイク・ハードリー チャールズ・ジョンソン ムハマド・モカエフ ヴィクター・アルタミラノ 平良達郎 松根良太

【UFC ESPN36】平良達郎&松根良太に訊くUFC初勝利─03─「今、MMAが凄く楽しい」(平良)

【写真】平良が沖縄に戻った日にTheパラエストラ沖縄で練習していた面々と。向かって右が彼をパラエストラ沖縄にいざなったお兄さんの龍一さんだ (C)RYOTA MATSUNE

14日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されたUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」で、UFCデビュー戦で勝利した平良達郎と師匠=松根良太の対談、最終回。

UFC初陣を勝利を終え、師弟は今後をどのように考え──実力査定を済ませたのか。その自信のほどと尋ねた。

<平良達郎&松根良太対談Part.02はコチラから>


──あの健気さは受けると思います。やはり米国人には英語で話しかけないと。それにしても平良選手は、米国では高校生に間違われたりしないですか。

松根 色々なファイターに『何歳なの? 若すぎるだろ』とは言われました(笑)。

平良 22歳なんですけど……。

──あのメッセージの反応の方は?

平良 それは分からないですけど、会場では写真を撮ってと言われたり、SNSでの受けが凄いです。フォロワーがそもそも7000人ぐらいだったのが、外国の人のアカウントが一気に2万人ぐらい増えて。

──会場でもモテモテだったのではないですか。

平良 それなかったです(笑)。

松根 ファイトナイトなので。A-PEXでお客さんも少ないですし。PPVショーになれば(笑)。

平良 成田に着いた時に検査の手伝いをしていた外国人の人に「あなた、NARUTO(─ナルト─)好きね。知ってるよ。私も好きだし」って言われて。

──おおUFC出場効果ですか!!

平良 自分もUFCでNARUTOのアピールをしていたので、「UFC、視てくれたんだ」って伝えると、「? 携帯の待ち受けがNARUTOね」って。

──……。吉本ならズッコケていますよ。がっかりネタじゃないですか(笑)。

平良&松根 アハハハハ。

──とにかく最初のミッションはクリアしました。同時にカーロス・キャンデラリオやヴィクター・アルタミラノはUFCでも一番下のクラスです。これからどんどん対戦相手も強くなっていくでしょう。実際、同じくフライ級でデビュー戦だったジェイク・ハードリーはメインカードで戦い、しかもアラン・ナシメントに完敗を喫しました。ウェルラウンディット時代に下を取って、あそこまで強い選手が特に目立つことなく活動している。改めてUFCの奥深さを感じた次第です。

松根 ナシメントが計量の時から、凄く大きくて。ハードリーより達郎の方が大きくて。あのナシメントのサイズが、UFCフライ級の体格なんだろうと。試合でもナシメントがハードリーを上手くコントールしていました。ハードリーも良いところがあったのですが、全般的にナシメントの方が上回っていましたね。あのレベルは……高いです。

達郎に関しては段階を踏んでいきたいとは思ってはいるのですが、僕の中では今、ハードリーやナシメントとやっても達郎は競りてる自信があるとは思っています。

──おお、平良選手……スミマセン。いつも心配が先だって相手を大きく見て、過小評価をしてしまって。

平良 大丈夫です。僕もそうなので(笑)。

松根 とはいえランキングの上位に入って来る選手と戦うと、そうはいかないです。ただイリディアムのジェイソン・ハウス代表が凄く丁寧に考えてくれている方なので、『早急にステップアップさせるのではなくて、段階を踏ませたい』という意見なんです。だからUFCと直接交渉する彼の判断と手腕を信じて、オファーのあった相手と戦っていきます。

僕と達郎が試合を断ることはないので、届いたオファーはその都度飲んでやっていきたいです。そういう意味でもジェイソン・ハウスと出会えたことは、凄く大きいですね。

──1月のラスベガス行きからノンストップでやってきました。少し休息して、次への英気を養ってください。

平良 ありがとうございます。北海道に旅行に行くことは決まっているのですが、今、MMAが凄く楽しくて。試合が終わってか、北海道に旅行に行きたいということ以外は『次はどこを強化しようか』ってことばかり考えちゃうんです。アレもやりたい、これもやりたい。ここで練習したいとかばっかりで。

UFCと契約してからMMAが本当に楽しくて。次の試合までに、自分にしか分からない進化ってあると思うので、どんな相手が来ても自信を持って戦えるように強くなっていきたいです。

──UFCで1試合戦って、自分の位置を確認したいと試合前に言っていました。キャンデラリオ戦を終えて、UFCでやっていける手応えが掴めましたか。

平良 キャンデラリオに負けたら、どうしようという不安はありました。自分の力がそれだけしかなかったら、これからどうなるんだと。相手の力は戦ってみないと分からないので、そういう不安は相当ありました。

でも実際に戦ってみて、この局面は負けたとか怖かったということが特になかったです。ただし強化しないといけないポイントは、言いだしたらキリがないほど存在しています。UFCの上の選手を見て……いえ、上の選手じゃないですね。新しくサインをしたジェイク・ハードリーさんとか、ムハマド・モカエフとかに勝てるかと言ったら、自分も自信がないので。ただ、そういう選手と戦っていきたいという気持ちが強いです。新世代ということじゃないんですけど、僕と同じ時期にUFCと契約した選手たちと。

彼らとの潰し合いに加わりたいので、そういう試合が組まれるよう強化しようと思います」

──ハードリーにモカエフ、モカエフは6戦目でUFCデビューを果たし──勝手ながらMMAPLANETでは英国の平良達郎と呼ばせてもらっています(笑)。

平良 モカエフはジェイクさんより強いと思います。

──7月23日にモカエフはUFC第2戦で、LFAフライ級王者のチャールズ・ジョンソンと戦います。凄く楽しみな一戦です。

平良 モカエフが絶対に勝つと思います。ジョンソンのLFAの試合も視ましたけど……。

──なるほど、興味深い発言です。あとキャンデラリオ戦のパウンドとエルボー、久しぶりに荒々しい平良選手が見られたかと感じました。あの辺りもUFCで戦っていくことでリフレッシュした部分と、気合の入り方が違ってきたのかと。

平良 パウンドって思ったより疲れるなって……改めて思いました。思い出した感じですね(笑)。パウンドの練習もやらないとダメですね。

松根 平良達郎個人のことでいえば、これが第一歩です。UFCのベルトを獲るには、あと6連勝か7連勝が必要です。その途中で躓くことがあるかもしれないですが、これからの10試合でUFCのベルトに手を届かせたいです。ただし、簡単な道ではないです。それでも夢は口に出してこそ、叶うモノだと思っています。

平良達郎とはしっかりとUFCのベルトを目指し、これからも二人三脚で戦っていくのでファンの皆さんにも見守って欲しいです。同時に平良に皆さんの夢を乗っけて、期待してほしいですね。Road to UFCでもUFCという最高峰を夢見る選手たちが出場しますが、達郎も皆と共に日本の強さを知らしめていきたいです。

──押忍。とにもかくにも平良選手の勝利で、日本のファンが喜んだ。これは本当に良かったです。そんなファンの皆さんに改めて、感謝の気持ちをお願いします。

平良 日本からたくさんの応援があって、本当に嬉しかったです。僕がUFCと契約してからの周囲の盛り上がり方は、断トツで過去一番でした。応援してくれている皆の気持ち、期待が感じられたことが、最高のモチベーションになりました。また次の試合も、皆に喜んでもらいたいので──絶対に勝ちます。応援、ありがとうございました。

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN36 アラン・ナシメント ジェイク・ハードリー

【UFC ESPN36】ルーキーにオクタゴンは甘くない。ナシメントがハードリーを組みと寝技で完封

<フライ級/5分3R>
アラン・ナシメント(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジェイク・ハードリー(英国)

サウスポーのハードリーに右ミドルハイをナシメントが見せる。前蹴り、ローを繰り出すナシメントは、ハードリーの左の蹴りをキャッチしてテイクダウンを奪う。ハードリーはゴゴプラッタからオモプラッタでスイープ。ナシメントはカウンターのヒールへ。ヒザを畳んで防いだハードリーに対し、ナシメントが下から鉄槌で殴っていく。ここから腹ばいになって足を取り続けるナシメントが、前転して外掛けストレートフットロックからロールしてスイープに成功する。

見事な動きを見せたナシメントは、足を抜きに掛かり左のパンチを落とす。クローズドガードを取ったハードリーは望まない試合展開となっているか。ナシメントは左足をぬき掛かると、潜りを通して枕でプレッシャーを掛け、最後にハードリーがシングルに出たが時間に。ナシメントのラウンドとなった。

2R、跳びヒザ、前蹴り、右ローから右ハイと蹴り技を多用するナシメントは、ケージを背負うとダブルレッグを決める。ゴゴプラッタを潰されたハードリーはヒップエスケープからスクランブルを伺うが、ナシメントが許さない。ボディにヒザを入れ、スクランブルではバック奪取を狙うナシメントの動きに、ハードリーはガードを強いられる。

ナシメントが左足を抜き、Zハーフを潰して上体を固めにかかる。ハードリーは左腕を差してスイープ狙いに反応される。バタフライガードから煽りにも、しっかりとしたポスチャーで抑えるナシメントのペースで試合が進む。ついに背中を譲って立ち上がったハードリーが、胸をわせてポジションを入れ替えたが──残り20秒を切っており、反撃はないばかりか逆に押し込み返されてしまった。

最終回、右ジャブを伸ばし前にでたハードリーは、テイクダウン狙いにマルセロチンをセットしていく。引き込んだ防いだナシメントは、潜りからレッスルアップを狙いつつ、足関&スイープへ。肩を固めて防御したハードリーが、半身のナシメントの上体を起こしバックを伺う。ナシメントが前方に落とし、シングルにはダースチョークの態勢に入る。

腹ばいからスクランブル狙いのハードリーだが、シングルをがぶったナシメントがアンクルピックにも足を抜いて試合がスタンドに戻る。続くナシメントのダブルに、またもマルセロチンに入ったハードリーは、引き込まれてもクラッチを解かない。しかし、窮屈な姿勢でスイープを許し、頭を抜いたナシメントが左のパンチを落とす。

ナシメントは上を取ったままタイムアップを迎え、フルマークの判定勝ちを収めた。試合前のインタビューでガードを取るスタイルを10年前と評したハードリーだが、その寝技の強さの前に敗れた……。


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BELLATOR Cage Warriors MMA MMAPLANET o ONE UFC UFC ESPN36 アラン・ナシメント カーロス・キャンデラリオ ケイトリン・チューケイギアン ジェイク・ハードリー デイヴィー・グラント ベラトール マニュエル・トーレス ミッチ・ラポーソ ムハマド・モカエフ ヴィルナ・ジャンジローバ 修斗 平良達郎 海外

【UFC ESPN36】平良と同日デビュー、ジェイク・ハードリー「ダナが間違ってなかったことを証明する」

【写真】戦績8勝0敗、25歳ながら驚くほどUFCデビュー前でも落ち着き払っていた(C)Zuffa/UFC

14日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」で、ジェイク・ハードリーがアラン・ナシメントとUFC初陣を戦う。

奇しくも平良達郎と同日デビューを戦う英国のフライ級ファイターは戦績8勝0敗と平良よりも実戦経験が少ない。それでいて南アフリカのEFCワールドワイドとCage Warriorsでフライ級王者になり、Bellatorも経験──コンテンダーシリーズを経てUFCに辿り着いた。

豪州のHEX FSと修斗でチャンピオンになる間に、ONEで1勝を挙げているようなキャリアの積み方だ。自身のキャリアアップ方法からくる自分への信頼感の強さは半端ない。今後、平良と拳をかわす可能性も十分にあるハードリーに初インタビューを試みた。


──土曜日にアラン・ナシメントと戦うジェイク(※取材は5月11日に行われた)、本来3月の母国ロンドン大会で迎える予定だったUFCデビュー戦がいよいよ実現しますね。

「確かにロンドンでデビューできなかったことは残念だったけど、あの時の体調では減量をやり切ることはできなかった。ベストの状態で戦うためには致し方ないし、その分今回の試合に向けてはしっかりと調整してきたから自信を持って戦うことができるよ。

それにベガスはコンテンダーシリーズの時にやってきて、PIは慣れ親しんだ環境だ。コンテンダーシリーズの時と、同じように調整できているしベガスはまるで第2のホームのようだよ」

──そのコンテンダーシリーズですが、試合は2RでRNCを極めてミッチ・ラポーソを破りましたが、計量失敗でした。北米MMAは日本とは違い、計量に失敗してもファイトマネーの一部を対戦相手に譲渡し、キャッチウェイト戦で実施されれば良いという空気があります。ただし、コンテンダーシリーズは一発勝負のトライアウト大会です。計量失敗はUFCとの契約に向けて、相当にネガティブな印象を与えたかと感じました。

「あの時はとんでもないことをしでかしたと、本当に落ち込んだよ。試合は一方的に勝てた。でも、指摘された通り計量で失敗していたから契約することは諦めていた。でも、パフォーマンスを評価されたのか、ダナ・ホワイトは僕を選んでくれたんだ。

人生の逆転劇のように感じた。夢が実現したんだ。人生の大半をUFCファイターになるために費やしてきたから、本当に嬉しかったよ。あれ以上にハッピーなことは人生で起こっていない」

──ところでジェイクは英国のローカルショーから4戦目に南アフリカのFECワールドワイドに遠征して、現地のトップファイターであるズールを破り同プロモーションのフライ級王座を獲得しています。母国でなく海外のプロモーションをステップアップの場としたのはなぜですか。

「あの時、英国で対戦相手が見つからなかったんだ。国内ナンバーワンのCAGE WARRIORSで戦う機会を伺っていたけど、難しかった。だからアフリカ最大のMMAプロモーションであるEFCにアプローチを掛けたんだ。そうするとフライ級チャンピオンのズールに挑戦できる機会を得た。

向うはEFCのトップでTUFベテラン、こっちはプロ4戦目だ。舐められていたと思う」

──リスキーだとは考えていなかったですか。

「試合機会に全く恵まれていなかったから、戦うしかない。勝てば良いことだから。相手のホームタウンで戦うことは、まぁ判定では不利になることは多いよね。でも、自分の力に自信があった。考えると、今回のベガスでの試合はあれ以来の遠征になるよ。あっ、国外での試合はアイルランドもあったね」

──Bellatorのダブリン大会ですね。あのときは世界で2番目のプロモーションと複数契約を結ぶことはなかったのですね。

「Bellatorにはフライ級王座が認定されていないからね」

──あっ、そうでした。失礼しました。

「だから1試合契約で戦った。でもファイトマネーはそれまでのような200や300ポンドと違い良い条件で試合ができた。そしてブレイン・オドリスコールにRNCで勝ちを収め、バンタム級での契約の話がきたんだ。でも、Cage Warriorsからフライ級でのオファーがあったから、そっちを選んだんだよ」

──結果、2戦目でフライ級王者となりコンテンダーシリーズ出場、ついにUFCデビューです。対戦相手アラン・ナシメントの印象を教えてください。

「スピードがあって、柔術や打撃が良い選手だ。レスリングもできて、どの場所でも戦えるね。強い相手にもスプリットで負けだし、タフな良い対戦相手だよ」

──ウランベコフ戦はスプリットで負けましたが、ナシメントが勝っているようにも見えた接戦でした。アームロックかスイープ、フットロックからリバーサル、腕十字からもフラワースイープを決めるなど関節技とリバーサルのコンビネーションが光っていました。

「その通りだ。でも、ジャッジはガードからのコントロールを評価しなかったね。UFCや米国ではああいう風にガードから攻める選手が本当に少なくなった。10年前ならもっとジャッジが理解を示し、勝っていたかもしれないけど。ただ極め切れなかったし、攻撃に転じるまでの時間は膠着気味のファイトで、試合を動かしていなかった。ならスコアでは勝てないよ。ガードポジションを取り過ぎていた。ただ、あのガードゲームは危険だし、十分に注意を払うよ。

それでも立ち技、レスリングは当然として、グラウンドでも僕にアドバンテージがある。それに彼は僕をテイクダウンすることはできないよ。柔術では良いけど、下になれば僕はエルボーも打てるし、まぁ問題ないだろう。しっかり勝って、ダナ・ホワイトがコンテンダーシリーズで下した判断が間違っていなかったことを証明するよ」

──平良達郎選手の契約で、UFCフライ級戦線が日本のファンから注目されています。ところで同じ英国籍を持つムハマド・モカエフについて、どのような印象を持っていますか。

「気にしていないよ。ちょっとUFCとの契約は早いだろう。あのキッドがデビュー戦で戦ったコディー・ダーデンは僕が思うにUFCフライ級で最弱の選手だ。モカエフは僕のように十分な実績を残さずUFCとサインした。僕はEFCフライ級王者になり、ベラトールで勝ち、Cage Warriorsフライ級王者になりながら、コンテンダーシリーズを戦ってUFCに来たんだ。あのキッドと比較されたくはないよ」

──なるほどぉ。では平良達郎選手のことは認識していますか。

「正直、余り知らない。PIで見たけど、本当に若いね。でも10勝0敗なんだから、良い選手なんだろうね。これからしっかりと見させてもらうよ」

■視聴方法(予定)
5月15日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS

■対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
ヤン・ブラボヴィッチ: 205.5ポンド(93.21キロ)
アレクサンドル・ラキッチ: 205ポンド(92.99キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ライアン・スパーン: 205ポンド(92.99キロ)
イオン・クテレバ: 206ポンド(93.44キロ)

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 125.5ポンド(56.92キロ)
アマンダ・ヒーバス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
フランク・カマチョ: 155ポンド(70.31キロ)
マニュエル・トーレス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー: 125.5ポンド(56.92キロ)
アラン・ナシメント: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィヴィアニ・アロージョ: 125ポンド(56.7キロ)
アンドレ・リー: 125ポンド(56.7キロ)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン: 155ポンド(70.31キロ)
アラン・パトリッキ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ: 115ポンド(52.16キロ)
アンジェラ・ヒル: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125ポンド(56.7キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
ニック・マキシモフ: 184.5ポンド(83.68キロ)
アンドレ・ペトロスキ: 185ポンド(83.91キロ)

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【UFC ESPN36】計量終了 仕切り直しの平良達郎のオクタゴン初陣。キャンデラリオが再計量で何とかパス

【写真】キャンデラリオの目の周囲は、健常者のソレではないように見えるほど。どこまでリカバリーできるのか(C)Zuffa/UFC

13日(金・現地時間)、14日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」の計量が行われた。

2週間前に試合開始の3時間前に、対戦相手カーロス・キャンデラリオの体調不良でUFCデビュー戦の2週間のスライドが決まった平良達郎は問題なく125ポンドで計量をクリアした。


しかし、対戦相手のキャンデラリオは本計量で127ポンド、下着を脱いでボックスのなかで測り直しても126.5ポンドで、フェイスオフ後に再計量を強いられた。

ステージからスケールが取り払われ、フェイスオフ後に再計量に臨んだキャンデラリオは126ポンドと辛くもクリアし、平良のUFCデビュー戦はキャッチウェイト戦とはならなかった。

とはいえ、2週間前に体調不良で欠場したキャンデラリオは、この減量で相当に疲弊している様子で──願望を込めて平良のオクタゴン初勝利に有利な状態になっているように思われる。

■視聴方法(予定)
5月15日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN36計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
ヤン・ブラボヴィッチ: 205.5ポンド(93.21キロ)
アレクサンドル・ラキッチ: 205ポンド(92.99キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ライアン・スパーン: 205ポンド(92.99キロ)
イオン・クテレバ: 206ポンド(93.44キロ)

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 125.5ポンド(56.92キロ)
アマンダ・ヒーバス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
フランク・カマチョ: 155ポンド(70.31キロ)
マニュエル・トーレス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー: 125.5ポンド(56.92キロ)
アラン・ナシメント: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィヴィアニ・アロージョ: 125ポンド(56.7キロ)
アンドレ・リー: 125ポンド(56.7キロ)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン: 155ポンド(70.31キロ)
アラン・パトリッキ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ: 115ポンド(52.16キロ)
アンジェラ・ヒル: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125ポンド(56.7キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
ニック・マキシモフ: 184.5ポンド(83.68キロ)
アンドレ・ペトロスキ: 185ポンド(83.91キロ)

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DWCS S05 EP07 MMA UFC クリスチャン・ロドリゲス ジェイク・ハードリー ビチェスラブ・ボルシェフ マルティン・ブダイ

【DWCS S05 Ep07】勝者ロドリゲス、計量失敗&25歳という理由でサインなし。ジェイク・ハードリーは??

<137ポンド契約/5分3R>
クリスチャン・ロドリゲス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
レイジェス・コーテズ(米国)

この試合もロドリゲスが、計量をミスしキャッチウェイト戦に。実妹トレイシーに続き、UFC初の兄妹ファイターを目指すコーテズ。まずワンツーでボディを殴るコーテズは、ステップインからの接近戦でパンチを交換する。ヒザに右を合わせたロドリゲスが左フック、さらに跳びヒザを狙う。そのタイミングで組みついたコーテズが、ケージにロドリゲスを押し込む。ロドリゲスは肩パンチ、コーテズがヒザをボディに入れる。右エルボーを当て、ワキを潜ってバックに回ったコーテズは、正対してウィザーのロドリゲスをケージに押し込む時間が続く。

ダブルアンダーフックもテイクダウンを奪えないコーテズは、エルボーを受けて離れる。ロドリゲスは右を当て、左ジャブもヒットさせる。コーテズの右アッパーに左右のフックを返したロドリゲスが、ダブルレッグを切る。コーテズは近い距離でパンチを受けながら、組みに行くがテイクダウンは奪えず鼻血が目立って来る。ヒザを入れ、組まれても離れるロドリゲスが左ボディ、シングルを切ってバックエルボーを繰り出す。

ジャブの差し合いから、右の同士討ち。ハイへのテイクダウン狙いを切られたコーテズは再びボディを打たれ印象点を譲った。

2R、ワンツーをヒットさせたロドリゲスに対し、細かいパンチを返したコーテズがヒザのタイミングで組んでいく。テイクダウンを許さず離れたロドリゲスは、口が開くコーテズにワンツーも、右の空振りに組みつかれる。ヒザを蹴り合い、離れるとコーテズがショートのワンツーを打っていく。ドッグファイトを嫌がったか、離れたロドリゲスは左右のフックやヒザを受けそうになる。

ここから前に出たロドリゲスが左フックも、コーテズが組んでケージへ押し込む。直ぐに離れたロドリゲスはダブルレッグを切って、ヒザ蹴りからパンチも動きは落ちている。クリンチで肩を打ちつけるロドリゲスも、かなり削られてきたようだ。コーテズは離れワンツーも、ヒザを受け、左の相打ちでもロドリゲスが優勢だ。ワンツーに組んだコーテズだったが、ここもテイクダウンを奪えずヒザと肩パンチを貰って時間となった。

最終回、ワンツーの打ち合いから、ダブルレッグもスプロールされたコーテズは、動きが単調だ。ロドリゲスはワンツーからスリーを打っていくが、その3つ目で体が流れ組んだコーテズがバックに回りテイクダウンを奪う。すぐに立ち上がったロドリゲスが胸を合わせると、離れたコーテズはワンツー右を被弾する。

ボディにワンツーを返したコーテズは、左で殴られダブルレッグを切られる。ケージに押し込まれたロドリゲスは離れるが、直ぐにクリンチとなり肩パンチを突き上げる。両者、動きに切れがなく、特に動きが落ちたロドリゲスはまたもダブルレッグからバックを許す。前転して引き込み、スクランブルのロドリゲス。コーテズもケージに押し込むことができず、離れてジャブを打たれる。

一進一退の精神戦、最後の10秒は粗いパンチの打ち合いからコーテズがダブルレッグへ。時間まで懸命に戦った両者、タイムアップとともにダナ・ホワイト詣で──もUFCレベルの攻防とはならなかった。

結果、フルマークでロドリゲスが判定勝ち、6連勝を達成したが──ダナ・ホワイトはビチェスラブ・ボルシェフ、ジェイク・ハードリー、マルティン・ブダイと並んで彼を合格とはしなかった。

ロドリゲスが計量をパスしていれば、話は違っていたというダナ。「まだ25歳、ピークはこれから来る」と言っているが、同じくハードリーは体重オーバーを指摘されたものの、その才能を認められサインとなった。そしてハードリーも25歳。全くつじつまが合わないが、いってみればUFCは一企業──MMAというスポーツを司っている公益性のある団体ではない。

さらにいえば米国のコミッションは興行の公平性を管理する営利団体であって、スポーツ性を重視する司法機関でないことは明白だ。UFCにスポーツとしての公平性はない。ただし、MMAの最高峰である事実に変りなく、市場性、タイミング、ファイトスタイル、何がUFCで求められているかを理解してうえで、選手はここを目指さないといけない。根底にあるのは、強さ。そこに一遍の曇りもないだけに、さらに険しい頂きに感じられる。


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