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お蔵入り厳禁【Special】月刊、大沢ケンジのこの一番:10月 チマエフ✖ウスマン~のミドル級戦線

【写真】既にミドル級に転向していたチマエフは、パウロ・コスタの代役出場となったウスマンより心身ともに優位にあったとはいえ……(C)Zuffa/UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。
Text by Shojiro Kameike

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。大沢ケンジ、水垣偉弥、柏木信吾というJ-MMA界の論客をMMAPLANET執筆陣がインタビュー。今回は何と大阪ケンジ氏が、水垣偉弥氏と同様に2023年10月の一番として、10月21日に行われたUFC294におけるカムザット・チマエフ×カマル・ウスマン戦をチョイス。

お蔵入り厳禁。メディアとしてご法度の同じマッチアップから今後のUFCミドル級戦線──『ショーン・ストリックランドとチマエフ、もし戦わば……』というトピックを語らおう。


――今回もよろしくお願いいたします。まずは大沢さんが選んだ2023年10月の一番を教えてください。

「カムザット・チマエフ×カマル・ウスマンですね。あれ、ヤバくないですか!」

――10月21日(現地時間)、UFC294でチマエフがウスマンに判定勝ちを収めた試合ですね。もうUFCの試合時間が5分3Rでは足りない、5分5Rを標準としたほうが良いのではと思わせるぐらい動き続けていました。

「本当にそうですね。5分3Rをずっとアタックし続けても、まだ体力が余っているぐらい(笑)。だからこそ、2Rにチマエフが攻めなかった理由が分からなくて」

――チマエフにしてみれば、ウスマンのほうがもっと出て来ると思ったのか。あるいはウスマンが終始チマエフの足を触る、つまりテイクダウンを狙っていたので警戒していたのか。

「確かにチマエフは警戒していたと思います。ただ、チマエフのほうも触ったら即倒せるようなテイクダウン力を持っているじゃないですか。1Rはタイミングで倒した要素もあるとは思うけど、あの展開の中で『完全にコントロールできる』と考えたはずですよね。でも2Rはチマエフが攻めず、ジャッジ2人がウスマンにつけていて」

――1Rはジャッジ3者とも10-8でチマエフのビッグラウンドとし、2Rは2者がウスマンの10-9。そして最終ラウンドはジャッジ2人がウスマンにつけるという採点結果でした。

「3Rは微妙なところでしたよね。ウスマンも寝かされていたけど、チマエフにはついていない。それでも何が凄いかっていうと、今までレオン・エドワーズ戦(今年3月、ウスマンが判定負けでベルトを失う)しか背中を着かされたことのないウスマンに対して、チマエフが相手の良いとこを出させずに組みで勝った。

しかも1Rは遠い距離から入って、足を掴んでから2度3度動かれても、しっかりとバックを取った。『とんでもなく組みの強いヤツが出て来た』と思いましたよね。本来、スタンドのバックコントロールから、背中に張り付いてバックマウントを奪いに行くとか。そういうことができないと、あの状態からテイクダウンディフェンスが強い相手を倒すって難しいんです。何といっても相手はウスマンですからね。そのウスマンを相手に、何度も何度も足を入れながら崩していく。ミドル級なのに軽量級のファイターが見せるような組み技の細かさで」

――ケージ際でバックを奪いながらも、展開できずに離れる選手は多いです。スタミナをロスしないためには、必要な戦術だと思います。軽量級でもそのような攻防が多いのに対し、チマエフはミドル級でもあれだけアタックし続けているのが驚きです。

「僕も、スタンドのバックコントロールが巧くない選手に対しては『そこで勝負せずに、離れ際だけ注意して離れろ』と言ったりします。しかもウスマンは、その際の処理がメチャクチャ巧い。なのに、そのウスマンが警戒して組みの対処が後手に回っている。勝負せずに相手の組みを受け入れて、そこからどうしようかと考えているような感じでしたね。あの展開で3Rをウスマンにつけるジャッジがいるんだってことにも驚きましたけど、そんなことは関係ないほどの衝撃を受けた試合でした」

――ウェルター級以上で、あれほど細かい組み技を見せる選手が増えると、日本人ファイターはどうなってしまうのでしょうか。

「中量級以上で戦っている日本人選手がどうなるか、ということですよね。それは難しいんじゃないですか。ただでさえ軽量級に比べたら中量級以上の選手層が薄い日本で、チマエフほどの細かい技術を持つファイターを生み出すのは――。岡見勇信みたいに、一人だけ世界のミドル級で戦える選手が突然出て来ることもあるし、一概には言えないですけどね」

――チマエフが飛び込むスピードも、ミドル級の中では速すぎるように思いました。

「ミドル級では抜けているスピードですよね。一方で、打撃は少しディフェンスが甘い。ただ、ウスマンの左ジャブだから食らってしまう――というのはありますけど」

――チマエフの登場で、今後のUFCミドル級が大きく動きそうですね。

「ミドル級はイスラエル・アデサニャがトップどころを一掃して、そこにアレックス・ペレイラ(※取材後の11月11日にUFC世界ライトヘビー級王者に)とストリックランドが出て来た。そこにチマエフが現れて……誰が勝てるかなぁ。

チマエフは体格も理想的なミドル級だし、打撃も綺麗なジャブとストレートを打つ。スイッチもできる。しかもチマエフって、MMAを始めたのは最近ですよね。2018年までレスリングをやっていて、その少し前——2017年あたりからアレクサンダー・グスタフソンのジムで練習し始めたとか。5年であれほど打撃ができるというのも、レスリングとバランスの良さがあってのもので」

――チマエフのアドバンテージとして、バランスの良さと圧の強さがあると思います。打撃の攻防の中で、ウスマンがハイを見せながら体勢を崩しました。それだけチマエフのプレッシャーが強かったのではないかと。

「ウスマンって相手と向かいあったらすぐにジャブを出すし、テイクダウンにも行く。それだけアタックの回数が多い選手なのに、2Rは――チマエフもそうですけど、ウスマンのアタックは少なかった。あのウスマンが引くぐらいの圧なんだろうなって思います。

チマエフはヌルマゴ(カビブ・ヌルマゴメドフ)に近いタイプかもしれませんね。ただ、ヌルマゴのほうが早く組みに行く。チマエフは結構、打撃の攻防をやりますから。今の時点で組みの力は図抜けているので、打撃も含めてこれから成長していくと、どこまで強くなるんだろう?』と思わせるファイターです」

――チマエフは現在ランキング9位です。まだ先の話ではありますが、現世界ミドル級王者のショーン・ストリックランドと対戦した場合は……。

「そういえばDJがインターネットのインタビューで、ウスマン戦を視て『チマエフの弱点が見えた』というようなことを言っていたんですよ。ショーン・ストリックラウンドのようにアタックの回数を多くして、ガス欠を起こさせたら――と。でもガス欠を起こさせたとしても……ですよね。

ウスマンがスクランブル出場であったとしても、あれだけチマエフはテイクダウンできたわけですよ。少しでも触ったら倒せる。だからもしチマエフがベルトを獲ったら結構な長期政権を築くんじゃないのかな、とも思っています」

――ストリックランドの圧に対しても、チマエフはウスマン戦と同じ展開に持ち込めるでしょうか。

「どうでしょうね……。まずストリックランドのジャブと前蹴りに対して、正面に立つのは嫌ですよね。しかも自分に考える暇も与えず、ストリックランドが攻めてくる。1Rは攻めあぐねたとしても、2R、3Rと猛追してくるじゃないですか。それができるのって、テイクダウンディフェンスと立ち上がる技術があるからで。ただ、チマエフもストリックランドを相手にしても触れば倒せると思います。そこからストリックランドが立ち上がることができるかどうか。今のUFCミドル級でも、チマエフの組みから逃れることができる選手は見当たらないから楽しみですよ」

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MMA o ONE UFC   アレクサンダー・グスタフソン オヴァンス・サンプレー

12.10『UFC 282』対戦相手が3人連続で欠場のオヴァンス・サンプレー、結局試合は消滅

不運と思うな。大人の流儀6


12.10『UFC 282』オヴァンス・サンプレー「3人目の対戦相手」アントニオ・トロコリも欠場(2022年12月06日)

 こちらの続報。


 12月10日にネバダ州ラスベガスで開催する『UFC 282: Blachowicz vs. Ankalaev』でオヴァンス・サンプレーの試合が消滅したとのこと。対戦予定だったアレクサンダー・グスタフソン、フェリペ・リンス、アントニオ・トロコリが3人連続で欠場し、結局ファイトウィークに代替選手が見つからなかったようです。続きを読む・・・
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F1 MMA o ONE UFC   アレクサンダー・グスタフソン オヴァンス・サンプレー

12.10『UFC 282』オヴァンス・サンプレー「3人目の対戦相手」アントニオ・トロコリも欠場

不運ゼロ生活: 24時間で開運体質になる琉球風水


12.10『UFC 282』オヴァンス・サンプレーの対戦相手が2度目の変更(2022年11月28日)

 こちらの続報。


 12月10日にネバダ州ラスベガスで開催する『UFC 282: Blachowicz vs. Ankalaev』でオヴァンス・サンプレーと対戦予定だったアントニオ・トロコリがビザ問題で欠場することをMMAJunkieが確認したとのこと。UFCは現在代わりの選手を探しているそうですが、大会まで時間がないことから見つかるかは不透明です。

 元々サンプレーはこの大会でアレクサンダー・グスタフソンと対戦予定でしたがフェリペ・リンスに変更、グスタフソンの欠場理由は不明。その後リンスも負傷欠場しアントニオ・トロコリに変更されていました。続きを読む・・・
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MMA o ONE UFC   アレクサンダー・グスタフソン オヴァンス・サンプレー

12.10『UFC 282』オヴァンス・サンプレーの対戦相手が2度目の変更

12.10『UFC 282』オヴァンス・サンプレーの対戦相手がアレクサンダー・グスタフソンからフェリペ・リンスに変更(2022年11月16日)

 こちらの続報。


 12月10日にネバダ州ラスベガスで開催する『UFC 282: Blachowicz vs. Ankalaev』でオヴァンス・サンプレーと対戦予定だったフェリペ・リンスが欠場、代わりにアントニオ・トロコリがサンプレーと対戦することをMMAJunkieが確認したとのこと。当初はサンプレーはアレクサンダー・グスタフソンと対戦予定だったので、2度目の対戦相手変更です。リンスの欠場理由は不明。

Antonio Trocoli(Sherdog)

 アントニオ・トロコリは現在31歳(試合時は32歳)のブラジル人でMMA戦績12勝3敗1無効試合。2019年7月の『Dana White's Contender Series 19』でケネス・バーグに1Rネッククランクで勝利しUFCとの契約を勝ち取りましたが、その後禁止薬物の陽性反応が出たことからUFCで1試合もすることなくリリースされた訳ありの選手ですが、欠場者が相次いだことによりスクランブルによるデビュー戦となりました。続きを読む・・・
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o UFC   アレクサンダー・グスタフソン

10.22『UFC 280』でヴォルカン・オズデミアとニキタ・クリロフが対戦


 UFCが10月22日にアラブ首長国連邦アブダビで開催する『UFC 280: Oliveira vs. Makhachev』でヴォルカン・オズデミア vs. ニキタ・クリロフのヘビー級マッチを行うことを発表。

 オズデミアは7月の『UFC Fight Night 208: Blaydes vs. Aspinall』でポール・クレイグに判定勝ちして以来の試合。現在UFCライトヘビー級ランキング8位。

 クリロフは7月の『UFC Fight Night 208: Blaydes vs. Aspinall』でアレクサンダー・グスタフソンに1R KO勝ちして以来の試合。現在UFCライトヘビー級ランキング11位。続きを読む・・・
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Report UFC UFC ESPN14 アレクサンダー・グスタフソン ファブリシオ・ヴェウドゥム ブログ

【UFC ESPN14】Vai Cavalo=ファブリシオ・ヴェウドゥム、腕十字でグスタフソンから一本勝ち!!

<ヘビー級/5分3R>
ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)
Def.1R2分30秒by 腕十字
アレキサンダー・グスタフソン(スウェーデン)

ライトヘビー級から階級を上げてきたグスタフソンが、左ジャブを繰り出す。ヴェウドゥムは右ローを蹴り、左ハイを狙う。グスタフソンのジャブにもローを入れ、シングルを仕掛けたヴェウドゥム。頭を刈ったグスタフソンが逆にトップを取る。背中をマットにつけながら足を掴み続けるヴェウドゥムは鉄槌を受けながら、立ち上がろうとしたグスタフソンを倒してバックへ。

腕十字に切り替えると、亀になったグスタフソンを上向けにしてスパイダーウェブの状態に。クラッチを切って左腕を伸ばしたヴェウドゥムがタップを奪い、2年8カ月振りの勝利の美酒に酔った。

「この試合はとても重要な試合だったんだ。もう泣きそうだよ(笑)。彼のパンチはハードだった」と話したヴェウドゥムは、ポルトガル語でメッセージで多くの仲間に感謝の言葉を伝えようとし、声を詰まらせるシーンが見られた。


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【UFC ESPN14】計量終了 ウィティカー✖ティル。グスタフソンがヘビー級で。10日前に続きチマエフ

【写真】ファイトアイランドの大トリはウィティカー✖ティル(C)Zuffa/UFC

24日(金・現地時間)、26日(日・同間)にUAEはアブダビ・ヤス島=UFC Fight Islandで開催されるUFC ESPN14「Whittaker vs Till」」の計量が行われた。

全15試合のロングランイベント。メインは元UFC世界ミドル級王者ロバート・ウィティカーとウェルター級タイトルコンテンダーのダレン・ティルのミドル級戦が組まれている。そんなファイトアイランド4連戦、最後のイベントに出場する30名のファイターが計量に臨み、ライト級でジェイ・ハーバートと戦うフランシスコ・トリナルドが5ポンド・オーバーで、30パーセントのファイトマネーの没収を受けキャッチウェイト戦でファイトすることとなった。


メインカードではセミでは今回のマウリシオ・ショーグン戦がリタイアメントマッチとなるアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ。

そしてアレキサンダー・グスタフソンがヘビー級に階級を上げて、5月にアレクセイ・オレイニクに敗れたファブリシオ・ヴェウドゥムと相対する。

ベウドゥムは「リモートワークでの調整がいかに不十分であったかを前回の試合で学んだ」とメディアデーで語っており、ヘビー級で戦うグスタフソンとともにどれだけコンディションを整えることができたかも勝敗の鍵を握ってくるだろう。

またメインカードのオープニングに出場するカムザット・チマエフは、10日前のファイトアイランド大会第2弾でジョン・フィリップスをダースチョークで破ったばかり。ケージウォリアーからUFCデビュー戦を迎えるリース・マッキーを相手にオクタゴン2連勝を狙う。

修斗に来日経験があり、パンクラス来日は幻に終わったマイク・グランディがキャリア13勝目(※1敗)を目指し、デビュー以来12連勝中で負けなしのロシアン=モフサル・エフロエフと戦う一戦も注目だ。

■UFC ESPN14計量結果

<ミドル級/5分5R>
ロバート・ウィティカー: 186ポンド(84.37キロ)
ダレン・ティル: 186ポンド(84.37キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マルリシオ・ショーグン: 206ポンド(93.44キロ)
アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ: 206ポンド(93.44キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ファブリシオ・ヴェウドゥム: 242ポンド(109.77キロ)
アレキサンダー・グスタフソン: 240ポンド(108.86キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
カーラ・エスパルザ: 116ポンド(52.62キロ)
マリナ・ホドリゲス: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ポール・クレイグ: 206ポンド(93.44キロ)
カジムラッド・アンデグロフ: 206ポンド(93.44キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・オリヴェイラ: 171ポンド(77.56キロ)
ペーター・ソボタ: 171ポンド(77.56キロ)

<ウェルター級/5分3R>
カムザット・チマエフ: 171ポンド(77.56キロ)
リース・マッキー: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ライト級/5分3R>
フランシスコ・トリナルド: 160ポンド(72.57キロ)
ジェイ・ハーバート: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニコラス・ダルビー: 171ポンド(77.56キロ)
ジェシー・ロンソン: 171ポンド(77.56キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・コリアー: 264 ポンド(119.74キロ)
トム・アスピナル: 248ポンド(112.49キロ)

<フェザー級/5分3R>
モフサル・エフロエフ: 146ポンド(66.22キロ)
マイク・グランディ: 146ポンド(66.22キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ハファエル・ペッソア: 264 ポンド(119.74キロ)
タナー・ボーザー: 235ポンド(106.59キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ベチ・コヘイア: 136ポンド(61.69キロ)
パニー・キアンザド: 136ポンド(61.69キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ラマザン・エメエフ: 171ポンド(77.56キロ)
ニクラス・ストルツァ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
ナサニエル・ウッド: 136ポンド(61.69キロ)
ジョン・カスタニエダ: 136ポンド(61.69キロ)