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【DEEP104】10月23日、北岡悟が現役続行の意義が問われる鈴木琢仁戦!! 平田直樹✖山本歩夢の潰し合いも

【写真】北岡が再びケージに足を踏み入れる(C)MMAPLANET

10 日(火)、DEEPが10月23日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催するDEEP 104IMPACTの対戦カードを発表している。

9月23日のDEEP103でDEEP暫定フライ級選手権試合=藤田大和✖伊藤裕樹、大原樹里✖小金翔のライト級戦。関鉄矢✖DJ.taiki、駒杵嵩大✖杉山廣平というZSTとNEXUSでベルトを巻いたファイターの初出場に加え、元ストロー級王者の越智晴雄がフライ級に階級アップし渋谷カズキと対戦するというカードを揃えているDEEPだが、10月大会もお腹いっぱいのマッチアップ第一弾発表となった。


真っ先に目を引くのは2月のDEEP100で大原樹里に敗れ、現役続行か如何な、その岐路が注目されていた北岡悟が、3月大会で秘技MMA版ヴィンガチーバを披露した鈴木琢仁と対戦する1戦だ。

自主興行での小金翔戦のドローを挟み、4連敗──過去10戦の戦績は2勝7敗1分の北岡が、再びケージに足に踏み入れることとなった。その敗北の多くが国内外の強豪が相手だったが、今回の対戦相手の鈴木は非常に特徴のあるファイターである一方で、戦績は9勝6敗のトップに届いていない選手だ。

試合結果は当然として、内容によっても──北岡悟というJ-MMAを代表し、一時代を築いたファイターが現役生活を続ける意義が問われることになる対戦といえよう。

これからのJ-MMAを睨むうえではフィーチャリングされるのが、平田直樹✖山本歩夢のフェザー級戦といえよう。

デビューからの1年で樹の兄でなく、平田直樹としての存在感を示す新鋭はデビュー4戦目で神田コウヤに惜敗、初黒星を喫して以来4カ月振りの再起戦となる。

対する山本は昨年12月のデビューから、経験値で上回る相手に3連続フィニッシュ勝利を挙げている逸材だ。

『格闘DREAMERS』では二次でケガもあっても脱落も、MMAだけが人生とないビジョンが同オーディションの方向性と合わなかったという側面も見られた。

パラエストラ千葉ネットワーク所属も自らのマイクで『あまりパラエストラで練習していないですけど』と言い切ってしまう個性的かつ尖がっている山本と平田は、この時点で潰し合わせるのが勿体ないという取り方もできる注目カードだ。

さらに6月のDEEP101のメインで対戦も、急所蹴りでテクニカル判定という消化不良の一戦となったDEEPウェルター級チャンピオン住村竜市朗が、米田奈央とのダイレクトリマッチに加え、鶴屋怜がプロ4戦目で久保健太と対戦するという2試合も決まっている。

住村としては、再び大舞台=RIZINの年末大会に向け好材料しか残したくない一戦となる。鶴屋と戦う久保は、36歳でMMAデビューを韓国で果たしたオールド・ルーキー、国内では4連勝中だ。名古屋と大阪のDEEPとパンクラスで戦ってきた久保にとって、戦績と力を測られ鶴屋怜のためにピックされたカードということは本人も陣営も百も承知だろう。

鶴屋怜をアーロン・ピコに見立て、意地の一発を狙ってくる久保サイドからみても、興味深いマッチアップといえる。さらに7月に大原樹里とライト級暫定王座決定戦でローブローによるテクニカル判定で敗れた大木良太が、石塚雄馬との対戦も決まっている。

RIZINへの道が明確に存在し、海外への挑戦も認めるDEEP佐伯代表の方針もあり、他団体からの流入やDEEP育ちの新鋭と人材が集まっている現状に裏付けされた、勢いのあるカードが揃っている9月と10月のDEEPだ。

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DEEP101 MMA 鶴屋怜

【DEEP101】デビュー2戦目が幻となった鶴屋怜。「7キロオーバーだろうが、やる気でした」

【写真】ショッキングピンクの衝撃は──幻に終わってしまった鶴屋怜 (C)DEEP

20日(日)に開催されたDEEP101でプロ2戦目を戦う予定だった鶴屋怜だが、対戦相手の岡崎鷹士郎が6.95キロ・オーバーで計量に失敗。

もともとプロ戦目に向けての意気込みを訊く予定だったが、一転、その悔しさと改めてプロデビュー戦のデキについて話を訊いた。


──明日のプロ2戦目(※取材は6月19日に行われた)に向け、対戦相手の大幅な体重オーバーで試合がなくなったと聞きました。

「ハイ……そうですね。自分的には相手が7キロ近くオーバーしていても、やる気があったので……。やりたかったですけど、ダメと言われ仕方ないです。相手はやる気がなかったみたいで。そんな程度の相手だし、次に向けて気合を入れて練習を再開したいと思います」

──予備計量で、その大幅な計量ミスが分かったような感じですか。それとも事前に、落ちていないという話は漏れ伝わってきていたのでしょうか。

「予備計量の時ですね。僕も計量は楽でなくて、体を張って体重を落としてきたのに……という憤りはあります」

──お父さんが怜選手を止めた形でしょうか。

「いえ、父親も戦うつもりでいました。でも、DEEPの佐伯さんから『体重差がありすぎる』ということだったので……相手が失格になりました」

──明日の試合はなくなったので、デビュー戦について一つ質問をさせてください。竜己選手にTKO勝ちしましたが、首投げからキーロックという、お父さんの必殺パターンを披露しました。アレは狙っていたのですか。

「父から『狙ってみるか?』って言われて、かけられるならやってみようかなって(笑)。

でも、普段から練習している技じゃないので極め切れなかったです。特にあの技を使いたいと思っていなかったですけど、ちょうど首投げができたのでやってみました」

──なるほど。親父さんも山っ気タップリですね(笑)。ところでデビュー戦、自己採点の方は?

「試合中は最悪だと思っていました。

ただ、あとから見直すとそれほど悪くなかったので自信にもなりました。派手にKOをしたかったですけど、パウンドで力の差を見せて勝つことができたので良かったです」

──今年中にどのような戦果を挙げたいと思っていますか。

「本来なら5月5日に戦うはずだった相手と、6月20日にも戦えず……今年中に4試合ぐらい戦いのですが、このままでは難しいかもしれないです。でも、なるべく多く試合をしたいです」

大会当日にケージから挨拶をした鶴屋怜の髪の毛は、黒に戻っていた

──若い人たちが何と呼んでいるのか分からないのですが、髪の毛がショッキングピンクになっています(笑)。

「そうですね、試合のために染めました。ちょっと目立つかなかって(笑)。あと、試合に向けて気合を入れるために、回りとは違う色にしようと思いました」

──次の試合がいつ組まれるか、現時点では分からないかと思いますが、デビュー戦と比較してどの部分の成長をケージの中で見せたいですか。

「前回はほとんどテイクダウンからパウンドアウトだったので、スタンドでKOかグラウンドで一本勝ちするところを見てほしいです」

──デビュー戦でありながら、勝った直後にフライ級正規チャンピオンの神龍誠選手に『やろうよ』という挑発をしました。

「自分の先輩の扇久保さんに喧嘩を売っていたので、まだ早いぞ、と。なら俺がやってやろうかなって思いました。いつか、どこかでやってやります」

※7月4日のDEEP102において、60キロ契約で荒木凌との対戦が決まった。

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DEEP101 MMA 住村竜市朗 米田奈央

【DEEP101】住村竜市朗が米田奈央のTDを凌ぎ自分の距離をキープ、ローブローによるテクニカル判定で勝利

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗(日本)
Def.2-0:20-19.20-19.19-19.
米田奈央(日本)

サウスポーの米田が前に出る。住村は距離を保って右ミドル。米田が距離を詰めていくと、住村は右ローでけん制しながら、相手の左に回る。住村の右ミドルハイをガードした米田は、シングルレッグでテイクダウンを狙う。住村は倒れなかったがケージに押し込まれる。米田がダブルに切り替えた瞬間、脇を差して離れた住村。しかしケージ中央で右ローの蹴り足を取られ、背中を着いてしまう。

立ち上がる住村を追う米田はケージ際でバックを狙う。正対して離れた住村は右インロー。右ストレートをもらいながら前に出る米田に、住村は右インローを当てる。米田はワンツーを繰り出し、住村を下がらせていく。住村のローに合わせて飛び込んだ米田が、住村をケージに押し込む。しかし住村も両脇を差して体勢を入れ替えていった。

2R、ガードを高く上げる住村。米田が前に出るとバックステップで距離を保つ。米田は左ローから左ストレート。住村の右ローが米田の下腹部に当たり、米田が倒れこみ試合は中断。米田に休憩が与えられるが続行できず試合は終了した。

試合が止まった時点までの判定により、住村が勝利を収めた。


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DEEP101 KINGレイナ MMA 東陽子

【DEEP101】左ジャブの正確性で上回った東陽子、最後の打ち合いも耐えてKINGレイナをスプリットで下す

<女子64キロ契約/5分3R>
東陽子(日本)
Def.3-0: 29-28.29-28.29-28.
KINGレイナ(日本)

お互いにジャブを繰り出しながら、東が距離を詰めて組み付く。それをカットするKINGレイナに右ストレートを浴びせる東は、ボディロックを狙うが、KINGレイナは突き放す。KINGレイナの右ローに、東が右ストレートを合わせる。東の左ジャブが連続ヒット。右ボディから左フックにつなげる東。右ローと左ジャブで距離を測るKINGレイナだが、東のパンチが顔面を捉えている。

KINGレイナが前に出て、右クロスをヒット。さらに距離を詰めてパンチを当てる。距離が近くなったところで、KINGレイナが首相撲からボディへヒザを当てていく。東は離れて左ジャブ。さらにワンツーで攻め立てる。KINGレイナは東のパンチをスウェーとパーリングでかわし、右ロー。終了間際、ワンツーで前に出て前蹴りも放っていく。さらに下がる東をパンチで攻め立て、ケージ際では差し合いからヒザを打ち込んだ。

2R、KINGレイナは右ロー。東は左ジャブと右ストレートを繰り出す。KINGレイナの右に対し、バックステップでかわす東が、左ジャブを的確に当てる。KINGレイナが前に出たところで、右目へのアイポークをアピールし、試合は中断。再開後東がKINGレイナの右蹴り足をキャッチするも倒せない。

ここからKINGレイナが前に出て、パンチを当てていく。しかし東も左ジャブで応戦。右のパンチもKINGレイナの顔面を捉える。KINGレイナが距離を詰めると、左ジャブで離れる東。KINGレイナは東の右ストレートに右ショートを合わせる。前蹴りで距離を測るKINGレイナ。東の左ジャブに右クロスを被せていく。ここで東がボディロックからケージ際でテイクダウン、KINGレイナもすぐに起き上がるが、東はそのままケージに押し込む。

残り時間1分。両脇を差した東を投げたKINGレイナ、東は立ち上がりケージ中央へ。互いに左ジャブを突き合うなか、東の右フックがヒット。左ジャブの的確性でも東が上回る。対するKINGレイナの右ローも連続でヒットした。

最終R、上体を振って近づくKINGレイナ。右ローを放つが、その蹴り足をキャッチした東がテイクダウンを奪う。KINGレイナが足を利かせると東は立ち上がる。起き上がろうとするKINGレイナの首を抱えて抑え込もうとする東。KINGレイナは立ち上がり、右腕を差し込んで相手をケージに押し込む。

ここでブレイクがかかり、両者はケージ中央へ。左ジャブのヒット数は東が上回っている。さらに右ストレートをもらってアゴが上がるKINGレイナ。KINGレイナは右ロー、そして右クロスをヒット。東の左ジャブに右ローを合わせていく。KINGレイナの口から出血が目立つように。前に出るKINGレイナ。ここで左右のストレートを当てたKINGレイナが前に出る。スタミナが切れたか、両者がパンチを振る打ち合いで試合が終了した。

判定はジャッジ3者とも1ポイント差で東を支持。
勝利した東は試合が組まれたことについてDEEP関係者に感謝を述べ、さらに上の舞台を目指すと表明した。


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DEEP101 MMA 伊藤裕樹 安谷屋智弘

【DEEP101】安谷屋のテイクダウンとグラウンドコントロールを凌いだ伊藤裕樹が残り9秒でRNCを極める

<フライ級/5分2R>
伊藤裕樹(日本)
2R4分51秒 by RNC
安谷屋智弘(日本)

サウスポーの伊藤に対し、前後にステップを踏む安谷屋。低い姿勢から左右フックを振り、ダブルレッグを仕掛けた安谷屋の首を取る伊藤だったが、安谷屋はリフトアップから伊藤に尻もちを着かせる。立ち上がった伊藤の上半身をロックし、グラウンドに持ち込んだ安谷屋は、パウンドを繰り出しながら、反転する伊藤のバックへ。伊藤が立ち上がっても安谷屋はバックをキープする。

ボディでクラッチし、右足をかける安谷屋。正対し、右腕を差し込んでテイクダウンを狙うが、伊藤も耐える。安谷屋のクラッチを切った伊藤は左のヒジ。安谷屋は再びバックに回る。そして、たすき掛けから左足を差し込み、引き倒してグラウンドへ。倒した安谷屋は、そのままバックマウントを奪う。伊藤が反転するも、トップをキープした安谷屋。しかし伊藤が起き上がり、両者は離れる。

距離ができると、左ストレートと右フックを振るう伊藤。安谷屋のダブルレッグをカットし、ボディへ左ヒジを落とした。

最終2R、前に出てくる伊藤に右フックを放った安谷屋は、ダブルレッグへ。両脇を差し、伊藤をケージに押し込み、そのままテイクダウンに成功する。左足を差し込んだままバックに回る安谷屋に対し、伊藤も反転して逃げようとするが、そのまま安谷屋が上になる。相手をケージに押し込み、パンチを浴びせる安谷屋。さらに再びバックマウントへ移行する。

安谷屋がグラウンドでコントロールしながら、伊藤の首に左腕を回す。やや疲れた表情を見せる安谷屋。伊藤は切り返してトップを奪い、さらにバックマウントへ。バックからパンチを放つ伊藤に対し、トップを奪い返した安谷屋だったが、伊藤はすぐに立ち上がる。そして安谷屋のダブルレッグを切ってバックに回った伊藤がRNC。一度は安谷屋も凌いだが、再び伊藤が腕を食い込ませ、安谷屋からタップを奪った。

勝者の安谷屋は、試合後にタイトル挑戦をアピールした。


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CORO DEEP101 MMA ブログ 石司晃一

【DEEP101】バッティングでイエローカードも、石司晃一が積極的に組んでCOROにスプリット判定勝ち

<バンタム級/5分2R>
石司晃一(日本)
Def.2-1:19-18.19-18.18-19.
CORO(日本)

開始早々、左ミドルハイを放った石司、スイッチしながらCOROにローも当てていく。自分の距離を保ちながらハイを繰り出す石司に、COROもローを見舞う。サウスポーからの右アウトロー、オーソドックスからの右ハイでCOROを懐に入れさせない石司は、距離を縮めて組み付き、COROをケージに押し込む。パンチを連打して離れた石司、COROも左のインローで探っていく。

中腰で組み付いた石司は、すぐに離れて右ロー。互いに組み付こうとしたところで離れた両者は、ローの応酬を展開。そのなかで石司の右ストレートがヒットする。COROも左アッパーから右ストレートを当てるが、前蹴りを出したところで組み付かれ、石司がグラウンドに持ち込んだ。立ち上がるCOROにパンチの連打を浴びせる石司が、スタンドに戻ってもローを中心に攻め立て、COROも左ジャブを返す。

組み付いてケージに押し込んでいく石司だが、COROも倒れず、ケージ中央に戻る。石司は左ハイ、COROは右ローを繰り出してラウンドを終えた。

最終2R、いきなり左ハイを放った石司は、距離を保って右ストレートを繰り出す。COROは左ジャブを突きながら前に出て、石司のテイクダウンをカット。しかし石司は再度組み付き、ボディロックからCOROに背中を着かせた。すぐさまパス→マウントに移行した石司は、さらにバックマウントへ。たすき掛けから首を狙うものの、COROが凌ぎ、切り返してトップを奪う。フルガードの体勢になった石司は、COROのリストを握りパンチを打たせない。

COROが腰を上げた瞬間、立ち上がった石司だが、COROが追いかけてバックに回る。これを切り返した石司がボディロックからテイクダウン。COROはハーフガード。両者立ち上がり、ケージ中央で組み付いた石司がボディロックからCOROを押し倒すと、COROが苦悶の表情を浮かべて、ドクターチェックが入る。テイクダウンの際にバッティングがあったためか。

石司にイエローカードが提示されて、試合は再開。前に出て組み付こうとする石司と距離を取るCOROは、クラッチを組まれてもヒザで突き放す。とにかく組んでいく石司、バックに回ろうとした瞬間にCOROが払い腰でテイクダウンする。下からパンチとヒジを放っていく石司は、COROの左腕を狙ったが、COROがトップをキープしたまま試合終了のゴングを聞いた。

判定はスプリットで石司。イエローカードを提示されながらも勝利をものにした。


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DEEP101 KINGレイナ MMA RIZIN 伊藤裕樹 住村竜市朗 安谷屋智弘 東陽子 米田奈央 鶴屋怜

【DEEP101】This is 根性=安谷屋智弘戦へ、リスタートを切った伊藤裕樹「今の僕は違います」

【写真】伊藤がいない間に激闘を繰り返してきた安谷屋にとっても絶対に負けられない一戦だ (C)DEEP

本日20日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP101で伊藤裕樹が安谷屋智弘と対戦する。

かつての無敗のホープは、キャリア7戦目の初黒星を喫し、表舞台から姿を消した。そして今年3月にRIZIN名古屋大会で復活──この間、伊藤に何があったのか。

戻ってきた──将来のJ-MMAをリードする候補に、話を訊いた。


──お久しぶりです。もう2度と話を聞く機会がないかもしれないと、今年の始め頃は思っていました。

「アハハハハ。お久しぶりです」

──1年9カ月ほど前にネックス・イチムエ・ジムで「3年後に期待」というインタビューをゴン格でさせていただき、3カ月後の鮎田直人戦で敗北。そこから今年の3月のRIZINにおける杉山廣平戦まで、音沙汰無しだったので実は引退し、MMAから離れてしまったのかなと思っていました。

「12月15日に初めて負けて……直後は普通に敗北を受け入れていたんです。練習もしていましたし。それが正月休みに入ってから、『俺はこのまま中途半端にやっていても、上にもいけない。どうしようかな』と考えてしまって。そこからジムにも行かなくなり、格闘技が嫌いになったわけじゃないのですが、嫌になってしまって。で、11カ月、一切格闘技から離れていました。練習もせず、情報も入れずに」

──11カ月も……ですか。その間は、何をされていたのですか。

「何もせず、家に引き籠っていました」

──……。

「もうずっとNetflixとかで映画を見続けて……。回りも逮捕でもされているんじゃないかとか、変なクスリをやっているんじゃなかって心配されていました(笑)」

──外との接点はなかったのですか。

「そうですね……たまに自分を見つめ直すために神社とかいって、空と話していました」

──……。……。

「飯も暴食したり、全く食べなくなったりして、太ったり痩せたりを繰り返して結果少し太っていて」

──格闘技云々でなく、戻って来られて良かったです。どのようなきっかけでMMAを再びやろうと思ったのですか。

「大塩(昌則)先生から手紙を貰ったんです。なんか……色々と自分の気持ちを考えた言葉をあって、『裕樹がもう1回頑張るなら、いつでも待っているから』って。こんな自分の居場所を大塩先生は残していてくれて……。

LINEとか、メッセージでなく直筆の手紙で。僕も返事を書こうとしたのですが、余りにも字が下手くそで汚いので携帯で書いて、プリントして送りました。

僕、ちょうど手紙でやりとりするアニメがあって、それが大好きだったから……。大塩先生のところ、ネックスイチムエで絶対にやりなおそうと思ったんです」

──良い話です。

「SNSで格闘技の情報を入れて、少しは気にしだしていた時期でもあって。それにきっと僕は仕事が嫌いで。いかに就職しないで生きていくかと考えていたら、格闘技で夢を掴むしかないなって思っていたし(笑)」

──一転、良い子には読んでほしくないインタビューになってしまいました(笑)。

「アハハハ。だからこそ中途半端でなく、本気で頑張ろうという想いになりました」

──本気でということは、以前はそれほどでもなかったということですね。

「ハイ、遊びと格闘技なら遊びに重きを置くような……。それでも勝っていたから。藤田(大和)選手に勝った後は天狗になり、対戦相手の知名度とかに左右されて。ハッキリいって、MMAを舐めていました。

練習への取り組み方も、それが当然なのですが変わりました。食事の仕方も変えましたし。でも体や感覚を戻すのは、時間が掛かりました。いや、そうでもないかな……RIZINの時でも戻りつつあったぐらいで、それが練習を再開して3カ月ぐらいで。

とにかく引きこもる以前とは、気持ちが変わりました。前は試合になると、『腹が痛い。嫌だ』とか思っていたのですが、凄く楽しめたんです。

体の感覚が戻っているというのは、そんなにないけどメンタル的に強くなれて試合が楽しめました。でも本当に回りは心配かけていたようで、『負けても、もう道を踏み外すな』って大塩先生にも言われていて……そんなことは絶対にないって自分では思っています。

今回の試合も5月に向けて気持ちを高めていたので、延期が決まった時は『マジか』とはなりましたけど、すぐに『それだけ練習して、強くなれる。チャンスだ』と集中し直すことができました」

──対戦相手の安谷屋選手は、心が入れ替わる前の伊藤選手だと一番厄介なタイプの相手だったと思います。

「そうですね、本当に気持ちが強いです。中途半端な僕だと嫌な相手だったはずです。でも、今の僕は違います。あの根性の入ったファイトでくるなら、こっちもそれ以上の気持ちでやってやります。

安谷屋選手が来るならくるだけ、打って突き放して。ああいう試合はさせないです。でも、万が一そういう根性勝負になっても自分は負けない。生まれ変わったぐらいでいるので、そういう勝負になっても問題ないです」

──一度は勝った藤田選手が、総合的に力をつけて暫定王者になりました。

「本当に強くなっていると思います。僕も安谷屋選手にちゃんと勝って、藤田選手にまた絡めるようになりたいですし、その自信もあります。引き籠ったことで、僕は変わることができました。アレがなかったら、あのまま中途半端だったと思います。

だからもっと強くなり、結果を残して──『あの引き籠りがあったから、今の俺がある』と胸を張って言えるようになりたいです」

──また期待させていただきます。ところで引き籠っている間に見た映画で一番良かった、おすすめの作品はありますか。

「ハイ、インド映画の『きっと、うまくいく』です」

──押忍、伊藤選手の仕切り直しのMMAファイター人生がきっと、うまくいくことを願っています。

「アハハハハ。ありがとうございます。絶対に前とは違う、新しい伊藤裕樹を見てもらいます」

■視聴方法(予定)
6月20日(日・日本時間)
午後4時50分~PPV SPWN

■ DEEP 101計量結果

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗:77.55キロ
米田奈央:77.5キロ

<女子64キロ契約/5分2R>
KINGレイナ:62.5キロ
東陽子:63.7キロ

<フライ級/5分2R>
安谷屋智弘:57.15キロ
伊藤裕樹:56.9キロ

<バンタム級/5分2R>
石司晃一:61.5キロ
CORO:61.55キロ

<59キロ契約/5分2R>
ヒロヤ:58.90キロ
関原翔:58.95キロ

<フェザー級/5分2R>
西谷大成:66.2キロ
山本歩夢:66.2キロ

<フェザー級/5分2R>
畠山祐輔:──キロ
佐藤拳駿:65.15キロ

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜:56.8キロ
岡崎鷹士郎:61.15キロ

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DEEP JEWELS33 DEEP101 KINGレイナ MMA ONE パク・シウ 住村竜市朗 大島沙緒里 東陽子 米田奈央 鶴屋怜

【DEEP JEWELS33 & DEEP101】計量終了 鶴屋怜の対戦相手が6.95キロオーバーで試合が中止に

【写真】DEEP 2Days 4Showsのトリは住村✖米田のウェルター級マッチ(C)DEEP

19日(土)、20日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS33とDEEP101の計量が同所で行われた。

2日間4大会、DEEPウィークエンド2日目の計量は両大会で体重オーバーが見られた。まずDEEP101の第1試合でプロ2戦目に挑む鶴屋怜の対戦相手=岡崎鷹士郎が、フライ級の一戦でフェザー級に相当する64.15キロ、6.95キロオーバーの大失態を見せる。

怜、そして父・浩もそれでも対戦を要望したが、プロモーション側は体重差があり過ぎるため中止を決定。結果、岡崎の失格で鶴屋は不戦勝扱いとなった。


さらに第2試合で佐藤拳駿と戦うはずだった畠山祐輔が、減量の影響で体調を悪化させ、午前中に救急車で搬送されて失格に。佐藤は計量を済ませており、彼も鶴屋と同様に不戦勝が決まった。

なおK-Clannを離れフリーとなったKINGレイナは、リミットの1.5キロアンダーでパスし、パンクラシスト=東陽子との対戦に臨む。

DEEP JEWELSでは藤田翔子が、400グラムオーバーでイエローカードが提示されマイナス1Pからスタート。HIMEが勝利した時のみ試合が成立することとなっている。

DEEP 101

■視聴方法(予定)
6月20日(日・日本時間)
午後4時50分~PPV SPWN

■ DEEP 101計量結果

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗:77.55キロ
米田奈央:77.5キロ

<女子64キロ契約/5分2R>
KINGレイナ:62.5キロ
東陽子:63.7キロ

<フライ級/5分2R>
安谷屋智弘:57.15キロ
伊藤裕樹:56.9キロ

<バンタム級/5分2R>
石司晃一:61.5キロ
CORO:61.55キロ

<59キロ契約/5分2R>
ヒロヤ:58.90キロ
関原翔:58.95キロ

<フェザー級/5分2R>
西谷大成:66.2キロ
山本歩夢:66.2キロ

<フェザー級/5分2R>
畠山祐輔:──キロ
佐藤拳駿:65.15キロ

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜:56.8キロ
岡崎鷹士郎:61.15キロ
 
DEEP JEWELS33

■視聴方法(予定)
6月20日(日・日本時間)
午前11時30分~PPV SPWN

■ DEEP JEWELS33計量結果

<DEEP JEWELSアトム級GP決勝/5分2R>
TBD
TBD

<DEEP JEWELSフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 本野美樹:52.15キロ
[挑戦者] 伊澤星花:51.5キロ

<フライ級/5分2R>
奈部ゆかり:57.2キロ
ARAMI:56.95キロ

<ストロー級/5分2R>
藤田翔子:53.5キロ
HIME:52.5キロ

<51キロ契約/5分2R>
音波:50.95キロ
竹林エル:50.3キロ

<ライト級/5分2R>
ひしぬまjujcyさやか:69.05キロ
ぽちゃんZ:69.8キロ

<DEEP JEWELSアトム級GP準決勝/5分2R>
青野ひかる:47.5キロ
にっせー:47.4キロ

<DEEP JEWELSアトム級GP準決勝/5分2R>
パク・シウ:47.6キロ
大島沙緒里:47.55キロ

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DEEP JEWELS33 DEEP Tokyo Impact DEEP101 KINGレイナ MMA キック 吉村海飛 山口コウタ 平田直樹 神田コウヤ 酒井リョウ 鈴木琢仁

【DEEP Tokyo Impact】計量終了 酒井✖SAINTがメインの第一部で、鈴木琢仁&ボクダノフの柔術勢に注目

【写真】メインで組まれた酒井リョウ✖SAINT──絵になる?! (C)DEEP

18日(金)、19日(土)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT2021~ 1st ROUND~及び~ 2nd ROUND~の計量が行われた。

新宿FACEからニューピアへ、リングからケージへ──箱と舞台が変わって開かれる東京インパクト大会。2部制興行の第一部のメインは酒井リョウ✖SAINTのメガトン国際戦だ。

第二部の締めはフェザー級の新世代対決=神田コウヤ✖平田直樹。酒井✖SAINTは当然として、神田✖平田の両者も問題なく計量を終えている。


1部では柔術の力をDEEPのケージでも魅せることができるか──勢いにのるボンサイ柔術から、鈴木琢仁が出場し石塚雄馬と対戦する。さらには柔術系ではグラント・ボクダノフのMMAデビュー戦も非常に楽しみだ。

パンクラス&DEEPのアマチュアを制した裏格闘DREAMERS=吉村海飛は、山口コウタとデビュー戦対決へ。

第2部では若い力の台頭が目立つフェザー級戦線で、その標的なった高塩竜司が、生き残りをかけて鬼山班猫とのマッチアップ。KINGレイナとのキック2連戦を経て、K-Clannに移籍した熊谷麻里奈が村山多笑を相手にMMA初勝利を目指す一戦などが組まれている。

また同大会の合間には20日のDEEP101とDEEP Jewels33の計量を行われる。

DEEP TOKYO IMPACT2021~ 1st ROUND~

■視聴方法(予定)
6月19日(日・日本時間)
午後5時15分~PPV SPWN

■ 計量結果

<フェザー級/5分3R>
神田コウヤ: 66.05キロ
平田直樹: 66.25キロ

<フェザー級/5分2R>
オーロラユーキ: 65.85キロ
小川顕広: 66.15キロ

<バンタム級/5分2R>
力也: 61.65キロ
伊澤カズト: 61.45キロ

<フェザー級/5分2R>
鬼山班猫: 66.0キロ
高塩竜司: 66.15キロ

<女子58キロ契約/5分2R>
熊谷麻里奈: 57.8キロ
村山多笑: 57.6キロ

<フライ級/5分2R>
RYOGA : 56.9キロ
風我: 56.85キロ

<ストロー級/5分2R>
竜己: 52.15キロ
キンタ・ジ・エンド: 52.65キロ

DEEP TOKYO IMPACT2021~ 1st ROUND~

■視聴方法(予定)
6月19日(土・日本時間)
午後12時15分~PPV SPWN

■計量結果

<メガトン級/5分2R>
酒井リョウ: 104.8キロ
SAINT: 103.05キロ

<ライト級/5分2R>
鈴木琢仁: 70.5キロ
石塚雄馬: 70.5キロ

<フライ級/5分2R>
鮎田直人: 56.85キロ
加藤瑠偉: 56.95キロ

<ウェルター級/5分2R>
グラント・ボクダノフ: 77.5キロ
田中一矢: 75.55キロ

<女子ミクロ級/5分2R>
KYOKA:──キロ
古林礼名:──キロ

<メガトン級/5分2R>
KENNY中村: 113.4キロ
関野大成: 96.0キロ

<フェザー級/5分2R>
吉村海飛: 65.5キロ
山口コウタ: 65.6キロ

<ライト級/5分2R>
Street♡★Bob”洸助: 70.4キロ
拳太郎: 70.8キロ

<ストロー級/5分2R>
林豊: 52.35キロ
中村真人: 52.7キロ

<ストロー級/5分2R>
多胡力翔: 52.65キロ
根本元太: 52.55キロ

<フェザー級/5分2R>
渡辺純: 65.6キロ
高橋辰也: 65.75キロ

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【DEEP101】米田奈央と対戦、住村竜市朗─02─「皇治のような存在は本当にありがたい」

【写真】勝ってのこのような表情を浮かべることもあった住村。勝利は勿論だが、納得できる動きこそ彼が求めるモノなのだろう(C)MMAPLANET

20日(日)、東京港区のニューピアホールで開催されるDEEP101で、米田奈央と対戦する住村竜市朗のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

MMAとして穴がなくなることで、持ち味であった打撃が以前のように使えなくなったという住村。その彼を支えるキックボクサー皇治は、住村にとってどのような存在なのか。また38歳で引退を決めている住村が、米田戦の向こう側に見据える──これからの2年間とは……。

<住村竜市朗インタビューPart.01はコチラから>


――打撃の面で今、修正すべきなのはどんなところだと思いますか。

「距離と左フックですね。左フックでバンバン倒していたので、もう一度それを取り戻したいと思っています。左フックもタイミングなり、いろいろあるんですけど。距離については、相手の打撃をもらわずに、自分の打撃を当てる。皇治と、そういう距離の確認をやっています」

――これまでも皇治選手と行動を共にすることが多かったですね。

「皇治と出会ったのは、アイツが所属していた神戸のSFKさんでした。皇治がSFKさんを卒業して、東京に行くことになった時、本当は僕も一緒に行く予定やったんですよ」

――しかし、一緒に東京へ行くことはできなかったのですか。

「その時は僕が前十字靭帯の負傷で治療することになって。そこからリハビリして、1年後に東京へ来たんです」

――派手な言動も目立つ皇治選手ですが、キックボクシングの中でもインサイドワークが巧い、テクニシャンタイプですよね。

「そうなんですよ。何だかんだで、KO負けしたこともないですし。打たれ強いっていうこともあるとは思います。でも、見えない角度からパンチが飛んできても、もともと距離の取り方が巧かったり、一瞬でパンチを外していたりとか」

――その皇治選手と打撃の練習をするうえで、一番のメリットは何でしょうか。

「タイプによって戦い方を理解してくれるところですかね。『自分だったらこう戦うけど、お前は大きいから、こうしたほうが良い』とか。僕の体格に合わせて、有利なところと危険なところを教えてくれる。そうやってズバって言ってくれる、皇治のような存在は本当にありがたいです」

――皇治選手はケージでキックボクシングの試合を行ったこともあります。

「HEATですよね(2017年2月、HEATでモハメド・ブールに判定勝ちで、ISKA世界ライト級王座を獲得)。

アイツもケージでやったほうが強いじゃないかと思いますよ(笑)」

――レッツ豪太戦を見ていて、住村選手もケージとリングでは、動きが違うような印象を受けました。

「その違いはあります。やっぱりMMAはケージのほうがやりやすいですよね。リングで試合していると、何か違和感がありました」

――違和感というと?

「リングだと組み付いても、『アレ?』と思って倒せなかったりすることもあって。他の試合を見ていても、『これはケージなら試合結果は変わるんだろうな』と思うこともあります」

――次の試合は、そのケージで行われます。DEEPウェルター級王者として、米田奈央選手とのノンタイトル戦に挑むこととなりました。

「米田選手とは一度対戦していますけど(2015年4月にRNCで勝利)、その時は米田選手もまだ経験が浅かったと思います。自分もデビューして間もなかったし。だから、またイチからの戦いじゃないですかね」

――ほとんどの国内のウェルター級トップ選手とは対戦経験があるなかで、住村選手は今、どこを見据えて戦っているのでしょうか。

「日本国内は、あまり興味がないですね。海外の選手なら『はい、やります!』って返事しますけど。国内で再戦ばかりになると、モチベーションも上がりにくいので」

――すると、海外のプロモーションは頭の中にありますか。

「海外の大会が契約していただけるなら、それは嬉しいです。最後のチャンスであり、最後の賭けというか。でも今はコロナ禍ですし、自分ももう35歳になるので、海外のメジャー団体と契約してもらえるような年齢でもないと思うんですよ。自分の実力も、立場も分かっていますし」

――……。

「だから、『○○で戦いたい』とかっていう欲は、そこまではないです。それよりも国内で、ジョン・タックのような海外の強い選手と試合ができたら嬉しいですね」

――住村選手は、38歳で引退すると決めているのですよね。

「はい、その気持ちは変わらないです。ダラダラ続ける気もないので。だから、あと2年半ぐらいですかね。そこまで悔いのない現役生活を送って、あとは今頑張っている選手を支援してあげたいなって夢があります」

――住村選手の中では、第二の人生設計がしっかりと出来ている、と。

「もちろん、ずっと格闘技をやられている方は、素晴らしいと思っています。でも自分には無理やなって。柔術とか、趣味として続けていきたいとは思いますけど」

――では今後の試合で、何を見せていきたいと思っていますか。

「昔は、試合したら休んで、試合したら休んで……という生活やったんですよ。試合が近くなったら『オッシャ!』って気持ちが高まるような。でも今は、この年になって少しでも練習を休むと、すぐ若い選手にやられるようになる。そうやって毎日コンスタントに練習してきて、自分がやってきたことを出す場。それが、今の自分にとっての試合ですね」

――そのような姿勢のほうが、試合に集中できているようにも感じます。

「あとは、僕が試合で負けると、一緒に練習している若い選手もテンションが下がったりすると思うんですよ。一緒にやっている選手も弱いと思われるのは嫌なので。1試合1試合、しっかり勝っていきたいです」

■視聴方法(予定)
6月20日(日・日本時間)
午後4時50分~PPV SPWN

■ DEEP101対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗(日本)
米田奈央(日本)

<女子64キロ契約/5分2R>
KINGレイナ(日本)
東陽子(日本)

<フライ級/5分2R>
安谷屋智弘(日本)
伊藤裕樹(日本)

<バンタム級/5分2R>
石司晃一(日本)
CORO(日本)

<59キロ契約/5分2R>
ヒロヤ(日本)
関原翔(日本)

<フェザー級/5分2R>
西谷大成(日本)
山本歩夢(日本)

<フェザー級/5分2R>
畠山祐輔(日本)
佐藤拳駿(日本)

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜(日本)
岡崎鷹士郎(日本)

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