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【FIGHT&MOSH】リアルがんばれ元気──だけではない猿丸戦。安芸柊斗─01─「ランク上位にいるために」

【写真】ベルト奪取失敗から4カ月、安芸の気持ちはすでに新たな方向へ(C)SHOJIRO KAMEIKE

12月2日(土)、東京都江東区にある豊洲PITで開催されるプロ修斗公式戦「FIGHT&MOSH」で、安芸柊斗が猿丸ジュンジと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2022年4月、高松でマッチョ・ザ・バタフライをKOした安芸柊斗が猿丸ジュンジとの対戦をアピールした時、一つの試合が思い起こされた。安芸×マッチョ戦から14年も前——2008年9月に後楽園ホールで行われた猿丸と、安芸の父である佳孝さんの一戦だ。修斗新人王トーナメント2回戦、注目の新人であった猿丸に対して当時35歳でプロデビューした佳孝さんが真っ向から打ち合いに臨み、パンチでグラつかせるシーンもあった。結果は猿丸の1R TKO勝ちだったが、激闘を展開した佳孝さんにも惜しみない拍手が送られていた。その佳孝さんの息子である安芸が猿丸との対戦を表明した時、『リアルがんばれ元気だ』という声が挙がる。そして今回、猿丸と安芸をサポートするモブスタイルが修斗とタッグを組む興行で両者が対戦することとなった。安芸にとって、この試合に懸ける想いとは。


――昨年、安芸選手が猿丸選手とベルトを賭けた試合をアピールしたあと、猿丸選手は黒澤選手と暫定ストロー級王座を争うことになりました。さらに猿丸選手は王座を獲得したものの、新井選手に敗れベルトを手放した時点で、安芸選手が猿丸選手と対戦することはないだろうと思っていました。

「はい。僕も『もう無い』と思っていました」

――『もう無い』ということは、どこかの段階では『ある』と思っていたのでしょうか。

「猿丸選手と新井選手が対戦する時(昨年9月)ですね。猿丸選手がベルトを防衛したら、次の挑戦者は俺なのかなと思っていました」

――安芸選手が高松大会でベルト挑戦をアピールした時も含めて、猿丸選手が過去にお父さんであり、MMAの師でもある佳孝さんと対戦していたことは意識していましたか。

「そうですね。『このマッチメイクが実現したら、ストーリーとしては面白いよな』とは思っていました。自分はあの試合を現場では観ていなくて。たぶん自分がアマチュア修斗に出始めた時に、DVDで視たんだと思います」

――MMAを始めるうえで、お父さんの試合を全てチェックして……。

「いえ、父の試合は全然視ていないんですよ。たまたま視たDVDの中に父の試合があった、という感じで(笑)。興味ないというわけじゃないですけど、そんなに――っていう」

――アハハハ。師匠と弟子、父と子の微妙な関係ですね(笑)。ではご自身がプロデビューしてストロー級で戦っていくなか、猿丸選手との対戦を意識したことはありましたか。

「デビュー当初は、まだまだ先にいる選手やなと思っていました。でも初めて後楽園ホール大会に出た時、猿丸選手と控室が一緒やったんですよ(2018年11月。安芸は木内“SKINNY ZONBIE”崇雅に判定負け。猿丸は本田良介に判定勝利を収めている)。初めて同じ控室にいた時、『自分が勝ち進んでいけば、いつか対戦する日が来るんかな』とは考えましたね」

――ただ、そこまで現実的に考えることはなかったわけですね。

「現実的に考えるようになったのは、まず猿丸選手が黒澤亮平選手をKOして、ベルトを巻いた時です。二人とも良い選手やから試合前からも楽しみだったし、猿丸選手があの勝ち方をしたのもビックリして。猿丸選手と黒澤選手は一度対戦していましたよね?」

――2015年5月に今回と同じモブスタイル興行で対戦し、猿丸選手がKO勝ちしています。

「1戦目がKOだったし、二人のスタイルから再戦もKO決着かなと思っとったんです。でも、まさかのRNCで一本勝ちして。だけど新井選手に負けてベルトを失った時、猿丸選手との対戦は無いと思いました」

――猿丸選手は今回の試合がラストファイトだと明言しています。ラストファイトで安芸選手との対戦が実現するとは、運命的なものを感じます。

「猿丸選手にとってはモブスタイル興行で引退——というのもあるでしょうし、自分もモブスタイルのサポートを受けているので、このマッチメイクになったのかもしれないです。ひとつ言えるのは、自分が『がんばれ元気』を読んだことがないんですよ(笑)」

――お父さんに勝利した猿丸選手と安芸選手が対戦することになり、『リアルがんばれ元気』だと注目を集めていますね。

「珍しいというか、こんな展開は二度と無いかもしれないですね。まずこれから『がんばれ元気』を読みます(笑)。普段は試合に関してストーリーとか因縁とか、まったく考えていなくて。試合は試合やから。ただ、今回ばかりはストーリーを意識せざるをえないですよね」

――では佳孝さんと猿丸選手の試合を映像で視た時、どのような感想を持ちましたか。

父・佳孝は猿丸との打撃戦の末に敗れた(C)SHOJIRO KAMEIKE

「一方的、っていう感じですかね(苦笑)。でもそんな中で、よう一発当てたなと思います」

――現地で取材していましたが、あの一発で会場は大いに盛り上がりました。お父さんがあの試合後に一度、引退を決意していたのはご存じですか。

「えっ、そうなんですか!?」

――試合後、「この年齢(当時35歳)でプロデビューできて、憧れだった後楽園ホールで試合をすることができました。悔いはないです」と話しかけられました。

「……、……」

――もしも猿丸戦を最後に引退していたら、まさに『がんばれ元気』のとおり安芸選手がお父さんのラストマッチの相手と戦うことになっていたわけですが……。結果そこから関係者とも話し合い、現役を続行したことで翌年の徳島大会の実現に繋がっています。

「そんなことがあったんですね。自分は知りませんでした」

――今回の試合に対して『リアルがんばれ元気』という印象を抱くのは、当時取材していた記者としての感傷的な気持ちも含まれているかもしれません。一方で今を戦っている安芸選手にとっては、この試合がどのような位置づけなのか。

「俺にとっては修斗のランキングで、ずっと上位におるための試合です。今のランキングでいえば俺がストロー級3位で、猿丸選手が4位じゃないですか。自分としては7月にベルトを獲ることができず、もう年内は試合がないんかなと思っていました。KO負けしてダメージもあったし、年内は試合をせんで来年またイチから頑張ればいいかなと考えとったんです。でも、ありがたいことにモブスタイルの田原洋さんから試合のお話を頂いて、すぐに『出ます』と返事をしました。しかも相手は猿丸選手で、しっかり気持ちも戻りました」

<この項、続く>

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MMA Report ブログ 宮澤雄大 小倉卓也 木内“SKINNY ZONBIE”崇雅

【NEXUS32】木内をパンチで下がらせる宮澤がテイクダウンでダメ押し。判定勝ちで王座戴冠

【写真】パンチを振りながら前に出て、終盤にテイクダウン、宮澤が作戦を貫いたか(C)MMAPLANET

<NEXUSストロー級王座決定戦/5分3R>
宮澤雄大(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
木内SKINNY ZOMBIE崇雅(日本)

サウスポーの木内が左ストレートを伸ばすが、宮澤が右を当てつつダブルレッグで飛び込む。しかし宮澤は立ち上がり、レフェリーがブレイクをかけた。スタンドでは宮澤が右カーフを当て、さらにダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪う。木内はフルガードから足を上げていく。体重をかけて潰す宮澤は、ケージ際まで木内を運ぶ。木内はラバーガードの体勢に入るも逃げられてしまう。ここで宮澤が離れてブレイクに。

スタンドに戻ると、木内の左ミドルが頭を下げた宮澤の顔面にヒット。距離を詰めてパンチを振るう宮澤だが、頭を下げた時に木内の左ミドルが当たる。宮澤の右ストレートもヒット。さらに左フックを当てて木内を下がらせる。木内の左ミドル×宮澤の右ストレート→左フックという展開が続くなか、宮澤がテイクダウンを奪った。宮澤は抱えられながらコツコツとパウンドを落としていった。

2R、宮澤の左右フックが木内の顔面を襲う。バランスを崩した木内は距離を取って左ハイを放った。フックを強振する宮澤と、左の蹴りに加えて左ストレートの打ち下ろしを使う木内。宮澤は左フックが当たるも、後続打がない。宮澤の左フックと木内の左ストレートが交錯する。宮澤の右ボディストレートがクリーンヒットした。木内のテンカオも宮澤のボディに突き刺さる。ラウンド終了間際に宮澤がダブルレッグで背中を着かせた。

最終回、木内が左ストレートを伸ばすと、宮澤がインサイドから右フックを打ち込む。ここで木内がテイクダウンを奪うも、すぐに宮澤が立ち上がった。どうしてもパンチが単発で終わってしまう両者。動きが落ちた木内に対して、宮澤が左右フックを強振するもクリーンヒットはない。後半になると宮澤の右ストレートが木内の顔面を捕らえるように。しかし宮澤が大きく右フックを振る。これまでのラウンドと同様、終盤に宮澤が木内に背中を着かせた。

裁定はジャッジ3者ともフルマークで宮澤の勝利。宮澤がストロー級のベルトを巻いた。


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The Shooto Okinawa05 ブログ 旭那拳 木内“SKINNY ZONBIE”崇雅

【The Shooto Okinawa05】旭那拳戦へ。木内SKINNY ZOMBIE崇雅─02─「WKイズムで戦います」

【写真】宇野薫、佐々木ULKA──ある意味WKスペシャル裸絞めで当真佳直に勝利した昨年11月以来の試合であることが、アドバンテージだと木内はいう (C)TAKEAKI TOYOSATO

14日(日)、沖縄県沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるTHE SHOOTO OKINAWA05で、旭那拳との再戦に臨む木内SKINNY ZOMBIE崇雅のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

6日に暫定王者が誕生した修斗ストロー級において、木内×旭那の勝者は今後タイトル戦に絡んでくることになるだろう。アウェイで再戦、そしてタイトル戦線を占う試合に、木内はいかに挑むのか。沖縄の地で蘇る、WKイズム──。

<木内SKINNY ZOMBIE崇雅インタビューPart.01はコチラから>


――佐々木憂流迦選手とは高校生の頃から一緒に練習していたのですか。

「佑太君は高校の時からレスリングに国体に出ていて、その頃から駿河道場でも練習していましたから。高校卒業後、正式に駿河道場に入門してからも一緒に練習していたので、体型やファイトスタイル、一本を狙う部分は似ているかなって思います。彼の活躍は、仲間としても嬉しいし、自分も頑張らないといけないという励みや活力にはつながっていますね」

――その後、和術慧舟會GODS所属になったのは……。

「就職活動をしていたのですが、氷河期と被っていて(苦笑)。格闘技を続けるか、就職して格闘技を諦めるか――そんな選択に迫られていた時に、芸人を目指していた友人から『一緒に上京しないか?』と誘われたんです。それで僕も、新天地で就職して格闘技も頑張ろうと思い、上京して同じ慧舟會のGODSに移りました」

――なるほど。

「だから僕のファイトスタイルには、GODS代表の中原太陽さんのテイストも入っていると思うんです。太陽さんは特別、上のポジションに固執するわけではないし、寝技ではすごく柔らかい動きがあって」

――すると、もう格闘技キャリアは長いのですね。

「はい、格闘技歴は15年ぐらいになります」

――ここまでのプロキャリアは、決して平坦なものではなかったと思います。

「そうですね……パンクラスでプロデビューして、連敗した時は辞めようかとも思いました。そのあとZSTに出るようになってから、修斗の闘裸男からストロー級の選手を探しているというお話を頂いて。それまではフライ級で試合していて、ストロー級は減量も大変な部分はありますけど、フライ級よりはトップを取れる階級かなと思いました」

――その経緯があって、2016年6月の広島大会から修斗に出場するようになったのですね。

「心機一転、ですね」

――その修斗ストロー級は、11月6日に猿丸ジュンジ選手が暫定王座を獲得し、新たな動きを見せようとしています。

「修斗もストロー級は、そこまで活発に動いている印象はありませんでした。でも暫定王座が出来たことは、すごくポジティブに捉えています。正規王者の箕輪ひろば選手もONEとの契約があるなかで、暫定王座でこの階級が回っていけるのであれば良いですよね」

――木内選手は現在、世界ストロー級8位です。次の対戦相手、旭那拳選手は世界10位。勝者は世界戦に向けてグッと近づくことになります。

「ベルトは欲しいですね。自己証明というか。30歳を越えて選手を続けるうえで、いろんなものを犠牲にしてきました。同年代の人と比べると、時間や仕事、プライベートなど……。そんな自分を肯定する証明が、ベルトなのかなって思います」

――ベルトに向けて落とせない次の試合ですが、旭那拳選手とは2018年4月に一度対戦し、木内選手が2RにRNCで勝利していますね。

「あの試合もシーソーゲームでした(笑)。いつか再戦するだろうな、とは思っていたんです。試合では僕が勝ちましたが、周囲からは『相手の選手、強かったね!』という声が多かったので。そのあとも旭那選手の試合は見ていて、いずれトップに絡んでくるだろうなと」

――3年前の対戦から、旭那選手はどのような点が変わっているのでしょうか。

「試合の作戦にも絡むので、あまり具体的には言えないですけど……前の試合の時よりも、自分自身の長所と短所を意識しているのかなって思います。あと、試合の中で行き過ぎないように気を付けているようには感じます。でも本質的な部分、根本的な部分――ファイトスタイル自体は変わっていないですよね」

――対して、木内選手自身はいかがですか。

「まず前回の試合から1年の間隔が空いているのは、自分にとってはメリットだと思っています。コロナ禍の前は年3回ぐらいのペースで試合をやっていたのですが、そうなると技術的にもフィジカル的にもアップデートする時間がありませんでした。1つ試合が終わったら、すぐ次の試合の対策へ――という感じで。

今の時代、試合映像もインターネットですぐ見られるじゃないですか。そうなると、アップデートし続けなければ自分の戦い方がバレてしまいますから。今回は1年空いたおかげで、自分のファイトスタイルも変わってきています。前回とは違う木内がいるので、期待してください」

――再び敵地での試合、そして相手はリベンジを懸けて挑んできます。なかなかキツい環境ではないでしょうか。

「僕、もともとアウェイのほうが好きですから(笑)。東京で仲間がたくさんいるなかで試合するよりは、相手の舞台で戦うほうが好きですね。相手の舞台を潰すという、アンチヒーローみたいな感じで。ネイト・ディアスとか、アンダードッグになったほうが強い選手とかいるじゃないですか」

――そう考えると、木内選手のアップダウンが激しい試合内容も、劣勢になってからのほうが燃えるタイプなのかもしれませんね。

「アハハハ、気持ち的にはソッチ側の選手なのかもしれないですね。何くそ、って食らいついていくような(笑)。全方向に噛みついていく、それが慧舟會なのかなとも思いますけど」

――……かつて修斗オフィシャルジムではない和術慧舟會は、修斗の中でも外様のような存在でした。それが当時のピリピリ感を生んでいたようにも思います。

「僕はアマチュアの頃、東京の合宿に参加したことがあるんです。先輩方と比べたら、ホントにちょっとだけなんですけど……」

――週末にプロ選手が集まって1日3部~4部連を行う、あの合宿ですか。

「そこで当時の東京本部の方々にも指導していただきました。あの合宿に参加していた選手も、数少なくなってきていると思うんですよね。でも、今もまだいるんです。僕は、あの場所で教わったWKイズムで戦います」

■視聴方法(予定)
11月14日(日)
午後3時00分~ Twit Casting LIVE

■The Shooto OKINAWA#05対戦カード

<ストロー級/5分3R>
木内SKINNY ZOMBIE崇雅(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
工藤圭一郎(日本)

<ストロー級/5分2R>
当真佳直(日本)
金内サイダー雄哉(日本)

<2020年新人王決定Tバンタム級1回戦/5分2R>
南風原吉良斗(日本)
持田哲兵(日本)

<ストロー級/5分2R>
大城匡史(日本)
泰斗(日本)

<フライ級/5分2R>
若山達也(日本)
KJ・タイラー(日本)

<フライ級/5分2R>
梅木勇徳(日本)
新垣健司(日本)

<柔術茶帯ライトフェザー級/8分1R>
小生隆弘(日本)
清水慎也(日本)

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ABEMA Force14 MMA Shooto The Shooto Okinawa05 Torao Torao26 VTJ   キシシ ジョナタン・バイエス ブログ 佐々木信治 奇天烈 木内“SKINNY ZONBIE”崇雅 野瀬翔平 高岡宏気

【FORCE14, The Shooto Okinawa05 & TORAO26】闘裸男に佐々木信治出場。中国・四国、九州&沖縄のAdv

【写真】恐らくはこれが最後の闘裸男参戦になるであろう佐々木信治 (C)MMAPLANET

27日(水)、TORAO NATION STATEより12月5日(日)に広島市南区のBULE LIVE HIROSHIMAで開催される闘裸男26で佐々木信治がジョナタン・バイエスと対戦することが発表されている。

今年の2月にGLADIATOR013で2年9カ月振り、試合で大けがを負って以来のカムバック戦で暫定ライト級のベルトを巻いた佐々木が、2014年3月以来の修斗公式戦に出場。闘裸男に関しては2010年4月の闘裸男10以来、11年8カ月振りだ。


BORDER、そして闘裸男と修斗の地方大会でキャリアを積んできた佐々木にとって万感の思いを持った里帰りの相手は、パラエストラ沖縄所属のジョナタン・バイエス──当日計量のウェルター級マッチとなる。

この日は2部制興行で1部のTORAO GIG03には同じくパラエストラ沖縄から畠山隆弥も出場し、麻生祐弘との対戦も決まっている。

闘裸男、いやTOROA NATION STATEとThe パラエストラ沖縄の連携はこの2試合に限らず、11月から12月にかけての両グループが出掛ける3大会=5つの興行でもしっかりとみられる。

11月7日の四国・高松=FORCE14 & FORCE GIG01、11月14日の沖縄=Shooto OKINAWA05、12月5日=TORAO26 & TORAO GIG03では現時点で27試合の修斗公式戦とグラップリングが1試合、柔術マッチが1試合行われることが決まっている。

27試合、54人の出場選手は沖縄勢が11名、九州は9人(福岡8人、宮崎1人)、中国地方は15人(広島9人、山口5人、岡山1人)、四国が8人(愛媛3人、徳島3人、高知1人、香川1人)、そして関西は大阪が3人で兵庫と京都が2名ずつ、あとは東京から2選手、静岡と千葉から1選手ずつが試合機会を得ている。

沖縄では旭那拳が木内SKINNY ZOMBIE崇雅へのリベンジ戦、広島では奇天烈✖野瀬翔平などは首都圏で組まれてもおかしくないカードが、地元や地元に近い場所が行われる。

高松で高岡宏気、沖縄の当真佳直、南風原吉良斗という再起戦。サステイン興行や地元で躓いたキャリアの再出発の舞台を闘裸男、FORCE、沖縄大会が用意する。

中国・四国、九州&沖縄のMMAファイターはこれらのプロモ―ションが存在することが、確実にアドバンテージになることが分かる──11月から12月にかけてのプロ修斗公式戦戦線だ。

■TORAO26対戦カード

<フェザー級/5分3R>
野瀬翔平(日本)
奇天烈(日本)

<ウェルター級/5分2R>
佐々木信治(日本)
ジョナタン・バイエス(米国)

<グラップリング75キロ契約/5分2R>
田村ヒビキ(日本)
森戸新士(日本)

<フェザー級/5分2R>
神田T800 周一(日本)
キシシ(日本)

<フライ級/5分2R>
蒔田伸吾(日本)
坂本潤一(日本)

<フェザー級/5分2R>
麻植裕太(日本)
ふじい☆ペリー(日本)

<53キロ契約/5分2R>
宝珠山桃花(日本)
和田千聖(日本)

■TORAO GIG03対戦カード

<2020年新人王決定Tストロー級1回戦/5分2R>
※当日計量により56.7キロで実施
横関タルト(日本)
わっしょい内田(日本)

<2020年新人王決定Tフェザー級1回戦/5分2R>
※当日計量により70.3キロで実施
HAMMER KATU(日本)
一水浩二(日本)

<2020年新人王決定ライト級1回戦/5分2R>
※当日計量により77.1キロで実施
スモーキー(日本)
貞永大輔(日本)

<2020年新人王決定フライ級1回戦/5分2R>
※当日計量により61.2キロで実施
水田大智(日本)
丸山幹太(日本)

<フライ級/5分2R>
麻生祐弘(日本)
畠山隆弥(日本)

■The Shooto OKINAWA#05対戦カード

<ストロー級/5分3R>
木内SKINNY ZOMBIE崇雅(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
工藤圭一郎(日本)

<ストロー級/5分2R>
当真佳直(日本)
金内サイダー雄哉(日本)

<2020年新人王決定Tバンタム級1回戦/5分2R>
南風原吉良斗(日本)
持田哲兵(日本)

<ストロー級/5分2R>
大城匡史(日本)
泰斗(日本)

<フライ級/5分2R>
若山達也(日本)
KJ・タイラー(日本)

<フライ級/5分2R>
梅木勇徳(日本)
新垣健司(日本)

<柔術茶帯ライトフェザー級/8分1R>
小生隆弘(日本)
清水慎也(日本)
           
■FORCE14対戦カード

<バンタム級/5分2R>
高岡宏気(日本)
寺島直人(日本)

<73キロ契約/5分2R>
CHAN-龍(日本)
山下康一朗(日本)

<フライ級/5分2R>
石原愼之介(日本)
坂本潤一(日本)

<フェザー級/5分2R>
麻植裕太(日本)
波平コング(日本)

<フェザー級/5分2R>
藤川智史(日本)
國頭武(日本)

■FORCE GIG01対戦カード

<フライ級/5分2R>
木村旬志(日本)
三輪勇気(日本)

<バンタム級/5分2R>
宇都宮伍(日本)
井口翔太(日本)

<バンタム級/5分2R>
堀川“55”滉介(日本)
當房桂(日本)

<ウェルター級/5分2R>
岡野”Garcia”史詩(日本)
KENZO(日本)

<フェザー級/5分2R>
梶原大悟(日本)
川北晏生(日本)

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J-CAGE News The Shooto Okinawa05 ブログ 児山佳宏 旭那拳 木内“SKINNY ZONBIE”崇雅

【The Shooto Okinawa05】11月恒例の修斗沖縄大会で木内✖旭那。児山佳宏が4年振りの復帰戦

【写真】木内戦は旭那にとって個人的、そして沖縄勢としてリベンジの機会となる (C)(C)TAKEAKI TOYOSATO&MMAPLANET

Theパラエストラ沖縄より、11月17日(日)に沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるプロ修斗公式戦「THE SHOOTO OKINAWA vol.5」の対戦カードが発表されている。

ケージ導入から2年、コロナ禍でも昨年11月と今年の4月と沖縄及び九州な地方在住の選手に経験を積ませるために松根良太氏が主催してきた修斗沖縄大会の全容が見えてきた。


まず沖縄大会出場も3度目を迎える旭那拳がストロー級3回戦で木内SKINNY ZOMBIE崇雅と対戦する。昨年12月の高松大会で安芸柊斗に敗戦も、4月の沖縄に続き6月には大阪のSustain興行でマッチョ・ザ・バタフライを破り、2連勝中の旭那は2018年4月に木内と対戦してRNCで一本負けを喫している。

沖縄勢としても木内は昨年の11月大会で当真佳直を同じくRNCで下しており、宿敵といっても良い存在になっている。その木内戦を含め、沖縄大会で連敗中の当真は金内サイダー雄哉と対戦。CROSS LINEとパラエストラ沖縄、外に向かっては一致団結しつつ、地元では決して負けたくない面子の掛かったファイトとなる。

この他、悲願のMMA初勝利を目指す若山達也、地元博多大会の延期で沖縄でプロ2戦目を戦うMMA RANGERS GYMの泰斗ら沖縄&九州勢のなかに懐かしい名前を見ることができる。

2017年7月の長田拓也戦以来、4年振りの実戦復帰となる児山佳宏がフェザー級2回戦で工藤圭一郎と対戦することが決まった。

修斗からCage Forceでキャリアを重ねた児山は、Cage Force時代には弘中邦佳とライト級王座決定戦を戦い判定負け、修斗に戻ってからも同じく弘中の持つ世界ライト級(※当時はウェルター級)王座に挑戦経験を持つ。

その後、パンクラス& WSOF GCで戦績を重ね、再び修斗へ。ダメージの蓄積も目立つようになり、青井人、先に挙げた長田戦で連敗し一旦はケージを下りた。40歳のカムバック、そして2度目のフェザー級転向。気持ちも体もリフレッシュしたであろう児山が、沖縄からどのようなラストロードを歩み始めるか、トピックとなる試合が組まれた。

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J-CAGE Report Shooto Okinawa03 ブログ 当真佳直 木内“SKINNY ZONBIE”崇雅

【Shooto OKINAWA03】木内SKINNY ZOMBIE、ダウンにも負けず足関スイープからRNCで当真を下す

<フライ級/5分3R>
木内SKINNY ZOMBIE 崇雅(日本)
Def.2R3分39秒by RNC
当真佳直(日本)

サウスポーの木内が左ロー、当真が左フックを合わせようとする。木内はローを続け、当真の左ローにワンツーを見せる。当真のダブルレッグに、寝技を望むように下になった木内。寝技に行かず、スタンドで待ち受けた当真はスタンドでワンツーを繰り出す。当真のワンツーに右に回る木内が右を被弾する。

左ローから追い突きの木内だが、当真はこれを察知して左右のフックを打ち合う。ローにシングルレッグを合わせた木内がバックに回る。前方に落としに掛かった当真がハーフでトップに。ここで両者の動きが止まり、ブレイクが掛った。スタンドでの再開後、最後の10秒で当真のパンチは粗くなっていた。

2R、当真は左アウトサイドローに続き、左フック。木内は左ハイを見せ、左から前に出るが、カウンターを受けてダウン。当真のパウンドに右足を取った木内は、ヒザ十字からサドルに入りヒールを仕掛ける。体を捩じって足を抜いた当真だが、そのまま組んで上を取った木内はバックに回り、両足を入れて背中を伸ばしに掛かる。

一度体を伸ばされた当真は、腰を上げて立ち上がろうとする。殴って体重をかける木内は、頭をマットにつけて再び当真の体を伸ばすと、RNCへ。パームトゥパームで絞めた木内が世界ランカーの意地を見せ、昨年の新人王から一本勝ちを手にした。


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J-CAGE Shooto Okinawa03 ブログ 当真佳直 木内“SKINNY ZONBIE”崇雅

【Shooto Okinawa03】対戦カード 平良✖清水から闘裸男・高松まで沖縄勢勝負の3連戦・第2弾=沖縄大会

【写真】2019年修斗新人王、パンクラス王の愛弟子=当真佳直が昨年の沖縄大会以来の出場でストロー級ランカーの木内と対戦 (C)MMAPLANET

2020年11月29日(日)
The Shooto OKINAWA#03
沖縄県沖縄市
ミュージックタウン音市場

■視聴方法(予定)
11月29日(日)
午後2時00分~ Twit Casting LIVE
             
■対戦カード

<フライ級/5分3R>
木内SKINNY ZOMBIE 崇雅(日本)
当真佳直(日本)

<バンタム級/5分2R>
六本木洋(日本)
TARKER(日本)

<バンタム級/5分2R>
金内サイダー雄哉(日本)
若山達也(日本)

<女子ストロー級/5分2R>
檜山美樹子(日本)
小生由紀(日本)

<フライ級/5分2R>
大城正也(日本)
畠山隆称(日本)

<フェザー級/5分2R>
南風原吉良斗(日本)
藤谷敦史(日本)

<フェザー級/5分2R>
阿部剛卓(日本)
波平コング(日本)

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J-CAGE Report Shooto2020#05 ブログ 木内“SKINNY ZONBIE”崇雅 黒澤亮平

【Shooto2020#05】元チャンプ黒澤亮平、右ストレート一閃──24秒で木内をKO

【写真】この右ストレートであっという間に勝利を手にした(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
黒澤亮平(日本)
Def.1R0分24秒by KO
木内“SKINNY ZOMBIE”崇雅(日本)

木内のミドルハイに対し、黒澤が右ロー。続くステップイン&右ストレートで木内はダウンし、追撃のパウンドで秒殺TKO勝ちを決めた。勝者は「ずっと待っていて、爆発しました。箕輪チャンプにつながる試合、宜しくお願いします」とマイクで話した。


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【Shooto2020#05】8月1日・後楽園ホール大会で黒部✖杉本&田丸✖安藤、2つの王座決定戦

【写真】世界王座挑戦権を争う、環太平洋王座決定戦でもある(C)MMAPLANET

1日(水・現地時間)、Sustainより今月26日(日)から8月1日(土)に開催日時が変更されていた後楽園ホール大会=Shooto2020#05の対戦カードが発表された。

今回のプレスリリースで3試合の3回戦と2回戦・1試合が明らかとなったが、うち2試合は選手権試合だ。


昨年11月にスタートを切った修斗女子スーパーアトム級王座決定トーナメント。チームラカイからの出場予定だったゼファーニャ・ンガヤがパスポート及びビザの発給が間に合わず、初戦を勝ち抜いていた韓国のイ・イェジは新型コロナウィルス感染問題により、入国が不可能となるなど、紆余曲折のあったトーナメントもついに決勝を迎える。

修斗にとって初の女子王座を賭けて戦うのは、インフィニティリーグ優勝で出場権を得た杉本恵と、日本MMA界の鉄の女=黒部三奈の両者だ。杉本はレスリングテクニックを武器に中村未来を破り、黒部は初戦にして最大の山とさえいわれたターニャ・アンゲラー、大島沙緒里の両者をパウンドアウトし、予想通りの決勝進出を果たした。

インフィニティと今回のトーナメントで経験値を上げた杉本が、『死んだら、死んだで』というまでの覚悟をもってMMAを向きあう黒部の牙城にどれだけ迫ることができるか。

杉本✖黒部と同じく、王座決定戦として組まれたのが環太平洋バンタム級王座決定戦だ。5月大会で岡田遼が暫定世界バンタム級王者に就いたことで、規定で剥奪となった環太平洋のベルトを安藤達也と田丸匠が争う。

安藤は昨年9月に前チャンピオン岡田に挑戦し、ドロー。田丸はフライ級からバンタム級に階級を上げてから3連勝で初の王座挑戦を迎える。デビュー直後から日本MMA界をリードする男と目されていた安藤と、岐阜から修斗新世代の旗頭として戦ってきた田丸。両者揃って挫折を味わってきた。今回のリリースでは安藤=怪物、田丸=天才と謳われているが、素性の良さで戦ってきた安藤と、MMAを咀嚼しチーム一丸となって力をつけてきた田丸という見方も成り立つ。何より怪物、天才と呼ばれ続けるにはここで躓くことはできない王座決定戦となる。

またフライ級3回戦で木内“SKINNY ZOMBIE”崇雅✖黒澤亮平という3月大会で流れたカードと共に、2回戦でウェルター級の宮路智之✖飯田建夫戦も発表されている。この4選手は通常のクラスより1階級上でのマッチアップとなっており、タイトル戦以外は1階級上の階級&当日計量という、過去3カ月間の日本のMMA界の流れは修斗においては同大会でも続くようだ