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【LFA144】クリスチャン・ナティヴィダット、パーフェクトコントロールでギャルヴァンを破る

<フライ級/5分3R>
クリスチャン・ナティヴィダッド(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
イスラエル・ギャルヴァン(米国)

サウスポーのギャルヴァンが、まず左インサイドローを蹴る。さらに左ミドルを入れたギャルヴァンに対し、ナティヴィダットも右ミドルを蹴っていく。ギャルヴァンは左フックを当てるが、右を伸ばしたナティヴィダットがダブルレッグにつないでテイクダウンを奪う。ガードの中でパンチ&エルボーを落とすナティヴィダットは、蹴り上げやバタフライスイープ、さらに潜りスイープにもトップをキープする。

ケージを利してギャルヴァンが立ち上がると、ナティヴィダットはダブルレッグで倒し上を取り直す。ハーフからアンダーフックでレッスルアップを狙うギャルヴァンだが、ナティヴィダットが潰して、ケージに押し込んでパンチを打っていく。ギャルヴァンも下からエルボーを打つも、鉄槌からパンチを被弾し続ける。担ぎつつ、エルボーを落としたナティヴィダットはギャルヴァンのヒールを防いで、時間となった。

2R、右ボディフックから左リードフックを当てたナティヴィダットが跳びヒザへ。直後にダブルレッグに出ると、ケージにギャルヴァンを押し込んで肩に担いでスラム。ケージに押し込み、パンチとエルボーを打つナティヴィダットが、懸命に足を利かせようとするギャルヴァンを攻め込む。エルボーでカットしたギャルヴァンはスクランブルでダブルを狙ったナティヴィダットにギロチンも、ヴァンフルーチョークの前にリリース。ナティヴィダットはハーフで抑えてパンチを続ける。半身で厳しい状態が続くギャルヴァンが、足関節を狙う。難なく足を抜いて、胸を合わせたナティヴィダットに対し、ギャルヴァンは強引なハイガードも担がれ、下の足を制されてパンチを浴び続けた。

最終回、ナティヴィダットのダブルレッグをギロチンで捕らえたギャルヴァンが逆転を賭けて引き込む。かなりタイトに入ったが、肩を押し込んだナティヴィダットがエスケープに成功する。ギャルヴァンはクローズドを取り、下に落ち着く。ギャルヴァンもガードからの仕掛けも多く、試合を投げてはいない。それでも試合が長引けば、下からのコントロールはパウンドの有りのなかでは苦しくなる一方だ。

残り1分を切って立ち上がったギャルヴァンだったが、余裕のナティヴィダットはダブルからボディロックでトップをとりタイムアップを迎えた。結果は当然のようにナティヴィダットがフルマークの判定勝ちを手にした。


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【LFA144】計量終了 堀内✖プエルタは問題なし。バンタム級王座決定戦はガフロフ勝利のみ新王者誕生

【写真】シウバの体重オーバーで変則王座決定戦に(C)LFA

14日(金・現地時間)、サウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンで開催されるLFA144「Gafurov vs Silva」の計量が13日(木・同)に行われている。

日本から出場の堀内佑馬は、対戦相手のフアン・プエルタとともに計量をクリア。

堀内は仕切り直しの一戦かつUFCに向け大まくりが可能となる大切な戦いに挑む。


対して5月のブラジル大会でバンタム級王座とダニエル・アルゲータと争い敗れたジエゴ・シウバが、8月のアスカル・アスカル戦におけるスプリット判定勝利で、2度目の王座──アルゲータのUFCとの契約による空位となった──挑戦は、計量失敗により勝ってもベルトを巻くことができない変則王座決定戦として実施されることとなった。

勝てば王座戴冠となるムイン・ガフロフはONEからUAEWを経て昨年のコンテンダーシリーズに出場も、スピリット判定負けで契約できず。6月にLFAに初参戦し、Fury FCバンタム級王者のエルベチ・ソウザを右オーバーハンドからのパウンドで倒し、今回の王座決定戦に駒を進めてきた。

シウバが勝った場合は王座空位のまま、ガフロフが勝利した場合のみ新チャンピオン誕生となる変則王座決定戦──チャンピオンが常にステップアップしていくフィーダーショーのベルトの行方はどうなるのか。

■視聴方法(予定)
10月15日(土・日本時間)
午前10時~UFC Fight Pass

■LFA144計量結果

<LFAバンタム級王座決定戦/5分5R>
ムイン・ガフロフ: 134.2ポンド(60.87キロ)
ジエゴ・シウバ: 137.6ポンド(62.41キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジョーダン・ヘイダーマン: 243ポンド(110.22キロ)
ダイクォン・バックリー: 262.6ポンド(119.11キロ)

<フライ級/5分3R>
堀内佑馬: 125.6ポンド(56.97キロ)
フアン・プエルタ: 125.2 ポンド(56.78キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジャレッド・レヴェル: 184.4ポンド(83.64キロ)
ヘナート・ヴァレンチ: 184ポンド(83.46キロ)

<フライ級/5分3R>
クリスチャン・ナティヴィダッド: 125.2 ポンド(56.78キロ)
イスラエル・ギャルヴァン: 125.6ポンド(56.97キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイコブ・ジョーンズ: 154.6ポンド(70.12キロ)
クリスチャン・ターナー: 155ポンド(70.31キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ロナルド・コールマン: 260.8ポンド(118.29キロ)
チャト・ワイエスト: 227ポンド(102.96キロ)

<バンタム級/5分3R>
アダム・アイサ: 134.8ポンド(61.14キロ)
マテオ・ゴンザレス: 134.4ポンド(60.96キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ブレイディ・ミナー: 169.4ポンド(76.83キロ)
パトリック・リベラ: 170.8ポンド(77.47キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
シャイアン・バワーズ: 134.8ポンド(61.14キロ)
ナランジャガル・ツェンダユシュ: 134.4ポンド(60.96キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェフ・ニールセン: 170.6ポンド(77.38キロ)
ベン・シャウアー: 170.8ポンド(77.47キロ)

<ライト級/5分3R>
アンドレス・マーリー: 154.8ポンド(70.21キロ)
ホビソン・ジュニオル: 154.6ポンド(70.12キロ)

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【LFA144】乾坤一擲対決=プエルタ戦へ、堀内佑馬─02─「シン日本人どころか崖っぷち日本人」

【写真】やるっきゃない。頑張るしかない──堀内佑馬だ(C)MMAPLANET

14日(金・現地時間)、サウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンで開催されるLFA144「Gafurov vs Silva」でフアン・プエルタと対戦する堀内佑馬インタビュー後編。

Road to UFCからUFCと契約という道は途絶えた。しかし、プエルタはコンテンダーシリーズで勝利し、Titan FCフライ級の頂点に立った相手だ。この組み技至上主義ファイターを相手に、「寝技に付き合い、スクランブルで疲れさせます」と言い切った堀内は前回の敗北で良い意味で開き直ることができたかのようだ。

UFCに行くにはもう負けられない。しかし、勝てば大きくゲインできる相手との戦いを控え堀内からは崖っぷちの状態もアドバンテージにしたかのような絶対的な意志の強さが伝わってきた。

<堀内佑馬インタビューPart.01はコチラから>


──対戦相手が代わって、勝てばオイシイ率がグンと上がりました。

「ホントにあの負けをひっくり返せるじゃんって。最高の相手ですよね。今回は前の対戦相手と試合をするために9月の終わりまで日本で練習していて。ファイトキャンプとすれば半分は日本でやって、それからこっちにも戻ってきた日に対戦相手が代わりました。でも1週間はコーチとちゃんと話して、しっかりと対策練習はデキています」

──リーチがあって、しつこい組みをする選手という印象があります。ハイライトリール的な勝利はグスタボ・バラルト戦のヒザ蹴りのKO勝ちですが、それよりも組みの選手かと。

「バラルトに勝った時は、二段のヒザ蹴りでしたね。でも、確かに本来の試合はしつこい組みかと思います。レスリングと柔術がミックスしたみたいなスタイルで、コーチも『抑えてくるだろう』って言っています。

ここでこの相手が来るのマジで良いなぁって思って(笑)。俺の今の状況からすると、最高過ぎます。いつの間にか9勝5敗とかっていうレコードになってしまって。どんどんUFCが遠のいていて。6敗とかなると、UFCは難しいと思うので……もう負けられないです。ここからは毎試合、最後だって思いながら戦わないといけないですけど、絶対に取るべき相手です」

──プエルタもここで落とせばUFCはないという気持ちでいるかと思います。

「そうですね。12連勝とかしていて、前回の試合はUAE Warriorsで負けた。34歳とかで、年も年ですしね」

──しかも、12連勝目が去年のコンテンダーシリーズで判定勝ちしたのですが、ダナ・ホワイトに『ここはコンテンダーシリーズだぞ』とダメだしされて、契約を勝ち取れず涙目になっていました。そこからの仕切り直しで、連勝が途絶えるという……。UFCに向けてラストチャンスで、思い切り乾坤一擲ファイトを仕掛けてくる可能性もあるかと。

「あの中国人に勝ったけど、最後にテイクダウンを狙った選手ですよね。でも戦い方は同じだと思いますよ。組んでケージに詰める。そこからテイクダウンを狙って、抑えようとする。変わらないですよ。絶対、あのままで。いやぁ、楽しみで仕方ないですね。

組ませないで打撃で行っても良いですし、組まれて倒されても……本当にしつこいので。でも、そうなったら寝技で付き合います。変に警戒はせず。流れで行こうと思います。倒されても、バックを取るのは巧いから──そこは気を付けてスクランブルで疲れさせようかと」

──今回はABEMAでの中継がなくて、日本で視聴するにはUFC FIGHT PASSだけになります。

「まぁ、残念ですけど……それも良いかなぁって。なんか日本では誰も知らない、ジャングルみたいなところで俺は戦っているぞっていう感じで。俺はもともとそういうことがないところから始めているんで。それはそれで格好良いかなって(笑)。

LFAって日本からすれば未開の地ですよ。だから放送がないのも面白い。そういうところなんだって。8月に田中(路教)さん達、日本人が3人揃って負けたじゃないですか。ここでプエルタに勝てば、逆にオイシイなって思っています。全ては俺のためにあるような気がしています」

──もうRoad to UFCショックは吹っ切れて、前しか見ていない状態ですか。

「いやぁ、ホントに終わった直後はダメだったんですけど。もう何とも思っていない──って言えば、それは嘘になっちゃいます。でも、もうやるだけなんで。あの試合は済んだことだし、前を向かないと次に行くことはできないので。目指すはLFAのベルトですかね」

──では、改めて再起戦への意気込みをお願いします。

「そうッスね。ちょっと頑張って……いやぁ、前の試合ではシン日本人を見せることができなかったので。これからシン日本人というよりも、崖っぷち日本人になってしまったので1試合1試合、最後のつもりでやるしかないし、頑張るしかないんで──頑張ります」

■視聴方法(予定)
10月15日(土・日本時間)
午前10時~UFC Fight Pass

■ 対戦カード

<LFAバンタム級王座決定戦/5分5R>
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)
ジエゴ・シウバ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ジョーダン・ヘイダーマン(米国)
ダイクォン・バックリー(米国)

<フライ級/5分3R>
堀内佑馬(日本)
フアン・プエルタ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジャレッド・レヴェル(カナダ)
ヘナート・ヴァレンチ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
クリスチャン・ナティヴィダッド(米国)
イスラエル・ギャルヴァン(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイコブ・ジョーンズ(米国)
クリスチャン・ターナー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ロナルド・コールマン(米国)
チャト・ワイエスト(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ブレイディ・ミナー(ブラジル)
パトリック・リベラ(米国)

<バンタム級/5分3R>
アダム・アイサ(米国)
マテオ・ゴンザレス(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
シャイアン・バワーズ(米国)
ナランジャガル・ツェンダユシュ(モンゴル)

<ウェルター級/5分3R>
ジェフ・ニールセン(米国)
ベン・シャウアー(米国)

<ライト級/5分3R>
アンドレス・マーリー(米国)
ホビソン・ジュニオル(ブラジル)

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【LFA144】強豪プエルタと再起戦、堀内佑馬─01─に訊いたRTU「終わった。格闘家人生が終わった」

【写真】フエルタ戦を週末に控えた堀内に、Road to UFCのことを聞かずにはいられなかった(C)MMAPLANET

14日(金・現地時間)、サウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンで開催されるLFA144「Gafurov vs Silva」に堀内佑馬が出場し、フアン・プエルタと対戦する。

10代で渡米し、UFCを目指してきた堀内が掴んだRoad to UFCというチャンス。しかし、トップノイ・キウラムに判定負けを喫し、儚くも夢が現実になることはなかった。何よりも勝負を賭ける場面、オタツロックでホールドして試合を終えるという悔いの残る戦いをなぜ堀内はしてしまったのか。

再起戦、元Titan FCフライ級王者でコンテンダーシリーズでも勝利している強豪プエルタとの戦いを目前に控えた堀内に対して──人生を賭けた場で、勝負に出られなかった理由を尋ねずにはいられなかった。


──もう、すっかり頬がこけていますね。

「あと水抜き分ぐらいですかね」

──LFAは計量の前日に現地入りなので、アーバインでそこまで落とす必要があるのですね。

「そうですね。今回はスーフォールズに到着するのが夜の10時ぐらいなので、水抜きは少し心配です」

──ファイトウィークのタイミングで申し訳ないですが、6月のRoad to UFCを振り返ってもらいたいのですが。あの展開、3Rにポジションは取っていても堀内選手はフィニッシュに向けてパウンドを落としたり、一本を狙う必要がある場面でホールドした状態でタイムアップを迎えてしまいました。あの時、どういう心境だったのでしょうか。

「あの時……、気づいたら試合が終わっていました。気づいた時にはホテルの部屋にいたというような感じで。なんなんですかね……」

──それは何かダメージがあったということですか。

「いえ、そういうことではないです。ダメージはなかったです。夢に飲まれた感じがしました(苦笑)。飲まれたのか……それも分からないです、我に返ったときには『終わった』と思いました。その『終わった』という感覚しか覚えていないんです。

減量も過去最高に上手くいって、練習もこれまでで一番といえるだけやっていたのに。マジでどうなっているのか……試合後はただただ悔しかったです。いや悔しかったのより、もう終わったという感じでした……。

試合後のホテルでオーヤマ・コーチにも色々と言われましたけど、その時ももう『終わった。格闘家人生が終わった』という気持ちしかなかったので、聞いてはいたのですが、あまり頭に入ってこないぐらいでした。ホントに終わったと……勝てた試合ですし、ようやくUFCと絡めた試合だったのに……それを落としたということは、けっこうきつかったです」

──終わったということは、MMAは引退というぐらいの気持ちだったのですか。

「シンガポールのあとビザの更新で日本にいないといけなかったのですが、帰国しても2、3週間は練習もしていなくて……遊んで、ボォッとしたり好きなことだけをしていました。でも結局……格闘技が一番楽しかったです。好きにしていた時期に、僕が所属していたタンタン・ファイトクラブが活動を再開して、そこの先輩でRISEとかに出ている吉沼大輝選手が練習に誘ってくれて。

僕がどれだけあの試合に賭けていたのかを分かっていたので、一切格闘技の話とか皆がしてこないんですよ。それでも元気つけようとしてくれていて。凄く応援してくれていることが伝わってきました。だったら、俺にも価値があるなって考えるようになりました。そこで、やっぱり諦めることはできない──夢を諦めたくないという気持ちになってきました。

で、また1日に3部練とかしっかりと練習するようになって。ただビザを取るにも試合が決まらないという話で、キックはタンタン・ファイトクラブでやり、MMAはMe,Weでやらせてもらっていました」

──おお、Me,Weですか!!

「試合が9月に入ってから決まって。そこからチーム・オーヤマに戻っても十分な時間がないので、Me,Weでしっかりとお世話になりました」

──Me,Weで練習するようになったのは?

「僕の師匠の宮下(トモヤ)さんが山﨑(剛Me,We代表)さんにセコンドに就いてもらったりしていたので。だったら僕も日本では山﨑さんに見て欲しいと思いました。倉本(一真)さん、佐々木憂流迦さん、山北(渓人)君、(藤田)大和君とか、村田夏南子選手や魅津希選手もいました。あとTSUNE選手もそうですね。僕は中学と高校の時にGRABAKAのプロ練習に参加させてもらっていて、恒村(俊範=TSUNEの本名)さんはその頃からの知り合いなんです。それもあって恒村さんにもよくしてもらって、凄く良い練習ができました」

──藤田選手は日本のフライ級のトップです。練習を一緒にしてみて、どのような感触でしたか。

「いやぁ……良い練習でした。メチャクチャ良い練習でした。Me,Weには色々なタイプの選手がいるので、素晴らしい環境だと思いました。山﨑さんの人柄ですよね。1日中、山﨑さんはジムにいるし。バッチリ、練習できました。それとチーム・オーヤマは組み中心なんですけど、日本ではMe,WeでMMA、タンタン・ファイトクラブでキックと打撃をいつもより多めにデキたので、凄く良い状態でした。

もともとLFAからは、最初はブラジル人のフィリッピ・ブネスという選手と戦うというオファーだったんです。でもアーバインに戻って来てから、対戦相手が代わって」

──いやぁフアン・プエルタは元Titan FCのフライ級王者で、去年のコンテンダーシリーズでも勝利しています。

「ハイ、全然良い相手になりました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
10月15日(土・日本時間)
午前10時~UFC Fight Pass

■ 対戦カード

<LFAバンタム級王座決定戦/5分5R>
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)
ジエゴ・シウバ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ジョーダン・ヘイダーマン(米国)
ダイクォン・バックリー(米国)

<フライ級/5分3R>
堀内佑馬(日本)
フアン・プエルタ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジャレッド・レヴェル(カナダ)
ヘナート・ヴァレンチ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
クリスチャン・ナティヴィダッド(米国)
イスラエル・ギャルヴァン(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイコブ・ジョーンズ(米国)
クリスチャン・ターナー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ロナルド・コールマン(米国)
チャト・ワイエスト(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ブレイディ・ミナー(ブラジル)
パトリック・リベラ(米国)

<バンタム級/5分3R>
アダム・アイサ(米国)
マテオ・ゴンザレス(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
シャイアン・バワーズ(米国)
ナランジャガル・ツェンダユシュ(モンゴル)

<ウェルター級/5分3R>
ジェフ・ニールセン(米国)
ベン・シャウアー(米国)

<ライト級/5分3R>
アンドレス・マーリー(米国)
ホビソン・ジュニオル(ブラジル)

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【LFA110】タイトル戦で惜敗、堀内佑馬に訊く─03─今後。「LFAで戦っているプライドもある」

【写真】 8月の第3週頃まで、日本に滞在する予定の堀内。今回の試合を今後に生かして欲しい(C)LFA

2日(金・現地時間)にLFA暫定フライ級王座決定戦でチャールズ・ジョンソンに惜敗を喫した堀内佑馬インタビュー最終回。

今大会タイトル戦の舞台裏や、振り返りをしてもらった堀内に今後について尋ねると──LFAで戦う自負、LFAへの想いが伝わってきた。

<堀内佑馬インタビューPart.02はコチラから>


──随分と昔の話ですが、渡部謙吾選手がMMAを戦えない体調で引退を決めていた時に、日本の大手プロモーションから試合のオファーがありました。謙吾さん自身は最後の舞台として戦いたいという気持ちがあったようですが、オーヤマ・コーチが「私はケンゴに試合に出て勝ってほしいけど、それよりもケンゴの人生が大切なんだ。だから、今の体調で試合を受けてはいけない」と伝えたという話を聞きました。それ以来、私のなかでコリン・オーヤマは絶対的に信頼がおける人物なんです。

「そんな話があったのですか!! そのコーチが僕には行くべきときに行けというのは、本当に冷静に分析してくれているということですよね。今回の試合を通して、試合前の練習や試合が終わってからのアドバイスにしても、コーチはこの世界での経験値が凄く高いです。それが伝わってきました。だから、コーチが行くべきだったというのは、その通りだと思います」

──ストリーミングの画面で視るのと、ケージサイドで見るのではジョンソンのパンチの印象が違っていたのかもしれないですね、コーチにしてもジャッジにしても。

「5Rは前に出てないといけないと思って出たのですが、相手の攻撃を貰ってしまいました。あの時は焦りはありました」

──ABEMAの解説を務めていた水垣偉弥さんが、メッセージをくれて堀内選手を絶賛していました。その水垣さんが実況中にも、5Rには関してはパンチを受けて印象が悪いと指摘していましたね。

「水垣選手はそうやって戦っていた選手ですし、そうやって言ってもらえることが嬉しいです」

──足立区界隈の格闘家のSNSも、この試合を見て感じ入ることが多くあったような風でした。

「アハハハ。やっぱり足立区って繋がりが強いんです。本当に面白いです」

──平本蓮選手は「ミルウォーキーに早く行きたい」と呟いていたそうですね(笑)。

「蓮とは試合をしたこともありますし、日本に戻ると会う仲なんです。そうやって皆に試合を視てもらえた。でも勝てなかった……。試合が終わった直後は、絶望感しかなかったです。それでも友人や家族が電話をくれて、元気づけてくれて。視てくれた人にベルトを巻く姿を見せることができなかったのは、やっぱり悔しいです。

でも今はそういう人たちのためにも頑張りたいし、自分ももっと強くなりたいという気持ちになっています」

──あとはチャールズ・ジョンソンがUFCと契約できるか。そうなれば堀内選手もUFCと契約できる力があるということになります。

「あぁ、そういう考え方もあるのですね。コーチと話していてベスト・シナリオは、ジョンソンがUFCと契約できずにリマッチをして勝つということだったんです。僕はダイレクトリマッチでも勝てる自信は、絶対にあります。もっと削ることができると思いますし。それでも、ダイレクトリマッチよりも他の選手と戦って、より経験を積みたいと思っています」

──クリスチャン・ナティヴィダッドやクレイトン・カーペンターら楽でなく相手がいます。

「いやぁ、そこなんですよ。やっぱりLFAを知らない人は簡単に勝てると思っているところがあって……。そういうことをツイッターで言っていた人もいました」

──あぁ……そういう風に思う人もいて然りですよね。今の世の中、発言する権利は誰もが平等に持っているので。

「ただ試合後で、カチンときちゃって。『舐めんな』ってリアクションしてしまったんです……結構、それがバズってしまって」

──ありゃりゃ、気持ちは分かります。でも、気にしないことですし。それこそ堀内佑馬という選手が認知されるプロセスでもあるのかもしれないです。そうやって考えると、ファンの意見は有難く耳を傾けるということで良いかもしれないです。

「今からすれば本当にアホなことをしてしまったと思います。あれを書いてしまったことで、せっかくの作品に汚点を残してしまったなと思います」

──画竜点睛を欠くを地で行ってしまったわけですね。でも分かる人は分かりますから。試合の翌日に修斗の大阪大会で『ああいう経験を今の日本ではできない。凄く良い経験になっている』という意見も聞かれましたよ。

「あぁ、そういう事を言ってもらえると本当に嬉しいです。やはり『舐めるな』っていう気持ちや、LFAで戦っているプライドもあるし。無敗、1敗、2敗の選手ばかりで、8勝6敗とか11勝8敗とかの選手っていないんです。そういう選手たちの気合の入り方が凄くて。勝つのは当たり前で、どうフィニッシュするか。そういう部分で戦っています。

僕からすれば本当にレベルが高いと思っているので、LFAが日本人で戦っている選手が無双できるという風には思われたくはないです」

──ブランドン・ロイヴァル、ジミー・フリックス、ケイシー・ケニー、3人ともLFAのフライ級王者ですからね。ところで試合を終えたばかりですが、次というのは?

「実は明日から8月の途中まで、日本に帰国するんです」

──おっ、そうなのですね。元々予定していたのですか。

「いえ、試合でケガをしてしまって。1カ月ほど練習できないので、なら日本に戻って休もうかと。頭も痛いし、5分✖5Rの代償ですかね(笑)。それと運転免許の更新をしないといけないので、このタイミングで帰国することにしました。

本音をいえばアーバインに残って練習していたいですけど……。アレックス(ペレス)もアスカル・アスカロフとの試合が決まっているから、凄く気合が入っていて。ここで勝てば、またタイトル挑戦が見えてくるでしょうし。僕もそんなゆっくりなんてしていられないっていう気持ちはあるのですが、今は体を休めようと思います」

──ではリフレッシュ帰国前に、MMAPLANETの読者の方たちに試合後を終えてのメッセージをお願いします。

「いつも応援ありがとうございます。試合は……チョット負けてしまったのですが、色々と改善するところが見つかったので……これからもシン日本人を見せられるように頑張ります」

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LFA LFA110 MMA UFC キック クリスチャン・ナティヴィダッド ルイス・アギーレ

【LFA110】クリスチャン・ナティヴィダッド、粘るアギーレに圧をかけ続け判定勝ち

<フライ級/5分3R>
クリスチャン・ナティヴィダッド(米国)
Def.3-0:30-26.29-27.29-27
ルイス・アギーレ(メキシコ)

兄ケビンがLFAからUFCに昇格しているナティヴィダッドは、フライ級注目の存在だ。左ジャブを伸ばすナティヴィダッドが、前蹴りを捌いてワンツーを放つ。さらに左リードフックを当ててアギーレを下がらせ、右を振るう。パンチの圧が強いナティヴィダッドは右オーバーハンド、左ジャブ、リードフックとペースを握る。

顔面からボディストレートを決めたと思われたナティヴィダッドだが、パンチが低く試合が中断される。再開後、右オーバーハンドで前に出たナティヴィダッドに対し、アギーレは完全に気圧されている。右インロー、右ストレートとナティヴィダッドが攻撃を散らし、左ジャブを当てる。ケージに詰まって左フック、続いてテンプルに右を被弾したアギーレの腰が落ちる。

ワンツーから前に出て左ミドルを放ったアギーレは、左フックを合わせれ下になる。足を絡ませてバックを狙ったアギーレから離れてスタンドに戻ったナティヴィダッドナティヴィダッドが、右ストレートから左を打ち込む。右エルボーを見せ、左ミドルを蹴るなどアギーレがやや盛り返すが、初回は失った。

2R、キャンパスがスリッピーになり試合が中断される。リスタート後、アギーレの右オーバーハンドにボディを見せたナティヴィダッド。アギーレも鋭い左ハイを蹴っていく。すぐに右ハイを返したナティヴィダッドに対し、アギーレが右オーバーハンドを見せてテイクダウンを狙う。急ぎ、離れたナティヴィダッドが近距離でワンツーフック、アギーレもブロッキングで防御する。直後の左のステップインに、右フックを受けたアギーレがダウン。それでも下からオモプラッタを狙い、煽ると今度はナティヴィダッド素早く逃げて立ち上がる。

スタンドに戻ると間はナティヴィダッドとなり、ガードの上からフックを打つ。左ミドルは出すが、パンチは届かないアギーレは左フックをもらい、ここも引き込むようにガードを取る。クローズドを取ったアギーレに対し、左手を背中越しに取り右を連打したナティヴィダッドが2回も取った。

3R、まず右オーバーハンドを見せたアギーレだが、ナティヴィダッドは右フックを引き続き振るって、ボディも打ち抜く。レベルチェンジから左ボディのナティヴィダッド、アギーレはエルボーから左ハイ、右オーバーハンドを当てる。ワンツー、左ミドルと手数が増えたアギーレだが、ナティヴィダッドが右ボディから右オーバーハンドを繰り出す。

下がらないアギーレだが、右を受けジャブを当てられる。それでも前に出て腹を蹴るアギーレのパンチに、ナティヴィダッドが口を開けて鼻血も見られる。左目尻をカットしているアギーレが飛び蹴りをかわす。左の相打ちから、ナティヴィダッドが組みつく。ギロチンを防いで、タイムコントロールを見せたナティヴィダッドがアギーレに立ち上がらせず、フィニッシャーでいて、マネージメントぶりを見せて3-0の判定勝ち。

デビュー以来の連勝を4に伸ばしたナティヴィダッドは「嬉しくないね。ワンパンチの異名通り戦えなかった……ニックネームを変えないと。ジムに戻ってまた練習だよ。フライ級に転向し、初めてキックも使った。正直、新しいジムに移ったけど前のジムが懐かしい。でも、この数カ月で新しい技術をたくさん身につけた。アギーレのタフさには驚かされた。参った、ファイト・オブ・ザ・ナイトのボーナスが欲しいよ」と話した。


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【LFA100】クリスチャン・ナティヴィダッド、打撃は強いがTD防御がザルのウールジーに完勝

<バンタム級/5分3R>
クリスチャン・ナティヴィダッド(米国)
Def.3-0:30-26.30-26.30-27
エヴァン・ウールジー(米国)

ナティヴィダッドが左ジャブ、ウールジーがローを蹴る。右に回るナティヴィダッドに対し、ウールジーは斜め前を切るように動く。ローから右ローを入れたウールジーが、ナティヴィダッドのフックをステップバックでかわす。さらにカーフを蹴ったウールジーがボディフックを入れ、再びカーフを蹴る。スピニングバックフィストを見たナティヴィダッドだが、パンチにカーフを蹴られ打撃でリードできない。

ナティヴィダッドはダブルレッグで組みつき、小外掛けでテイクダウンを決める。ケージの中からパンチを時折り落とすナティヴィダッドは、ウールジーの蹴り上げからのスクランブルでバックを取り両足をフックしグラウンドへ。絞めを狙いつつパンチをワキ腹、テンプルに打ったナティヴィダッドの絞めを耐えて、立ち上がったウールジーが前方に振り落とそうとして時間を迎えた。

2R、テイクダウン&バックグラブ奪取で初回を10-9✖3としたナティヴィダッドは右フックを見せるが、ウールジーもフックを打ち返し打撃戦では負けないところを見せる。それでもナティヴィダッドはボディから左フックをヒットさせると、ウールジーのパンチは粗くなる。左ジャブから右を振るったナティヴィダッドに対し、右フックを返したウールジーだが直後にダブルレッグでテイクダウンを許す。

鉄槌、細かいパンチを入れるナティヴィダッドは上体を起こして左右のフックを振るう。頭を引き寄せて固めるウールジーは、蹴り上げにもガードワークが続き残り90秒でレフェリーがブレイクを命じる。踏み込んだウールジーが左ミドル、ナティヴィダッドは続く前進に左フックを合わせる。ウールジーも左ボディを返し、距離を詰めて左を届かせる。

鋭い左ジャブから右をヒットさせたナティヴィダッドこの回は打撃でもリードして、20-18として試合は最終回に。

3R、ナティヴィダッドがワンツーから左フック、右をテンプルに打ち込む。ウールジーはこういう展開では引かないが、打撃に意識が集中し簡単にダブルレッグで許されてしまう。スクランブルでなく、ガードで固めるウールジーにナティヴィダッドは鉄槌を落とし鼻血が見られる。

ガードの中でダイナミックな動きはないが、スコアリングは問題なく試合を有利に進めるナティヴィダッドは蹴り上げをかわした思い切り右を振り落とす。パンチの回転数が上がったナティヴィダッドだが、ウールジーはクローズドガードで固めていく。残り70秒、ガードが空くと足を一本抜いたナティヴィダッドだが、再びクローズの中に収まり──試合は最終局面へ。最後はスクランブルでシングルに出たウールジーだが、時すでに遅し。

尻もちをつかされたナティヴィダッドが、判定勝ちを収めたキャリア初の判定勝ち=3連取を果たした。


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LFA100 other MMA Preview カーリー・ペンギライネン クリスチャン・ナティヴィダッド ネイト・スミス ブログ ヴィクター・アルタミラノ

【LFA100】祝100回大会フライ級王座決定戦=スミス✖アルタミラノ。ペンギライネン&ナティヴィダッドも

【写真】倒されない故、打撃が強いスミスと倒されることは多いが下からの仕掛けもあるアルタミラノ (C)LFA&Zuffa/UFC

19日(金・現地時間)、カンザス州パークシティのハートマン・アリーナでLFA100「Altamirano vs Smith」が開催される。

2017年1月13日の旗揚げから、コロナ・パンデミックを経験しつつも僅か4年と1カ月でイベント開催数が大台に乗るという驚異的なペースで大会を開いてきたエド・ソアレス率いるLFAは、それだけ多くのステップアップファイターを輩出してきた。

そんなLFAにとって記念すべき100大会のメインでLFAフライ級王座決定戦=ヴィクター・アルタミラノ✖ネイト・スミス戦が組まれている。

プロMMAデビューがLFA28だったアルタミラノは、アマチュアでもLFAや前身のLegacy FCで戦ってきたファイターだ。昨年11月にロイド・マッキニーを三角絞めで破り、LFA最多の8勝目を挙げている。

とはいえフィーダーショーのLFAという位置づけを考えると、8勝目も挙げる前にステップアップを果たすのが強者の在り方だ。タイトルも初挑戦ということもあり、それだけアルタミラノも期するものがあるだろう。

対するネイト・スミスはLFAでの1勝も含めキャリア6連勝でコンテンダーシリーズへ進み、LFAフライ級王者のジミー・フリックの肩固めに敗れ今回が再起戦となる。

チェロが趣味だというアルタミラノは、サウスポーからヒザを含めたキックボクシングが得意で柔術的なガードワークと、トップを取り返してもトランジッションもサブミッションも持つ。半面、テイクダウンには脆いという印象も残している。

対するスミスはレスリングベースで、テイクダウンは受けも強いために思い切った打撃勝負ができる。フリックという、トータルMMAの時代にあって一芸が秀でたタイプのファイターにしっかりとはめ込まれて敗れてしまったものの、スミスはアベレージとしてMMAで勝ちやすいスタイルの持ち主だ。アルタミラノがそういう攻撃を仕掛けることはないかもしれないが、とにかくテイクダウン防御能力の高さが必見のスミスだ。

セミで組まれたフライ級ではカーリー・ペンギライネンの勢いがあり過ぎる、ステップインと右オーバーハンドに注目だ。ここで距離を詰めてフックの連打やヒザ蹴り、さらにバックを制してRNCと勝負所の矢継ぎ早な攻撃が、初出場となるLFAのオクタゴンでも見られるか。

セミ前のバンタム級では兄ケビンがLFAからUFCに昇格しているクリスチャン・ナティヴィダッドも、注意したいファイターといえる。

プロ3戦目、過去2試合はどちらも初回KO勝ちのナティヴィダッド、対戦相手のウールジーは1勝1敗の3戦目の選手。それだけに、ナティヴィダッド本人も何を期待されているのか、十分に理解しているだろう。

■視聴方法(予定)
2月20 日(土・日本時間)
午前11時~UFC Fight Pass

■ LFA100対戦カード

<LFAフライ級王座決定戦/5分5R>
ヴィクター・アルタミラノ(メキシコ)
ネイト・スミス(米国)

<フライ級/5分3R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
カーリー・ペンギライネン(米国)

<バンタム級/5分3R>
クリスチャン・ナティヴィダッド(米国)
エヴァン・ウールジー(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェラルド・スコット(米国)
トミー・アーロン(米国)

<フェザー級/5分3R>
スティーブン・グェン(米国)
ホルヘ・フアレス(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
アンバー・ダニルソンスミス(米国)
エマニュエル・モリヤー(米国)

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LFA92 other MMA Report クリスチャン・ナティヴィダッド ブログ

【LFA92】右オーバーハンド、左フック、右アッパー、ナティヴィダッドが29秒でKO勝ち

<バンタム級/5分3R>
クリスチャン・ナティヴィダッド(米国)
Def.1R0分29秒by KO
ホゼ・ホルギン(米国)

長身のホルギンに対し、左ジャブを見せるナティヴィダッドは大きく踏み込んで左ジャブ、続いて右オーバーハンドをヒットさせる。ケージ際に下がったホルギンに左フックを思い切り打ち込むと、ダウン。起き上ろうとしたホルギンに対し、ナティヴィダッドは右アッパーを振り抜き、あっという間に勝負を決めた。

「来週でも戦うし、じっくり準備をしても戦う。僕はMMA界の未来、ソーラーパワーなんだ」と笑顔で話した。


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