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MMA MMAPLANET o UFN202 ラミズ・ブラヒメジ

【UFN202】開始直後のテイクダウンから、ギルモアをスタンドに戻させずブラヒメジがRNCで一本勝ち

<ウェルター級/5分3R>
ラミズ・ブラヒメジ(米国)
Def.1R2分02秒by RNC
マイケル・ギルモア(米国)

右にダブルレッグを合わせたブラヒメジが、スクランブルからギルモアのバックを取る。ヒザ立ちのギルモアに足をフックさせたブラヒメジが、アゴをつかんでスペースを創りRNCへ。背中が伸び、仰向けになったギルモアのアゴの上から絞めるブラヒメジ。一度はギルモアがエスケープし、バックからマウントになる。立ち上がろうとしたのか、うつ伏せになったギルモアから再びバックグラブを取ったブラヒメジがRNCをしっかりと極めた。


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LFA MMA MMAPLANET o UFC UFN202   アルマン・ツァルキャン アルメン・ペトロシアン イグナシオ・バハモンデス イスラム・マカチェフ カーロス・ヘルナンデス キム・ジヨン グレゴリー・ホドリゲス シャオ・ロン ジョシアニ・ヌネス ジョナサン・マルチネス フェレス・ジアム ボビー・グリーン ラミズ・ブラヒメジ ラモーナ・パスカル ヴィクター・アルタミラノ 平良達郎

【UFN202】計量終了 第1試合に──平良の第2戦が戦うこともある元LFA王者アルタミラノ登場

【写真】アルタミラノとヘルナンデス、どちらかが平良の相手になることは十分にあり得る(C)Zuffa/UFC

26日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN202:UFN on ESPN+60「Makhachev vs Green」の計量が行われた。

メインはヌルマゴが現役を退いた後、イーグル軍団を引っ張るイスラム・マカチェフがオクタゴン10連勝(※戦績は10勝1敗、2戦目にアドリアーノ・マルチンスにKO負けを喫している)を賭けて、160ポンド契約でボビー・グリーンと対戦する。

当初、ライト級でベニール・ダリューシュと戦う予定だったマカチェフ、ダリューシュの負傷欠場で勝って挑戦権獲得という筋書きは修正が必要になるかもしれにが、近い距離での打撃戦を許さないテイクダウン能力が、グリーンを相手に炸裂するか要注目だ。


今大会は韓国のキム・ジヨン、中国のシャオ・ロン、香港からはラモーナ・パスカルと東アジア所縁のファイターが3人もラインナップに含まれている。

しかし、ライト級のドミクル・クルーズ・スタイルの継承者イグナシオ・バハモンデスと戦うシャオ・ロンが160ポンドと大幅に計量オーバーに。ファイトマネーを40パーセントを没収され、キャッチウェイト戦を戦う機会を得ている。

この他、LFA~UFCショートノーティス・コンビといえるグレゴリー・ホドリゲス&トレンス・マッキニーが揃い踏みする。ホドリゲスはオクタゴン3連勝、マッキニーはLFA時代から5試合連続の初回フィニッシュ記録を伸ばすべきケージに足を踏み入れる。

そんなか日本のファンにとって要注目なのが、第1試合に出場するヴィクター・アルタミラノだ。LFAフライ級王者からコンテンダーシリーズを経てUFCデビュー戦を迎えるアルタミラノに対し、対戦相手のカーロス・ヘルナンデスも昨年のコンテンダーシリーズからのステップアップファイターだ。

LFA時代は纏まりはあるもののコレといった強さを見せることはなかったアルタミラノだが、コンテンダーシリーズで一進一退の攻防で、前に出る姿勢と折れない心の持ち主であるこを世に示した。

アルタミラノは平良達郎のUFC初戦の相手カーロス・キャンデミラノと、コンテンダーシリーズで対戦し競り勝っている。ガチャガチャな動きにある軸は、気持ちの強さ。平良と対戦することも十分にあり得るアルタミラノの試合──見逃すことはできない。

■視聴方法(予定)
2月27日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN202計量結果

<160ポンド契約/5分5R>
イスラム・マカチェフ: 160ポンド(72.57キロ)
ボビー・グリーン: 158ポンド(71.66キロ)

<ミドル級/5分3R>
ミシャ・サークノフ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ウェリントン・トゥルマン: 185ポンド(83.91キロ)

<女子フライ級/5分3R>
プリシラ・カショエイラ: 125ポンド(56.7キロ)
キム・ジヨン: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
アルマン・ツァルキャン: 156ポンド(70.76キロ)
ヨエル・アルバレス: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
グレゴリー・ホドリゲス: 186ポンド(84.37キロ)
アルメン・ペトロシアン: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
イグナシオ・バハモンデス: 154.5ポンド(70.08キロ)
シャオ・ロン: 160ポンド(72.57キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ジョシアニ・ヌネス: 145.5ポンド(66.0キロ)
ラモーナ・パスカル: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
テランス・マッキニー: 156ポンド(70.76キロ)
フェレス・ジアム: 155ポンド(70.31キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・ペレス: 144.5ポンド(65.54キロ)
ジョナサン・マルチネス: 144ポンド(65.31キロ

<ウェルター級/5分3R>
ラミズ・ブラヒメジ: 170.5ポンド(77.34キロ)
マイケル・ギルモア: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フライ級/5分3R>
ヴィクター・アルタミラノ: 123ポンド(55.79キロ)
カルロス・ヘルナンデス: 125ポンド(56.7キロ)

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GLORY MMA MMAPLANET UFC UFC ESPN32   アレッシャンドリ・パントージャ エジソン・バルボーサ カイ・カラフランス カブ・スワンソン カルヴィン・ケイター キック ギガ・チカゼ ケイトリン・チューケイギアン ジョセフ・ホームズ ブライアン・ケレハー ブランドン・モレノ ブランドン・ロイヴァル ホジェリオ・ボントリン マックス・ホロウェイ ラミズ・ブラヒメジ 修斗 平良達郎

【UFC ESPN32】計量終了 ケイター×チカゼ&ロイヴァル×ボントリン。小細工要らず、強者×強者=UFC

【写真】UFC2022年の戦い初めはケイター×チカゼから (C)Zuffa /UFC

14日(金・現地時間)、15日(土・同に)ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN32「Kattar vsChikadze」の計量が行われた。

昨年12月18日より、約1カ月のインターバルを経て2022年のUFCがいよいよ活動を開始する。そのメインはフェザー級ランカー対決のカルヴィン・ケイター×ギガ・チカゼの一戦だ。


カブ・スワンソン、エジソン・バルボーサをKOし2021年のブレイクスルー・ファイターとなったジョージア出身元GLORYのキックボクサーであるチカゼは、オクタゴンで7勝0敗という戦績を残してきた。

チガゼは戦績だけでなくインパクトも残している。過去3戦はハイキックからパウンドアウト、ミドルからのパウンドアウト、パンチを効かせて絞めを狙いつつスタンドに戻りパンチで仕留めるという勝ち方でパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを3戦連続で獲得している。

組みへの自信が高まったことで蹴りを使わせ、蹴りの効果でパンチがいよいよ有効になっているという好循環にあるチカゼと対するケイターは、1年前にマックス・ホロウェイと激闘で敗れて以来の実戦が2年連続の年始のヘッドライナーとなった。

相手の前進力を利用しジャブでダメージを蓄積させ、外す時は外すというケイターの制空権をチカゼが如何に侵攻するか。5Rを2度経験しているケイターが、フルで5Rの経験はない(※バルボーサ戦は5回戦だったが、3RでKO勝ち)チカゼに対し、どのようなゲームプランを立ててくるのかも見ものだ。

下手な小細工も必要なく強い人間を戦わせておくとドラマが創れるUFC──ケイターというリトマス試験紙が、チカゼがホロウェイ級……あるいは上位禅とやり合える期待値を持っているのかうを判断する。

昨日、修斗世界ライト級王者の平良達郎がイリディアムとの契約を発表したが、そのイリディウム傘下で同じフライ級のブランドン・ロイヴァルが、ホジェリオ・ボントリンと戦う一戦も注目だ。

現王者ブランドン・モレノ、アレッシャンドリ・パントージャに連敗中のロイヴァルに対し、ボントリンはカイ・カラフランス、レイ・ボーグに敗れているが、プリアン・パイヴァ、マゴメド・ビブラトフに勝利している。

王者モレノを含め、トップランカーの半数が5敗以上を喫しているという群雄割拠のフライ級にあっても、3連敗はさすがにキャリアップばかりか、契約更新という点でも厳しくなる。崖っぷちのロイヴァルが盛り返すことはできるのか──来るべき日に備え、UFCフライ級戦線はMust Watchだ。

■視聴方法(予定)
1月16日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN32対戦カード

<フェザー級/5分5R>
カルヴィン・ケイター: 146ポンド(66.22キロ)
ギガ・チカゼ: 146ポンド(66.22キロ)

<ヘビー級/5分3R>
チェイス・シャーマン: 250ポンド(113.4キロ)
ジェイク・コリアー: 264.5ポンド(1119.97キロ)

<フライ級/5分3R>
ブランドン・ロイヴァル: 125.5ポンド(56.92キロ)
ホジェリオ・ボントリン: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 126ポンド(57.15キロ)
ジェニファー・マイア: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
ダコタ・ブッシュ: 155.5ポンド(70.53キロ)
スラヴァ・ボルシェフ: 155ポンド(70.31キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョアンデウソン・ブリト: 145.5ポンド(66.0キロ)
ビル・アレジオ: 145ポンド(65.77キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェミー・ピケット: 184.5ポンド(83.68キロ)
ジョセフ・ホームズ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ラミズ・ブラヒメジ: 170.5ポンド(77.34キロ)
カート・マックギー: 170ポンド(77.11キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブライアン・ケレハー: 145ポンド(65.77キロ)
ケヴィン・クルーム: 144.5ポンド(65.54キロ)

<フェザー級/5分3R>
TJ・ブラウン: 155ポンド(70.31キロ)
チャールス・ロサ: 156ポンド(70.76キロ)

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MMA Report UFC UFC ESPN29 サーシャ・パラトニコフ ブログ ラミズ・ブラヒメジ

【UFC ESPN29】「ロシアンはタップしない」。ブラヒメジがRNCでパラトニコフを落とす

<ウェルター級/5分3R>
ラミズ・ブラヒメジ(米国)
Def.1R2分33秒by RNC
サーシャ・パラトニコフ(香港)

前後でのステップを踏み、左ジャブを伸ばしたパラトニコフに対し、ブラヒメジが真っすぐ飛び込んでケージ際でテイクダウンを奪う。すぐに立ち上がったパラトニコフをボディロックから持ち上げてもう1度テイクダウンへ。パラトニコフは、腹ばいになったブラヒメジの差していた腕に腕十字を仕掛けるが、セットできず下になる。ハーフから肩固めを狙うブラヒメジがマウントに移行する。右手で背中越しに右手を掴んで殴られたパラトニコフが背中を見せる。RNCを仕掛けられたパラトニコフはヒジを押し上げて耐えていたが、落ちて勝負は決した。

「ここ2年はハードだった。DCを前にして泣きそうになるけど、そうはなりたくない(笑)。彼はロシアンだからタップをしない。この勝利を楽しみたい。この2年は本当に辛かったから」と勝者は話した。


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Interview UFC UFC ESPN12 ジェイソン・ウィット ブログ ラミズ・ブラヒメジ 佐藤天

【UFC ESPN12】withコロナのUFCでフラヒメジと対戦予定だった佐藤天─02─「自分がやるべき試合を」

【写真】このインタビュー後、対戦相手が代わることになる佐藤 (C)ON THE ROAD MANAGEMENT

27日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC ESPN12「Poirier vs Hooker」に出所する佐藤天インタビュー後編。

昨日インタビュー前編をお届けしたが、ご存知のように対戦予定だったラミズ・ブラヒメジのセコンドがPCR検査で陽性反応が出て、佐藤は4度目の対戦相手変更=ジェイソン・ウィットと戦うことになった。

ブラヒメジ戦がないことが確定した時点でコメントをくれたように、気持ちはこのインタビューを行った時と変わらないと言い切っていた佐藤。ここでは、ブラヒメジと戦うつもりで話していた──彼が今回の試合でやるべきことこそ、佐藤天の軸となる部分だ。

<佐藤天インタビューPart.01はコチラから>


──ウスマンが別の場所で練習を! それは意外ですね、ドゥリーニョがブラックジリアンズ時代の仲間だったブラジル人選手たちとやっていくのかと思っていました。

「そうですね、僕も詳しくは分かっていないのですが、ウスマンが別の場所でやっている。ただドゥリーニョがジムに練習に来ても、ヘンリーは中立を守るためにミットを持っていないです。きっとウスマンとドリーニョ、ヘンリーの間で取り決めがあるんでしょうね。まぁ、僕も心情的に複雑ですね。2人といつもよくしてくれるので。

他の選手も中立で、どちらを応援するとかはないようです。それでもヘンリーは僕らに対して、どれだけウスマンが練習しているのかっていう話しは続けています。強い選手ほど練習している、その例えがウスマンで。ドゥリーニョにしてもUFCのベルトが掛かってくるのだから、チームメイトにも挑戦したいというのは分かります」

──この同門の世界戦が佐藤選手の練習に何か影響を与えたのか、そこは気になっていました。

「それは大丈夫です。練習だけはしっかりとやってきました。この間、サンフォードMMAのコーチたちもUFCファイターだけでなく、他の大会に出ている選手に対しても『今はいつチャンスが巡って来るか分からない。いつでもいける準備をしておけ』って言っていて。実際に、2週間で仕上げられるよう体重は落としておくよう指示を受けていました。

この間、フロリダの選手は他の州の選手よりも練習ができる環境があるので、ここはチャンス──チャンスを掴もうという空気がジム全体にあったので、凄く良い練習ができました」

──そのようなかブラヒメジという選手は、対戦相手として視界は入ることはなかったと思います。

「ティム・ミーンズと戦うつもりだったときは、名前もある選手だし研究もしていました。ただし、すぐに契約書が届かなかった時には、『あっ、代わったな』という想いもありました。その時点で3人目の対戦相手だったし、変更にしても2度あることは3度あっても不思議じゃないので(笑)。

今の状況だと対戦相手が代わるとか、通常よりあり得ることですし。実際にチームメイトも試合の2日前に1階級上のクラスでオファーがありました。だから対戦相手が3度変わったことに動揺はないのですが、ブラヒメジ選手は試合映像がダイジェストぐらいしか残っていなくて、参考にできるようなモノはなかったですね」

──戦績からからも、極め切るファイターということは想像がつきます。

「そうですね。でも、どういう流れで極めているのか。力がありそうで、スピードもあるんだろうなっていうぐらいだけで、分からないところだらけです」

──対して佐藤選手が、昨年9月から積んできたモノのなかで一番見せたい部分はどこでしょうか。

「まずは勝つことが一番です。この期間はレスリングもそうですし、少人数で指導を受ける時間が増えたので技術的にも理解が進みました。カミ(バルジニ)やグレッグ(ジョーンズ)が、3、4人を細かく見てくれたのでレスリングは凄く伸びたと思います。コーチも『良くなった』と言ってくれているので、どれだけソレを試合で出すことができるか……ですね。

打撃に関してもそうですが……。レスリングが伸びたことで、途切れないように戦えることができると思います。間が途切れることなく、繋がって戦えるとMMAは優位に進められますね」

──打撃だけでなく、レスリングで距離が積められるようになるとクリンチから柔道的なテイクダウンもより有効になるということはありますか。それほど裸の柔道を理解している選手は北米といえども多いとは思えないのですが。

「う~ん、投げはやはり自分の武器ですし……そうしたいのですが、どうですかね。試合中にはレスリングの対応の合間に、柔道の投げが使えることも出てくると思います。払い腰とか、対応できない選手もいますしね。カミも柔道は僕の強みだと言ってくれますし、持っておきたい──大事にしている部分ですね」

──打撃、成長したレスリング、強みである柔道。極めの強い相手に、どう生かせるのか楽しみです。

「まぁ極めてくるというのは頭に入れて戦いますけど、何をしてくるのかは分からないので……、あまり相手に依存する戦いではなく、自分がやるべき試合をしたいです。

相手のことを考え過ぎずに、この試合に向けて準備してきた……やってきたことを出し勝ちたい。それを目標に練習してきたので、そうなって欲しいと思っています」

──では日本から早朝に応援してくれるファンに、一言お願いします。

「第3試合だから日本だと日曜日の朝の7時ぐらいになるのかと……。そうですね、このファンへ一言っていうの苦手で(苦笑)。えぇと……2月に試合が飛んでから、日本にいる時間も切り上げてフロリダに戻り、試合に勝つためだけに生活をしてきました。やってきたことを結果に結びつけて、応援してくれる方に喜んでもらえるよう頑張ります!!」

■UFC ESPN12対戦カード

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国)
ダン・フッカー(ニュージーランド)

<ウェルター級/5分3R>
ミッキー・ガル(米国)
マイク・ペリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン(米国)
カイル・ダウカウス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
モーリス・グリーン(米国)
ジャン・ヴィランテ(米国)

<ライト級/5分3R>
ルイス・ペーニャ(米国)
カーマ・ワーシー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タナー・ボーザー(カナダ)
フィリッピ・リンス(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ロメロ・ボレラ(イタリア)
ミランダ・マーヴェリック(米国)

<150ポンド契約/5分3R>
ショーン・ウッドソン(米国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤天(日本)
ジェイソン・ウィット(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジョーダン・グリフィン(米国)
ユーゼフ・ザラル(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジン・ユ・フレイ(米国)
ケイ・ハンセン(米国)

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Interview UFC UFC ESPN12 ジェイソン・ウィット ブログ ラミズ・ブラヒメジ 佐藤天

【UFC ESPN12】ブラヒメジのセコンドが陽性に。対戦相手変更の佐藤天「3度あることは4度ある(笑)」

【写真】今回の件は佐藤サイドには覚悟ができていたこともあり、ブラヒメジにとって気の毒な自体だ──が、今や誰にでも起こりうる出来事といえる(C)LFA

27日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC ESPN12「Poirier vs Hooker」に佐藤天と対戦予定だったラミズ・ブラヒメジのセコンドが新型コロナウィルスの検査で2度に渡り陽性になったため、土曜日の試合に出場不可能となった。

思わぬ──ことでもなく、『何が起こっても』という覚悟をもっていた佐藤に現在の心境を国際電話で尋ねた。


(電話が繋がると)「もしもし、お連れ様です。アハハハハハ」

──アハハハハ。もう笑うしかないですか。

「もう何が起きても、ビックリしないですね(笑)」

──もう、そう思うしかないですよね。

「持っているんだと思います(笑)。今はそういう流れで……。3度あることは4度ある──です」

──しかし、これで打ち止めにして欲しいですね。

「対戦相手が代わると思う……という連絡があった時には、チェックで陰性だったら戦うことになる代役選手の連絡もあって。すぐにニックさんと映像を視ました。だから、もう僕は相手が代わることは気にしていないです」

──例えば現状、これは佐藤選手に起こりえる事態ということですしね。

「そうなんですよ。まぁ、『ここに来てか』っていうことはありますが、事情が事情なので致し方ないですし。それこそ誰にでも起こりうることですからね。まぁ2月のニュージーランドの時のような相手の計量失敗とは違います。逆に対戦相手の方が気の毒ですよね。セコンドが陽性で試合をできないなんて、自分は現状は試合ができることになっていますから、もう笑っちゃうだけです」

──実は電話が繋がる前に佐藤選手に対し、笑い声だけは挙げないでおこうと思っていたのですが、我慢できなかったです(笑)。

「アハハハハ、いや、自分が先に笑っちゃっていましたからね(笑)。もう、昨日のインタビューのときに話させてもらったように『相手に依存はしていなくて、自分のやるべきことをやる』ということに何も変わりはないですから。

もう4度も相手が代わると、名前も覚えられないですね(笑)。なかなかない良い経験をさせてもらっています。100パーセント、ラミズ選手は無理なのは決まったことなので、自分は次の相手との試合に集中するだけです」

UFCもこの事態を受け、佐藤の代役はキャリア15勝5敗のジェイソン・ウィットになることを公式にアナウンス。検査の結果を待つために土曜日の計量にウィットは参加せず、陰性結果が出てから体重を測るることが発表されている。

■UFC ESPN12対戦カード

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国)
ダン・フッカー(ニュージーランド)

<ウェルター級/5分3R>
ミッキー・ガル(米国)
マイク・ペリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン(米国)
カイル・ダウカウス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
モーリス・グリーン(米国)
ジャン・ヴィランテ(米国)

<ライト級/5分3R>
ルイス・ペーニャ(米国)
カーマ・ワーシー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タナー・ボーザー(カナダ)
フィリッピ・リンス(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ロメロ・ボレラ(イタリア)
ミランダ・マーヴェリック(米国)

<150ポンド契約/5分3R>
ショーン・ウッドソン(米国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤天(日本)
ジェイソン・ウィット(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジョーダン・グリフィン(米国)
ユーゼフ・ザラル(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジン・ユ・フレイ(米国)
ケイ・ハンセン(米国)

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Interview UFC UFC ESPN12 ブログ ラミズ・ブラヒメジ 佐藤天

【UFC ESPN12】withコロナのUFCでフラヒメジと対戦、佐藤天─01─「これだけ徹底していると──」

【写真】UFC PIで汗をかく佐藤 (C)ON THE ROAD MANAGEMENT

27日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC ESPN12「Poirier vs Hooker」に佐藤天が出場しラミズ・ブラヒメジと戦う。

パンデミック後、日本人としてUFCで初めて戦うことになった佐藤に、まずはウィズ・コロナのファイトウィークの様子と、これまでの練習について尋ねた。

UFCの感染予防、その対策の徹底さは改めて──この状況でMMAが見られることが特別であることを再確認させられた。


──ベガスに入ったのは?

「昨日ですね」

──新型コロナウィルスのパンデミックが起こり、初めての試合となりますが、ここまでどのような流れで過ごしてきましたか。

「ホテルに着いて、すぐに検温とPCR検査をしました。ホテルは完全にマスク着用で、IDがないと入れないです。そしてPCR検査の結果が出て、陰性だと分かるまでホテルから出てもいけないです。

僕も結果が出て初めてスーパーに買い物や、UFC PIで練習ができました。

これから検温は毎朝あって、木曜日と金曜日にもPCR検査があり、金曜日の検査後は誰もホテルから出ることは許されないという感じです。練習場もいつものようなコーナーごとではなくて選手1人ひとりに与えられていて、他の選手と接触しないようになっています。

ホテルも一軒借り切っている感じで、その辺りは徹底していますね。部屋もキッチンやリビングのあるスイートで。聞いた話によると、試合当日の控室も自分のチームしか同室でなく、入れ替え制で消毒を徹底するそうです。試合が始めると僕らの荷物も控室から撤収されていて、試合後はメディカルとインタビューが終わるとそのままホテルに戻るという流れらしいです」

──いやぁ、ゾーニングが徹底しているのですね。ひょっとすると世界で一番、感染予防がなされている場所かもしれないですね。

「ハイ、今回はニックさんが日本から来てくれたのですが、PCR検査の結果が出るまでUFC PIに行くこともできない状態です」

──逆に心理面として大変な事態だと再確認してしまうとか、なかったですか。

「いやぁ、検査もしてもらっていますし、これだけ徹底していると……いつもと雰囲気は違いますが、コロナが気になることはないです」

──やはり出場選手、関係者がPCR検査をするというのは安心材料になりますね。

「米国も経済活動を再開して、ビーチとかに人が溢れていて感染者が凄く増えていますしね」

──と同時に、なかなか試合が決まらなかったです。正式決定した時の心境を改めてお教えください。

「ようやく決まったとう感じですね。もともと6月の終わりに試合ができるよう動いてもらっていたので、そこに向けて練習はしてきましたし、ホントにずっと『早く決まってくれ』と思っていました。

対戦相手も3回変わりましたし、2回目の時には『もう、どんなことも起こるんだ』っていう気持ちになれました。ずっと練習していましたし、1度違う日程で試合が決まりそうになった時も、同じ気持ちでしたね」

──このゴタゴタで試合を落とすようなことがあると、凄く後悔することになるんじゃないかと

「もう、それは自分で決めてやることですしね。相手も条件としては同じでフェアだし、そういう風に思うことはないです。確かにヘンリー(フーフト)も『来週か?  受けるなら、デキることをやろう。でも急過ぎるなぁ』っていう感じでしたね」

──現状、フロリダ在住の選手が一番チャンスも多いかと思いますが、経済活動が一部再開され練習状況は変わりましたか。

「そうですね、ロックダウン中はガレージで一緒に住んでいるメンバーと練習していましたが、1カ月半ぐらい前から通常通りの練習をしています。最初は少人数でやり、プライベートがメインでしたけど、5月になってから普通に練習できていました。練習環境は問題なかったです」

──実はその練習環境に関して、尋ねさせてもらいたいことがありました。サンフォードMMAではカマル・ウスマンとジルベウト・ドリーニョがUFC世界ウェルター級王座を賭けて、同門対決があります。これはジムの空気に影響を与えることはなかったでしょうか。

「あぁ(苦笑)。そうなんですよね……ジムの雰囲気は変わらないです。最近まで2人は顔を合わさないように、別の時間に練習していたのですが、今はウスマンは別の場所でトレーニングするようになりましたね」

<この項、続く>

■UFC ESPN12対戦カード

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国)
ダン・フッカー(ニュージーランド)

<ウェルター級/5分3R>
ミッキー・ガル(米国)
マイク・ペリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン(米国)
カイル・ダウカウス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
モーリス・グリーン(米国)
ジャン・ヴィランテ(米国)

<ライト級/5分3R>
ルイス・ペーニャ(米国)
カーマ・ワーシー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タナー・ボーザー(カナダ)
フィリッピ・リンス(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ロメロ・ボレラ(イタリア)
ミランダ・マーヴェリック(米国)

<150ポンド契約/5分3R>
ショーン・ウッドソン(米国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤天(日本)
ラミズ・ブラヒメジ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジョーダン・グリフィン(米国)
ユーゼフ・ザラル(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジン・ユ・フレイ(米国)
ケイ・ハンセン(米国)

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Interview UFC UFC ESPN12 ブログ ラミズ・ブラヒメジ 佐藤天

【UFC ESPN12】佐藤天と対戦するラミズ・ブラヒメジは日本大好きファイターだった!!「ただただ楽しい」

【写真】サブミッションでの勝利ばかりだが、喧嘩が強そうな外見のブラヒメジだ(C)LFA

27日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC ESPN12「Poirier vs Hooker」で、佐藤天と対戦するラミズ・ブラヒメジ。

日本では全く無名のこの選手は、実は日本大好きなファイターだった。MMA戦績8勝2敗、8つの勝利は全て一本勝ちという未知のファイターは、ファイト前をエンジョイできる強心臓の持ち主だった。


──今週末、佐藤天選手と戦うラミズです。日本のファンに佐藤選手の対戦相手のことを知ってほしくて、今回は話を聞かせて貰えればと思います。

「もちろん。なんでも聞いておくれ」

──ありがとうございます。まずUFCデビューに向けて、今の気持ちを教えてください。

「凄くエキサイトしている。特にサトーのような素晴らしいファイターと、UFCで戦えることは光栄だよ。2016年の5月に1カ月ほど僕は米国陸軍の予備軍のミッションで、キャンプ座間にいたんだ。東京も神奈川も大好きだ。ホント、叶うならすぐに東京に戻りたいよ(笑)。親切で素晴らしい人達ばかりだったよ、日本は。六本木で楽しんだし、色々と楽しい思い出ばかりだ」

──その時に格闘技の練習をすることは?

「それはなかったよ。ベースで仲間と練習をしていたから」

──ところでラミズがMMAを始めたきっかけは何だったのですか。

「僕の父はユーゴスラビア連邦のコソボ出身で、米国に移住した。そして僕はNYで生まれた。子供のころ、その父に連れられて極真カラテを始め、それからボクシングを経験した。で、高校になってMMAを凄く見るようになり、完全にハマっていったんだ。UFCだけでなくPRIDE時代の試合やDREAM、日本のファイトも見ていた。アンデウソン・シウバ、カズシ・サクラバという生ける伝説のことを心の底から尊敬しているよ。

ゲガール・ムサシ、アリスター・オーフレイム、タカノミ・ゴミ、日本で戦っていた彼らがいたから、僕はMMAの練習をするようになり、試合で戦うようになった。だから4年前に日本に滞在できた時、夢が一つ叶ったと思ったんだ。で、もう1つの夢がUFCで戦うことだった。

ただ、この夢が実現するには、この1年は本当にタフな時間を過ごすことになったよ……」

──ラミズは去年の3月にLFAで勝利して以来、実戦から遠ざかっていました。

「そうなんだ。6月にコンテンダーシリーズに出場することが決まっていたけど、目に腫物が見つかり視界を塞ぐようになってしまったんだ」

──それは……パンチを被弾したことなどが遠因になったのでしょうか。

「いや、MMAの練習や試合は関係ないよ。ただ、そういう症状が僕の体に起きた。そして、手術が必要になったからコンテンダーシリーズにも出られなくなったし、その後の計画は全て頓挫したよ。

去年の9月に手術をして、当然暫らくの間は治療に専念する必要があった。でも気持ちを強く持ち続け、体力を落とさないように心掛けて過ごし、今では100パーセント問題なくなったよ。そして練習に戻れるようになったら、新型コロナウィルス感染拡大という事態を迎えてしまったんだ」

──この状況で、UFCで戦う機会が巡ってくるということは頭にありましたか。

「まずUFCが活動を再開するまで、そういうことは一切考えていなかった。でも、UFCがイベントを開くようになると大会は米国人中心だし、そういう機会は巡ってくるかもという風には思っていた。

タカシがいつ頃、この週末に試合があると聞かされていたのかは知らないけど、僕らの試合が決まってからも急いで2 試合が決まったり、UFCは試合数を確保しないといけない状況にあることは確かだったはずだ」

──ところでラミズはレコードを見ると、白星は全て一本勝ちです。ベースは柔術なのでしょうか。

「フィニッシュが多いのでは、僕がファイトしているからだよ。そして僕はMMAファイターだ。打撃も好きだし、レスリングも好きだ。グラップリングも柔術も全てが好きなんだ。全てが楽しいよ」

──日本が大好きなラミズのUFCデビュー戦の相手が佐藤選手というのも何かしら運命的なモノを感じますね。

「ホントにどういうことだろうね。でも、僕は他のどの選手よりも日本の人々の素晴らしさを知っている。日本の文化も人々も大好きだ。だからこそ、タカシと素晴らしい試合をするつもりだ」

──グラップラー✖ストライカーの試合になると思うファンも多いはずです。

「僕は打撃、レスリング、グラップリング全てができる。どこでも戦うよ。タカシのような素晴らしいファイターと、同じ時間にケージの中に入ることができて凄く嬉しいよ」

──ところで、これまでのファイトウィークと比べると、色々と戸惑うことはないですか。

「試合自体はショートノーティスだけど、チームメイトの試合のために2週間前からラスベガスに来ていて、もう繰り返しPCR検査を行った。まったく体調に問題ないよ。

ファイトウィークをずっと試合が開かれる場所で過ごすことができるのだから減量もイージーだし、試合に集中することができているよ。何といっても僕はアーミーにいたんだから、それがどういうことか分かるよね? アーミー時代と比べると、ファイトウィークのホテル暮らしなんて、ただただ楽しいだけさ(笑)」

──では最後に日本のファンに一言お願いします。

「世界中のファンに、何より大好きな日本のファンに絶対に喜んでもらえる試合がしたいと思っている。この試合が終わると日本のMMAファンが僕のことを応援してくれるようになることを願っているよ。

そして、いつの日か……サイタマで戦いたい。アリガトウゴザイマス」

■UFC ESPN12対戦カード

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国)
ダン・フッカー(ニュージーランド)

<ウェルター級/5分3R>
ミッキー・ガル(米国)
マイク・ペリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン(米国)
カイル・ダウカウス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
モーリス・グリーン(米国)
ジャン・ヴィランテ(米国)

<ライト級/5分3R>
ルイス・ペーニャ(米国)
カーマ・ワーシー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タナー・ボーザー(カナダ)
フィリッピ・リンス(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ロメロ・ボレラ(イタリア)
ミランダ・マーヴェリック(米国)

<150ポンド契約/5分3R>
ショーン・ウッドソン(米国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤天(日本)
ラミズ・ブラヒメジ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジョーダン・グリフィン(米国)
ユーゼフ・ザラル(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジン・ユ・フレイ(米国)
ケイ・ハンセン(米国)

カテゴリー
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【UFC ESPN12】対戦カード 佐藤天、UFC3戦目。LFAからザラル、そしてジン・ユ・フレイがUFCデビューへ

【写真】Invicta FC、Road FC、そしてRIZINとアトム級で活躍してきたフレイが、同じくインヴィクタからステップアップのハンセンと対戦。5日前のオファー!!(C)INVICTA FC

2020年6月27日(土・現地時間)
UFC ESPN12
ネヴァダ州ラスベガス
UFC APEX

■視聴方法(予定)
6月28日(日・日本時間)
午前6時~UFC FIGHT PASS

■対戦カード

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国)
ダン・フッカー(ニュージーランド)

<ウェルター級/5分3R>
ミッキー・ガル(米国)
マイク・ペリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン(米国)
カイル・ダウカウス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
モーリス・グリーン(米国)
ジャン・ヴィランテ(米国)

<ライト級/5分3R>
ルイス・ペーニャ(米国)
カーマ・ワーシー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タナー・ボーザー(カナダ)
フィリッピ・リンス(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ロメロ・ボレラ(イタリア)
ミランダ・マーヴェリック(米国)

<150ポンド契約/5分3R>
ショーン・ウッドソン(米国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤天(日本)
ラミズ・ブラヒメジ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジョーダン・グリフィン(米国)
ユーゼフ・ザラル(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジン・ユ・フレイ(米国)
ケイ・ハンセン(米国)

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【UFC ESPN12】佐藤天、紆余曲折の末に判定勝ちゼロ──8つの一本勝ち=ブラヒメジとの対戦決定

【写真】さぁ、たまりにたまったモノを一気にぶちまけて欲しい佐藤だ(C)Zuffa/UFC

27 日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC ESPN12「Poirier vs Hooker」に佐藤天が出場し、ラミズ・ブラヒメジと対戦することが決まった。


佐藤本人がSNSで発信してきたように、この試合が決定するまで紆余曲折が見られた。5月のフロリダ州ジャクソンビル3連戦から、ラスベガスに場所を移してUFC APEXでの6連戦、7月にはファイトアイランドにステージが移行するため、佐藤陣営では6月終盤のAPEX大会への出場をターゲットにし、交渉をしてきた。

しかしUFCからは6月13日大会への出場要請が、大会まで10日を切ろうかという時に届き、対戦相手は5月30日大会で判定勝ちを収めたばかりのダニエル・ロドリゲスの名前が挙がっていた。このショートノーティス出場に関して、調整を続けてきた佐藤はこのオファーは受けるつもりだったが、ロドリゲスの方が試合のダメージが残っており万全でないと固辞。ロドリゲスに代わりUFCサイドは、コンテンダーシリーズからUFCを契約し、デビュー戦がコロナでキャンセルされたフィリップ・ロウに打診したが、結局まとまることはなかった。

この時点で6月の出場を諦め、8月の米国大会に標準を変えようという空気もあるなか、陣営は27日大会に向けて調整、交渉を続け──先週の金曜日にティム・ミーンズ戦の話が挙がる。試合まで2週間だが、UFC戦績21戦(※11勝9敗1NC、2度の契約期間を合わせると7年7カ月間も在籍しているミーンズ戦に関して、佐藤に「No」という選択肢はなかった。

2月のマキ・ピトロ戦を相手の体重オーバーで戦えなかった佐藤にとって、昨年9月以来8カ月振りのオクタゴン3戦目が決まった──かに思えたが、ここからも一筋縄にはいかなかった。試合を10日後に控えた17日(水・同)にミーンズが出場を撤回し、相手はラミズ・ブラヒメジに変更。ようやく佐藤はく契約書にサインすることができた。

(C)LFA

ブラヒメジにとって、今回がUFC初戦でLFAからのステップアップとなる。そのLFAでは4勝2敗。キャリア全体では9勝2敗で、8試合で一本勝ちしているフィニッシャーだ。

その内訳はRNCが3試合、ギロチンでも3度タップを奪っており、この他の一本勝ちは肩固めとサイドからのキムラを極めている。このサイドからのキムラと肩固め、抑え込みが必要なサブミッションでの勝利は、ブラヒメジが上攻めからポジションを奪う戦いや、スクランブルでもギロチンを使いこなすことが予想される。

オクタゴン2勝目を目指す佐藤は、度重なる対戦相手の変更にも「負けて良い試合は、一つもない」と力強い言葉を残している。