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MMA MMAPLANET o UFN UFN232 ブレンダン・アレン ポール・クレイグ

【UFN232】アレンがクレイグからRNCでタップを奪い、4連続RNCでの一本勝ちを達成

<ミドル級/5分5R>
ブレンダン・アレン(米国)
Def.3R0分38秒 by RNC
ポール・クレイグ(米国)

アレンが右カーフ、ワンツーを伸ばす。アレンがパンチ前に出て距離が詰まると、クレイグがオーバーフックしてケージに押し込む。クレイグはダブルレッグへいきつつ、左腕を差して押し込む。アレンは右手で小手を巻いて投げからマウントを取り、パンチとヒジを落とす。クレイグはアレンの左足に両足を絡め、アレンがRNCを狙うとレッグロックへ。アレンも足関節で応戦しつつ、両者が立ち上がる。アレンはバックについて持ち上げるようにテイクダウンし、インサイドガードでトップキープする。

2R、アレンがジャブからワンツー。この右でクレイグの足が止まる。なんとかダブルレッグに入るクレイグだったがテイクダウンは出来ず。引き込み気味にガードポジションを取る。アレンは身体を起こしてパンチを落とし、足を一本抜いてハーフガードへ。しっかり上体を固めてマウントを取り、肩固めを狙う。

これは極まらずハーフに戻されたアレンだが、トップキープしてヒジを落とす。クレイグがガードポジションに戻して腕十字や三角絞めを狙うと、アレンはしっかり対処してヒジを落とす。単発ながらヒジを確実に効かせるアレン。クレイグが半身になって身体を起こすと、バックからRNCを狙った。

3R、アレンがジャブと右ストレート、左ボディから顔面への左フックにつなげる。クレイグはダブルレッグで組み付くが、アレンはギロチンを狙いつつ、そのまま上のポジションを取る。ケージに身体を預けて立ち上がろうとするがクレイグ。アレンはそのままバックを取り、最後はRNCでタップを奪った。これでアレンは4連続RNCでの一本勝ちとなった。


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MMA MMAPLANET o UFN UFN232 キック ジェイク・マシューズ マイケル・モラレス

【UFN232】モラレスがジャブを起点にマシューズを寄せ付けず。判定勝利で無敗記録を16に伸ばす

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・モラレス(エクアドル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ジェイク・マシューズ(豪州)

モラレスがロングリーチを活かしたジャブ・左フック、右のカーフキックを蹴る。マシューズもガードを右ストレートで前に出る。モラレスは距離を取りつつワンツー、ジャブを当ててマシューズに距離を詰めさせない。

モラレスはこのジャブから右につなげるが、マシューズもしっかりガードして左フックを打ち返す。モラレスはワンツーとヒザ蹴り。マシューズはじわじわプレッシャーをかけて左フックから右ストレート。

モラレスは飛びヒザ蹴りを見せて組みつき、マシューズはそれをがぶってヒザ蹴り。終了間際、モラレスはケージを蹴ってのスーパーマンパンチを見せた。

2R、モラレスはジャブを当て、マシューズが飛び込むところに右のカーフキックを蹴る。モラレスはジャブ・右ストレートから距離を詰めて右アッパー。さらにクリンチアッパーを連打する。

距離をとったマシューズ。モラレスのワンツーをブロックして左フックを返し、ワンツーで前に出る。モラレスは右アッパーも見せつつ、距離が離れるとインローを蹴る。マシューズが歩くようにワンツーを見せ、モラレスは下がりながらケージを蹴ってのスーパーマンパンチ。

モラレスは丁寧にジャブを突いて、マシューズの動きに合わせてインローを蹴る。マシューズが右ボディストレートから左フック、モラレスが左ヒザ蹴りと左ミドル。マシューズのワンツーを受けて、モラレスはすぐにジャブから前進。ケージを背負うマシューズに左右の連打と左ミドルを打ち込んだ。

3R、右ストレートを伸ばしてパンチで前に出ていくマシューズ。モラレスはジャブを返しつつ、マシューズの攻撃をかわす。ここからモラレスは右のカーフキックを蹴り、左アッパーから右フック、ワンツーとパンチの手数を増やす。その後もモラレスがジャブで距離を支配し、マシューズはインローを返すも当たらない。

何度もパンチで前に出るマシューズだが、モラレスがバックステップでかわす。モラレスはワンツーからパンチをまとめ、ダブルレッグで組みつく。マシューズはそれを切ると離れ際にパンチをまとめる。判定はロングリーチを活かした打撃で試合を進めたモラレスの勝利。これでMMA戦績を16戦16勝とした。


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MMA MMAPLANET o UFN UFN232 ジョーダン・ラヴィット チェイス・フーパー

【UFN232】濃厚なグラップリングの攻防の末、フーパーがRNCでラヴィットから一本勝ち

<ライト級/5分3R>
チェイス・フーパー(米国)
Def.1R2分58秒 by RNC
ジョーダン・ラヴィット(米国)

フーパーがワンツー。組んだラヴィットがバックにつき、そのままスクランブルになるとフーパーが上になる。ラヴィットもすぐに体を起こしてダブルレッグに入る。立ち上がったフーパーが投げを狙うと、ラビットが後ろについてグラウンドに持ち込む。フーパーが正対してトップキープすると、ラヴィットはすぐにガードポジションからオモプラッタ→スイープを決める。

フーパーはラヴィットの足をすくって腕十字へ。ラヴィットはしっかり腕を組んでディフェンスし、フーパーの身体を持ち上げて外す。フーパーは再び足をすくって腕十字を狙い、ラヴットは立ち上がってパンチを落とす。今度はフーパーが足関節を狙い、ラヴィットも足関節を狙いに行くが、フーパーが上のポジションを取り返す。この流れでフーパーがラヴィットのバックにつき、一気にRNCを極めて見事な一本勝ちを収めた。


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MMA MMAPLANET o UFN UFN232 アマンダ・ヒーバス キック ルアナ・ピネイロ

【UFN232】1Rの劣勢を2・3Rに修正。ヒーバスが右のカウンターからパウンドアウトでTKO勝利

<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・ヒーバス(ブラジル)
Def.3R3分53秒 by TKO
ルアナ・ピネイロ(ブラジル)

小刻みにステップする両者。ピネイロがヒーバスのローをキャッチして右ストレート、そこから一気にパンチをまとめて出ていく。ジャブから前に出ていくヒーバスに対し、ピネイロは右を合わせる。ヒーバスがサウスポーにスイッチし、ピネイロは右ミドルとインロー。オーソドックスに戻したヒーバスが左ミドルとスピニングバックキックをボディに突き刺す。

下がるピネイロだったが右フックを強振。ヒーバスはプレッシャーをかけつづけるが、ピネイロが右ストレート・左右のフックを当てる。ヒーバスが距離を詰めて組もうとするが、ピネイロは離れる。ヒーバスが前に出るも、ピネイロがパンチを当てる展開となった。

2R、サウスポーのヒーバスにピネイロが右ミドルを蹴る。ヒーバスが左ミドルを蹴り返すと、ピネイロは右ストレートを狙う。ヒーバスはジャブと前足へのローを細かく当て、オーソドックスにスイッチして右から連打。ピネイロは下がりながら右フックを返す。

小刻みに打撃が当たってリズムが出てきたヒーバス。右ローから左ミドル、右ハイキックから右のスピニングバックフィスト。ピネイロもスピニングバックフィストやワンツーを返すが、ヒーバスの手数は止まらない。終盤、ヒーバスはスピニングバックキック、ピネイロがダブルレッグでテイクダウンを仕掛けた。

3R、ここもヒーバスはサウスポーに構える。離れた間合いから左ミドルを蹴って、ジャブからパンチをまとめる。ピネイロは右ローをキャッチしてシングルレッグに入るがヒーバスは倒れない。逆にヒーバスはピネイロがパンチを空振りしたところでバックにつく。ここでピネイロは投げでテイクダウンを狙いつつ、アナコンダチョークからがぶってコントロールする。

ピネイロが後ろに回ると、ヒーバスは前転してガードポジションを取る。ヒーバスはラバーガードからオモプラッタを仕掛けて立ち上がり、ピネイロが再び投げを狙うがヒーバスは倒れない。試合がスタンドに戻ると、オーソドックスのヒーバスがワンツーと右フック。これでピネイロの動きが鈍ると、ヒーバスは一気に前に出て右ストレート、顔面へのスピニングバックキックを当てると、ピネイロが前に出たところにカウンターの右を一閃。これでピネイロがダウンし、ヒーバスが追撃のパンチを落としたところでレフェリーが試合を止めた。


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Report UFC UFN232 ウロス・メディッチ ブログ ミクティベク・オロルバイ

【UFN232】UFC初陣=キルギスのオロルバイが、超絶コントロールからネッククランクでメディッチ下す

<ウェルター級/5分3R>
ミクティベク・オロルバイ(キルギス)
Def.2R4分12秒by ネッククランク
ウロス・メディッチ(セルビア)

サウスポーのメディッチが。まず左ミドルを蹴る。さらにミドル、ハイと左の蹴りを続けるメディッチは組みの展開でオロルバイを崩してヒザ蹴りを入れる。ニーを続けたメディッチを抱え上げ、大内刈りの要領でテイクダウンを決めたオロルバイが、スクランブルでも豪快なボディロックテイクダウン、そしてスラムを見せる。メディッチは正対して立ち上がると、シングルから足を抜く。ならばとレベルチェンジしたオロルバイが、ダブルレッグで倒し――スクランブルでここもバックに。

オロルバイは正面に回ってダブルレッグを決め、倒してスクランブルという流れのなかでメディッチが背中をつける。蹴り上げを捌いたオロルバイが、ここもスクランブル狙いのメディッチのバックに回り、ワンフックで後方から殴る。嫌がって引き込んだメディッチに左右のパンチを入れ、ボディロックでコントロールしたオロルバイが初回をリードした。

2R、初回と同様に左ミドルを蹴ったメディッチに対し、オロルバイは右を振ってダブルレッグ。メディッチは背中をつかされ、ハーフバタフライ&リストをとってパンチを防御する。トップの圧が高まり、背中を見せたメディッチは立ち上がることはできず、オロルバイのボディトライアングルに捕まる。足がルーズになり、メディッチがスクランブルを仕掛けてもオロルバイは強力なボディロックで立たせない。バック&ワンフックで殴り、絞めに移行したオロルバイがネッククランクの要領でタップを奪った。

ショートノーティス出場で一本勝ちしたオロルバイは「これはまだ始まり。これからはライト級で戦う。ショートノーティスだからウェルター級で戦い、それほど打撃も使わなかったんだ」と話した。・


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MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFN UFN232 ジェカ・サラギ ブログ ルカス・アレクサンデル

【UFN232】ジェカ・サラギ、右フックでアレクサンデルをKO。UFC初のインドネシア人ウィナー

<148ポンド契約/5分3R>
ジャカ・サラギ(インドネシア)
Def.1R1分31秒by KO
ルカス・アレクサンデル(ブラジル)

Road to UFCライト級準優勝のサラギが、インドネシア人として初めてUFCに出場を果たす。アレクサンデルが計量失敗でキャッチウェイト戦となった一戦は、アレクサンデルがまず左ローを蹴る。右ミドルから左ミドルを蹴ったサラギだが、右カーフで姿勢を乱す。アレクサンデルはテイクダウンをフェイクを見せ、ワンツーをヒット。さらに左ジャブでサラギの前進を止める。ばかりかケージ際まで下がったサラギは、蹴り足を取ってテイクダウンへ。

足関節狙いを察知したサラギ、その反応のタイミングでアレクサンデルが背中を向けて立ち上がりつつ正対した刹那、右フックを打ち抜く。この一発でアレクサンデルは腰から崩れ落ち、UFCに初インドネシア人ウィナーが誕生した。

「長い間の夢だった。コーチとマネージャー、トレーニングキャンプを用意してくれて感謝している。今年は練習で、インドネシアにいるよりも長く米国にいた。村に戻って家族に会う日が待ちきれない」とサラギは話した。


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MMA MMAPLANET o UFN UFN232 チャールズ・ジョンソン ハファエル・エステヴァン ブログ

【UFN232】体重オーバーのマカパがバック奪取で疲弊、ジョンソンの猛攻から逃げ切り判定勝ち

<138ポンド契約/5分3R>
ハファエル・マカパ・エステヴァン(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
チャールズ・ジョンソン(米国)

ジャブから前蹴りのジョンソンが、ミドルを蹴ってからのマカパの組み狙いを切る。マカパは再度組みつき、ケージにジョンソンを押し込む。ジョンソンが逆にボディロックに取ると、マカパが豪快な払い腰を決める。足をきかせるジョンソンに対し、足をさばくマカパはスクランブルでバックへ。襷を取られたジョンソンだが、胸を合わせると逆にケージにマカパを押し込んでいく。

マカパはここも払い腰で投げると、バックを制して両足をフック。背中を伸ばされたジョンソンはマウントに移行されると足を一本戻す。肩ブリッジを潰したマカパの左のパウンドにスクランブルに出たジョンソンは再びバッククラブを取られて時間となった。

2R開始直後に低い姿勢で組みついたマカパが、シングルからボディロックにとりケージにジョンソンを押し込む。小外掛けでテイクダウンを奪ったマカパが、ここでもスクランブルのジョンソンのバックを取り両足をフックする。立ち上がったジョンソンは後方に倒れこんだマカパのパームトゥパームRNCを切り抜けたが、ボディトライアングルに捕らえられた状態が続く。足を組み替え正対させないマカパはうつ伏せになったジョンソンを殴る。

残り90秒、ついに前方にマカパを落としたジョンソンが立ち上がる。すぐに組みついたマカパはシングルからバックに回る。ジョンソンは逆にワキを潜るように背中に張りつくと、離れてボディショットを繰り出す。ダブルレッグを切ったジョンソンが、打撃で圧を掛けだしたところでラウンド終了に。

最終回、汗をレフェリーに拭かれたジョンソンがワンツーフックからパンチのラッシュをかける。マカパはシングルレッグを切られ、ボディを抉られると組みを2度、3度と切られる。それでもヒザを受けながらシングルに出たマカパだが、ボディロックをブルドックチョークで捕らえられる。懸命に頭を抜いたマカパはケージにジョンソンを押し込む。倒せなくても時間を使おうとしたマカパの狙いは、レフェリーのブレイクに阻止された。

詰めてエルボー、右ストレートを入れたジョンソンはマカパのダブルレッグを切り、首相撲からヒザをボディに見舞う。さらに離れたマカパにボディショット、右エルボーと猛攻撃を仕掛ける。足を使い、ダブルレッグを切られてもタイムアップを待つマカパは殴られながら最後にシングルからバックへ。前転のジョンソンの足関へ。抜いたマカパがトップを取りに来るのに対し、足を利かせて防ぎタイムアップを迎えた。

最初の2Rはマカパ、最終回はジョンソンはビッグラウンドとできたか。結果、ジャッジ3者とも29-28をつけ、2ポンドオーバーのマカパがデビューから連勝記録を12に伸ばした。


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AB LFA MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN232 アマンダ・ヒーバス ウロス・メディッチ クリス・ダンカン ジェイク・マシューズ ジョゼ・アルド ジョーダン・ラヴィット チェイス・フーパー チャド・アンヘリガー チャールズ・ジョンソン デニス・チュルリン トレイ・オグデン ハファエル・エステヴァン ブレンダン・アレン ペイトン・タルボット ボクシング マイケル・モラレス ミクティベク・オロルバイ レオ・サントス 平良達郎

【UFN232】名門ノヴァウニオンから11勝0敗でUFC初陣、ハファエル・マカパ「世界が僕を認識する」

【写真】通訳をしてくれたのはノヴァウニオン総帥デデこと、アンドレ・ペデネイラス。ハファエル・エステヴァンのニックネームは、そのものずばりマカパだ(C)MMAPLANET

18日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN232:UFN on ESPN+90「Allen vs Craig」で名門ノヴァウニオン所属のハファエル・エステヴァンがオクタゴン・デビューを迎える。
text by Manabu Takashima

デビュー以来11連勝、巧みなポジションとパウンドを融合させた──ある意味、ノヴァウニオンらしいファイターのエステヴァンが、LFAでフライ級王者だったチャールズ・ジョンソンとのUFC初陣を前に、自信のほどを語った。


マカパは128ポンドで、計量失敗。キャッチ戦でジョンソンと戦うこととなった(C)Zuffa/UFC

──ハファエル、ついにUFCデビューを迎えます。

「5月に予定されていたデビュー戦では、減量中に体調を崩してしまって。でも、今回はバッチリだ。体重もしっかり落ちていて、いよいよUFCで戦えるから凄く嬉しい」

──そんなハファエルがMMAファイターを目指すようになったのは、なぜですか。

「ジョゼ・アルドとヘナン・バラォンがUFCのチャンピオンとして活躍しているのを見て12、13歳の時にマカパで柔術を始めた。この時からMMAファイターになりたかったけど、その過程で柔術でも世界チャンピオンになれれば良いなとは思っていた。でも第一の目標はMMAでチャンピオンになることだった。

マカパでは3年間、柔術だけの練習をして15歳の時にリオデジャネイロに移り住んだんだ──ノヴァウニオンで練習するために。アルド、バラォンがいたからね。デデの下でボクシング、レスリング、そして柔術も学ぶようになった。ノヴァウニオンで練習を積み、MMAで戦うようになった。そして11連勝し、UFCで戦えるようになったんだ。UFCでやれるだけの下地は十分にできているよ」

──過去の試合映像を見ると、素晴らしいグラウンドの攻防を繰り広げていますが、絞めや関節技よりも殴って削り、パウンドで仕留めるという試合が多かったです。

「僕はどの局面でも対応できるだけの力を持っている。サブミッションでフィニッシュできる状況なら、サブミッションでフィニッシュする。でも、それだけのスペースがなければ間違いなくパンチで削って、フィニッシュを狙う。当然、エルボーも使ってね。試合の流れと相手の反応次第だよ。サブミッションで仕留めるのか、殴って終わらせるのかは」

──なるほど。とはいえ、今のMMAはあれだけ寝技で技術の交換が見られるのはブラジルに特化した状況かと思います。寝技につき合わない、柔術は防御のために使う。そのようなスタイルのなかで戦うことをどのように思っていますか。

「15年間、ずっと倒して寝技に持ち込む練習をし続けてきたんだ。それにノヴァウニオンでは立ち上がろうとする相手を、寝技から逃れることができないようにするトレーニングには特に力を入れてやっている。チャールズ・ジョンソンが僕と寝技で戦いたがらないことは絶対だよ。でもね、どれだけそんな風に試合を組み立てようとしても、この試合はグラウンドで決着をつける」

──では、そのジョンソンの印象を教えてください。

「チャールズ・ジョンソンのことは凄く尊敬している。でも、自分が勝利することに絶対の自信を持っている。ジョンソンはとてもテクニカルなムエタイ・ファイターだ。僕はさっきも言ったように凄く順調に仕上げることができた。今の僕は手のつけられないファイターになっているよ。何より、チャールズ・ジョンソンを倒すためには、全て必要なことは何でもやってきたからね。凄く激しいトレーニングをこなしてきた。だから試合が終わった時、レフェリーが僕の手を挙げる。絶対だ。

土曜日の試合が終わった後、世界が僕を認識するようになっている。如何に僕が優れたファイターが、UFCの皆が理解するだろう」

──ところでUFCフライ級には平良達郎選手が活躍していますが、彼の印象の教えてくれませんか。

「もちろん、タイラのことは知っている。素晴しいファイターだよ。もし、彼と戦える日が来るなら大歓迎だ」

──では日本のファンにメッセージをお願いします。

「いつの日か、日本で戦いたいと思っている。ノヴァウニオンでは、多くの選手から日本の良い思い出を聞かされてばかりだから、実際に僕も日本で彼の思い出のような体験をしたい。そして、土曜日の試合でも日本のファンの声援をパワーに変えて勝ちたいと思うから、ぜひとも僕を応援してほしい」

──最後にデデ、ジョン・ホーキ、シャオリン・ヒベイロ、レオ・サントス、ホブソン・モウラと20年以上も前から日本で活躍してきた名門ノヴァウニオンを代表して、UFCで戦うことをどのように思ているのかを教えてください。

「今、名前が挙がったファイターたちは僕にとって、人生の目標のような存在だ。僕はまだ若いからシャオリン世代のファイターは既に米国に移り住んで会ったことがないけど、アカデミーでは今も伝説として色々な逸話が残っている。もちろん、ノヴァウニオンを代表して戦うことは、これ以上ない僕の誇りになっているよ」

■視聴方法(予定)
11月19日(日・日本時間)
午前4時~UFC FIGHT PASS
午前3時30分~U-NEXT

■UFN232対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ブレンダン・アレン(米国)
ポール・クレイグ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ(豪州)
マイケル・モラレス(エクアドル)

<ライト級/5分3R>
ジョーダン・ラヴィット(米国)
チェイス・フーパー(米国)

<バンタム級/5分3R>
ペイトン・タルボット(米国)
ニック・アギラー(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・ヒーバス(ブラジル)
ルアナ・ピネイロ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ウロス・メディッチ(セルビア)
ミクティベク・オロルバイ(キルギス)

<フェザー級/5分3R>
ジョナサン・ピレース(米国)
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
チャド・アンヘリガー(カナダ)
ホゼ・ジョンソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ダンカン(英国)
デニス・チュルリン(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
ミック・パーキン(英国)
カイオ・マチャド(ブラジル)

<148ポンド契約/5分3R>
ルカス・アレクサンデル(ブラジル)
ジャカ・サラギ(インドネシア)

<136ポンド契約/5分3R>
ルシエ・プシオワ(チェコ)
アイリン・ペレス(アルゼンチン)

<ライト級/5分3R>
ニコラス・モタ(ブラジル)
トレイ・オグデン(米国)

<138ポンド契約/5分3R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
ハファエル・マカパ・エステヴァン(ブラジル)

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