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【Grachan68 x Brave Fight31】トーナメント決勝、櫻井隆多戦へ。青木忠秀「打ち合って負ける気はしない」

【写真】爽やかイケメン、剛拳につき(C)MMAPLANET

10日(日)に東京都大田区にある大田区産業プラザPIOで開催されるGRACHAN68 × BRAVE Fight31。メインのウェルター級トーナメント決勝で、青木忠秀が櫻井隆多と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2022年8月のプロデビュー戦から、ここまで4戦無敗の青木。1つの引き分けを挟み、3勝は全てKOによるものだ。人生を野球に捧げてきた男がMMAを始め、30歳を過ぎてプロデビューし、ベルトに手を掛けるまでに至った道程とは? さらに「球を投げる動作とパンチの動きは似ている説」を、元ピッチャーの視点から語ってくれた。


――MMAPLANET初登場ということで、これまでのキャリアをお聞きしたいのですが……まず驚くのは30歳を過ぎてのプロデビューなのですね。

「そうなんですよ(笑)。遅めのプロデビューです。格闘技を始めたのが大学に通っている頃で。それまでは小学校からずっと野球をやっていました。大学の時に野球を辞めて、格闘技を始めたのが21歳ぐらいの頃ですね」

――小学校から大学まで野球をやっていたということは、それこそエースで4番だったのでしょうか。

「いえいえ、そんなことはないですよ。ピッチャーではありましたけど高校時代は怪我もあってレギュラーに入れずに、ずっとトレーニングばかりしていて。試合で投げることはあってもエースではなかったです」

――当時の夢はプロ野球選手だったのですか。

「はい。プロ野球選手になることしか考えていませんでした」

――大阪で生まれ育ってプロ野球選手を目指した場合、阪神タイガースに入りたいと思うものなのでしょうか。

「アハハハ。実は僕の両親が巨人ファンで(笑)。大阪って阪神ファンが多いのはもちろんですけど、実は巨人ファンも多いんですよ。自分としては、どの球団に入りたいという希望はなかったです」

――失礼いたしました(笑)。高校時代にレギュラーを獲得できない状況でありながら練習は続けて大学に進んで野球を続けるというのは、それだけ野球にこだわりがあったのではないですか。

「野球が大好きだし、野球で成功したいという信念はありました。入った大学も、まず野球部のセレクション(※練習に参加したり、能力テスト等で入部できるかどうかの評価が行われる)に参加して」

――セレクションですか! そこまでして続けたかった野球を、なぜ辞めたのでしょうか。

「大学に入ってから、また怪我をしてしまい……。それと入ってみたら、考えていたような練習環境ではなかったので、野球部は辞めました。

それとは別に、ずっと格闘技は好きだったんですよ。大晦日は格闘技を視て、1年が終わる。家でも野球雑誌より格闘技雑誌のほうが多かったぐらいで(笑)。当時は五味隆典さんのファンでした。それは僕が今、パンチで倒すというスタイルにも繋がっていますね。あと格闘技を始める決め手になったのは、2004年の魔裟斗×山本KID徳郁の一戦だったんです」

――そうだったのですね。野球部を辞めたあとに、コブラ会へ入会したのですか。

「最初はシューティングジム大阪へ見学に行き、その日のうちに入会しました。当時は中蔵隆志さんが代表で、僕もアマ修斗に出てプロを目指すという方向だったんです。でも2年間ほど在籍させていただいた間に、腰を痛めてしまって。そこから何もしない時期が5~6年ぐらい続き、30歳を過ぎてプロデビューすることになったんですよ」

――大学在学中に入門して2年ということは、その頃は就職していたのですか。

「いえ、フリーターで食いつないでいました。ただ、腰の怪我だったのでアルバイトもしづらくなっていて。その時に筋トレを始めたんですよ。そうしたら腰も治りました。あれだけ痛かった状態が、まるで嘘のように。絶対に動かしたらアカンと思っていた腰を、むしろ動かしたら治ったという(笑)。

腰を痛めて何もできなかった時期も、ずっと格闘技を視ていました。UFCも公開計量の中継から見るぐらい好きで。そこで腰も治ったし、もう一度格闘技を始めようと思った時に――自分の階級で強い選手がいるジムを調べたんですよ。その時にストラッサー起一さんとレッツ豪太さんの存在を知ってコブラ会に入りました」

――それだけの繋がりがあったからなのでしょうか……。グラチャンのデビュー戦で青木選手がKO勝ちを収めた時、ケージサイド最前列で観ていたストラッサー選手の喜び方が尋常ではなかったです(笑)。

「アハハハ! あの時はコブラ会から3人が出場していて、ストラッサーさんもケージサイドから凄く声を送ってくれていました。セミで鍵山雄介さんがKO勝ちした時の盛り上がりも異常なぐらいで」

――なるほど。青木選手としては5~6年の間、全く体を動かさない状態から格闘技を再開し、プロMMAデビューに至りました。年齢も30歳を過ぎ、不安はなかったでしょうか。

「不安は全くなかったです。『いけるやろ』っていう自信がありました。その時に少しでも不安があったら、ここまで頑張ることはできなかったでしょうね。その自信も根拠がなかったわけじゃなく、やっぱり子供の頃から野球をやっていて、自分の体の状態は自分が一番分かると思っているので」

――ただ、野球とMMAでは競技として全く異なります。その点については……。

「自分の場合はMMAを始めた時に、すでに体は出来上がっていました。野球時代から走り込みも、体幹トレーニングもしっかりやっていたので。あとはピッチャーだったので、今は打撃が得意なんじゃないかと思います。投げる動作とパンチの動作って似ているところがあるんですよ」

――野球経験者のMMAファイターは、皆さんそう言いますね。

ピッチングとパンチの類似性とはーー2022年8月のプロデビー戦から右クロス一発でKO勝ち。(C)SHOJIRO KAMEIKE

「リリースポイントとインパクトの考え方とかは近いです。慣性の法則みたいな感じで、野球ではストレートを投げる時に左足をしっかり止める。MMAでストレートを打つ時も、しっかり左足を止めてパンチを出す。それが似ていると思っています」

――そうなのですね。ただ、野球の場合はピッチャー以外でも、内野手も外野手でも球を投げる動作があります。MMAでパンチを出す動作というのは、どのポジションの動作とも近いのでしょうか。

「あぁ、それは違いますね。内野手も外野手も、動きながら球を投げますから。ピッチャーの場合は、しっかり振りかぶってから左足を止めて投げる。最小限の動きのなかで最大限のパワーを生み出すのがピッチャーなので、それがパンチを出す動作に似ているんですよ。MMAで内野手や外野手のように走ってパンチを打たないですから」

――とても分かりやすいです! ではMMAを始めた時、「やりやすい」という印象を持ちましたか。

「打撃に関しては、そうですね。でもMMAは寝技があるので……。コブラ会に入った頃は、ストラッサーさんにバンバン倒されていました。それでも練習できていたのは、シューティングジム大阪の寝技クラスで基礎を教えていただいていたおかげです。あの時の経験がなければ、コブラ会のプロ練習にも参加できなかったかもしれません」

――そうした経緯を経てプロデビューに至り、いきなりグラチャンのベルトを賭けたウェルター級トーナメントに出場することになりました。

「最初に話を聞いた時に『えっ!? 自分で良いの?』という感覚はなかったです。自分としては状況がよく分かっていなかったのと、なぜか自信がありました(笑)」

――結果、ここまで一度の引き分けを挟み無敗で、3勝は全てKO勝ちを収めています。

「次の決勝戦も、櫻井選手と打ち合って負ける気はしません。リーチも僕のほうが長いし、遠い距離でも戦える。櫻井選手の得意な展開に持ち込まれないよう、相手のペースに付き合わないように戦いたいですね。
この試合に至るまで、とにかく自分と向き合って、自分に嘘をつかずに練習してきました。あとは試合で負けを恐れず、後悔しないような試合をしてベルトを大阪に持って帰りたいですね」


■放送予定
3月10日(日・日本時間)
午後1時00分~GRACHAN放送局

■GRACHAN68 × BRAVE Fight31対戦カード

<Grachan初代ウェルター級T決勝戦/5分3R>
櫻井隆多(日本)
青木忠秀(日本)

<ライト級/5分2R+Ex1R>
岸本篤史(日本)
芳賀ビラル海(日本)

<フェザー級/5分2R+Ex1R>
黒井海成(日本)
高橋孝徳(日本)

<73㎏以下契約/5分2R+Ex1R>
エドモンド金子(日本)
草訳駿介(日本)

<バンタム級/5分2R+Ex1R>
萩原一貴(日本)
高須将大(日本)

<65㎏以下契約/5分2R+Ex1R>
久保達也(日本)
矢上諒(日本)

<ライト級/5分2R+Ex1R>
木村柊也(日本)
長南崇志(日本)

<フライ級/5分2R+Ex1R>
髙橋謙斗(日本)
道端正司(日本)

<フライ級/5分2R+Ex1R>
テム(日本)
小田魁斗(日本)

<フライ級/5分2R+Ex1R>
三笠貴大(日本)
原拓郎(日本)

<フライ級/5分2R+Ex1R>
熊崎夏暉(日本)
平野紘希(日本)

<フライ級/5分2R+Ex1R>
鈴木嵐士(日本)
上田麟(日本)

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お蔵入り厳禁【Special】J-MMA2023─2024、明日─プロ2戦目を迎える木村柊也が、1月に話していたこと

【写真】本来はフェザー級だが、明日はライト級で戦う木村。どのように育成されるのか、楽しみだ(C)MMAPLANET

MMAPLANETでは2023年に気になった選手をピックアップ──過ぎ去った1年を振り返り、始まったばかりの1年について話してもらった。J-MMA2023-2024、第十二弾──木村柊也、後編。
Text by Manabu Takashima

史上最強の日本拳法家からMMAに転向、BRAVE所属の木村は昨年12月のプロデビュー後、明日10日(日)に東京都大田区にある大田区産業プラザPIOで開催されるGRACHAN68 × BRAVE Fight31でMMA2戦目を戦う。

ライト級2回戦、長南崇志と対戦する木村が1月16日に語っていた2024年の目標とは──お蔵入り厳禁、「どんな職業でも自己満足じゃいけない」というスーパールーキーの発言に注目してほしい。

<木村柊也インタビューPart.01はコチラから>


──では大会が再開された日本拳法の試合で、軽く齧ったMMAが役立つことはあったのでしょうか。

「それは距離感とかありましたし、日本拳法に支障がでないようにMMAの練習をやっていたのですが、グラップリングの練習をしていたことで寝かされた時に一本を取られない対処とかが役に立ちました。上半身への極めは許さているのが、日本拳法のルールなので。

投げられるとしがみついたり、力で対処して審判からの『待て』を待つみたいな感じでいたんが、力を使わずに相手をコントロールして『待て』を待てるようになりました。体力の消耗とか、そういう部分で凄く変化がありましたね」

──ではMMAを始めて日本拳法が生きる点というのは?

「日本特有のパンチ、独特の距離からの真っ直ぐ入るパンチですね」

──独特の距離と言われた日本拳法の距離とは、MMAと比較してどのような距離になるのでしょうか。

「距離的には見た感じだと、一緒です。本当に一歩下がるか、下がらないかぐらいです。ただし、MMAではテイクダウンやローキックがあります。だから、最初のうちは攻撃を貰っていました。やはりカーフキックの方が蹴りやすいですし。と同時に、自分はそこから一気に飛び込んでパンチを当てることができます。

基本はワンツーですが、ノーモーションの右だとか。踏込みや使う技が違うことで、感じる距離が違ってくる。だから、やっている本人にしか分からない部分にもなってくると思います。日本拳法の独特な距離を保っている場合は、自分のパンチはMMAを始めた当初から当たっていました。

でもテイクダウンを仕掛けられ、それを切るという部分は最初の頃は全然なれなかったです。どのタイミングで切れば良いのかが、全然分からないので。来ることが分かっていても、動けない。そこは本当に苦労しました。テイクダウンを気にしすぎて、踏み込みが遅れたり打撃に悪影響を及ぼしていました。

ただ今では日本拳法の良さを残しつつ、MMAの位置取りとか微妙な間合いを理解することで反応が遅れてもテイクダウン狙いを切れるようになってきました」

──アマMMAを経験せずに、12月のGLADIATORでプロデビューを行いました。

「ハイ。宮田先生と話して、アマチュアは経験しなくてプロで戦っていく方針になりました。そのために準備期間を置いたというのはあります」

──一つの競技で国内のトップだった選手が、街道場で練習をしてプロデビュー戦を迎えた人と戦うのはアンフェアだと12月の試合を見て感じました。

「アッ……」

──同時に一発貰って、ダウンをも喫した。やはりMMAは簡単ではないとも。

「う~ん、どれだけ練習をしていても、あの空間は試合でしか体験できないので。実際にケージのなかで、薄いグローブ一つで殴り合う感覚は、どれだけ練習しても違う。そういった部分で、より一層気が引き締まりました。KO勝ちはできたのですが、自分も殴られて。怖さも改めて感じました。やっぱり、これまでは面に守られてきた。一発貰っても良いや──という思考が、残っていたようです。でも、あの薄いグローブで生身に貰うのは本当に危ないと実感することができました」

──ただ非常に堂々と戦っていました。

「ハイ。殴られた後も、焦りはなかったです。ほんと、スリップだったのでダメージもなくて、『アブねぇ』って感じで。ただし判定だと、向うの効果点になるでのああいうパンチも被弾しないようにしないとダメです」

──日本拳法で数々の大切な試合をこなしてきた勝負度胸が生きた?

「ハイ。そこはもう、変わらないなと思います。結局、あの場に立つと選手と審判しかいない状況なので」

──これからのキャリアアップ、2024年中にどこまで到達したいと考えていますか。

「団体を問わず、与えられた試合をします。今年の目標は何試合できるか分からないですけど、最低でも3試合。自分はKOを続けたいです。判定は考えずに、攻め続けたいというのはあります。何よりも試合が組まれれば、プロとして見ている人をワクワクさせたい。勝ち負けでなく、感動を与えられる選手になりたいです。これまではプロじゃないし、稼げないことも分かっていたので自分のために戦っていました。勝ち負けを気にして。でもプロって、どんな職業でも自己満足じゃいけない。そこは考えとして、持っておきたいです」

──ではMMAファイターとして、将来の目標は?

「世界チャンピオン……正直、世界のベルトって色々とあって。でも、どこで戦いたいというのはなくて。面白い試合を続けて、最終的にどこかのチャンピオンになれれば良いと思っています。それには、まず国内のベルトを獲らないといけない。そこに関しては、デビュー戦のような試合をしていれば、チャンスは巡ってくる。どこの団体のベルトとかではなくて、回ってきたチャンスをモノにしていきます。あと……貰わないで倒す。と同時に貰っても、勝ちます」

──同期で空手出身の南友之輔選手にライバル心は?

「ないです。ただ南が頑張っていれば、自分の刺激にもなります。それぐらいですかね。BRAVEってストライカーが少ないから、逆にストライカーにとって凄く良い練習環境だと思っています。ここでテイクダウンを切ることができれば、本当に自信になります。試合の時にも、BRAVEでやってきたことを想えば多少ミスって、反応が遅れても耐えられる。そういう自信をもって、試合に臨んでいます」


■放送予定
3月10日(日・日本時間)
午後1時00分~GRACHAN放送局

■GRACHAN68 × BRAVE Fight31対戦カード

<Grachan初代ウェルター級T決勝戦/5分3R>
櫻井隆多(日本)
青木忠秀(日本)

<ライト級/5分2R+Ex1R>
岸本篤史(日本)
芳賀ビラル海(日本)

<フェザー級/5分2R+Ex1R>
黒井海成(日本)
高橋孝徳(日本)

<73㎏以下契約/5分2R+Ex1R>
エドモンド金子(日本)
草訳駿介(日本)

<バンタム級/5分2R+Ex1R>
萩原一貴(日本)
高須将大(日本)

<65㎏以下契約/5分2R+Ex1R>
久保達也(日本)
矢上諒(日本)

<ライト級/5分2R+Ex1R>
木村柊也(日本)
長南崇志(日本)

<フライ級/5分2R+Ex1R>
髙橋謙斗(日本)
道端正司(日本)

<フライ級/5分2R+Ex1R>
テム(日本)
小田魁斗(日本)

<フライ級/5分2R+Ex1R>
三笠貴大(日本)
原拓郎(日本)

<フライ級/5分2R+Ex1R>
熊崎夏暉(日本)
平野紘希(日本)

<フライ級/5分2R+Ex1R>
鈴木嵐士(日本)
上田麟(日本)

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【Grachan68 x Brave Fgith31】J-MMA Rookies CUP優勝=黒井海成、高橋孝徳戦へ「若手代表として」

【写真】Gladiatorを挟んで、Grachan凱旋のベテランに挑む黒井 (C)TAKUMI NAKAMURA

10日(日)に東京都大田区にある大田区産業プラザPIOで開催されるGRACHAN68 × BRAVE Fight31。GRACHANフェザー級3位の黒井海成が同級1位の高橋孝徳と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

硬式空手からK-1甲子園で活躍し、MMAファイターの道を選んだ黒井。昨年は様々な団体の若手ファイターが集まったJ-MMA Rookies CUPフェザー級で優勝を果たし、ランキング入りと共に今回の高橋戦が決まった。更なる飛躍となる2024年へ――。その初陣を前にした黒井に話を訊いた。


──試合まで一週間を切りました。ここまでの調整はいかがですか(※取材は4日に行われた)。

「すごくいい感じで、今回は気合いが入っていますね」

──今回気合いが入っている理由はなんでしょう。

「相手がランキング1位ですし、今回はGrachan68 × Brave Fight31なので、BRAVEの選手が活躍しなきゃいけないというところもある。今回は怪我で欠場してしまった選手もいるので、自分が絶対盛り上げてやると思って気合いが入っています」

──BRAVE一丸となって一致団結して、士気高く練習できていますか。

「みんなで勝とう、みんなで流れよく勝ちたいねと話しながら練習しています」

──黒井選手は昨年のJ-MMA Rookies CUPで優勝しました。あのトーナメントを振り返ってもらえますか。

「自分はトーナメントで優勝することを目標の一つに置いていて、その中で自分に足りないものを補ったり、自分が得意なところをドンドン出していこうと思っていました。あのトーナメントで成長できた1年だったなと思います」

──具体的にはどのようなことを意識して練習してきたのですか。

「僕は空手出身でK-1甲子園にも出ているので“打撃は強いけど組みができない”というイメージを持たれていたと思うんですよ。打撃だけで勝つ試合だったりとか、組みを混ぜて勝つ試合をしたり、そういう目標を立てて練習と試合を続けていました」

──弱点を補うという部分で、純粋な組み技やレスリングの練習に割く時間も長いのですか。

「そうですね。レスリングとグラップリングは特に長くやっています。ストライキングは昔の貯金もあるので、今は組みの練習に力を入れています」

──立ち技からMMAに転向する選手は打撃と組みのミックスだったり、立ち技とMMAの距離感の違いに戸惑うと思うのですが、黒井選手の場合はそこをどう消化しているのですか。

「基本的にストライカーの選手は相手のテイクダウン狙いを切る・組まれないことを第一に考えて、離れた距離で戦うイメージでやっていると思うんですよ。もちろんそれも大事だと思うんですけど、僕は自分がテイクダウンに行くならどの距離がいいのか。そこもすごく大事だと思っていて、組みに関してはディフェンスだけでなく、オフェンスも意識した距離設定を意識しています」

──黒井選手の立ち技のバックボーンがクローズアップされますが、若くしてMMAを始めたので、MMAファイターとして完成度を高くしたいという考えがあるのですか。

「はい。日本人だったら堀口恭司選手のように全ての局面で戦えて、打撃でも寝技でもフィニッシュできる選手になりたいです」

──そういった意味でBRAVEはレスリング出身の選手を中心に色んなバックボーンを持った選手が多いので、結果的に黒井選手が一番強くなれる環境のような気がします。

「今、考えてみると自分の足りないものを全て教えてくれる先生やコーチたちがいるので、すごく成長できているなと思います」

──また各団体の選手が集まるJ-MMA Rookies CUPで優勝して、日本人ファイターのルーキーでNo.1という称号も得たと思います。

「確かに自信はついたのですが、僕が目指しているところはもっと上だという想いもあります。なので僕が日本の若手代表として、ドンドン日本のトップや世界に行きたいという気持ちがありますね」

──今回対戦する高橋選手はランキング1位、勝てばタイトルマッチに直結する試合です。

「本当はすぐタイトルマッチをやりたいと思っていました。でもランキング的には僕が3位なので、ここで1位の選手を倒せば問題なくタイトルマッチができると思います。だから今回も僕はフィニッシュを目標にしてやりたいと思います」

──ずばりタイトルマッチにつなげるための試合ですか。

「そうですね。今の僕が目指しているところはチャンピオンベルトです。今は高橋選手を倒すことだけを考えているんですけど、ゆくゆくはそこを狙っていきます」

──対戦相手としての高橋選手はどういう印象を持っていますか。

「全部できる選手だなと思っていますが、その中でも特に組み、ケージレスリング、グラップリングが上手な選手だと思います。ただ高橋選手の試合動画も結構見させてもらって、相手の攻撃パターンは分かっているし、穴は見つけています。もし新しいことをやられたとしてもそこに対応するつもりです」

──高橋選手はGRACHANや修斗で30戦以上のキャリアがある選手ですが、ここからはそういった相手と戦って勝っていきたいですか。

「そうですね。僕はプロ2戦目で村田俊選手に負けていて、村田選手はその時点で10戦くらいやっている選手だったんですよ。当時は打撃だけでいけるだろうと思って戦って、スプリット判定で負けて。組みや寝技ができないとMMAでは勝てないんだなということを痛感しました。あの負けがあったらレスリングや寝技を重視して練習するようになったので、あの試合は僕にとってターニングポイントになりました。高橋選手はその村田選手に勝っているので、そういう意味でも気合いが入っています」

──2024年はどのような一年にしたいですか。

「もう今年はベルトを絶対に獲るという気持ちでやっているし、ベルトを獲ってからがスタートだと思っています」

──BRAVEにはGRACHANを経て海外で戦っている選手も多いですが、黒井選手も最終的に目指しているのは海外で戦うことですか。

「そうですね。やはりUFCという団体は自分の中で目標、憧れにしているところなので、僕もいずれRoad to UFCに出てみたいなという気持ちがあります。他にもRIZINで戦っている先輩たちもいますし、そういう舞台に出ていきたいです」

──黒井選手は2021年9月にBreakingDownに出場していますが、注目されるBreakingDownに継続参戦する選手もいると思いますが、黒井選手がプロとして活躍する道を選んだのはなぜですか。

「僕が出たのはBreakingDownの第2回大会で、いわゆる今みたいな大会じゃなかったんですよ。朝倉未来選手がやる1分間のアマチュア大会という感じで。当時の僕は色んなアマチュア大会にチャレンジしようと思っていた時期で、その選択肢の中の一つだったんです」

――なるほど。BreakingDownも今と昔では大会の色が違ったのですね。今でも「BreakingDownに出ていた~」と書かれることもありますが…。

「もうそろそろ書かなくていいじゃないのかなと思います(苦笑)」

──同じJ-MMA Rookies CUP優勝者の鈴木崇矢選手は1月のプロ修斗で衝撃的なKO勝利を収めました。黒井選手の試合も注目されると思うので、どんな試合をお客さんに見せたいですか。

「何でもできるところを見せたいと思いつつ、僕もストライカーなのでKOかフィニッシュして終わらせて、お客さんに『黒井凄いな』、『また黒井を見たいな』と思わせる試合をしたいです!」

■放送予定
3月10日(日・日本時間)
午後1時00分~GRACHAN放送局

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【Grachan68 × Brave Fight31】グラチャン✖ブレイブに原口央が凱旋参戦。黒井✖高橋も注目!!

【写真】倒す、倒される。倒されたあとのスクランブルと極め。見所の多いマッチアップだ(C)SHOJIRO KAMEIKE & MMAPLANET

2日(木)、Grachanより3月10日(日)に東京都大田区にある大田区産業プラザPIOでGRACHAN68 × BRAVE Fight31の開催と12試合のカード発表が行われている。
Text by Manabu Takashima

恒例のGrachanとBrave Fightの合体イベントが、今年も春先に実施される。今回明らかとなったカードはまずGRACHANウェルター級トーナメント決勝戦=櫻井隆多✖青木忠秀の一戦で、ここはBrave所属でない選手同士の顔合わせとなった。

この他でBraveファイターが絡まない試合は3試合だが、うち2試合は友好関係にあるJAPAN TOP TEAMの選手が出場する。


つまり8試合はBraveジムに選手が出場することになる。注目はRoad FCグローバル63キログローバルトーナメントで準優勝となった原口央の出場だ。今年もRoad FCバンタム級王座決定T出場を公言する原口のBrave Fight出場は2019年11月以来、4年4カ月振りでGrachan参戦は初めてとなる。

対戦相手の田中智也は、キャリア15勝のうち11がサブミッションでフィニッシュしている北の組み技師だ。とはいえ田中は直近の試合、昨年12月に原口の同門である伊藤空也戦で判定負けを喫し。バンタム級王座挑戦がならなかった。

原口としては再度、Road FCのトーナメント出場に勢いをつけるために躓くことは許さない。一方で、田中としては12月の敗北を払拭しておつりがくる相手との戦いはキャリアアップへ絶好のチャンスを手にしたとも捉えることができる。ロータス世田谷で組みの防御と極めの感覚を養って来た原口にとって、レスリングではなくグラップリングの実力査定を自らに課すことができるマッチアップといえるだろう。

この他、岸本篤史は芳賀ビラル海との試合となった。精度と瞬発力、同じパンチャーでもボクシング出身の岸本と日本拳法出身のビラル。ライト級MMAストライカー異文化対決となる。

さらにフェザー級の黒井海成✖高橋孝徳も興味深い。

硬式空手からK-1甲子園で活躍したストライカーの黒井にとって、徹底して組んでくる高橋はここから上を目指すためには、乗り越えないといけない相手だ。

そしてフェザー級タイトルコンテンダーを越えることで、よりベルトが現実的な目標となってくる。

高橋は高橋で昨年12月のGLADIATORにおける、じゅんとの試合で被弾をしても思い切り攻めることで、殻を破ることができた。じゅん戦のようなブレイブで思い切りの良い動きを高橋が再現できれば、黒井にとって相当な脅威となることは間違いない。

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