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【Bellator243】ジャッジの裁定は三者三様のスプリットでジュリーに。カラキャニャンに競り勝つ

<ライト級/5分3R>
マイルズ・ジュリー(米国)
Def.2-1:30-27.29-28.27-30
ジョージ・カラキャニャン(米国)

まず左フックを当ててカラキャニャン。ジュリーは左ジャブを伸ばす。左ミドル、右フックを入れたジュリーは時折りスイッチをし、左右の蹴りを繰り出す。カラキャニャンもジャブからロー、序盤のペース争いから両者揃って手数が多い。右オーバーハンド後にカラキャニャンが組みつき、ケージへ。頭を刈って、右を差していくジュリーがケージを背負って耐える展開が続く。残り1分50秒で離れると、カラキャニャンが右ローを蹴る。ジュリーも右カーフを返し、右フックを当てる。カラキャニャンは再び右を見せてダブルレッグへ。体を入れ替えられたカラキャニャンは流血が見られる。

そのカラキャニャンの右をかわし、クリンチからヒザを突き刺したジュリーは左を当て、カラキャニャンの右に続くダブルレッグからのテイクダウンを3度防御しラウンドが終わった。

2R、左ジャブから右を見せたジュリーが、左ミドルを入れる。カラキャニャンもスイッチするが、すぐにオーソに戻す。ジュリーがエルボーを狙い、カラキャニャンがフックを返す。ジャブ、前蹴り、右ロングとやや遠めのレンジから手足を出し、踏み込んで左エルボーをジュリーが打っていく。組みながら右を当てたカラキャニャンは、ケージに押し込まれてヒザをボディに突き上げ、体を入れ替える。

離れてジャブを差すジュリー、続いてスイッチして左ストレートを伸ばす。さらにボディに左ヒザを突き刺したジュリーは、シングルレッグを切った直後に右オーバーハンドを被弾。直後にダブルに出たカラキャニャンが、ついに尻もちをつかせスクランブルでバックへ。手首を掴んで向き合ったジュリーが右縦ヒジを見舞っていく。ここでもカラキャニャンが押し返し、離れて右を連続しダブルレッグ。再び尻もちをつかせ、バックを取ったカラキャニャンに対し、ジュリーが側頭部にヒジをうちつけラウンド終了を迎えた。

最終回、ジュリーがワンツーから間合を外してサークリングへ。ダブルレッグ狙いを切るとエルボーを繰り出す。その後フックを2発被弾したジュリーが、ダブルレッグをスプロールして離れる。すぐに組んできたカラキャニャンを逆にケージに押し込んだジュリーだが、カラキャニャンが押し込み返しダブルレッグを決める。頭を押して立ち上がったジュリーが右エルボー、組ヒザ蹴りから右ヒジ、左ヒジを入れる。続くクリンチにカラキャニャンがジャンピングガード&ギロチンも、頭を抜かれて下にされる。三角狙いを潰してエルボーを落としたジュリーはバックに回る。上を向いた田カラキャニャンは、ワンフックでバックを許すも、肩固め狙いは腰を押して防ぐ。

残り1分を切り、ガードのなかからエルボーを顔面に入れ、ボディを纏めて攻撃をするジュリーは、カラキャニャンの蹴り上げ後のスタンド戦でも、迷うことなく組みついてケージに押し込み、時間の経過を待った。結果、スプリットでジュリーがカラキャニャンとの競り合いを制した。


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【Bellator243】計量終了 チャンドラー✖ベンヘンII待ったなし。アガザームの相手は股間にスネーク!!

【写真】セレモニアル計量、すでにかなり戻っているチャンドラーに対し、ベンヘンはここから本格的にリカバリーか (C)BELLATOR

6日(木・現地時間)、7日(金・同)にコネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator243「Chandler vs Henderson 2」の計量が行われた。

3年9カ月振りの再戦となるチャンドラーとベンヘンは問題なく計量をクリアしている。


メインカード4試合、プレリミ6試合の計10試合。無観客大会とあって、通常時のベラトールのようにプレリミにローカル勢が大挙出場するということはない。

ヘビー級でマット・ミトリオンが出場するメインカードでは、ジョージ・カラキャニャンのライト級2戦目──ベラトールで2戦目となるマイルズ・ジュリー戦は通好みのマッチアップだ。

スイッチヒッターでKOパンチを持つウェルラウンダーのジュリーと、空手ベースながら卓越したグラップリング技術の持ち主カラキャニャンの対戦は、両者が中堅ではないことを示すファイトとなる。

一方プレリミでは本戦に出場してもおかしくない実力者&注目株の名前が確認できる。フェザー級ワールドGPの台風の目と目されていたが、ダリオン・コールドウェル戦でワンテイクダウン&RNCで敗れたアダム・ボリッチが再起戦に挑む。

対戦のマイク・ハメルは今大会で唯一の体重オーバーに。150ポンド契約を4ポンド以上も上回る154.6ポンドもあったハメル、ボリッチは事実上ライト級マッチに臨むこととなる。

ベラトールの活動休止期間もF2Wでグラップリングマッチに出場していたAJ・アガザームは勝ち星も負け星も揃って彼の倍、6勝2敗のクリス・レンチオーニと戦う。とにかく組んで、倒して、寝技勝負が必要なアガサームはフェイスオフでレスリングの低いスタンスで立つ。と、目前には蛇の膨らみが股間あるレンチオーニのアンダーウェアがあった。

■Bellator243 試合結果

<ライト級/5分3R>
マイケル・チャンドラー: 155.9ポンド(70.71キロ)
ベンソン・ヘンダーソン: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マット・ミトリオン: 262.6ポンド(119.11キロ)
ティモシー・ジョンソン: 263.2ポンド(119.38キロ)

<ライト級/5分3R>
マイルズ・ジュリー: 155.6ポンド(70.57キロ)
ジョージ・カラキャニャン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<175ポンド契約/5分3R>
サバウ・ホマシ: 175ポンド(79.37キロ)
カーティス・ミランダー: 174ポンド(78.92キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
アダム・ボリッチ: 150.2ポンド(68.12キロ)
マイク・ハメル: 154.6ポンド(70.12キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・レンチオーニ: 145.8ポンド(66.13キロ)
AJ・アガザーム: 145.3ポンド(65.9キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴァレリー・ルレーダ: 125.3ポンド(56.83キロ)
テラ・グラフ: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
グラント・ニール: 204.7ポンド(92.85キロ)
ハムザ・サリーム: 205.1ポンド(93.03キロ)

<ライト級/5分3R>
ネイノア・ダン: 155.1ポンド(70.35キロ)
チャーリー・キャンベル: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ミドル級/5分3R>
ダルトン・ロスタ: 185.7ポンド(84.23キロ)
マーク・ガードナー: 184.8ポンド(83.82キロ)