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【ONE FN13】まさに死力を尽くした消耗戦、セネガルのケニがブシェシャから勝利をつかみ取る

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
オマル・ログログ・ケニ(セネガル)
Def.3-0
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)

ケニがジャブを見せて右ハイキック。ブシェシャも打撃で応戦するが、ケニの圧力に押されて引き込み気味に下になる。ブシェシャはケニの身体をフックガードで浮かせるが、ケニもバランスよくトップキープする。ブシェシャもこの動きから立ち上がる。

試合がスタンドに戻ると、ケニが左フックから右アッパー、鋭い右ロー。ブシェシャはダブルレッグに入り、右わきを差してテイクダウンを狙うが、ケニは倒れない。互いに距離をとると、ケニが右ハイ。ジャブをついて、右フックを打ち込む。

ダブルレッグを切られたブシェシャは、ケニの腕を巻き込んで上のポジションを狙う。トップをキープしたケニはパンチを落としてサッカーボールキック。ブシェシャはケニの足元にもぐって横三角、外ヒールを狙うが、ケニは自分の膝を抜いて脱出する。ブシェシャはそれを追いかけるようにダブルレッグ。ケニはブシェシャの頭をつぶすしてパンチを入れる。

立ち上がったブシェシャは右ストレート、ケニも右を打ち返す。ブシェシャが右を空振りしてバランスを崩すと、そこにケニが左右のフックを連打。ブシェシャは必死にシングルレッグで組みつくが、逆にケニのパンチを被弾してしまう。1Rから激しい攻防が続き、両者ともに体力の消耗が大きい。

2R、ブシェシャが右ストレートを当てて、コーナーまで押し込むが、ロープを掴んだとしてレフェリーはブレイクを命じる。ブシェシャは右ローと前蹴り、ジャブから右ストレートにつなげる。ケニは右アッパーを突き上げる。

ブシェシャがダブルレッグでテイクダウンを奪うと、ケニは足を利かせられずにマウントを許す。ブシェシャはパンチ・ヒジを落とし、ケニが右腕を伸ばしたところで腕十字を狙うが、汗で体が滑ってしまうのか、ケニが腕を抜いて立ち上がる。

試合がスタンドに戻るとケニがジャブを当てて、ブシェシャのダブルレッグを切る。ブシェシャがガードポジションで引き込み、ケニがインサイドガードに収まるが、両者ともに動きがないまま、2R終了となった。

3R、ブシェシャは左フックを強振。シングルレッグからケニの脇をくぐってバックへ。ここもポジションをキープできずに、ケニがブシェシャを前に落とすように立ち上がる。ブシェシャが右ストレートからシングルレッグに入って引き込み、亀になると動きが止まる。ケニはそこにパンチを入れるが、レフェリーはケニがブシェシャのグローブを掴んだとしてブレイクを命じる。

スタンドで試合が再開になり、両者はノーガードで打ち合い。ブシェシャが必死に組みついてテイクダウンを奪い、ハーフガードからヒジを落とす。ケニが身体を起こして立ち上がり、ブシェシャがダブルレッグで組みつくと、ここでもレフェリーがブレイクを命じる。今度はケニがブシェシャのショーツを掴んだとしてイエローカードを提示した。

消耗が目立つなか打ち合う両者。ブシェシャがシングルレッグに入るが距離が遠く、そのまま引き込む。ケニは立ち上がったまま、最後はブシェシャが組みついて試合終了となった。

イエローカードが提示されたものの、ケニがブシェシャとの消耗戦に勝利。「神様のおかげで勝てた。レフェリーがグローブやショーツを掴んだといっているのは、間違いだと思っている」と試合を振り返り、ボーナス獲得を告げられると両手を挙げて喜びを爆発させた。

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【ONE FN13】ラカイの新エースと対戦、遅れてきた草原のルーキー=エンフオルギル「少し緊張しています」

【写真】34歳のオルギル、既に非常に多くのことを経験してきたように見える(C)ONE

5日(日・現地時間)にタイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE FN13「Allazov vs Grigorian」のオープニングマッチでエンフオルギル・バートルフーが、ジャンロ・マーク・サンジャオと戦う。
Text by Manabu Takashima

大量離脱後にチームラカイのエースとしての自覚が芽生えたジャンロと、ジャダンバ・ナラントンガラグ門下のオルギルことエンフオルギル──一回り以上違う、ジャンロとの戦いの前に話を訊くと、やはりそこはモンゴル勢、非常に朴訥とした返答のオンパレードだった。


──土曜日の朝、ジャンロ・マーク・サンジャオとの試合が控えていますが、今、どのような気持ちですか。

「少し緊張はしていますが、もの凄く緊張しているわけではないです」

──オルギルは昨年のRoad to ONE Mongoliaで優勝してONEと契約、ONE FFで2連勝してから本戦デビューとなりました。同じルンピニーでの試合ですが、何か気持ちで違いはありますか。

「FFで2度戦った時は、それほど緊張はしなかったです。今回はONEの大きな大会になるので、皆の期待も大きいです。相手が期待の若手ということもあり、FFの時より少し緊張しています」

──その期待が大きいというジャンロは6勝0敗、全て1Rでフィニッシュしています。彼の実力をどのように評価していますか。

「全ての試合で1Rで勝っている強い相手です。自分にそのような経験がないので、自分にはない何か良いモノを持っているのでしょう。ただし、そういう強い選手と戦うので負けないようにしっかりと準備はしてきたつもりです」

──ではオルギルは、自身のどこがジャンロに勝っていると言えますか。

「そこは実際に肌を合わせたわけではないので、相手の実力がどのようなものが分からないのというのが正直なところです。試合が実際に始まって、初めて分かるモノかと思うので、今の段階では自分のどこが彼より優れているのかは答を持ち合わせていないです」

──ONE FF初戦の相手アドニス・セビジェーノはジャンロと同じチームラカイの選手でした。ラカイではオルギルのことを研究するのも2度目度のはずです。

「アドニスには判定勝ちをしましたが、もうジャンロは自分のことを理解しています。同時にジャンロはアドニスよりも自分の方が強いと思っているだろうし、苦も無く勝てると自信を持っているはずです。私としては負けているところはないと思っているので、頑張ります」

──4月と5月の試合の合間はタイで練習していましたが、今回は?

「今回に関してはモンゴルで準備をしてきました。ナラントンガラグ先生の下、チームメイト……若い選手たちと練習してきました。今、モンゴルは凄く良い季節ですし、しっかりと練習できたと思います」

──シャンダスMMA所属選手には日本のグラジで活躍するダギースレンがいて、ニャムジャルガルがRoad to UFCのワンマッチながら2大会連続で試合をします。彼らとオルギルと海外で戦う選手もいて、ジムには勢いがあるのではないでしょうか。

「チームの雰囲気は凄く良いです。今、海外で試合をしている選手だけでなく、将来は外国で戦いたくて練習をしている若い選手もいます。互いがパートナーとして力を出し、ナラントンガラグ先生も経験に基づいた指導をしてくれるので、チーム全体で強くなっています」

──FFより重要になる一戦かと思います。どのような試合を皆に見せたいですか。

「きっと激しい試合になると覚悟しています。ナラントンガラグ先生の指示をしっかりと訊いて、自分の持っているモノ全てを出して戦います」

──ニャムジャルガル、テムーレン、ダギースレンの活躍でモンゴル人ファイターに注目ししている日本のファンに一言お願いします。

「モンゴルの選手に興味を持ってくれて、感謝しています。良い試合をしたいと思うので、期待してください」

■放送予定
8月5日(土・日本時間)
午前9時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN13対戦カード

<ONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者] チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン
[挑戦者] マラット・グリゴリアン(アルメニア)

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
[王者] マイキー・ムスメシ(米国)
[挑戦者]ジャレッド・ブルックス(米国)

<キック・フェザー級/3分3R>
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
ダビット・キリア(ジョージア)

<135.5ポンド契約/5分3R>
ジョン・リネケル(ブラジル)
キム・ジェウン(韓国)

<118ポンド契約/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
ララ・フェルナンデス(スペイン)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
オマル・ログログ・ケニ(セネガル)

<サブミッショングラップリング180ポンド契約/10分1R>
タイ・ルオトロ(米国)
ザイード・フセイン・アサラネリエフ(トルコ)

<ムエタイ174ポンド契約/3分3R>
ルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ)
ナウゼット・トルヒーリョ()

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ジャンロ・マーク・サンジャオ(フィリピン)
エンフオルギル・バートルフー(モンゴル)

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『ONE Fight Night 1 : Moraes vs. Johnson』試合結果/ハイライト動画


▼ONE世界フライ級(※61.2kg)選手権試合 5分5R
×アドリアーノ・モラエス(ブラジル)王者 134.5ポンド(61.0kg)1.0057
[4R 3分50秒 KO] ※左跳びヒザ
〇デメトリウス・ジョンソン(米国)挑戦者:134.75ポンド(61.12kf)1.0156
※ジョンソンが新王者に

▼ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合 3分5R
〇ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)王者 144.5ポンド(65.54kg) 1. 0091
[1R 2分10秒 TKO] ※右カーフキック
×リアム・ハリソン(英国)挑戦者 145ポンド(65.77kg)1. 0091
※ノンオーが王座防衛

▼ONEムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝 3分3R
〇パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)135ポンド(61.24kg)1.0099
[KO 2R]※左ハイキック
×サヴァス・マイケル(キプロス)134.25ポンド(60.89kg)1.0136

▼ONEヘビー級(※102.01kg)5分3R
〇マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)257.75ポンド(116.91kg)1.0214
[1R 1分04秒 ヒールフック]
×キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)253.5ポンド(114.98kg)1.0148

▼ONEヘビー級(※102.01kg)5分3R
〇アミール・アリアックバリ(イラン)258.75ポンド(117.36kg)1.0195
[2R 4分02秒 TKO] ※パウンド
×マウロ・チリリ(イタリア)259.5ポンド(117.7kg)1.0226

▼ONEムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝 3分3R
〇スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)135ポンド(61.24kg)1.014
[1R 1分35秒 KO] ※左縦ヒジ
×ボルター・ゴンサルベス(ブラジル)135ポンド(61.24kg)1.0226

▼ONEムエタイ58kg契約 3分3R
〇ディアンドラ・マーティン(豪州)127.5ポンド(57.83kg)1.0148
[判定3-0]
×アンバー・キッチン(英国)127.5ポンド(57.83kg)1.014

▼ONE女子アトム級(※52.2kg)→119ポンド契約 5分3R
〇平田 樹(日本)119ポンド(53.97kg)1.0124 ※体重超過
[判定3-0]
×リン・ホーチン(中国)114.75ポンド(52.05キロ)1.016

▼ONEウェルター級(※83.9kg)5分3R
〇ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)188.5ポンド(85.5kg)1.0241 ※体重超過
[1R 0分57秒 KO] ※右アッパー
×ユーリ・ラピクス(モルドバ)185ポンド(83.91kg)1.0244

 8月27日にシンガポール・インドアスタジアムで開催された『ONE Fight Night 1 : Moraes vs. Johnson』の試合結果。

 メインイベントのフライ級タイトルマッチはデメトリアス・ジョンソンがアドリアーノ・モラエスに4R KO勝ちし新チャンピオンに。アミール・アリアックバリがマウロ・チリリに2R TKO勝ち。平田樹がリン・ホーチンに判定勝ちしています。以下、ハイライト動画です。続きを読む・・・
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【ONE FN01】ブシェシャ、TDが崩れ外ヒールでグリシェンコから一本勝ち

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
Def.1R1分04秒by ヒールフック
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

ブシェシャは左手を伸ばし、右カーフを蹴る。グリシェンコが姿勢を乱し、すぐに立ち上がる。カーフを続けるブシェシャは組みのフェイクを見せ、大きな右を振るう。真っ直ぐにダブルに入り、引き込みつつ足を絡ませたブシェシャが外掛け&外ヒールでグリシェンコを一蹴した。

「正直、プランにはなかった。テイクダウンでバランスを崩して、足があったから。テイクダウンできなかったら、どうなるって言われているけど。こういうことはあるから、練習してきているんだ。試合を受けてくれたキリルに一番感謝している。ここ3週間は一番人生で辛かった。親友を亡くし、彼は空から見てくれている。向うから祝福してくれているだろうけど、辛いよ。次? 毎日泣いて3週間練習していた。今日は今日のことだけを考えて、明日からのことは考えたくない」と勝者は涙を見せた。それでも5万ドルのボーナスに笑顔を浮かべ、すぐにシリアスな表情に戻るとブシェシャは「この団体で戦えて幸せだ。ブシェシャはグラップラーじゃない、MMAファイターだ。もちろん、僕のグラップリングは他の選手よりデキるけどね」と言葉を続けた。


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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE FN01   アドリアーノ・モライシュ ゼバスチャン・カデスタム チャンネル デメトリウス・ジョンソン マーカス・ブシェシャ・アルメイダ リン・フーチン 平田樹

【ONE FN01】計量終了 平田樹はハイドレ通過では体重落とせずキャッチウェイトに

【写真】セレモニアル・フェイスオフでは意気揚々だったが……(C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE FN01「Moraes vs Johnson 2」の計量結果がONEより発表され、リン・フーチンと対戦する平田樹は体重を落とせず、契約体重戦に臨むこととなった。


土曜日の朝スタートの今大会の計量は、金曜日の零時スタートという過去に例のない時間帯で行われ、平田だけでなく対戦相手のリン・フーチン、メインでDJの挑戦を受けるアドリアーノ・モライシュなど体重はパスしてもハイドレーションが通らない選手が通常をより多く見られた模様だ。

再計量は本日26日(金・同)の午後1時から午後5時まで設けられ、リン・フーチンはクリアしたものの平田はできず。再計量終了時間を待たずして、平田陣営とONEは協議した結果、119ポンド=53.97キロ契約体重でリン・フーチンと戦う方向は固まった。

平田の計量失敗は2022年2月のナイロン・クローリー戦以来2度目で、良くも悪くも注目度の高い選手だけに厳しい声も聞かれるのは必至。と同時に、ONE側から適正体重としてアトム級で戦うことが疑問視する事態に発展することも有り得る。

いずれにせよ、契約体重で試合に挑むことが決まったのであれば、ここは勝負に集中するしかない。平田は結果的に全てのプレッシャーから解放されたクローリー戦では、キャリアハイといえるパフォーマンスを披露している。計量問題は試合終了まで一旦忘れ、とにかく現時点の全ての力をサークルケージで出し切れる精神状態で挑むことが大切だ。

なおONEフライ級ムエタイワールドグランプリに出場を予定していたロッタン・ジットムアンノンは尿検査のサンプルを提出しなかったため、欠場に。サバヴァス・マイケルは、補交替試合に出場予定していたパンパヤック・ジットムアンノンと準決勝を戦うこととなった。

■放送予定
8月27日(土・日本時間)
午前8時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午前8時00分~ONE Supper App

■ONE FN01計量結果

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ: 134.5ポンド(61.0キロ)/ 1.0057
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン:134.75ポンド(61.12キロ)/ 1.0156

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ: 144.5ポンド(65.54キロ)/ 1. 0091
[挑戦者] リアム・ハリソン: 145ポンド(65.77キロ)/ 1. 0091

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
バンバヤック・ジットムアンノン: 135ポンド(61.24キロ)/ 1.0099
サヴァス・マイケル: 134.25ポンド(60.89キロ)/ 1.0136

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ: 257.75ポンド(116.91キロ)/ 1.0214
キリル・グリシェンコ: 253.5ポンド(114.98キロ)/ 1.0148

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ: 258.75ポンド(117.36キロ)/ 1.0195
マウロ・チリリ: 259.5ポンド(117.7キロ)/ 1.0226

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ: 135ポンド(61.24キロ)/ 1.014
ヴァウテウ・ゴンカウベス: 135ポンド(61.24キロ)/ 1.0226

<ムエタイ58キロ契約/3分3R>
ディアンドラ・マーティン: 127.5ポンド(57.83キロ)/ 1.0148
アンバー・キッチン: 127.5ポンド(57.83キロ) / 1.014

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹: 119ポンド(53.97キロ)/ 1.0124
リン・フーチン: 114.75ポンド(52.05キロ)/ 1.016

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム: 188.5ポンド(85.5キロ)/ 1.0241
ユーリ・ラピクス: 185ポンド(83.91キロ)/ 1.0244

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【ONE FN01】平田樹と対戦、中国散打女戦士=リン・フーチン「彼女は組んでくる。絶対よ」

【写真】ちょっと意外なところで大きな声をあげて笑っていたリン・フーチン。以前は伊達メガネだったが、今は本物だそうです。そして拳の握り方が良い (C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE FN01「Moraes vs Johnson 2」で、平田樹と対戦するリー・フーチン。

(C)ROAD FC

6年前にRoad FCでNORI(当時Date)と対戦経験もある中国の散打出身ストライカーは、確かな打撃の腕前と総合力で平田戦に向けは確かな自信も伺わせた。

そして平田の打撃特訓をトリックだと言い切ってしまった……。


──土曜日の朝に平田樹選手と戦います。今の調子を教えてください。

「調子は最高よ。計量が残っているけど、ここにパスすればもう勝利を半分手にしているようなモノね」

──フーチン選手は前回、キックの試合にも出ました。今、キックとMMAどちらを中心に戦おうと思っているのでしょうか。

「私はキックもMMAも問題なく戦えるわ。散打出身だし、散打がどれだけ優秀なストライカーを生んできたかは分かってもらっているはず。MMAに関しては、面白そうだから始めたんだけど……。そうね、今もキックの方が戦いやすいわ。でもMMAを戦う方が興味深いし、楽しいの。それにMMAを戦うことは、よりチャレンジングね」

──現状、グラップリングのスキルはどれぐらい上達していると考えていますか。

「今はグラップリングの展開になっても、十分に戦えるわ。今回、イツキとの試合が決まった日から、グラップラー対策を始めて。キャンプを通して、グラップラーと戦うことに何も問題を感じることはなくなったわ」

──それはグラップリングに力を入れてきたということですか。

「そうね。ノーギも道着もどちらも練習を続けているわ。レスリングが好きだし、本当にグラップリングには力を割いてきている。でもね、グラップリングを優先するなんてことはないわ。あくまでも打撃で戦う。そのためのグラップリングのトレーニングよ。

打撃が多い方が、ファンも喜んでくれるしね。とはいってもイツキは優秀なグラップラーだし、彼女と戦うためにグラップリング対策をしていることも確かよ。イツキは凄くクール・ガールでタフな戦いをしている。それが彼女に対しての第一印象ね。凄く見た目もクールで、グラップリングの技術は高いと思う」

──その平田選手は今回の試合に向けて、NYでファイトキャンプをして打撃に力をいれてきたようです。

「それは私も聞いているわ。本気で彼女が私と立ち技でやり合いたいなら大歓迎よ。でも、そんなこと絶対にないわ。結局は試合になると組んで、レスリングやグラップリングで勝負をしてくるはず。例え打撃戦を挑んできたとしても、何も彼女の打撃に神経質になる必要もないしね」

──個人的には今、平田選手がフーチン選手に勝つには組み技の勝負をした方が良いですし、フーチン選手が平田選手に勝つには徹底して組みを避けて打撃に徹するべきだと思います。

「私はイツキが打撃で来ようが、レスリングで来ようが構わない。でもね、1カ月や2カ月間の打撃の特訓で、彼女がグッドストライカーになれるわけがない。だって、以前の試合では彼女の打撃に見るべきところはなかったもの。だから、この試合も以前のように彼女は組んでくる。絶対よ。

選手ってメディアの前では、本音とは違うことを口にするじゃない? 罠を仕掛けたくて。イツキが打撃で勝負したいなんて言っても、聞き流すわ。何より対戦相手が何をしてくるかよりも、自分がどう戦うのか。しっかりとゲームプランを実行するだけよ」

──では自信のほどを教えてください。

「100パーセントよ(笑)」

──土曜日は朝に試合をすることになります。会場入りも相当早くなるかと。

「大きな問題じゃないわ。朝に試合をするために、色々と調整してきたから。その分、早く眠るようにしているし、いつも通りに戦うだけよ」

──今、シンガポールは午後9時前かと思います。そろそろお休みの時間ですか。

「アハハハハ。そうね。もうベッドに入らないと(笑)」

──では平田選手とどのような試合をしたいと思っていますか。

「世界中のファンに喜んでもらえる試合がしたいと思っているわ。この試合で勝つことは、私のキャリアで本当に大切なことで。この大会で試合をすることで、世界中の人が私を知ることになる。だから、パンチで倒す。KO勝ちするわ」

──最後に日本のファンに一言お願いします。

「えっ? 日本のファンに? アハハハハハ。日本のファンの人はイツキの応援することは分かっているけど、でも私たちの試合に注目してくれていることに感謝しているわ。イツキと良い試合を見せて、これをきっかけにして、日本の人たちに応援してもらえるようになりたいわ。謝謝」

■放送予定
8月27日(土・日本時間)
午前8時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午前8時00分~ONE Supper App

■ONE FN01対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] リアム・ハリソン(英国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
サヴァス・マイケル(キプロス)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
マウロ・チリリ(イタリア)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
アミール・ナセリ(イラン)
ジョナサン・ハガティー(英国)

<ムエタイ58キロ契約/3分3R>
ディアンドラ・マーティン(豪州)
アンバー・キッチン(英国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
リン・フーチン(中国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ユーリ・ラピクス(モルドバ)

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【ONE FN01】平田樹 in NY―02―「引かないで、どれだけ前に出続けることが打撃でできるか」

【写真】相当なズタボロ感があった……(C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Fight Night01「Moraes vs Johnson 2」のリードカードでリン・フーチンと対戦する平田樹インタビュー後編。

ロングアイランドはハンディントンのセラBJJ、ガーデンシティのロンゴ&ワイドマンMMA、そしてマンハッタンのアルティメット・ジムでトレーニングを積む平田は、特にアルティメット・ジムでの追い込み練習、そしてスパーリングで疲弊し心身ともに追い込まれている。だからこそ、知り得る境地もある。リン・フーチン戦へ、NYの練習で平田は何を得て、どのような気持ちで挑むことができているのかを尋ねた。

<平田樹インタビューPart.01はコチラから>


──試合に向けて、アルティメット・ジムのネスター・マーティさんはとても丁寧に指導をしてくれていますが、ちょっと情報過多にならないかなと見ていて感じました(笑)。そこで取捨選択が必要になってくるかと。

「立ち技は今習っていることが、すぐに試合に出せない。それはネスターもアーセンも分かっていることで。だけど、これだけやりこめば試合に勝てる。もう量ですね。どんな危険な時も攻めることができるように……それだけのスタミナをつける。技術云々ではなくて、自分に足らなかったメンタル面を鍛えられています。どれだけ綺麗なミットをやるとか、どれだけ綺麗な打ち方をしても試合でできないことがたくさんあったので。そのメンタルを鍛え上げられていると思います」

──疲労が蓄積しているタイミングかと思いますが、正直疲れるのが早いなぁと思いました。

「ハイ……」

──それなのに最後の30秒、いや10秒になると懸命に取り戻そうとしていますね。

「予想でどれぐらいやるっていうのが分かっているので。最初に5分✖7Rとかやった時は、もう想像もつかずにひたすらミットを打っていて。『今日は何Rですか?』ってネスターに尋ねると、『答えると、頭が変になるから言わない』って言われて(笑)。なら前と同じか、それ以上やるんだなっていう頭になって……。

だから最後はやり切りたいという考えにもなったんですけど、それって試合じゃ無理だなって。なら最初から出していこうと……そこが自分の弱いところなので」

──今、5分と言われましたが、スパーリングは1R6分でやっていましたね。

「あっ、そうなんですよ。1分余分にあるし、小さなリングでスパーリングをするので間を置く時間がないんです。でも試合だと1分短くて、ケージは広いからあそこまで追いつめられることなく戦えるだろうなって。それを考えた時、6分であのリングでやることが強くなるために必要だと思います。メンタルが破壊されそうなんですけど(苦笑)」

──スパーリング・デーは最初のボクシングがマスかどうかの確認がなく、いきなりペースが乱れました。ペースが乱れることは試合でもあり得るので、逆にあの体験もしておくべきだと感じました。

「ハイ。試合でも1Rは少し見てしまうという癖があります。そこでどうやってエンジンを100パーセント回せるのか。そこも踏まえて、毎ラウンド全開でやっています。1Rの1秒目から一発貰うんじゃなくて、自分から仕掛けようとすると相手の選手との圧の差を感じます。

カーニセラMMA所属、アマ7勝1敗でプロデビューが決まっているジェン・ロペスの圧負けする場面も(C)MMAPLANET

あのボクサーの子は、すぐに前に出てきます。ゴングが鳴った瞬間から全力でエンジンをかけられるよう気持ちを創ってスパーに挑んでいます。後からじゃない、最初からやるんだというメンタルになれました」

──そういう部分も踏まえて、リン・フーチン戦でこれまでのとの違い、どのように見せたいですか。

「打撃もそうだけど、いつも殴った後とか蹴った後に隙があったので、そういう課題を克服していることを見せたいです。アリス・アンダーソン戦ではプレッシャーは掛けることができたけど、打撃が出せなかったです。相手の動きを待っていて。打撃を出しつつも、自分が得意な組みにどれだけ繋ぐことができるのか。

寝技有りきで考えた時に、もらっても良いように打撃をやる。引かないで、どれだけ前に出続けることが打撃ができるか。相手も打撃で来るのは分かっているので、それがどれだけできるのか、そこが勝負かと」

──アリス・アンダーソン戦は貰って、ノックダウン状態後に無我夢中で戦った。あそこがこれまでの平田選手の試合のなかの動きとして、一番良かったように思っています。どれだけ練習を集中していても、やはり打撃は考えて一拍空くようなところが見受けられますが、あの無我夢中の時は迷いがなかったです。

「最近、考えると手が止まり、足が止まり、体が止まるって自分でも分かるようになりました。デビュー戦の時とか、好き勝手に動いていますよね。計量を失敗した試合の時もリングの中は自分の世界になって、あんな風に思ったように試合がしたいです。そこは初心に返ったつもりで戦います」

──それはできれば最高ですが、相手が強くなると簡単にそうはいかない。競ってきて、自分の世界も何も……。思ったようにならないなかで、自分のエゴをどう通せるのか。

「だから、あの貰った時なんですね(笑)。あの時は一瞬、グアンって目が回って。このままだと負けると思って、直ぐに立ち上がって攻めていて。必死になって、ただ攻めていました。『あと1分』っていう声が聞こえて、『やばい。まだ1分もあるのか』って(笑)」

──だからこそ、無心で動けていたのかもしれないです。

「ちょっと焦りつつも、とにかく攻めないといけないからグラウンドでトップにいようと思いました。もう他は何も考えなしで動いていました。それが今からすると、良かったのかなって思えるようになりました。

どうしても練習の時から考え過ぎてしまうんですけど、頭を柔らかくしてできれば良いなって。皆の期待じゃないですけど、『どんな打撃をするんだろう』と思われているんじゃないかと考えると、何かやらないといけないっていう風になってしまうんです。でも、そこを気にしないで、できれば良いなって思います」

──勢いですよね。組みがあるから、打撃が上手くなくても組みと合算した圧力をリン・フーチンに掛けることは可能かと。彼女には組み技で劣るという気持ちもあるでしょうし。そこは思い切ってやるしかない。とにかく日本にいるときより、追い込まれているので出るでしょう──と期待させていただきます。

「ハイ。追い込んでいるのは間違いないです(笑)」

──1度目の武者修行プロジェクトの米国の練習と、今回のファイトキャンプになったNYでのトレーニング。リン・フーチン戦以降は、どのように生かしていきたいと考えていますか。

「NYもそうですが、またサンディエゴで寝技を磨きたいです。今回は試合前なので打撃とMMAがメインですが、またグラウンド・メインのジムに行きたいなと思って。あの寝技の強い選手たちと練習をするの、超面白かったので。試合が終わったらサンディエゴに行きたいなって考えています」

──日本より米国を中心に練習をしていきたい?

「ずっとではないけど、また1カ月とか集中的にやって。それを日本に持ち帰って練習して、それからまたこっちに来る。それを繰り返したいです。そこは試合間隔を考えて、やっていきたいと思います。とにかくいつでも試合のオファーに応じることができるように、練習をし続けたいです」

■放送予定
8月27日(土・日本時間)
午前8時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午前8時00分~ONE Supper App

■ONE FN01対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] リアム・ハリソン(英国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
サヴァス・マイケル(キプロス)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
マウロ・チリリ(イタリア)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
アミール・ナセリ(イラン)
ジョナサン・ハガティー(英国)

<ムエタイ58キロ契約/3分3R>
ディアンドラ・マーティン(豪州)
アンバー・キッチン(英国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
リン・フーチン(中国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ユーリ・ラピクス(モルドバ)

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【ONE FC01】ミキーニョへのリベンジ戦へ。DJ「待って、待って、待って来ることは分かっている」

【写真】過信でなく、自信に溢れているDJ(C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Fight Night01「Moraes vs Johnson 2」。メインでONE世界フライ級王者アドリアーノ・ミキーニョ・モライシュに挑戦するデメトリウス・ジョンソンは、紛れもなくONEの知名度を北米で挙げた功労者だ。

ただしフライ級ワールドGPを制したものの、昨年4月に王者ミキーニョに挑戦しテイクダウン狙いにアッパーを合わされONE特有のグラウンドでのヒザ蹴りからパウンドアウトを喫した。

その後はロッタンとのミックスファイトを経験しただけで1年4カ月振りのMMAが再度の世界王座挑戦となった。常にハイペース、プレッシャーを与えるスタイルを信条とするDJが、2度目の正直に向け心境を語った。


──シンガポール時間、土曜日の昼にミキーニョの持つONE世界フライ級世界戦が控えています。今の気持ちはいかがですか。

「最高だよ。体重も良い感じだし、メディア取材の多くは今日で終わり、あとは計量を済ませてファイトに向かうだけさ」

──土曜日の正午すぎに試合をする。初めてのことかと思います。

「そこは問題ないよ。ただ、前日に他のイベントがあってシンガポールの午前1時とかに終わってから──7時間とか8時間後に同じ会場を使用するわけだし、凄くタイトだよね。メインカードに出場する選手は、朝をゆっくりすごせることを願っているよ」

──金曜日の夜に試合をするのは、体が動く時間を調整する必要があるかと思いますが、今回はシアトルでは夕方ということで、その辺りの調整が少し楽だったということは?

「どんな時間に目を覚ましても2時間あれば、体の切れは戻る。2時間の猶予があれば時差はそれほど気にしていないよ」

──今回はAMAZON PRIMEで米国のプライムタイムに配信されます。そこで2度同じ相手に負けることは許されない重要な試合かと。

「とても重要な試合だよ。でも、リマッチだろうが試合いつも大切から。今回、アドリアーノと戦うことに関しても、ここで負ければ同じ相手に2度負けるとか……自分にプレッシャーは与えたくないんだ。戦って、いつものようにドミネイトする。それだけを考えているよ」

──前回の試合、何かミスがあったと考えていますか。

「そうだね。僕との試合だけでなく、彼がユーヤ・ワマカツと戦った時もこれまでと同じように僕とは対照的な戦い方をしている。僕はプレッシャーを与えて、前に出て戦うけどアドリアーノは常に待って、距離を取っている。そういうゲームを常に心がけているよね。

アグレッシブな僕のスタイルを理解してうえで、待ちの姿勢の彼がアッパーカットを決めた。そういうことだよ」

──そこを踏まえて、今回は彼のカウンターを警戒しつつどのようなファイトを心掛けようと思っていますか。

「前回と同じだよ。プレッシャーをかけ、自分の戦いをする。ただ前回のように攻め急がないで、僕の時間軸で戦うようにしたい」

──正直、ミキーニョのフレームとサイズはONEフライ級で頭抜けていると思います。

「アハハハハ。その通りだよ。僕がバンタム級からフライ級に落として戦ってきた相手、ジョセフ・ベナビデス、イアン・マッコール、ジョン・モラガ、フォーミガと比べてもアドリアーノは長身だ。パントージャでさえ、彼と比較すると小さい。これだけ長身だから、距離でアドバンテージを持っている。

ただ僕もドミニク・クルーズ、ティム・エリオット、ミゲール・トーレスとアドリアーノのようにリーチの長い相手と戦ってきたからね」

──その遠い距離で、待ちの試合をする。飛び込むとカウンターが待ち受けています。それでも圧を掛けて、負けに出るファイトを心掛けるのでしょうか。

「そうしないと退屈な試合になってしまうからね。ユーヤ・ワカマツとの試合は、両者がイエローカードが提示された。シンガポールまで行って、ファンが喜ばないイエローカードが出されるような試合をする気はさらさらないよ。アドリアーノが待って、待って、待って戦ってカウンターを狙うことも理解している。でも、僕は飛び込む。何より彼がカウンターを狙っていることは分かっているから、僕がそこにカウンターを仕掛けることだってできるから」

──圧を掛けて、スピードで追い込む。スクランブルMMAで効果的な戦い方だと思います。他方、ミキーニョは自ら引き込みますし、そこからスイープという攻撃手段を持っています。ある意味、思い切った手段ともいえる背中をマットにつける仕掛けをどう思いますか。

「素晴らしいよね。前回も足関節の仕掛けから、リバーサルでトップを取られた。トリッキーでクラッキーなファイターだ。今回もそこが危険なことは変わらないよ。だた僕は柔術ゲームでもアドリアーノとやり合える。僕の柔術はスピードと動きの多さが持ち味だ。アドリアーノの柔術は引き込んでハーフガードから創る。当然、僕はパスを狙う。そして狙いはサブミッション。彼の柔術は確かだけど、少しスローリーだからね。そして僕はスタミナが切れることを恐れず、動き続けることができる」

──25分間、動きまわれると。

「イエッサー!! それが僕の仕事だよ(笑)」

──では土曜日の昼でもあり、金曜日のプライムタイムでもある試合。期待しています。

「僕が世界最強であることを証明する。再びね」

■放送予定
8月27日(土・日本時間)
午前8時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午前8時00分~ONE Supper App

■ONE FN01対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] リアム・ハリソン(英国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
サヴァス・マイケル(キプロス)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
マウロ・チリリ(イタリア)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
アミール・ナセリ(イラン)
ジョナサン・ハガティー(英国)

<ムエタイ58キロ契約/3分3R>
ディアンドラ・マーティン(豪州)
アンバー・キッチン(英国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
リン・フーチン(中国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ユーリ・ラピクス(モルドバ)

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【ONE】フロリダ発、エディ・アルバレス─01─「情熱を生き方に置き換えることができるようになった」

【写真】8月25日発売のNumberでは14年振りに格闘技特集を組まれる。その話をすると、エディは前回の特集でフィラデルフィアのケンジントン地区にあった自宅での取材時に撮影された1枚と似たポーズをとってくれた……(C)MMAPLANET

7月最終週から、8月の第2週にかけて米国で取材を行った。ABEMA海外武者修行の地=NYとミルウォーキー。LFAに挑んだ田中路教、河名マストを追ってオクラホマ州ショーニーへ。そしてATTとキルクリフFCという世界有数のメガジムが、僅か車で10分強の位置に並び立つフロリダを訪れた。

そしてキルクリフの朝のプロ練習(基本キルクリフにはプロ練習しか存在しないのだが)に、エディ・アルバレスの顔が確認できた。1984年11月生まれ、38歳になったレジェンドが貪欲に世界の頂点を目指す若い選手と汗をかいている。

隆盛を極める米国のMMA界、情熱だけで人生を考えることなくこの世界に飛び込んだアルバレスの視線で見る現代米国MMAと自身のキャリアとは──。


──初めてエディを米国で取材をしたのは14年前、DREAMで戦いフィラデルフィアのケンジントンに住んでいる時でした。あれから随分と米国におけるMMAの発展具合は変化しました。今回、米国に滞在してみてコロナ以降の2年間で、さらにMMA産業は成長したように感じました。

「イエス。コロナ禍でMMAはさらに発展したよ。全世界がシャットダウンし、他の全てのスポーツが動きを止めた時に、MMAだけが歩み続けた。人々は家の中に缶詰にされ、何も楽しみがなかった。コンサート、ライブ・エンターテイメント、スポーツをTVで視ることもできない。MMA以外のね。

それまでMMAってファンでなければ、少し目に留まってもチャンネルを進められるスポーツだった。それがこの間に以前はMMAに興味のなかった層までが、MMAへの理解を進め視るようになった。テレビをつけてMMAがあれば、そのまま視聴し続けるファンになったんだ。それってハードコア・ファンと同じってことだよね。

勝利を手にするために、自分の限界を引き上げようとするファイター達の姿を視て、自分達が普段から生きるうえで欠かせない戦いを重ね合わせたんだ。コロナ禍において、他のスポーツ中継がない時にMMAだけがすぐに活動を再開して、人々の視る機会を増やした。結果、MMAファンはパイが広がったんだ」

──あれだけMMAファイターが夢として語っていたESPNでの中継が、UFCとPFLなど当然のようになっています。UFCはサブスクのESPN+の中心コンテンツです。

「ABCまでMMAの試合を中継しているからね。これって若い選手には当たり前のことだけど、本当に感慨深いよ。僕はMMAというスポーツの進化を目の当たりにすることができたんだ。MMAを戦い始めたのは2003年、まだTUFの中継もまだ始まっていなかった。

大金を稼げるモノでもなかった。スペクタルだけど、スポーツとしては認められてはいなかったよ。僕も最初の頃はパッションだけで戦っていた。ファイト、コンバットが好きだから。でも自分のキャリアをどう積み上げていくのかとか、何も考えていなかった。それが僅か2、3年でTUFが始まったことが大きく影響して、MMAはビジネスとして成長した。僕にとっても、ただのホビーがビジネスになったんだ。

パッションをキャリアに置き換えることができるようになった。その時点で、時代に恵まれていたと思うよ。ケン・シャムロック、ジェンス・パルバーら90年代にMMAを始めたオールドスクールの選手たちは、引退する時に財産を残すことができなかった。ホントに僕はラッキーだよ。MMAに豊かな暮らしを与えてもらうことができた。MMAというスポーツで、自分の力でそれを成し遂げ、家族に分け与えることが可能な時代を生きることができた」

──選手でもメディアでも、ファンでも野球やフットボールのファンだとこれだけ劇的な変化を体験できなかったです。

「そうなんだよ。40代で初めて出会って、50歳、60歳になるという変化には対して興奮できないからね。でも僕らはMMAを赤ん坊の時から見てきた。人生の始まりから見て、成長して、一人前の男になるところを見てきたんだ。

しかも今、MMAは最高のエンターテイメントになっていてNFLやNBA、MLBのプレイヤーやハリウッドの人間がいつも観戦にやってくる。本当に素晴らしいことだよ。自分が現役である短い間にMMAが進化と成長を見ることができたなんて最高だよ」

──それでいて、キルクリフFCでは若い選手たちと混ざってハードな練習をこなしています。やり切ったということではなく、まだ戦うモチベーションを持ち続けるのが凄いです。

「これはキャリア云々ではなくて、ライフスタイルだから。ガキの頃から、こうしてきた。コンバットスポーツ、苦しみ、前進、成長は全て僕の人生の一部だ。僕から奪い取ることはできない。これがなくなると、僕が僕でなくなってしまう。『ノーモア』とは言えないよ。本当に人生の大部分を占めてきたことだから。練習をしないなんて、腕や足を失うようなものなんだ。

自分がなれる最高の自分になりたい。そのために練習をしないわけにはいかないしね。いずれ、僕の体も『無理だ』と言う時がやってくる。そうなっても、自分がどれだけ世界のトップ戦線で戦うことができたのか──を誇りに思うよ」

──だからこそ、エディの体が心配になるのも事実です。日本で戦ってきた時からBellator、UFC、そしてONEとずっとアグレッシブな試合、バチバチの殴り合いを繰り返してきました。体調の方がいかがですか。

「見ただろう? ここで世界のベストと練習を続けることができている。一歩下がったところで戦うなんて言えない。でも、休むべき時は休んでいる。そして家族と過ごしている。朝から晩までジムにいるってことはない。365日、ジムにいることもない。3、4カ月ハードに練習をして、ジムから離れて家族と2、3カ月過ごす。休息を取り、気持ちと頭を落ち着かせて練習に戻る。

ファイターだけの人生は送っていないよ。強度が高く、激しく動く。その機能を維持して、休むんだ。こうやってきたから、これだけ長い間このスポーツを続けることができたと思っている。ずっと6速や7速で走っているとエンジンがブローしてしまう。激しく情熱を燃やしたあとは、気楽な構えでいるんだ。そうやって生きてきた」

──奥様はエディが現役を続けることを納得していますか。あのケンジントンでの生活と、今の生活は奥様も家族も全く違うでしょうし。

「ホントに運よく、素晴らしい環境で子供を育てることもできた。安全で良い学校に通わせることができている。妻はもう僕に危ないことをしてほしくないと思っているよ。でも、彼女は僕のことを知っている。エディ・アルバレスが何者か分かっているんだ。僕の情熱、愛情……つねに、そのことについては会話をしてきたよ。

まだ何試合かは戦うつもりだ。確定してないけど、ハイレベルな相手と戦える技量もエネルギーもある。と同時に、ここからの数試合だけでなく、これまでのキャリアを鑑みて時が来たと思ったらグローブを置くよ。何も後悔はないからね」

<この項、続く>

■放送予定
8月27日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午前10時00分~ONE Supper App

■ONE161対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] リアム・ハリソン(英国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
サヴァス・マイケル(キプロス)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
マウロ・チリリ(イタリア)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
アミール・ナセリ(イラン)
ジョナサン・ハガティー(英国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
リン・フーチン(中国)

<ムエタイ58キロ契約/3分3R>
ディアンドラ・マーティン(豪州)
アンバー・キッチン(英国)

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【Fight & Life】ONE FN01でDJと再戦、アドリアーノ・モライシュ「誰が一番強いのかを知りたいなら…」

【写真】KING OF COMBAT SPORTSのチャンピオンとしての矜持が感じられたミキーニョだった (C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Fight Night01「Moraes vs Johnson 2」。イベント名にあるようにメインでデメトリウス・ジョンソンの挑戦を受けるのが、ONE世界フライ級王者アドリアーノ・ミキーニョ・モライシュだ。

今大会は米国のプライムタイムにAMAZONプライムで初めて配信が成される大切なイベントで、両者は2021年4月にもTNTの第1回中継大会で拳を交えている。そんなONEの全米進出の切り札カードを戦うチャンピオンの現地インタビューが、26日(金)発売のFight&Life#92に掲載されている。

ブラジリアのストリートファイターが、柔術に目覚め、MMAで頂点を目指すなかでアジアを主戦場していったという歴史が、初めて本人の口から語られる。そんなインタビューでスペースの都合上、掲載できなかったミキーニョとONEの関係、そして複合マーシャルアーツ・イベントとなったONEにあって、MMAの世界王者としての誇りについて──をここで掲載したい。


──ミキーニョがONEで戦い始めた頃はビクター・クイが代表の時代で、今のような規模のグローバル団体ではありませんでした。今もアジアを拠点にしているのは同じですが、ONEに対しての世間の評価は、ビクターの時代と現在のチャトリ時代では全く違います。当時ATTに拠点に移したことで、米国で戦っていきたいと思うことは?

「確かにアジアに遠征に行くと、時差や到着タイミングとか問題はあった。特にビクターの頃は水曜日に到着して、金曜日に試合をするパターンが多かった。でもファンが凄く熱くて、勝っても負けても反応が素晴らしい。それに多くの団体はプロモーターの都合だけ運営が行われており、選手の意見など聞いてくれない。でもビクターもチャトリも聞く耳を持っている。

ビクターもそうだし、チャトリとはシンガポールで一度、しっかりと話をした。正直に、僕はチャンピオンだけど米国に移り住んで生活も大変だって。そうしたら、チャトリは『ミキーニョ、私がデキるサポートは惜しまない』と契約更新の時の条件を一新してくれたんだ。

話をする機会を創らないボスは信用できない。もともと僕はビクターやチャトリが用意する試合は全部やるつもりでいたけど、彼らはちゃんと僕と対話してくれた。これははっきり言えるんだけど彼らが僕に与えてくれた尊厳は、僕の彼らに対する忠誠心を確かなものにしたよ」

──周囲の練習仲間は北米メジャーで戦う選手が多いですが、米国で知名度を挙げたいと思うことは?

「そういうことは本当に気にならないんだ。多くの人はそういうことを気にかけているみたいだけど、僕は自分が何者か理解している。これまで何をやってきて、これからどうするのかも分かっている。一つだけ正解があるとすれば、サークルケージのなかで良いパフォーマンスを見せることだけだよ」

──ところで昨年4月のTNTでのライブは期待ほどの成果を得ることができなかったですが、アマゾン・プライムの配信でONEの知名度が米国で上がると期待していますか。

「きっと米国のファンもONEという色々なスタイルの強豪が集うマーシャル・アーツの殿堂を楽しむはずさ。ムエタイ、キックボクシング、サブミッション・グラップリング、当然MMAの試合もある。アマゾン・プライムでの配信はONEの選手にとっての勝利ではなく、米国のファンにとって勝利なんだよ」

──本気でそう思っているのですか。ちょっとキレーに話し過ぎていないですか(笑)。自分は正直なところMMAが好きすぎて、グラップリングはともかくキックやムエタイが続くと早くMMAの試合になれよと思ってしまいますよ(笑)。

「僕もONEと契約しているチャンピオンだからね(笑)。いや、実は僕だってそう……ムエタイやキックを楽しんで視ている時もあるけど、MMAほど複雑で選択肢の多いスポーツは他にないからね。それに誰が一番強いのかを知りたいなら、薄いグローブを着けた5分5R制の試合を見れば良いと思っている。

と同時にムエタイが好きなファンもいるだろうし、キックファンも存在している。別のルールの格闘技の試合を一挙に見ることができるのは、それでも良いことだと思うよ」

──そうですね。MMAだけだと、米国のファンはUFCとONEを直接比較するでしょう。でも、ムエタイもキックもあればまた違った角度からONEを感じられるはずです。だからこそMMAのチャンピオンとして、ムエタイやキック、あるいはグラップリングのチャンピオンに負けない存在感を示さないといけないという気持ちになりませんか。

「それはそうさ。MMAが世界で一番ハードなスポーツなんだから。そして見ていても、色々なアクションがある。最も完璧な戦いがMMAだからね」

──ただグラップリングほどではないですが、ムエタイやキックと比較するとファンに知識が必要になるのもMMAの特徴です。

「ONEでMMAの凄さを理解してもらうには、2つの方法がある。まずはミックスファイト・ルールだ。当然、今はDJとのタイトル防衛戦に集中しているけど、ベルトを守ればミックスファイトで戦うというオプションは僕にもある。

DJが既にロッタンと戦って、MMAがベストであることを示してはいるんだけど、その機会が巡ってくればジョナサン・ハガティーと戦ってみたい。彼は素晴らしいムエタイ選手だから。でもね、最強の男を決める戦いは薄いグローブをつけた5分5Rの戦いさ。繰り返しになるけどね(笑)」

──MMAの凄さを理解してもらうためミックスルールで戦うと。

「もう一つの方法は、次のタイトルマッチではコメインのムエタイ世界戦よりも、僕の試合の方が素晴らしいショーだと証明する。とはいっても、ある意味答えは出ているんだ。だって僕はメインイベントで戦うんだから。ONEフライ級で僕は試合数、タイトルマッチの数、勝利数、フィニッシュ数で一番なんだ。この数字は嘘をつかない。KOか、サブミットで勝つ。それがメインイベントを戦うモノの務めさ」

■放送予定
8月27日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午前10時00分~ONE Supper App

■ ONE FIGHT NIGHT01対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] リアム・ハリソン(英国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
サヴァス・マイケル(キプロス)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
マウロ・チリリ(イタリア)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
アミール・ナセリ(イラン)
ジョナサン・ハガティー(英国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
リン・フーチン(中国)

<ムエタイ58キロ契約/3分3R>
ディアンドラ・マーティン(豪州)
アンバー・キッチン(英国)

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