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【EMC06】ドイツから欧州~中央アジアを掘り起こす。メインのバンタム級戦でTUF27ウィナーが挑戦

【写真】EMCバンタム級王者ブルチッチにTUF27ウィナーのカトーナが挑戦。ある意味、凄い時代になってきた (C) EMC&Zuffa/UFC

9月に石井慧が不可解な判定負けでヘビー級王座の獲得とならなかったEMC=Elite MMA Championshipの第6回大会が、10月31日(土・現地時間)にドイツ・デュッセルドルフのUFDジムで開催され、カードもほぼ固まっている。

EMCはUFDジムのオーナーで、マネージメントも行うドイツ在住クロアチア人のイヴァン&トミ・ディヤコビッチ兄弟がプロモートする大会で2017年2月に活動を開始し、全開大会よりスケールアップしてきた。


今大会のメインはEMC05で準決勝が行われたEMCウェルター級王座決定トーナメント決勝=イズミール・ヌルディエフ✖アミラン・ゴゴラゼが予定されていたが、前者の負傷欠場でEMCバンタム級選手権試合=王者スティペ・ブルチッチ✖挑戦者ブラッド・カトーナの一戦が組まれた。

ブルチッチは2月のEMC04でワンナイト4人制王座決定トーナメントを制して、同ベルトを獲得。対するカトーナはTUF27を制し、オクタゴン2勝2敗ながらリリースとなり、欧州に新天地を求めたカナダ人選手だ。

現在8連勝中で、うち6試合がKO勝ち。豪快なファイトでドイツ国内での人気も高いエンジゼク

カトーナ以外にも今大会にはUFCベテランのスウェーデン人ファイターのロステム・アクマンが参戦し、ドイツ在住のトルコ人選手ケリム・エンジゼクと戦うウェルター級の一番も組まれている。拳の届く距離でのボクシングファイトを得意とし、ドイツの老舗GMCでウェルター級王者に君臨したエンジゼクのEMC初陣、見逃すことはできない。

さらに8月のBrave40でドイツのスヴェンフォルエンバッハーを破り、プロ&アマMMA通算25連勝(※プロでは7勝0敗)のフセイン・カジマゴマエフが、同じくBrave CF39での勝利でレコードを7勝1敗としたトビラス・ハリラと戦うマッチアップも楽しみだ。

加えてタジキスタン人選手で8勝0敗のベイクティア・アブドゥラエフが、EMC05で僅か56秒ギロチンで勝利しデビュー以来の連勝を5に伸ばしたパルカル・ヒンツェンと戦う試合も注目したい。ドイツから欧州各地、中央アジアまで掘り起こし始めたEMC、非常に興味深い面子が揃った大会といえる。

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