カテゴリー
J-CAGE Report SASUKE Shooto2020#03 ブログ 西浦ウィッキー聡生

【Shooto2020#03】テイクダウン&トップキープでSASUKEが西浦に判定勝利

<ライト級/5分3R>
SASUKE(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
西浦ウィッキー聡生(日本)

SASUKEが西浦のローを取ってテイクダウンを奪う。インサイドガードで上になったSASUKEに対し、西浦は金網に背中を預けて立ち上がろうとする。SASUKEは西浦をしっかりと寝かせ、西浦の頭部を金網に押し付けてパンチとヒジを入れる。

2R、サウスポーでガードを下げたトリッキーな構えで距離をとる西浦が右フック。SASUKEはヒザ蹴りをキャッチしてシングルレッグに入り、金網際でテイクダウンを奪う。ここから西浦が尻餅について金網に身体を預けて態勢をキープ。SASUKEがそこにタックルに入る形で寝かしきれないという時間が続く。SASUKEがフロントチョークを狙い場面もあったが、大きな変化がないままラウンド終了となった。

3R、西浦が離れた間合いから一気に飛び込んで右フックを2連発。西浦のパンチのプレッシャーを受けるSASUKEだったがタックルに入ってテイクダウンを奪う。SASUKEは西浦の足を持ち上げるようにしてトップポジションをキープし、西浦が背中を見せて立ち上がるとバックへ回り込む。SASUKEはリアネイキッドチョークを狙いながらパンチを打ち込む。最後は西浦がバックから脱出したところで終了。テイクダウン&トップポジションで攻め続けたSASUKEが判定勝利を収めた。

カテゴリー
J-CAGE News SASUKE Shooto2020#03 ブログ 倉本一真 岡田遼 木下毅顕 石井逸人 西川大和 西浦ウィッキー聡生 黒部三奈 齋藤翼

【Shooto2020#03】5月31日無観客大会の追加カード発表。2回戦で注目の木下タケアキ✖西川大和が実現

Nishikawa vs Kinoshita【写真】2回戦ながら注目度の高い一戦となる西川✖木下(C)MMAPLANET

8日(金)、サステインより31日(日)に会場非公開でABEMAテレビマッチとして開催されるProfessional Shooto2020 Vol,3 Supported by ONE Championshipの追加対戦カードが発表された。

暫定世界バンタム級王座決定戦=岡田遼✖倉本真一に続き明らかとなったのは、3回戦でライト級=SASUKE✖西浦ウィッキー聡、フェザー級で石井逸人✖齋藤翼、修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメント準決勝=黒部三奈✖大島沙緒里&杉本恵✖中村未来、そして2回戦のライト級戦=木下タケアキ✖西川大和の5試合だ。


コロナウイルス感染防止を徹底し行われる今大会は出場選手の免疫力の低下を防ぐために、水抜き減量による体重調整を極力排除することが伝えられていた同大会だが、男子の3試合は通常階級より1階級上で組まれている。なお、女子トーナメントに関しては体重に関しては特にリリースでは触れられていない。

西浦は元々4月17日に開催されたRoad to ONE02で論田愛空隆と対戦予定も、同大会にスライドされ論田の負傷欠場でSASUKEの対戦とあいなった。さらにはバンタム級インフィニティ・リーグで、キャリアの再構築に踏み切った石井は、引き分けを挟んで7連勝後に藤井伸樹に敗れた齋藤とマッチアップに。譲れない、気持ちの強さのぶつかり合いとなろう。

そんな3回戦に負けじと注目されるのが、ライト級の2回戦=木下✖西川の対戦だ。KWF極真会館・武心塾出身の木下は2015年KWU(極真世界連合)世界大会え80キロ級で準優勝の実績を持ち、左上段回り蹴りの使い手として知られていた。プロデビュー前にK-MMA界の未来=ユン・チャンミンを格闘代理戦争のワンマッチにおいて左ハイでKOし、MMAでもその威力をまざまざと見せつけていた。

しかし修斗デビュー後はキャリアで大きく上回る久保村ヨシTERUに反則負け、再戦でも58秒でKO負けするなど苦い水を味わった。その後は31秒、84秒と秒殺KOでらしさを見せつけている。そんな木下に対するは、北のMMAを背負って立つ17歳=西川大和だ。

父に格闘技指導を受け、PFCでアマチュアからキャリアを積み、韓国のTOP FCや国内でもNEXUSとステップアップを図るや、立ち技でもシュートボクシングで元王者の坂本優起に勝ち、4月17日のRoad to ONE02では緑川創に判定負けを喫したものの、その健闘ぶりで一気に注目度を高めた。日本MMA界の老舗、修斗デビューへの踏み絵となる試合で、周囲の評価を絶対的とした。

一撃の香りを残す木下と、日本にも出てきたガチャガチャMMA世代の西川が、どのようなMMAを繰り広げるのか──非常に興味深い最大10分間の戦いだ。