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【UFC256】ドスサントス、ガンヌのエルボーでTKO負け。悲しき、反則アピール……

<ヘビー級/5分3R>
シリル・ガンヌ(フランス)
Def.2R2分34秒by TKO
ジュニオール・ドスサントス(ブラジル)

ガンヌがスイッチを織り交ぜ、ジャブやローを見せる。クリンチでケージにドスサントスを押し込み、離れたガンヌはサウスポーから左ローを蹴る。右ローに右を合わせていったドスサントスだが、左ミドルを蹴られる。続いてガンヌは左ハイを繰り出し、右ボディを入れる。ドスサントスは右ローを返すも、ガンヌはハイ、ジャブを放つ。ローが急所に入ったとドスサントスがブレイクを要求、再開後にガンヌが前蹴りから左右のローを入れ、後回し蹴りを避ける。ミドルを蹴りあった両者、さらにフックを同時に打っていく。

ガンヌは左ミドルを再び決め、続いて蹴り足をキャッチされても足を引きぬいて、右を当てる。ローを続けるガンヌ、ドスサントスは後回し蹴り、さらにフックを思い切り打っていく。時間となり、手数と精度でガンヌのラウンドとなったか。

2R、ガンヌが左ロー、ドスサントスは左フックを狙う。前足を削っていくガンヌは左ストレートを空振りし、ドスサントスの右も当たらない。それでもガンヌが蹴りを散らし、ドスサントスはリードジャブ。クリンチもすぐに離れた2人は、ガンヌの蹴りの距離で向き合う。

ドスサントスの左の打ち終わりに、タイミングよく右ローを入れたガンヌは前に出てジャブ、これで下がったドスサントスに右エルボーを入れる。サントスは右フックを空振りし、ガンヌがヒザ蹴りから右エルボーをもう一発入れる。ドスサントスはヒザをついて、戦意喪失。TKO決着も、ドスサントスは「エルボーは後頭部だろう」と勝者に話し掛けた。

嫌がって避けたところにヒジが入った感もあり、裁定が覆ることはなかった。


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【UFC256】計量終了 好カード続出。陰陽柔術家人生マッケンジー✖ジャンジローバが見逃せない

【写真】好勝負が揃った2020年最後のPPV大会、要注目のマッケンジー✖ジャンジローバ (C) MMAPLANET

11日(金・現地時間)、12日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC256「Figueiredo vs Moreno」の計量が行われた。

メインは異例の2カ月連続、PPV大会で防衛戦を戦うUFC世界フライ級王者デイヴィソン・フィゲイレド✖ブランドン・モレノ。モレノもフェゲイレドと同様に11月21日のUFC255で勝利している。

波乱万丈、2020年最後のPPV大会は非常に濃密なカードが揃っており、出場選手全員が計量をパス、RIZINからUFCデビュー戦がまたも流れたマネル・ケイプはメインのバックアップファイターとして124.5ポンドで計量を終えている。


ライト級のトニー・ファーガソン✖シャーウス・オリヴェイラ、ミドル級ではケビン・ホランド✖ホナルド・ジャカレ、さらにヘビー級でジュニオール・ドスサントス✖シリル・ガンヌという顔合わせが見られるメインカード。

プレリミでもヘナート・モイカノ✖ラファエル・フィジエフという絶対に見逃せないライト級のマッチアップも用意されている。そんななか、特に注目したいのが女子ストロー級のマッケンジー・ダーン✖ヴィルナ・ジャンジローバだ。

前戦でランダ・マルコスを見事な変則腕十字で下したマッケンジーには言わずと知れたムンジアル優勝2度、ADCC、ノーギワールド、アブダビ・プロの頂点に立ち──柔術界で考えられる全ての栄冠を手にしてきた。

ウマイタの古豪メガトン・ディアスを父に持ち、MMAも含め常に人生の表街道を歩んできたマッケンジーに対し、ジャンジローバも16歳の頃から柔術を始め、ノーギでアマンダ・ヌネスに2勝1敗、青帯の時にはクラウジア・ガデーリャに勝ちCBJJEの世界大会で優勝している。

バイーアの小さな町サヒンニャ出身の彼女は、米国で生まれ育ったマッケンジーとは違い、スポンサーもなくIBJJFの世界大会へ遠征することもできなかった。

それゆえにMMAを選択し、女デミアン・マイアと呼ばれるほどフィニッシュ力のある柔術ベースのフィニッシャーとして9勝1敗の戦績を残している。

INVICTA FCでは魅津希を破りストロー級王座にもついているジャンジローバ、ようやく日の当たるMMAファイター人生を歩むようになった彼女は、それ以上のスポットライトを浴びるためにマッケンジーに挑む。ブラジルにはIBJJFの頂点に立てない柔術の猛者が数多くいる──という説を、ジャンジローバはMMAの場で示すことができるのか。もちろん、MMAファイターとして総合力で負けないという意地もあるだろうジャンジローバ──それでも柔術MMAの激突を見てみたいものだ。

■視聴方法(予定)
12月13日(日・日本時間)
午前9時30分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■UFC256計量結果

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]デイヴィソン・フィゲイレド: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]ブランドン・モレノ: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ライト級/5分3R>
トニー・ファーガソン: 155ポンド(70.31キロ)
シャーウス・オリヴェイラ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
マッケンジー・ダーン: 115ポンド(52.16キロ)
ヴィルナ・ジャンジローバ: 115ポンド(52.16キロ)

<ミドル級/5分3R>
ケビン・ホランド: 185ポンド(83.91キロ)
ホナルド・ジャカレ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジュニオール・ドスサントス: 246.5ポンド(111.81キロ)
シリル・ガンヌ: 247.5ポンド(112.26キロ)

<フェザー級/5分3R>
カブ・スワンソン: 145ポンド(65.77キロ)
ダニエル・ピネダ: 145ポンド(65.77キロ)

<ライト級/5分3R>
ヘナート・モイカノ: 155ポンド(70.31キロ)
ラファエル・フィジエフ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フェザー級/5分3R>
ビリー・クゥアンティロ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ギャヴィン・タッカー: 146ポンド(66.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
テシア・トーレス: 115.5ポンド(52.38キロ)
サム・ヒューズ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェイス・フーパー: 145.5ポンド(66.0キロ)
ピーター・バレット: 145.5ポンド(66.0キロ)

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Report UFC UFC252 ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク ジュニオール・ドスサントス ブログ

【UFC252】慎重に戦い続けたドスサントスだが、ホーゼンストライクに殴られると反応できず……

<ヘビー級/5分3R>
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)
Def.2R3分47秒by TKO
ジュニオール・ドスサントス(ブラジル)

間合を図る両者、まずドスサントスがローを蹴る。時間をおいて右ローを返したホーゼンストライクに対し、ドスサントスがボディにパンチを入れる。ガードの上から右ハイを蹴ったドスサントスは、右を伸ばした際にカウンターを被弾しそうになる。オクタゴン中央に陣取るホーゼンストライクは右オーバーハンド、左フックをかわして大振りの右フックへ。これも空振りとなり、ドスサントスがボディストレート。目に見える攻撃が少ないまま試合を進み、ドスサントスの蹴りヲキャッチしようとしたホーゼンストライクがパンチを纏める。

距離を取り直したドスサントスは左フック、続く後ろ回し蹴りは空振りに。と、ホーゼンストライクの左ローが急所にあたり試合は中断。再開後、ドスサントスが後ろ回し蹴りを見せて初回が終わった。

2R、開始直後に左ジャブを当てたホーゼンストライク。さらに左、右のローを蹴る。ドスサントスは右ボディストレート、ハイキックをかわして回る。右を伸ばし、左ジャブを当てたドスサントスのフェイクにホーゼンストライクが反応する。中盤、ドスサントスが右をヒットさせ、手数が少ないホーゼンストライクも右を入れて前に出る。慎重に戦い続けたドスサントスだが、ホーゼンストライクが前進から左、右をテンプルに打ち抜く。ダウンしたドスサントスは、バックからパウンドを打たれながら起きあがり、ここで左フックを被弾。2度目のダウンを喫したドスサントスは、ホーゼンストライクの追撃のパウンドを受け試合は決した。