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【BRAVE CF73】試合結果 ホゼ・ショーティー・トーレス、バンタム級チャンピオンに@コロンビア

【写真】メインで新バンタム級王者となったホゼ・トーレス。右端は第2試合で勝利したエドガル・トレス=チーム・ショーティーのペルー人ファイターだ(C)BRAVE CF

12日(土・現地時間)、コロンビアのボゴタはエル・コリセオ・サリトレでBRAVE CF73が開催された。

12日(土・現地時間)、コロンビアのボゴタはエル・コリセオ・サリトレでBRAVE CF73が開催される。
Text by Manabu Takashima

IMMAF Pan-American Championshipもファイトウィーク中に行われたBRAVE Pan-American Combat Weekのフィナーレは、ホゼ・トーレスがンコシ・ンデベレとの熱闘を制し、BRAVE CFバンタム級王座に就いてた。

BRAVE CF73
<BRAVE CFバンタム級王座決定戦/5分5R>
○ホゼ・トーレス(米国)5R
判定
詳細はコチラ
×ンコシ・ンデベレ(南アフリカ)
<フライ級/5分3R>
○フラービオ・ケイロス(ブラジル)1R2分03秒
KO
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×ザック・マコウスキー(米国)
<スーパーウェルター級/5分3R>
○ルイス・カド(ブラジル)1R2分43秒
ギロチンチョーク
×ウィルケル・レモス(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
○エドゥアルド・モラ(コロンビア)1R1分18秒
KO
詳細はコチラ
×クロン・ボーン(トリニダードトバゴ)
<フェザー級/5分3R>
○ジェフェルソン・ゴメス(コロンビア)2R4分05秒
DQ
×アンドレス・ゴメス(コロンビア)
<ウェルター級/5分3R>
○マウリシオ・オタロラ(コロンビア)3R
判定
×カルロス・ベヨーソ(エルサルバドル)
<フライ級/5分3R>
○エドガル・トレス(ペルー)2R1分16秒
TKO
×カルロス・トロ(コロンビア)
<バンタム級/5分3R>
○ディエゴ・モリーヨ(エクアドル)2R3分40秒
KO
×ガブリエル・ブラ(コロンビア)
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Brave CF BRAVE CF73 MMA MMAPLANET o キック ホゼ・トーレス ンコシ・ンデベレ

【BRAVE CF73】心身ともに限界まで削りあったホゼ・トーレスとンデベレ。新バンタム級王者はトーレスに

<BRAVE CFバンタム級王座決定戦/5分5R>
ホゼ・トーレス(米国)
Def.2-1:49-45.49-47.47-48
ンコシ・ンデベレ(南アフリカ)

サウスポー&長身のンデベレに対し、トーレスは左ローを蹴っていく。ジャブを伸ばし、前蹴りで突き放すンデベレが左ハイを繰り出す。さらにテンカオを放ったンデベレは左ローから再び左ヒザを放ち、右を打って前に出る。ガードの上から素早いワンツー、スリーを見せるンデベレが、トーレスのステップインを外してジャブを打っていく。さらにオーソに構えて右アッパー、首相撲&ヒザを顔面に突き上げる。

圧倒されるトーレスは飛び込んでクリンチへ。逆にンデベレは押し込んで離れると、前蹴りを腹と顔を入れて跳びヒザ、続いて首相撲からヒザ蹴りを決める。テンカオのンデベレに対し、トーレスは足払いを狙い、さらに首投げでテイクダウンを決める。ンデベレは苦も無く立ち上がり、トーレスをケージに押し込んでいく。シングルは切られたンデベレだが、トーレスの左目尻をカットさせ初回を完全に取った。

2R、ンデベレが左ハイ、さらに右アッパーもトーレスは右を返す。右ミドル、左を入れたトーレスだが腹を蹴られ、クリンチでケージに押し込まれる。トーレスはウィザーでヒザを繰り出し、右を差してボディロックを狙う。腰に乗せて投げようとしトーレスだが、耐えたンデベレが押し込む展開が続く。

その先に進めないンデベレに豪快な首投げを決めたトーレスは、スクランブルでギロチンに取って引き込む。タイトに見えたギロチンだが、ほどなくしてンデベレが頭を抜く。ハイガードや頭を引き寄せて攻撃を遮断するトーレスはケージキックからオモプラッタ、さらに腕は抜けるが前転してシングルを狙う。スクランブルとなり首相撲でヒザを見せたンデベレだが、またも首投げで投げられトーレスがラウンドを取り返した。

3R、左フックから前に出るトーレス、疲れが見えるンデベレはヒザを出すが距離を詰められ右を被弾する。ンデベレはアッパーを返すも、右ローを蹴られて一回転。直後に組んでクリンチのンデベレは動きに切れがなく、トーレスが離れる。それでも左を伸ばすンデベレは、右を空振りして姿勢を乱す。首相撲に捕えられたトーレスは逆に、ヒザから崩してギロチンを仕掛ける。ヒザをついたンデベレのバックに回ったトーレス。座った状態のンデベレに足のフックなしでRNCを狙うと、スナップバックの要領で背中をつかせていく。

上体を起こしたンデベレは再びバックに回られ、ついに背中をつけると腕十字に捕えられる。足を絡ませて腕を抜いたンデベレをかぶってヒザを入れたトーレスが、ダブルレッグからワキを潜ってバックに回る。そのままタイムアップを迎え、トーレスがポイントをリードした。

4R、トーレスが右ミドルから左ロー、ンデベレがヒザ蹴りを返す。腹への前蹴りに続き、右をヒットさせたンデベレはジャブを連続で差し込む。さらに左ミドルを入れたンデベレだが、スピードがない。ここで組みを選択したンデベレに対し、トーレスは首相撲から崩しを再び見せる。バランスをキープしたンデベレがケージに押し込み、トーレスのベリートゥベリーからスクランブルへ。スタンドに戻ってもからもンデベレが左腕を差して、ケージにトーレスを押し込む。体力と精神の削り合いのなかで、トーレスがヒザ蹴り。ンデベレが肩パンチを打っていく。

右を差し替えたトーレスはヒザ蹴りを、さらに右を差しあげて払い腰を決める。抑えることはできず、両者立ち上がると力を使ったか、トーレスの動きが落ちる。ンデベレがスピニングバックキックを腹に決め、ダブルレッグへ。ここで時間となった。

最終回、立ってインターバルを過ごしたンデベレが、両手を挙げてボコタのファンを煽る。ロー&ジャブのンデベレはステップを踏むようになり、トーレスの左フックにダブルを合わせる。そのままケージに押し込んだンデベレは、ボディに細かいヒザやパンチを受けて離れる。直後に組みに来たンデベレにヒザを入れて離れたトーレスが、右アッパーにもショートのフックをコンビで返す。

ンデベレのシングルをスプロールし、一気にバックを狙ったトーレスが前方に落とされガードを強いられる。トーレスは一気の三角絞めも、ンデベレは体を押し込み窮屈な姿勢を強いる。トーレスは頭をひきよせ、ヒザをついたンデベレの左腕を伸ばしにかかる。この角度では止まらないが、ンデベレも三角クラッチから頭を抜くことができず、時間は残り30秒に。正対したンデベレに足をフックし直したトーレス、ンデベレがボディにパンチを連打してタイムアップに。

心身共に消耗しながら攻め、そして守った両者は笑顔を浮かべてハグ。初回と4Rがンデベレ、2、3&5Rがトーレスと思われるが──。ケージ中央で1分以上待たされた両者、結果はスプリット判定でトーレスの腰にBRAVE CFバンタム級のベルトが巻かれた。「判定を聞くまで、時間が掛って『どうなっているんだ』と思ったよ。でもテイクダウンをしっかりと取れたし、接戦とは思っていなかった。とにかくベストを尽くした。腕十字もタイトだったし、今日は僕の日だった。バンタム級で挑戦権を得るまで上がってきた選手なら、誰の挑戦でも受ける」とトーレスは話した。


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【BRAVE CF73】ご当地ファイター=エドゥアルド・モラが、ボーンを右オーバーハンドから連打で倒す

<バンタム級/5分3R>
エドゥアルド・モラ(コロンビア)
Def.1R1分18秒by KO
クロン・ボーン(トリニダードトバゴ)

メインカード出場唯一のコロンビアご当地ファイターのモラに大きな声援が集まる。右を振るって組んだモラが、バックへ。前転するように引き込んだボーンに対し、モラが右のパウンドを落とす。ボーンのスイープ狙いからスクランブルで、試合はスタンドに戻る。 モラのスピニングバックエルボーは当たりが浅い。ここでボーンが右アッパー、離れたモラにヒザを狙う。その刹那、モラの右オーバーハンドがボーンを打ち抜き、動きの止まったところで左右のフックを続ける。レフェリーが割って入り、モラがKO勝ちを決めた。

コロンビア国旗を振りまわした勝者は「このBRAVEという舞台で、ハードに練習してきたことの成果が出た。一つ一つの動きを繰り返してきた。チームの皆に感謝している。フェザー級で戦ったハムサ・コヘージ、次はバンタム級でリベンジしたい」と話した。


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BELLATOR Brave CF BRAVE CF73 News Preview んでべれ ブログ ホゼ・トーレス

【BRAVE CF73】初のコロンビア大会で、ショーティー・トーレスがンデベレとバンタム級王座決定戦

【写真】ようやく実現する一戦。トーレスも、31歳になっている(C)BELLATOR

12日(土・現地時間)、コロンビアのボゴタはエル・コリセオ・サリトレでBRAVE CF73が開催される。
Text by Manabu Takashima

中東バーレーン王国がベースのBRAVE CFにとって初進出となるコロンビア大会は、現地のラテンFCと共同開催で、BRAVE CF73が4試合、Latin FC18が4試合の計9試合の試合が組まれている。また同地ではBRAVE Pan-American Combat Weekが開催中でIMMAF Pan-American Championshipもファイトウィーク中に行われている。


そんなボゴタ大会のメインはブラッド・カトーナの返上で空位となっているバンタム級王座をホゼ・トーレスとンコシ・ンデベレが争う一戦が組まれている。

両者は今年3月のイスラエル大会で対戦予定だったが、イベント自体がキャンセルとなり、4月にスロヴェニア大会で仕切りなおされることとなった。しかし、同大会での対戦も実現せずに3度目の正直として今週末に南米で実現することに。

IMMAF世界王者からTitan FCでフライ級とバンタム級を制し、UFCにステップアップを果たしたショーティー・トーレス。オクタゴン・デビュー戦で現ONE世界ストロー級世界王者ジャレッド・ブルックスと対戦すると、劣勢のなかでブルックスがスラムの自爆で頭部をキャンバスで強打し、動きを止めるとパウンドアウトした。

続くアレックス・ペレス戦でキャリア初黒星を喫したトーレスは、UFCのフライ級廃止路線でバンタム級転向でなくフリーランスを選択した。そして2019年にBRAVE CFと契約し一戦を挟んで、フライ級王座決定Tに挑んだ。

しかし、準々決勝で対戦したショーン・サンテーラの足関節&柔術に苦戦を強いられ痛み分けに。再戦では体重オーバーとなり、結果としてバンタム級転向を決めた。その後ブレイン・オロドリコール、イッザデニ・アル・デルバニを下し、バンタム級王座決定戦を戦う権利を得たトーレスに対し、ンデベレはプロキャリアの全てをBRAVE CFで過ごし6勝1敗のレコードを持つ南アフリカ人ファイターだ。

デビュー当初はフィジカル重視、そして荒い打撃で勝利を重ねていた。その後もフィジカルの強さは維持しつつ、打撃だけでなく組みを重視したスタイルも導入。打撃もパワフルかつテクニカルという部分で成長を見せている。

リーチでトーレスに勝るンデベレだが、懐に飛び込まれての接近戦では5オンスのMMAグローブでブロッキングを駆使するトーレスが有利だ。ただし、拳の届く距離に立ちすぎるトーレスの戦いは方はやはり両刃の剣だ。毎試合のように自らもパンチを被弾しており、ンデベレは近い距離でヒザ蹴りという強烈な武器を備えている。

組みからテイクダウンという選択をしなくなったトーレスを、ンデベレのヒザが打ち抜く可能性も高い。加えてトーレスが接近戦だけでなくとも、レスリングを融合させた戦い方に回帰していなければ、その近い距離で戦うまでにダメージを蓄積し、ンデベレの大砲の標的になることも大いにあり得るだろう。

■視聴方法(予定)
8月13日(日・日本時間)
午前9時00分~ DAZN

■ BRAVE CF73対戦カード

<BRAVE CFバンタム級王座決定戦/5分5R>
ホゼ・トーレス(米国)
ンコシ・ンデベレ(南アフリカ)

<フライ級/5分3R>
ザック・マコウスキー(米国)
フラービオ・ケイロス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
エドゥアルド・モラ(コロンビア)
クロン・ボーン(トリニダードトバゴ)

<女子ストロー級/5分3R>
エイディ・マシアス(エクアドル)
ヤスメリ・アラケ(ヴェネズエラ)

<スーパーウェルター級/5分3R>
ルイス・カド(ブラジル)
ウィルケル・レモス(ブラジル)

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