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MIKE MMA o UFC   ケイシー・オニール ジェシカ・アイ ジェニファー・マイア ロクサン・モダフェリ

3.18『UFC 286』でジェニファー・マイアとケイシー・オニールが対戦


 UFCが3月18日にイングランド・ロンドンで開催する『UFC 286: Edwards vs. Usman 3』でジェニファー・マイア vs. ケイシー・オニールの女子フライ級マッチが行われることをMMAFightingが確認したとのこと。

 マイアは昨年11月の『UFC Fight Night 215: Nzechukwu vs. Cutelaba』でマリーナ・モロズに判定勝ちして以来の試合。現在UFC女子フライ級ランキング8位。

 オニールは昨年2月の『UFC 271: Adesanya vs. Whittaker 2』でロクサン・モダフェリに判定勝ちして以来1年1ヶ月ぶりの試合でMMA9戦全勝(UFC戦績4勝0敗)。昨年7月の『UFC 276: Adesanya vs. Cannonier』でジェシカ・アイと対戦予定でしたが負傷欠場していました。現在UFC女子フライ級ランキング11位。続きを読む・・・
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MMA o ONE UFC   アンドレア・リー ジェシカ・アイ メイシー・バーバー

3.25『UFC Fight Night』でメイシー・バーバーとアンドレア・リーが対戦

バーバー [DVD]


 UFCが3月25日に開催する大会(会場未定)でメイシー・バーバー vs. アンドレア・リーの女子フライ級マッチが行われることをMMAFightingが確認したとのこと。

 バーバーは7月の『UFC 276: Adesanya vs. Cannonier』でジェシカ・アイに判定勝ちして以来の試合で3連勝中。現在UFC女子フライ級ランキング12位。

 リーは5月の『UFC on ESPN 36: Blachowicz vs. Rakic』でヴィヴィアニ・アラウージョに判定負けして以来の試合。現在UFC女子フライ級ランキング9位。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC276 ジェシカ・アイ メイシー・バーバー

【UFC276】バーバーがクリンチでヒジ、離れては蹴りを交え快勝。敗れたジェシカ・アイは引退へ

<女子フライ級/5分3R>
メイシー・バーバー(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ジェシカ・アイ(米国)

オーソからすぐにスイッチしたバーバーが、ワンツーで近づくと首相撲&ヒザを放つ。ケージにバーバーを押し込んだアイは、頭をアゴの下に押し付け右腕を差しあげていく。ウィザーで譲らず、ヒザを見せるバーバーがヒジを打っていく。スペースを創ったバーバーはヒザ蹴り、左エルボーを打ちつけて体を入れ替える。

ヒジを被弾したアイは、離れたバーバーとのパンチの打ち合いは優勢で再び組んでケージへ。バーバーは体を入れ替えてエルボーから左右のフックを打っていく。アイは必死に組み直してクリンチの攻防も、ケージに押し込まれる状態が増える。アイが押し返そうとするとヒジを入れるバーバーは、終盤はケージを背負わされてもヒザとヒジを繰り返しラウンドを取った。

2R、初回同様ワンツーで前に出るバーバーが、右オーバーハンドをヒットさせる。アイはここも組んでケージにバーバーを押し込む。左を差すが十分の形に持ち込めないアイに対し、バーバーは体を入れ替えて左のパンチを打っていく。エルボーとヒザを見せて離れたバーバーだが、アイは徹底して組んでクリンチに持ち込む。残り2分40秒で自ら間合いをアイが取り直す。

バーバーの左ハイの直後に組みついたアイが、この試合初めてのテイクダウンを決める。ケージにもたれることができず、背中をつかされたバーバーはハーフで抑えられた時間が続く。しかし、アイは有効なパウンドを落とすことはできず抑えに徹する。ワキ腹にエルボーを打ちつけたアイが、ラウンドを取り返したか。

最終回、バーバーが右前蹴りを顔面に届かせ、左ミドルを決める。さらに左ハイを続けるバーバーが右ジャブを当て、左ハイから右の突きをヒットさせる。そのバーバーの右ストレートに組みついたアイは、ケージに押し込むことができず右を振るう。直後右ハイを蹴ったバーバーが、クリンチ狙いにヒジを入れて離れる。

アイもワンツーからステップインも、バーバーは右を当てハイを放つ。さらに左の前蹴りを決めたバーバーが、アイの踏み込みにしっかり反応し組ませない。残り80秒、組まれ際にヒザを入れ、左ハイを当てたバーバーは、ここでケージに押し込まれるもアイが自ら離れる。バーバーは右を入れ、アイのシングルを切って鉄槌を打っていく。

アイはボディロックに切り替えるも、バーバーは立ち上がってケージを背にしつつヒザやエルボーを繰り出し、タイムアップを迎えた。3-0 の判定勝ちを収めたバーバーは「これが契約最後の試合。契約更新がなるのが待ち切れない、チャンピオンになるために」と笑顔を浮かべた。一方、アイはグローブを外し、「時間が来たわ。2009年UFCを見て、それから戦ってきた。メイシーにコンテンダーシリーズで会って、一人で戦っていた彼女を誘って話をしたの。何かこのスポーツに返せるとしたら、引退してファイターを色々な角度からサポートしたい」と引退を宣言してケージを下りた。


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JJ Globo Report SUG21 イリマレイ・マクファーレン ジェシカ・アイ ブログ

【SUG21】Bellator×UFCの対戦は、前ベラトール女子フライ級王者マクファーレンが延長でアイを下す

<5分1R>
イリマレイ・マクファーレン(米国)
Def.OT2R0分19秒by 腕十字
ジェシカ・アイ(米国)

Bellator×UFC in SUG。引き込んだアイを担いでパスを狙いのマクファーレン。ハーフに取ったマクファーレンが枕でプレッシャーを与え残った右足を抜きに掛かる。時間を掛けるマクファーレンが、残り半分でパスガードを決める。マクファーレンは腕を狙いつつ、シングルに来たアイをネルソンで固めマウントを奪う。アイは足を絡めるもクォーターマウントのマクファーレンはもう一度足を抜くが、残り10秒──試合は延長戦に。

OTはアイが先攻で、スパイダーウェブ。立ち上がったマクファーレンがヒジを17秒で抜いた。後攻めのマクファーレンも腕十字狙い──足をすうと、顔を刈りにいく。ここはアイが察知するが、マクファーレンは三角クラッチで腕を極めに。頭を抜いて、腕を自由にしたアイは25秒でエスケープした。

OT2R、アイのスパイダーウェブを後方回転から抜きにいったマクファーレンだが、29秒でエスケープに成功した。攻防入れ替わり、OT1Rでかなり腕が伸びていたアイは、腹をつけにいく。マクファーレンはしっかりと、足をきかせて背中をつけさせると、右腕が伸びたアイは観念したようにタップした。


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JJ Globo News SUG19 アマンダ・ローウェン イリマレイ・マクファーレン ジェシカ・アイ ブログ メイソン・ファウラー リッキー・シモン リッチー・ブギーマン・マルチネス ロクサン・モダフェリ 石井慧

【SUG21】ロクサンが女子王座に挑戦。UFC✖Bellator対決、石井慧は3大会連続出場&タッグマッチも!!

【写真】UFCの合間にSUG、素晴らしいファイター人生を送るロクサンだ(C)Zuffa/UFC
Zuffa/UFC

28日(日・現地時間)に開催予定のチェール・ソネン率いるSubmission Underground=ケージ使用のノーポイント&サブオンリー大会、21度目のイベントのカードが出揃った。

SUGでは男子アブソリュート級と女子王座を認定しているが、ポートランド州オレゴンで開催されるSUG21ではアブソリュート級チャンピオンのメイソン・ファウラーと、女子王者アマンダ・ローウェンの両者が防衛戦に挑む。


(C)SUG

昨年7月にクレイグ・ジョーンズをOTで破り王座を獲得したファウラーは、ダイレクトリマッチもOTで勝利し初防衛に成功。

すると12月には連戦で石井慧、ライアン・ベイダーを破っている。今回が早くも4度目の王座防衛戦となるが、チャレンジャーは10thPlanetサンディエゴの雄リッチー・ブギーマン・マルチネスだ。

(C)SUG

ブギーマンは昨年、SUGで5試合をこなし4勝1敗。

オースチン・ヴァンダーフォードのOTで敗れた以外は、ジェイク・シールズ、C.Bダラウェイに一本勝ち、ベン・アグリとケヴィン・ケイシーにはOTで勝利している。

ファウラーはOTキングのような本戦では勝負に行かないスタイルを徹底していたが、石井とベイダーというMMAファイターを相手にすると一転、攻め=積極的なサブミッション狙いの戦いをし、スコアリングと一本のどちらでも勝てる実力&試合巧者ぶりを見せている。

そのファウラーがブギーマンのエディ・ブラボー流柔術に対して、どのような姿勢で臨むのか興味深い。またファウラーはこの試合から僅か5日後にテキサスで開かれるThird Coast Grapplingでインヴァーテッドもスクランブルも強いウィリアム・タケットとのマッチアップも決まっている。

(C)SUG

一方、SUG19でUFCファイターのフェリシア・スペンサーに腕十字を極めてチャンピオンになったローウェンの初防衛戦の相手は、ハッピーウォリアーことロクサン・モダフェリに決まった。

UFCで確固たる地位を築いているロクサンだが、日本でも慧舟會流の寝技と柔術を身につけ、根幹には組みがあるMMAファイターだ。

MMAではアマしか経験していないローウェンだが、柔術家としての評価は当然ロクサンより高い。そんなローウェンは引き込み上等の選手だけに、パンチ有りで下にならないMMAのグラップリング能力を高めてきたロクサンが、逆に引き込むという展開も見てみたいものだ。

そのロクサンは、昨年10月にもHunter Proでグラップリング戦を戦っており、積極的に試合をこなしてきた。1月にヴィヴィアニ・アロージョに敗れ、5月にはタイラ・サントス戦が決まっているなかでのロクサンのタイトル挑戦は、チェール・ソネンのプロモート力を発揮したカードといえる。

そんなソネンの影響力の高さという点においては、グラップリングながらUFC✖Bellatorというマッチアップが実現し、UFC Fight Passで配信されることほど如実に表していることはないだろう。

それがジェシカ・アイ✖イリマレイ・マクファーレンのマッチアップだ。UFCでは連敗中とはいえフライ級のタイトルコンテンダーだったアイと、12月に王座陥落した元ベラトール女子フライ級王者マクファーレンの一戦は、夢の顔合わせといっても過言でない。

アイはSUGでは4年前にミーシャ・テイト、昨年6月にはローウェンに敗れており、MMA柔術の強さは定評があるが、今回の試合は劣性が予想される。というのも最近こそ打撃とトップを取るMMAを展開してきたマクファーレンだが、その実ブギーマンの愛弟子で10thPlanetムーブを理解し抜いているグラップラーだ。

(C)BELLATOR

さらにいえば掌底有りのコンバット柔術で果敢にハーフガードからの攻めや足関節を仕掛け、最後はOTで勝利し初代女子フライ級王者に輝いている。

腕十字から見事な三角絞めのスイッチなど、打撃のないなかでマクファーレンがどのような柔術を見せることができるのか、非常に興味深い。

(C)SUG

また今回も石井慧の出場が決まっており、石井はSUGに3大会連続で戦うこととなった。

これまでファウラーとクレイグ・ジョーンズに敗れているが、SUGのアンダーカードで戦績を積んできたアンディ・ヴェレラを相手に初白星を挙げることができるか注目だ。

(C)Zuffa/UFC

さらにSUG7と11で実現したことがあったタッグマッチ・グラップリングが復活。

UFCファイターのリッキーと兄ジョン・シモンが組み、ウィリー・オードフリー&マイク・カーリアーと戦うことも決まっている。

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Report UFC UFC257 ジェシカ・アイ ジョアン・カルダーウッド ブログ

【UFC257】タイ・クリンチ&ヒザのジョジョが、レスリング・クリンチ&ダーティーボクシングのアイ下す

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・カルダーウッド(英国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ジェシカ・アイ(米国)

アイのローに距離を詰めショートのパンチを連打したジョジョは、首相撲にもパンチを続ける。ケージにジョジョを押し込んだアイだがパンチを放って離れる。右を当て、首相撲のジョジョはヒザを腹に突き上げるが、再びケージに押し込まれる。直ぐに離れたアイは巧妙にダーティーボクシングを織り込み、組んでジョジョを削っていく。

首相撲で殴り合った両者、ジョジョが右を当てるがアイがすぐに組んでケージへ。ここでもヒザを蹴り合い、アイはクリンチ&パンチ。体を回したジョジョは首相撲からヒザ、パンチを入れて離れるとローから組んでヒザを入れる。アイもヒザを返し、離れたジョジョが左右のハイキック。首相撲にはアイがアッパーを入れる。パンチから左のミドル、足を取りに行ったジョジョは、離れたアイに左ミドルからエルボーを打っていく。5分間の真っ向勝負、ジョジョを取ったか。

2R、まずジョジョが左ミドル。またもクリンチから殴り合うと、離れてからもパンチ、ヒザをいれたジョジョが、前蹴りを顔面に蹴り込む。ワンツーと前蹴りのコンビで自分の距離を作り、左フックを入れたジョジョがシングルでテイクダウンを奪う。スタンドで待ち受けたジョジョは、クリンチアッパーにもヒザを返す。パンチの届く距離での打撃戦、ジョジョが首相撲に取りヒザ、顔面にヒザを入れる。続くボディへのヒザが効いたアイは、距離を詰めて組めなくなっている。中間距離での打撃戦は互角の様相を呈すが、ジョジョのジャブ&前蹴りが有効だ。

テイクダウン狙いから首相撲に移行したジョジョが、エルボーを入れる。やはりアイはクリンチに付き合わなくなっている。それでもスピニングバックフィストにボディロックテイクダウンを合わせたアイが、トップを奪取し2Rが終わった。

最終回、直ぐに組んだアイがシングルでケージにジョジョを押し込む。顔を刈り、テイクダウンを許さないジョジョがヒザを見せる。ケージレスリングは2分30秒を越え、レフェリーがブレイクを命じる。左ミドルを入れ、首相撲&ヒザのジョジョは離れて右を当てる。アイは組みついて、パンチを見せて離れる。ジョジョはクリンチの離れ際に右ハイ、そして右ストレートへ。

低い姿勢のダブルレッグを切られたアイは、首相撲でヒザをボディに突き刺されケージまで下がる。組みから離れたアイだが、直ぐにクリンチ合戦となりヒザを返す。しかしアイは逆に顔にヒザを受けてカットしタイムアップに。

レスリング・クリンチ&ダーティーボクシングのアイを、タイ・クリンチ&ヒザのジョジョ・カルダーウッドが破った。


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JJ Globo Report SUG15 アマンダ・ローウェン ジェシカ・アイ ブログ

【SUG15】ジェシカ・アイ、オーバータイムでアマンダ・ローウェンにOTで腕十字極められる

<5分1R>
アマンダ・ローウェン(米国)
Def.OT1R
ジェシカ・アイ(米国

立ちレスから30秒、ジャンピンガードで引き込んだローウェンがアイの右腕をオーバーフックで絞る。アイは腕を抜いてボディロック、ワキをすくわれないようガードの中にステイする。上体を起こしてスイープを狙うローウェン、潰すアイ──試合タイムは2分を切る。最後の10秒でローウェンが左腕を取りにいったが、そのままタイムアップとなった。

OT1R、アイがシートベルトを選び、18秒でローウェンがエスケープ。後攻めのローウェンはスパイダーウェブを選択すると、22秒で腕十字を極めた。


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JJ Globo Preview SUG15 アマンダ・ローウェン クレイグ・ジョーンズ コディ・スティール ジェシカ・アイ ネイト・オーチャード ブログ

【SUG15】4大会連続のクレイグ・ジョーンズ。ジェシカ・アイはUFCの翌週で出場。$1万TはCJJWの再戦か?

【写真】UFCから1週間でSUGに出場するジェシカ・アイ。タフだが、連敗恐れは十分にある (C)Zuffa/UFC

21日(日・現地時間)にチェール・ソネンがホストのSubmission Underground15が開催され、UFC Fight Passでライブ中継させる。

前回に続きSUGアイランドと名付けられたスタジオで収録される大会は、1万ドル争奪の8人トーナメント、そしてクレイグ・ジョーンズが4大会連続出場、さらに1週間前にUFCで戦ったジェシカ・アイが出場と見所が多い。


トーナメント出場選手は1回戦で書き記すと、コディ・スティール✖アンディ・ヴァレラ、メイソン・フォウラー✖ウォーレン・ブロックス、ロベルト・ヒメネス✖ネイサン・オーチャード、アダム・ブラッドリー✖ハンター・コルヴィンの8名だ。

なかでも注目はスティールと、オーチャードか。スティールは昨年のコンバット柔術ウェルター級世界王者で、全試合オーバータイムで勝利している。つまり5分✖1R+OT制のSUGでは、コンバット柔術よりもさらに強みを発揮できるだろう。

スティールはテキサス州オースチンを拠点としたチェックマット系ホドリゴ・カブラルの黒帯で、2018年には日本の柔術界にも馴染みのマリアナスオープンの茶帯を制し、アメリカン・ナショナルで3位に入っている。とはいっても、ノーギ&サブオンリーでは極めさせない強さとエスケープの能力の高さこそが彼の武器となろう。

そのスティールにコンバット柔術ウェルター級GP決勝で敗れたオーチャードも優勝候補の1人といえる。ミッションコントロールから両腕の入った三角クラッチを組み、アームバーやキムラに取る──デッドオーチャードの使い手は、決勝まで勝ち上がりスティールとのリベンジ戦を実現させることができるか、興味深い。

SUG12でケヴィン・ケイシー、SUG13でヴィニー・マガリャエス、SUG14でヴァグネウ・ホシャを破り、4カ月連続でSUG出場となるクレイグ・ジョーンズはガブリエル・チェッコと対戦する。

MMAファイターでもあるチェッコのSUG出場は3カ月連続となり、過去2大会でジェイク・エレンバーガーとオースティン・ヴァンダーフォードという同じくMMA選手に勝ってきた。この試合の見所は、チェッコがどこまでジョーンズの足関節コンビネーションに対応できるのか──という一点に絞られるか。

2016年12月、FLO Grapplingで配信されていた時代のSUG第2回大会のミーシャ・テイト戦以来、3年7カ月ぶりのSUG登場となるアイは、先週のUFCにシンシア・カルヴィーロに敗れたばかりで驚きのサブオンリー・グラップリング参戦となる。試合タイム8分時代のSUGで、ミーシャにOT負けだったアイは──試合中も肩抜き後転腕十字で右腕を伸ばされ、レフェリーがタップをしていないのにストップをかけ無効になるなど、攻められるシーンが多かった。

そんなアイと戦うアマンダ・ローウェンは2018年ノーギワールド女子ミディアムヘビー級3位、強烈なマルセロチンで相手を持ち上げたタップを奪ったシーンは特に印象深い。色帯時代には2014年にムンジアルの茶帯ライト級で2位なっており、MMAではアマファイターのローウェンだが、グラップリングにおいてはアイに対して分があることは確かだ。

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Report UFC UFC ESPN10 シンシア・カルヴィーロ ジェシカ・アイ ブログ

【UFC ESPN10】打撃で優位に立ち、テイクダウン&グラウンドでアイを支配。カルヴィーロが快勝

<136.25ポンド契約/5分5R>
シンシア・カルヴィーロ(米国)
Def.3-0:49-46.49-46.48-47
ジェシカ・アイ(米国)

左ジャブを当てたカルヴィーロ、続く右オーバーハンドは空振りに。アイもワンツーを放ち、左ジャブを打ち込む。カルヴィーロは左ボディから右、そして左ジャブが相打ちになる。ジャブの差し合いから、カルヴィーロが左ハイを蹴っていく。ほぼボクシングマッチが続くなか、カルヴィーロが左ハイ。アイがキャッチしに掛かり、カルヴィーロは足を抜いて向き合うと、ここからもボクシングに。アイがワンツー、距離が近づくとダーティボクシング、カルヴィーロは開き気味の右を当てたが判断の難しいラウンドとなった。

2R、カルヴィーロがテイクダウンのフェイクを見せる。そこからワンツー、左ジャブを伸ばす。左アッパーを入れたカルヴィーロのダブルレッグを狙い、ヒザをボディに受ける。そのまま押し込み、アウトサイドトリップでトップを奪ったカルヴィーロがスクランブルでバックへ。ケージを背負いきれなかった愛だが、尻を金網に当てて耐えるが、頭がケージ側を向いてしまい背中に飛び乗られる。

前方に落とされないようアイにヒザをつかせたカルヴィーロは、手首を掴まれた状態で四の字フックに移行する。ついに腕を抜いたカルヴィーロがパンチを入れ、立ち上がろうとしたアイを潰し後方から殴る。ポジションを取ったままカルヴィーロがラウンド終了を迎えた。

3R、互いにジャブを伸ばし、カルヴィーロが左を当てる。右から左のコンビも見せ、右ローを入れたカルヴィーロのスピニングバックフィストは空振りに。手数、精度ともにカルヴィーロがアイを上回る。右をテンプルに当てたカルヴィーロは、アイのカウンターの右を狙う。右ストレートを被弾した直後に、テイクダウンを決めたカルヴィーロは首を抱えてパスを仕掛ける。残り30秒でカルヴィーロがバッククラブの状態に。パンチを打ったカルヴィーロが、このラウンドもモノにした。

4R、アイの左ローをキャッチしたカルヴィーロが、4分20秒を残してテイクダウン。サイドからバックを取って両足をフックする。手首を掴んで防御一辺倒のアイだが、自由になった手でカルヴィーロが殴る。カルヴィーロは乗り過ぎから修正して、四の字フックへ。カルヴィーロが肩口にエルボーを入れると、アイは胸を合わせつつスクランブルに持ち込みスタンドへ。続くテイクダウン狙いを切ったアイが右を当てる。動きが落ちたカルヴィーロを追うアイが、右をヒット。ジャブでもアイが打ち勝つ。カルヴィーロも左を返し、残り30秒で右を打ち込んだ。

最終回、互いにジャブを繰り出し、カルヴィーロが先に右を当てる。アイの右アッパーは届かず、次のボディが決まる。右から左を入れたカルヴィーロは、フィニッシュされなければ勝利を手にできる状態で、ステップインして右エルボーを狙う。ジャブを被弾する数も多いアイは、ワンツーから左を伸ばし、手数を増やす。スタミナ温存か、組まないカルヴィーロがテイクダウンのフェイントから右をヒットする。続いて右スピニングバックフィストがアイの顔面をかすめる。アイも右を返すが、残り1分を切ってダブルレッグで倒される。

シングルをペルヴィアンネクタイで迎え撃ったカルヴィーロは、頭が抜けると立ち上がって距離を取り直しタイムアップを迎え、3-0で判定勝ちを手にした。

ランク1位を破ったカルヴィーロは「初めての5Rの試合を3週間の準備期間で戦うので、初回はウォーミングアップのつもりだったの。誰とだって戦う。キープ・ビジーでいたいわ」と話した。


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News UFC UFC ESPN10 グスタボ・ロペス シンシア・カルヴィーロ ジェシカ・アイ ブログ

【UFC ESPN10】ジェシカ・アイが計量失敗。アンドレ・フィーリとシャルル・ジョーダンはパス

12日(金・現地時間)、13日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC ESPN10の計量が同所で行われた。

メインでシンシア・カルヴィーロと対戦するジェシカ・アイは、バーチャルメディアデイでは計量に関して自信満々に返答していたが、1ポンドオーバー規約から0.25ポンド・オーバーで失敗。日本語でいえば着替えポンチョを使用しての計量後に服を着てポージングも、その直後にスケールにもたれ掛かり、立会人に支えられて退場するなどギリギリの減量だったことが伺えた。


今回の計量ではカール・ロバーソンのミドル級のリミットを5.5ポンドもオーバーし、30パーセントのファイトマネーの没収でマーヴィン・ヴェットーリと戦うことに。さらにタイソン・ナムと対戦するザルク・アダシェフは3.5ポンドオーバーで20パーセントが没収され、ジェシカ・アイは20パーセントを引かれカルヴィーノと戦う。

この他、木曜日にレイ・ボーグの欠場が決まりCombat Americaバンタム級王者グスタボ・ロペスがスクランブル発進──ボーグはその日のツイッターで「家族が優先、すぐに会おう」と息子さんの写真をアップしている──。さらにジョーダン・グリフィンと対戦するはずだったデリック・マイナーが、体調不良を理由に欠場──計量会場に姿を見せることはなかった。

なおフェザー級注目の一戦、アンドレ・フィーリ✖シャルル・ジョーダンは両者揃ってパスしている。

■UFC ESPN10計量結果

<女子フライ級/5分5R>
ジェシカ・アイ: 126.25ポンド(57.26キロ)
シンシア・カルヴィーロ: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
カール・ロバーソン: 190.5ポンド(86.40キロ)
マーヴィン・ヴェットーリ: 186ポンド(84.37キロ)

<140ポンド契約/5分3R>
マラブ・デヴァリシビリ: 139ポンド(63.04キロ)
グスタボ・ロペス: 140ポンド(63.5キロ)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ: 145.5ポンド(66.0キロ)
シャルル・ジョーダン: 145.5ポンド(66.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョーダン・エスピノーサ: 135.5ポンド(61.46キロ)
マーク・デラロサ: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
チャールズ・ロサ: 155ポンド(70.31キロ)
ケヴィン・アギラー: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ジュリア・アヴィラ: 135ポンド(61.24キロ)
ジナ・マザニー: 136ポンド(61.69キロ)

<フライ級/5分3R>
ザルク・アダシェフ: 138.5ポンド(62.82キロ)
タイソン・ナム: 135.5ポンド(61.46キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョーダン・グリフィン: 146ポンド(66.22キロ)
デリック・マイナー: ──

<ウェルター級/5分3R>
クリスチャン・アギレラ: 170.5ポンド(77.34キロ)
アンソニー・アイヴィー: 171ポンド(77.56キロ)