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ONE ONE Fists of Fury03 ONE117 03 Report アレックス・シウバ ブログ 箕輪ひろば

【ONE Fists of Fury03】アレックス・シウバの見事な仕掛けを凌ぎ、箕輪ひろばが殴りでスプリット勝利

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
箕輪ひろば(日本)
Def.2-1
アレックス・シウバ(ブラジル)

距離を取って左右に回る箕輪に対し、シウバが左ローを蹴る。右ローを返した箕輪は組んで引き込んできたシウバの足関節の反応中に、リバーサルの形でトップを取られる。ハーフで抑えたシウバがパスし、サイドからマウントを奪取する。ブリッジの箕輪、差しに行くと十字や三角に取られる可能性がある。シウバはマウントから肩固めを仕掛け、足を戻されても強烈な枕から一瞬十字を仕掛ける。

察知して離れた箕輪は、バックも許さず下に知ったシウバのバタフライガードからのヒザ十字、カーフスライサー狙いの頭を抱えて潰してトップを取る。シウバは箕輪を落としに掛かり、ボディロックでしっかりと上へ。エルボーを入れ、さらに足関狙いのシウバは足を取りに行き、箕輪は足を抜きつつ離れスタンドへ、時間となった。

2R、箕輪は右ローからパンチを纏める。組んで引き込んだシウバは、潜りから足関節を狙う。ヒザ十字から外ヒール、回転して潰した箕輪は足を浮いてマウントへ。すぐに足を戻しに掛かるシウバを殴り、一旦スタンドも戻った箕輪は、バタフライガードからの関節狙いにパンチを重ね、外ヒールを防いでトプからバックを伺う。

カードを取り直すとパンチを落とす箕輪は、三角絞めからのオモプラッタ狙いも潰し、頭を跨ぎに掛かる。腕を抜き切りパンチを入れた箕輪だが、シウバはリバーサルを決めてトップへ。レッグドラッグ気味の抑えから枕で箕輪の背中をマットにつけさせたシウバはマウントへ。腕十字を狙うと見せかけ、足でキムラのように取ったシウバ。巧みな攻撃も箕輪は殴って防ぐ。シウバはさらにヒザ十字を仕掛けると、ラウンド終了となった。

巧みな仕掛けでポジションを取り、関節も極めに来たシウバがリードし最終回へ。シングルを潰し、パンチを入れる箕輪はダブルから引き込んだシウバの潜りにパンチを連打する。エレクトリックチェアーからリバーサルを決めたシウバだが、殴りながら立ち上がった箕輪が逆にワキを潜ってバックへ。コントロールしながら殴る箕輪は、シングルレッグでケージに押し込まれても引き込んで足関節狙いのシウバを殴る。

ハーフガードからスイープを決めたシウバ、箕輪が立ち上がって離れる。ジャブを打ち合った両者、右を入れ前蹴り、ローを入れた箕輪がパンチで打ち勝つ。シウバは空振りから引き込み、ディープハーフへ。さらに足関狙いからバックを伺うと、バックからのカーフスライサーに鉄槌を落とす箕輪は、最後までパンチを入れて時間に。

多彩なシウバの仕掛け、受けて殴った箕輪。ジャッジの裁定は割れ、箕輪はスプリット判定勝ちを決めた。正直、最低は微妙。ただしONE判定で十分にあり得る、接戦を取り切る強さを箕輪は見せた


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ONE ONE Fists of Fury03 ONE117 03 Report ジェネリン・オルシム ブログ マイラ・マザール

【ONE Fists of Fury03】ラカイ最新版?! ジェネリン・オルシムが打撃を効かせ、パワーギロチンで一本勝ち

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ジェネリン・オルシム(フィリピン)
Def.3R0分41秒 byパワーギロチン
マイラ・マザール(ブラジル)

ジェリー・オルシムの妹ジェネリンは、ONE初陣で試合開始直後にマザールに右を当てる。ヒザをついたマザールにがぶってヒザを顔面、ボディに入れるジェネリンは、一度はダブルで倒されながらパワーギロチンで固めてヒザを続ける。

マザールは離れるとジャブから右を伸ばす。ワンツーを打ち合った両者、ジェネリンは右を打ち抜きダウンを奪う。足を捌きながら鉄槌を落とすジェネリンは、ここでスタンドを選択する。立ち上がったマザールは、ヒザとパンチを受けた直後にアイポークがあったとアピールして試合が中断する。

再開後、ジェネリンはパンチから左ミドルを蹴っていく。さらにジャブ、左ローと試合をリードするジェネリンに対し、マザールは右を狙うがそこに右を被弾してしまう。テイクダウンのフェイクからミドルを入れるなど、ジェネリンが初回を圧倒した。

2R、マザールはジャブも、右前蹴りで後方に倒される。飛び込んでパンチを落とすジェネリンに対し、マザールが足関節を仕掛ける。ジェネリンはトーホールドで対抗し、マザールが上を取ってくると立ち上がる。パンチだけでは勢いも打ち方も綺麗なマザールだが、ジェネリンは距離が詰まると首相撲&ヒザ蹴りを入れる。

蹴りがあることでパンチを当たるジェネリンは、マザールの右を被弾。さらにローをキャッチしたマザールだが、逆に首相撲からヒザを受けそうになり離れる。再び蹴りをキャッチしたマザールがボディロックでケージへ。ジェネリンは首相撲に捕えヒザ蹴りを見せる。離れたマザールは最後の15秒で再びボディロック、初めてテイクダウンを決めたが時間となった。

最終回、ジェネリンは疲れてきたか蹴り、パンチに切れがなくなり蹴り足をキャッチされる。と、既にパワーギロチンに捉えていたジェネリンは倒されも、首を極めタップを奪った。


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ONE ONE Fists of Fury03 ONE117 03 Report フー・ヨン ブログ ヨッカイカー・フェアテックス

【ONE Fists of Fury03】ヨッカイカーからダウンを奪い、TD&コントロールでフー・ヨンが圧勝

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
フー・ヨン(中国)
Def.3-0
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)

ヨッカイカーの左にカウンターで左を入れたフー、続くヨッカイカーのローに右を合わせるが蹴りが急所に入り試合が中断する。再開後、ヨッカイカーがサウスポーから右ジャブを伸ばし、ミドルを蹴られても右を入れる。フーは力強い左フックを繰り出し、スーパーマンパンチへ。ミドルをブロックしたヨッカイカーが左ロー。勢いのある右を打つフーの対し、ヨッカイカーが左を返す。

右目じりをカットしているフーが後ろ回し蹴りを放ち、ヨッカイカーの前進に右をカウンターで打ち込む。左ローを続けるヨッカイカーは右を被弾してダウン。起き上りながらダブルレッグのヨッカイカーは、倒せず離れてからもパンチの打ち合いで、小手を決めての投げで倒される。パウンドを落とし、クランブルでバックに回ったフーが後方から力強いパンチを打ち込み、残り1分で向き合う。 拳の圧力で上回るフーは最後の30秒で組みつき、ボディロックでテイクダウン。バックを取って殴ると、ヨッカイカーがキムラを狙って引き込んだところで初回が終わった。

2R、ヨッカイカーが左ロー、フックの打ち合いでフーがダブルレッグを決める。スクランブルから立ち上がったヨッカイカーにヒザを入れたフーは、右を見せると、そのまま右を伸ばし続けダブルレッグを決める。立ち上がったヨッカイカーをケージに押し込み、ヒザ蹴りから再びダブルレッグでフーがトップへ。

ヨッカイカーのハーフバタフライを潰して、左腕を差されても思いパンチを落とすフーはバックへ。これを許さず立ち上がったヨッカイカーだったが、すぐにテイクダウンを許す。がぶって左のヒザを2発蹴り込んだフーが、ヨッカイカーがスタンドに戻っても即ボディロックテイクダウンを決める。左でウィザー、右で顔を殴るフーはクローズドに戻されても左右のパンチを打ちつけリードを広げた。

3R、ヨッカイカーが左ミドル、フーは組んでテイクダウンを狙う。ヨッカイカーが耐えると、腕を差しあげ腰に乗せるようにテイクダウンを決めたフーは、足を捌き立ち上がろうとしたヨッカイカーのバックへ。嫌がって背中をつけたヨッカイカーは、足を抜かれてサイドで抑えられるとワキ腹にエルボーを突き刺される。

ヨッカイカーが左腕を差して立ち上がり、ボディにヒザを入れる。直後にテイクダウンを決めたフーは、ハーフから上体を起こして切れのあるパウンドを打ち込む。左腕を差し、必死に立ち上がったヨッカイカーだが直後にダブルレッグで倒され万事休す。ヨッカイカーのギロチンは効果がなく、ハーフから殴り最後は立ち上がりローを蹴ってタイムアップに。

中国のONEヒーローシリーズから、相当な力の持ち主がONE本戦デビュー戦で判定勝ちを収めた。


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Interview ONE ONE Fists of Fury03 ONE117 03 フー・ヨン ブログ ヨッカイカー・フェアテックス

【ONE Fists of Fury03】「成長した姿を見せたい。日本のファンにも」──ヨッカイカー・フェアテックス

【写真】おかしいのは裁定であって、ヨッカイカーはポテンシャルは高いこれからが楽しみなファイターであることは間違いない (C)ONE

本日19日(金)に中継されるONE117 Fists of Furry03でヨッカイカー・フェアテックスが、中国のフー・ヨンと戦った試合が放送される。

ヨッカイカーといえば昨年7月と8月のバンコクシリーズで、強烈な打撃の強さでインパクトを残しONE本戦と契約を果たした。

そして12月18日に和田竜光と戦い、スプリット判定勝ち。しかし、その裁定結果はMMAとしてあり得ないという声が多く挙がった。もちろん本人はベストを尽くして戦っただけだが、あの裁定に関してヨッカイカー自身がどう思っているのか。

そして、今回の試合への意気込みを尋ねた。


──フー・ヨンとの試合が近づいてきました。

「前回の試合から休むことなく練習し、しっかりと準備をしてきたので100パーセント勝つ自信があるよ。この試合に関しては、何も心配していない。

12月はジムのトレーナーがセコンドに就けなかったけど、今回はトレーニング・パートナーと柔術コーチが一緒だしね。コーナーなしに戦うと、フィニッシュに向かえなかった。そういう指示がないと、なかなか思い切った攻撃ができなくて」

──今回はその辺りはしっかりと連携して戦えるわけですね。

「特にゲームプランはないけど、だからこそ試合の流れに合わせてセコンドの指示を聞いて戦うことになるだろうね。今回は多くのフェアテックスの人間がシンガポールに来ているし、本当に自信を持って戦える。バンコクで戦っているようなものだよね」

──ところで和田選手との試合ですが、あの判定に関しては日本では『和田が勝っていた』という反論が沸き起こりました。実際、ウィナーコールを受けるまでヨッカイカーは勝ったと思っていましたか。

「手を挙げられるまで、五分五分だと思っていた。でも、どっちかといえば勝ったかなって。ワダは初回を取って、2Rと3Rは僕のラウンドだったから」

──ベストを尽くしたヨッカイカーに対してではなく、判定には日本のファンは全く納得いっていなかったです。

「う~ん……、レフェリーが僕の手を挙げた。僕にはどうすることもできないし、日本のファンの声にも何も言えない。もう判定は下っているのだから。だからこそ、今回の試合はタツミツ・ワダと戦った時よりも激しく、皆に喜んでもらう試合をしたいと思っている。

前回の試合は自分でも思っていたような、激しい試合ができなかった。いつも試合が終わるとポジティブな意見と、ネガティブな意見を聞くことになる。特に前回の試合はそうだった。だからこそ、僕は必死で練習しより強くなろうと思ってやってきたんだ。

フー・ヨン戦ではどんな局面になっても、僕の方が優っている──成長した姿を見せたい。だから、日本のファンの人たちも僕の試合をしっかりと見てほしいと思っている」

──同門のスタンプが、MMAファイターとして成長のあとを見せました。ただし、それが落とし穴になりました。あの試合を見て、ヨッカイカーはどのように思いました。

「立ち技に徹していれば、勝っていただろうね。試合で自分のスキルを証明する必要はない。練習の成果を見せたいだろうけど、やはり勝負に徹しないと。とにかくスタンプの敗北は残念だったよ。

ただし、あの試合から学ぶことは多かった。フェアテックス・ジム全体で、しっかりとあの試合を研究してきた。これからの為にね。フー・ヨンはパワフルなパンチャーだから、今回の試合は立ち技が多くなるだろう。

寝技に持ち込まれたら、もちろん対応するけど。僕としても立ち技で勝負したいと思っている」

■視聴方法(予定)
3月19日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Fists of Furry03対戦カード

<キックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者] ムスタファ・ハイダ(イタリア)

<キックボクシング女子アトム級/3分3R>
ジャネット・トッド(米国)
アルマ・ユニク(豪州)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレックス・シウバ(ブラジル)
箕輪ひろば(日本)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
マイラ・マザール(ブラジル)
ジェネリン・オルシム(フィリピン)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>※
ロシャン・マイナン(インド)
アジス・カリム(インドネシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)
フー・ヨン(中国)

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Interview ONE ONE Fists of Fury03 ONE117 03 アレックス・シウバ ブログ 箕輪ひろば

【ONE Fists of Fury03】箕輪ひろばと対戦、アレックス・シウバ「ミノワはこの試合後もドンドン強くなる」

【写真】極めも強いが、ねちっこさもあるアレックス (C)MMAPLANET

本日19日(金)に中継されるONE117 Fists of Fury03。今回の中継でアレックス・シウバ✖箕輪ひろば戦が放送される。

元世界ストロー級王者は38歳にして、自らのベストはこれからやってくると豪語する。判定無用、箕輪をフィニッシュし若い選手に道は譲らないという強い意志をシウバがインタビューで話した。


──箕輪ひろば戦へ向け、今の調子は?

「スゴイ、トテモイイ」

──おお、日本語ではないですか。

「リュート(澤田龍人)から、これだけ習ったんだ(笑)。パンデミックが起こり、試合がずっとできなかった。ようやく戻ってくることができたよ。本来は10月に試合をする予定だったんだけどね」

──仙三選手との試合が組まれていましたが、試合まで1週間というところで拳のケガをしましたね。

「あの時は次の日にインタビューをする予定になっていたのに、申し訳なかった」

──いえいえとんでもない。

「本当に悔しかった。試合直前にケガをしたのは初めてだったから……最後のスパーリグ・セッション、しかもライトスパーでね。信じられなかったよ」

──録画中継のDark Series枠だったので、その試合が組まれていることすら世には出ていなかったです。ONEのPRからはアレックスは試合をしたいとずっと言っていたと聞いています。

「骨折はしていなかったんだ。でもドクターは殆ど骨折しているって。『ほとんど折れている』って、意味が分からなかったよ。100パーセントでなくて戦いたいと思っていた。でもドクターがEVOLVEに試合をすべきでないって連絡をしたんだ。

今となっては、正しかったんだと思っている。あの時、試合をしていたら最初のパンチで拳を骨折し、半年や8カ月間は試合ができなかったはずだ。

ドクターは6週間おけば大丈夫と言っていたけど、僕のフィーリングでは4週間ぐらいかなって。パンチを使わないように、デキる練習は続けていた。12月には試合をしたいと思っていたから。結果的、このタイミングで試合をすることになったんだけどね」

──それにしても、シンガポール政府はコロナ対策として柔術やレスリングの練習を随分と長い間禁じていました。調整は難しくなかったですか。

「ハッキリとした期日は覚えていないけど、11月になってからかな……グラップリングのスパーリングが許されるようになったのは。でもジムに行けない時も、皆ができる限りのトレーニングを自分達でやってきたよ」

──パンデミック後、地域によってコンディション調整が違ってきますね。

「それがあったから、ケージに戻ることに皆がハングリーになったはずだ。僕に関しては、柔術は子供の頃やらずっとやってきたことだから、この間に練習できなかったからって錆びつくことはないという自信があったよ。とにかく、グラップリングがしたいという欲求は強くなっていったけどね。

パンデミック前は『もう今日は疲れた。練習したくない』なんて気持ちの日もあった。でも、今は練習できることがどれだけ幸せなのか改めて気付いたからね。試合だから勝ち負けはある──でもサークルケイジに戻ることができるという喜びに満ちているよ」

──そのような気持ちでいるアレックスですが、対戦相手の箕輪選手の印象を教えてください。

「リト・アディワン戦で非常に良い試合をしていたね。コントロールをしっかりしていた。試合が決まってから、他のファイトもチェックしたけど若いのに良くコントロールできている。将来有望な選手だね。

僕と戦った後も、どんどん強くなるだろう。でも、まだ今は僕の時間だ」

──箕輪選手は常にテイクダウンを奪って勝ってきました。

「そうだね。彼の長所が、今回ばかりは弱点になる。グラップリングを仕掛けてくるなら、僕のモノだ。ここまで充実した練習ができたことはないしね。

本当に心身ともに絶好調なんだ。練習も技術、フィジカル、心理面と色々と試してきた。ミノワのような若い選手を相手、このトレーニングをしてきた自分がどれだけ成長しているのかを試すことができるのは最高だよ。まだまだ、これから何年も戦っていける自信をミノワとの試合で得ることになると思う」

──アディワン、箕輪選手、ボカン・マスンヤネとストロー級もニューフェイスが台頭してきました。

「層が厚くなってきた。でも、僕はこの階級でずっとやってきて彼らにバトンを渡すつもりはない。だいたい去年の1月のジョシュア・パシオ戦にしても、彼は足を使って逃げて……僕はグラウンドでコントロールした。ジャッジは1万5000人の声援に惑わされ、おかしな判定を下したけど、僕はあの試合でも勝っていたし、まだまだ若い選手に道を譲るつもりはないよ」

──観客の声というか、寝技への評価が低いのがONEですよね。テイクダウンの評価が低いのなら、引き込みがマイナスにならないようにしないとフェアでないと思います。相手を下にすることの評価が低いなら、自ら下になっても良いはずなので。

「本当だね。何より試合によって評価の対象が変わる。アミール・カーンがパク・デソンに負けなのであれば、タツミツ・ワダはヨッカイカーに勝っていた。だから……僕はフィニッシュしないと、勝てないぐらいの気持ちでいるよ。

自分のキャリアに満足しているけど、まだまだやり残していることがある。僕のベストはこれからやってくる。だからこそ必ずミワノをフィニッシュする。これまで5Rの試合が多くて、スマートに戦おうとしていた。倒す、極めるという気持ちが希薄になっていたと思う。3Rはいらない。必ずミノワをフィニッシュするよ」

■視聴方法(予定)
3月19日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Fists of Furry03対戦カード

<キックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者] ムスタファ・ハイダ(イタリア)

<キックボクシング女子アトム級/3分3R>
ジャネット・トッド(米国)
アルマ・ユニク(豪州)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレックス・シウバ(ブラジル)
箕輪ひろば(日本)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
マイラ・マザール(ブラジル)
ジェネリン・オルシム(フィリピン)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>※
ロシャン・マイナン(インド)
アジス・カリム(インドネシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)
フー・ヨン(中国)

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Interview ONE ONE Fists of Fury03 ONE117 03 アレックス・シウバ ブログ 箕輪ひろば

【ONE Fists of Furry03】ONE2戦目=アレックス・シウバ戦、箕輪ひろば「飲み込まれた方が負ける」

【写真】所属するSTFのキッズ修斗の面々と (C)MMAPLANET

本日19日(金)に中継されるONE117 Fists of Furry03。今回の中継で箕輪ひろば✖アレックス・シウバ戦が放送される。

リト・アディワンを相手にONE初陣で判定勝ちを収めた修斗世界ストロー級チャンピオン箕輪のサークルケイジ2戦目は、同級元世界王者だ。

ファイトウィークに箕輪の話を訊くと、溢れんばかりの修斗愛が彼の口から零れてきた。


──アレックス・シウバ戦、オファーはいつ頃ありましたか。

「正式なオファーは1月中旬ぐらいだったと思います」

──では1カ月ほど準備期間はあったということですね。

「そうですね。前回、一応勝ってマイクでランキングで上の選手とやらせて欲しいと言っていたので、それが叶うならシウバ選手が来るんじゃないかと思っていました。もともとランクは4位がシウバ選手で、5位が僕だったのが、ボカンが入ってきて僕は落ち、シウバ選手が5位。一番近い相手なので、次はそうかと」

──実際に来た時の気持ちは?

「あぁ、なるほどね──と(笑)」

──シウバと戦うには、どこに気を付けないといけないでしょうか。

「寝技は強いと思います。でも戦うとなって映像を見てみると、打撃ができない選手ではないなと。寝技が強すぎて、その印象が強いから打撃ができない風に思われていますが、普通にできている。だから寝技の選手というよりも、総合の選手ですね」

──腕十字の印象が鮮烈です。

「上手いです。煽って仕掛けて、逃がさない。足や腕を取って逃がさない、その想像力や極め力は凄いと思います。取り方も色々と工夫していますよね」

──そんなシウバに対して、どのような試合をしたいと思っていますか。

「僕のテイクダウンは警戒してもらっていると思います。打撃で圧力を掛けてテイクダウンして、最終的にはTKOなり一本という考えではいます」

──テイクダウン後は彼の庭ともいえますが。

「テイクダウンから削って取るのは、僕の強味です。そこから逃げず、勝負しないといけないです。でも臨機応変に戦って、ひょっとしたらスタンドでいくかもしれないです(笑)。

シウバ選手は当たらない距離で一発振って入るタイプですが、僕は当たる距離でパンチをかわしてテイクダウンに入るのが得意なので、その辺りの駆け引きが必要ですね。一発一発、力を入れて戦うので、あの距離で戦わないようにしたいです」

──一発、一発力を入れて振ることで空振りもあり、スタミナをロスしがちという見方もあります。

「どうですかねえ……5Rの試合が多いので、3Rになるとどうなるのか。後半が強いというよりも、決めたことを淡々と続ける選手なので見極めが大切になるかと思っています」

──テイクダウンの攻防でも、スクランブルや柔術で相当に粘ります。

「厄介ではあるんですけど、僕のパターンにハメ込むことができると……動いてくれる方が対応しやすいのはあります。そこを上手く嚙合わせることができれば問題ないかと。

シウバ選手のムーブと僕のムーブのハメ合い。相手を動かさないのではなくて、動いもらって上を行く。そこで先手を取った方が勝つ──飲み込まれた方が負ける試合になると考えています」

──なるほどぉ!! 興味深いです。ところでリト・アディワンが川原波輝選手にKO勝ちしました。

「アディワンはMMAとして、完成されていない部分があったのが、洗練されて完成に近づいてきたと思います」

──日本のプロモーションの現王者と元王者が集結した階級になってきて、直接対決でない部分での勝負もあるかと。

「結局はONEが用意した相手に明確に勝つことが必要だと思います。前回の試合が明確かどうだったかというのはありますけど、結果で見せていくしかないです」

──今回、アレックス・シウバに対して明確な勝利が必要ということですね。

「そうですね。完全決着ですね。アディワンとの試合は完全決着より、勝つことを重視していたので──今回は勝ち方も問われていると思います。修斗の王者は強いんだというのを見せたいので、完全決着で勝てるようにしたいです」

──修斗王者……ベルトも防衛していくという気持ちに変わりないですか。

「ハイ。相手が用意されて、試合が組まれれば戦います。いつでも戦います。僕は修斗のベルトを返上したくないし、修斗で戦い続けたいので」

──そこはサステインとONEの話し合いということですね。

「僕はチャンピオンのなかで新米だから、こういうことを偉そうにいうのはどうかと思うのですが、修斗のベルトを手放したくはない。

色々な事情はあるかと思いますけど、何のためにこのベルトを巻きたかったのか……。僕は山上さんに憧れて、ベルトを獲りたかったです。それにベルトを巻いたからと言って、山上さんを越えたとは思っていないです。

一つの物差しとして、あのベルトを手にすることが必要でした。それを手にしたので、ここからどうやっていくのか。そこを問われていると思っています。修斗のベルトを通行手形にしたくない。修斗の王者だから、ここまで来られた。そして、この先もある。それを見せたいです。

ストロー級って世界的に見ても、一番注目されていない階級だったと思います。のび太さんと猿田さんがONEで世界チャンピオンになった。修斗のチャンピオンは──少なからずともストロー級のチャンピオンは世界で通用するんだというのを見せたい。だから修斗のチャンピオンのまま、ONEで勝ち続けたいと思っています」

──修斗とONEの規模を考えると、ONEに集中するというのも十分に理解できます。逆にそうでないと勝てないぐらい厳しい世界です。そういうなかでの箕輪選手の修斗への拘りは、どういうことなのかと。

「何にもできないガキをここまで育ててくれたのは修斗です。右も左も、上も下も分からない──勉強もできない、吹奏楽部で運動もできない。

ただの阿呆が山上幹臣というチャンピオンを見て、僕もああなりたいと思いました。その時にジュニア修斗、アマ修斗、プロ、クラスB、クラスA、ランキング、世界王座と道筋があった。

それがあったから目標を見失わずに、まっすぐ進むことできたんです。僕は修斗に育ててもらったと思っています。だから、チャンピオンになったから『ありがとう、修斗』とはできないです。

修斗に恩義を感じているし、恩返しができるのはこれからです。修斗がどれだけかっていうのをONEで見せることで、僕が夢を持てたジュニア時代のように、今、ジュニア修斗で頑張っている子供たちに同じような夢を持ってもらえる。そういう修斗のチャンピオンでいたいです」

■視聴方法(予定)
3月19日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Fists of Furry03対戦カード

<キックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者] ムスタファ・ハイダ(イタリア)

<キックボクシング女子アトム級/3分3R>
ジャネット・トッド(米国)
アルマ・ユニク(豪州)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレックス・シウバ(ブラジル)
箕輪ひろば(日本)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
マイラ・マザール(ブラジル)
ジェネリン・オルシム(フィリピン)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>※
ロシャン・マイナン(インド)
アジス・カリム(インドネシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)
フー・ヨン(中国)

※昨年12月18日に収録された試合。それ以外の試合は2月26日に実施された。

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