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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN240 ジアン・マツモト

【UFN240】徹底して突進&TDのアルゲータをギロチンで斬って落としたマツモトが15連勝達成

<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
Def.2R4分59秒by ギロチンチョーク
ダン・アルゲータ(米国)

オクタゴン中央で一度スイッチしたマツモトが、すぐにオーソに戻す。アルゲータは右を振るって前に出てダブルレッグでテイクダウンを決める。ウィザーで立ち上がろうとするマツモトの顔面を右で連打し、アンクルピックでもう一度尻もちをつかせる。一度は立ち上がったマツモトに対し、アルゲータは小外掛けで倒しマウントを奪う。左腕を差して立ちがりつつ、バックに回ったマツモトがボディロックでリバーサル。

ケージを背負って立ちつつ、シングルを切ったアルゲータががぶってスナップダウンもマツモトが再度シングルレッグへ。アルゲータはキムラで後方に投げようとするが、背中をついて下になりスクランブル。直後にダブルレッグでマツモトをケージに押し込み、右足を束ねていく。がぶって立ち上がり、ヒザを入れて離れたアルゲータに対し、マツモトがカーフを蹴る。さらに間合いを外して左に回ろうとしたアルゲータにハイを狙い、跳びヒザを仕掛けたところで時間となった。

2R、右アッパーで前に出たアルゲータは、右を当ててダブルレッグで尻もちをつかせる。左腕を差して立ち上がったマツモトはシングルレッグで倒されるが、すぐに立ち上る──も小外で崩されバックを譲る。左足をフックされたマツモトだが、外して正対しつつスタンドへ。ここで強振したフックにダブルレッグを合わされるが、切って押し込み返したマツモトは離れて左をヒットさせる。続くアルゲータのダブルレッグをかわし、右を当てる。それでもダブルレッグで尻もちをつかせたアルゲータだが、左腕を差したマツモトがケージを利して立ち上がり大内刈りから、逆にボディロックテイクダウンを決めてバックへ。

起き上って前方にマツモトを落としたアルゲータが、左腕を差してケージに押し込みダブルレッグへ。切って回ったマツモトが左を当て、続くダブルレッグを切る。自ら離れたアルゲータは、さすがに動きが落ちインローを蹴られ、遠い位置から飛び込んでのシングルもマツモトが切りつつギロチンへ。反転して半身になって絞めあげたマツモトが、ラウンド終了1秒前にタップを奪った。

「常によりハードな練習をして来た。どこからやって来たかは問題ない。サンパウロの郊外からやってきて、ここにいる。僕がそれを証明している。ずっと柔術をやってきてチームに感謝している。僕はこの団体でやっていけることを示した」とキャリア15連勝を達成したマツモトは話した。


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DWCS DWCS S07Ep06 MMA MMAPLANET o キック ケイシー・タナー ジアン・マツモト ボクシング

【DWCS S07Ep06】鮮やかな対角線コンビ&右ロー、ジアン・マツモトが判定勝利で無傷の14連勝

<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ケイシー・タナー(米国)

タナーがジャブをついて右ロー。マツモトもジャブと右ローを返し、タナーのジャブに右フックをかぶせる。タナーは細かくステップしてジャブを突き、マツモトはパンチをまとめて右ローにつなげる。

互いにパンチと右ローで打ち合うなか、徐々にマツモトの右ローの数が増え、そこから右ハイキック。前に歩くようなワンツーを繰り出す。組みついたタナーはマツモトをケージに押し込むが、マツモトは首相撲も使ってテイクダウンを許さない。

距離が離れるとマツモトはステップを使いながら左フックと右ロー。今度はマツモトが組みついてケージへ押し込み、タナーが態勢を入れ替えるとマツモトはヒジを打ち込んだ。

2R、マツモトはタナーの右ローをキャッチして右ストレートからパンチをまとめる。さらにワンツーから強烈な右ローにつなげる。

タナーは距離を積めて左ボディから左フック、接近戦での打ち合いに持ち込む。マツモトはサークリングして右ローとヒザ蹴り、左フックを返す。タナーが右ストレート、ダブルレッグで組みつく。

ケージに押し込むタナーだが、マツモトが態勢を入れ替えてヒザ蹴りを入れて離れる。プレッシャーをかけてヒジ、ワンツー、左ミドルを蹴るタナー。マツモトもガードを上げて右ロー、左ミドルを返す。

お互いにパンチとローを交互に出すキックボクシングのような展開が続き、タナーがダブルレッグでテイクダウンを奪う。マツモトを寝かせてトップキープするタナーだが、マツモトはタナーの身体を蹴って立ち上がる。

タナーが距離を詰めると、マツモトはケージを背負いながらヒザとヒジ。タナーも左フックを打ち込む。

3R、マツモトはジャブと右ロー、タナーはボディブローからパンチをまとめる。距離が詰まるとマツモトは首相撲からヒザ蹴り。タナーはダブルレッグからテイクダウンを狙うが、マツモトは倒れない。

マツモトは左フックを当てると右アッパー、ワンツーとパンチの手数を増やす。前に出るマツモトがジャブから右ストレート、左ミドル、ワンツーからヒザ蹴り。

残り1分30秒すぎ、組みついたタナーが右脇を差し上げ、左手でマツモトの右ひざをとってテイクダウンし、ハーフガードでトップキープする。マツモトがクローズドガードに戻すと、タナーはパンチとヒジ打ち。

マツモトもギロチンを狙いながら、タナ―の身体を足で浮かせて立ち上がる。最後はケージ際でパンチの打ち合いとなり、試合終了となった。

判定は3-0でマツモトが勝利。プロ戦績を14戦14勝とした。


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DWCS DWCS S07Ep06 LFA MMA MMAPLANET o UFC エドゥアルド・ネヴィス ジアン・マツモト ジェイムス・ヨントップ ジュリア・ポラストリ ダナ・ホワイト マリク・ルイス

【DWCS S07Ep06】13勝0敗、至近距離で対角線コンビ&スクランブルと極め。ジアン・マツモトに注目!!!!

【写真】サイズも距離も、かつてワンダーボーイと呼ばれたクリス・ホロデッキ―を彷彿させるマツモトだが、組みのレベルも高い (C)LFA

12日(火・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDWCS S07 Ep06が開催される。
Text by Manabu Takashima

2023年シーズンも折り返し地点を過ぎ、後半戦へ。これまで24人の勝者中21人がUFCと契約という高い合格率となった前半戦の勢いを持続できるか。

その前半戦では7人のUFCファイターを生んだブラジル、2人がダナ・ホワイトの目に留まったペルー人選手と南米の選手たちの活躍目立った。


そして今大会も、さほど珍しくはなくなった同胞対決を含め4人のブラジリアン、そしてメインにペルヴィアン、さらにパラグアイ人ファイターが1名出場する。

ブラジル勢4人のうち、ジョナタ・ジニスと前述しようにブラジル人同士で戦うエドゥアルド・ネヴィスと女子バンタム級でパラグアイのパトリシア・アルハスとの南米対決に臨むジュリア・ポラストリの2選手は、今回が2度目のコンテンダーシリーズ挑戦となる。

ネヴィスは昨年、ポラストリは2021年シーズンに参戦してともに勝利を挙げることができなかった。さらにこの両者にはもう1つ共通点がある。再び世界最高峰を狙ったネヴィスは今年の3月にLFAヘビー級王者となり、ポラストリも1月にLFA女子ストロー級王座に就いている。

北米……だけでなく、ブラジル大会からも多くのUFCファイターを輩出するLFAで頂点に立ったネヴィス&ポラストリ、UFCへ2度目の正直を目指す戦いの行方は――。

そんなコンテンダーシリーズ・ベテラン&LFA王者コンビ以上に注目したいのが、ジアン・マツモトだ。その姓から日系ブラジリアンであることは確かだろうが、アジア系の面影はほぼ残っていないマツモトもベルトこそ巻いていないが、LFAに参戦中で現在13勝0敗と負け知らずの23歳だ。

特筆すべきは、そのファイトスタイルがダナ・ホワイト天覧試合に適したコンテンダーシリーズ・スタイルというべき戦い方をしている点だ。拳が届く至近距離で、スイッチを織り交ぜ、パンチを多少被弾しようが前に出る。この距離に相応しい、ダッチ対角線コンビネーションを見せたかと思えば、相手を打ち気にさせておいてダブルレッグからケージレスリングに持ち込み、豪快なリフト技を繰り出す。

さらに壁の攻防&スクランブルもお手のモノのマツモトは、まさにコンテンダーシリーズがフィットしている。加えてアナコンダ、ダース、ギロチンとフロント系チョークを得意としてオリ、特にアームインでマウントを取るギロチンは失敗してもポジションを譲ることがなく、非常にMMAに適している必殺技といえる。

対するケイシー・タナーも8勝0敗で、LFAで勝利をしているファイターで簡単な相手では決してない。ただし、1年半のブランクがある点においてマツモトが有利という見方もできるが――果たして。

■視聴方法(予定)
9月13日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

<ライト級/5分3R>
ジェイムス・ヨントップ(ペルー)
マリク・ルイス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
エドゥアルド・ネヴィス(ブラジル)
ジョナタ・ジニス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
AJ・カニンハム(米国)
スティーブン・グウェン(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ジュリア・ポラストリ(ブラジル)
パトリシア・アルハス(パラグアイ)

<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
ケイシー・タナー(米国)

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LFA LFA146 MMA MMAPLANET o イナイルド・サントス ジアン・マツモト

【LFA146】タフファイト。接戦を制し、イナイルド・サントス破ったジアン・マツモトが12連勝

<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
Def.29-28.29-28.29-28
イナイルド・サントス(ブラジル)

9勝1敗のサントスと、11勝0敗のマツモトの対戦。7月に対戦予定だったが、サントスが欠場し4カ月を経て実現した。地元のマツモトに大きな声援が送られるなか、試合がスタートする。鋭い左ローを蹴ったマツモトに対し、サントスが右を伸ばす。左腕を差してテイクダウンを狙ったサントスだが、ヒザをついたマツモトがすぐに立ち上がる。ケージを背負ったマツモトは肩パンチを入れるが、小外掛けでテイクダウンを許す。

右足を取って立たせないサントスはニンジャとギロチンのセットを潰すが、マツモトが下からエルボーを連打する。懸命に背中をつけず、ケージを使って立ち上がったマツモトは、そのまま倒されながらギロチンへ。サントスが頭を抜き、トップで残り90秒に。ハーフで潜ろうとしたマツモトは、殴られて断念も直後に立ち上がった。マツモトは前蹴りから左ハイ、かわしたサントスはボディを殴るが左フックを被弾しダブルレッグへ。切ったマツモトが右ミドルに続き右ハイを蹴り時間となった。

2R、マツモトが左ローからワンツー。下がったサントスにヒザを狙う。スイッチを織り交ぜ、右を伸ばすサントスだがテンカオ、右カーフに続き右を被弾する。スイッチして右エルボーを放ったマツモトに対し、サントスがボディフックを入れる。続いて左ミドルを蹴ったサントスは左フックを打たれ、ジャブの相打ちから後ろ回し蹴りをキャッチしてテイクダウンを決める。

スクランブルで背中を取ったサントスは、胸を合わされると離れて左ジャブを伸ばす。サントスは右カーフ、ワンツーボディを決めるが、マツモトが右を返す。左フックの相打ちから、ワンツーで前に出たマツモトがシングルレッグからテイクダウンへ。前転するように倒れたサントスの足関節を仕掛け、マツモトはカウンターのヒールからスイープで立ち上がる。左ハイを放ったマツモトは。カーフを蹴り合うと最後に跳びヒザを狙った。

最終回、パンチの交換からクリンチ合戦、距離を取り直した両者がカーフを蹴り合う。右をヒットさせたマツモトは、ローにワンツーを受ける。左ハイにダブルレッグを合わせたサントスがトップを奪取し、マツモトはパワーギロチンを外され背中を預けて立ち上がる。サントスは胸を合わされると、首相撲からのヒザに離れた。

残り2分、サントスが左ミドルを入れるが、2発目をキャッチされテイクダウンを許す。バックを取らないよう引き込んだサントスをハーフで抑えたマツモトは足関節を潰してパウンドを落とす。腰を引いて立ち上がったサントスに対し、ギロチン&ヒザを入れたマツモトはボディからフックを伸ばすサントスのダブルレッグをギロチンで受け止める。サントスは背中をマットにつけて防御、タイムアップとなった。

まさに一進一退の攻防は、ジャッジ3者とも29‐28でマツモトを支持。日系3世ファイターは12戦負け知らずに。


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