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DWTNCS S04 Ep03 Report UFC オライアン・コウシー シャイアン・ベイス ジョシュ・パリジャン ブログ ルイス・コウシー

【DWTNCS S04 Ep03】右オーバーハンド一閃、ルイス・コーシーが兄オライアンら4名とUFCへ

<ウェルター級/5分3R>
ルイス・コウシー(米国)
Def.1R1分12秒by TKO
ビクター・レイナ(米国)

コウシー弟=ルイスが、いきなりラッシュをかける。クリンチのレイナに対し、離れてハイキックからパンチを纏めるコウシーは踏み込んで左を当てる。カウンター狙いのレイナだが、コウシーのステップインと同時に左オーバーハンドを打ち抜かれる。右のカウンターは宙を泳ぎ、ダウン。サイドバックからパウンド連打コウシーが兄弟揃ってTKO勝ちを決めた。

「兄の勝利はプレッシャーにはならなかった。タフな相手に勝ってエキサイトしたよ。まずKOを狙う。良いパンチだったよ。俺たちは2人揃って7連勝で7試合連続でフィニッシュしている。契約できないわけがない」と勝者は笑みを見せた。

先週は5人の勝者が契約となったが、ダナの判断は──。

ダナ・ホワイト
「クロスは10勝0敗の相手に勝ったけど、今日のデキは素晴らしくはなかった。UFCで戦うことは先になる。ジョシュも戦ってもらうよ、UFCで。コウシーは、まだ時間が残っているのにタッチグローブをした。UFCで戦おうとしているのに時間を気にしたんだ。でも最終回があって彼は本当に幸運だったよ。2R終了時点で、2人とも終わったと思っていた。でお3Rにあの勝ち方だ。私が間違っているとことを教えてくれた。こっちに来い、でのあんなこと2度とするなよ。

シャイアン、打撃は信じられないぐらい良くて、グラウンドも素晴らしい。彼女は維持が悪くて、下品で、生意気でまだこれからのベイビーだ。でも凄く気に入った。PIで面倒を見て、何試合かさせないと。Get a Fuck’n over here!!(笑)。

レイナはKO負けをしたことがなかった。ケビン・ホランド、ダニエル・ロドリゲスと戦っても。コウシーの問題はただ一つ、80秒……1分12秒で勝ってまだ見せていないことが多い。これは大きな問題だ(笑)。おめでとう、UFC入りだ」

ジョシュ・パリジャン、シャイアン・ベイス、オライアン&ルイスのコウシー兄弟がUFCと契約を果たした。


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DWTNCS S04 Ep03 Report UFC シャイアン・ベイス ブログ

【DWTNCS S04 Ep03】蹴って、殴って、倒してコントロール。シャイアン・ベイスがローズに完勝

<女子ストロー級/5分3R>
シャイアン・ベイス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ヒラリー・ローズ(米国)

バイスの右ローに対し、ショートのコンビを打っていくローズ。近い距離でパンチを連打で迎え撃ったベイスが前蹴りを見せる。クリンチからローズが飛びつき十字へ、スラムで腕を抜いたバイスは試合がスタンドに戻ると組んでケージに押し込む。ローズが左を差してテイクダウンを狙うがベイスはトップをキープし左のパンチを落として立ち上がる。左にワンツーを返すローズが、左ミドルハイ。ベイスはワンツーで前に出て、組まれると首相撲&ヒザを突き上げる。

ここでベイスは離れて、ローに右から左を打ちこむ。前蹴りで下がらせ、腹を殴ったベイスが右ストレートを当て、ダブルレッグをスプロールする。がぶってバックに回ったベイス、引き込んだローズがハーフガードを取る。ローズはヒジを張って肩固めを防ぐが、バイスはパスからマウントを狙う。ここで足を入れられたベイスはスタンドに戻り、パンチを真っ向から打ち合い時間に。

2R、ワンツーで前に出るベイスが、右ロー。ローズの右ローにワンツーを合わせる。スイッチの左の蹴りを見せたベイスがケージにローズを押し込む。右ローを入れたローズだが、ケージに押し込まれた状態が続く。ヒザを腹に入れ、パンチをまとめたベイスがケージに押し込んだままでエルボー。右目じりをカットしたローズが体を入れ替えるも、すぐに押し返したベイスが離れてパンチ、組んでヒザを狙う。

ローズは右ローにまたもカウンターを合わされ、続いてワンツーで顔面を打たれる。左ローにもカウンターを決めたベイスは、強い右を打ち込む。クリンチでケージに押し込んだローズに対し、回ってヒザを入れたベイスは足払いにもトップをキープしてバックへ。両足をフックしてパンチを打ちつけ時間を迎えた。

最終回、ローズがワンツーを見せてエルボーを狙う。ベイスは前蹴りに右を当てボディから左フックを狙う。ボディと顔面のコンビを再び決めたベイスが、クリンチ→壁へ。ダブルアンダーフックのベイスはヒザ、ヒジを打って離れる。ベイスは右オーバーハンドを決め、組むとバックへ。ローズは胸を合わせるが、ケージに押し込まれて時間が過ぎる。

残り2分、エルボーからパンチをまとめたベイスは、ローズのダブルレッグを切ってバックに回る。ワンフックでネルソン、前方に落とされそうになって背中に付き続けスタンドへ。ローズは後方へのエルボー、胸を合わせる。ベイスはエルボー、足を止めての打ち合いで試合を纏めフルマークの判定勝ちを決めた。

「私はUFCで戦えると示したわってダナに伝えたの。彼女は茶色の柔術家だけで、彼女が何をしてきても負けるわけにはいかなかった。そしてやり切れて、凄くハッピーだよ。JPは先週試合ができなかったけど、ベイスの名前の下で戦った。彼は私と同じことできるギャングスタ―よ」とバイスは勝利を振り返った。


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DWTNCS S04 Ep03 Report UFC オライアン・コウシー ブログ マット・ディクソン.

【DWTNCS S04 Ep03】コウシー兄弟、兄=オライアンが残り18秒でレフェリーストップ勝利

<ウェルター級/5分3R>
オライアン・コウシー(米国)
Def.3R4分42秒by TKO
マット・ディクソン(英国)

兄弟ファイターの兄オライアン・コウシー。すぐに組んだディクソンがケージにコウシー兄を押し込む。ダブルに移行して尻もちをつかせたディクソンが、スクランブルでパンチを入れる。体を入れ替えて離れたコウシーは、スイッチを繰り返すディクソンに対して右ハイを狙う。

ディクソンは右ミドル、コウシーの右フックにダブルレッグを合わせる。ケージ際でパンチを入れたコウシーを立たせたディクソンがワンツーを入れて離れ、ジャブをヒットさせる。続くテイクダウン狙いには、コウシーが逆にケージに押し込む。首相撲でヒザを突き上げたコウシーが左フックを打ち込む。すぐに組みに行ったディクソンは、逆にケージに押し込まれる。ここも離れたコウシーは、ワンツーを被弾。スピニングバックフィスト後のダブルレッグにギロチンを合わせたが時間となった。

2R、左ローを蹴ったコウシーが大振りの右フックに再びダブルを合わされる。これを切られたディクソンはボディから顔面とショートでパンチを入れる。コウシーも左を当て返し、パンチに組まれてもテイクダウンを許すことはなくなる。オーソに構えたコウシーはワンツーを受け、サウスポーに戻して左を打ち込む。コウシーがヒザを狙った際に、足の甲が股間にあたり試合が中断される。

再開後、左ローでバランスを崩させ、組んできたところでヒザをボディに入れたコウシーは、押し込まれても右エルボーを当て、ダブルレッグを切る。スピニングバックフィストは空振りになったコウシーだが左をヒット。続くバック拳にダブルレッグを合わせにいったディクソンだが、これも切られヒザとパンチをボディに受ける。疲れて組み一辺倒となったディクソンに対し、ケージを背負ってパンチを打つコウシーは最後に打ち合いへ。ラウンド終了2秒前に握手をしてコーナーに戻った。

最終回、打撃戦を避けて組むようになったディクソンは、相当に疲弊が目立つ。体を入れ替えたコウシーがダブルレッグでスラム。サイドからマウントを狙う。必死に足を入れてハーフガードのディクソンだが、コウシーは細かいパンチから足を抜いてマウントへ。左右のパンチを落とし、バックに回ったコウシーは上を向いたディクソンに対し、肩固めを狙う。必死に防いだディクソンはパンチを集中され、我慢の時間に。

残り1分30秒、右のパンチを連打したコウシーがパスからサイドへ。さらにクルスフィックスに移行して、エルボー&パンチを連打。暴れるディクソンだが、パンチを被弾し続けレフェリーが試合をストップ。コウシーは勝利の雄叫びを挙げ、ダナ・ホワイトに契約を迫った。

残り18秒でのフィニッシュ、キャリア7連勝としてコウシーは「初回は取られたし、2Rも微妙だった。だからフィニッシュするしかないことは分かっていた。常にプッシュする、それがアルファメール流だよ。ボディへのヒザを効かせたけど、タフな相手だった。メンタル、それが全てだ。テイクダウンされてもイイのは貰わなかったし、彼が疲れたのは分かった。レスリングでは僕の方が上だ」と話し、メインに試合を控える実弟ルイスに「一緒に契約するぞ」とメッセージを送った。


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DWTNCS S04 Ep03 Report UFC ジョシュ・パリジャン ブログ

【DWTNCS S04 Ep03】ジョンソンに圧勝、パリジャン。「ダメなら来年も戦う」

<ヘビー級/5分3R>
ジョシュ・パリジャン(米国)
Def.1R3分43秒by TKO
チャド・ジョンソン(米国)

踏み込んで右、続いて重い右ローを蹴ったパリジャンが、続いて左ローでジョンソンのバランスを崩す。ローを続けるパリジャンに対し、ジョンソンも右ローを蹴り回って前進をかわして右を伸ばす。パリジャンが右を当てるが、ジョンソンは左右のフックを連続で打ってテイクダウンへ。ケージを背負って耐えたパリジャンがヒザ蹴りから右フック。

姿勢を乱し、後方に倒されたジョンソンからサイドを取ったパリジャンがボディにエルボーを連打する。ストレートアームバー狙いからマウントに移行したパリジャンのパウンドでジョンソンの頭が揺れ勝負は決した。

2年前に続き初回で勝利したパリジャンは「ナーバスだったけど、義務感を持って戦った。次は誰? これで契約できなかったら、また次のシーズンも戦うよ」と話した。


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DWTNCS S04 Ep03 Report UFC ケニー・クロス ケビン・サイラー ブログ

【DWTNCS S04 Ep03】疲れ切って判定勝ちのクロス、「アイム・ソーリー。もっとできるんだ」

<ライト級/5分3R>
ケニー・クロス(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ケビン・サイラー(ボリビア)

昨年のコンテンダーシリーズで勝利も計量失敗で契約を逃したサイラーが、階級を上げてクロスと対戦する。両手を前で差しだした構えのクロスが左リードフックで、これで押されたようにバランスを崩したサイラーが、すぐに立ち上がる。クロスがパンチを振るって組もうとするとが、サイラーがカット。すぐにケージ際のクリンチ戦となり、離れたクロスが左フックから左ミドルを蹴り込む。

もう1度ミドルを蹴られたサイラーは、右ハイを蹴り返す。クリンチからサイラーが、払い腰でテイクダウンを奪いバックへ。立ち上がったクロスが、手首を掴んで背負うようにサイラーを前方に落とし、サイドを取る。背中を譲って立ち上がったサイラーは胸を合わすと、倒され際にギロチンを狙う。クロスは頭を抜いてトップキープ、残り5秒でパウンドを纏めて時間を迎えた。

2R、クロスの左ミドルに右を合わせようとしたサイラーは、逆にハイを狙う。サイラーはダブルレッグにヒザをつかされ、すぐにスクランブル。クロスは直後にダブルレッグを仕掛けると、サイラーはギロチンに入る。かなりタイトに見えたギロチンをしのいだクロスがスクランブルでバックへ。サイラーはスイッチを察知された直後に、両足をフックされる。

横向きでRNCと肩固めを防いだサイダーだが、パンチを落とされて上を向く。クロスはマウントでパンチ&エルボーを落とすが、サイラーはブリッジからリバーサルに成功すると、直後にストレートフットロックへ。ヒザを抜いて正対したクロスが上を取り返し、ここもクロスのラウンドとなった。

3R開始直後のサイラーの飛びヒザをかわしたクロスがシングルレッグへ。サイラーはキムラクラッチで防御し、クロスのクラッチを切って引き込む。クロスはキムラ狙いにパスを合わせ、逆にクラッチを利用してトップを取り切る。ケージを背負って立ち上がったサイラーだが、ケージに押し込まれた時間を使われる展開に。

サイラーはスイッチ狙いから、前転してガードへ。同時に足を抜いたクロスは、自らハーフに戻るような動きを見せ、サイラーが足を戻すままにさせガードの中へ。完全に抑えにいったクロスは、スクランブルでボディコントロールもサイラーがバックへ。乗りすぎで、自らスタンドに戻ったサイラーがワンツー、右ミドルを蹴る。疲れ切ったクロスに対し、サイラーはダブルレッグでテイクダウンし即マウントへ。背中を譲って逃げ切りに専念したクロスが3-0の判定勝ちを収めた。

「初回が終わって減量の影響で疲れを感じ、レスリングに徹した。申し訳ない。僕はもってできるんだ……。今日は皆が期待している動きができなかった。アイム・ソーリー」と勝者は話した。


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DWTNCS S04 Ep03 Preview UFC オライアン・コスケ シェイエン・バイス ブログ ルイス・コスケ

【DWTNCS S04 Ep03】計量終了 夫婦でUFC目指すシェイエン・バイス。コスケ兄弟も揃い踏み

【写真】夫にJPより先にUFCへ進むことができるか、シェイエン・バイス (C)LFA

17日(月・現地時間)、18日(火・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるDana White’s Tuesday Night Contender Series 2020年シリーズ第3週の計量が行われた。

先週の大会では5人の勝者全員がUFC行きを実現させたコンテンダーシリーズ、ここで体重を落とせないと始まらないとばかりに12人の出場選手が問題なく計量にパスしている。


今週の注目株はヒラリー・ローズと対戦するシャイエン・バイスだ。LFAやInvicta FCを既に経験しているバイスはプロMMAキャリア4勝1敗だが、最近の欧米系選手に増えてきた豊富やアマMMAでの経験を持つ。バイスのアマMMA戦績は7勝4敗、つまりパウンド有りMMAを16試合戦っていることになる。

3歳で空手を始め、10歳でテコンドーに転向したバイスは13歳で黒帯を巻き、15歳でMMAに転向後もテコンドーのインストラクターを続けてきた。テコンドーベースらしく、スイッチヒッターでやや軽めだがスピードのある蹴りを使う。

そんなシャイエン・バイスは南アフリカ人ファイターでLFAで台頭し、今年もコンテンダーシリーズに出場が決まっていたJP・バイスだ。労働許可証の問題で、9月の試合に出られなくなってしまったJPと夫婦揃ってのUFC行きはお預けとなってしまったが、シェイエンがまずは単独での契約を狙う。

シェイエンとJPが夫婦でUFCとの契約を勝ち取ろうしていていた一方で、今週はルイスとオライアンのコスケ兄弟が揃って出場する。双子かと思うほどソックリな両者、兄オライアンが1994年7月生まれで、弟のルイスは1995年8月生まれの年子ファイターだ。

ルイスはレスリング&ボクシングの王道スタイルで、ブラジリアン柔術では紫帯。オライアンは弟と同じようにレスリングベースで、柔術は紫帯ながらボクシングでなくキックを積極的に取り入れてきた。

そのオライアンはカリフォルニア州ではフリー、グレコ、フォークとあらゆるスタイルのレスリングで州王者レベル、そして全米クラスで活躍してきた。2人揃って戦績は6勝0敗で、7勝目がUFCへのチケットになるのか興味深い。

■DWTNCS S04 Ep03計量結果

<ウェルター級/5分3R>
ビクター・レイナ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ルイス・コスケ: 170ポンド(77.11キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シャイエン・バイス: 115.5ポンド(52.38キロ)
ヒラリー・ローズ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
オライアン・コスケ: 170.5ポンド(77.34キロ)
マット・ディクソン: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジョシュ・パリジャン: 265.5ポンド(120.42キロ)
チャド・ジョンソン: 215ポンド(97.52キロ)

<ライト級/5分3R>
ケビン・サイラー: 156ポンド(70.76キロ)
ケニー・クロス: 155.5ポンド(70.53キロ)