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【Invicta FC45】2度目の正直、ジェシカ・デルボニがザッピテーラを完封。新アトム級世界王者に

<Invicta FC世界アトム級選手権試合/5分5R>
ジェシカ・デルボニ(ブラジル)
Def.3-0:50-45.50-45.49-46
アリーシャ・ザッピテーラ(米国)

いきなりワンツーを入れたデルボニは、ザッピテーラのテイクダウン狙いを小手で切ろうとするが倒される。立ち上がったデルボニをがぶり、ギロチンに移行したザッピテーラは、シングルを切りってマルセロチンへ。

頭を抜いたデルボニがジャブの相打ちから、ワンツー&左ローを蹴る。レベルチェンジでダブルレッグを狙ったザッピテーラ。切ったデルボニはケージに押し込まれるが、体を入れ替えてヒザを突き上げる。ザッピテーラは小手投げも、耐えたデルボニにシングルを狙う。切ってバックに回ったデルボニは下に落とされながらも、バックを狙う。落としきれないザッピテーラだったが、デルボニも窮屈な姿勢からガードを選択する。

ハーフバタフライから立ち上がったデルボニは、ヒザから左フックを当てて離れるとワンツーを打つ。ザッピテーラもパンチを返して、テイクダウン狙い──も切られ、デルボニの圧に負けるようなテイクダウンを仕掛ける。切ってバック狙いのデルボニは回り切れずスタンドに戻ると、パンチを交換し初回が終わった。

なんと──これでもジャッジ1人は10-9でザッピテーラを支持、2人はデルボニにつけて試合は2Rに。ザッピテーラのシングルレッグを切ったデルボニが左ロー、サウスポーからオーソに戻し左アウトサイドローを蹴る。互いに構えを変えるなか、右ローを蹴ったデルボニに組んだザッピテーラは、切られてもケージに押し込む。ボディにヒザを入れあうと、回して離れたデルボニはダブルここも切ってエルボーを連打する。

チェーンレスリングができないザッピテーラは、ローで足が流れハイを狙わる。デルボニはテイクダウン狙いを切ってパンチを入れるという展開のなかで、右アッパーを打ち込む。左フックを当てたザッピテーラは、バックステップでスリップしたデルボニに組みつくが、テイクダウンは奪えない。デルボニは右ミドルを繰り出すようになり、ローにシングルを合わされても体を捩じって足を引き抜く。

テイクダウン狙い一本槍となったザッピテーラは左を被弾し、離れてテイクダウン狙う。これもスプロールされ、最後は初回と同じようにパンチを交換。さすがにジャッジ3者ともデルボニにつけ、スコアを20-18、20-18、19-19とした。

3R。ジャブの相打ちからデルボニが左ロー、ザッピテーラが右を合わせる。中間距離の打撃戦は、決してザッピテーラが劣勢ということもなく、テイクダウンを交えない展開もあり得る。それでもデルボニは左をヒットさせ、左ローから左ハイを放つ。ザッピテーラのワンツーに、素早くパンチを打ち返すチャレンジャーの左がカウンターで当たる。チャンピオンの右は振りが大きくなり、ローから左ハイを再びデルボニが狙う。

テイクダウンの踏み込みがないと、打撃の威力も落ちたザッピテーラはフックを振るいながらクリンチも、ケージに押し込んだデルボニが右腕を差して左エルボーからヒザを決める。離れてダブルレッグも遠いザッピテーラ、パンチを打たれて立ち上がる。完全に試合はデルボニのペースとなり、終盤の打ち合いで下がりながらテイクダウンを仕掛けたチャンピオンは切られてパンチを纏められた。

30-27、30-27、29-28の状態で迎えた4R、テイクダウン狙いを切られたザッピテーラは、フックの打ち合いに応じる。デルボニは足を使い、間合を外してロー。ここにパンチを合わせようとしたザッピテーラが、直後に左をヒットさせる。しかし、右ストレートを被弾すると、シングルを仕掛けたザッピテーラが、肩に座ったデルボニのパンチを打たれる。

最後は前転で離れたデルボニは、スイッチの左ミドルを蹴られるも、構わず圧を掛けて右をヒット。シングルを即前転から逃れ、立ち上がったチャレンジャーが左ストレート、そして左ローを蹴る。ザッピテーラがテイクダウン狙いにパンチを交えるも、当たらない。前足を左ローで削られ、テイクダウン狙いでようやく尻もちをつかせたザッピテーラだが、コブラでリバーサルを許しそうになる。

尻を抜かずに、足を抱えたままケージを背負うデルボニは余裕の表情でエルボー肩口に落とし試合は4P×2、2P×1のリードの状態で最後の5分を迎えた。

5R、パンチの交換に逆転を賭けたいザッピテーラがパンチを振るって前に出る。シングルをスイッチして切ったデルボニは、足を抱えて背中をつけない。ザッピテーラは尻もちをつかせた状態でシングルに拘るが、時間が進んでしまう。結果、鉄槌を落とされエルボーを受けたザッピテーラは、スイッチでシングルを切られてバックを許す。

足はフックできず、落とされそうになったデルボニは腕十字へ。ザッピテーラが防ぎ、トップを奪取も、時間は残り45秒に。前転からヒザ十字を仕掛けたデルボニは、このまま極めずともホールドで時間を使う。ワキ腹を殴られるが、蹴って離れたデルボニは時間とともに勝利を確信し、笑顔を浮かべた。

結果、大差の判定勝ちを収めた新王者デルボニは「とても嬉しい。何て言って良いのか。柔術も打撃も私の方が上だと言ったように……なぜ前回負けたのか……自分を信じて、ムエタイでも成長した。コーチからも『もう、私の想うように戦える』と言ってもらえたわ。ヒジもヒザも使える。皆が好きな試合ができる。全てで成長し、私がチャンピオンだと断言できる。アリーシャには対戦相手を尊敬するということを教えてあげたわ。チャンピオンはケージの外では、ポライトでないと」と語った。


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INVICTA Invicta FC45 LFA MMA MMAPLANET ROAD FC YouTube   アリーシャ・ザッピテーラ ジェシカ・デルボニ ボクシング ラモーナ・パスカル

【Invicta FC45】計量終了 北米MMA戦い初めはザッピテーラ×デルボニから。パスカル&カーワンも注目

【写真】組みのなかでのダーティボクシングやヒザも重要な攻撃となることが予想される(C)INVICTA FC

11日(火・現地時間)、12日(水・同)にカンザス州カンザスシティのポリス・アスレティック・リーグで開催されるInvicta FC45「Zappitella vs Delboni 2」の計量が行われた。

北米MMAシーン2022年の戦い初めとなる今大会のメインはInvicta FC世界アトム級選手権試合=王者アリーシャ・ザッピテーラ×挑戦者ジェシカ・デルボニの再戦だ。

この両者は昨年5月のInvicta FC on AXSで対戦し、ザッピテーラがスプリット判定勝ちで王座防衛に成功している。とはいっても初回、2Rとデルボニが制したと思われるラウンドをジャッジがチャンピオンのラウンドとしたため、不可解な判定といっても過言でない内容だった。


と同時にインヴィクタFCではオープンスコアシステムを採用しており、デルボニはスコア的に劣勢のなかで3Rを積極的に攻めることができずに、ここを落としたことが敗北を招いたといっても過言でない。

デルボニは翌月のフェニックスシリーズの8人制変則トーナメントを危なげなく制し、リベンジ戦となる今回の挑戦権を得た。優勢とみられるチャレンジャーだが、ジャッジの裁定は当人にはコントロールできない。そこで重要なのが、オープンスコアシステムに対応した臨機応変さ、だ。不足の事態に陥った時に、自らの戦いにアレンジを加えることができるか否か、ここがデルボニにとって王座奪取への鍵となるかもしれない。

今大会で2人のニューカマーにも注目したい。1人目はシャミアー・パシェワと対戦するラモーナ・パスカルだ。香港国籍、中国名ではファン・ターチンというパスカルは、現在ベガスのシンジゲートMMAで練習をしており、過去にはRoad FCに出場経験もある。

香港から韓国、メキシコと流離いのMMAファイター人生を経てインヴィクタへ。パスカルとしては、この地をステップを前提とした定住地としたいところだ。気になるのは対戦相手のパシェワが3ポンド以上の体重オーバーでキャッチウェイト戦で戦うこと。当日の体格差、そしてパシェワのスタミナが気になる。

もう1人の注目の新顔はLFAで活躍してきたヘイリー・コーワンだ。アクロバティックス&タンブリング=アクロバティック体操で2度のオールアメリカンに輝く運動神経の持ち主は、殴られることが厭わないファイターに向いた性格の持ち主でもある。

2020年9月にプロデビュー戦以来の黒星を喫しキャリア5勝2敗となったコーワンが、全キャリアを過ごしてきたLFAを離れ、インヴィクタを選択し再スタートに挑む一戦も見逃せない。

■視聴方法(予定)
1月13日(木・日本時間)
午前10時00分~Invicta FC YouTube & MMA Junkie

■ Invicta FC45計量結果

<Invicta FC世界アトム級選手権試合/5分5R>
[王者] アリーシャ・ザッピテーラ: 104.8ポンド(47.53キロ)
[挑戦者] ジェシカ・デルボニ: 103.8ポンド(47.08キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
ラモーナ・パスカル: 150ポンド(68.03 キロ)
シャミアー・パシェワ: 153.4ポンド(69.58キロ)

<バンタム級/5分3R>
モニカ・フランコ: 135.4ポンド(61.41キロ)
ヘイリ―・コーワン: 135.4ポンド(61.41キロ)

<フライ級/5分3R>
ヘレン・ペラルタ: 125.4ポンド(56.88キロ)
エリス・ポーン: 124.8ポンド(56.6キロ)

<アトム級/5分3R>
ケイティ・サウル: 105.9ポンド(48.03キロ)
タミカ・ジョーンズ: 105.3ポンド(47.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
マリア・ホセ・ファベラ: 138.4ポンド(62.77キロ)
サラ・クレチカ: 135ポンド(61.24キロ)

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Invicta FC PS04 INVICTA Result アリーシャ・ザッピテーラ ジェシカ・デルボニ ブログ リンジー・ヴァンザント

【Invicta FC PS04】試合結果 アトム級フェニックスシリーズTはデルボニが制し、ザッピテーラに再挑戦

【写真】トーナメント終了後、優勝したデルボニとアトム級世界王者ザッピテーラがフェイスオフ(C)DAVE MANDEL/INVICTA FC

11日(金・現地時間)、カンザス州カンザスシティのメモリアル・ホールでInvicta FC Phonenis Series04が開催された。

初戦と準決勝は5分✖1R、決勝のみ5分✖3Rというフェイニックスシリーズ・トーナメント。今回はアトム級世界王者アリーシャ・ザッピテーラへの挑戦権が懸けて行われた。

本命ジェシカ・デルボニ、対抗リンジー・ヴァンザントという予想通りの決勝の顔合わせとなり、デルボニが判定勝ちを収め優勝した。デルボニは5月21日に微妙な判定で敗れたザッピテーラに対し、リベンジとタイトル奪回の二兎を追える権利を手にした。

Invicta FC Phoenix Series04
<アトム級T決勝/5分3R>
○ジェシカ・デルボニ(ブラジル)3R
判定
詳細はコチラ
×リンジー・ヴァンザント(米国)
<アトム級T準決勝/5分1R>
○ジェシカ・デルボニ(ブラジル)1R
判定
詳細はコチラ
×マリサ・メッセーバレンシア(米国)
<アトム級T準決勝/5分1R>
○リンジー・ヴァンザント(米国)1R
判定
詳細はコチラ
×リンダ・ミハレック(米国)
<アトム級T補欠戦>
○サマンサ・セフ(米国)1R
判定
×カラマリー・ヴィスロスキー(米国)
<アトム級T1回戦/5分1R>
○マリサ・メッセーバレンシア(米国)1R
判定
×ポリーナ・グラナドス(米国)
<アトム級T1回戦/5分1R>
○リンダ・ミハレック(米国)1R
判定
詳細はコチラ
×ジリアン・デコーシー(米国)
<アトム級T1回戦/5分1R>
○リンジー・ヴァンザント(米国)1R3分10秒
腕十字
詳細はコチラ
×ケイティ・ペレス(米国)
<アトム級T1回戦/5分1R>
○ジェシカ・デルボニ(ブラジル)1R
判定
詳細はコチラ
×タバサ・ワトキンス(米国)

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Invicta FC44 other MMA Report アリーシャ・ザッピテーラ ジェシカ・デルボニ ブログ

【Invicta FC44】超微妙なスプリットで防衛果たしたザッピテーラが「アヤカ・ハマサキと米国で戦いたい」

<Invicta FC世界アトム級選手権試合/5分5R>
アリーシャ・ザッピテーラ(米国)
Def.2-1:48-47.48-47.47-48
ジェシカ・デルボニ(ブラジル)

慎重な立ち上がりの両者。まずデルボニがワンツーを伸ばす。ザッピテーラの右ローをかわして、再度ワンツーを見せたデルボニが左ローを入れる。ザッピテーラの右オーバーハンドは距離が遠く、デルボニが左ジャブを合わせようとする。チャンピオンが振りの大きな右オーバーハンドで踏み込むと、真っすぐを当てていくデルボニは距離が近づくとテイクダウンを狙うが、ザッピテーラががぶって離れる。

前に出て右フックから左ローを決めたデルボニに対し、ザッピテーラがテイクダウン狙いも距離が遠い。デルボニは右ストレートを打ち込み、ダブルを切っては左ジャブ。それでも組んでくるザッピテーラにがぶってヒザ蹴り、首投げを潰す。それでもザッピテーラはクリンチでパンチを打っていったが、初回は挑戦者のラウンドとなった。オープンスコアで、なぜかジャッジは2人がザッピテーラのラウンドとした。

2R、初回が取られることを知れ積極的に取りに行かなければならないことが分かっただけでも、デルボニにとって好材料か。それでも両者が慎重な間合いの測り合いのなかで、ダブルを切られたザッピテーラがヒザを狙う。デルボニもワンツーを当てるが王者が右ストレートをヒット。この距離になると、互いのパンチが当たりデルボニがワンツーを入れる。回るザッピテーラに対し、前に出るデルボニが右をヒットさせる。直後にザッピテーラも右を返し、左リードフックを打っていく。距離をアジャストできたか、思い切りワンツーを振るったザッピテーラだが、ここにデルボニがカウンターを決める。

ザッピテーラはスーパーマンパンチも遠く、右オーバーハンドにはまたもワンツーを受け、右の打ち合いでも勢いで挑戦者が優位に。さらに右に左を合わせたデルボニは、ダブルを切って逆に組みへ。この組みに対するカウンターの組みで、デルボニはヒザを受けることが多い。2Rはジャッジが3者がザッピテーラと、どうにも理解に苦しむジャッジの裁定だ……。

3R、左ジャブを当てたデルボニは、続いてワンツーを入れテイクダウン狙いを切る。ザッピテーラは左ジャブを当て、左に回る。ここで右を当てたザッピテーラだが、デルボニがワンツーを返す。さらにジャブに右を合わせるデルボニが左ジャブを入れ、ワンツーをかわす。シングルも切られたザッピテーラは、手数は減らさない。1Rと2Rのジャッジの嗜好を理解すれば、とにかく手数と動きが必要だ。

その逆にカウンターを入れるデルボニがワンツーフックから、左をカウンターでヒットする。さらに右オーバーハンドでも打ち勝ったデルボニは、ダブルを切られてヒザやフックに出るチャンピンに左フックを打ちこむ。勢いづきフックのコンビネーションを決めたデルボニは、最後もテイクダウン狙いを切り──さすがにこの回はジャッジ3者の指示を得たと思いきや、初回をデルボニとしていたジャッジがこの回をザッピテーラのラウンドとして、スコアは29-28が揃うこととなった。

4R、ザッピテーラの右オーバーハンドをかわしたデルボニは、ワンツーからローを入れる。続く右ローにザッピテーラが右を合わせると、デルボニは左ローを蹴っていく。右に左を合わせたチャレンジャーは、右を被弾して前に出ると左ジャブをヒット。左ローで前足を削りつつ左フックを当てたデルボニは、ザッピテーラの前進をバックステップでかわしシングルレッグを切る。

ここから攻撃を仕掛ける王者の動きを見極めて、さらに距離を取ったデルボニは左フックを見せ、ダブルレッグをスプロールする。続いてザッピテーラが左ジャブをヒット。挑戦者はここまでのジャッジの傾向を考慮し、手数を増やす必要はある。左フックの打ち合いからテイクダウンをこれまで通り切ったデルボニが左を当て、パンチを纏める。王者も左ジャブを返し、右アッパーを放つ。デルボニは左右のフックから左ローを決め、ザッピテーラが姿勢を乱した。この回はジャッジは3者揃ってデルボニに票を入れ、38-38✖3という状況で最終回を迎えた。

勝負の5R、フックを振るって距離を詰めたザッピテーラがヒザ蹴りを見せ、ケージにデルボニを押し込む。回って離れたデルボニは左に回るザッピテーラの右を被弾する。勝負どころの集中力が凄まじいザッピテーラは、しっかりと前に出てワンツーを放つ。デルボニもワンツーを返し、右を受けながらショートのコンビネーションを振るっていく。

ザッピテーラの踏み込みに、足を止めてフックを振るうデルボニが左ロー。ザッピテーラが右を当てる。ワンツーを当てたデルボニは、ザッピテーラの組んでからの首投げを防いで打撃の間合いに。王者の右、チャレンジャーのワンツー後、ザッピテーラはダブルレッグを切られ、打ち合いでもデルボニの手数が優ってくる。残り15秒でワンツーの右を当て、踏み込んでのフックの打ち合いでタイムアップを迎えると、両者揃って勝利をアピールした。

初回と2Rも優位としか見えなかったデルボニだが、そこでザッピテーラにつけたジャッジだけに、最終回もどうなるか分からない……。結果は案の定というか、スプリットでザッピテーラが判定勝ち。

唖然とするデルボニ、ザッピテーラはベストを尽くし王座防衛したので全く非はないが、ジャッジの裁定には異を唱えたい。

ともあれ王座初防衛に成功したザッピテーラは「世界でベストのアトム級ファイターと証明したいから、アヤカ・ハマサキと私のホームケージ……インヴィクタ、米国で戦いたい。そしてストロー級にあげて、空位のベルトを獲りインヴィクタ初のチャンプチャンプを目指したい」と話した。


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Invicta FC44 News other MMA アリーシャ・ザッピテーラ カリーナ・ロドリゲス ジェシカ・デルボニ ダイアナ・トルカト ブログ

【Invicta FC44】計量終了 インヴィクタ新たなる門出はフライ級&アトム級世界戦から!!

【写真】親会社が変わったことで中継方法や伝え方にも変化が見られるのか、興味深いインヴィクタだ (C)INVICTA FC

20日(木・現地時間)、21日(金・同)にカンザス州カンザスシティのポリス・アスレティック・リーグで開催されるInvicta FC44「Rodriguez vs Toruquato」の計量が行われた。

昨年11月20日以来、半年振りのイベントとなる今大会は、米国ではUFC Fight PassからHD局のAXS TVに中継が変更され開かれる。AXSが視聴できない日本など米国外ではYouTubeでプレリミからライブ配信される予定だ。


中継局が変わっただけでなく、AXS TVを買収したアンセム・スポーツ&エンターテイメントに売却されたインヴィクタにとって、新体制第一弾となる今大会。メインはフライ級世界王座決定戦だ。前王者ヴァネッサ・ポルトがBellatorにステップアップを果たし、空位になったベルトをカリーナ・ロドリゲスとダイアナ・トルカトが争う。

ロドリゲスは2019年11月にそのポルトの持つベルトに挑戦予定が、体重オーバーでノンタイトル戦となり判定負けに。苦い敗北以来の実戦復帰が、今回の王座決定戦となった。対するトルカトは昨年2月にインヴィクタ出場が決まっていたが、2度に渡り対戦相手が欠場となり、2019年8月のPhoenix Series以来の同プロモーションでの試合となる。トルカトはコロナ禍において、昨年10月にブラジルでRespect MMAで勝利している。

コメインではInvicta FC世界アトム級王者のアリーシャ・ザッピテーラが、ジェシカ・デルボニの挑戦を受け、昨年9月に獲得した同王座の初防衛戦に臨む。

同大会で元王者エリカ・チブルシオを破っているデルボニ。フェイスオフで・ザッピテーラが身を乗り出すように、デルボニも思い切り睨みつけ、互いに視線を外さないという気の強さを見せていた。

デルボニは昨年12月にコンバット柔術ワールド女子フェザー級GPに出場し、ATOSのフットロッカー女子ニキ・サリヴァンのトーホールドに敗れたが、掌底有りルールで試合間隔が空かないようにバトルフィールドに関わってきた経験は無駄でないはずだ。

■視聴方法(予定)
5月22日(土・日本時間)
午前7時00分~Invicta FC YouTube

■Invicta FC44計量結果

<Invicta FC世界フライ級王座決定戦/5分5R>
カリーナ・ロドリゲス: 124.7ポンド(56.56キロ)
ダイアナ・トルカト: 124.9ポンド(56.65キロ)

<Invicta FC世界アトム級選手権試合/5分5R>
[王者] アリーシャ・ザッピテーラ: 104.9ポンド(47.58キロ)
[挑戦者] ジェシカ・デルボニ: 104.8ポンド(47.53キロ

<フライ級/5分3R>
ジュリアナ・ミラー: 125.3ポンド(56.83キロ)
クレア・ガスリー: 126ポンド(57.15キロ)

<フライ級/5分3R>
ジョゼ・ストーツ: 128.7ポンド(58.37キロ)
マリア・ホセ・ファベラ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ストロー級/5分3R>
ファティマ・クライン: 115.6ポンド(52.43キロ)
アリアナ・メレンデス: 114.8ポンド(52.07キロ)

<フライ級/5分3R>
エリス・ポーン: 124.7ポンド(56.56キロ)
クリシー・イェンドーリ: 125.9ポンド(57.1キロ)

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Invicta FC42 other MMA Report アシュレイ・カミンズ アリーシャ・ザッピテーラ ブログ

【Invicta FC42】アリーシャ・ザッピテーラ、ヴァンフルーチョークで新インヴィクタ・アトム級世界王者に

<Invicta FC世界アトム級王座決定戦/5分5R>
アリーシャ・ザッピテーラ(米国)
Def.4R1分20秒by ヴァンフルーチョーク
アシュレイ・カミンズ(米国)

身長差のある両者、長身のカミンズが左手を伸ばした構えを取る。右を振るい、左フックを繰り出すザッピテーラにカミンズが右を当てる。差し出された左手を叩いたザッピテーテの左ミドルにワンツーを放ったカミンズが、続く右を打ち込み、ザッピテーラの腰が落ちる。離れたザッピテーラに再び右を当てたカミンズが、ザッピテーラのダブルレッグを切り、ケージ際で右を打って離れる。

続くテイクダウン狙いを切られたザッピテーラだが、ギロチンを切り抜けトップを取る。ハーフから首を固め、スクランブルで投げを打ったザッピテーラが、エルボーを打ちつけトップで最初のラウンドを戦い終え、ジャッジ2人だけがカミンズを支持した。

2R、スーパーマンパンチから組みついたザッピテーラが、ケージにカミンズを押し込む。ボディロックからヒップトスを狙ったザッピテーラ、これを耐えたカミンズが離れる。左ジャブを入れたカミンズは、ザッピテーラの前進に右を合わせる。ザッピテーラはそのまま組みつくが、テイクダウンは奪えないまま打撃の間合いに。

ザッピテーラの右オーバーハンドに、右をカウンターでヒットさせたカミンズが、テイクダウン狙いをケージを利して耐える。離れたザッピテーラが左フックを放つも、続く右ローに右トレートを被弾。前に出ると右を打たれるザッピテーラが、左にも右クロスを打たれ、もう一発カミンズが右を入れる。UFC Fight PassのCGではオープンスコアは確認されなかった。

3R、やや近い距離でジャブを放つカミンズは、ザッピテーラのダブルレッグを切り右を当てる。直後にローシングルを決めたザッピテーラに対し、カミンズはハイガード。腰を切って腕を狙う。ザッピテーラは察知し、右ヒザを押し当て左足を抜いてハーフへ。ワキ腹にエルボーを入れるザッピテーラ、カミンズも同じようにヒジ打ちを繰り出す。

キムラ狙いつつ、パスのプレッシャーを強めるザッピテーラは、ついにサイドを取ることに成功する。ザッピテーラはエルボーを側頭部に打ち、顔面にもパンチとエルボーを落としていく。しっかりとサイドで抑えるザッピテーラはニーインベリー、潜ったカミンズが背中を預けて立ち上がる。胸を合わせたカミンズがエルボーを放って離れたところで、ラウンド終了に。

3Rまでのスコアはカミンズが29-28、29-28、28-29でリード。残り10分、4はまずザッピテーラがテイクダウンを決め、カミンズのギロチンを防ぐ。ヴァンフルーで絞めるザッピテーラが、肩のプレッシャーを強める。動けないカミンズがタップし──アリーシャ・ザッピテーラが新インヴィクタFC世界アトム級チャンピオンに輝いた。

「ホント、信じられない。バックステージに戻ってきたも、現実だとは思えないの。最初の2Rは厳しくて、ヴァンフルーを極めることができるなんて……。少し、次の試合まで時間をおきたい」と新チャンピオンは話した。


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Invicta FC42 News other MMA アシュレイ・カミンズ アリーシャ・ザッピテーラ ブログ

【Invicta FC42】計量終了 Covid19で1試合が消滅、1試合が代役登用のキャッチ戦に

【写真】オフィシャルから配布された写真は、なぜかメインはザッピテーラのピンショットでカミンズとのフェイスオフや彼女の写真はなかった。下はデルボニとチブルシオのブラジリアン対決=好勝負必至 (C)INVICTA FC

16日(水・現地時間)、17日(木・同)にカンザス州カンザスシティのポリス・アスレティック・リーグで開催されるInvicta FC42「Cummins vs Zappitella」の計量が行われた。

常打ち会場メモリアルホールから、青少年センターに場所を移して無観客で行われる同大会。メインは空位のInvicta FC世界ストロー級選手権試合=アシュレイ・カミンズ✖アリーシャ・ザッピテーラが組まれている。



Invicta FC42「Cummins vs Zappitella」 (9月17日)

当初の予定では6試合が予定されていたが、バンタム級のオータム・ノートンとブリトニー・クラウドの一戦がCOVID19の検査の結果行われなくなったというアナウンスされているが、どちらの選手が陽性だったか発表されていない。

また新型コロナウィルスの検査により、ストロー級で組まれていたジェニファー・チェンとフオーレ・アニの一戦もCovid19の影響で、アニに代わりチェンがヘレン・ペレルタと対戦。ストロー級でパスしていたチェンは119.3ポンドだったペレルタと120ポンド契約で戦うこととなっている。

■視聴方法(予定)
8月18日(金・日本時間)
午前10時00分~UFC FIGHT PASS

■Invicta FC42計量結果

<Invicta FC世界ストロー級王座決定戦/5分5R>
アシュレイ・カミンズ: 104.9ポンド(47.58キロ)
アリーシャ・ザッピテーラ: 104.4ポンド(47.35キロ)

<バンタム級/5分3R>
リサ・ヴェルゾサ: 134.5ポンド(61.0キロ)
ラケル・カヌート: 135.6ポンド(61.5キロ)

<ストロー級/5分3R>
ジェシカ・デルボニ: 115.6ポンド(52.43キロ)
エリカ・チブルシオ: 115.1ポンド(52.2キロ)

<フライ級/5分3R>
ヴィクトリア・レオナード: 125.7ポンド(57.01キロ)
リズ・トレイシー: 125.3ポンド(56.83キロ)

<120ポンド契約/5分3R>
ジェニファー・チェン: 114.9ポンド(52.11キロ)
ヘレン・ペレルタ: 119.3ポンド(54.11キロ)

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Invicta FC40 Other MMA Result アリーシャ・ザッピテーラ エミリー・ダコーテ ブログ リンジー・ヴァンザント

【Invicta FC40】試合結果 日本人選手の物差しとなる大会。ダコーテ、ザッピテーラが判定勝ち

【写真】ザッピテーラが総合力でヴァンザントを下した(C)DAVE MANDEL/INVICTA FC

2日(木・現地時間)、カンザス州カンザスシティのメモリアル・ホールでInvicta FC40「Duote vs Lima」が開催された。

新型コロナウィルス感染拡大の影響で、3月以来の活動再開となったインヴィクタFC。メインでは村田夏南子とのストロー級王座決定戦で敗れたエミリー・ダコーテが、ジュリアナ・リマに判定勝ち。

セミでは浅倉カンナに敗れているアリーシャ・ザッピテーラが、RENAと1勝1敗のリンジー・ヴァンザントに勝利するなど、RIZINとの縁の深いファイターが上位カードに出場──UFCへの女子ファイターの最大手供給源での今回の結果は、日本女子MMAファイターの力がどこにあるか、スケールにできるイベントだった。

Invicta FC40「Ducote vs Lima」
<ストロー級/5分3R>
○エミリー・ダコーテ(米国)3R
判定
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×ジュリアナ・リマ(ブラジル)
<アトム級/5分3R>
○アリーシャ・ザッピテーラ(米国)3R
判定
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×リンジー・ヴァンザント(米国)
<フェザー級/5分3R>
○チェルシー・チャンドラー(米国)1R1分05秒
RNC
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×リヴ・パーカー(米国)
<フライ級/5分3R>
○トリーシャ・シセロ(米国)3R
判定
×ローラ・ガヤルド(米国)
<ストロー級/5分3R>
○ジーニア・グッディン(米国)3R
判定
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×シェルビー・コーレン(米国)
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【Invicta FC40】ヴァンザント、イージーに下になり過ぎ、スプリットでザッピテーラに敗れる

<アトム級/5分3R>
アリーシャ・ザッピテーラ(米国)
Def.2-1:30-27.29-27.28-29
リンジー・ヴァンザント(米国)

右フックを振るうザッピテーラ、ヴァンザントはダックからローを蹴る。シングルレッグでテイクダウン狙ったザッピテーラに対し、ヴァンザントは前転してガードを選択する。ハーフのヴァンザントが足を戻すと、割って立ち上がったザッピテーラが組んでケージに押し込む。押し返し小外掛けでテイクダウンをヴァンザントが仕掛けるも、ウィザーで腕をきかせたザッピテーラがトップを取り切り、パスからサイドで抑え込む。

ヴァンザントは足を戻すことができず。右のパンチ、ショートエルボーを落とされる。ワキをすくえず肩ブリッジも潰されたヴァンザントだが、残り70秒で足を戻す。すぐに左足を抜いたザッピテーラがアメリカーナ、直後にパスガードを決める。ブリッジから足を戻したヴァンザントは最後に右ミドル、受け止めたザッピテーラが右を振るって時間となりジャッジ3者ともザッピテーラのラウンドとした。

2R、左フックにダブルを合わせたヴァンザントだが、切ったザッピテーラが逆にテイクダウンを決める。ラバーガード狙いのヴァンザントのオモプラッタにも、上体を起こして腕を抜いたザッピテーラが力強い寝技でパスを決める。肩を押しつつヒップエスケープのヴァンザント、潰したザッピテーラは足を戻されると距離を取り、ヒザを着いた状態から飛び込んでパンチを狙う。

試合がスタンドに戻るとヴァンザントが後ろ回し蹴り。ヴァンザントは左ミドルでバランスを崩し、背中をマットにつける。寝技に拘らなかったザッピテーラは、打撃戦を選択もやや疲れてきたが。ザッピテーラの左フックに右を合わせたヴァンザントが、ダブルレッグを切り、右ハイを繰り出す。ザッピテーラは続くダブルレッグからのスクランブルで、ヒザをボディに突き刺す。引き込んですぐに立ち上がったヴァンザント、ラウンド終了時点でジャッジの判断は20-18に加え19-18という判断が難しいスコアもあり、2人がザッピテーラを支持。もう1人は19-19のイーブンだった。

最終回、ヴァンザントはワンツーにダブルレッグを合わせられるも切って、スタンドをキープ。ザッピテーラは続いてローシングルを仕掛けるが、ヴァンザントは反転して足を抜く。右ミドルに組みついたザッピテーラは頭が落ち過ぎてしまい、ヴァンザントがバックに回り足をフックしていく。

胸を合わせ、足を抜いたザッピテーラがサイドで抑え、ワキ腹にエルボーを入れる。ヴァンザントが足を戻して、胸を蹴ってスタンドへ。鋭い右ミドルハイを蹴ったヴァンザントはテイクダウンを切り、ヒザ蹴りを狙う。さらに跳びヒザを見せたヴァンザントだが、ここにテイクダウンを合わされて下に。クローズドガードから、三角狙いのヴァンザントは、反応されると蹴り上げから立ち上がり、ここも跳びヒザを狙う。

互いに引かず、右を狙ったところでタイムアップに。ジャッジの判断はスプリットに割れ、ザッピテーラが判定勝ちを手にした。


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【Invicta FC40】計量終了 RENAと1勝1敗のヴァンサントがマスク姿のハーレー・クインに

【写真】マスク姿、そしてバーズ・オブ・プレイではなくスーサイド・スクワット版のハーレイ・クインが登場した(C)DAVE MANDEL/INVICTA FC

1日(水・現地時間)、2日(木・同)にカンザス州カンザスシティのメモリアル・ホールで開催されるInvicta FC40「Ducote vs Lima」の計量が行われた。

3月以来、4カ月振りの活動再開となったインヴィクタFCだが、フライ級でヴィクトリア・レオナードと対戦予定だったディアナ・ベネットが、減量中に体調不良となり計量を行うことができず欠場に。レオナードは計量にパスした時点でファイトマネーは手にできるが試合はなくなってしまった。


今大会の計量は、体重を測る際にはマスクをせず、ステアダウンでマスク着用という進行が見られセミで昨年8月にRIZINで浅倉カンナに敗れているアリーシャ・ザッピテーラと対戦する──RENAと1勝1敗、紫乃バンフーズに勝利──リンジー・ヴァンザントは、DCコミックスのスーパーヴィランランで、カワ危ないハーレイ・クインに変身にフェイスオフを行った。

メインでジュリアナ・リマと戦うエミリー・ダコーテは村田夏南子と世界ストロー級王座決定戦で敗れているファイター。J-女子MMAと関係するファイターが目立つ今大会は、5試合というコンパクトなイベントとなる。

■ Invicta FC40計量結果

<ストロー級/5分3R>
エミリー・ダコーテ: 115.2ポンド(52.25キロ)
ジュリアナ・リマ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<アトム級/5分3R>
アリーシャ・ザッピテーラ: 105.7ポンド(49.94キロ)
リンジー・ヴァンザント: 105.2ポンド(47.71キロ)

<フライ級/5分3R>
ディアナ・ベネット:──
ヴィクトリア・レオナード: 125.9ポンド(57.1キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェルシー・チャンドラー: 145ポンド(65.77キロ)
オリヴィア・パーカー: 145.7ポンド(66.08キロ)

<フライ級/5分3R>
トリーシャ・シセロ: 126ポンド(57.15キロ)
ローラ・ガヤルド: 125.1 ポンド(56.74キロ)

<ストロー級/5分3R>
ジーニア・グッディン: 115.9ポンド(52.57キロ)
シェルビー・コーレン: 115.9ポンド(52.57キロ)