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【Brave CF35】試合結果 ケンポーカラテ家ずらり、止めないレフェリー。ルーマニアのMMAがヤバイ

【写真】財力のある地下格闘技のような大会だったルーマニアでのブレイブCF(C)BRAVE CF

20日(月・現地時間)、ルーマニアはブカレストのベラリアHでBrave CF35が開かれた。

中東バーレーンの王族で同国の青少年スポーツ最高評議会の議長を務めるシェイフ・ハリド・ビン・ハマド・アール・ハリーファ王子率いるBrave CFの活動再開は現地のプロモーションであるReal Xtreme Fighting=RXFが全面協力というか、実質イベントを仕切っておりルーマニア人選手が多く出場した。

現地とプロモーションとの共同開催、今回はルーマニア色が濃く出た大会といえる。そして選手のクオリティ、レフェリングなど、まるでUFC初期のようなえげつなさが見られた。ブレイブというよりも、ルーマニアMMA界の一端が伺える大会だった。

加えてこのイベントを世界に無料配信できる財力もまた、着目せざるを得ないだろう。

Brave CF35
<88キロ契約/5分3R>
○エンリコ・コルテーゼ(イタリア)1R2分00秒
RNC
詳細はコチラ
×クラウジウ・アレクセ(ルーマニア)
<ヘビー級/5分3R>
○イオン・グリゴーレ(ルーマニア)2R4分30秒
KO
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×ママドゥ・ラミンセニ(セネガル)
<女子フライ級/5分3R>
○マーリン・ヘルマンソン(スウェーデン)2R2分36秒b
RNC
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×アナ・マリア・パル(ルーマニア)
<72キロ契約/5分3R>
○アブンバカ・トゥンキャハ(フランス)2R3分36秒
TKO
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×マルヴィン・ベレチュ(ルーマニア)
<67.2キロ契約/5分3R>
○ミハイ・ロレンテュイ・イオルガ(ルーマニア)2R3分34秒
KO
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×ロアン・ブルチャニュ(ルーマニア)
<ウェルター級/5分3R>
○ミーレル・ドロガン(ルーマニア)1R2分39秒
ギロチンチョーク
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×マリアン・オラル(ルーマニア)


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Brave CF35 other MMA Report エンリコ・コルテーゼ クラウジウ・アレクセ ブログ

【Brave CF35】エンリコ・コルテーゼ、代役アレクセを叩きつけてマウント、殴ってRNC葬

<88キロ契約/5分3R>
エンリコ・コルテーゼ(イタリア)
Def.1R2分00秒by RNC
クラウジウ・アレクセ(ルーマニア)

モハメド・ファフレディンがルーマニア入りできず、MMA初陣のキックボクサー=アレクセがコルテーゼと戦うこととなったメインイベント。ローをよけたアレクセだがコルテーゼが右を見せてダブルレッグからリフトアップ&スラム。下になって体を抱えるアレクセは、寝技はやはりできないか。コルテーゼはハーフから足を抜いてマウントを取るとエルボーを思い切り落とす。

さらに左のパンチ&エルボーで背中を見せたアレクサは、RNCで即タップした。


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Brave CF35 other MMA Report イオン・グリゴーレ ブログ

【Brave CF35】途中でヒザで手を置いて止まったグリゴーレが、もっと疲れたラミンセニをアッパーでKO

<ヘビー級/5分3R>
イオン・グリゴーレ(ルーマニア)
Def.2R4分30秒 by KO
ママドゥ・ラミンセニ(セネガル)

すぐに組みついたグレゴーレが、ケージにラミンセニを押し込む。ヒザが2度ほど急所に入るが、レフェリーが流す。グレゴーレのシングルをラミンセニは足をすくってリバーサル。逆にケージにグレゴーレを押し込む。体を入れ替えたグリゴーレはヒザをボディに入れる。離れ際に右フックを入れたラミンセニは、粗いパンチの打ち合いの中で右を当てる、必死に首相撲を取ったグリゴーレは、アッパーの連打を受ける。ラミンセニが離れると、パンチの空振りから組みにいったグレゴーレは、バンラスを崩して前方に崩れる。サイドバックから左のパンチを打たれる。

グレゴーレはパンチを嫌がって上を向き、ラミンセニがマウントを奪取。最後の10秒間、パンチを落とし続けたラミンセニが初回を取った。

2R、組みに行ったグリゴーレは、切られてラミンセニの左フックを被弾する。ここから粗い打ち合いになり、左や右フックを受けたグリゴーレはヒザに手を置いて止まる動きを見せる、そこで攻めないラミンセニ、両者に注意が与えられる。右フックを被弾し、下がったラミンセニはまたもヒザに両手を置く。ラミンセニもノーガードで殴り、スタミナをロス。それでも右を当て、下がったグレゴーレにパンチをまとめるも疲れてシングルレッグへ。

グレゴーレは簡単に倒れて、下になるもラミンセニも動けない。キムラを狙われたラミンセニは全く上で動けず、レフェリーがブレイクを命じる。ここから立ち上がるのに時間が掛ったラミンセニが逆にグレゴーレのパンチを被弾して下がる。とアッパーの連打を受けたラミンセニが腰からキャンバスに崩れ、グリゴーレが逆転KO勝ちした。


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Brave CF35 other MMA Report アナ・マリア・パル ブログ マーリン・ヘルマンソン

【Brave CF35】スウェーデンのヘルマンソンが、ボクシングでパルを圧倒し最後はRNC

<女子フライ級/5分3R>
マーリン・ヘルマンソン(スウェーデン)
Def.2R2分36秒by RNC
アナ・マリア・パル(ルーマニア)

ルーマニアのリアリティTVで人気のパルに対し、ボクシング・ベースのヘルマンソンが前に出て左右の連打を見せる。遠い距離で蹴りを繰り出すパルは飛び込んでの左フックをかわされる。左ジャブを伸ばすヘルマンソンだが、左ハイを顔面に受けそうになる。首相撲からヒザを入れたヘルマンソンは、左の蹴りに左フックを合わせる。頭を振って右を入れたヘルマンソンは、ワンツーを伸ばす。

ヘルマンソンが左ジャブを当て、蹴りに左を合わせる攻撃を続け、ワンツーを思い切り打ちこむ。パルのダブルレッグを切ったヘルマンソンはボディを2つ入れ、拳をグルグル回して挑発する。蹴りをブロックしてワンツーのヘルマンソンは、右オーバーハンドも当てパルを圧倒する。必死に蹴りを出すパルに右を打ち込んだヘルマンソンは、ジャブで後退させる。ダブルレッグでケージにヘルマンソンを押し込んだパルだが、ここで初回が終わった。

2R、ヘルマンソンがまず右フックを当てテイクダウン狙いを切る。左が入ったパルが、粗いながら勢いのあるパンチで前に出る組んだヘルマンソンがボディロックテイクダウンから直接マウントを取る。ヘルマンソンが自らハーフに戻り、ブリッジに腕十字を仕掛ける。腕を取らせなかったパルだが、マウントを再び許しパンチを連打される。頭を抱えて背中を見せたパルが殴られても、またもレフェリーは止めない。パルは必死にシングルに出るが、潰してRNCをヘルマンソンが極めタップを奪った。


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Brave CF35 other MMA Report アブンバカ・トゥンキャハ ブログ

【Brave CF35】レフェリーも怖い──ルーマニアMMA。トゥンキャハがベレチュをパウンドアウト

<72キロ契約/5分3R>
アブンバカ・トゥンキャハ(フランス)
Def.2R3分36秒by TKO
マルヴィン・ベレチュ(ルーマニア)

モルドバのアンドレイ・バルバロサが欠場し、ドゥンキャハはフェザー級から72キロ契約でベレチュと対戦。ベレチュもまたケンポーカラテの国内王者だという。まず左ローを蹴ったベレチュは右ロー、左ハイというキレのある蹴りを見せる。トゥンキャハはダブルレッグを仕掛けると、ベレチュはジャンピングガ―ドからギロチンへ。頭を抜いたトゥンキャハに三角を狙う仕草も見せるベレチュだが、トゥンキャハがガードの中からパンチを腹に落とし、鉄槌を顔面に落とす。

今年を上げたトゥンキャハが勢いの良い左右のパウンドを続け、左エルボーを打ちつける。両腕でパンチを落とされるベレチュは腰を切って腕十字──と思いきや、キムラクラッチのまま腹ばいになる。腕を抜いてトップを取ったトゥンキャハはクルスフィックスでエルボーを連打し、殴られ続けるベレチュを見ても試合を止めない。1分近く殴られ続け、動けなかったベレチュはレフェリーに見殺しにされる前にタイムに救われた。

2R、ローに右を合わせるベレチュは、ダブルレッグですぐにテイクダウンを許す。ガードの中でトゥンキャハはエルボー、パンチを落とす。ベレチュは必死にクローズドガードを取るが、ケージに詰められ右のパンチの連打を受ける。頭を守るだけのベレチュを見ても、レフェリーはストップをかけない。一度休んでから、パンチを続けたトゥンキャハにベレチュがスイープを仕掛ける。

これを防がれると、ベレチュは必死の三角狙いも担がれパスからマウントを奪われる。左右のエルボーを連続でトゥンキャハが落とすと、ついにレフェリーが試合を止めた。


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Brave CF35 other MMA Report ブログ ミハイ・ロレンテュイ・イオルガ ロアン・ブルチャニュ

【Brave CF35】インターバル中に腕立て伏せをしていたイオルガが、右ハイキックでブルチャニュをKO

<67.2キロ契約/5分3R>
ミハイ・ロレンテュイ・イオルガ(ルーマニア)
Def.2R3分34秒by KO
ロアン・ブルチャニュ(ルーマニア)

今大会の実働プロモーションRFX支配下の選手がそうなのか、ルーマニアのMMAファイターに多いのか、イオルガもケンポーカラテの国内王者だ。対するブルチャニュはMMAで8勝17敗という恐るべきレコードの持ち主──で、体重は4.2キロも軽い。

ローを蹴り合った両者、イオルガのローでブルチャニュの体がよれる。遠い距離からローを続けるイオルガが左ハイキックから前に出て思い切りフックを振っていく。力が入りまくりのイオルガ、ブルチャニュと共に極端に手数が少ない。ブルチャニュは左ジャブをようやく見せるも、ローと前蹴りを被弾する。イオルガはローに左を合わされ、左ローを蹴る。

残り10秒を切り、ブルチャニュがテイクダウンへ。イオルガはスプロールし、右フックを振るい、時間になってから左ミドル──さらにインターバル中に腕立て伏せを見せた……。

2R、初回と変わらずローから前蹴りを繰り出すイオルガ。右ミドルハイを肩口に受けたブルチャニュは体ごと折って行かれそうになる。それも右ジャブを振って前に出るブルチャニュだったが、右ハイをモロに顔面に受け失神KO負けとなった。


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Brave CF35 other MMA Report ブログ ミーレル・ドロガン

【Brave CF35】41歳、ケンポー3段──UFC初期のような趣のオラル。ギロチンでドロガンに敗れる

<ウェルター級/5分3R>
ミーレル・ドロガン(ルーマニア)
Def.1R2分39秒by ギロチンチョーク
マリアン・オラル(ルーマニア)

キックボクシングでは15勝2敗、東欧圏の一部で盛んなケンポーカラテの選手として長らく活躍してきたドロガンに対し、ケンポー3段でアマキック王者、グラップリングでも活動する41歳のオラルが戦うルーマニア勢対決。サウスポーのドロガンに対し、オーソからスイッチして分かりやすい後ろ回し蹴りを繰り出したオラル。続いてミドルから左ローを蹴ったオラルに対し、ドロガンがローを蹴り返す。続いて右ロングフックを当てたドロガンが左ストレートを打ち込む。

まるでUFC初期にオクタゴンに入った武道家を名乗る選手のような動きのオラルはパンチが見えていないようで、左フックを被弾してケージ際まで下がる。ミドルを蹴られたドロガンが距離を詰めてダブルレッグでテイクダウンを奪う、マウントへ。上体を起こしたオラルは、ギロチンで絞め上げられあえなくタップした。


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Brave CF35 News other MMA エンリコ・コルテーゼ ブログ モハメド・ファフレディン

【Brave CF35】対戦カード Brave CF再開はルーマニアで、レバノン人✖イタリア人対決から

【写真】モハメド・ファフレディン(レバノン)=左と、エンリコ・コルテーゼ(イタリア)(C)BRAVE CF

2020年7月20日(月・現地時間)
Brave CF35
ルーマニア ブカレスト
ベラリアH

■視聴方法(予定)
7月21日(火・日本時間)、午前0時00分~ FITE

■対戦カード

<ミドル級/5分3R>
モハメド・ファフレディン(レバノン)
エンリコ・コルテーゼ(イタリア)

<フェザー級/5分3R>
アブンバカ・トゥンキャハ(フランス)
アンドレイ・バルバロサ(モルドバ)

<女子フライ級/5分3R>
マーリン・ヘルマンソン(スウェーデン)
アナ・マリア・パル(ルーマニア)

<ウェルター級/5分3R>
ママドゥ・ラミンセニ(セネガル)
イオン・グリゴーレ(ルーマニア)