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【Bellator260】計量終了 クラックストン「大学も出て、学位もある。この試合が人生を左右することない」

【写真】米国ではマスクが嫌がれるのが分かる?! 眼だけ見ると、異様に怖いクラックストン(C) BELLATOR

11日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのFight sphere=モヒガンサン・アリーナ で開催されるBellator260「Lima vs Amosov」の計量が、10日(木・同)に行われた。

メインではBellator世界ウェルター級王者ドゥグラス・リマが、キャリア25連勝中のヤースラフ・アマソフの挑戦を受ける。

セレモニアル計量後、マスク着用のスコット・コーカーを中央にフェイスオフを行った両者は、肩を組んで記念撮影に収まった。


デイリーの腹回りが……(C)BELLATOR

ウェルター級の新旧対決=175ポンド契約で激突するポール・デイリー✖ジェイソン・ジャクソン。

そのジャクソンとサンフォードMMAの同門で、マーク・レミンガーと対戦する──もう1人のジャクソン=ダマルケス・ジャクソンは4月16日の敗北からの再起戦を前に、個別取材で「サンフォードMMAのチームの皆の士気の高さが、俺をプッシュしてくれる」と話していた。

さらにアーロン・ピコもメインカードで出場する今大会、プレリミでは同じくフェザー級の一戦=ジャスティン・ゴンザレス✖タイワン・クラックストンに注目だ。

LFA王者からベラトール参入のゴンザレス戦を前に、クラックストンは同じく個別取材で「アイツと俺は経験値が違う。俺のようなタフな相手と戦っていない」とワールドGP出場選手の意地が伺われた。

さらにクラックストンは「この試合はベラトールとの契約の最終試合だ。現状で更新の話はない。ただし、ジャスティン・ゴンザレスとの試合を見たら、スコット・コーカーも考えなおすだろうし、他からもオファーは来るはずだ。だからといって俺は何もこの試合が特別だとは思っていない。俺は大学を卒業し、学位を持っている。それを使って仕事に就ける。だから、何も今回の試合で人生が左右されるようなことはないんだ」と一風変わった自信に溢れる言葉を口にしていた。

■視聴方法(予定)
6月12日(土・日本時間)
午前7時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator260計量結果
<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ドゥグラス・リマ: 169.75ポンド(76.99キロ)
[挑戦者]ヤーソラフ・アモソフ: 170ポンド(77.11キロ)

<175ポンド契約/5分3R>
ポール・デイリー: 175ポンド(79.37キロ)
ジェイソン・ジャクソン: 175ポンド(79.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ: 145.75ポンド(66.11キロ)
エイデン・リー: 145ポンド(65.77キロ)

<128ポンド契約/5分3R>
ヴァネッサ・ポルト(ブラジル)
イララ・ジョアニ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ダマルケス・ジャクソン: 170ポンド(77.11キロ)
マーク・レミンガー: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
カイル・クラッチマー: 170.75ポンド(77.45キロ)
レヴァン・チョクヒリ: 170ポンド(77.11キロ)

<フェザー級/5分3R>
タイワン・クラックストン: 146ポンド(66.22キロ)
ジャスティン・ゴンザレス: 145ポンド(65.77キロ)

<ライト級/5分3R>
ニック・ニューウェル: 156ポンド(70.76キロ)
ボビー・キング: 156ポンド(70.76キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
ルカス・ブレナン: 146.5ポンド(66.45キロ)
マシュー・スキビッキー: 146ポンド(66.22キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
アマンダ・ベル: 145ポンド(65.77キロ)
マリーナ・モフナトキナ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アレックス・ポリジィ: 205ポンド(92.99キロ)
グスタボ・トゥルヒーリョ: 205.25ポンド(93.09キロ)

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News UFC UFN189  グラチアン・サジンスキ カムエラ・カーク グレゴリー・ホドリゲス タバタ・ヒッチ ブログ

【UFN189】計量終了 SEI☆ZAファイターのタバタ・ヒッチ等、LFAからスクランブルで3選手がデビュー

【写真】ホドリゲスはタイトル奪取から3日にUFCとサインアップ。これぞLFA (C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN189:UFN on ESPN+47「Rozenstruik vs Sakai」の計量が4日(金・同)に行われた。

14試合のロングラン興行だけあって、直前まで対戦カードの変更が見られたが、LFAからスクランブル発進で3人のファイターにUFCデビューを果たす。


(C)Zuffa/UFC

まず5月23日にマクワン・アミルカーニと対戦予定だったネイト・ランドヴェールの欠場により、カムエラ・カークのオクタゴンデビューが決まった。

カークはLFAで2連勝後に2019年シーズンのコンテンダーシリーズに出場もKO負け、1年後に再起戦=LFAでのブルーノ・ソウザ戦でもスプリット判定負けと後のない状況に追い込まれた。ここからLFAで連勝したクラーク、5月のダニエル・スウェイン戦では彼のグライディングファイトにスウェインに「もう終わり。引退だ」と試合だけでなく現役生活まで諦めさせてしまった試合は、まだ印象に新しいところだ。

カムエラのUFCステップアップの翌日24日にはドゥスコ・トドロビッチの対戦相手だったマキ・ピトロが負傷欠場となり、LFAミドル級王者グレゴリー・ホドリゲスの代役出場が決まった。

ホドリゲスは、その3日前のLFA108でジョシュア・フレムドを見事な右ストレートでKOしたばかり、即UFCとサインを果たした。LFAの歴代ミドル級チャンピオン~エリク・アンダーソン、マルクス・ペレス、アンソニー・ヘンダーソン、イアン・ハイニッチ、ブレンダン・アレン~は、今回のホドリゲスのステップアップにより、6人全員がUFC進出を果たすことになった。

さらに計量の前日にタバタ・ヒッチのスクランブル発進と、マノン・フィオホ戦が明らかとなった。フィオホが元々戦う予定だったマリナ・モロズの欠場理由は伝わってこないが、1日(火・同)に予定されていたメディアデーで、フィオホは直前で欠席が決まり、この時にモロズのプルアウトが陣営に伝えられていたようだった。

(C)Zuffa/UFC

ヒッチは昨年9月にLFAにデビューする以前は日本でSEI☆ZAに出場しており、小見川道大に柔道の指導を受け講道館柔道の黒帯を手にしている。

とはいえ本来はストロー級、そして組みの強さに対して、打撃にはまだまだ課題があるヒッチ。対するフィオホは長身のフランス人ストライカーで、女ワンダーボーイ(=ワンダーガール??)ばりにサイドキック基調のファイトを展開する。

組み&寝技においてはフィオホも成長過程にあるが、サイドキックが得意な遠距離ファイターではなく、接近戦では力強い首相撲と鋭いヒザ蹴りを得意としており、ヒッチのオクタゴン初陣は相当にタフな戦いになることが予想される。

■視聴方法(予定)
6月7日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS

■UFN189計量結果

<ヘビー級/5分5R>
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク: 254ポンド(115.21キロ)
アウグスト・サカイ: 255.5ポンド(115.89キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ウォルト・ハリス: 264 ポンド(119.74キロ)
マルチン・ティブラ: 251ポンド(113.85キロ)

<ミドル級/5分3R>
ロマン・デリツ: 186ポンド(84.37キロ)
ロウレアノ・スタルポリ: 185ポンド(83.91キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サンチアゴ・ポンジニビョ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ミゲール・バエサ: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
ドゥスコ・トドロビッチ: 186ポンド(84.37キロ)
グレゴリー・ホドリゲス: 186ポンド(84.37キロ)

<ミドル級/5分3R>
トム・ブリーズ: 186ポンド(84.37キロ)
アントニオ・アローヨ: 186ポンド(84.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
マクワン・アミルカーニ: 146ポンド(66.22キロ)
カムエラ・カーク: 146ポンド(66.22キロ)

<女子フライ級/5分3R>
モンタナ・デラロサ: 126ポンド(57.15キロ)
アリアニ・リプスキ: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ヘビー級/5分3R>
タナー・ボーザー: 242ポンド(109.77キロ)
イリル・ラティフィ: 240ポンド(108.86キロ)

<ウェルター級/5分3R>
フランシスコ・トリナルド: 169.5ポンド(76.88キロ)
ムスリム・サルコフ: 171ポンド(77.56キロ)

<ライト級/5分3R>
アラン・パトリック: 154.5ポンド(70.08キロ)
メイソン・ジョーンズ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
マノン・フィオホ: 125.5ポンド(56.92キロ)
タバタ・ヒッチ: 124.5ポンド(56.47キロ)

<フェザー級/5分3R>
ユーゼフ・ザラル: 146ポンド(66.22キロ)
ショーン・ウッドソン: 145ポンド(65.77キロ)

<ライト級/5分3R>
クラウジオ・プエレス: 155ポンド(70.31キロ)
ジョーダン・ラヴィット: 156ポンド(70.76キロ)

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J-CAGE News NEXUS23  グラチアン・サジンスキ タイガー石井 ブログ 橋本薫汰 駒杵嵩大

【NEXUS23】駒杵嵩大が返上したベルトを賭けて、橋本薫汰とタイガー石井でフライ級王座決定戦

【写真】駒杵がベルトを返上し、王座決定戦が行われることに(C)MMAPLANET

20日(木)、Fighting NEXUSより7月25日(日)に東京都新宿区のGENスポーツプラザでNEXUS23開催されることと第一弾のカードが発表された。

今回のリリースではトリプルメインと銘打たれた上位カードではNEXUSフライ級王座決定戦として橋本薫汰✖タイガー石井、メイン第1試合として当日計量の61.2キロ契約マッチ=亀松寛都✖田口滉人戦が組まれることが明らかとなっている。

フライ級王座決定戦が実施されるということは、初代フライ級チャンピオンの駒杵嵩大の王座返上を意味する。


2019年11月に初代フライ級王座決定トーナメントで優勝したベルトを巻いた駒杵は、パンデミック以降は昨年8月にZST68でGladiatorスーパーフライ級チャンピオンの宮城友一と対戦し腕十字で一本勝ちをしている。

この時にRIZIN出場をアピールしたが、現時点では実現しておらず、その後は中東BRAVE CFのフライ級王座決定Tの出場リストに入った、Gladiatorでチャンプ対決の交渉がなされているなど、断片的に駒杵の試合に関する情報は伝わってきた。結果NEXUSでは1年半リングに上がっておらず、駒杵は今回のタイトル返上に際して、以下のようなコメントをプレスリリースに寄せている。

駒杵嵩大
「Fighting NEXUS 初代フライ級王者の駒杵嵩大です。この度、王座を返上させて頂くこととなりましたのでご報告させて頂きます。返上を考えたのは海外も含め他団体からオファーが来るようになり、もうワンランク上での相手とやりたいと思ったからです。

コロナの影響もありうまく試合の話が進まないことも現状ありますが、交渉がまとまったときにすぐ試合ができるように毎日練習して準備しています。国内でチャンピオンになれたこともあっての話もあるのでNexusにはとても感謝しております。

総合格闘技を始めて2、3年ですがトーナメントに参加させていただき、チャンピオンとして知名度を上げて頂いたことをありがたく思っています。Nexusで試合をする事で勝ち癖をつける事も出来ましたし、色々経験させていただきました。去年の8月のZSTからコロナの関係で試合出来ていませんが、練習で確実に強くなっています。国内チャンピオンとやっても勝てると思っているので今後とも応援よろしくお願いします」

東海大柔道部出身、優れたフィジカルと運動神経を持つ駒杵は国内メジャーに老舗団体、あるいは海外フィーダーショーでの活躍も十分に見込めるポテンシャルの持ち主だけに、早々に次なる戦いの舞台が正式発表されることに期待したい。

なお今大会では滝田J太郎✖寿希也、村田純也✖安永有希、大越崇弘✖須藤拓真、唐沢タツヤ✖森山壱政というマッチアップも決まっている。

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Interview J-CAGE Shooto2021#03  グラチアン・サジンスキ ブログ 石井逸人 野尻定由

【Shooto2021#03】インフィニティ優勝、石井逸人「道草食い過ぎてきたので、ベルトを獲りに行きます」

【写真】日本のメイヘム?!──石井逸人(C)MMAPLANET

16日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたShooto2021#03で、石井逸人が野尻定由とドローながら、総得点でその野尻、小野島恒太を退けインフィティリーグ2020バンタム級で優勝を果たした。

新型コロナウィルス感染問題により、試合スケジュールが大幅にリセットされるなか、石井は緊急事態宣言下でも試合を欲し、リーグ戦以外も戦ってきた。

しかしながら1月に一本勝ちをしながら、不道徳行為と十分な反省が見られなかったということで厳重注意処分を修斗狂気協会から受けるなど、やらかしてしまっていた。

とにかく結果を残すしかないMMAにあって、ひたすら結果を残すしかないなかでインフィティリーグを制した石井に大会終了直後に話を訊いた。


──色々あったインフィニティ・リーグ、優勝で終えることができました。おめでとうございます。

「これまで特にベルトが欲しいとかなかったのですが、TRIBEで練習するようになったタイトルが欲しいと思うようになりました。それにはインフィニティを取ることが近道になる。だから仕切り直しのつもりで出ました。なので、優勝できたことで一安心はしています。

途中であんなことをしてしまって、また色々な人が不快に思う事をしてしまって申し訳ないと思っています。出場した全選手に改めて『スミマセン』と言いたいです」

──本当に……必要ないことをしてしまいました。ところでインフィティリーグはポイント制で、純粋なワンマッチとは違う戦略が必要になってきます。その辺りは何か頭に入れて戦っていたのでしょうか。

「ホント、何も考えずに……そういうことを考えられないからこそ、ノープランで戦いました。こういうことをしようというはなくて、やってきたことを出すことができれば結果につながると思っていました。練習してきたこと、自分が出したかったことは出せたかと思います。

ただカーフを蹴られていたのが、マイナスになってドローになってしまったのかな……と」

──初回はあれだけ圧倒しましたが、2Rはイーブンになり微差で野尻選手が取ったという感じでした。

「イーブンでしたね。自分もそう思いました。初回を取ったらマインド的に行けると思って。

初回に当たったパンチが効いていたのも分かったのですが、それで『打ちたい』、『打ちたい』という気が強くなって、逆に打ち込むためにタイミングを測り過ぎて待つような感じになってしまいました。

それでも終わった時は勝ったかと思いましたが、ドローでしたね」

──今年26歳、若い若いと言われていましたが、すぐに30歳が見えてきます。階級は違いますが、平良達郎、宇田悠斗という年下の世代がタイトルに絡んでこようかとしています。

「他人は他人、自分は自分です。年下、年上とか関係なく僕は自分がやるべきこと、結果を残していくだけです。年齢が若いから上がって来るんじゃなくて、良い選手だから上がってくるので。ベテランでも良い選手はいるし、そのなかで自分が戦っているだけで、年下が出てくるから刺激を受けるとかないです」

──では仕切り直しで臨んだインフィティリーグで、優勝という絶対の結果は手に今後は? マイクで──環太平洋王者の安藤達也選手へ挑戦をアピールしました。

「世界チャンピオンが今、修斗にいませんからね。安藤選手は防衛期限が近づいていて、ノンタイトル戦で負けている。上の方はRIZINに行っているなら、もう自分しかしないでしょ。そろそろベルトが欲しいかなって。

修斗の歴史でも、こんなにタイトル戦に挑戦できていない人間っていないと思うんです。タイトルに届く人間なら自分が一番遠回りしているかと。22試合、戦っていて一度もタイトルマッチを経験していないですからね(笑)。

今日も2Rにああいう戦いになってしまった。そこをまた練習して修正していきます。このままノープランではないですけど、TRIBE流に自分のやりたいことを重ね合わせていけば、チャンピオンにはなれると思っています。

さすがに道草食い過ぎてきたので、ここはベルトを獲りに行きます」

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Interview J-CAGE Shooto2021#03  グラチアン・サジンスキ ブログ 宇田悠斗 清水清隆

【Shooto2021#03】清水清隆に快勝、宇田悠斗「試合に負けても自分にだけは負けたくない」

【写真】試合後ですら、ギラついた感があって良い(C)MMAPLANET

16日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたShooto2021#03で、宇田悠斗が清水清隆を判定で下し世代交代ファイトで勝利した。

2Rにはパウンドアウト目前ながら、清水の粘りの前に勝負は判定にこそもつれ込んだが、文句なしの快勝だった。

それでも試合後に右の拳を負傷していたことを明かした宇田が、最後まで打撃に拘った理由を話してくれた。


──清水清隆越えを果たしたことに関して、どのように思っていますか。

「絶対にフィニッシュするつもりで東京に来ていたので、ちょっと悔しいですけど……ギリギリまでもっていけたので、これからはもっと力をつけてフィニッシュできるように一から頑張りたいです。

でも勝てたことは素直に嬉しいです。まだ早いだろうって思っていた人が大半だと思うので、分からせてやりましたよね。これで(笑)」

──そういう声に対してはイライラしていたのでしょうか。

「そうですね、別に若かろうが、年を取っていようが、試合ってどっちかが勝って、どっちかが負けるモノじゃないですか。やってみないと分からないのに、黙って見てろって思っていました」

──ベテランと新鋭という対決が多いなかで、宮城友一選手に勝ち、ここで清水選手という風に順序を踏むことができたということに関してはどのように思っていますか。

「宮城選手は凄くタフで、打・投・極の全てがそこそこできる選手なので、あの試合を経験してかなり成長できたと思います。良い経験になりました」

──今回の試合に関しては、愛媛県が少し前からコロナの変異種で感染が増えてきた時期に重なっていましたが、宇和島の方では影響はなかったですか。

「もともと選手の数自体が少なくて、密になるといっても練習はマンツーマンか、多くて3人までの練習なのでそれほど変わりなかったです。格闘技の練習をするなって言う声は、僕のところにはなかったです」

──ところで右の拳に包帯が巻かれていますが。

「もともと練習でケガをしていて、試合中は一発打てば折れると覚悟していたのですが、初回の右オーバーハンドが頭に当たった時から違和感がありました。2Rにパウンドを連打した時には、完全にやったと思って。それから右の数が減りました」

──それで3Rは、抑え目のファイトになったのですか。

2Rに仕留めきれなかったとき、宇田はこんな表情を浮かべていた

「2Rのパウンドで絶対に終わると思ったので、全ての力を使って倒しに行っていました。

あそこで清水選手が粘って、3Rはガス欠になっていたので焦りましたね。自分に負けそうになり、なら試合に負けても自分にだけは負けたくない……倒れても良いから手を出そうと思いました。

それでも清水選手の気迫に圧された場面はありました。だからこそ『手が痛ぇ』なんて言っている場合じゃなくて、前に出るぞって試合に中に自分に喝を入れました。それで最後は打ち合おうというのはありました」

──打には打で応じる強さも必要ですし、同時にすかして組んで相手にさせないようにすることもMMA的な勝ち方です。どちらかというと、宇田選手は殴り合いたい方ですか。

「別に組み技が嫌いとかってことじゃないです。組み技も全然できますし。でも、打撃の方が華があるので。それと清水選手だからこそ組むんじゃなくて、打撃で勝ちたいという気持ちでした。清水選手に打撃で競り勝てると自信になると試合前から考えていたので。そこは逃げずに立ち向かおうと思いました。怖かったですけど(笑)」

──怖かったですか。

「怖かったです」

──カーフの手応えは?

「自分では分かっていなかったですけど、回りからは効いていたと言ってもらえました。左ジャブと右カーフはずっと練習してきました。右にカウンターを合わせてくると予想していたので。

右は余り出さない。左ジャブで焦らして、右カーフ。テイクダウンのフェイントから右オーバーハンドを狙っていました。できればカウンターでショートのワンツーフック、カウンターのフックも打とうかと。でもメインは左と右ローだったので、まぁできたかと思います」

──勢いが出てからは、右の攻撃がかなりあったように見えました。

敢えて320/Sというシャッタースピ―ドで撮影しているのだが、ここまでパンチが流れてブレる選手も珍しい。それだけスピードがあるということになる

「出ちゃいましたね(笑)。

清水選手が右で来るから、俺もフックとか小細工せずに右で殴ろうって。これでどっちかが倒れるだろうと思って出していました」

──試合後は6月20日のチャンピオン福田龍彌✖チャレンジャー平良達郎の勝者に挑戦したいという発言がありました。環太平洋王座には興味がないですか。

「ないですね、そんなモノは。どうでも良いです(笑)。勝った方が準備できるまで待つんで、挑戦させてほしいです。本当は1RでKO勝ちして、『6月のタイトルマッチ、俺が代わってやるよ』ぐらいの勢いで言いたかったのですが、あんな勝ち方じゃそんなことは言えないので……。出直します(笑)」

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DEEP102 J-CAGE News  グラチアン・サジンスキ ジョン・バチスタ・ヨシムラ ブログ 中村大介 山本聖悟 水野竜也 牛久絢太郎 藤田大和 雅駿介

【DEEP102】牛久✖中村、水野✖バチスタが組まれた後楽園ホールで、藤田大和が山本聖悟とノンタイトル戦

【写真】チャンピオンとしての初戦は、ノンタイトルの3回戦だ(C)MMAPLANET

13日(木)、7月4日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP102 IMPACTでDEEP暫定フライ級チャンピオンの藤田大和が、Road FCからの逆輸入ファイター山本聖悟と対戦することが発表されている。

既に2月のノンタイトル戦で、中村大介にまさかのKO負けを喫したDEEPフェザー級チャンピオン牛久絢太郎が、その中村の挑戦を受けるフェザー級タイトル戦。

同様に昨年10月のノンタイトル戦でジョン・バチスタ・ヨシムラに敗れたミドル級王者・水野竜也が、リベンジを賭けてバチスタの挑戦を受ける一戦。

さらに正規王者である武田光司が負傷で防衛戦を行いために、暫定王座を大原樹里と大木良太が粗そうファイト級暫定王座決定戦と3階級のタイトル戦が、既に発表されている同大会で藤田のノンタイトル戦が決まった。


今年の2月のDEEP100で渋谷和樹を下し、暫定フライ級王者となった藤田と対戦する山本はHEATやGRACHANからRoad FCと契約し、コロナ禍でRoad FCが動きを止めると、配下選手のまま帰国しDEEPとRIZINで戦ってきた。

打撃で勝つことが信条の山本に対し、藤田はボクシングで活躍もウェルラウンダ―として着実に成長してきた。山本としては打ち合い上等という試合を期するだろうが、やはりMMA──しっかりと組みに対応することが先決だ。

また本日の発表ではライト級2回戦で大山釼呑助✖泰斗が組まれることも明らかとなった。DEEP101出場予定も、対戦相手の欠場で流れた雅駿介のMMA第2戦=RYUKIとのバンタム級2回戦が組まれることも既にアナウンスされており、これで6試合が確定したことになる。

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Interview J-CAGE Shooto2021#03  グラチアン・サジンスキ ブログ 内藤太尊 宇野薫

【Shooto2021#03】内藤太尊戦へ、宇野薫─02─「ここまできたら、好きを究めたい」

【写真】年輪が刻まれてなお、透明度が上がっている……そんなMMAへの向き合い方だ (C)MMAPLANET

16日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#03で、内藤太尊と戦う宇野薫インタビュー後編。

プロデビューから25年、46歳の総合格闘技界のパイオニア──彼のいう宇野薫らしさとは、何なのだろうか。

<宇野薫インタビューPart.01はコチラから>


──前回、1年半前のマーカス・ヘルド戦で『もう最後でも良くないか。勝って有終の美じゃないか』とは思いました。でも青木真也、北岡悟、和田竜光、田中路教、上久保周哉、その他、誰の取材でロータスに行っても宇野薫がやってきてスパーリングをしている。

「アハハハ。練習にいつも、遅れちゃうんですよね」

──車移動だから、しょうがないです。でも……いや、だからこそ46歳とか枕詞にならない試合を期待しています。

「ハイ。やはりコンディションという部分でも、以前と比較すると慎重になりました。やりたいと思うと、やってしまう性分なので。今回も青木君が『これぐらいにしておきましょう』という風にストップを掛けてくれて。練習をしている時だけでなく、全体のスケジューリングにも進言してくれています。そういう部分で凄く有難いですし、チームとして良くなっているとは思います。

そこには話が戻ると、前回の試合で勝利という結果を残せたことが関係していると思います。だから『もうひと頑張りしたい』という気持ちでいます」

──ここでも、もうひと頑張りしたいという熱があるのですね。キャリアの総仕上げという風には、全く見えないですし。

「したいですからね(笑)。まぁ、仕上げに入るとかって言うのは考えたことがないですね。この25年間、『何、やってんだよ』とはいつも思ってきましたが」

──田中路教選手が米国に行く前に、宇野選手がロータスでは木曜日の元Krazybee練習にも参加し、ガンガン殴り合っていると聞きました。

「ノリピーもガンガンやっていましたよ(笑)。でも、ノリピーがアルファメールに行って練習している動画とか見ていると、嬉しいですね。頑張っていたから、良かったです」

──やはり頑張る者同士、分かり合えるというのか。いわばイってしまっている人生です。

「そうですね、昼間から殴り合って(笑)」

──やりたいことをやり抜いていますね。

「もう家族は止めないし、でも回りが気を遣って老害にならないようにはしたいです。アレ、こんな風に取れるか……って自分を疑うことがあるんです。本気で組んできていないんじゃないかって……。

だから、本気にさせないといけない。もっと頑張らないといけないと思います」

──変わらないというよりも、純度が高まっているような気がします。

「練習仲間……皆、年下になってしまったけど、皆の頑張りが刺激になっています。MMAでもグラップリングでも、真面目に取り組んでいる人たちに囲まれているので。20代、30代、40代も強い気持ちをもって練習しているので、そこは自分も負けられないという気持ちで常にいます」

──そういうメンバーと練習している宇野選手ですが、内藤太尊選手との試合でやらないとけない戦いはどういうものでしょうか。

「やらないといけないこと、いつも通りです。諦めないこと。一発貰って倒れるのは、もうしょうがないです。でも、最後まで諦めない姿勢を見せることです」

──今回の試合、最初は〇〇〇〇〇選手をリクエストしたと聞いています。

「アハハハ。そうですね……まぁ、怖いけど向き合ってみたいと思いました。だからって、内藤選手を軽視しているとかっていうことは全くないです。厳しい試合になる覚悟でいます」

──そういう姿勢で戦うことが、いつも口にしている『宇野薫らしい試合』ということになるのでしょうか。ただ、宇野薫の試合への向かい方も、相当変わったように感じます。厳しい戦いになろうが、色々なしがらみがなく戦える今の方が楽しめているのではないかと。

「そうかもしれないです。あまり業界のことを気にすることもないですし。自分がやりたいからやっている。そのなかで如何に良いパフォーマンスを出せることができるのか。良い試合ができるのかっていうところが大切で。そのために練習している感じですね」

──そんなキャリア25年となった、今の宇野薫らしさって何なのでしょうか。

「う~ん、何でしょうね……。好きを究めたい。そこだと思います。25年もやり続けても、飽きない。ずっとやっていたい。年を重ねていくにつれて、この環境で練習できていることに周囲、家族、修斗関係者に感謝しています。たくさんの方が応援してくれるから、できるものだと思っているので。

ここまできたら、好きを究めたい──というのはあります」

■視聴方法(予定)
5月16日(日)
午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ Shooto2021#03対戦カード
             
<フェザー級/5分3R>
内藤太尊(日本)
宇野薫(日本)

<ライト級/5分3R>
大尊伸光(日本)
西川大和(日本)

<フライ級/5分3R>
清水清隆(日本)
宇田悠斗(日本)

<バンタム級/5分3R>
加藤ケンジ(日本)
坂巻魁斗(日本)

<インフィニティリーグ2020バンタム級/5分2R>
石井逸人(日本)
野尻定由(日本)

<インフィニティリーグ2020バンタム級/5分2R>
小野島恒太(日本)
一條貴洋(日本)

<女子スーパーアトム級/5分2R>
杉本恵(日本)
檜山美樹子(日本)

<女子スーパーアトム級/5分2R>
中村未来(日本)
北野きゅう(日本)

<女子スーパーアトム級/5分2R>
小生由紀(日本)
澤田千優(日本)

<女子ストロー級/5分2R>
村山大介(日本)
柳仙香(日本)

<トライアルルール・フェザー級/3分2R>
宝珠山桃花(日本)
平沼ヤマト(日本)

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【ONE Dangal】バストス戦前に三浦彩佳が話していたこと─02─「大人のオンナ、舐めるなよ」

【写真】アトム級GP出場選手が発表された直後の試合、三浦はどのようなメンタルで戦うことができていたのだろうか(C)MMAPLANET

15日(土・現地時間)に中継されるONE Dangalのなかで、ハイアニ・バストス戦が放送される三浦彩佳インタビュー後編。

インタビューを行った2月23日の前日に、Road to ONE04で平田樹が首投げからパウンドアウトでTKO勝ちも悔しさで瞳に涙を浮かべていた──あの試合を、元祖・首投げ&袈裟の女王はどのように見ていたのか。

そしてMMAファイターとしての成長と、改めてアトム級GP出場への強い想いが語られたインタビューを掲載したい。

<三浦彩佳インタビューPart.01はコチラから>


──それだけONEのアトム級は選手層も厚くなっていますし、ここまでこの階級を支えてきた東南アジア勢はGP出場権を手にできる選手は一部のような状況です。

「そうですね、ストロー級GPは可能性が広がるので出たいですね」

──そんななかハイアニ・バストス戦ですが、2019年12月のクアラルンプール大会で、ギロチンで勝っています。が、正直どの程度の強さを持っているのか分からないです。

「パワーでギロチンを極めたような感じでした。4勝で一応無敗なのですが、しっかりと完勝しないといけないです。打撃が結構強そうなので、それを貰わないようにする。ギロチンに入られてもヴァンフルーチョークにいこうかと思っています」

──足で制さないギロチンでしたね。

「ハイ、首だけ絞める──ザ・パワーというギロチンでした」

──その形に入らせないためには、ダブルやシングルよりも首投げです。

「首投げに関しては……本当に色々な技をばらして打ち込みをしてきたので──私より大きな選手とも練習してきましたし。打ち込みとドリル、柔道を生かした技の連係を今回は本当にやりこみました」

──なるほど、昨夜のRoad to ONEで平田樹選手が、最後は柔道に頼ってしまって落ち込んでいたのですが……私自身、それで勝てたから良いじゃないかと思う一面もあります。もちろん、今後を考えるとそれでは勝てないのが分かっていて平田選手も納得できなかったのでしょうが。

「多分、樹ちゃんの場合は打撃を強化してきたから殴り合いたかったんでしょうけど。中村選手の打撃がちょっと鋭かったですね。私の場合は寝技でいく、何が何でも勝ちたいとうのがあります(笑)。

何より樹ちゃんは4戦目でメインですからね。しかも環境が変わって、ずっと注目されていますし、派手な勝ち方も既にしている。全てを含めて凄いプレッシャーだったと思います。結果的に樹ちゃんは勝ったわけだし、それは彼女の強さなんで良かったんじゃないかと思いますけどね」

──先輩として、彼女に何か掛ける言葉はありますか。

「青木さんとかは解説で『アレに頼っちゃダメ』って言っていたけど、勝ったんだから喜んで良いと思います。勝ちは勝ちなんで。思っていたことができなければ──また次に練習しようって頭を入れ替えれば良いことなので」

──三浦選手も首投げと袈裟で勝った時に、極めに行けという声が起こりました。あの時で6戦目ぐらいだったかと。

「そういう指摘をされても、そこまで気にせずに頭を切り替えると良いんじゃないかなって。次、頑張ろうって前向きになれば。通じない相手が出てきて、そこでどうすれば良いのかってなりますしね。

ティファニー・テオに負けて、この1年間は本当に考えて練習してきました。その成果が今回の試合で出せるのかは分からないですが、変化をつけることができた1年でした」

──そうやって練習してきて、別に首投げでテイクダウンして良いわけですし。

「ハイ、掛からない時にやってきたことがでると思います。それが今回の試合なのかどうかは分からないですけど(笑)」

──MMAとして各論になりますが、どのようなテイクダウンを奪いたいですか。

「四つで組みたいです。四つで組んで、相手の首の下に頭を入れた状態で──ヒジとかパンチを貰わず、ケージに押し込んでから大外が良いですね」

──大外ですか、小外でなく。

「ハイ、ズリズリズリと入って。そのままサイドを取れますし。今回はヒジもたくさん練習してきたので、削ってから極め技にいきたいです」

──四つになるために打撃があるところで、組んで距離を殺さないといけないです。

「バストス選手が待ちなので、自分からフェイントを入れて入るか。ストレートが強いけど、フックを振りまわしてくるので、そのタイミングで中に入っていこうと思います」

──それこそパンクラスで注目されていた時と比較して、MMAへの理解が深まったような気がします。

「全然違うと思います。女子のMMAも数年前と比較すると、レベルも上がってきているので」

──それはONEも顕著で東南アジアの女子選手も力を本当につけてきたと思います。まだUFCと比較すると、得意と不得手がハッキリしているきらいはありますが。

「そうですね、ONEの女子選手たちのレベルは凄い勢いで上がっていると思います」

──だからこそ三浦選手もアップデートが必要だと。

「ハイ。私の場合はテオ戦から凄く意識が変わりましたね。『このままじゃヤバイ』って。アップデートしないと……だから目のトレーニングから体調面、技術面と全て変えてきました。追い込み方も前と変わりました。

大体2部練をしていて、以前は疲れることをしていれば強くなれるという考えでした。でも今は時間よりも、課題を持って練習に臨むようになりましたね。そのなかで長く練習をする必要があるときはしますし、とにかく反復練習をしてきたので技のレパートリーが増えてきたかと思います」

──以前は必死にやっているけど上手くいかないって、泣いていましたよね。そういうなんか、かわいこちゃん的なことがあるようなぁって思ってはいました。

「もう……それはさっきも言いましたけど、30歳なので通用しないです(笑)」

──ダハハハハ。すみません、爆笑してしまいました。

「アハハハハ。本当に通用しないです。TRIBEの選手と話をしていると『あっ、こういうことか』という発見があるんです。でも彼らは『それ、今頃ですか?  何年やってきたんですか』って(笑)。ホントに今更って言われるのですが、そこをたくさん吸収しつつある実感があります」

──これ、便乗商売なのですが──アトム級で戦う意志があることも踏まえて『ガキには未来しかない』という風潮に対し、『まだ、あなたじゃない』という想いはありますか。

「あのう……長南さんに最近、BBAって言われるんですけど、そこはまだ上の方もおられるので何と反応して良いのか分からないところもあります。でも、ガキだけじゃないんだぞっていう気持ちはあります」

──ガキでもBBAでもない。

「そうですね、大人のオンナと呼んでもらえると無難かと思います(笑)」

──では大人のオンナ(笑)は、今回の試合でどのような成長を見せたいですか。

「相手のパンチを貰わず、そのうえで組んで、投げて、しっかり極める。圧倒的に勝ちたいと思っています」

──そこでストロー級でトップを目指す狼煙をあげると。

「それがあるので、張りが出てくるかと思います。今回、ケガがなければ4月でも5月でも試合をしたいです。GPに関しては1度、1月の時点で来ていたので……出たいですね。今回、勝って──ケガがなければ、出られるかなって長南さんとも話しています。

アトム級GPに出たいけど……でも、そうですね……ティファニー・テオと戦う前にタイトルマッチのことばかり考えていて──ああいうことになったから、今はとにかくバストス選手に圧倒して勝つことに集中します」

──では最後に日本で、どこかのタイミングで三浦選手の試合を視聴してくれるファンに一言お願いします。

「こんなご時世でもシンガポールに呼んでくれて、国際戦を戦えることは、凄く有難いと思っています。しっかりと勝って、まだまだやれるというところを見てほしいです。大人のオンナ、舐めるなよっていうことで(笑)」

このインタビューの翌日にONE女子アトム級出場選手が発表された。ご存知の通り、三浦の名前はそこにはなかった。試合を2日後に控えた状況での落選決定が、彼女の心理面にどのような影響を与えたのか。それとも割り切って、この1番に挑むことができたのか──土曜日の放送で確認したい。

■視聴方法(予定)
5月15日(土・日本時間)
午後7時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ ONE TNT04 対戦カード

<ONE世界ヘビー級(※102.01キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ブランドン・ヴェラ(米国)
[挑戦者] アージャン・ブラー(カナダ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>※
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
ショーン・クランシー(アイルランド)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
リトゥ・フォーガット(インド)
ビー・ニューイェン(米国)

<58.3キロ契約/5分3R>※
三浦彩佳(日本)
ハイアニ・バストス(ブラジル)

<65キロ契約/3分3R>
グルダージャン・マンガット(カナダ)
ロシャン・マイナン(インド)

<57.7キロ契約/5分3R>
アンソニー・ドゥ(米国)
ホイ・リアン(豪州)

※2月26日に収録。その他の試合は4月29日に収録された試合

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