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45 AB GLORY MMA o UFC UFC290 イリー・プロハースカ キック ケイラ・ハリソン ショーン・オマリー ジェイコブ・マルクーン ジム・ミラー ボクシング ボビー・グリーン マックス・ホロウェイ ロブ・フォント

UFC300:オッズ/予想と展望

アレックス・ペレイラ 1.77
ジャマール・ヒル 2.10

ペレイラの初防衛戦。Glory王者ペレイラはUFC4戦目で当時の絶対王者アデサニヤを破りミドル級王者となったがダイレクトリマッチでKO負け。減量が厳しいことからライトヘビー級に階級を上げ、初戦でヤン・ブラホビッチのテイクダウンに苦戦したがスプリット判定勝ち。昨年11月に、負傷で王座返上していたプロハースカと王座決定戦で対戦し、グラウンドへの肘連打でKO勝ちして最短でのUFC2階級制覇を達成した。

ヒルはプロハースカが返上した王座を元王者テイシェイラを破って獲得したものの、UFC290のファイトウィークイベントのバスケットボールの試合で転倒しアキレス腱を断裂。長期欠場となりタイトルを返上した。今回が負傷以来9ヶ月、前回の試合からは1年3ヶ月ぶりの復帰戦。

両者ともストライカーだが、打撃勝負になればペレイラか。あるいはMMAを開始とともに柔術を始め、現在は茶帯ヒルの組技が見られるかもしれないが。

ペレイラKO勝ち。

ジャン・ウェイリー 1.20
ヤン・シャオナン 4.80

UFC初の中国人同士のタイトルマッチ。ストライカーから組みの強さもあるトータルファイターに変貌しているウェイリーに対し、打たれても引かない体の頑丈さが武器のシャオナンは、テイクダウンされるとリカバリーできずに押さえ込まれがちで、グラウンドに穴がある。

ウェイリー判定勝ち。

ジャスティン・ゲイジー 1.57
マックス・ホロウェイ 2.45

BMFタイトルマッチ。前戦でポイエーと対戦したゲイジーは、打撃でポイエーが優勢な展開から、2Rに右ストレートからの右ハイでKO勝ち。

ホロウェイはフェザー級ではヴォルカノフスキー以外には10年間無敗だったが、ヴォルカノフスキーに3連敗中で、タイトル挑戦の機運が高まらない中でポイエーとの暫定王座決定戦以来、ジャスト5年ぶりにライト級に挑むが、このタイミングでヴォルカノフスキーが王座から陥落し、フェザー級王座への挑戦の可能性も高まってきた。しかしこの試合に勝てばライト級でもトップランカーとなり、王者マカチェフに挑戦する話が出てきてもおかしくない。

ゲイジーKO勝ち。

チャールズ・オリベイラ 2.85
アルマン・ツァルキヤン 1.44

元王者オリベイラは昨年10月のアブダビ大会でマカチェフとのリマッチが組まれていたが、直前に目の上をカットし欠場。マカチェフが代役の挑戦者ヴォルカノフスキーに完勝したことで、オリベイラにそのまま次期挑戦権が残るかと思われたが、ブランクもあり強豪ツァルキヤンとの対戦に。

ツァルキヤンはUFCデビュー戦でいきなりマカチェフ戦だったが、マカチェフからテイクダウンを奪うなど、最も苦しめたといっていい内容で健闘。前戦ではベニール・ダリウシュを1RでKOし、ランキングも4位まで上昇した。

ゲイジー vs. ホロウェイの勝者とどちらが次期ライト級挑戦者になるか、試合内容でも争うことになる一戦。

ツァルキヤンKO勝ち。

ボー・ニッカル 1.05
コーディ・ブランデージ 12.00

全米レスリング王者ニッカルはここまでキャリア5戦すべてが1Rフィニッシュ勝利で、もっとも長かった試合でも2分54秒。対するブランデージは、今回の出場者の中で圧倒的に(唯一と言ってもいい)実績のない選手。おそらくニッカルとの対戦をランカークラスの選手が拒否しまくって回ってきたのだろうが、それは仕方ないとしてもメインカードとは。UFCで3連敗の後、ジェイコブ・マルクーンにもバックを取られて肘を打ち込まれ完敗の流れから、マルクーンの肘が後頭部に入り反則勝ちを拾うと、前回は腕十字を掛けてきた相手をスラムで叩きつけKO勝ち。ニッカル相手に勝つ要素はまったくないと思われるが、奇跡を起こせるか。

ニッカルKO勝ち。

イリー・プロハースカ 2.05
アレクサンダル・ラキッチ 1.80

プロハースカはテイシェイラからタイトルを獲得後、肩の大怪我で王座を返上。復帰戦がペレイラとの王座決定戦だったが、2Rにケージに詰めたところでペレイラのショートのパンチで効かされ、タックルに行ったところを肘連打で潰されてKO負けしUFC初黒星。

ラキッチはランキングを3位まで上げ、2022年5月に当時の1位ヤン・ブラホビッチと対戦。優位に試合を進めていたが、3Rにバックステップした際に膝前十字靭帯を断裂(ライトヘビー級怪我人多くない?)し、長期欠場。今回が約2年ぶりの復帰戦となるが、オッズは意外にもラキッチフェイバリット。

プロハースカ判定勝ち。

カルヴィン・ケーター 2.45
アルジャメイン・スターリン1.57

バンタム級王者スターリングのフェザー級復帰初戦。フェザー級で戦うのは13年ぶりだが、もともとバンタム級では減量がかなりきつく、フェザー級転向を常に考えている状態だった。初戦の相手は180cmの長身ケーターで、身長・リーチは前回敗れたショーン・オマリーと同じストライカー。ケーターも前戦で飛び膝から着地した際に膝を負傷して長期欠場しており、1年半ぶりの試合となる。

スターリング判定勝ち。

ホリー・ホルム 4.30
ケイラ・ハリソン 1.24

ボクシングとキックの世界王者だったホルムだが、最近はすっかりグラップリング主体に。しかし相手が柔道2タイムオリンピック金メダリストのハリソンでは分が悪い。原点に戻ってタックルを凌いでの打撃で勝負し、生涯最大の勝利だった柔道銅メダリストロンダ戦の再現なるか。

ハリソンは柔道時代は78kg級。MMAでも主戦場は約70kgのライト級で、フェザーに落としたことも1度しかない。果たしてバンタムまで落とせてちゃんと動けるのか。

ハリソン一本勝ち。

ソディック・ユサフ 2.20
ディエゴ・ロペス 1.70

ロペスはノーランカーだがUFCデビュー戦で無敗のモフサル・エフエロフ相手に互角に近い勝負をして、そこから2連続1Rフィニッシュ勝利し、今回がランカー初挑戦。期待の新星として記念大会に大抜擢された。

相手のユサフは前回初めてメインに登場し、エドソン・バルボーザから序盤にパンチでダウンを奪いKO寸前まで追い込んだが、攻め疲れして以降は盛り返され判定負け。オッズではロペスがフェイバリットになっている。

ジェイリン・ターナー 1.42
ヘナート・モイカ2.95

ライト級10位ターナー vs. 13位モイカノ。ふたりともそこそこハイアベレージだが、化け物揃いのこの階級だと10位~15位あたりから上がっていけない。元王者でも期待の新鋭でもない、ある種今大会唯一の普通の試合。

ジェシカ・アンドラージ 1.74
マリナ・ロドリゲス 2.14

女子ストロー級4位アンドラジ vs. 6位ホドリゲスで、セミのタイトルマッチのバックアップ要員とも思える試合。2人とも2連敗を前回の試合で勝って止めていて、すぐにタイトルに挑戦できるポジションではないが。

ボビー・グリーン 1.54
ジム・ミラー 2.54

2009年のUFC100、2016年のUFC200に続いての記念大会出場となるミラー。当然ただ1人の記録だが、UFC200からの連続出場もミラーのみ。今大会最年少27歳のツァルキヤンがUFC400に出られたとしても、15年後のUFC500に出るのは難しそうなので、当分この記録に並ぶ選手は出てこない。直近6戦5勝1敗で、2017年のポイエー戦以来7年ぶりのランカーとの対戦となる。

デイブソン・フィゲイレード 1.33
コーディ・ガーブラント 3.45

第1試合がフライ級元王者 vs. バンタム級元王者の対戦。前回バンタム転向初戦でランカーのロブ・フォントに判定勝ちしたフィゲイレードに、昨年12月の前戦でノーランカーに勝って7年ぶりの連勝としたガーブラントの対戦。しかしガーブラントが連勝した試合も内容では苦戦しており、全盛期の力が戻っているかは疑問。オッズにもそれが現れている。

第1試合開始は14日朝7時から。速報します。

 

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN52 デイヴィソン・フェゲイレド ロブ・フォント

【UFC ESPN52】バンタム級の方が強い!?元フライ級王者フェゲイレドがフォントに圧勝

<バンタム級/5分3R>
デイヴィソン・フェゲイレド(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ロブ・フォント(米国)

ガードを高く上げるフォントがプレッシャーをかけてワンツー、ジャブで前に出る。フェゲイレドがジャブに合わせてニータップでテイクダウンすると、フォントはフェゲイレドの身体を足で浮かせてすぐに立つ。

試合がスタンドに戻るとフェゲイレドはフォントのジャブに右フックをかぶせ、ワンツーにダブルレッグを合わせてテイクダウン。ここもフォントはフェゲイレドの身体を蹴り離して立つ。

フォントがジャブを打つと、フェゲイレドはインロー。フォントはフェゲイレドの右を空振りさせてバックにつくと、フェゲイレドは正対する。距離が離れるとフェゲイレドが右ストレート、フォントは右アッパーを返す。

ジャブの差し合いになると、フェゲイレドがジャブを効かせて、右ストレートと右ボディ。フォントのジャブの終わりに組みつくと、ここはフォントも脇を差させない。距離が離れると再びフェゲイレドがジャブをタイミングよく当てて、フォントをぐらつかせる。

2R、フェゲイレドは飛び込んで右。両差しで組みつき、テイクダウンを狙う。ここでフェゲイレドのヒザ蹴りがローブローとなってしまう。ブレイク後、フェゲイレドは距離を取りつつ、プレッシャーをかけるフォントに右アッパー。ダブルレッグに入って離れ際の右を当てる。

さらにフェゲイレドは飛び込むような右ストレート、右カーフとワンツー。フォントもジャブから前進するが、フェゲイレドがシングルレッグでテイクダウンし、立ち際にヒザ蹴り。

フォントがジャブと右ローで前に出ると、フェゲイレドはバックステップで距離を外し、フォントの右ストレートもスリッピングアウェイでかわす。最後はフェゲイレドがワンツーをヒットさせた。

3R、ここはフォントがすぐに組みつく。フェゲイレドはケージに押し込んでヒジを入れる。一度は距離が離れると、フォントはすぐに組みに行く。ケージに押し込まれるフェゲイレドだがテイクダウンは許さない。

試合がスタンドに戻るとフェゲイレドが左フックを効かせて右ストレート、フォントに組ませずにヒザ蹴り、左フックを打ち込む。フォントもアッパーと右フックを当て、細かくジャブを突くと、フェゲイレドは『来い、来い』とジェスチャーで挑発する。

フェゲイレドはシングルレッグでテイクダウン。瞬く間にサイド→マウントポジションを取ってヒジ打ちを落とす。そのままトップキープするフェゲイレドはガードに戻されても殴ってパスガードし、ニーオンザベリーからパンチを落とす。最後はフォントの立ち際にパンチをまとめたところで試合が終わった。

元フライ級王者のフェゲイレドがバンタム級転向初戦でフォントに圧勝。フライ級時代よりもパフォーマンスの良さを感じさせる強さを見せつけた。


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o UFC カブ・スワンソン キック ドミニク・クルーズ ボクシング ロブ・フォント

UFC on ESPN+88:第9試合・ジョナサン・マルチネス vs. エイドリアン・ヤネス

バンタム級マルチネス13位、ヤネス14位。

UFC9勝3敗のマルチネス。現在5連勝でランキング入り。アメリカ生まれ・アメリカ育ちのアメリカ人だが、父はメキシコ人、母はブラジル人。カブ・スワンソンやサイード・ヌルマゴメドフにはローキックを効かせて勝利している。第2試合に出場した同じバンタム級ランカーのグティエレスとは、同じFactory Xに所属している。前回の試合後には、レジェンドのドミニク・クルーズや元フライ級王者デイブソン・フィゲイレードと対戦したいとアピールしていたが、結局下位ランカーのヤネスとの対戦に。29歳。

ヤネスは2020年10月のUFCデビュー戦から5連勝(4KO)していた。ボクシングがバックボーンで、殺傷能力が高いパンチが武器。一方、ディフェンスは甘く、被弾して鼻血を出しつつ打ち合いに応じて打ち勝ってきた。しかし今年4月の前戦で初めて上位ランカーのロブ・フォントと対戦すると、いつも通り打たれつつ打ち合う展開から、先にフォントのパンチに効かされてしまい1RKO負け。連勝と連続ボーナスが5で止まった。29歳。

オッズは拮抗しておりほぼ五分。

マルチネスインロー。飛び込んだヤネスがワンツー。またマルチネスインロー。ちょっと嫌がったヤネス。さらにインロー。ヤネス詰めてワンツー。マルチネスはひたすらインロー。ヤネスハイからワンツー。またインロー。完全に効いた!左足をつけない状態のヤネス。パンチで飛び込んで逆転を狙うヤネスだが、ブロックしたマルチネス。またインロー。玉砕覚悟でパンチで出るヤネス。インローでダウン!ノコrい1分。立たせたマルチネス。さらにインロー。ヤネス左右のパンチで出る。がステップで距離を取るマルチネス。ホーン。

1Rマルチネス。どうにか1Rを凌いだヤネスだが絶体絶命。

2R。マルチネスのローがローブローになるが、すぐ再開。ヤネス詰めてパンチを出していく。しかし左足が踏み込めていない。マルチネス首相撲。ヤネスボディロックからテイクダウンを狙うが、こらえて引き剥がしたマルチネス。またインロー。ひたすらインロー。またダウン。ヤネス続けるとアピールするが、スタンドに戻るとなおもインロー。もう完全に片足のヤネス。パンチで出るが、今度はマルチネスがワンツー。ケージまで下がったヤネス。マルチネス冷静にインロー。さらに右をヒット。大振りの右を出したヤネスだが空振り。そしてインローでまたダウン。レフェリー止めた。

マルチネス、強烈なインローで勝利。これで6連勝。次はトップ10ランカーとの対戦か。

ヤネスは正直2Rは逆転の目もなかったし、根性で続けたものの、無駄にダメージを蓄積させただけに思えた。

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Column MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN50   アス・アルマバエフ アレクサ・グラッソ オーデ・オズボーン カイラー・フィリップス カーラ・エスパルザ カールストン・ハリス ギャビン・タッカー コディ・ダーデン コリー・サンドハーゲン ジェイク・ハードリー ジェシカ・アンドラーデ ジェレマイア・ウェルス ジエゴ・ロピス タティアナ・スアレス ダスティン・ジャコビー デニス・ブズーキア ハオーニ・バルセロス ビリー・クゥアンティロ ルドヴィット・クライン ロブ・フォント

【UFC ESPN50】試合結果 Music Cityで4年ぶりのUFC。メインでサンドハーゲンがフォントを完封

【写真】カーラ・エスパルザ、アレクサ・グラッソに続き、アンドラーデに勝利。世界挑戦が待たれるスアレスだ (C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)テネシー州ナッシュビルのブリヂストン・アリーナでUFC on ESPN50「Sandhagen vs Font」が開催された。翌日は北米を代表するオープンホイール・レース=Indy CarのMusic City Grand Prixが開かれ、強さと速さを荒そうウィークエンドのDay01=UFC ESPNは2019年3月以来、実に4年5カ月ぶりの世界最高峰の来訪だった。

メインのバンタム級戦はコリー・サンドハーゲンが、ロブ・フォントをTD&コントロールで完封。サラリとパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトが5選手に行われる印象的なフィニッシュが見られたイベントとなった。

デビュー戦でボーナス獲得となったアス・アルマバエフ、そしてジェイク・ハードリーを破ったコディ・ダーデンとフライ級で気になるファイターが台頭している。

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=タチィアナ・スアレス、ダスティン・ジャコビー、ジエゴ・ロピスカールストン・ハリスアス・アルマバエフ

UFC ESPN50
<140ポンド契約/5分5R>
○コリー・サンドハーゲン(米国)5R
判定
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×ロブ・フォント(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
○タティアナ・スアレス(米国)2R1分31秒
ギロチンチョーク
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×ジェシカ・アンドラーデ(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
○ダスティン・ジャコビー(米国)1R1分33秒
TKO
×ケネディ・ンゼチェクウ(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジエゴ・ロピス(ブラジル)1R1分38秒
腕ひしぎ腕固め
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×ギャビン・タッカー(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
○タナー・ボーザー(カナダ)3R
判定
×アレクサ・キャマー(米国)
<ライト級/5分3R>
○ルドヴィット・クライン(スロバキア)3R
判定
詳細はコチラ
×イグナシオ・バハモンテス(チリ)
<バンタム級/5分3R>
○カイラー・フィリップス(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
○カールストン・ハリス(ガイアナ)3R1分50秒
アナコンダチョーク
詳細はコチラ
×ジェレマイア・ウェルス(米国)
<フェザー級>
○ビリー・クゥアンティロ(米国)3R
判定
×デイモン・ジャクソン(米国)
<フライ級/5分3R>
○コディ・ダーデン(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ジェイク・ハードリー(英国)
<146.5ポンド契約/5分3R>
○ショーン・ウッドソン(米国)3R
判定
×デニス・ブズーキア(米国)
<フライ級/5分3R>
○アス・アルマバエフ(カザフスタン)2R3分11秒
RNC
詳細はコチラ
×オーデ・オズボーン(米国)
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MMA MMAPLANET o Report UFC UFC ESPN50 コリー・サンドハーゲン ブログ ロブ・フォント

【UFC ESPN50】完全に打撃を封印したサンドハーゲン。フォントをTD&抑え込んでフルマークの判定勝ち

<キャッチウェイト/5分5R>
コリー・サンドハーゲン(米国)
Def3-0:50-45.50-45.50-45.
ロブ・フォント(米国)

ともにサウスポー。サンドハーゲンが右ジャブを伸ばす。フォントはオーソドックスにスイッチして右を伸ばしたが、その直後にサンドハーゲンがダブルレッグで飛び込んだ。フォントに尻もちを着かせたサンドハーゲンがクリーンテイクダウンを奪おうとするも、フォントが右腕でサンドハーゲンの首を抱えた。フォントのギロチンをディフェンスするサンドハーゲンに対し、フォントは左腕を取ってキムラを狙うも、ここはサンドハーゲンがスタンドに戻った。

パンチの交錯からサンドハーゲンが前蹴りでフォントを止め、さらにダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪う。しかしフォントもスクランブルへ。サンドハーゲンの左足にシングルレッグで組みついたが、これをスプロールしたサンドハーゲンがトップをキープする。ハーフガードのフォントはニーシールドで守るも、サンドハーゲンがガッチリと抑え込んでいく。

サンドハーゲンがパスを狙ったところで、フォントが蹴り離した。両者はスタンドに戻る。ガードを固めて距離を詰めるフォントは、オーソドックスから右ストレートを伸ばす。サンドハーゲンもスイッチしながらサークリングするが、左ローをキャッチされてグラウンドへ。フォントがバックコントロールのまま初回を終えた。

2R、オーソドックスのフォントがワンツーで攻め立てる。サンドハーゲンはスイッチしながらサークリングし、ダブルレッグでフォントに背中を着かせた。フォントはハーフガードからサンドハーゲンの左足首をコントロールする。これを切ったサンドハーゲンがヒジの連打で削りながらパスを狙っていく。フォントはサンドハーゲンの右足を抱えてクラッチし、サンドハーゲンがマウントを狙ったところでスイープを狙う。

トップをキープするサンドハーゲンに対し、スイープに失敗したフォントが下から右ヒジを浴びせる。さらに下からスイープを狙い続けるも返すことはできず。この展開に場内からブーイングが飛ぶ。フォントはハーフガードからサンドハーゲンの右腕を狙うが取ることはできず。サンドハーゲンが右腕を差し上げながら左ヒジを落としていった。

3R、サークリングするサンドハーゲンにフォントが右フックを被せる。ワンツーからテイクダウンを狙うサンドハーゲンに対し、フォントは右アッパーを突き上げた。右跳びヒザでフォントを下がらせてからテイクダウンを奪ったサンドハーゲンに対し、フォントはハーフガードで守る。左ヒジを落とすサンドハーゲン、フォントは右腕をくぐろうとしたが防がれた。さらにフックガードからスイープを仕掛けるも、サンドハーゲンがトップを保つ。

しっかりと胸を合わせて抑え込むサンドハーゲンは、フォントのキムラをディフェンスしてパウンドを落とし続ける。フォントは蹴り離して立ち上がった。サンドハーゲンは跳びヒザでフォントをケージに追い込み、ラウンド終了間際はサークリングで流した。

4R、フォントはオーソドックスタンスで距離を詰める。しかしサンドハーゲンがニータップでクリーンテイクダウンに成功した。ハーフガードのフォントに対してパスを狙うサンドハーゲンだが、打撃は少なくトップキープを優先する。立ち上がろうとしたフォントをボディロックで押さえ込んだサンドハーゲンが、左のパウンドとヒジで削る。ケージを背に上半身を起こしたフォントが右腕でサンドハーゲンの首を抱えるも、ギロチンは極まらず。頭を抜いたサンドハーゲンがトップからコントロールし続けた。

最終回、フォントが一気に前へ出た。ジャブ&サークリングでかわすサンドハーゲン。ここでフォントがダブルレッグからドライブする。シングルレッグに切り替えたフォントがハイクロッチで抱えると、体勢を入れ替えたサンドハーゲンが足をすくい上げてフォントを倒した。ハーフガードのフォントがケージに背中を着けた。サンドハーゲンはフォントの首を抱えて背中を着かせる。

そしてダースチョークで絞め上げるサンドハーゲンは、反転するフォントをノースサウスで押さえ込み、再びダースチョークへ。ここを凌いだフォントが、下からサンドハーゲンの右腕を抑えて三角を狙う。すぐにディフェンスしたサンドハーゲンは、右腕を差し上げてフォントを完全に抑え込む。残り30秒でフォントが両足を伸ばして三角を狙ったものの、最後のチャンスを生かせず試合を終えた。

裁定は文句なくフルマークでサンドヘーゲンの勝利。試合中にブーイングを浴びせていた観客に謝罪を述べて声援に変えた。


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『UFC on ESPN 50: Sandhagen vs. Font』前日計量動画

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MAIN CARD (ESPN/ESPN+, 9 p.m. ET)

・Cory Sandhagen (139.5) vs. Rob Font (139) – 140-pound contract weight
・Jessica Andrade (115.5) vs. Tatiana Suarez (115.5)
・Dustin Jacoby (205) vs. Kennedy Nzechukwu (205)
・Diego Lopes (145.5) vs. Gavin Tucker (145)
・Tanner Boser (204.5) vs. Aleksa Camur (204)
・Ignacio Bahamondes (156) vs. Ludovit Klein (156)

PRELIMINARY CARD (ESPN/ESPN+, 6 p.m. ET)

・Raoni Barcelos (135.5) vs. Kyler Phillips (135)
・Carlston Harris (170) vs. Jeremiah Wells (170.5)
・Damon Jackson (145.5) vs. Billy Quarantillo (145)
・Cody Durden (125.5) vs. Jake Hadley (126)
・Dennis Buzukja (146.5)* vs. Sean Woodson (146)
・Asu Almabaev (125.5) vs. Ode Osbourne (125.5)

 『UFC on ESPN 50: Sandhagen vs. Font』前日計量結果。メインカードは全員パス。プレリミナリーカードでデニス・ブズカが146.5ポンドと0.5ポンドオーバー。出場給の20%を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・コリー・サンドヘイゲン vs. ロブ・フォントはサンドヘイゲン支持10人、フォント支持1人。

・ジェシカ・アンドラジ vs. タティアナ・スアレスは11人全員スアレス支持。

・ダスティン・ジャコビー vs. ケネディ・エンゼチュクウはジャコビー支持2人、エンゼチュクウ支持9人。

・ディエゴ・ロペス vs. ギャヴィン・タッカーはロペス支持6人、タッカー支持5人。

・タナー・ボザー vs. アレクサ・カムールはボザー支持10人、カムール支持1人。

・イグナシオ・バハモンデス vs. ルドヴィット・クラインはバハモンデス支持10人、クライン支持1人。続きを読む・・・
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MMA o UFC イグナシオ・バハモンデス ウマル・ヌルマゴメドフ エイドリアン・ヤネス カイラー・フィリップス カールストン・ハリス キック ジョゼ・アルド ダスティン・ジャコビー ピョートル・ヤン マルロン・ヴェラ モフサル・エフロエフ ロブ・フォント

UFC on ESPN50:オッズ/予想と展望

コーリー・サンドヘイゲン 1.29
ロブ・フォント 3.70
ジェシカ・アンドラージ 3.85
タティアナ・スアレス 1.28
ダスティン・ジャコビー 2.30
ケネディ・エンジーチュクー 1.65
ディエゴ・ロペス 1.56
ギャビン・タッカー 2.45
タナー・ボーザー 1.65
アレクサ・カムール 2.30
イグナシオ・バハモンデス 1.43
ルドビト・クライン 2.90
カイラー・フィリップス 1.51
ラオーニ・バルセロス 2.64
ジェレマイア・ウェルズ 1.77
カールストン・ハリス 2.10
ビリー・クアランティー1.56
デイモン・ジャクソン 2.50
ショーン・ウッドソン -
デニス・ブズカ -
コーディ・ダーデン 2.60
ジェイク・ハドリー 1.52
オデー・オズボーン 2.60
アスー・アルマバイエフ 1.52

メインではMMA全勝のハビブ・ヌルマゴメドフのいとこ・ウマル・ヌルマゴメドフが、バンタム級タイトル戦線の門番・サンドヘイゲンに挑戦する試合が組まれており、勝てばヌルマゴメドフ一族2本目のUFCタイトル挑戦のチャンスだったが、ウマルが負傷欠場。再来週のUFC292でソン・ヤドン戦が組まれていたが、同じ頃にヤドンが欠場し相手がいなくなったロブ・フォントが2週間前倒しして出場し対戦することに。試合までの日程が短くなったことで、バンタム級ではなく140ポンドのキャッチウェイトで行われる。

元キック世界王者サンドヘイゲンはピョートル・ヤンとの暫定王座決定戦では後半打撃で押される展開で判定負けしたが、その後2連勝。前回はマルロン・ヴェラ相手にタックルからのテイクダウン主体で攻め、MMAファイターとしての成長を見せた。

そのヴェラに完敗しているフォント。その前にはジョゼ・アルドにも敗れていて2連敗していた中迎えた前戦は無敗の下位ランカー・エイドリアン・ヤネスの挑戦を受ける試合になったが、ボクサーのヤネスに打撃で打ち勝って1RKO勝ち。しかし今回もまた、下位ランカーのソン・ヤドンと対戦する予定だった。ヤドン欠場のおかげで上位ランカーと対戦するチャンスが巡ってきた。

ヴェラに打撃で打ち負けたフォントと、打撃で打ち勝ちながらテイクダウンでも攻めたサンドヘイゲン。緊急出場ということもあり、オッズは大差でサンドヘイゲン。

サンドヘイゲン判定勝ち。

セミは2月に3年8ヶ月ぶりに復帰したタティアナ・スアレスがランキング5位のアンドラージと対戦。もともとランキング2位まで行って、タイトル挑戦目前での長期欠場だったので、ここで勝てば次にタイトル挑戦のチャンスが回ってきてもおかしくない。

セミ前ではディエゴ・ロペスUFC2戦目を行う。ロペスは5月に試合1週間前に緊急の代役でUFCと契約。いきなり無敗のランキング10位モフサル・エフロエフと組まれたが、1Rに腕十字、終了間際に膝十字を極めかけ、負けたものの評価を上げた。今回はUFC4勝2敗で中堅のタッカーとの試合が組まれている。

他にも、プレリムからランキング入り目前の選手が出場。今回はベガスのAPEXではなく、テネシー州ナッシュビルでの客入りイベントのため、カードの質が高い。というかAPEXのカードが悪すぎるので、もうちょっとバランスをとって欲しい。

第1試合開始は6日朝7時から。速報します。

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o ONE UFC   ウマル・ヌルマゴメドフ エイドリアン・ヤネス ロブ・フォント

8.5『UFC on ESPN 50』ウマル・ヌルマゴメドフ負傷欠場を受けてロブ・フォントがコリー・サンドヘイゲンとキャッチウェイトで対戦

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8.5『UFC on ESPN 50』のメインイベントでコリー・サンドヘイゲンと対戦予定だったウマル・ヌルマゴメドフが負傷欠場(2023年07月20日)

 こちらの続報。


 UFCが8月5日にテネシー州ナッシュビルで開催する『UFC on ESPN 50』のメインイベントでコリー・サンドヘイゲンと対戦予定だったウマル・ヌルマゴメドフが負傷欠場したことを受けて、代わりにロブ・フォントがサンドヘイゲンと対戦することを発表。ショートノーティスなので140ポンド契約になりますが、5ラウンドで行われるそうです。

 フォントは4月の『UFC 287: Pereira vs. Adesanya 2』でエイドリアン・ヤネスに1R TKO勝ちして以来の試合。現在UFCバンタム級ランキング7位。続きを読む・・・
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o ONE UFC   エイドリアン・ヤネス ソン・ヤードン リッキー・シモン ロブ・フォント

8.19『UFC 292: Sterling vs. O’Malley』でロブ・フォントとソン・ヤードンが対戦

ほんとに、フォント。 フォントを活かしたデザインレイアウトの本


 UFCが8月19日にマサチューセッツ州ボストンで開催する『UFC 292: Sterling vs. O'Malley』でロブ・フォント vs. ソン・ヤードンのバンタム級マッチを行うことを発表。

 フォントは4月の『UFC 287: Pereira vs. Adesanya 2』でエイドリアン・ヤネスに1R TKO勝ちして以来の試合。現在UFCバンタム級ランキング7位。

 ソンは4月の『UFC on ESPN 45: Song vs. Simon』でリッキー・シモンに5R TKO勝ちして以来の試合。現在UFCバンタム級ランキング8位。続きを読む・・・
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o UFC クリス・カーティス ケルヴィン・ガステラム ダナ・ホワイト ヤン・ブラホヴィッチ ロブ・フォント

UFC287:ポストファイトボーナス/総評

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトイスラエル・アデサニヤ、ロブ・フォント

ファイト・オブ・ザ・ナイト:ケルヴィン・ガステラム vs. クリス・カーティス

メインはアデサニヤがリベンジ達成。両者グラウンドに持ち込むことを考えているのかと予想していたが、その場面にならずに終わった。ペレイラが前回同様、ケージに詰めてラッシュした時は、アデサニヤが対策できていないと思ってしまったが、直後に用意してきたカウンターでKO。

今回の結果を踏まえて、今度はペレイラが対策した上での再戦というのも見てみたいが、次の試合ではない。さすがに3連戦はもう勘弁。特にペレイラは別のランカー相手に実力を試される必要がある。が、ペレイラはそもそもミドル級への減量がかなり厳しいらしく、ダナ・ホワイトはライトヘビー級に転向するだろうと予測しているとのこと。ミドル級は再びアデサニヤとウィテカーにタイトルコンテンダーが潰され続け、挑戦者不足の時代に。

アデサニヤがライトヘビー級に上げた際に対戦し、初黒星を喫したヤン・ブラホヴィッチが、アデサニヤの勝利後にミドル級に落としての再戦をアピールするリプライを送っていたが、どこまで本気か(そもそもミドルまで落とせるのか)不明。

セミで勝ったバーンズは次戦でのタイトル挑戦をアピールし、試合後の記者会見では、タイトル戦が組まれないならリリースしてほしいとコメントしている。ハムザト・チマエフに敗れているのでそのイメージはなかったが、チマエフがミドルに上げるなら、エドワーズともコビントンとも対戦していないバーンズは、確かに有力候補の一人ではある。

一方で、バーンズより上のランキング4位のベラル・ムハマドも、エドワーズ戦のノーコンテストを挟んで8連勝中。ムハマドもまた、タイトル挑戦できないなら、階級を上げてミドル級でハムザト・チマエフと戦いたいとのこと。個人的には連勝しているムハマドの方が候補にふさわしいと思うが。

18歳ロザスJrは1勝1敗の相手に初黒星。今回は特別扱いだったが、スタンドの打撃などはまだまだ発展途上なので、次からは前座クラスでやり直しか。同じように若くして抜擢されたセイジ・ノースカットは、結局トップに上がれないままUFCを去った。ロザスJrもタイトルまでたどり着くだけの潜在能力はありそうだが、順調に成長できるかは本人次第。