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Interview JJ Globo ネイト・オーチャード ブログ 寒河江寿泰 杉本孝

【Special】10th Planet柔術にハマった柔術家、杉本孝─01─「道着もノーギも、両方やった方が面白い」

【写真】10th Planetの技術ではラバーガードが好きだという杉本(C)MMAPLANET

現在発売中のGONG格闘技#310で寒河江寿泰を受け手に、10 th Planetメソッドのデッドオーチャードの技術解説をしてくれた杉本孝。

柔術歴8年の杉本が10th Planetになぜハマったのは2年前。ATOS修行を行う柔術家にとってエディ・ブラボー系の技術はどのような意味を持つのかを尋ねた。


──デッドオーチャードの技術解説、ありがとうございました。10th Planetにハマった杉本選手ですが、柔術はもともとどちらの道場で始めたのでしょうか。

「パラエストラTBですね。元々は鶴屋(浩)先生のお弟子さんの廣瀬(貴行)さんが葛西で創られた道場です。柔術を始めてからは8年になります」

──そして10th PLANETの技術に目覚めたのは、いつからですか。

「一昨年ですね。2年前に柔術の出稽古のために柔術アカデミーの多いサンディエゴを訪れました。言ってみるとATOSに行きたくて。何度か行っていたのですが、一昨年はたまたまノーギもやってみようかと思って、10th PLANETサンディエゴに行ってみたんです。

あの頃は別に10th PLANETに詳しいわけでもなかったのですが、そこリッチー・マルチネスがいて」

──ブギーマンですね。

「ハイ。そして練習をさせてもらうことになり、初日がコンペティション・クラスで……衝撃を受けました。レベルの高さと人数の多さ、そしてノーギの楽しさに。

その時に黒帯が何人かいて、日本だとノーギでも道着でも有名どころとスパーをさせてもらっても、勝てはしないのですが、そこまでやられるほどではなかったです。それがスパーリング一本で3回、4回と足関、ダース、ギロチンで極められました。とにかく技術力が高くて、そこで目覚めました。ノーギをやろうと」

──IBJJF柔術とは全く別物だと思いますが、技術的にどのようにすみ分けるようになったのですか。

「確かに全くの別物です。道着とノーギは近いとか似ているという人もいますが、僕は全然違うと思います。ガードワークにしても、感覚が全く別モノだと僕は捉えています。ノーポイント&オンリー・サブはポジションを取らずに、一気に極めに行く。それは10th PLANETだけでなくグラップリング全てに言えると思います。

柔術だとポイント、ポジションを取って勝つというスタイルだったので、全然違う考え方の組み技があって新たに勉強ができたので喜びじゃないですけど、そこからですね──ハマっていったのは」

──今、10th Planetへ行くとIBJJFスタイルの柔術を全くしていない人がいますが、エディ・ブラボー自身はジャンジャック・マチャドの黒帯でいわばオールドスクールのブラジリアン柔術を身につけている人じゃないですか。ノーギ・グラップラーとしては、IBJJF柔術の練習は必要ないのでしょうか。

「僕は両方やっている方が良いと思っています。自分がグラップラーといえるほどではないですが、柔術をずっとやってきて今はグラップリングの比重が増えた者として、柔術の良さもあるし、グラップリングの技術の凄さもある。なので両方を知っている方が楽しいし、両方をやった方が絶対に面白いと思います」

──さすがATOSと10th PLANETを行き来できる杉本選手です。

「アハハハハ。日本はグラップリングをやらない人って多いじゃないですか。でも米国って、そんな人は絶対にいない。絶対に両方出ています。だから柔術のトップの人たち、嶋田裕太選手や橋本知之選手のような姿勢が当たり前です。日本のシーンも、そういう風になった方が楽しいなって思います」

──私が初めてブラジリアン柔術の稽古を見たのが、1994年なのですが──トーランスのグレイシー・アカデミーは女性の護身クラスで見学させてもらえなくて(笑)。マチャド柔術ではいわゆる道着の稽古を見させてもらいました。そしてサンパウロに行ってベーリンギ柔術で上は裸、下は道着という格好でスパーリングをしているのを目撃したんです。

「凄いですね!!」

──で、なぜ道着を着ないのって聞いたら、マルセーロ・ベーリンギが『暑いからだよ』って(笑)。

「アハハハハ。発想がブラジルっぽいですね。それで発展してきて」

──そして別物になった。エディ・ブラボーという人はMMAで柔術の技を極めたい人だと思うんです。でも今や寝技で攻め合おうという意識が合致しないと寝技の攻防にはMMAはおろか、グラップリングもならない。そのなかでエディがコンバット柔術を始めた。MMAで戦おうと思っていないグラップラーが、掌底有りのコンバット柔術を戦うことをどう思いますか。

「全然ありだと思います。MMAはやらないけど、新たな技術的な発見があると思います。今成さんがコンバット柔術に出場する前に練習をさせてもらった時に、掌底があるだけで技術が全然違いました。叩かれるだけでポジションが変わります。頭の位置が変わるので。MMAはできないけど、ちょっとチャレンジできるというルールで戦うと、またグラップリングの裾野が広がると思います。技術も広がりを見せるでしょうし」

──今日はデッドオーチャードの技術解説をしていただいたのですが、杉本選手は10th PLANETの技術だとどの技術が一番のお気に入りなのですか。

「ラバーガードが楽しいです。展開が多いし、自分は柔術家なのでオモプラッタや三角絞めがフィニッシュする技としては好きで。オモプラッタや三角はRNCとかフットロックと違って、組み技だと柔術にしかない技じゃないですか。そういう技にシンパシーを感じていて、そこと融合できるラバーガードが好きですね。フィニッシュに繋がるポジションなので」

<この項、続く>

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Interview JJ Globo ブログ 岩本健汰

【Special】10月22日(木)発売のFight &Lifeで組み技観を熱弁した岩本健汰が話したIBJJFのヒール解禁

【写真】今や日本を代表するグラップラーの岩本は、IBJJFノーギのヒール解禁によってどのような変化が起こるかを鋭く予想した(C) MMAPLANET

IBJJFが2021年よりノーギの茶と黒帯でヒールフックを解禁──が、どうやら決定的なようだ。グラップリングの世界の趨勢はノーポイント&サブオンリー、それでいて世界最高峰とされるADCCは、前半はノーポイントで後半はポイント有りルールが採用されている。

近年ポイントの有無、ヒールの有無により柔術とグラップリングは明確な別競技として発展してきたなか、ノーギ柔術でヒールが解禁される。

日本ではブラジリアン柔術の普及以前にMMAの寝技でヒールが使用されていたこともあり、その世代の柔術家のなかには黒帯はヒールを解禁すべきという主張も聞かれてきた。ノーギとはいえIBJJFの柔術でヒールが解禁される。

10月23日(木)発売のFight & Lifeでは、岩本健汰が世界のグラップリング・シーンについて語りつくすというインタビューが掲載される。ADCC、オンリーサブ、足関節、そしてスクランブルとフォークタイルレスリングを語るうち意外なグラップリング観を熱弁し始めた岩本健汰が話したIBJJFのノーギにおけるヒール解禁とは。ここでは、この部分を抜粋してお届けしたい。


岩本健汰
「ノーギ、グラップリングしかやってない人間には嬉しい決定ですね。これまではヒール禁止だったので、サブオンリーで活躍している人はIBJJFノーギにはあまり出ていなかったですが、今後はIBJJFの大会にもサブオンリー出身の人が出やすくなりました。参加者も増えるだろうし、大会を勝つことによって得られる評価も上がると思います。

これにより柔術とノーギは競技としてより分離して、柔術しかやっていない人はますます勝てなくなるし、ノーギ専門の人はより勝ちやすくなったと思います。

ヒールフックが解禁されると、今まであまりなかった展開が増えてきます。例えば、上の人は頑張って相手のガードをパスすることに集中してきましたが、これからは上の人が下の人の足を抱えて引き込んで、ヒールを狙いやすくなりました。

上の人のサブミッションの選択肢が増えるし、下の人もよりヒールを警戒しながらガードしないといけないので、パスのチャンスも増えると思います。何より50/50の攻防が、ディフェンシブだったのが、サブミッションとスイープ両方取り合う攻めのポジションになります。

僕自身はポイントもヒールもある方がサブオンリーに比べて、より展開が早くアクションが増えると思います。ただし、選手全員がヒールフックを理解しているわけではないので、ヒールフックを一切知らない選手でも、とりあえず踵を引っかけてアドバンテージを取る──そんな人も増えるかと思います。

ヒールは相手の足がちょっとずれただけで、極められなくなってしまう難しいサブミッションなのですが、踵引っかけただけでレフェリーがアドバンテージを容易に与えてしまうと、極まらないヒールの取り合いになる可能性もありますね」

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JJ Globo KIT01 Report イゴール・タナベ ハイサム・リダ ブログ

【KIT01】ハイサム・リダをスイープで下したイゴール・タナベ「2人で強くなって世界で結果を残したい」

<黒帯無差別級/8分1R>
イゴール・タナベ(IGLOO BJJ)
Def.ExR1分37秒2-0 by Sweep
リダ・ハイサム(CARPE DIEM)

まずは立ちの展開となり、30秒でイゴールが引き込む。離れたハイサムの足をすくいフックスイープ気味に崩し、そのまま左足を掴む。襟を取ったハイサムが足を掴むと、立ち上がったイゴールが足を引き抜いて座る。右足を取り、回転しつつ立ち上がって上を取ったイゴール。続くパス狙いにハイサムがスイープを合わせて上を取り返す。

ここでパローが掛かり、試合は中央で再開される。座った状態で襟を取りつつ、帯を掴んでデラヒーバをセットしようとするイゴールだが、ハイサムが足を引き抜く。ハーフを取ったイゴールが、下から煽って送り出しハイサムの左足を取る。取られた足を押し込み、帯からラペラを取ったイゴールがデラヒーバから回転しベリンボロへ。足を掴むハイサム、イゴールは後方回転でリバーサルを狙うも、ハイサムが起き上って許さない。

イゴールはラペラを再び取って、差し込んだ右足に絡めて立ち上がる。ハイサムのシングルを反転して潰したイゴールが足を抜きかかるが、ハイサムも許さない。そのまま上を取ったイゴール、ココでパローが掛かる。両者が道着を直して再開、すぐにハイサムが立ち上がる。延長を考えてか、2人とも立ち大きな動きのないまま残り20秒でイゴールが引き込み本戦が終了した。

延長戦、互いにヒザに掌を置いて様子見の状態が続く。30秒が過ぎダブルレッグを仕掛けたイゴール、場外となり中央に仕切り直しに。イゴールが引き込んでスイープを狙い、ここからからクローズドを取る。ハイサムが立ち上がって持ち上げようとするが、イゴールは背中をつけてデラヒーバガード、手を後方についたハイサムが立ち上がると同時にイゴールも続き、デラヒーバでフックしていた左足を引く。右足を前方に送られたハイサムがバランスを崩し、同時に右手で右肩を押したイゴールが背中をつかせてスイープを決める。日本最強対決をイゴールが制した。

「本当に嬉しいです。極めるのが僕の目的だったんですけど、ハイサム選手は凄く強くて極め切れなくて。でも延長で勝てて凄く嬉しいです。まだ2週間後に試合があってハイサム選手も倍の力で帰ってくると思うので、それに負けないように僕も練習を頑張ります。これから2人で強くなって世界に出て結果を残したいです。クインテットで勝てるよう頑張ります。ノーギは昔に比べたらできるようになりバトルハザードやGTFでも結果を残せたので、自信はあります。勝ち続けられるよう頑張っていきます」とイゴールは話した。


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JJ Globo KIT01 Report ブログ 杉江アマゾン大輔 毛利部慎佑

【KIT01】ガード✖トップ、ブラジリアン柔術の醍醐味魅せた一戦は毛利部がアマゾンから黄金得点で勝利

<黒帯無差別級/8分1R>
毛利部慎祐(JUMP FIGHT CLUB)
Def.ExR2分01秒2-0 by Sweep
白木”アマゾン”大輔(CARPE DIEM HOPE)

引き込んだ毛利部がスパイダー、肩を左足で押して崩しに掛る。さらに後方回転でスイープを狙った毛利部、耐えたアマゾンはスパイダーからクローズドの中に入る。アマゾンは臀部にヒザを当ててガードを割るが、毛利部はスパイダーに即移行する。再びクローズドを取った毛利部はラペラを左腕に巻き込む。そのラペラを肩越しに左手に取った毛利部の屈強なクローズドをアマゾンが割ることができない。

とはいえ毛利部もサブミッション・アテンプトはなく時間は、残り2分に。もう一度、ラペラを左腕に巻き込んだ毛利部の狙いは何か。残り1分で、その左腕を支点に腕十字を狙う。対応したアマゾンがパス狙いで動くが、毛利部が三角を狙う素振りも。肩を押し込み対応し、腰を引いたアマゾン──ここでタイムアップに。

アダルト黒帯は4分間の延長戦だ。引き込んだ毛利部に対し、右足から左足を抜いたアマゾンが音速パスへ。ポイントが入るかと思われたが、なんとか毛利部が足を戻してクローズドを取る。本戦と同じようにラペラを取る毛利部に対し、アマゾンは左足を取らせない。左足を引き、背中を伸ばしたアマゾンを煽ってから前方に送りスイープを決めた毛利部がゴールデンスコアを手にした。

「派手にやりたかったけど、ビビっちゃって固い試合にしてしまいました」と毛利部は話し、YouTubeチャンネルをしっかりと喧伝した。


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Interview JJ Globo KIT01 ブログ 橋本欽也

【KIT01】KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01、橋本欽也─02─「本当に柔術が好きな人に視聴してほしい」

【写真】「柔術は視ても面白いんです」。これこそが、今後の柔術普及のキーワードだ(C)KINYA HASHIMOTO

KINYABOYZ JIU JITSU CLUBを率いて主催する柔術LOVERS橋本欽也インタビュー後編。

いよいよ開催が明日11日(日)に迫ってきたブラジリアン柔術の無観客&ライブ配信大会=KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01。

ニューノーマルを迎えた今年、国内柔術界にブラジリアン柔術の大会を根づかせる。そんな橋本氏の熱い想いを引き続き訊いた。

<橋本欽也インタビューPart.01はコチラから>


──先ほどの話にもありましたが、11月から連盟主催のトーナメントも再開されます。そうなるとKITは01とナンバリングがあるのですが、この後の展望というのは?

「ホント、その話をメンバーとも話をしていて。2回目、3回目とやる意味はねぇんじゃないかと。コロナ禍にあって柔術大会はもっと長い期間で開くことができないという想定でKITを始めたので。だから3回ぐらいして、配信大会を定着させたいという気持ちはありました。

今、観戦ができないからお金を払って配信を視るという文化ができつつあるじゃないですか。柔術もその流れに乗るべきかと思っていのたですが、トーナメントが始まるとKITで試合を組む意味が見つからないんじゃないかと」

──ただし、トーナメントが再開されると感染のリスクは高まります。特にトーナメント戦は観戦者がいなくても、出場選手に感染のリスクが絶対的に高まる。特に出場選手が検温だけでは、いつか大会でクラスターが行っても、それは社会事象だと思います。

「いきなり400人ぐらいエントリーする大会もありますし……。入れ替えなどガイドラインも存在しているので、そこと照らし合わせてやろうとしているのですが……」

──400人ですか!!

「JBJJFの全日本マスターはエントリーがまだ50人ぐらいで、会場も東京武道館だからそれほど密にならないとは思います。そういう状況と比較しても、密になる大会が出てきますしね。だから、起こって欲しくない柔術界にとってネガティブなことが起こる可能性は今の世の中だと本当にあります。

それでも10月25日から12月13日までほぼ毎週のようにどこかでトーナメントが開かれるんです。このなかで何か一つで感染が起こると、全てに影響が出てしまいます。そうなるとそれ以降の大会はどうなっていくのか……」

──さきほども言いましたが、検温だけでは防げません。大会出場者に抗体、抗原、PCRの自己負担を課すことができるのか。それも難しいでしょうし。では、ロシアンルーレットになるということです。

「その点、KITのようなワンマッチ大会だと出場選手に抗体検査をしてもらって、陽性の人はPCRを受けてもらうということまではまだできるんです。そこが僕らとしては現実路線なんです」

──そんなKITの対戦カードが、KIDSからマスター、そして色帯も組まれているのが欽ちゃんマッチメイクらしいと感じました。

「紫が組めなかったのでキッズを入れた形になったのですが、キッズからマスターまでが柔術なんです。そしてキッズに関しても、これからの成長過程を見てほしいという気持ちがあるので組みたいと思っていたんです。オープニングと第1試合はキッズの試合を組み、アダルトの茶帯、マスターの黒帯、レジェンドマッチ、そして黒帯のトップ選手対決と色々な柔術を見てほしいです」

──特にこの試合に注目してほしいというのは?

「それはやはりイゴールとハイサムです。2人とも青帯の時から知っていて、その成長過程も見てきました。そういう世界に通用するトップ選手が日本にいるんだぞっていうのを見てほしいです。

その2人が道着で初対決するというのが見ものですね。2人ともやりたいと言ってくれたから、この試合が実現したので」

──しかし、柔術界もパンデミックより本当に様変わりしました。ある意味、興行ベースのMMAより影響は大きいかと思います。

「そのなかで僕自身は毎週のように国内でも大会があったのが、なくなったことでFight to Winとか海外の試合を視聴する時間ができたのは良かったと思います。配信があって、リアルタイムで視聴できる。その良さを再確認できましたしね」

──プロスポーツはエンターテイメントであり、興行をすることで経済が回ります。参加型のアマチュアスポーツは、経済の論理に立てるのか。柔術はワンマッチ配信大会と共存する状況があるべきではないかと。私はKITの継続を願っています。

「ありがとうございます。ホント、視聴者数ですよね。今回、どれくらい視てもらえるのか。そこで赤になるのか。赤になっても、今後やっていくためにスポンサーフィーで補える額なのか。その算段は日曜日になって視聴者数が判明してから、考えていくことになるかと思います。

配信大会が文化になってくれれば──ですね。これまでは配信といえば、無料とうのが常識でしたらからね。GTFが2500円という額でやってくれて、そこに筋道を創ってくれたので3000円という視聴料を設定することができました。1000円で興味の範囲を広げるというよりも、限られようが本当に柔術が好きな人に視聴してほしい値段設定になっています。

柔術ってやって面白いのは当然として、視ても面白いんです。皆、ワイワイガヤガヤ楽しんで見てもらえるのか。そういう柔術大会にKITはしていければと思います」

※KIT01視聴方法はコチラから

■KIT01対戦カード

<黒帯無差別級/8分1R>
リダ・ハイサム(CARPE DIEM)
イゴール・タナベ(IGLOO BJJ)

<茶帯ルースター級/7分1R>
吉永力(トライフォース)
イヤゴ・ウエノ(TREE BJJ)

<女子茶帯ライトフェザー級/7分1R>
ミレーナ・サクモト(TREE BJJ)
石黒遥希(CARPE DIEM)

<黒帯ライトフェザー級/8分1R>
塩田”GOZO”歩(パラエストラ八王子)
澤田真琴(DRAGON’S DEN)

<黒帯無差別級/8分1R>
毛利部慎祐(JUMP FIGHT CLUB)
白木”アマゾン”大輔(CARPE DIEM HOPE)

<黒帯ライトフェザー級/8分1R>
塩田”GOZO”歩(パラエストラ八王子)
澤田真琴(DRAGON’S DEN)

<マスター黒帯ライト級/5分1R>
村田良蔵(オーバーリミット札幌)
荒牧誠(マスタージャパン福岡&香港柔術)

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Interview JJ Globo KIT01 ブログ 橋本欽也

【KIT01】KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01直前、橋本欽也インタビュー─01─「正道があっての邪道」

【写真】KITの開催が迫ってきた橋本欽也氏、全ての言葉に柔術愛が詰まっている(C)KINYA HASHIMOTO

11日(日)にブラジリアン柔術の無観客&ライブ配信大会=KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01をKINYABOYZ JIU JITSU CLUBを率いて主催する柔術ライターの橋本欽也氏。

なぜ、ブラジリアン柔術のワンマッチ大会なのか。なぜ、ノーポイント・サブオンリー&延長ポイント先取制を敷いたのか。全てにおいて柔術愛に溢れまくっている橋本氏に話を訊いた。


──いよいよ日曜日にKINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01の開催が迫ってきました。敢えて欽ちゃんと呼ばせていただきますが、もう欽ちゃんの柔術愛が詰まった大会です。改めてKIT01を開こうと思った、その想いを語ってください。

「コロナで柔術大会がない時に、ハイサムとイゴールがGTFにエントリーしました。あの時にハイサムはともかく、なんでイゴールがノーギなんだって思ったんです。それは柔術の大会がないから。なら柔術の配信大会をやろうと。

ハイサムなんてプロと同じでファイトマネーを貰って試合ができる選手です。そういう選手が条件とか関係なくて、試合に出たい。試合に飢えている。他にもそういう柔術家がいるはずです。

でもハイサムもイゴールも道着の選手です。道着の専門の人たちが、グラップリングに出る。それは柔術の試合がないからです。

それに海外では4月の半ばからFight to WinやKUMITEっていう柔術の配信大会が開かれてきました。日本もMMAでRoad to ONE、修斗、そしてグラップリングでGTFと無観客でも配信をしてきたじゃないですか。そこで柔術の配信大会をするなら、出場できるのかってイゴールに尋ねたら『ぜひ出たい』と。ハイサムも同じように言ってくれたんです」

──でも柔術の試合がないなら、自分で開こうと。

「その通りなんです。国内には柔術がなかった。僕が毎日更新しているブラジル・ブログもニュースがなくなりました。でも、自分で大会を開くことで話題も創れるじゃないですか。そういう気持ちも少なからずありました。日本の柔術が停滞していたので、何かをやりたいっていう気持ちですね。

ハイサムやイゴールにとってグラップリングはプライオリティじゃない。でも、試合をしている。ただ純粋に試合がしたい。練習の成果を出したいからグラップリングでも出た。なら柔術の試合を創ってあげないと。ホントにそこからです」

──つまりは柔術家がグラップリングに流れているじゃないかと。

「そうです。だってGTFのメンバーを見たら、柔術家が多くいたじゃないですか。ムンジアル、パン、アジア、全日本、そういう大会があったらグラップリングに出ていない。でもトーナメントがなくて柔術の試合に出られないから、グラップリングの試合に出ている。GTFは柔術家ありきで、優勝者は全員IGLOOの柔術家でした。MMAファイターじゃないです。

つまりは柔術家のグラップリングへの流出です。柔術家がグラップリングで活躍することは本来、僕は全然良いことだと思っています。でも、それは本職があってこそなんです。柔術ありきでグラップリングに出るのではなく。柔術がないからグラップリングに出るのは本末転倒だなって。そこが一番大きいです」

──でも日本の柔術界はムンジアルより、クインテットの方が盛り上がるじゃないですか。ルール云々でなく、フィロソフィーが違うのに。

「僕は見る人に合わせてまで、敷居を下げる必要はないと思っています。GTFでコンバット柔術をして、本来の柔術がない。それはナンセンスで。柔術本来の試合があれば良いけど、アレだけっていうのは違う。それはクインテットも同じかと。クインテットもコンバット柔術もあるのは良いけど、本来の柔術がないとダメなんです。

新日本プロレスがあってのFMWじゃないですか。FMWだけが目立っちゃうと、新日本プロレスがないモノになってしまいます。正道があっての邪道で、邪道ばかりじゃなりたたないですよ」

──なるほど、言わんとしていることは分かります。

「でも実際にクインテットは柔術より盛り上がっているんだから、僕が間違っているのかもしれないし。それにKITが有料配信してハイサムやイゴールの試合を視聴してもらえる数よりも、UFC Fight Passのクインテットの方がずっと彼らの試合を見る人は多い。それで彼らが有名になって、少しでも多くのファイトマネーを手にできるなら、それでも良いかって思うようになったんです。

クインテットには柔術が必要で。柔術家もクインテットが必要ならそれで良いかなかって」

──偉いっ!! もう真の柔術愛ですよ、欽ちゃん。その一方でJBJJFもSJJJFもワンマッチ大会は開けないモノだったのですか。

「やはり連盟という形があると、そこからはみ出るモノをやりにくいのではないかと。だから浜島さんはIF PROJECTを安井君にやってもらっていたんだろうし。そういうことだと思います」

──そこで欽ちゃんがKITを開く。では、なぜノーポイントにしたのでしょうか。そこまでポイントのある柔術が本流だという主義を持っているのに。

「それは11月になるとアジア大会や、全日本選手権が普通に行われるようになるからです。JBJJFが全日本選手を開くならイゴールもハイサムも出て、シュレック関根選手も出場するでしょう。なら、そっちの方が皆が見たくなりますよね。

これから連盟がトーナメントを開いていけるなら、通常のルールはそこにあれば良いと思ったんです。こっちはワンマッチ大会だし、同じルールにする必要はないですから。トーナメントが再開されなければ、通常のポイントルールにしたかもしれないですけど」

──ノーポイントになると、スイープという柔術特有のポイントがなくなってしまって、皆がスイープに耐えないというのがあるかと思うんです。

「そうですよね。ノーポイントだと、簡単に下になることは今回も出てくると思います。それに極めがなくても勝てるのが、柔術ですよね。だから時間切れの時は延長で最初にポイントを取った選手が勝つというルールにしたんです。

と同時に出場選手は皆、IBJJFルールの柔術で結果を残している選手ばかりです。サブオンリーに特化しているのではなくて。そういう選手がサブオンリーでどういう試合をするのか、そこも楽しみなんです。リマッチが多いのも相手のことが分かっていて、様子見なんてすることなく攻めていく。そういう動きのある試合になると思います。究極にやりたいのはノータイムリミットのオンリーサブミッションですけど(笑)。それが究極の柔術ルールだと思っています」

──自分は15分のポイント有り、グレイシーチャレンジのルールが実は柔術としては好きです。あそこでブシェシャに勝ったホジャー・グレイシーこそザ・柔術家。柔術家のなかの柔術家ではないかと。

「しっかりとポイントをとって、ポイントを取れられず、最後は一本勝ちする。普通の柔術をやり切る。ホジャー・グレイシーが柔術を一番体現していると思います。グレイシー柔術であり、ブラジリアン柔術を」

<この項、続く>

※KIT01視聴方法はコチラから

■KIT01対戦カード

<黒帯無差別級/8分1R>
リダ・ハイサム(CARPE DIEM)
イゴール・タナベ(IGLOO BJJ)

<茶帯ルースター級/7分1R>
吉永力(トライフォース)
イヤゴ・ウエノ(TREE BJJ)

<女子茶帯ライトフェザー級/7分1R>
ミレーナ・サクモト(TREE BJJ)
石黒遥希(CARPE DIEM)

<黒帯ライトフェザー級/8分1R>
塩田”GOZO”歩(パラエストラ八王子)
澤田真琴(DRAGON’S DEN)

<黒帯無差別級/8分1R>
毛利部慎祐(JUMP FIGHT CLUB)
白木”アマゾン”大輔(CARPE DIEM HOPE)

<黒帯ライトフェザー級/8分1R>
塩田”GOZO”歩(パラエストラ八王子)
澤田真琴(DRAGON’S DEN)

<マスター黒帯ライト級/5分1R>
村田良蔵(オーバーリミット札幌)
荒牧誠(マスタージャパン福岡&香港柔術)

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JJ Globo KIT01 News ブログ 村田良蔵 荒牧誠

【KIT01】北の狼、南の虎??!! マスター黒帯でSJJJF率いる村田良蔵と、東アジアの雄=荒牧誠の対戦が決定!!

【写真】茶帯時代にムンジアルでペナ級3位、黒帯では香港、タイ、台湾と東アジア圏で活躍してきた荒牧(C)MMAPLANET

12日(水)に10月11日(日)に開催されるブラジリアン柔術の無観客&ライブ配信大会=KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01で、マスター黒帯ライト級で村田良蔵✖荒牧誠が組まれることが発表された。

ノーポイント&サブオンリー with 延長ゴールデンポイント制が用いられる同大会、このカードにより7試合が決まり、残りは1試合で出揃うことになった。


当初から出場予定にあった村田はSJJJF(Sport Jiu Jitsu Japan Federation=スポーツ柔術日本連盟)の代表で、同連盟はSJJIF(Sport Jiu Jitsu International Federation=スポーツ柔術国際連盟のアジア支部ASJJFの統括下にある団体だ。

黒・茶帯でカニバサミが許され、アドバンテージなし、延長サドンデス戦など独自のレギュレーションを持つSJJIF柔術を率いる森田と対する荒牧は──あのJFTに所属していた国内ブラジリアン柔術の屋台骨を支える世代の柔術家だ。

香港でも柔術を広めてきた荒牧は現在、師と仰ぐ弘中邦佳とともにマスタージャパン福岡で、MMAファイターにも柔術を指導している。そんな両者の対決は本戦5分&延長2分30秒で行われる。

※なお両者のこの一戦に関する意気込みが、今大会を開く橋本欽也氏が主催するブラジリアン柔術ニュースブログ「ブラジルブログ」に掲載されており、転載させていただきます。

村田良蔵
「荒牧誠さんは僕が紫帯になる頃にはすでに黒帯で活躍されていた憧れの柔術家の一人です。紫帯の時、ブラット・クー選手に誘われてアカデミアAZにお邪魔させてもらった時が荒牧さんとの出会いでした。僕のスパーリングを見てもらった時、『ファンタスティック!!』と褒めてもらえたのが嬉しくて、今でも覚えています。

SJJIFの世界選手権後の久々の試合、更にひと階級上の荒牧さんが相手なので、今まで以上にしっかり準備して臨みます。胸を借りる試合ですが、試合である以上勝つことには拘ります。サブミッションオンリーという、いつもと違うルールでも勝てる事を生徒さんにも見てもらえるよう努力します。またオンラインで観戦してくださる皆さまにも柔術の楽しさが少しでも伝われば良いなと思っています。今から試合当日が楽しみです。
よろしくお願いします」

荒牧誠
「まず、このような機会を与えて下さり、主催者、関係者の皆様、誠にありがとうございます。対戦相手の村田選手とは、互いに20年近いキャリア、年齢はほぼ一緒ですが、これが初対戦となります。私が香港に在住している間に、黒帯で活躍されていて、とんでもなく強い選手が北海道にいるなと思っておりました。

また2年連続でSJJIF世界選手権のマスター2の世界王者になられており、実績・実力共に素晴らしい柔術家だと思います。以前でしたら、対戦することに恐怖しかなかったです。20代の頃は試合前は常に不安と恐怖と戦いながらその日を迎えました。30代になった頃からは、その中でも楽しさを見つけていけるようになりました。

そして40代になり、試合前から相手に感謝するようになりました。私事ですが、昨年私は待望の子供を授かりました。現在大変な時期ですが、その中でも日々幸せを感じますね。
あとは同年代の村田選手とただ良い試合をしたいな、と。そしてできるならば、息子に格好いい姿を見せられたら、最高ですね」

KIT01対戦カードは以下の通りだ。

<黒帯無差別級/8分1R>
リダ・ハイサム(CARPE DIEM)
イゴール・タナベ(IGLOO BJJ)

<茶帯ルースター級/7分1R>
吉永力(トライフォース)
イヤゴ・ウエノ(TREE BJJ)

<女子茶帯ライトフェザー級/7分1R>
ミレーナ・サクモト(TREE BJJ)
石黒遥希(CARPE DIEM)

<黒帯ライトフェザー級/8分1R>
塩田”GOZO”歩(パラエストラ八王子)
澤田真琴(DRAGON’S DEN)

<黒帯無差別級/8分1R>
毛利部慎祐(JUMP FIGHT CLUB)
白木”アマゾン”大輔(CARPE DIEM HOPE)

<黒帯ライトフェザー級/8分1R>
塩田”GOZO”歩(パラエストラ八王子)
澤田真琴(DRAGON’S DEN)

<マスター黒帯ライト級/5分1R>
村田良蔵(オーバーリミット札幌)
荒牧誠(マスタージャパン福岡&香港柔術)

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Finish05 Interview JJ Globo ONE ブログ 上久保周哉 寒河江寿泰

【Finish05】寒河江とドローの上久保周哉「試合は個人的にはあってもなくても、どっちでも良い」

【写真】マイペース、我が道を往くファイターがここにも(C)MMAPLANET

13日(日)に東京都港区のリバーサルジム東京スタンドアウト田町芝浦スタジオで開催されたFINISH05で、上久保周哉がグラップリングに出場し、寒河江寿泰と引き分けた

グラップリングを遮断するグラプリングでなく、自らのグラップリングをグラップラーの寒河江相手に続けた上久保。この一戦を振り返る彼は、試合に対する考え方や、キャリアアップに関してもその独自かつ純粋な想いを口にした。


──お疲れ様です。

「ありがとうございます。お疲れさまでした」

──赤尾選手から、寒河江選手へ。全く違うタイプの相手との試合になりました。下からの創りが絶妙の寒河江選手を遮断していく形で、頭を下げて押し込み続けました。柔術的には甲乙つけられないですが、上久保選手もやるべきことをした試合に映りました。

「磯野(元)さんからは、ラウンドの序盤に様子を見たことを指摘してもらいました。そうですね、1秒でも2秒で相手に触っていない時間を作ったのは、分かっていたのに意識のどこかで自分が休もうとしていたのか……ある種、警戒しているので触れない部分もありました。

試合中も磯野さんの声が聞こえてきて、攻めないといけないなと思って出ることはできたのですが、そこは自分の判断や意志でしないといけないところでした」

──潜らせない、足を取らせないために頭を下げて押し込む。楽な試合ではなかったと思いました。

「自分のなかでは、しんどいことはしているのですが、試合が終わって疲労感がないので出し切っているとは思えない……もっとやれたはずです。それはMMAの試合でもそうですね。もっと体力を全部使って戦うことはできたかもしれないです」

──赤尾選手だとスクランブル合戦で、削り合いが一本に結びつきますが、寒河江選手相手だと一瞬の隙でサブミットされる可能性がある。引き込む相手を削り続けるのはしんどくないですか。

「あまり自分のやることは赤尾選手が相手でも、寒河江選手が相手でも変わらないです。相手が代わっても大切なのは、今度の自分にどれだけ役立てることになるのかなので。だから、やることは変わりなかったです。MMAでも足関節を得意とする選手は当然いますし。極端ですけど今成さんやゲイリー・トノンのような選手がいることはMMAファイターとして、絶対に想定しないといけないですから。

MMAで足関節を取られるかもしれない。その時に経験と知識の幅を広めるために、寒河江さんとの試合は必要でした。そういう選手でもコントロールする。そこに穴があっちゃいけないと思っています。現状やれることをやったので、ここを消化・反省することだと思います」

──しっかりと自分がありますね。ただし、そのMMAの試合がなかなか決まらないです。

「それはあんまり気にしないです。試合は個人的にはあってもなくても、どっちでも良いです。まぁあった方が良いですけど、試合があるから練習に気合が入るとかはないですし。ある程度の傾向と対策をすることでメリハリはつきますけど、あってもなくても練習に対する姿勢も気持ちも僕は変わらないです。皆、試合のために格闘技をやっている感が凄くするなって思っています。僕は自分のために格闘技をやっているので」

──周囲に試合があって、自分がなくても──ですか。

「気にしていないです。ケガをして1年ちょっとぐらい離れていたこともあって、その時も周囲は試合をしていました。あの頃から自分は自分だっていう気持ちだったので」

──ONEが再開しても、試合がしたいという強い気持ちは?

「う~ん、特別MMAの試合がしたい、早く戦いたいというのはないです。Road to ONEでは話があって、自分はやるとは言っていましたし。対戦相手候補ができないと返答したことを知るまでの練習は、それでも面白かったですね(笑)。サウスポーでミドルを蹴ってきて……組みも強いって。いざ、無いと分かると楽しみにしていたんだなって思いました(笑)。

でも、ないならしょうがないです。自分は別にチャンピオンになりたいから、やっているわけじゃないですしね」

──また試合を用意する側を怒らせるような言葉をシレっと吐きますね(笑)。思っていても口にしない選手が多いのに……。ONEで戦っている日本人選手で、UFCで試合がしたいと発言するのも上久保選手ぐらいですよね。

「UFCは行きたいですよ。ソコに行きたいって言わないなら、MMAをやっているのが嘘になっちゃいますよ。皆が言わなくなっただけで。最近はマイクを握ると、皆がRIZINに出たいって同じように言っているけど、前はUFCだったじゃないですか」

──反感を買いそうな言葉です。

「反感……なんで、そうなるのか分からないですけど、それで別に僕が変わることはないので」

──おお気持ちが良い言葉ですね。それに上久保選手が、やるべきことをしているのは今日の頭の低い姿勢をキープできる体力&精神力で理解できます。

「ありがとうございます(笑)。一度、おでこが頭についちゃいました」

──ところでグラップリングとMMAの間という表現は乱暴ですが、ZSTがコンバット柔術を始めて勝村Pが上久保選手にラブコールを送っていました。

「コンバット柔術は面白いですよね。ちょっと興味があります。ただONEとの契約があるので、そこで問題にならないで出られるならやってみたいです。MMAファイターが出るグラップリングやコンバット柔術はスイープとパスを評価すると、もっと面白くなると思います。それは磯野さんとも話していたんです」

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Finish05 J-CAGE JJ Globo News ブログ 山内慎人

【Finish05】日曜日の大会を終えて、山内慎人氏が新型コロナ感染予防対策に関して──訴えたこと

【写真】今も無症状の感染者は周囲にいるというだけでなく、自分が観戦しているかもしれないという自覚は誰もすべき世の中だ (C)MMAPLANET

13日(日)、東京都港区のリバーサルジム東京スタンドアウト田町芝浦スタジオで開催されたFINISH05。

アマチュアの人材育成及び競技人口の裾野を広げるという目標を掲げる同大会を主催するのが修斗、パンクラス、PXCで選手活動を行っていた山内慎人氏だ。昼は仕事を持ち、就業後に数カ所のジムで指導をし、SUNRISEプロモーションを立ち上げてFinishを開く──そんな山内氏が16日(水)に同プロモーションの公式ブログで「大会を終えて、そして今後についてのご報告」と題し新型コロナウィルス感染予防に関しての想いを綴っている。

同大会はアマチュア競技会に職業柔術家やプロファイターが出場している。格闘技が不要不急でない人々によって、格闘技界は成り立っている。それゆえに感染予防に最善を尽くさなくてはならない。

ここで山内氏はアマの格闘愛好家に訴えかけているが、ジム経営を生業としている人間は格闘技のプロだ。プロモーション、大会を開く者もプロだ。もちろん、メディアもその一員だ。コロナとの共生時代、そこに感染源があることを意識して活動することはプロも愛好家も同じ。格闘技が好きであれば格闘技界を傷つける無責任な行為に対し、声を挙げる勇気を持たなければいけない。

山内氏の指摘する大会参加者だけでない、この惑星で格闘技に関係する一人ひとりが彼の声に耳を傾けて欲しい。そして、格闘技に関わる人々の認識が決してこの限りでないことを示し続ける必要があることを心に留めて欲しい。自戒の念をこめて、氏の訴えを全文掲載したい。

日曜日のFINISH05から3日が過ぎました。

参加選手の皆さん、お疲れさまでした。皆さんのおかげで良い大会となりました。ありがとうございます。

試合内容や格闘技への取り組みについては、本当に素晴らしい大会になり感謝しています。と同時に、コロナ禍の今だからこそ、皆さんにお伝えしておきたいことがあります。

「今大会の開催について、皆さんどう思いますか?」という質問をした時に、皆さんの頭の中にいくつか思い浮かぶであろうワードの中でも、ある一つの共通のワードがあるのではないかと思います。

それは恐らく「こんな時期に」というものではないでしょうか? そう、まさにこんな時期に、なのです。

じゃあ、それってどんな時期?と言われたら、もう、「コロナ」の一択しかないわけです。そんな「コロナ禍」真っ只中の状況で沢山の人が集まり、密になり、一番の感染源である汗や唾を飛ばし合い、肌と肌が触れ合うどころか暴れまわる格闘技の大会を開催したわけです。

もう、狂気の沙汰と思われても仕方のない行動であると、主催者である私自身も思います。
それなら何故開催したのか?それは、以前もこのブログに書きましたが、私は格闘技が不要不急のものではないと思っているからです。

「日々の生活に目標を与え、活力となり、毎日を強く楽しく生きる為に必要不可欠なもの」
であると思っているからです。

でも、それは元気であり、健康であって初めて成り立つものです。ただでさえ感染リスクのある大会を開催している状況を考えた場合、主催者としては極力感染リスクを抑えなければいけません。

感染リスクを如何に抑えるか、如何に皆さんの健康を維持し、家族や周りの人達の生活の脅威を排除するかを考えなくてはいけないのです。

格闘技が人生において必要なものであったとしても、その格闘技でコロナに感染し、自分なり家族なり友人に何かがあっては全く意味がないことなのです。

今、電車に乗っていても、会社にしても、食事をしていても、それこそ学校、自宅でくつろいでいても感染は起こるべきして起こります。だからこそ、大会を開くために感染予防対策をご連絡していました。

PCR検査はもとより、抗原、抗体検査をアマ大会であるがゆえに主催者側がその費用を持つことはできず、また今回に関してはいずれも義務付けすることはなかったです。と同時に、今回はプロとして、あるいは職業として格闘技に取り組む選手たちのスペシャルマッチも組ませていただきました。

そこで我々ができる最大の予防策は、手指消毒とマスクの着用です。感染のリスクを抑える手段として、誰もが気を付けることができるのが、この2つです。特にマスク着用に関しては、見た目で判断すらできる予防策です。

そして、ふとしたタイミングで、「マスクをしていない人が沢山いるよ」というお声をいただき、会場内を見回すと、あまりにも沢山の人がマスクを外していました。

事前の注意事項として、「マスクは金網に入る直前にセコンドに渡すように。試合をする選手、レフェリー以外は全員マスク着用」と記載をしていましたが、ほぼ守られていませんでした。

進行役のスタッフから、「マスクの着用」について何度もアナウンスするも、どうしても皆さんのご協力を得られる事は出来ませんでした。主催者として、試合の進行にばかり気が行き、途中まで全く会場内にまで目も意識も行っていませんでした。これは本当に反省すべき点です。申し訳ございませんでした。

そして、密を防ぐ為の方法として、試合会場へ入場出来るのは10試合までの選手、セコンドまでとしましたが、これも守られていませんでした。

靴袋の持参、ゴミの持ち帰り等、コロナとは関係のない、普段の他の大会でもお願いされているような事さえも守られていませんでした。

大会終了後、後片付けをしながら、あまりにも多いゴミ、特にペットボトルの量にスタッフ一同唖然としました。ペットボトルは、感染源の宝庫です。スタッフの人員を確保出来ず、大会の進行にも影響を出し、そして、参加者への注意喚起もする事が出来ませんでした。

これは主催者である私の責任であると思います。大変申し訳ございませんでした。

と同時に参加者の方、同伴者の方に理解をしていただきたいことは、アマチュア大会は主催者だけではなく、参加者の皆さんで一緒に作っていくものでもあります。

「大会があって良かった。試合が出来て良かった。ありがとうございます」と言っていただける気持ちは私も本当に嬉しいです。普段の大会であれば、そういってもらえるだけに大会を開いて良かったと私も心の底から思います。

ただし、今は違うんです。主催者の私がこのようなことを言い切ることで、面白くない思いになる方もおられるかもしれないですが、私は参加者全員で協力して大会を作って行きたいと思っています。

「大会があっても、決められた感染予防をしっかりと個々が守らないと何かが起こった時に大会は開けなくなってしまう」

このような意識を皆さんに持っていただき、大会に関わる参加者全員が意識して感染リスクを抑える行動を貫いていけないでしょうか。

「皆が意識して予防対策を徹底して守ってくれた。じゃあ、また大会を開くことが出来るね」と大会後に皆が想う。そういうFINISHにしていきたいです。

かくいう私も強制される事が好きではない人間で、それだけに皆さんに何かを強要することも本来はしたくありません。ただし、今は別なんです。日曜日の大会のようになってしまうと、今後は大会を開催するとしても、かなり厳しい内容の同意書を作成し、サインをいただき、守れない場合は退場していただく必要もあると思っています。

それが他の参加者や周りの人達を救う事なのであれば、否が応でもやらざるを得ません。

正直、私もそこまではしたくないです。でも日曜日の大会後に、散らかったペットボトルを目にしたときに、このように考えました。

あまり長くくどくど書きたくはなかったのですが、この件についてはとても大切な事だと感じています。私の今の正直な気持ちです。ご理解いただけると幸いです。

上記を踏まえ、今後の大会開催に関して現状は未定とさせていただきます。対応、運営、進行方法等を検討し、開催出来そうだと判断した場合は「FINISH 06」を開催したいと思います。

最後になりますが、関係者各位には不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ございませんでした。今回の事は重く受け止め、反省し、今後の為に活かしてまいります。
今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。SUNRISEプロモーション山内慎人


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JJ Globo KIT01 News ブログ 毛利部慎佑 白木大輔

【KIT01】モリベチャレンジ──対戦相手決定、毛利部と対戦するのは白木(杉江)アマゾン大輔!!!!

【写真】KITに歴史が加わる (C)MMAPLANET

10月11日(日)に開催されるブラジリアン柔術の無観客&ライブ配信大会=KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01に毛利部慎佑のアイ戦相手が白木アマゾン大輔に決まった。

昨年のJBJJF全日本ブラジリアン柔術選手権のライト級覇者である毛利部は、今大会の対戦相手を「モリベチャレンジ」と題し、一般から募っていた。


複数の候補者のなかから毛利部は白木を選択した。それも当然だ、杉江大輔こと白木は日本のブラジリアン柔術界のレジェンドといって良い存在。

名古屋のALIVE所属時代、今から20年前に全日本アマ修斗ウェルター級(※現ライト級)で優勝し、プロデビューした裏で柔術でも2004年にパンナム(現パン)柔術の茶帯ライト級で準優勝、2005年にはパンナム及びムンジアルに黒帯として出場をしている。

2006年にはキャリアベストとなるムンジアル・ベスト8(これ以降、3年連続でベスト8に)、さらにアジアで優勝、翌2007年にはADCC日本予選で77キロ級を制している。2009年にはヨーロピアンで準優勝、全日本になると無差別級と階級別を含めると9度も頂点に立っている。

マスターでも活躍する傍ら、アダルトでの参戦を続けており、40歳になる前日──30代最後の試合を現在の国内ライト級トップの毛利部と戦うというオヤジの浪漫マッチでもある。毛利部が下になるのは容易に想像できる。ここから白木がワキ差して、背中をつかせることができるのか。やはり見てみたいのは、ワキ差しパスの攻防だ。