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【BRAVE CF68】計量終了 大混乱、ラターバッハ剃髪で計量も失敗。4分50秒で戦いを止める男クーチに注目

【写真】コートルツァ✖ラターバッハ、ちょっと分からない趣向のセレモニアル・ステアダウン (C)BRAVE CF

17日(土・現地時間)、ドイツはデュッセルドルフのマリティム・ホテルで開催されるBRAVE CF68の計量が16日(金・同)に行われた。

大陸間を最も行き交うプロモーションとして活動するBRAVE CFの2022年はドイツで現地のNational Fighting Championshipと合同興行でNFCとしては第11回大会となるダブルブランド大会だ。

当初の予定ではNFCウェルター級王座決定戦としてイスラム・デュラトフがフローリン・ゼンデリと戦う予定だったが、コロナ陽性で15日に欠場が決まり、タイミルラン・ダダエフがゼンデリとノンタイトル戦を戦うことが決まった。

NFCタイトル戦が消滅したことで、BRAVE CF暫定スーパーライト級王座決定戦としてジョイルトン・ラターバッハとミハイル・コートルツァがメインに昇格に。


しかし、ラターバッハは髪の毛を剃ってスケールに乗ってなお、体重オーバーに。この試合はコートルツァが勝った場合だけ新暫定王者が誕生する変則タイトル戦に変更された。

またフェザー級でチャキア・ハドウと対戦予定だったモハメド・トラベルシは、ハドウの欠場でパンタレイ・タランと、同じくフェザー級でカル・ソビロフの欠場を受けて、ジェフィソン・オリヴェイラがアリ・グリエフとの試合にスクランブル出場する。

さらにはバンタム級のマックス・ホルツァー✖アンドレイ・タイシチェンコ戦は前者の計量失敗でキャッチウェイト戦で行われることが一度はアナウンスされたが、セレモニアル・フェイスオフの場で結局実施されないことが明らかとなった。

カオス状態のBRAVE CF2022年ラストイベントだが、要注目なのが2度のスーパーウェルター級チャレンジャーのイスマイル・ナルディエフとワジム・クーチのマッチアップだ。

ベラルーシ人ファイターのクーチは、フランスのパウンド禁止MMAの100%Fightでウェルター級王者となり、道着着用で顔面パンチが禁じられたアマチュアのパンクラチオンでも戦い続けているという、珍しいキャリアの積み方をしている16勝1敗の実力者だ。

打撃も組みも綺麗に使いこなすクーチは、ラウンド終盤の10秒になると戦闘状態を解き、タッチグローブをしてコーナーに戻リ──なぜか相手も付き合ってしまうという不思議な空気を醸し出すことでも知られている。

ここで勝てばスーパーウェルター級タイトル戦線のトップに浮上するような試合でも、4分50秒で戦闘態勢を解いてしまうのかも注目だ。なお、この試合も本計量時間ギリギリになるまでイスマイル・ナルディエフがパスをせず、関係者をやきもきさせる一幕が見られた。

そしてフローリン・ゼンデリ✖タイミルラン・ダダエフは理由の発表はないままキャンセルとなっている。

■視聴方法(予定)
12月18日(日・日本時間)
午前2時00分~ BRAVE TV

■対戦カード

<BRAVE CF暫定スーパーライト級選手権試合/5分5R>
ジョイルトン・ラターバッハ:74.94キロ
ミハイル・コートルツァ:74.7キロ

<スーパーウェルター級/5分3R>
イスマイル・ナルディエフ:79.5キロ
ワジム・クーチ:79.7キロ

<ライト級/5分3R>
フセイン・カジマゴマエフ:70.74キロ
アグシン・ババエフ:70.54キロ

<フェザー級/5分3R>
モハメド・トラベルシ:66.22キロ
パンタレイ・タラン:66.22キロ

<77キロ契約/5分3R>
アレックス・ソラ:76.8キロ
マテウス・ミランダ:76.96キロ

<ミドル級/5分3R>
ユリアン・ペナンツ:83.96キロ
アレクサンダー・ジュキッチ:84.4キロ

<ライト級/5分3R>
クリスチャン・マッハ:70.14キロ
ゴカン・アクス:70.78キロ

<フェザー級/5分3R>
ジェフィソン・オリヴェイラ:65.04キロ
アリ・グリエフ:65.76キロ

<バンタム級/5分3R>
マックス・ホルツァー:61.82キロ
アンドレイ・タイシチェンコ:61.54キロ

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BRAVE CF47 other MMA Report キム・テキュン フセイン・カジマゴマエフ ブログ

【BRAVE CF47】カジマゴマエフのTD、ギロチンを耐えたキム・テキュンがマウント&エルボーでTKO勝ち

<フェザー級/5分3R>
キム・テキュン(韓国)
Def.3R2分43秒by TKO
フセイン・カジマゴマエフ(スイス)

サウスポーのキムは、試合開始直後にカジマゴマエフのシングルレッグでテイクダウンを取られる。腕狙いを引き抜いて立ち上がったカジマゴマエフは、右を打ち込んで胸を合わせる。左右にパスを仕掛けるカジマゴマエフだが、キムは足をきかせて許さない。カジマゴマエフはパンチを一発入れ、左足を抜く。キムのオモプラッタから、スクランブルとなり前方に落とされたカジマゴマエフをがぶるキムは、アナコンダチョークを仕掛ける。

絞められたままケージに押し込み、頭を抜いたカジマゴマエフは立ち上がったキムをケージに押し込むと、右腕を差しあげてテイクダウン──と思いきや、そのまま勢いをつけ一回転して上を取り返したキムがマウントから腕十字を狙う。これは極まらずスクランブルになると、キムはここもがぶってラウンド終了を迎えた。

2R、左リードフックを当て、右ハイから右ミドルを蹴ったカジマゴマエフが組んでいく。切ったキムは右ジャブをトリプルで伸ばす。次の右を当てたキムが、カジマゴマエフのテイクダウン狙いをがぶり、左のパンチを入れる。離れたカジマゴマエフはダブルを切られても、ドライブし続けついにキムが尻もちをつく。

キムはここから立ち上がるも、カジマゴマエフが金網に押し込みシングルレッグでトップを取り切る。足を捌き、ギロチン狙いから背中をつけさせたカジマゴマエフがパス狙いから、スクランブルでギロチンを仕掛ける。腹ばいになり一度は頭を抜いたキムだが、座った彼に飛びつくようにギロチンを取ったカジマゴマエフが後方に引き込み絞めあげる。キムはここも耐え、ついに疲れたカジマゴマエフがダブルレッグから引き込んでしまう。キムはサイドで抑えて、エルボーを落とした。

最終回、右ジャブで距離を詰めるキムに対し、カジマゴマエフがテイクダウン狙いをスプロールされながらケージに押し込む。右を差し替えて回り、離れたキムはテイクダウン狙いを切ってパンチを打っていく。がぶりから押し込もうとしたカジマゴマエフは、ここも切られテイクダウン狙いから引き込む。

殴られながら立ち上がったカジマゴマエフが、完全に疲れておりシングルレッグにバックに回れる。足を取ったままだったカジマゴマエフだが、これを向いて離れたキムはガードを取ったカジマゴマエフからマウントを奪いパンチを連打する。カジマゴマエフが下を向いてもパンチからエルボーを続けたキムが、TKO勝ちを決めた。

「BRAVEで3連勝、トータルで8連勝。タイトルに挑戦させてほしい」とキム・テキュンは話した。


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BRAVE CF47 News other MMA アブディサラム・クバチニエフ キム・テキュン フセイン・カジマゴマエフ ブログ ロランド・ディ

【BRAVE CF47】メインでライト級挑戦者決定戦=クバチニエフ✖ロランド・ディ。スイスと韓国の無敗対決も

【写真】フック系でないストレート系を得意とするレスラー、キルギスはこういうタイプの選手も少なくない(C)BRAVE CF

BRAVE CFが3月から4月にかけて開催するバーレーン4週連続イベント、その第1週となる3月11日(木・現地時間)=BRAVE CF47「Asian Domination」のメインイベントを17日(水・同)に発表している。

コンバット・キングダムMMA月間第一弾のメインはライト級挑戦者決定戦=アブディサラム・クバチニエフ✖ロランド・ディに決まった。この一戦の勝者がBRAVE CFライト級王者アミン・アユブへの挑戦権を獲得する。


一方、マニー・パッキャオ以前のフィリピン・ボクシング界の国民的ヒーローであるロランド・ナパレッティを父に持つディ。

PXCバンタム級コンテンダーからフェザー級に階級を上げ、松嶋こよみを23秒でKOしているハードパンチャーだ。

BRAVEで1試合=NCで戦い、UFCにステップアップを果たしたディだが、石原夜叉坊戦を含め1勝3敗と結果は残せずリリースの憂き目に。その後は中東をターゲットとして、UAE WarriorsとBRAVEを行き来し前者ではフェザー級王座に挑戦も敗れている。

昨年9月と11月のBRAVE参戦ではライト級で戦い、減量の少ない階級がフィットしていたのか11月にはライト級チャレンジャー候補のジョン・ブレウィンを倒し、今回の挑戦者決定戦で戦う権利を得た。

リーチの長いクバチニエフがジャブとストレートで封じ込むのか、そこを上回る踏み込みとオーバーハンドをディが打ち込むことができるのか。総合力ではクバチニエフといえる一戦──果たして。

また、この日は韓国とスイスのフェザー級無敗対決が組まれることも18日(木・同)に明らかとなっている。TOP FCからDouble GFCと韓国の実力派パリーグで力をつけ、BRAVEでは現在2連勝中のキム・テキュンが、同じ7勝0敗のスイス人フセイン・カジマゴマエフと戦う。

カジマゴマエフはアマチュアと通算すると25連勝中、プロでも全てフィニッシュ勝利というアグレッシブなボクシング・レスラーだ。キム・テキュンとしては、韓国MMAの軸であるスプロール&ストライキングで削っていきたい。

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EMC06 News other MMA ケリム・エンジゼク スティペ・ブルチッチ フセイン・カジマゴマエフ ブラッド・カトーナ ブログ ロステム・アクマン

【EMC06】ドイツから欧州~中央アジアを掘り起こす。メインのバンタム級戦でTUF27ウィナーが挑戦

【写真】EMCバンタム級王者ブルチッチにTUF27ウィナーのカトーナが挑戦。ある意味、凄い時代になってきた (C) EMC&Zuffa/UFC

9月に石井慧が不可解な判定負けでヘビー級王座の獲得とならなかったEMC=Elite MMA Championshipの第6回大会が、10月31日(土・現地時間)にドイツ・デュッセルドルフのUFDジムで開催され、カードもほぼ固まっている。

EMCはUFDジムのオーナーで、マネージメントも行うドイツ在住クロアチア人のイヴァン&トミ・ディヤコビッチ兄弟がプロモートする大会で2017年2月に活動を開始し、全開大会よりスケールアップしてきた。


今大会のメインはEMC05で準決勝が行われたEMCウェルター級王座決定トーナメント決勝=イズミール・ヌルディエフ✖アミラン・ゴゴラゼが予定されていたが、前者の負傷欠場でEMCバンタム級選手権試合=王者スティペ・ブルチッチ✖挑戦者ブラッド・カトーナの一戦が組まれた。

ブルチッチは2月のEMC04でワンナイト4人制王座決定トーナメントを制して、同ベルトを獲得。対するカトーナはTUF27を制し、オクタゴン2勝2敗ながらリリースとなり、欧州に新天地を求めたカナダ人選手だ。

現在8連勝中で、うち6試合がKO勝ち。豪快なファイトでドイツ国内での人気も高いエンジゼク

カトーナ以外にも今大会にはUFCベテランのスウェーデン人ファイターのロステム・アクマンが参戦し、ドイツ在住のトルコ人選手ケリム・エンジゼクと戦うウェルター級の一番も組まれている。拳の届く距離でのボクシングファイトを得意とし、ドイツの老舗GMCでウェルター級王者に君臨したエンジゼクのEMC初陣、見逃すことはできない。

さらに8月のBrave40でドイツのスヴェンフォルエンバッハーを破り、プロ&アマMMA通算25連勝(※プロでは7勝0敗)のフセイン・カジマゴマエフが、同じくBrave CF39での勝利でレコードを7勝1敗としたトビラス・ハリラと戦うマッチアップも楽しみだ。

加えてタジキスタン人選手で8勝0敗のベイクティア・アブドゥラエフが、EMC05で僅か56秒ギロチンで勝利しデビュー以来の連勝を5に伸ばしたパルカル・ヒンツェンと戦う試合も注目したい。ドイツから欧州各地、中央アジアまで掘り起こし始めたEMC、非常に興味深い面子が揃った大会といえる。

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Brave CF40 other MMA Report フセイン・カジマゴマエフ ブログ

【Brave CF40】プロアマ通算25連勝としたカジマゴマエフ、「作戦はスマッシュすること!!」

<72キロ契約/5分3R>
フセイン・カジマゴマエフ(スイス)
Def.2R1分37秒by TKO
スヴェン・フォルエンバッハー(ドイツ)

士道館空手出身、5日前のオファーを受けたフォルエンバッハー。対するカジマゴマエフは、20歳でキャリア6勝0敗、アマでは18勝0敗のキャリアを持つレスリングベースのファイターだ。

タッチグローブを流したフォルエンバッハーに右ローを蹴るカジマゴマエフ。もう一度、右ローを蹴るとフォルエンバッハーの体が流れる。フォルエンバッハーのローをキャッチして倒したカジマゴマエフは右ローを入れ、スタンドで待ち受ける。直後に右を振るい、ダブルレッグでテイクダウンを決めたカジマゴマエフは、フォルエンバッハーのハーフバタフライに腰を上げ、金網に頭を押し込んでいく。フォルエンバッハーはハイガードに切り替えるが、オモプラッタを察知したカジマゴマエフが立ち上がる。

直後に右カーフで体が折れたフォルエンバッハーの左足を、引き続きカジマゴマエフが狙う。ローを蹴られ体が一回転したフォルエンバッハーに、ワンツーを入れたカジマゴマエフはさらに左オーバーハンド、直後に右ストレートをヒットさせる。続いて左フックを打ちこみ、ダブルレッグでフォルエンバッハーを担ぐや、間髪入れず叩きつけたカジマゴマエフはサイドから左のパンチを連打する。フォルエンバッハーはハーフに戻すが、もう一度足を抜いたカジマゴマエフが左のパウンドを連打しニーインベリーに。ここで初回が終わった。

2R、カーフを蹴られても前に出るフォルエンバッハーは、ヒザを見せるがダブルレッグでテイクダウンを許す。フォルエンバッハーのバタフライガードにも、カジマゴマエフは上体を起こしてパウンドを打っていく。振りかぶって右を入れ、さらに強烈な左を連打すると、最後は左右の拳を打たれて続けたフェルエンバッハーが、頭を抱えて動けなくなりレフェリーが試合を止めた。

「いつも作戦は相手をスマッシュすること。自信はある。来週で、誰とでも戦えるよ」とカジマゴマエフは話した。