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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN10   ゼバスチャン・カデスタム ロベルト・ソルディッチ

【ONE FN10】ソルディッチの左に苦しんだカデスタムが左で大逆転! 最後は右で沈めて「次? 殺しに来いよ」

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
Def.2R0分45秒by KO
ロベルト・ソルディッチ(クロアチア)

サウスポーのソルディッチが右ジャブを伸ばす。前後に動き、右インローのカデスタムは左右に回って前蹴りを見せる。ソルディッチは左ストレートを伸ばし、さらに左フックをガードの上から打っていく。カデスタムが右ハイも、ソルディッチは左から前に出て、近い距離でショートを打つ。そこに右を合わせて行ったカデスタムが、一発で勝負が決まるレンジで戦う。

ソルディッチの蹴りが急所に入り、試合が中断。するに再開されカデスタムが右ハイ、ジャブを伸ばす。圧を掛けるソルディッチが右ボディから左、そして左ハイを蹴ると、左ストレートを2発ヒットさせる。左フックに右ハイを蹴っていったカデスタムだが、ここはタイミングが合わない。ソルディッチはハイをブロックして左ストレート、直後に左フックを繰り出す。さらにボディから顔面を殴ったソルディッチはボディフック、そして顔面を打つ。

左右のフックを見せたソルディッチが左をボディ、顔面、フック&ストレートで撃ち抜く。その猛攻に右エルボーを合わせようとするカデスタムだが、初回はソルディッチのラウンドとなった。

2R、ソルディッチが右ローを蹴り、左フックから左ミドルを蹴る。カデスタムも右ミドルを蹴り返し、ソルディッチのステップインから左に左エルボーを合わせる。これを効かされたソルディッチは、パンチの連打から右を打ち抜く。一度は立ち上がったソルディッチだが、再び右を受けてKO負けとなった。

「どんな気分? 最高だよ。レッツゴー。デンバー、美しい街だ。レッツゴー。いつも言っているように、殺るか殺やれるかだ。初回、足が壊れた。彼はタフだったよ。でも、行くしかない。次、分からない。殺しに来いよ。それだけだよ」と話した勝者にも5万ドルのボーナスが送られた。


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【ONE FN10】MMA王者デリダー組み技戦、タイ・ルオトロ─02─「コンバット柔術ルール? 悪くない」

【写真】ナチュラルでも、こうなれる (C)ONE

既にイベントが開始されているONE FN10「Johnson vs Moraes 3」でONE世界ミドル級王者ライニア・デリターと対戦するタイ・ルオトロ・インタビュー後編。

若年層にも蔓延しつつあるステロイド使用に警鐘を鳴らしたタイ&ケイドのルオトロ兄弟がアグレッシブなグラップリングに関して熱弁を振るった。

<タイ・ルオトロ・インタビューPart.01はコチラから>


──と同時に参加型のグラップリングや柔術ですら、勝利を手にするために禁止薬物に手を染めるなか、タイやケイドたちはグラップリングがプロスポーツとしてよりメジャーになり、競技生活によって得るモノを増やそうと努力をしている。そして、そのような世界が実現するとより禁止薬物を使用する選手が増えることも容易に想像できます。

「だから、僕らのようなナチュラルな選手がジューサーを破ることで、子供達の手本になりたい。僕らが子供のとき、いつだって好きな選手はディアス兄弟だった。彼らは爆発力がもっともある選手じゃなかった。でも、ストロイドを打っている選手を相手に最高のパフォーマンスを見せていたから」

ケイド 今の柔術界はジュベニウでもステロイドを使用しているティーンがいる。僕らはステロイドを使わず、自分の力でもやれることを彼らに見せたいと思っている。

──ところで柔術家同士の対戦は両者が防御力に優れ、重厚な攻防になる一方で取られないことを第一に考える選手が多い。そのためにONEでは柔術家とMMAファイターやサンビストとの対戦を増やしているようにも見受けられます。柔術家同士の対戦が、一般受けするようなエキサイティングな試合になることは難しいでしょうか。

セレモニアル・フェイスオフでシングルレッグを仕掛けて、大笑いしたタイ。楽しんでいる

「柔術は退屈な試合にいくらでもある。

それは今言ったように守り重視だからだ。対してMMAファイターはより攻めてくる。今回の試合でもライニアは絶対に攻めてくるだろう。だから僕は彼をコールアウトしたんだ。観客の皆にとって、良い試合ができる相手だから。彼の攻めのプレッシャーのなかで、僕はベストを尽くして戦う」

──ケイド、6月にはトミー・ランガカーを相手にライト級王座の防衛戦が控えています。ランガカーもサンビストやMMAファイターと戦う時はアグレッシブに攻めるかと思います。その一方で、ケイドを相手になるとそのリスクを背負ってくるのか。

ケイド 僕らはいつだってフィニッシュして、エキサイティングな試合をしたいと心掛けている。だから、そこがいつも問題になってくるんだ。トミーは柔軟で強いガードファイターだ。マテウス・ガブリエル戦と似てくることも十分にある。でも、僕が一本勝ちを狙うことは間違いないよ。

──高い防御力を生かして攻める。それが一番の理想かと思いますが、前回のタミー・ムスメシとビア・バシリオ戦ではレフェリーが一瞬のスクートにブレイクを掛けるシーンが続きました。あれはあれでレフェリーが試合に介入し過ぎで、見ていて気持ちの良いモノではなかったです。

「座っている選手を立たせるのは、悪いことじゃないと思っている。僕らはアルティメット・スク―ティング・チャンピオンシップを戦っているわけじゃないから(笑)」

──アハハハ。

ケイド そうでしょ?(笑)。座って、何も起こらないモノを見たがる人はいない。

「確かにガードワークからは素晴らしい技が繰り出される。そこからアタックする場合はね。そういう美しい動きが見られるのは楽しいよ。でも、何をしないのならレフェリーが立たせることは問題ないと思う。なぜ、皆がガードを取るか。それはパスガードが難しいから。安全に戦いたいんだ」

ケイド だからガードって呼ばれているんだよ。

「多くの選手がガードを駆使し、時間とにらめっこという退屈極まりない試合をしようとする。テイクダウンでなく、座った選手を立たせるのは悪くない。ただし、そこに至るまでにレフェリーももう少し展開を見ても良いんじゃないかと思う」

──ハーフを取って足に触れているのに、ブレイクを命じたこともありました。そうやって立たされ続けるということは注意が入っているのと同じで。でも勝ったのはタミーだった。これはもう見ている人が戸惑うばかりです。なぜ、評価された動きをしているのにブレイクが入るのかと。

「それはそうだね。ガードから攻撃も柔術の醍醐味だから」

ケイド 攻めようとガードを一方が取り、また上の選手も攻めようとすることで攻防が生まれる。そうでない展開なら、ブレイクを命じるべきだよね。攻める気がないなら、立たせれば良い。

──ADCCでは逆にスクートした選手から、上の選手が3歩以上離れるとペナルティが与えられています。

「そうペナルティだ。MMAだと下になった選手が、ただ柔軟性を生かして防御に徹するなら──上の選手はパンチを落とせるよね。柔術はそれが許されない。だからさ、コンバット柔術のように下の選手が何もしないなら、掌底をバンバン入れてやれば良いんだよ(笑)。そうすれば、上の選手はもっと攻めやすくなる。僕らはエキサイティングな試合がしたいから、防御に徹せられるとイライラすることは確かだからね」

──ルオトロ兄弟はコンバット柔術の実現をチャトリに提言しますか(笑)。

「それは悪いアイデアじゃないよ(笑)」

ケイド ライニア・デリダーとコンバット柔術で戦えば良いんだよ(笑)。

──タイ、ケイド、いつもありがとうございます。最後に日本のファンに一言お願いします。

「モシモシ。アリガト。いつも、応援ありがとう」

ケイド アリガト。サヨナラ!!

■放送予定
5月6日(土・日本時間)
午前8時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN10対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] デメトリウス・ジョンソン(米国)
[挑戦者] アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)

<ONEムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者] エドガル・タバレス(メキシコ)

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
[王者] マイキー・ムスメシ(米国)
[挑戦者] オサマ・アルマルワイ(イエメン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
アリス・アンダーソン(米国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ロベルト・ソルディッチ(クロアチア)
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)

<<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
セイジ・ノースカット(米国)
アフメド・ムジタバ(パキスタン)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
ファン・ロン(中国)

<サブミッショングラップリング・ミドル級(※93.0キロ)選手権試合/10分1R>
ライニア・デリダー(オランダ)
タイ・ルオトロ(米国)

<ムエタイ131ポンド契約/3分3R>
ジャッキー・ブンタン(米国)
ディアンドラ・マーティン(豪州)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)
リース・マクラーレン(豪州)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ローウェン・タイナネス(米国)
オク・レユン(韓国)

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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE FN10 UFC アドリアーノ・モライシュ アリス・アンダーソン オク・レユン オンラ・ンサン カイラット・アクメトフ キック ジヒン・ラズワン スタンプ・フェアテックス ゼバスチャン・カデスタム タイ・ルオトロ チャンネル デメトリウス・ジョンソン ボクシング マイキー・ムスメシ ライニア・デリダー リース・マクラーレン ロッタン・シットムアンノン ロベルト・ソルディッチ ローウェン・タイナネス ローマ・ルックンブンミー

【ONE FN10】米国デビュー、アジアの顔スタンプ・フェアテックス「しっかり踊って、打撃も見せる」

【写真】アジアン・グッドシェイプなスタンプに対し、アンダーソンのバキバキさがアメリカン (C)MMAPLANET

5日(金・現地時間)、コロラド州ブルームフィールドの1stバンク・センターで開催されるONE FN10「Johnson vs Moraes 3」でスタンプ・フェアテックスが、アリス・アンダーソンと対戦する。

アジア在住アジア人MMAファイターとして、今大会唯一のメインカード出場となるスタンプ。いわば米国路線で、アジアの顔として活躍するスタンプは米国デビューに向け、相当にダンスに力を入れていることが伺えた。


今回はいつにも増して「マイペンライ」さが目立っていたスタンプ

──アリス・アンダーソンと今週土曜日に対戦します。今の気持ちを教えてください(※取材は1日に行われた)。

「ONE初の米国大会で戦うこと、米国で初めて試合をすることが凄く嬉しいわ」

──アジアの時間帯から、時差の大きな米国での試合に向けてコンディションの方はいかがですか。

「標高の高いデンバーに慣れるために、4月9日にやってきて。試合まで1カ月をデンバーで過ごしてきたけど、最初の1週間は時差ボケが大変だった。一晩中眠ることができなかったり。それに息もすぐに切れて、練習に慣れるのが大変だった。そこも2週目から徐々に大丈夫になってきて、今では普段と変わりなく練習できるようになったわ」

──試合前、最後の調整をデンバーで行ってきたということですが、どのジムで練習してきたのでしょうか。

「イーストン・ハイ・アルティトゥードMMAで練習させてもらって。UFCファイターも多くいて、私に必要な技術なんかを指導してもらった。スパーの相手が、私に何が必要かも指導してくれた。レスリングに関してテイクダウンはできないけど、私も懸命にやれば倒されなくなったし。レスリングに対応できるという自信がついた」

──食事の方はどうですか。体重を落とすには、米国は糖質が多い食事が溢れていますが。

「スーパーマーケットで買い物をして、自炊していたから問題なかったわ。この1カ月はトレーニングとスーパー、ダンスの練習、そして料理の連続で1日が終わった感じだった(笑)」

──アハハハ。ところで前回の試合はミックスファイトで戦う予定から、スーパーガールとキックボクシング戦に急遽変わりました。2年5カ月振りの立ち技のみの試合を戦ってみて、どのような想いでいましたか。

「私はアトム級で、彼女はストロー級だから違いはあったけど、練習でずっとムエタイを続けているから問題はなかった。ただ急にルールも相手も変って、少しナーバスにはなっていたけど。ムエタイのトレーナーもいないなかで勝てたので、私にとっては凄く意味のある試合になったわ」

──ところでタイではローマ・ルックンブンミー、ジヒン・ラズワンと一緒の写真をSNSにアップしていましたね。両者とタイを出るまでは練習していたということでしょうか。

「今回の試合のため、2人はフェアテックスに来て私をサポートしてくれた。ローマは10日間、ジヒンとは1カ月一緒に練習をし、練習以外の時間でも彼女たちのトレーナーも交えて色々と話すことができて凄く良かった」

──UFCのローマとONEのスタンプの合体は、タイMMA界のドリームタッグです。

「ローマは経験豊かだし、学ぶべき点も多かった。指導者が違うから別のテクニックを持っていて。私の方が少し小さいけど、本当に良い練習ができたわ」

──米国で戦うことでもアドバイスがありましたか。

「米国で戦うことに関してアドバイスはしてもらっていないけど、戦い方についてはフットワークをもっと使った方が良い、動きを止めないでというアドバイスをしてもらった。あっ、それと米国は税金が高いから大変だって教えてくれた(笑)」

──アハハハハ。ではアリス・アンダーソンの印象を教えてください。

「身長が高くて、リーチも長い。グラウンドでも戦えて腕十字が得意ね」

──スタンプは、どこにアドバンテージがあると考えていますか。

「ダンスよ。私の方がずっと上手く踊れるから(笑)」

──……(苦笑)。

「それは冗談で。背が高く、リーチも長い彼女と戦うには打撃に代わる攻撃も考えているわ。スタンプ・フェアテックスとは何者なのか。米国のファンに覚えてもらえるよう、しっかりとダンスを踊って(笑)、打撃のスキルを見てもらう。米国だけでなく、タイのファンも絶対にガッカリさせたくないので。ダンスの練習もしっかりとやってきたから」」

■放送予定
5月6日(土・日本時間)
午前8時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN10対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] デメトリウス・ジョンソン(米国)
[挑戦者] アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)

<ONEムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者] エドガル・タバレス(メキシコ)

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
[王者] マイキー・ムスメシ(米国)
[挑戦者] オサマ・アルマルワイ(イエメン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
アリス・アンダーソン(米国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ロベルト・ソルディッチ(クロアチア)
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)

<<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
セイジ・ノースカット(米国)
アフメド・ムジタバ(パキスタン)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
ファン・ロン(中国)

<サブミッショングラップリング・ミドル級(※93.0キロ)選手権試合/10分1R>
ライニア・デリダー(オランダ)
タイ・ルオトロ(米国)

<ムエタイ131ポンド契約/3分3R>
ジャッキー・ブンタン(米国)
ディアンドラ・マーティン(豪州)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)
リース・マクラーレン(豪州)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ローウェン・タイナネス(米国)
オク・レユン(韓国)

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『ONE Fight Night 1 : Moraes vs. Johnson』試合結果/ハイライト動画


▼ONE世界フライ級(※61.2kg)選手権試合 5分5R
×アドリアーノ・モラエス(ブラジル)王者 134.5ポンド(61.0kg)1.0057
[4R 3分50秒 KO] ※左跳びヒザ
〇デメトリウス・ジョンソン(米国)挑戦者:134.75ポンド(61.12kf)1.0156
※ジョンソンが新王者に

▼ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合 3分5R
〇ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)王者 144.5ポンド(65.54kg) 1. 0091
[1R 2分10秒 TKO] ※右カーフキック
×リアム・ハリソン(英国)挑戦者 145ポンド(65.77kg)1. 0091
※ノンオーが王座防衛

▼ONEムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝 3分3R
〇パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)135ポンド(61.24kg)1.0099
[KO 2R]※左ハイキック
×サヴァス・マイケル(キプロス)134.25ポンド(60.89kg)1.0136

▼ONEヘビー級(※102.01kg)5分3R
〇マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)257.75ポンド(116.91kg)1.0214
[1R 1分04秒 ヒールフック]
×キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)253.5ポンド(114.98kg)1.0148

▼ONEヘビー級(※102.01kg)5分3R
〇アミール・アリアックバリ(イラン)258.75ポンド(117.36kg)1.0195
[2R 4分02秒 TKO] ※パウンド
×マウロ・チリリ(イタリア)259.5ポンド(117.7kg)1.0226

▼ONEムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝 3分3R
〇スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)135ポンド(61.24kg)1.014
[1R 1分35秒 KO] ※左縦ヒジ
×ボルター・ゴンサルベス(ブラジル)135ポンド(61.24kg)1.0226

▼ONEムエタイ58kg契約 3分3R
〇ディアンドラ・マーティン(豪州)127.5ポンド(57.83kg)1.0148
[判定3-0]
×アンバー・キッチン(英国)127.5ポンド(57.83kg)1.014

▼ONE女子アトム級(※52.2kg)→119ポンド契約 5分3R
〇平田 樹(日本)119ポンド(53.97kg)1.0124 ※体重超過
[判定3-0]
×リン・ホーチン(中国)114.75ポンド(52.05キロ)1.016

▼ONEウェルター級(※83.9kg)5分3R
〇ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)188.5ポンド(85.5kg)1.0241 ※体重超過
[1R 0分57秒 KO] ※右アッパー
×ユーリ・ラピクス(モルドバ)185ポンド(83.91kg)1.0244

 8月27日にシンガポール・インドアスタジアムで開催された『ONE Fight Night 1 : Moraes vs. Johnson』の試合結果。

 メインイベントのフライ級タイトルマッチはデメトリアス・ジョンソンがアドリアーノ・モラエスに4R KO勝ちし新チャンピオンに。アミール・アリアックバリがマウロ・チリリに2R TKO勝ち。平田樹がリン・ホーチンに判定勝ちしています。以下、ハイライト動画です。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN01 ゼバスチャン・カデスタム ユーリ・ラピクス

【ONE FN01】体重オーバーのカデスタムが、右アッパー一発でラピクスをKO

<188.5ポンド契約/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
Def.1R0分57秒by KO
ユーリ・ラピクス(モルドバ)

右を振って跳びヒザを見せた体重オーバー=カデスタムから早々にテイクダウンを奪ったラピクスだが、すぐにスタンドに戻る。と、ラピクスの頭を下げての左にカデスタムが右アッパー一閃、この一発で勝負は決まった。


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【ONE FN01】計量終了 平田樹はハイドレ通過では体重落とせずキャッチウェイトに

【写真】セレモニアル・フェイスオフでは意気揚々だったが……(C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE FN01「Moraes vs Johnson 2」の計量結果がONEより発表され、リン・フーチンと対戦する平田樹は体重を落とせず、契約体重戦に臨むこととなった。


土曜日の朝スタートの今大会の計量は、金曜日の零時スタートという過去に例のない時間帯で行われ、平田だけでなく対戦相手のリン・フーチン、メインでDJの挑戦を受けるアドリアーノ・モライシュなど体重はパスしてもハイドレーションが通らない選手が通常をより多く見られた模様だ。

再計量は本日26日(金・同)の午後1時から午後5時まで設けられ、リン・フーチンはクリアしたものの平田はできず。再計量終了時間を待たずして、平田陣営とONEは協議した結果、119ポンド=53.97キロ契約体重でリン・フーチンと戦う方向は固まった。

平田の計量失敗は2022年2月のナイロン・クローリー戦以来2度目で、良くも悪くも注目度の高い選手だけに厳しい声も聞かれるのは必至。と同時に、ONE側から適正体重としてアトム級で戦うことが疑問視する事態に発展することも有り得る。

いずれにせよ、契約体重で試合に挑むことが決まったのであれば、ここは勝負に集中するしかない。平田は結果的に全てのプレッシャーから解放されたクローリー戦では、キャリアハイといえるパフォーマンスを披露している。計量問題は試合終了まで一旦忘れ、とにかく現時点の全ての力をサークルケージで出し切れる精神状態で挑むことが大切だ。

なおONEフライ級ムエタイワールドグランプリに出場を予定していたロッタン・ジットムアンノンは尿検査のサンプルを提出しなかったため、欠場に。サバヴァス・マイケルは、補交替試合に出場予定していたパンパヤック・ジットムアンノンと準決勝を戦うこととなった。

■放送予定
8月27日(土・日本時間)
午前8時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午前8時00分~ONE Supper App

■ONE FN01計量結果

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ: 134.5ポンド(61.0キロ)/ 1.0057
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン:134.75ポンド(61.12キロ)/ 1.0156

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ: 144.5ポンド(65.54キロ)/ 1. 0091
[挑戦者] リアム・ハリソン: 145ポンド(65.77キロ)/ 1. 0091

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
バンバヤック・ジットムアンノン: 135ポンド(61.24キロ)/ 1.0099
サヴァス・マイケル: 134.25ポンド(60.89キロ)/ 1.0136

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ: 257.75ポンド(116.91キロ)/ 1.0214
キリル・グリシェンコ: 253.5ポンド(114.98キロ)/ 1.0148

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ: 258.75ポンド(117.36キロ)/ 1.0195
マウロ・チリリ: 259.5ポンド(117.7キロ)/ 1.0226

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ: 135ポンド(61.24キロ)/ 1.014
ヴァウテウ・ゴンカウベス: 135ポンド(61.24キロ)/ 1.0226

<ムエタイ58キロ契約/3分3R>
ディアンドラ・マーティン: 127.5ポンド(57.83キロ)/ 1.0148
アンバー・キッチン: 127.5ポンド(57.83キロ) / 1.014

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹: 119ポンド(53.97キロ)/ 1.0124
リン・フーチン: 114.75ポンド(52.05キロ)/ 1.016

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム: 188.5ポンド(85.5キロ)/ 1.0241
ユーリ・ラピクス: 185ポンド(83.91キロ)/ 1.0244

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【ONE FN01】平田樹と対戦、中国散打女戦士=リン・フーチン「彼女は組んでくる。絶対よ」

【写真】ちょっと意外なところで大きな声をあげて笑っていたリン・フーチン。以前は伊達メガネだったが、今は本物だそうです。そして拳の握り方が良い (C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE FN01「Moraes vs Johnson 2」で、平田樹と対戦するリー・フーチン。

(C)ROAD FC

6年前にRoad FCでNORI(当時Date)と対戦経験もある中国の散打出身ストライカーは、確かな打撃の腕前と総合力で平田戦に向けは確かな自信も伺わせた。

そして平田の打撃特訓をトリックだと言い切ってしまった……。


──土曜日の朝に平田樹選手と戦います。今の調子を教えてください。

「調子は最高よ。計量が残っているけど、ここにパスすればもう勝利を半分手にしているようなモノね」

──フーチン選手は前回、キックの試合にも出ました。今、キックとMMAどちらを中心に戦おうと思っているのでしょうか。

「私はキックもMMAも問題なく戦えるわ。散打出身だし、散打がどれだけ優秀なストライカーを生んできたかは分かってもらっているはず。MMAに関しては、面白そうだから始めたんだけど……。そうね、今もキックの方が戦いやすいわ。でもMMAを戦う方が興味深いし、楽しいの。それにMMAを戦うことは、よりチャレンジングね」

──現状、グラップリングのスキルはどれぐらい上達していると考えていますか。

「今はグラップリングの展開になっても、十分に戦えるわ。今回、イツキとの試合が決まった日から、グラップラー対策を始めて。キャンプを通して、グラップラーと戦うことに何も問題を感じることはなくなったわ」

──それはグラップリングに力を入れてきたということですか。

「そうね。ノーギも道着もどちらも練習を続けているわ。レスリングが好きだし、本当にグラップリングには力を割いてきている。でもね、グラップリングを優先するなんてことはないわ。あくまでも打撃で戦う。そのためのグラップリングのトレーニングよ。

打撃が多い方が、ファンも喜んでくれるしね。とはいってもイツキは優秀なグラップラーだし、彼女と戦うためにグラップリング対策をしていることも確かよ。イツキは凄くクール・ガールでタフな戦いをしている。それが彼女に対しての第一印象ね。凄く見た目もクールで、グラップリングの技術は高いと思う」

──その平田選手は今回の試合に向けて、NYでファイトキャンプをして打撃に力をいれてきたようです。

「それは私も聞いているわ。本気で彼女が私と立ち技でやり合いたいなら大歓迎よ。でも、そんなこと絶対にないわ。結局は試合になると組んで、レスリングやグラップリングで勝負をしてくるはず。例え打撃戦を挑んできたとしても、何も彼女の打撃に神経質になる必要もないしね」

──個人的には今、平田選手がフーチン選手に勝つには組み技の勝負をした方が良いですし、フーチン選手が平田選手に勝つには徹底して組みを避けて打撃に徹するべきだと思います。

「私はイツキが打撃で来ようが、レスリングで来ようが構わない。でもね、1カ月や2カ月間の打撃の特訓で、彼女がグッドストライカーになれるわけがない。だって、以前の試合では彼女の打撃に見るべきところはなかったもの。だから、この試合も以前のように彼女は組んでくる。絶対よ。

選手ってメディアの前では、本音とは違うことを口にするじゃない? 罠を仕掛けたくて。イツキが打撃で勝負したいなんて言っても、聞き流すわ。何より対戦相手が何をしてくるかよりも、自分がどう戦うのか。しっかりとゲームプランを実行するだけよ」

──では自信のほどを教えてください。

「100パーセントよ(笑)」

──土曜日は朝に試合をすることになります。会場入りも相当早くなるかと。

「大きな問題じゃないわ。朝に試合をするために、色々と調整してきたから。その分、早く眠るようにしているし、いつも通りに戦うだけよ」

──今、シンガポールは午後9時前かと思います。そろそろお休みの時間ですか。

「アハハハハ。そうね。もうベッドに入らないと(笑)」

──では平田選手とどのような試合をしたいと思っていますか。

「世界中のファンに喜んでもらえる試合がしたいと思っているわ。この試合で勝つことは、私のキャリアで本当に大切なことで。この大会で試合をすることで、世界中の人が私を知ることになる。だから、パンチで倒す。KO勝ちするわ」

──最後に日本のファンに一言お願いします。

「えっ? 日本のファンに? アハハハハハ。日本のファンの人はイツキの応援することは分かっているけど、でも私たちの試合に注目してくれていることに感謝しているわ。イツキと良い試合を見せて、これをきっかけにして、日本の人たちに応援してもらえるようになりたいわ。謝謝」

■放送予定
8月27日(土・日本時間)
午前8時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午前8時00分~ONE Supper App

■ONE FN01対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] リアム・ハリソン(英国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
サヴァス・マイケル(キプロス)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
マウロ・チリリ(イタリア)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
アミール・ナセリ(イラン)
ジョナサン・ハガティー(英国)

<ムエタイ58キロ契約/3分3R>
ディアンドラ・マーティン(豪州)
アンバー・キッチン(英国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
リン・フーチン(中国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ユーリ・ラピクス(モルドバ)

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【ONE FN01】平田樹 in NY―02―「引かないで、どれだけ前に出続けることが打撃でできるか」

【写真】相当なズタボロ感があった……(C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Fight Night01「Moraes vs Johnson 2」のリードカードでリン・フーチンと対戦する平田樹インタビュー後編。

ロングアイランドはハンディントンのセラBJJ、ガーデンシティのロンゴ&ワイドマンMMA、そしてマンハッタンのアルティメット・ジムでトレーニングを積む平田は、特にアルティメット・ジムでの追い込み練習、そしてスパーリングで疲弊し心身ともに追い込まれている。だからこそ、知り得る境地もある。リン・フーチン戦へ、NYの練習で平田は何を得て、どのような気持ちで挑むことができているのかを尋ねた。

<平田樹インタビューPart.01はコチラから>


──試合に向けて、アルティメット・ジムのネスター・マーティさんはとても丁寧に指導をしてくれていますが、ちょっと情報過多にならないかなと見ていて感じました(笑)。そこで取捨選択が必要になってくるかと。

「立ち技は今習っていることが、すぐに試合に出せない。それはネスターもアーセンも分かっていることで。だけど、これだけやりこめば試合に勝てる。もう量ですね。どんな危険な時も攻めることができるように……それだけのスタミナをつける。技術云々ではなくて、自分に足らなかったメンタル面を鍛えられています。どれだけ綺麗なミットをやるとか、どれだけ綺麗な打ち方をしても試合でできないことがたくさんあったので。そのメンタルを鍛え上げられていると思います」

──疲労が蓄積しているタイミングかと思いますが、正直疲れるのが早いなぁと思いました。

「ハイ……」

──それなのに最後の30秒、いや10秒になると懸命に取り戻そうとしていますね。

「予想でどれぐらいやるっていうのが分かっているので。最初に5分✖7Rとかやった時は、もう想像もつかずにひたすらミットを打っていて。『今日は何Rですか?』ってネスターに尋ねると、『答えると、頭が変になるから言わない』って言われて(笑)。なら前と同じか、それ以上やるんだなっていう頭になって……。

だから最後はやり切りたいという考えにもなったんですけど、それって試合じゃ無理だなって。なら最初から出していこうと……そこが自分の弱いところなので」

──今、5分と言われましたが、スパーリングは1R6分でやっていましたね。

「あっ、そうなんですよ。1分余分にあるし、小さなリングでスパーリングをするので間を置く時間がないんです。でも試合だと1分短くて、ケージは広いからあそこまで追いつめられることなく戦えるだろうなって。それを考えた時、6分であのリングでやることが強くなるために必要だと思います。メンタルが破壊されそうなんですけど(苦笑)」

──スパーリング・デーは最初のボクシングがマスかどうかの確認がなく、いきなりペースが乱れました。ペースが乱れることは試合でもあり得るので、逆にあの体験もしておくべきだと感じました。

「ハイ。試合でも1Rは少し見てしまうという癖があります。そこでどうやってエンジンを100パーセント回せるのか。そこも踏まえて、毎ラウンド全開でやっています。1Rの1秒目から一発貰うんじゃなくて、自分から仕掛けようとすると相手の選手との圧の差を感じます。

カーニセラMMA所属、アマ7勝1敗でプロデビューが決まっているジェン・ロペスの圧負けする場面も(C)MMAPLANET

あのボクサーの子は、すぐに前に出てきます。ゴングが鳴った瞬間から全力でエンジンをかけられるよう気持ちを創ってスパーに挑んでいます。後からじゃない、最初からやるんだというメンタルになれました」

──そういう部分も踏まえて、リン・フーチン戦でこれまでのとの違い、どのように見せたいですか。

「打撃もそうだけど、いつも殴った後とか蹴った後に隙があったので、そういう課題を克服していることを見せたいです。アリス・アンダーソン戦ではプレッシャーは掛けることができたけど、打撃が出せなかったです。相手の動きを待っていて。打撃を出しつつも、自分が得意な組みにどれだけ繋ぐことができるのか。

寝技有りきで考えた時に、もらっても良いように打撃をやる。引かないで、どれだけ前に出続けることが打撃ができるか。相手も打撃で来るのは分かっているので、それがどれだけできるのか、そこが勝負かと」

──アリス・アンダーソン戦は貰って、ノックダウン状態後に無我夢中で戦った。あそこがこれまでの平田選手の試合のなかの動きとして、一番良かったように思っています。どれだけ練習を集中していても、やはり打撃は考えて一拍空くようなところが見受けられますが、あの無我夢中の時は迷いがなかったです。

「最近、考えると手が止まり、足が止まり、体が止まるって自分でも分かるようになりました。デビュー戦の時とか、好き勝手に動いていますよね。計量を失敗した試合の時もリングの中は自分の世界になって、あんな風に思ったように試合がしたいです。そこは初心に返ったつもりで戦います」

──それはできれば最高ですが、相手が強くなると簡単にそうはいかない。競ってきて、自分の世界も何も……。思ったようにならないなかで、自分のエゴをどう通せるのか。

「だから、あの貰った時なんですね(笑)。あの時は一瞬、グアンって目が回って。このままだと負けると思って、直ぐに立ち上がって攻めていて。必死になって、ただ攻めていました。『あと1分』っていう声が聞こえて、『やばい。まだ1分もあるのか』って(笑)」

──だからこそ、無心で動けていたのかもしれないです。

「ちょっと焦りつつも、とにかく攻めないといけないからグラウンドでトップにいようと思いました。もう他は何も考えなしで動いていました。それが今からすると、良かったのかなって思えるようになりました。

どうしても練習の時から考え過ぎてしまうんですけど、頭を柔らかくしてできれば良いなって。皆の期待じゃないですけど、『どんな打撃をするんだろう』と思われているんじゃないかと考えると、何かやらないといけないっていう風になってしまうんです。でも、そこを気にしないで、できれば良いなって思います」

──勢いですよね。組みがあるから、打撃が上手くなくても組みと合算した圧力をリン・フーチンに掛けることは可能かと。彼女には組み技で劣るという気持ちもあるでしょうし。そこは思い切ってやるしかない。とにかく日本にいるときより、追い込まれているので出るでしょう──と期待させていただきます。

「ハイ。追い込んでいるのは間違いないです(笑)」

──1度目の武者修行プロジェクトの米国の練習と、今回のファイトキャンプになったNYでのトレーニング。リン・フーチン戦以降は、どのように生かしていきたいと考えていますか。

「NYもそうですが、またサンディエゴで寝技を磨きたいです。今回は試合前なので打撃とMMAがメインですが、またグラウンド・メインのジムに行きたいなと思って。あの寝技の強い選手たちと練習をするの、超面白かったので。試合が終わったらサンディエゴに行きたいなって考えています」

──日本より米国を中心に練習をしていきたい?

「ずっとではないけど、また1カ月とか集中的にやって。それを日本に持ち帰って練習して、それからまたこっちに来る。それを繰り返したいです。そこは試合間隔を考えて、やっていきたいと思います。とにかくいつでも試合のオファーに応じることができるように、練習をし続けたいです」

■放送予定
8月27日(土・日本時間)
午前8時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午前8時00分~ONE Supper App

■ONE FN01対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] リアム・ハリソン(英国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
サヴァス・マイケル(キプロス)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
マウロ・チリリ(イタリア)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
アミール・ナセリ(イラン)
ジョナサン・ハガティー(英国)

<ムエタイ58キロ契約/3分3R>
ディアンドラ・マーティン(豪州)
アンバー・キッチン(英国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
リン・フーチン(中国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ユーリ・ラピクス(モルドバ)

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【ONE FC01】ミキーニョへのリベンジ戦へ。DJ「待って、待って、待って来ることは分かっている」

【写真】過信でなく、自信に溢れているDJ(C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Fight Night01「Moraes vs Johnson 2」。メインでONE世界フライ級王者アドリアーノ・ミキーニョ・モライシュに挑戦するデメトリウス・ジョンソンは、紛れもなくONEの知名度を北米で挙げた功労者だ。

ただしフライ級ワールドGPを制したものの、昨年4月に王者ミキーニョに挑戦しテイクダウン狙いにアッパーを合わされONE特有のグラウンドでのヒザ蹴りからパウンドアウトを喫した。

その後はロッタンとのミックスファイトを経験しただけで1年4カ月振りのMMAが再度の世界王座挑戦となった。常にハイペース、プレッシャーを与えるスタイルを信条とするDJが、2度目の正直に向け心境を語った。


──シンガポール時間、土曜日の昼にミキーニョの持つONE世界フライ級世界戦が控えています。今の気持ちはいかがですか。

「最高だよ。体重も良い感じだし、メディア取材の多くは今日で終わり、あとは計量を済ませてファイトに向かうだけさ」

──土曜日の正午すぎに試合をする。初めてのことかと思います。

「そこは問題ないよ。ただ、前日に他のイベントがあってシンガポールの午前1時とかに終わってから──7時間とか8時間後に同じ会場を使用するわけだし、凄くタイトだよね。メインカードに出場する選手は、朝をゆっくりすごせることを願っているよ」

──金曜日の夜に試合をするのは、体が動く時間を調整する必要があるかと思いますが、今回はシアトルでは夕方ということで、その辺りの調整が少し楽だったということは?

「どんな時間に目を覚ましても2時間あれば、体の切れは戻る。2時間の猶予があれば時差はそれほど気にしていないよ」

──今回はAMAZON PRIMEで米国のプライムタイムに配信されます。そこで2度同じ相手に負けることは許されない重要な試合かと。

「とても重要な試合だよ。でも、リマッチだろうが試合いつも大切から。今回、アドリアーノと戦うことに関しても、ここで負ければ同じ相手に2度負けるとか……自分にプレッシャーは与えたくないんだ。戦って、いつものようにドミネイトする。それだけを考えているよ」

──前回の試合、何かミスがあったと考えていますか。

「そうだね。僕との試合だけでなく、彼がユーヤ・ワマカツと戦った時もこれまでと同じように僕とは対照的な戦い方をしている。僕はプレッシャーを与えて、前に出て戦うけどアドリアーノは常に待って、距離を取っている。そういうゲームを常に心がけているよね。

アグレッシブな僕のスタイルを理解してうえで、待ちの姿勢の彼がアッパーカットを決めた。そういうことだよ」

──そこを踏まえて、今回は彼のカウンターを警戒しつつどのようなファイトを心掛けようと思っていますか。

「前回と同じだよ。プレッシャーをかけ、自分の戦いをする。ただ前回のように攻め急がないで、僕の時間軸で戦うようにしたい」

──正直、ミキーニョのフレームとサイズはONEフライ級で頭抜けていると思います。

「アハハハハ。その通りだよ。僕がバンタム級からフライ級に落として戦ってきた相手、ジョセフ・ベナビデス、イアン・マッコール、ジョン・モラガ、フォーミガと比べてもアドリアーノは長身だ。パントージャでさえ、彼と比較すると小さい。これだけ長身だから、距離でアドバンテージを持っている。

ただ僕もドミニク・クルーズ、ティム・エリオット、ミゲール・トーレスとアドリアーノのようにリーチの長い相手と戦ってきたからね」

──その遠い距離で、待ちの試合をする。飛び込むとカウンターが待ち受けています。それでも圧を掛けて、負けに出るファイトを心掛けるのでしょうか。

「そうしないと退屈な試合になってしまうからね。ユーヤ・ワカマツとの試合は、両者がイエローカードが提示された。シンガポールまで行って、ファンが喜ばないイエローカードが出されるような試合をする気はさらさらないよ。アドリアーノが待って、待って、待って戦ってカウンターを狙うことも理解している。でも、僕は飛び込む。何より彼がカウンターを狙っていることは分かっているから、僕がそこにカウンターを仕掛けることだってできるから」

──圧を掛けて、スピードで追い込む。スクランブルMMAで効果的な戦い方だと思います。他方、ミキーニョは自ら引き込みますし、そこからスイープという攻撃手段を持っています。ある意味、思い切った手段ともいえる背中をマットにつける仕掛けをどう思いますか。

「素晴らしいよね。前回も足関節の仕掛けから、リバーサルでトップを取られた。トリッキーでクラッキーなファイターだ。今回もそこが危険なことは変わらないよ。だた僕は柔術ゲームでもアドリアーノとやり合える。僕の柔術はスピードと動きの多さが持ち味だ。アドリアーノの柔術は引き込んでハーフガードから創る。当然、僕はパスを狙う。そして狙いはサブミッション。彼の柔術は確かだけど、少しスローリーだからね。そして僕はスタミナが切れることを恐れず、動き続けることができる」

──25分間、動きまわれると。

「イエッサー!! それが僕の仕事だよ(笑)」

──では土曜日の昼でもあり、金曜日のプライムタイムでもある試合。期待しています。

「僕が世界最強であることを証明する。再びね」

■放送予定
8月27日(土・日本時間)
午前8時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午前8時00分~ONE Supper App

■ONE FN01対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] リアム・ハリソン(英国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
サヴァス・マイケル(キプロス)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
マウロ・チリリ(イタリア)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
アミール・ナセリ(イラン)
ジョナサン・ハガティー(英国)

<ムエタイ58キロ契約/3分3R>
ディアンドラ・マーティン(豪州)
アンバー・キッチン(英国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
リン・フーチン(中国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ユーリ・ラピクス(モルドバ)

The post 【ONE FC01】ミキーニョへのリベンジ戦へ。DJ「待って、待って、待って来ることは分かっている」 first appeared on MMAPLANET.
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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE PRIME VIDEO01 ONE160 アドリアーノ・モライシュ アミール・カーン オク・レユン カンタラジ・シャンカル・アガサ クリスチャン・リー ゼバスチャン・カデスタム タン・カイ タン・リー チャンネル デメトリウス・ジョンソン ヘナート・カヌート マーカス・ブシェシャ・アルメイダ リトゥ・フォーガット リン・フーチン 平田樹 海外

【ONE PRIME VIDEO01】リン・フーチン戦へ、平田樹のNY生活―01―「めっちゃサバイブして練習している」

【写真】アポートの最寄り駅、ウッドサイドはザッツ・ニューヨーク的な駅だ(C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE on PRIME VIDEO01「Moraes vs Johnson 2」のリードカードでリン・フーチンと対戦する平田樹は、キャリアで初めて海外で調整を行って試合に挑む。

クィーンズ、ウッドウェストを拠点にロングアイランドはハンディントンのセラBJJ、ガーデンシティのセラ&ワイドマンMMA、そしてマンハッタンのアルティメット・ジムでトレーニングを積む平田の初めてのチャレンジについて話を訊いた。


――リン・フーチン戦が決まったのは?

「NYに来る少し前なので7月に入ったばかりの時だったと思います」

――前回、ABEMA海外武者修行でサンディエゴとNYを回り、日本にいた期間はどれぐらいだったのでしょうか。

「6月の頭に戻ったので1カ月ないぐらいでした」

――試合が決まるまでの間、日本では米国で学んだことを生かした練習はできていましたか。

「トレーニングは米国で習ったことをやって、あとは反復をやりながら、打ち込みをたくさんしていました。米国でやってきたことと、(山本)美憂さんの試合があったので、そのための練習をしての1カ月でした」

――試合が決まってからは、どのような練習をしようと思っていたのですか。

「ひたすら手足の長い選手とやるのと、自分の得意な寝技をどう生かすか。リン・フーチンとリトゥ・フォーガットの試合を視て……彼女がめっちゃ疲れて負けた試合を視て、そういうポイントの取り方かとグラウンドをしようと自分的には思っていました。

ただ作戦会議を進めていくうえで、打撃を強化してやっていくことになりNYにやってきました」

――そのタイミングでNYに来ることが決まったのですね。

「ハイ、最初は試合も近いし、どうしようかと考えたんですけど……一回行ってみないとっていうチャレンジ精神で来ました(笑)」

セラBJJへのコールドスプリングスハーバー駅からUberを利用

――5月の出稽古の時に魅津希選手とFIGHT&LIFE誌の対談で「電車に乗り間違える」という話を聞いても、ピンと来ていなかったのですが、実際に練習を取材させてもらってここまで電車移動があることにまず驚きました。この移動があることを分かっていた立場で、疲労回復という面で不安はなかったですか。

「減量もあるので、最後には遠いなというのはありました。でも歩くのも運動だと。日本ではジムの近くに住んでいるので、1時間や1時間半の移動が当然というのは……これもチャレンジです」

ロンゴ&ワイドマンMMAは単線のカントリーライフプレス駅から徒歩15分ほど

――1本逃すと、次は1時間待ち。こういうのって人生でありましたか(笑)。このリズムが自身のなかでハマってくることがあるのか。

「そうですね……でも、試合が決まってこっちに来て1週間目に練習終わりで間違ったところで下りてしまって。次は1時間後かと思ったら2時間後で。それも零時前ぐらいだったので、タクシーで戻りました。そうしたらお金も倍以上かかるし……で帰ってきて洗濯に行かないといけなくて(笑)。なんで結構大変なんですけど、最近は慣れてきました。

そこが英語が分かるのと分からない違いで、アーセンが話せるから自分1人じゃどうなっているのかなって」

――そういう部分でもアーセン選手と一緒にいる状況に助けられているということですね。

「練習中もそうです。前回、直樹と来た時は『これ、こういうことだよね』って何となく2人で納得して進めていたんです。でもアーセンがいると、凄く分かりやすくなって。そこが今回の一番良い部分ですね」

――全てにおいてチャレンジ精神。逆に何かしらの節に不安に襲われることはないですか。試合前にこのチャレンジをする必要があるのかと、自問自答したり。

「ありますね(笑)。ご飯もそうですし、試合前は絶対に湯舟に浸かるとかルーティンがあったので。ここでは、それはないことだし。いつも行っている整体師さんのケアがなくて、美容院でネイルとかしてリフレッシュしているんですけど、それもできない。ただひたすら練習して、家に帰って休んで練習する。

このストレスをどこに発散するのか――みたいなモノもあったりするんで。全く生活が違うというところでは、どうしようかというところはあります。でも、1カ月だけって考えると、すぐに時間も過ぎちゃって。もうひたすら練習してシンガポールに行こうと思っています」

――ということは、もう美容院に行くこともなく試合を迎えるわけですね。

「こっちで美容院に行く勇気は、ないです(笑)。だったら、このままで行こうと。こっちの人は日本人の髪質が分からないし、自分は何度もブリーチしているから変なクスリ入れられたら、もう終わりです(笑)。だから触らせないようにしようと」

――日本にいたらリフレッシュとか、甘っちょろいことを考えるわけじゃないですか。それがないNYで割り切れるというか、吹っ切れるということは?

「ハイ。練習しかすることがないと分かった時に、逆に何もしなくて良いんだって思えました。取材や撮影とか、日本にいると仕事をたくさんいただけるんですけど、こっちにいると練習しかすることがなくて。それが練習だけやっていれば良いんだって考えると、凄く楽になりました」

――それなのに日本から2人も3人も取材に来やがってと(笑)。

「アハハハ。それは思わないです。取材は試合の2週間前までって決めているんですけど、最後はカツカツにやると、『少し早めに出ないといけない』とか思って、どうしても練習時間を削ることになります。それがないから、髪の毛も放ったらかしで別に綺麗にしなくて良いやと思たっときに、『あぁ今、めっちゃサバイブして練習しているな』って思いました。アハハハハ。いつも外見を気にしてきたので」

――そうなんですか。

「みんな、そうですよ。撮影もあって、メイクもちゃんとしないとってなりますし。こっちに来てからは、イイやって感じです」

NY、マンハッタン。西30丁目にあるムエタイのアルティメット・ジムに向かう平田

――街に溶け込んでいますよね。

「アハハハ。日本だと逆に派手になっちゃいますよね。こっちは色んな人がいるから、楽です」

――疲れて電車で寝ているのに、後ろのヤツが大きな声で歌いだしても平気ですか(笑)。

「平気です。昨日も電車のなかで、喧嘩している人を『喧嘩してるわぁ』って眺めていました(笑)。そういうことがストレスになることもないです」

<この項、続く>

■ONE PRIME VIDEO「01Moraes vs Johnson 2」放送予定
8月27日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午前10時00分~ONE Supper App

■ONE PRIME VIDEO 01対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] リアム・ハリソン(英国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
サヴァス・マイケル(キプロス)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
マウロ・チリリ(イタリア)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
アミール・ナセリ(イラン)
ジョナサン・ハガティー(英国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
リン・フーチン(中国)

<ムエタイ58キロ契約/3分3R>
ディアンドラ・マーティン(豪州)
アンバー・キッチン(英国)

■ONE160放送予定
8月26日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Supper App

■ONE160対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] オク・レユン(韓国)
[挑戦者] クリスチャン・リー(米国)

<ONE世界フェザー級(※70.3キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]タン・リー(米国)
[挑戦者]タン・カイ(中国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
シェルゾット・カブトフ(ロシア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ユーリ・ラピクス(モルドバ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リッテワダペッティンディーアカデミー(タイ)
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
ポール・エリオット(英国)
マルチン・バトゥル(クロアチア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
ケアヌ・スッバ(マレーシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ターレス・ナカス(ブラジル)
カンタラジ・シャンカル・アガサ(インド)

<グラップリング・ライト級(※77.1キロ)/12分1R>
ヴァウジール・ホドリゲス(ブラジル)
ヘナート・カヌート(ブラジル)

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