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【KSW60】ライト級王者マリアン・ジュコフスキが右でダウン奪い、マウント打撃からRNCで初防衛成功

【写真】ダウンを奪い、ポジション奪取、そして極め。完璧な試合だった(C)KSW

<KSWライト級選手権試合/5分5R>
マリアン・ジュコフスキ(ポーランド)
Def.2R4分24秒 by RNC
マチェイ・カジェスコ(ポーランド)

左ジャブを伸ばす王者ジュコフスキが、続いて右ローカーフを蹴る。カジェスコもジャブ、蹴りのフェイントから右ローを返す。カジェスコはローをカットし、左ミドル。小刻みなステップ、スイッチ、そしてフェイクを織り交ぜる挑戦者の動きをジュコフスキがしっかりと見て左ジャブを伸ばす。

と、右を被弾したカジェスコの腰が一瞬落ちる。ジュコフスキは攻め急ぐことなく、ローを続けカジェスコの右をかわす。カジェスコは左ミドルを蹴り、続いてスピニングバックフィストへ。これをかわしたチャンピオンがジャブを当てていく。静かな展開のなかで、一発で終わらせることができるという緊張感が漂うなか、ジュコフスキが右オーバーハンドを見せるが空を切る。圧力を高めたカジェスコがワンツーで前に出たところで初回が終わった。

2R、ジュコフスキがまず右ロー、カジェスコもローを蹴り返す。ジャブの差し合いから、ジュコフスキがワンツー。カジェスコが右を伸ばす。全く組みがないキックボクシングマッチは、カジェスコが前に出て圧を掛けていく。その圧にも平気なジュコフスキは左ジャブでステップインを止める。焦ったようにパンチが粗くなったカジェスコは、右ストレートを被弾してダウンする。

パウンドを受けながらスタンドに戻ったチャレンジャーに対し、ジュコフスキはここも急がず間合を取り直す。カジェスコの動きを見てロー、左ジャブを差すチャンピオンはフックの連打をサークリングでかわす。懸命にペースを掴もうと手数を増やすカジェスコの攻撃をかわすジュコフスキは、スイッチにも惑わされず右一発でダウンを奪う。

そのままマウントを取り、パンチ、エルボーで背中を見せたカジュスコをRNCで切って落としたジュコフスキはMMAとしてパーフェクトな試合でKSWライト級初防衛に成功、「マチェイは危険なファイターなので、注意を怠ることができなかった。そんな相手を一発で倒せて良かった。良いペースで、スピードのあるファイトができたよ」と話した。


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KSW57 News other MMA アブススピアン・マゴメドフ アントゥン・ラチッチ フィル・デフリーズ ブログ マリアン・ジュコフスキ ロマン・ジュマンスキ

【KSW57】計量終了 ポーラウンド=KSWの2020年最終興行はヘビー、ライト& バンタム級のタイトルマッチ

【写真】2020年のKSW、大トリを務めるのは英国人ヘビー級王者フィル・デフリーズ(C)KSW

18日(金・現地時間)、19日(土・同)にポーランドはウッチのクルブ・ベッツフォーニャで開催されるKSW57「De Fries vs Kita」の計量が行われた。

世界中のほとんどのプロモーションと同様にコロナ過でイベント中止期間があった2020年のKSW。7月には欧州のMMA大会としていち早く活動を再開させると、その後ハイペースでイベントを開き、今大会は再開後6度目の大会となり、改めて欧州トップ・プロモーションであることを示した。


そんな今大会は3階級のタイトル戦が組まれている。メインで4度目の防衛戦となる英国人ヘビー級チャンピオン=フィル・デフリーズが、今年2勝を挙げているミハウ・キタの挑戦を受ける。

マテウス・ガムロがUFCにステップアップを果たし、返上したライト級王座はマリアン・ジュコフスキとロマン・ジュマンスキの間で新たなベルトの持ち主が決まる。

ジュコフスイはガムロの最後の防衛戦の相手で、ジュコフスキはフェザー級のタイトルコンテンダーだ。

クロアチア人バンタム級王者アントゥン・ラチッチは、KSW初陣となるブラジル人ブルーノ・サントスを相手に初防衛戦を行う。

3階級のタイトル戦以外にも、元ウェルター級王者ボリス・マンコフスキーと元フェザー級王者アルトゥル・ソウィンスキのライト級戦、ドイツのPFLファイナリスト=アブス・マゴメドフのKSW初陣と粒揃いのカードが揃っている。

■視聴方法(予定)
12月20日(日・日本時間)
午前4時00分~FITE
午前4時00分~KSW.TV

■ KSW57計量結果

<KSWヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者] フィル・デフリーズ:119.8キロ
[挑戦者] ミハウ・キタ:106.6キロ

<KSWライト級王座決定戦/5分5R>
マリアン・ジュコフスキ:70.3キロ
ロマン・ジュマンスキ:70.2キロ

<ライト級/5分3R>
ボリス・マンコフスキー:70.8キロ
アルトゥル・ソウィンスキ:70.7キロ

<KSWバンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] アントゥン・ラチッチ:61.0キロ
[挑戦者] ブルーノ・サントス:61.1キロ

<ミドル級/5分3R>
アブススピアン・マゴメドフ:84.2キロ
セザル・ケイシク:84.4キロ

<ミドル級/5分3R>
パトリック・キンスル:84.2キロ
トマシュ・ドルヴァル:84.2キロ

<80キロ契約/5分3R>
カツペル・コジョゼブスキ:79.9キロ
マルチン・クラコウィアック:80.0キロ

<ウェルター級/5分3R>
クリスチャン・エッカーリン:77.5キロ
アルベルト・オジムコウスイ:77.6キロ

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KSW54 News other MMA イズガベ・カジェスコ ブログ マテウス・ガムロ マリアン・ジュコフスキ

【KSW54】計量終了 マテウス・ガムロ、最後のKSW?! ボクシング3冠ウゴノフがMMAデビューへ

【写真】この試合でKSWとの契約が切れるという話も伝わってくるガムロ (C)KSW

29日(土・現地時間)にポーランドのワルシャワで開催されるKSW54「Gamrot vs Ziolkoski」の計量が28日(金・同)に行われた。

前回大会同様に今回も無観客での開催ながら、パブリック計量がショッピングモールで実施され多くの見物客がその模様を見守っていた。

なお8試合が組まれた今大会、ライト級でバルトミ・コペラと対戦するルカス・ライエウスキが体重オーバーで、ファイトマネーの30パーセントを没収され、キャッチウェイトで戦うこととなっている。


当初の予定ではKSW53でノーマン・パークとの因縁に決着をつけた二冠王=マテウス・ガムロの持つ、KSWライト級王座に無敗の14連勝ファイター=シャミール・ムサエフが挑戦予定だった今大会だが、ムサエフのヒザの負傷でマリアン・ジュコフスキにチャレンジャーが変更された。

ジュコフスキは今大会でマチェイ・カジェスコと対戦予定だったので、体調面では問題ないだろう。打撃が急激に伸びている元グラップラー──ADCC出場経験もある──のガムロだが、勝った試合では81パーセントのKO率を誇るカジェスコを相手に、かつての極め業師の片鱗を見せる試合となるのか興味深い。

またセミではナイジェリア人の両親を持つイズガベ・ウゴノウが、MMAデビュー戦を迎える。ウゴノウはボクシングで18勝2敗のレコードを残し、IBF地中海、WBOアフリカ、WBAオセニア・ヘビー級王座を獲得しており、キックでもWAKOのK-1ルールでチャンピオンになっているファイターだ。

ウゴノウは5勝1敗のポルトガル人選手で、GLORYでも戦っていたケンチン・ドミンゴスとのデビュー戦に向け、ワルシャワのWCAジムでUFCファイターのヤン・ブラボヴィッチ、ダニエル・オミランチェク、五輪メダリスト=ダミアン・ヤニコフスキらとトレーニングを積んできた。33歳、決して早くないMMA転向だが、ボクシングをどこまでMMAに落とし込んでいるのか楽しみだ。

■ KSW54計量結果

<KSWライト級選手権試合/5分5R>
[王者]マテウス・ガムロ:70.2キロ
[挑戦者] マリアン・ジュコフスキ:69.8キロ

<ヘビー級/5分3R>
イズガベ・ウゴノウ:105.3キロ
ケンチン・ドミンゴス:115.3キロ

<ヘビー級/5分3R>
ミハウ・アンドレシャク:115.6キロ
ミハウ・キタ:105.8キロ

<ライト級/5分3R>
マチェイ・カジェスコ:70.5キロ
カルロ・キャプット:69.7キロ

<バンタム級/5分3R>
パウェウ・ポリティウォ:61.6キロ
ボグダン・バルブ:61.4キロ

<ライト級/5分3R>
ルカス・ライエウスキ:71.6キロ
バルトミ・コペラ:70.5キロ

<ウェルター級/5分3R>
カツペル・コジョゼブスキ:77.0キロ
アダム・ニエジェヴィッチ:77.6キロ

<ライト級/5分3R>
セバスチャン・ライエウスキ:70.8キロ
アルメン・ステパニャン:70.8キロ