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【Road FC60】キム・スーチョル✖パク・ヘジン=タイトル戦&リベンジ。山本誠悟も6勝0敗のホープと対戦

【写真】序盤は攻勢だったスーチョルは、初回の一本負けに呆然としていた(C)ROAD FC

韓国のROAD FCが4日(月・現地時間)、5月14日(土・同にテグ広域市のテグ体育館でRoad FC60の開催と対戦カードの発表を行っている。

昨年9月以来、実に8カ月振りのイベントでは前回大会の再戦、Road FCフェザー級選手権試合=王者パク・ヘジン✖キム・スーチョルが組まれた。前回、両者は王座決定戦で戦い左フックでダウンを喫したキム・スーチョルが、パク・ヘジンのギロチンに下っている。


このフェザー級以外にバンタム級もタイトル戦=王座決定戦が組まれた。韓国MMA界の未来といっても過言でなかった完成度の高さを誇るキム・ミンウは、パンデミック発生前の2019年11月を最後に防衛戦を行っておらず、契約満了を迎えて王座返上に。

「長かった」とSNSに投降したキム・ミンウの今後が気になる一方で、彼の返上したベルトを賭けて5月大会ではムン・ジェフンとジャン・イクファンが戦うことになった。

ともにキム・ミンウに敗れている元タイトル・コンテンダーで、新鮮味は欠けるが現有勢力のなかで実績重視でタイトル戦に抜擢されたという見方もできる。

さらに山本聖悟がキム・ソンオの名でイ・ジョンヒョンと戦うフライ級マッチも明らかとなっている。

山本もコロナ禍でプサンから帰国し、DEEPとRIZINへの出場がROAD FCから認められているなかで兄と慕う秋山成勲プレゼンツのRoad to ONEにも出場──も、村元友太郎、藤田大和、小野島恒太に敗れ3連敗中だ。

対戦相手のイ・ジョンヒョンは、コロナ禍でRoad FCがAfreeca TVと共催してきた寝技限定のモディファイドMMAルールで経験を積み、Road FC59でのKO勝ちと合わせて現在6勝0敗のホープだ。とはいえ、その対戦相手は無名の選手ばかりだったので現地ではイ・ジョンヒョンにとって初試練到来という風にも捉えられている。

山本として、実戦だけでなく練習で経験してきた殴り合い上等でないMMAを消化し、いかに打撃の強さを見せるか。この2年間を確認する試合といえる。

また今大会ではボクシング戦が組まれ、クォン・アソルがソル・ヨンホと拳を交える。ご存知、元Road FCライト級王者のクォン・アソルに対するソル・ヨンホは──これもAfreecaとRoadが手を組んで展開したネット配信によるリアリティTV=ファイトクラブの優勝者で、もとは釣りを題材としたYoutuberとのこと。

この試合を組むことに、現地のメディアも賛否両論となっており、真っ向から批判している専門媒体もあるようだ。

1月のRoad to BRAVE後、急激なコロナ拡大が影響したか、音無しの構えだったK-MMA界。しかし4月はBRAVE CF58の前日にAngel’s FC、5月にはこのRoad FC60 以外もDouble GFCのイベントも控えており、ようやく賑やかさが戻って来そうだ。

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MMA ROAD FC Road FC59 キム・スーチョル パク・ヘジン ヘジン ボクシング

【Road FC59】スーチョルがダウンを奪われギロチンでパク・ヘジンに一本負け、復活V&王座奪取ならず

【写真】ここからスイープしてマウントを取ったパク・ヘジンが、スーチョルからタップを奪った(C)ROAD FC

<Road FCフェザー級王座決定戦/5分3R>
パク・ヘジン(韓国)
Def.1R4分50秒by ギロチンチョーク
キム・スーチョル(韓国)

キム・スーチョルの4年5カ月振りの復帰戦。体格で一回り大きな・ヘジンにロー、ミドルを蹴り、ボディを殴る。パク・ヘジンもボディ、そして右アッパーをヒットさせる。組みでなく打撃勝負に見えたパク・ヘジンが、シングルレッグから引き込んで足関節を狙う。体を捻って足を抜いたキム・スーチョルに対し、立ち上がったパク・ヘジンはシングルをキャッチして再び引き込んでから足を狙う。

ここも対処したキム・スーチョルは、スタンドに戻ると左ローを効かせる。パク・ヘジンもアッパーを返すが、ボディ、ダーティーボクシングで連打を入れたキム・スーチョルは、・ヘジンの引き込みからの足関節を防いで離れる。

キム・スーチョルはパク・ヘジンの足を捌いてパウンドを落とし、立ち上がってローへ。レフェリーがブレイクを命じて試合がスタンドへ戻ると、パクが左右のフックをヒットさせる。キム・スーチョルは左ローを続け、ケージにパク・ヘジンを押し込むが離れ際に左フックを被弾しダウンする。すぐに起き上って組みついてくキム・スーチョルをギロチンで捕えたパク・ヘジンが、スイープからマウントを取る。このまま絞めあげられたキム・スーチョルがタップ──なんと、一本負けでRoad FCフェザー級王座はパク・ヘジンが就くこととなった。

キム・スーチョルは一発の威力があるが、やや粗い打撃になっていた感は否めない。ブランク、もしくは体格差が問題なのか。なにはともあれ、キム・スーチョルの打撃戦に応じることができるグラップラー=新チャンピオンの今後に注目だ。

勝者に続きインタビューを受けたキム・スーチョルは、パク・ヘジンを呼び寄せ「本当に本当に努力してきたのですが、本当に強かったです。おめでとう。自分はこの負けを糧として、また試合の機会が来れば強くなって戻ってきます」と話した。


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MMA ROAD FC Road FC59 シム・ユリ パク・ジョンウン ボクシング

【Road FC59】TD&極め狙いのパク・ジョンウンを打撃が優勢のシム・ユリが破り、リベンジ&アトム級王者に

【写真】スタンドの打撃は明白にシム・ユリ。テイクダウン&バックやリバースマウントでは、Road FCの加点法MMAだと追いつくことはできない(C)ROAD FC

<Road FC女子アトム級王座決定戦/5分3R>
シム・ユリ(韓国)
Def.2-0
パク・ジョンウン(韓国)

右を入れたシムに対し、パクがローを蹴る。シムは鋭い右を伸ばし、右前蹴りから左ローを蹴る。右に左フックを被せていこうとしたパクは、近距離でのパンチの交換から間合を測り左右のローを蹴る。シムは右オーバーハンドをかわし、ローに右をカウンターでヒット。さらに左から右を打ち込むなど、シムがボクシングで優勢だ。

右から左を当てたシムが、ハイにつなぐ。パクはこの局面でダブルレッグを仕掛けテイクダウンを奪うと、強引にマウントへ。背中を見せたシムにRNCをセットしていく。右手一本の絞めからセットアップするが極め切れないとみると、パクがトップキープに切り替える。このタイミングで立ち上がったシムが、鋭い右を見せるなど打撃で上回った。

2R、左ジャブを打ち合い、右を当てたパクが左フック、続いて右ローを入れる。シムは左を伸ばし、左に回るパクに右ジャブを当てる。パクは左ミドルを蹴り、ローへ。シムの前進に左を入れる。シムは前に出続けて前蹴り、ジャブ、ローと攻撃と散らす。ワンツーにダブルレッグを決めたパク。シムはすぐにケージを背にして立ち上がる。クリンチから小外のシムに対し、払い腰を決めたパクはリバースマウントで足を取りに行く。強引なヒザ十字に狙いに立ち上がったシムが、首相撲からヒザを連続でボディに入れた。

間合いを取り直した両者、前手のはたき合いからシムが左ハイを空振りする。パクは右を―を蹴ったが、シムがショートのコンビから左ミドルを決める。パクは右を被弾し、ローを蹴るもののシムが左から右、さらに左を当て攻勢のうちに2Rを戦い終えた。

3R、まず左ジャブを入れたシムが、右を2発連続でヒットさせる。続いて左フックを両者が打ち、シムが前蹴りへ。打撃で劣勢のパクは左フックを当てるが、すぐにワンツーを受ける。続いて右が相打ちとなると、ここからパンチを重ねたのがシム。シムの距離で打撃戦が続き、パクはダブルレッグを切られる。そのままケージに押し込んだシムが、細かいヒザを突きあげる。パクは離れて左に回るが、左フックに左ストレートを合わされる。パクも右を返し、ワンツーを打たれるとダブルレッグへ。

切ったシムが立ち上がり、パクは左フックに続き右ストレートを当てる。シムもコンビ&左ハイ、ダブルレッグを切りクリンチからヒザを入れ、離れてパンチを交換。最後までシムが打撃で攻勢のまま、タイムアップを迎えた。テイクダウンとポジションではパクだったが、加点方のRoad FC裁定ではシムが有利だ。結果、2-0でシム・ユリに凱歌が挙がり──その腰にRoad FC女子アトム級のベルトが巻かれ涙を流した。


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MMA ROAD FC Road FC59 シン・ドングク パク・スンモ

【Road FC59】ファイヤーファイター・ファイターのシン・ドングク、パク・スンモにまさかの25秒KO負け

<ライト級/5分3R>
パク・スンモ(韓国)
Def.1R0分25秒 by KO
シン・ドングク(韓国)

サウスポーのシンが右ロー、パクが後ろ回し蹴りを返す。伸の右の蹴りに左ストレートを入れたパクは動が止まったところでパンチを連打。アッパーを被弾したシンの腰が落ちる。なんとか踏ん張るシンを右スレートで倒したパクがパウンドでTKO勝ちを決めた。

地元のウォンジュの英雄的消防士のシンが、まさかの秒殺KO負けとなった。


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MMA ONE ROAD FC Road FC59 キム・スーチョル シム・ユリ パク・ジョンウン パク・ヘジン ヘジン

【Road FC59】MMA復帰=フェザー級王座決定戦、キム・スーチョル─02─「毎日、泣きそうになる」

【写真】2019年12月にグラップリングでケージに復帰していたスーチョル。土曜日の夜はMMAグローブを装着した彼に会える(C)MMAPLANET

4 日(土・現地時間)に韓国ウォンジュのウォンジュ総合体育館で開催されるRoad FC59で、パク・ヘジンとRoad FCフェザー級王座決定戦を戦うキムキム・スーチョル・インタビュー後編。

女子アトム級王座決定戦=パク・ジョンウン✖シム・ユリと並び、ダブル・クラウンで4年5カ月振りのMMAを戦うキム・スーチョルは、ケージの中とともに人として強くなることを常に目指してきた。

コロナ禍でより大人に、そして内面が強くなったキム・スーチョルの今回の試合に賭ける意気込みとは。

<キム・スーチョル・インタビューPart.01はコチラから>


──コロナの時代を経験して、各々が人間として真価を問われると自分は感じています。スーチョル選手もこの間に、何か学んだという感覚はありますか。

「自分の周囲にも仕事を失ったり、命の危険に陥った人もいました。生きる上で危機感が高まった時期でした。そのなかで自分も子供はまだできていませんが、家庭を持っています。人として強くならないと、ここを生き残ることはできない。少しでも強くなろうと、覚悟を決めた期間でもありました」

──スーチョル選手も人として強くなったのは、もうずっと以前からですよ。ONEの頃、Road FCで戦っていた時、そして今はケージの外の顔つきが違います。ケージの中は以前からずば抜けて使ったのですが(笑)。

「ありがとうございます。以前より……前も少しは成長していたかと思っていたのですが、今は常に気を強くしないとダメです。だから、以前以上にその気持ちで頑張っています」

──押忍。今回、対戦相手はさきほども言われましたが、最近の韓国では寝技が秀でた選手です。その一方で打撃に穴があると思われます。

「そういう風に思わる選手かとは思います。確かに打撃のテクニックはそれほどではないです。ただし、一発があります。一発で相手を倒せますし、ダメージを与えるパンチの持ち主です。一発が重いので、そこは気を付けないといけない相手です。パク・ヘジン選手のパンチで危ないシーンに追い込まれることは十分にあると警戒しています」

──今回はフェザー級のタイトル戦です。今後もフェザー級で戦っていくということでしょうか。

「そこは考え中です。バンタム級とフェザー級の掛け持ちで戦う方が、チャンスが広がると思っています。ただし、バンタム級でも4、5キロほどの減量なのでフェザー級では小さいです」

──ここから先、キム・スーチョルのMMAファイター人生第2章、目標はどこに置いていますか。

「復帰を決めたので、世界一を目指しています」

──柔術の練習が多いということですが、明らかに青タンがありますし、万全の状態で復帰戦に臨めることを願っています。

「カムハサムニダ。これはシン・ドングク選手とのスパーリングで、頭が当たってしまったんです。頭を振って打撃を打って来る選手なので、これ以上のケガをしないように気をつけます」

──キム・スーチョルの復活を楽しみにしている日本のファンに一言、お願いします。

「今日はインタビューで、練習に制限があるということを話してきましたが、そのなかでも練習内容は過去にないほど自分を追い込んできました。毎日、泣きそうになりながら練習を続けています。絶対にファンの皆さんががっかりするような試合だけはしたくありません。最後の最後まで動き続けることができる、最高の戦いをするつもりです。応援、宜しくお願いします」

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MMA ONE ROAD FC Road FC59 UFC キム・スーチョル シム・ユリ パク・ジョンウン パク・ヘジン 田村一聖

【Road FC59】4年5カ月振りのMMA復帰、キム・スーチョル─01─「1人でトレーニングをするしか……」

【写真】とにかくスーチョルの復帰は嬉しい限りだ(C)MMAPLANET

9 月4 日(土・現地時間)に韓国ウォンジュのチアック体育館で開催されるRoad FC59で、キムキム・スーチョルがパク・ヘジンとRoad FCフェザー級王座決定戦を戦う。

女子アトム級王座決定戦=パク・ジョンウン✖シム・ユリと並び、ダブル・クラウンでキム・スーチョルのMMA復帰が決まった。キム・スーチョルは2017年にRoad FCバンタム級王者でキャリアのピークにありながら突然、引退を発表。2年後の2019年12月にグラップリングマッチで実戦復帰を果たすと、2020年に待望のMMA復帰を宣言していた。

しかしながら、ご存知のように世界はコロナ禍に見舞われ、Road FCの活動休止が長引いたため復帰戦も棚上げされた状態だった。ようやくケージに戻ってくる、しかもタイトル戦を戦うキム・スーチョルに話を訊いた。


──4年半ぶりのMMA復帰戦を控え、今の気持ちを教えてください。

「率直に良い気持ちでいます。MMAで再び戦えることが素直に嬉しいです。試合には出ていなかったですが、練習で色々なことをやってきました。ただし、その練習してきたことが実際に試合で通じるのかという不安もあります」

──2019年12月にグラップリングマッチを戦った際、『2020年にMMAに復帰したい』と言っていましたが、すぐにコロナパンデミックが世界を襲いました。あの時点では2020年のいつ頃にMMAを戦うつもりだったのですか。

「自分の気持ちとしては2020年の中頃には、戦いたいと思っていました。コロナウィルス感染拡大で酷いことになり、ここまで復帰が延びたことは致し方ないですが、残念でした」

──ROAD FC自体が活動を1年8カ月に渡り活動を休止していました。ただし、韓国内でもDouble GFCやAngel’s FC、そしてUFCへONEで戦うファイターは実戦経験をこの間も続けてきました。そこでキャリアの積み方を再考することはなかったですか。

「ロードFCはAfreeca TVとARCという大会を続けていて、自分の試合を組むという話が何度かありました。ただし、対戦相手の調整がつかなく結局できなかったんです。本当に何度も相手の名前が挙がってはなくなる。その繰り返しでした。でも、そうやって試合を組もうという風に周囲が動いてくれているのは確かだったので、またRoad FCで試合ができるという風に考えていました」

──しっかりとその日を待っていたわけですね。とはいえ、その間コロナ禍において、トレーニングに影響も出たのではないでしょうか。

「韓国の感染状況は今も良くないです。多くの人が集まって練習することはできないですから、当時は1人でトレーニングをするしかなかったです。スパーリングパートナーもなく、イメージトレーニングをして、あとはフィジカルを高める運動をしていました。

対人練習をするようになったのは、今年の始めからです。でも、すぐに国の感染予防対策が1段階から4段階まであるなかで、一番厳しい4段階に引き上げられることになりました(※イベントの開催が禁止、結婚式も親族のみ。スポーツ観戦は無観客、アルコールの販売が行われる店の影響は禁止。午後6時までは家族以外の会場は4人まで。午後6時以降は2人まで。スポーツ営業施設で試合の準備などの場合は、ワクチン接種が住んでいれば4人以上集まることも可)。

それからも規制段階の上下が繰り返されたので、それまでのように練習をすることは今もできていないです」

──UFCやONEに出ている選手は、人数制限はあっても以前に近い練習を行えていると取材で話してくれていましたが、また状況が違うようですね。

「きっとソウルやプサンの選手は、規制段階が緩和されればそういう練習ができるのだと思います。所属チームにプロ選手も多いですしね。そういう時期で政府や自治体から何か制限が特別に掛かるということはないのですが、自分が住んでいるウォンジュは地方都市ですし、コロナに対する見方も大きな都市とは違います」

──日本と同じですね。今やその段階を越えた感もありますが、当初は感染者を自分たちの街から出すな。東京から帰郷もしないでくれ──という空気でした。

「そこは日本と韓国も変わらないと思います。自主隔離を2週間ほどするという所もありました。実際に知人も陽性になり、隔離後もビジネスを2カ月間も休むということがあったんです。そういう地方都市独特の閉そく感はありました。

何よりチーム・フォースもそれほどプロ選手は在籍していないです。以前は他のチームの選手が出稽古に来て、またウォンジュに住んでいない選手も練習していました。規制段階が下がっても、ジムの方では出稽古で他のチームの選手が来館することを禁じていました。自発的に出稽古を中止にした形ですね」

──なるほどぉ、チーム内で練習するので練習相手も限りがあるということですね。

「ハイ。それでも今回の試合が決まってからは1週間に3、4回の対人練習をして2、3回はスパーリングです。それ以外は体力トレーニングですね。アジリティの強化に集中してきました。

ただ今回の対戦相手パク・ヘジンは柔術が強いので、自分の方からソウルに行き、柔術家のチェ・ワンギ選手(2017年アジアでイザッキ・パイヴァに勝利し準優勝)やチェ・ヨンスン選手(2019年アジア選手権ライト級でクレベル・コイケや森戸新士を下し優勝。MMAでも田村一聖に一本勝ちしている)とも練習をしています。

彼らはガードからの攻めが強い選手ですが、今回の試合はMMAということで自分に合わせてスクランブルやトップからの攻撃、足関節などを積極的に使ってくれています」

<この項、続く>

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【Road FC59】キム・スーチョルの復帰戦はフェザー級王座決定戦。パク・ジョンウンもアトム級王座決定戦

【写真】キム・スーチョル、パク・ジョンウンが揃ってタイトル戦に(C)MMAPLANET

9 月4 日(土・現地時間)に韓国ウォンジュのチアック体育館で開催されるRoad FC59の対戦カードが出揃い、メインでキム・スーチョルがパク・ヘジンとRoad FCフェザー級王座決定戦を戦うことが明らかとなっている。

このタイトル戦決定前からシン・ドンシグク✖バク・スンモ戦のライト級戦が決まっていた同大会だが、フェザー級に続き女子アトム級でもタイトル戦が決まり、パク・ジョンウンがシム・ユリと戦うことも発表されている。


Road FCバンタム級王者だったキム・スーチョルはキャリアの絶頂期にありながら、2017年一杯で引退を表明。2年後の2019年12月にRoad FC57でのグラップリングマッチを経て、2020年にMMAを戦うことを宣言していた。しかしながらコロナパンデミックで、Road FCの活動休止が長引いたため復帰戦も棚上げされた状態だった。

今回のカムバック戦に関しては、関西&打撃系MMAファイターが対戦相手になるという噂もあったが、結局──韓国も海外からの来韓者には隔離措置が取られている状態で、この案は見直されることに。

結果、キム・スーチョルはイ・ジョンヨンが返上したタイトルを──その前王者に10秒でKO負けしたパク・ヘジンと争うことになった。22歳でチャンピオンになった前王者=イ・ジョンヨンは、パク・ヘジンとのタイトル初防衛戦後、2年近く実戦から遠ざかっているが、UFCと契約を目指すためにタイトルを返上。Road FCから離れてフリーエージェントになる道を選んだそうだ。

彼の所属するセンジジムは、所属選手をRoad FCにしか出場させてないだけに、ここでRoadとの契約解除はUFCとの交渉が進んでいるのか、ありいは退路を断ってUFC行きに賭けているという見方もできる。スーチョルの復帰戦も楽しみだが、イ・ジョンヨンの行方も気になるところだ。

他方、ハム・ソヒが返上した女子アトム級王座を賭けて戦うパク・ジョンウンとシム・ユリは2019年12月、現状で最後の試合で直接対決しており、パク・ジョンウンがパウンドアウトでTKO勝ちを収めている。

トップどころは海外と契約し、コロナ期に活動を取りやめているベテラン&中堅勢も少なくなく、国際戦が組めないことで韓国のドメスティック・プロモーション全体が、マッチメイクに苦労の跡が見られる。

加えてRoad FCはDouble GFCやAngele’s FCと違いクロスプロモーションを行わないため、若い力の成長を待つ時期に入ったともいえる。そんななかで男女の軸となるべくファイターがタイトル戦に名乗りを挙げるのは朗報といえるだろう。

一方で日本国内とは数字は違うが、デルタ株により感染拡大が続く韓国だけに、現状で同大会はチアック体育館のキャパ20パーセント、800人程度の有観客大会で実施される予定だが、感染状況が悪化すれば延期もありうるというのが現地での見方だ。

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【Road FC59】9月4日、Roadのウォンジュ大会で、ついにキム・スーチョルがMMA復帰か

【写真】相手が誰であろうが、スーチョルの復帰は嬉しい限り (C)MMAPLANET

7月3日(土・現地時間)にキョンサンナムドのチャンウォンで1年8カ月振りの活動再開となるRoad FC58の開催を発表しているROAD FCに関して、早くも次々回大会への動きが見られる。

Road FCミドル級王座決定戦=ファン・インス✖オ・イルハク、キム・ジェフンが映画俳優のクム・ガンサンと戦う試合が決まっている活動再開第一弾に対し、第2弾は何とキム・スーチョルの復帰戦が組まれるという。


元ONE世界バンタム級及び、Road FCミドル級王者だったキム・スーチョルはキャリアの絶頂期にありながら、2017年の年末に突然の引退を表明した。2年後、2019年12月にRoad FC57でグラップリングマッチで現役復帰、2020年にはMMAを戦うことも明言していた。

しかし、コロナ禍によりRoad FCは長期間の活動停止を強いられ、スーチョルの復帰戦も棚上げ状態になっていた。そんなスーチョルの待望、実に4年半ぶりの実戦の場となるRoad FC59は彼の地元であり、Road FCの本拠地といえるウォンジュで9月4日(土・同)に行われる予定だ。

対戦相手は決定していないが、1年10カ月間ケージから離れているRoad FCバンタム級王者キム・ミンウにオファーし回答を待っている状態とのこと。

また同体大会ではファイヤーファイターで有名なシン・ドングク✖バク・スンモ戦が決定している。パク・スンモは散打世界大会で準優勝の実績を持ち、コロナ禍においては限定MMA大会のARCで在韓モンゴルの剛腕──ムングントスズ・ナンディンエルデンにKO勝ちし名前を挙げたファイターだ。

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