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【PFC31】平井総一朗とベルトを賭けたリマッチへ、黒石大資─02─「まずは自分が行きすぎないこと」

【写真】写真は2019年11月のNEXUSフライ級トーナメント準決勝。橋本薫汰に判定で敗れてベルトを逃した。黒石はネクサス再挑戦も視野に入れている(C)MMAPLANET

19日(日)、北海道は札幌市北区のPODアリーナで行われるPFC31で、平井総一朗とのPFCフライ級王座決定戦に臨む黒石大資のインタビュー後編。
text by Shojiro Kameike

PFCフライ級は、第3代王者の亀松寛都が王座を返上。空位となったベルトを同級1位の黒石と同級3位の平井が争うこととなった。両者は今年7月のPFC30で対戦し、黒石が3R判定勝ちを収めている。ベルトを賭けたリマッチを控える黒石に、スカーフィストのファイトスタイルと札幌での試合について訊いた。

<黒石大資インタビューPart.1はコチラ


――青森県といえば以前は常設ジムも少なく、地元で試合ができる機会も少なかったと思います。MMAをするために他の地域へ行くことは考えませんでしたか。

「それは考えなかったですね。青森で続けていきたいと思っていました」

――青森の良さって、どんなところでしょうか。

「何だろうなぁ……食べ物が美味しいところですかね(笑)」

――アハハハ、ありがとうございます。話を戻すと、黒石選手は2015年12月にパンクラス札幌大会でプロデビューし、その後は修斗の試合を経て中国WLFの試合を迎えます。プロ5試合目で中国遠征というのは、当時いかがでしたか。

「当時はいろんなことを経験したかったんです。だから『海外での試合って、どういうものなんだろう?』と興味が湧いて、オファーが来た時にすぐ『行きます!』って返答しました」

――なるほど。黒石選手の戦績は勝っても負けてもKOか一本決着で、もともとスカーフィストの選手にはレスリング+パンチ、そこにサブミッションが加わるという印象があります。それはスカーフィスト所属選手に共通することなのでしょうか。

「皆そういうタイプかもしれないですね。特にアマチュア修斗から出ていると、前に出て寝かせてナンボ――という雰囲気はありました。今はルールも変わってきていますけど、当時のアマ修斗はテイクダウンしてトップを取るとポイントが入っていて。そのルールであれば、みんなトップを取りに行きますよね」

――まだアマチュア修斗でグラウンドのポイント制が採用されていた頃ですね。確かに、当時のアマ修斗から育ったファイトスタイルかもしれません。

「前に出ること自体は、リスクもあります。でも自分はリスクを背負ってでも、前に出て倒しに行きたいです」

――そんななか現在は北海道のPFCが主戦場となっています。青森県から北海道で戦うのはアウェイ感が強いのでしょうか。それとも、もう地元のような意識になっていますか。

「他の選手は分からないけど、自分にとっては地元感が大きいです。アマチュア修斗の頃から札幌で試合をしているんですよね。アマ修斗の北海道予選とか。もうPFCでも4試合やらせてもらっていますし、いつも試合が終わったあと『また札幌に帰ってくるね!』と地元のお客さんに挨拶してきますから(笑)。その札幌でタイトルマッチができるというのは嬉しいですね」

――では次のタイトルマッチについてお聞きします。空位のPFCフライ級王座を賭けて戦う平井選手とは、4カ月前に対戦して判定勝ちを収めています。ダイレクトリマッチとなるわけですが、前戦の印象を教えてください。

「平井選手はとにかくフィジカルが強かったです。もともと柔道がベースだと思いますが、スコーンと投げられてしまう感じで」

――前回の試合は5分2R+Ex 1Rで、1Rは平井選手、2Rには黒石選手がテイクダウンを奪ってドローとなりEXラウンドに突入しました。

「2Rが終わって、自分が勝っているのかなっていう思いは少しありました。テイクダウンを奪われたあと、前に出ていたのは自分だったので。ただ、それだけに削られていた部分はあって――延長戦に入ることになって、疲れはありましたが『もおうやるしかないな』と気持ちを固めましたね。延長戦は気合いで戦いました。そこだけは絶対に負けないと思って」

――気持ちで負けていると代表の小倉卓也選手が……。

「いつもセコンドについている代表から怒られています。『行け! サボるんじゃねぇ!!』とか(笑)。でも自分にとっては、それぐらい言われるほうが良いんですよ」

――なるほど。ただ、次のタイトルマッチは5分5Rです。

「しかも5Rを戦いきる試合が多いですよね(苦笑)。ちゃんとフルラウンド戦うことも想定して、まずは自分が行きすぎないことを意識しています。いつものように前に出すぎると、前半戦で消耗してしまうでしょうから。最初はしっかりと圧力をかけながら、自分のペースで進めていきたいです」

――対する平井選手も前回の試合内容を踏まえて、序盤はペースを抑えてくるかもしれません。そうなると黒石選手自身も抑えて進めていくのか、あるいは前に出るのか。

「その場合は、自分がもっと圧力を強めていくかもしれません。できることなら――やっぱりフルラウンド戦うことなく、序盤に仕留めたいですね。アハハハ」

――今回のタイトルマッチも含めて、MMAにおける黒石選手の目標を教えてください。

「今回PFCのベルトを獲ることができたら、その次はネクサスのベルトも視野に入れていきたいですね。自分は一度ネクサスのフライ級王者決定トーナメントに出て、準決勝で負けています(2019年11月、橋本薫汰に一本負け)。あの時は悔しい想いをしたので、もう一度ネクサスのベルトに挑むことができたら――と思っています。

その前に、まずは今回勝つこと。ベルトが懸かった試合なので、ここは死ぬ気で獲りにいきます。今後も期待してください」

■PFC31対戦カード

<PFCフライ級王座決定戦/5分5R>
黑石大資(日本)
平井総一朗(日本)

<PFCストロー級王座決定戦/5分5R>
早坂優瑠(日本)
木内“SKINNY ZOMBIE”崇雅(日本)

<バンタム級/5分2R+1ex>
亀松寛都(日本)
ジミー西将希(日本)

<ライト級/5分2R+1ex>
渡辺トシキ(日本)
天草ストロンガー四郎(日本)

<フェザー級/5分2R+1ex>
中島光陽(日本)
河永重春(日本)

<ミドル級/5分2R+1ex>
森崇純(日本)
カタナマン(日本)

<フライ級/5分2R+1ex>
澤口悠之介(日本)
中西テツオ(日本)

<フェザー級/5分2R+1ex>
伊藤光(日本)
ハント高島(日本)

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ABEMA DEEP MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 RIZIN VTJ   パンクラス 上田将竜 伊藤盛一郎 内藤頌貴 橋本薫汰 鶴屋怜

【Pancrase330】12・25を読む 上田将竜戦へ、伊藤盛一郎─02─「上田選手はスーパー気持ちの良い人」

【写真】2017年10月には所英男とグランドスラムでグラップリングを戦っているが、MMAを戦ったのは6年も前になる伊藤 (C)MMAPLANET

25日(日)、横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE330で、上田将竜と対戦する伊藤盛一郎のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

伊藤にとっては今回の試合がパンクラス初参戦で、しかもケージは2016年11月のグランドスラム以来6年ぶり2回目となる。パンクラスフライ級の大ベテラン、ランキング2位の上田将竜を相手に不安はないのか。伊藤にケージでの試合と上田戦について訊いた。

<伊藤盛一郎インタビューPart.01はコチラから>


――伊藤選手も現在29歳です。同じフライ級でも伊藤選手より若い世代が出てきています。

「そうですね。まさか自分がベテランになっているとは思いませんでした(笑)。鶴屋(怜)君は今20歳ですか? DEEPの試合を見ていると、毎回すぐ終わっちゃうから分からない部分はありましたよね。でもパンクラスでランカーに圧倒的な内容で勝っているので、すごく強いんだなって思います。鶴屋君と練習したことのある人からも『鶴屋怜は強い。ブン投げられまくった』と聞きますし」

――そんななか、今回が初参戦となるパンクラスの印象を教えてください。

「パンクラスは好きですよ。横浜グランドスラムからアマもプロもパンクラスの試合に出ることが多くて、自分もセコンドや応援で結構行っています。僕自身は試合をしたことがないですけど、そういう意味では慣れ親しんだ場所というか(笑)」

――ただ、会場は慣れ親しんでいるとしても、伊藤選手にとってケージの試合はVTJとグランドスラムに続き今回が3回目です。その点はいかがですか。

「自分はリングかケージか、というのは気にしていないです。横浜グランドスラムは壁の練習ができるし、周りもケージの試合に出ている選手ばかりで。普段からリング用の練習は全くしていないかもしれないです。ケージ向けの練習をしてリングの試合に出る、みたいな(笑)」

――改めて戦績を見ると、伊藤選手の世代でここまでケージを経験していないことは意外でした。

「この間、パンクラスのケージに入ったんですよ。セコンドで行った時に、選手のアップのために。やっぱりケージって圧迫感というか、鳥かごの中に閉じ込められているような感覚がありますよね。グランドスラムの時も思いましたけど、だからこそ試合に集中できるっていうところはあります。リングは周りが開けているので、いろいろ目に入ってくるんです。でもケージは周りが見えないし、本当に1対1で集中して戦えるとは思います。そのケージで戦うのは自分にとってプラスになると思います」

――今回そのケージで対戦する上田将竜選手の印象を教えてください。

「まずフライ級の中では背が高いですよね(公式プロフィールでは上田が174センチ、伊藤が161センチ)。ずっとランキング上位にいて、まさにパンクラスのフライ級を代表する選手だと思います。まさかパンクラス初参戦の僕と、その選手が試合をしてくれるのかって驚きました」

――上田選手は鶴屋怜戦前のインタビューで、鶴屋戦のオファーを受けた理由として「強い相手から逃げるわけにはいかない」と仰っていました。本人に直接お聞きしたわけではないですが、今回も同じように考えたのかもしれません。

「そう思っていただいていたら、本当に嬉しいです。上田さんって熱くて、スーパー気持ちの良い人ですよね。僕がセコンドでパンクラスに行った時、上田さんが試合後に控室で対戦相手と話をしているのを見たことがあるんです。しっかり握手して、話をして――スーパー気持ちの良い人だと思いました」

――そのスーパー気持ちの良い上田選手を、どう倒すか。もう作戦は決まっているのですか。

「いえ、自分は普段から作戦は立てないんです。いつも打撃でも寝技でも勝てると思っているので、特に作戦を立てることはなく試合をしながら、っていう感じですよね。相手の試合映像を見て、気をつけておかなければいけないことはチェックしておくぐらいで。いつも本能で戦っています」

――本能ですか!

「試合中はセコンドの勝村先生が指示をくださるので、それに合わせて動いています。試合中に、セコンドの指示に『はい!』って返事しちゃうことがあるんですよ(笑)。あとはアイコンタクトで、何をすれば良いのか理解したりとか。勝村先生が心配そうな表情だと、ここで行ったほうが良いのかな、と考えたり……。僕は横浜グランドスラムで育ってきた、純グランドスラムファイターです。勝村先生は僕のことを全て分かっていてくださるので心強いですね」

――その結果、劣勢でも逆転勝ちできるというわけですね。

「アハハハ、確かに逆転勝ちは多いです(苦笑)。前回の試合(RIZINで橋本薫汰に勝利)も顔がボッコボコになりながら、最後はRNCを極めて」

――グランドスラムの内藤頌貴戦も、左ハイを受けてからの逆転勝利でした(2R、ニンジャチョークで勝利)。逆転勝利は、もちろん会場は盛り上がります。対して戦っているファイターは、どのように考えているのでしょうか。

「もちろん最初から、そんな逆転勝ちをしようとは思っていないです。できるならサクッと勝ちたいですよ。でも、ボコボコにされたからって諦めるわけにはいかない。みんなが応援してくれているし、僕も負けたくないし。だから逆転勝ちは、やられていても諦めなかった結果なのかなと思っています」

――ポジティブですね! では次の試合に向けての意気込みをお願いします。

「今回がパンクラス初参戦ということで、判定ではなく、KOか一本で決着をつけたいです。上田選手に勝ってランキング2位になれば、来年にはタイトルマッチを組んでいただけるかもしれないので、ベルトに向けて頑張ります!」

■視聴方法(予定)
12月25日
午後2時30分~U-NEXT
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

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MMA RIZIN YouTube アキラ キック チャンネル 中村大介 伊藤裕樹 大島沙緒里 橋本薫汰 牛久絢太郎

斎藤裕vs牛久絢太郎他RIZIN.31MMA全試合感想

ホベルト・サトシ・ソウザによる2021年10月24日横浜・ぴあアリーナMMで開催されたYogibo presents RIZIN.31のMMAルールで行われた全試合の感想。
第11試合 フェザー級タイトルマッチ 斎藤裕 vs. 牛久絢太郎
第10試合 朝倉カンナ vs. 大島沙緒里
第9試合 スダリオ剛 vs. SAINT
第8試合 金原正徳 vs. 芦田崇宏
第7試合 阿部大治 vs. アキラ
第6試合 中村大介 vs. 新居すぐる
第5試合 白川陸斗 vs. 山本琢也
第4試合 吉成名高 vs. 石川直樹※キックルールですが少しお話しました
第3試合 中村優作 vs. 伊藤裕樹
第2試合 伊藤盛一郎 vs. 橋本薫汰

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MMA RIZIN YouTube   チャンネル 山本聖悟 平良達郎 杉山廣平 橋本薫汰 神龍誠 越智晴雄 鶴屋怜

【トップ50】日本MMAフライ級ランキング「あのRIZINファイターは何位?」「スーパーノヴァ・平良達郎!」 / 日本の総合格闘家全てが対象の独自ランキング(フライ級-56.7kg)

日本MMAフライ級(-56.73kg)TOP50ランキング。

当チャンネル独自のランキングであるため、皆様それぞれが思い描くランキングとは異なると思います。

「〇〇はもっと上!」
「〇〇が●位はおかしい!」
「えっ!私の大好きな〇〇様が●位??」

など、様々なご感想が上がるかと思います。
 ↑↑↑
ぜひそのご感想をその理由も含めてコメント欄にご記入ください。
※注意点を必ずご確認ください。

0:00 オープニング
0:12 ランキング説明・注意点
0:58 50位-41位
3:08 40位-31位
5:44 30位-21位
9:16 20位-11位
13:06 10位- 1位
17:18 オマケ(ランキング補助解説)

■MMAフライ級 選手紹介動画
杉山廣平 https://youtu.be/tPBiblATJ-w
鶴屋怜 https://youtu.be/p1Kx9YVU6wQ
村元友太郎 https://youtu.be/pMwhe2bztLE
山本聖悟 https://youtu.be/kSjqS2Fw6DY

■日本MMA TOP50ランキング
バンタム級-61.2kg https://youtu.be/AYzs3cLw8Lc
フェザー級-65.8kg https://youtu.be/ht_RDBJz2lI
ライト級-70.3kg https://youtu.be/jBoef7F-wwQ

■フライ級選手YouTubeチャンネル
フクロモモンガ https://www.youtube.com/channel/UCTnWXCntku-VvJnOMHUy1_g
升水翔兵 https://www.youtube.com/channel/UCulql87OwdsY6dF7ZgYgadQ

伊藤盛一郎 https://www.youtube.com/channel/UCF5alO8uD_wLbn0bDo_o6aQ
宇田悠斗 https://www.youtube.com/channel/UC6pPVtJ0iWi4p8iZCSN_ZjQ
越智晴雄 https://www.youtube.com/channel/UCfZr84t8suP2-t4NY99JZbg
北方大地 https://www.youtube.com/channel/UCAD4Gdg9hnxTb4p34wt8-jQ
竿本樹生 https://www.youtube.com/channel/UC9pwzDWf6twRQAC63zjQhbQ
神龍誠 https://www.youtube.com/channel/UCmfh-87a6MXbwpht28pyroA
梅川毒一郎 https://www.youtube.com/channel/UCL8BKW4IQTmTvT1XhDLPp6A
浜本キャット雄大 https://www.youtube.com/channel/UCo4jLE28ZuXc2bNjpHFCkoQ
平良達郎 https://www.youtube.com/channel/UC44wUbxS1FI01O1Fq2OyIDg
鶴屋怜 https://www.youtube.com/channel/UCo_v9aTVy7LswRvDrpHkd-w
内藤頌貴 https://www.youtube.com/channel/UCvN7GCCkvMQueZyRxlI29HQ
村元友太郎 https://www.youtube.com/channel/UCX1ERzf3fOGQVX8tghUhVWw
山本聖悟 https://www.youtube.com/channel/UCDYo7KX4Q5bR6YiWD11QJSQ
有川直毅/荻窪祐輔/高橋拓也/橋本薫汰 https://www.youtube.com/channel/UCWEmbS_xejlVLbVrwUlHZQQ

■MMA『今さら聞けないシリーズ』動画リスト

■twitter https://twitter.com/MMA_JAPAN1

#RIZIN #総合格闘技 #MMA

◆情報参照サイト
wikipedia https://ja.wikipedia.org
SHERDOG https://www.sherdog.com
TAPOLOGY https://www.tapology.com

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MMA NEXUS23 YouTube タイガー石井 橋本薫汰

【NEXUS23】橋本薫汰、タイガー石井にしっかりと勝ってフライ級のベルト巻く

【写真】ジャブ、テイクダウン、コントロール。やるべきことをやり切り橋本が第2代ネクサスフライ級王者に (C)NEXUS

25日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスでNEXUS23が開催された。試合レポート第3弾はトリプルメイン第2試合──NEXUSフライ級王者決定戦=橋本薫汰✖タイガー石井戦の模様をお届けしたい。


<NEXUSフライ級王者決定戦/5分2R+ExR>
橋本薫汰(日本)
Def.30-27.29-28.29-28
タイガー石井(日本)

まず左右のローを蹴るタイガー。続いて橋本の左ジャブに右ローを合わせる。右ローを続けるタイガーに対し、橋本は右を顔面に当てる。前蹴りから右ミドルの橋本、タイガーはこれを掴み損ねる。間合いをはかりつつ、右ローのタイガー。橋本は右ミドルを返す。ゆっくりとしたリズムの打撃戦のなかで、橋本のローにタイガーが右を伸ばす。

橋本は残り2分を切ると、パンチの届かない距離からダブルレッグを決める。タイガーの頭を抱えて引き寄せ、カカトでワキを蹴っていく。ガードの中で有効な攻撃のなかった橋本は抱えられた状態から、腕を抜いて右のパンチを纏め、立ち上がってローを蹴り──しっかりとスコアリングした。

2R、タイガーは左ローを蹴り、橋本の右ローをキャッチして右を打っていく。リーチに勝る橋本が左ジャブを伸ばし、タイガーのハイをかわす。直後にタイガーは右ローを2発、鈍い音が館内に響く。この右ローが効いたように見える橋本は、続くローをキャッチしてテイクダウンを決める。

足は絡めず右足を取っていたタイガーが、変則の三角へ。そのままマットに頭をつけられた橋本は、ワキ腹を殴っていく。この角度の三角はやはり決まらず、スクランブルで橋本がバックに回る。前方に崩して殴る橋本は、タイガーのキムラ狙いを防ぎ──時間が過ぎる。

残り1分を切っても、キムラクラッチを続け背中を預けた状態のタイガーは、ラスト20秒でリリースして正面を向き、橋本のロングのパンチに前蹴りを見せるも、ケージを背負った状態で時間となった。

ジャッジ1人は20-18で橋本、19-19が2人で延長ラウンドに。タイガーの右ローに、橋本が右を合わす。続いてタイガーのワンツーをブロックした橋本が、右を伸ばす。タイガーは打撃の間合いをアイポークがあったとアピールし、試合が中断。再開後、右ローから左ミドルハイをタイガーが蹴っていく。

橋本は右ストレート、左フック、そして左ジャブでタイガーにケージを背負わせる。タイガーは右オーバーハンドも、左を伸ばしたところでダブルレッグ・テイクダウンを許す。ハーフでトップの橋本は、ワキをすくってRNクラッチで固めるタイガーの腕狙いを防ぎつつ、トップで時間を使う。立ち上がってキムラ狙いのタイガーは、腕を抜かれて離れると残り試合タイムは1分に。

タイガーは左を当てるが、橋本のワンツーで下がり、前蹴りからダブルレッグを決められる。首を抱えたタイガーだが、ギロチンは極めきれずタイムアップに。3-0で判定勝ちした橋本が、NEXUSフライ級王座に就いた。

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J-CAGE News NEXUS23  グラチアン・サジンスキ タイガー石井 ブログ 橋本薫汰 駒杵嵩大

【NEXUS23】駒杵嵩大が返上したベルトを賭けて、橋本薫汰とタイガー石井でフライ級王座決定戦

【写真】駒杵がベルトを返上し、王座決定戦が行われることに(C)MMAPLANET

20日(木)、Fighting NEXUSより7月25日(日)に東京都新宿区のGENスポーツプラザでNEXUS23開催されることと第一弾のカードが発表された。

今回のリリースではトリプルメインと銘打たれた上位カードではNEXUSフライ級王座決定戦として橋本薫汰✖タイガー石井、メイン第1試合として当日計量の61.2キロ契約マッチ=亀松寛都✖田口滉人戦が組まれることが明らかとなっている。

フライ級王座決定戦が実施されるということは、初代フライ級チャンピオンの駒杵嵩大の王座返上を意味する。


2019年11月に初代フライ級王座決定トーナメントで優勝したベルトを巻いた駒杵は、パンデミック以降は昨年8月にZST68でGladiatorスーパーフライ級チャンピオンの宮城友一と対戦し腕十字で一本勝ちをしている。

この時にRIZIN出場をアピールしたが、現時点では実現しておらず、その後は中東BRAVE CFのフライ級王座決定Tの出場リストに入った、Gladiatorでチャンプ対決の交渉がなされているなど、断片的に駒杵の試合に関する情報は伝わってきた。結果NEXUSでは1年半リングに上がっておらず、駒杵は今回のタイトル返上に際して、以下のようなコメントをプレスリリースに寄せている。

駒杵嵩大
「Fighting NEXUS 初代フライ級王者の駒杵嵩大です。この度、王座を返上させて頂くこととなりましたのでご報告させて頂きます。返上を考えたのは海外も含め他団体からオファーが来るようになり、もうワンランク上での相手とやりたいと思ったからです。

コロナの影響もありうまく試合の話が進まないことも現状ありますが、交渉がまとまったときにすぐ試合ができるように毎日練習して準備しています。国内でチャンピオンになれたこともあっての話もあるのでNexusにはとても感謝しております。

総合格闘技を始めて2、3年ですがトーナメントに参加させていただき、チャンピオンとして知名度を上げて頂いたことをありがたく思っています。Nexusで試合をする事で勝ち癖をつける事も出来ましたし、色々経験させていただきました。去年の8月のZSTからコロナの関係で試合出来ていませんが、練習で確実に強くなっています。国内チャンピオンとやっても勝てると思っているので今後とも応援よろしくお願いします」

東海大柔道部出身、優れたフィジカルと運動神経を持つ駒杵は国内メジャーに老舗団体、あるいは海外フィーダーショーでの活躍も十分に見込めるポテンシャルの持ち主だけに、早々に次なる戦いの舞台が正式発表されることに期待したい。

なお今大会では滝田J太郎✖寿希也、村田純也✖安永有希、大越崇弘✖須藤拓真、唐沢タツヤ✖森山壱政というマッチアップも決まっている。

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【NEXUS22】波乱万丈フェザー級王座決定T。準決勝がなくなり、山本空良✖須貝秋彦で決勝&鉄人・大石も

【写真】正しい流れを把握できないほど色々とあったフェザー級T。準決勝がスキップされ山本✖須貝で王者が決まることに(C)MMAPLANET

24日(水)、Fighting NEXUSより4月4日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されるNEXUS22のカード変更が発表されている。

今大会の目玉だった初代フェザー級王座決定トーナメント準決勝の2試合=山本空良✖佐々木郁也、須貝秋彦✖滝田J太郎がシャッフルされ急遽決勝戦が組まれることに。


今回の主催者発表によると山本空良✖佐々木郁也は、後者が一身上の都合により欠場。須貝秋彦✖滝田J太郎は滝田が左肩の脱臼により試合出場が不可能となり、山本と須貝の間で決勝が行われることとなった。

駒杵嵩大の持つフライ級王座への挑戦権を賭けて、村田純也と橋本薫汰が対戦する一戦や。森山壱政✖川村泰博、ネクサス初出場の安永有希と藤原俊樹のマッチアップはメインカードとして変わらず実施される。

また52歳の大石真丈と藤井徹、デビュー戦がiSMOS、2戦目がパンクラスだった木村裕斗はプロとしてネクサスに初出場、竹上航平と戦う。

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【NEXUS22】2021年のネクサスは4月4日から。フェザー級T準決勝、渡部修斗が返上=バンタム級王座決定戦

【写真】渡辺修斗がバンタム級タイトル返上を発表 (C)MMAPLANET

27日(水)、Fighting NEXUSより4月4日(日)の次回大会=NEXUS22の開催及び対戦カード、そしてバンタム級チャンピオン渡部修斗の王座返上が発表されている。

「2018年12月から2年以上、一緒に闘ってきたこのベルトは自分にとってやっと出逢えた相棒のような存在でした。これからは自分が先に進むために、Nexusバンタム級王座を返上させて頂きます。ベルトと離れる寂しさはありますが、自分が大きな舞台で活躍することが今まで一緒に闘ってくれた相棒への恩返しだと思っています。変わらず日々精進して、マジカルチョークと共に頑張っていきますのでこれからも応援して頂けたら嬉しいです。宜しくお願い致します」

上記のようにリリース上でタイトル返上に関してコメントを渡部は寄せている。彼が返上したベルトは早速、新宿区GENスポーツパレスで開かれる次回大会で福島啓太と後日発表となる対戦相手の間で、王座決定戦が行われる。


(C)NOBU YASUMURA

また同大会では初代フェザー級王座決定トーナメント準決勝の2試合=山本空良✖佐々木郁也、須貝秋彦✖滝田J太郎、駒杵嵩大の持つフライ級王座への挑戦権を掛けて村田純也と橋本薫汰が相対することも明らかとなった。

佐々木と山本は1回戦から1年2カ月を経て準決勝へ。滝田はこの間、パンクラスでRYOに敗れており、再起と決勝進出を目指す。須貝は12月大会で準々決勝を戦う予定だった鈴木淑徳が体重オーバーで準決勝進出を決めたものの、契約体重ワンマッチで判定負けという複雑な試合を経て、今回の滝田戦に臨むこととなる。

裁定問題、コロナ禍による参戦の断念、体重オーバーと紆余曲折を経て初代フェザー級王座への道がいよいよ黙視できるようになってきた。

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