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【F2W183】アサシンチョーク=バレット・ヨシダが、ホームで2001年の世界王者ピテウと対戦

【写真】ベルナウド・ピテウ。これは今から16年に前にパンナムで吉岡大と戦った時の写真 (C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、カリフォルニア州産エディエゴのシェラトン・サンディエゴホテル&マリーナでF2W183が開催される。

メインにはサンディエゴを拠点とするバレット・ヨシダが出場し、ベルナウド・ピテウと対戦する。


8月6日のF2W180でジェフ・ノラスコハモスと対戦し、見事に得意技であるクルスフィック&RNC=アサシン・チョークを極めて、快勝しているバレット。積極的に実戦に挑む彼が今回対戦するピテウは2001年のムンジアル黒帯ガロ級の世界王者だ。

2004年コパドムンドではガロ級3位のピテウは、2005年パン(ナム)柔術ではプルーマ級に出場し故・吉岡大に送り襟絞めで一本負けした印象も強い──大ベテランだ。アダルトでは2010年前後までCBJJEでは結果を残していたピテウ、45歳になった今現在、どのような動きを見せることができるのか分からないが、ダブルガードという名称がある前から延々と注意をされてもガードを取り続けた度胸の持ち主と、フィニッシュ至上主義のバレット、柔術として防御力に注目が集まる一戦となろう。

(C)CLAYTON JONES

この他、前回大会でエドウィン・ナジミを破ったジャクソン・ナガイが2016年に欧州オープン、2018年にパンを制したマイケル・リエラJrと対戦する一戦。

さらには自らが下になることを許さないノーギワールズ3連覇(2016~2018)の頑固オヤジことジョシュ・ヒンガーが、ノーギワールズ・マスター部門で優勝経験のある10th Planetのコーリー・グィタードとのマッチアップなど、楽しみな試合が並ぶF2W183だ。

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【F2W182】ベイエリアのF2Wはハモス✖リオン、ナジミ✖ナガイ、グリッポ✖シャントレ!!!

【写真】50/50からバックとか、足関節を軸に色々な攻防が見てみたいグリッポ✖シャントレ (C)MMAPLANET

28日(土・現地時間)、カリフォルニア州バーリンゲームのハイアットリージェンシー・サンフランシスコ・エアポートでF2W182「East Bay」が開催される。

今大会のメインではADCC2015の77キロ級優勝でUFCファイターのダヴィ・ハモスが、2019年のADCCでルカス・レプリ越えを果たしたことで名前を挙げたカナディアン=ダンテ・リオンと対戦する。

とはいうものの、この両者は最近の試合では勝ち星から遠ざかっており、崖っぷち対決ともいえる。


ハモスはパンデミック後、UFCでは昨年7月にアルマン・ツァルキャンに判定負け、グラップリングでもこの7月にF2W177でペドロ・マリーニョの敗れている。さらにいえば2019年も9月にUFCでイスラム・マカチェフに敗れ、11月にはF2W132でゲーリー・トノンに下るなど、実に2年3カ月間勝利の美酒に酔っていない。

一方のリオンも対戦相手がトノン、ロベルト・ヒメネス、ニッキー・ライアンという強豪ぞろいといえども過去5戦で1勝4敗と大きく負け越してしまっている。

上ではニースライスパス、下では強固なニーシールドと攻撃力も防御力も高いリオンは、一本勝ちよりもポイント、レフ判定での勝利が多く──IBJJF柔術的な戦い方の方が、サブオンリーよりも向いているという見方もできる。

一方、ハモスもレプリから飛び込み十字、ドゥリーニョをRNCで下したこともがあったが、ADCCではテイクダウンポイントが認められる後半に強さを発揮して頂点に立ったイメージが強い。そのテイクダウン&スクランブルゲームでMMAではロシア勢に遅れを取ってしまっているが、ノーギ&サブオンリーとはいえジャッジ裁定があるF2Wだけに、テイクダウン&パスの攻防を堪能したいラモス✖リオンの一戦だ。

セミではSUGでMMAファイターのジェレミー・ケネディにOT勝利も、F2W180ではジョニー・タマのヒールに一本負けを喫したエドウィン・ナジミが、チェックマット所属のジャクソン・ナガイと対戦する。パスに強いナガイにナジミが跳びつくことができるか。ネームバリューではナジミだが、拮抗した勝負になりそうだ。

さらにサミール・シャントレ✖ジアニ・グリッポという渋い一戦も実現する。過去1勝2敗と負け越しているシャントレだが、オズワルド・ケイシーニョとのシェアを含め3度のノーギワールズ王者になっており、ノーギでの経験は上だ。

一方グリッポも本格的にノーギに進出し、先のエメラルシティ・インビテーショナルでEBI/OTながらケネディ・マシエルを決勝で下し優勝するなど、道着無しで極められない強さを持っていることはすでに証明している。

足関節とバックテイクの攻防のなかで、上下が入れ替わる。そんな攻防がタイトな距離で繰り広げられることに期待したい両者のノーギマッチだ。

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F2W180 ガブリエル・アウジェス ブログ ラファエル・ロバトJr 未分類

【F2W180】ラファエル・ロバトJr、アウジェスの盾を越えれずも王座防衛に成功

6 日(金・現地時間)、カリフォルニア州ロサンゼルスのマリオットLAで開催されたF2W180。レポード最終回はF2Wライトヘビー級選手権試合=王者ラファエル・ロバトJr✖挑戦者ガブリエル・アウジェス戦の模様をお届けしたい。

2017年&2019年のIBJJFムンジアル黒帯ミドル級世界王者のアウジェスにとっては、2021年初戦は柔術とMMAで頂点に立ったロバトJrのベルトを狙った試合はジャッジ泣かせの試合となった。

<F2Wノーギ・ライトヘビー級選手権試合/10分1R>
ラファエル・ロバトJr(米国)
Def3‐0
ガブリエル・アウジェス(ブラジル)

挑戦者アウジェスが引き込み、Zガードを取る。正座状態でアウジェスの手頸を掴んだ王者ロバトJに対し、アウジェスは右足の位置を高くしてニーシールドへ。さらにアームドラッグ気味に2on1で腕を取ったアウジェスのニーシールドが続く。ロバトJrも頭の後ろに手を回そうとするが、長続きはしない。

おそらくはハーフガードを取りたいロバトJrだが、アウジェスのスネに阻まれる。4分が経過し、アウジェスは一瞬バタフライを取るが、すぐにニーシールドに戻る。ロバトJrが立ち上がると、アウジェスはデラヒーバから回転し、クローズドに移行する。強いフレームでロバトJrの動きを制限するアウジェスが、ミッションコントロールへ。

クローズドに戻ったアウジェスはKガードで右足を取りに行く。頭を押し、腰を引いたロバトJrに対し、アウジェスはここもニーシールドへ。ロバトJrの股下に左足を差し込み、足首を掴んで引き寄せようとしたアウジェスだったが、ニーシールドに戻る。さらに前転して足を取ろうとしたアウジェスに左腕を差したロバトJrが、上半身を固めにかかる。エビで距離を取ったアウジェスが逃れて、シッティングに。ロバトJrのパス狙いを鉄壁のニーシールドで許さないアウジェスがついに立ち上がる。

残り試合タイムは80秒、さらに時間が進みアウジェスがイマナリ・ロールからクローズドを取ると、試合は残り45秒に。腰を切って、腕十字狙いでほんの少しロバトJrを浮かせたアウジェス。ロバトJrはストレートフットロックを仕掛けるもタイムアップに。どちらが優勢だったかの判断は非常に難しいタイトル戦は、3票を集めたロバトJrが、王座防衛に成功した。

ニーシールドを越させなかったアウジェスだが、あまりにも攻めの姿勢が少なかった。


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F2W180 MMA Report エドウィン・ナジミ ジョニー・タマ ブログ

【F2W】エドウィン・ナジミ、跳び三角を封じられタマのヒールフックにタップアウト

6 日(金・現地時間)、カリフォルニア州ロサンゼルスのマリオットLAで開催されたF2W180。

レポード第2弾は2年ぶりの再戦、エドウィン・ナジミと2019年ノーギワールズ世界王者ジョニー・タマの一戦の模様をお届けしたい。

<ノーギ・ウェルター級/10分1R>
ジョニー・タマ(ブラジル)
Def.7分55秒byヒールフック
エドウィン・ナジミ(米国)

立ちレスの攻防でニータップを仕掛けるナジミが、積極的にテイクダウンを狙う。1分を経過する前に座ったタマが、足関節を仕掛ける。対処したナジミに対し、タマがリバースデラヒーバもすぐに解除して座りなおす。タマの内ヒールを苦も無く防いだナジミが、スタックパスの圧力をかける。タマが亀で耐えたところでナジミがダース狙いも、すぐに察知されガードに戻られる。

Zハーフガードにも、ナジミは再び担ぎへ。タマはKガードでフレームを作り、ナジミの右足を両足で挟みにかかり、反転したところで背中を取る。上を取ったナジミは絡まれた足を抜いて離れる。フライング・トライアングル封じか、絶対に立ち上がらないタマにナジミは何度なくダブルアンダー・スタックパスの形に持っていく。タマは足を戻し、スタンドを要求して離れたナジミの誘いには決して乗らない。

リバースデラからインヴェーティット狙いかと思われたタマが、逆足を取って足を狙う。取り切ることができず、座りなおしたタマは50/50を完成させストレートアームロックへ。ナジミはスピンアウト──ロールして場外際まで移動すると、タマは50/50を解く。

マット中央で再開後、足を取って倒れこんだナジミが、外掛けストレートフットロックへ。タマはカウンターの外ヒール、腹ばいから仰向けになったタマに続き、ナジミが足をリリースした。残り2分30分で仕切り直しになり、立った状態から尻をつけて足を取りに行ったナジミだが、タマがここで50/50から内ヒールでタップを奪い──連敗から脱した。


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F2W180 MMA バレット・ヨシダ

【F2W180】クルスフィックス王バレット・ヨシダ、貫禄のラペルチョークでノラスコから一本勝ち

6 日(金・現地時間)、カリフォルニア州ロサンゼルスのマリオットLAで開催されたF2W180。

ここではイベント2日前のオファーを受けて、ジェフ・ノラスコと戦ったバレット・ヨシダの戦いぶりをお伝えしたい。

<道着/7分1R>
バレット・ヨシダ(米国)
Def.6分32秒by クルスフィックス&ラペルチョーク
ジェフ・ノラスコ(米国)

引き込んだバレットに対し、ノラスコがパスを狙う。バレットはKガードから左足を両手でつかみ、両足で胴を挟むドンキーガードへ。ノラスコは足を開き、向き合うとニースライスの機会を伺う。バレットはノラスコの右足を取って、ストレートレッグロックへ。ノラスコは左足でバレットの臀部を蹴って足を抜こうと試みる。

足を抜かれた瞬間に、起き上がってスイープに成功したバレットはもう一度座り、引き続き足を狙う。ここでもノラスコは足を抜いて、パスのプレッシャーをかけていく。ニーシールドで防ぐバレットが、インバーティッドを狙うが、すぐに上体を起こして上下を入れ替える。

バレットはここでパスに切り替え、両足を抜くとニーインベリーへ。しっかりとサイドで抑えるバレットが上四方に回るのを右腕を挙げて耐えるノラスコだが、腹ばいになってシングルに出てしまう。肩から背中にかけて体重を賭けつつ、ノラスコが上になりパスを狙うと、その動きを利用してバレットが右腕を両足で挟む。

見事にクルスフィックスをセットしたバレットは、ラペルを引き寄せるとノラスコの左腕に巻き込み動きを制する。さらに自らのラペルをノラスコの喉に巻き込む。ブリッジして耐えようとしたノラスコがタップし、バレットが一本勝ち──クルスフィックス王健在ぶりを見せつけた。


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BELLATOR F2W180 MMA PFL UFC エドウィン・ナジミ ガブリエル・アウジェス ジョニー・タマ バレット・ヨシダ マイキー・ムスメシ

【F2W180】バレット・ヨシダも出場するF2Wで──アウジェス✖ロバトJr、タマ✖ナジミ戦実現

【写真】バレットのクルスフィックスRNCが極まるか(C)MMAPLANET

6 日(金・現地時間)、カリフォルニア州ロサンゼルスのマリオットLAでF2W180が開催され、メインのノーギ・グラップリング戦でハファエル・ロバトJrがガブリエル・アウジェスと対戦する。

(C)SATOSHI NARITA

2017年と2019年のIBJJFムンジアル黒帯ミドル級世界王者のアウジェスにとっては、これが2021年に入って初めての実戦となる。

昨年もThird Coast Grappling とF2Wで合計3試合しか戦っておらず、しかもノーギは2019年にADCC世界大会88キロ級で2回戦でマテウス・ディニスに敗れて以来、1年11カ月ぶりだ。


対してロバトJrは2007年のムンジアル・スーパーヘビー級世界王者で、MMAでもBellatorミドル級で頂点に立ち、海綿状血管腫を理由に打撃有りからは撤退も、精力的に組み技戦に出場し続けている。

今年もF2Wではガブリエル・アルメイダらを破り2勝、WNOではジルベルト・ドゥリーニョに敗れているが、その間にIBJJF計のダラス・オープン、ダラス・ノーギ・オープン、オクラホマ・オープンと今年だけでも9試合も戦ってきた。

ノーギでの経験値と技術的な蓄積もロバトJrに軍配が挙がるが、アウジェスとしても本格的にIBJJFのトーナメントが再開されつつあるなか、試運転としてのF2W出場なのか、マイキー・ムスメシ張りに来年のADCCを狙って本格的にノーギにも挑戦をし始めるのか。その熱量がうかがい知れる一戦となりそうだ。

また2019年ノーギワールズ・ライト級王者のジョニー・タマが、エドウィン・ナジミと対戦する。ナジミは先月18日(日)にSUGでサブオンリー&ケージ・グラップリングに参戦しており、UFCとBellator、さらにPFLと北米メジャーMMAで戦ってきたジャレミー・ケネディをOTで破ったばかりだ。

この両者、2020年にF2Wの道着マッチで対戦しており、ナジミが判定勝ちを収めている。この時、試合の最後の最後にナジミが跳びつき三角を仕掛け、レフェリーは反則を取らなかったがタマがスラムと手段を取っており、ちょっとした因縁がある。

タマはこのところジアンニ・グリッポやオリヴィエ・タザらを相手に3連敗中で、また何かの拍子にフラストレーションを爆発させる危険さをはらんでいる。

なお、今大会にはバレット・ヨシダも出場。スパイダーガードの名手マウシリオ・チンギーニャの黒帯ジェフ・ノラスコと対戦する。スパイダー✖クルスフィックスRNCの対決が見られるか。バレットの姿が視られるだけでも楽しみな今週末のF2Wだ。

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