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UFC on ABC3:第9試合・マット・シュネル vs. スムダルジ

フライ級。シュネル8位、スムダルジ12位。

5月に試合をしたばかりのシュネルが早くも再登場。UFCフライ級では4勝3敗1NC。勝った試合には、4年前の井上直樹への判定勝ちも含まれている。空手がバックボーンだが、MMAでは15勝中過半数の8試合で一本勝ち(KO勝ちは2回)。前戦では当時6位のブランドン・ロイヴァルと対戦し、いきなりパンチでダウンを奪ってからパウンド→ギロチンで仕留めにいったものの、外され立ち際に逆にギロチンに捕らえられ一本負け。わすか2分14秒の試合だったが、濃密な攻防でファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

チベット民族のスムダルジはまだ26歳。UFCデビュー戦はルイス・スモルカに完敗したが、そこから3連勝中。エンボ・ファイトクラブで散打を始め、MMAに転向。現在はエンボからの同門・ソン・ヤドンと同じくチーム・アルファメールを拠点にしている。前戦はザルーク・アダーシェフに距離を取ってジャブを打ち込み、出てくるところにカウンターを入れるというやや消極的な展開での判定勝ち。4月にマネル・ケイプ戦が組まれていたが、直前でケイプがドラッグテストにかかり、試合中止となっている。

間合いを詰めるシュネル。距離を取るスムダルジ。左を入れたシュネル。スムダルジも左を入れた。下がりながらインロー、ハイ。スムダルジの蹴りに合わせてタックル。テイクダウン。そのまま体をまたいでマウントに。背中を向けたスムダルジからバックマウント。スムダルジ反転。三角を狙うシュネル。防いで上になったスムダルジ。インサイドからパウンド。また三角を狙うと立ち上がって外したスムダルジ。パウンドを落としながらパスを狙う。シュネルまた三角。クラッチした。スムダルジは首を抜いたが今度はオモプラッタに。スムダルジ持ち上げてスラムしたが外れず。前転して下になり外した。今度はシュネルがインサイドから肘、パウンド。立ち上がってパウンド。ホーン。

1Rシュネル。

2R。右を入れたスムダルジだが、ローがローブローに。タイムストップ。再開。左右のパンチを打ち込むスムダルジ。左がヒットしぐらついたシュネルだが出ていく。シュネルタックルに入るが切ったスムダルジ。詰めていくシュネル。シュネルのパンチもヒット。また左を当てたスムダルジ。さらに左。シュネルダウン気味に倒れた。パウンドを入れるスムダルジだが、シュネルシングルレッグへ。足を抜いて離れたスムダルジ。スムダルジの右ひじ。効いた!さらに右ひじ。完全に効いてるシュネル。出ていくが左をもらい動きが止める。スムダルジ連打。が、シュネルのパンチが入った。右が入って効いたスムダルジ。シュネルタックル。テイクダウン。マウント!パウンド・肘のラッシュ。パウンドのラッシュ。KO寸前だがスムダルジブリッジで返した。シュネル得意の三角に。密着して耐えているスムダルジ。タイトに絞めてスムダルジ落ちた!

会場はスタンディングオーベーション。

敗れたスムダルジだが、2RはKO寸前まで追い込み、十分に見せ場を作った。打ち負けながらもパンチで打ち返し、逆転を呼び込んだシュネルも見事。

シュネルは11月のニューヨーク・MSG大会で7位のマテウス・ニコラウと戦いたいとアピール。

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【RTU ASIA2022】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(10)堀内佑馬─02─「一番下からやってきた意地は…」

【写真】コリン・オーヤマ・コーチ、カーラ・エスパルザ、ルイス・スモルカ、アレックス・ペレスらUFCファイター達らチーム・オーヤマの練習仲間と(C)YUMA HORIUCHI

10日(金・現地時間)、シンガポールはカレンのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるRoad to UFC ASIA Episode03で堀内佑馬が、トップノイ・キウラムとRoad to UFCフライ級トーナメント準々決勝を戦う。

UFC行きを賭けた8人制トーナメントに、カリフォルニア州アーバインから乗り込む堀内は、他の日本人選手と違い米国を拠点にMMAに打ち込み、UFCファイターを目指してきた。

前例のないJ-MMAファイター人生を送る堀内にRoad to UFC出場と、初戦となるトップに戦について尋ねた。

<堀内佑馬インタビューPart.01はコチラから>


──そうだったのですか!!

「トップノイがMMAをやり始めたばかりの頃で、寝技はそんなに強くなかったですけど、打撃は強かったです。『強い選手がいるなぁ』って思ったから覚えていたんです。

だからRIZINに出た時も『あの選手だ。RIZINに出るんだ』という感じの選手と、ここでやることになるなんて……『ムエタイを越えていけ』という神様のお告げのようなのかなって(笑)。ムエタイを越えていけっていうのとアジアを越えていけっていうのが」

──RIZINに出ていたトップノイは、国内のフライ級選手と戦っています。そこで今回の試合内容が、日本のフライ級選手と比較されるかと思います。

「そこは意識することは、それほどないです。ただトップノイもRIZINに出ていた頃より絶対に強くなっていることは間違いないです。それこそ別人になっているぐらいで。寝技ももっと上手くなっているでしょうし、そこは注意しています」

──両者打撃が強い。そしてMMAは全局面の勝負ですが、スタートは立ちからです。この打撃という面でトップノイに対する自信の程は?

「負ける気はしないです。打撃でも……そこは覚悟を決めているし、打撃で負けないのが自分の長所だと思っています」

──そんなトップノイ戦ではどのような試合したいと思っていますか。

「色々作戦とかも考えていますけど、新しい自分を見せたいです。UFCに行くために僕がやらないといけないことは、新しいスタイルです。いつも打撃ばかりになっちゃうので……LFAでは寝技も少しでしましたけど、ニュースタイルを次の試合では見せたいです」

──フライ級に出場する日本人選手は堀内選手1人です。

「余り出る選手のことが分かっていないのですが……とりあえずアジアレベルではないということを見せてUFCに行くことが今回のトーナメントの目標なので。僕がUFCレベルにあることを示したいと思っています」

──堀内選手と他の日本人選手との違いは、カリフォルニアに移り住んでUFCを目指してきたという部分があります。その自負というのは、日本から出場する選手に対して持っていますか。

「正直あります(笑)。僕はズルをせずに、米国でやってきました。ローカルな大会からLFAで戦わせてもらって、3回負けています。全てスプリットで負けました。この中で学ぶことも多かったです。全てUFCに行くために、米国で学んできたんです。

だからこそ、ここでソレを見せることができなかったら、俺はここまでの人間です。その自負を見せるために今回のトーナメントがあります。他の階級の選手でも、日本人と慣れ合うことは好きじゃないです。僕は僕。これは僕のためのトーナメントです。そのことを証明するためにシンガポールで戦うというつもりでいます」

──ズルはしない……ですか。

「そうッスね。色々となんちゅうか、たくさん日本人選手が出ますけど、僕は本当に下からやってきたつもりがあります。日本を捨てて、米国に来て……誰も知らない路上で戦うような試合から、LFAで戦えるようになりました。誰も気もとめないところで戦って。それこそLFAでABEMAさんが放送してくれたから、日本で僕のことを知ってくれる人が現れました……。

そうスね、一番下からやってきたという意地は人一倍持っています。下からやって、力を積み上げてきたという自負があるので、そこは見せたいです。最近、自問自答することが多くて、『お前がやってきたことは、これぐらいの程度だったのか』とか、『ここに出るために、やってきたんじゃないのか』とか。そういう風に考えることが増えました。

本当にコレを取らなかったから、何のためにやってきたんだって。だからこそ、ここに全てを賭けたいと思っています」

──では平良達郎選手がコンテンダーシリーズをスキップしてUFCと契約し、既に勝ち星を挙げたことはどのように受け止めていますか。

「アハハハハ。そこ、来ますか。ソコはあんまりいうと叩かれちゃうんですけど……まぁ、このトーナメントで俺が強いというのを見せて。UFCに行って強さを見せれば──皆を分からせるためにも。そうっスね、やってきたことを全部出して俺はUFCレベルだぞっていうのを見せたいです」

──綺麗ごとですが、1人でも多くの日本人選手にUFCに行って欲しいです。Road to UFCも全階級、日本人が優勝してほしい。それでいて、堀江圭功選手がチーム・オーヤマに出稽古に行っていた時にインタビューするためにアーバインを訪れた。あの時にファイターズハウスのベッドに寝転がっていた少年が、このトーナメントに挑む。選手に肩入れしてはいけないのですが、『見せろよ』という想いが私にもあります。

「ありがとうございます。絶対に見せます。ホントに何て言うのか、今回はタイミングが良かったと思っています。詰めてきて詰めてきて──このチャンスを得た。皆が『チャンス』だと言いますけど、僕はこのトーナメントを絶対に制する気持ちでいるし、多分、他の参加選手よりUFCに行きたいという気持ちは強いと思います。

それを見せて。強さも見せて。Road to UFCというトーナメントを絶対に制して、UFCで活躍する。そこを既定路線として、練習を続けて来たので。俺の覚悟を見てください」

■視聴方法(予定)
6月9日(木・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode01
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode02
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

6月10日(金・日本時間)
午後3時30分~ABEMA格闘Ch

Episode03
午後3時30分~UFC FIGHT PASS
Episode01
午後6時30分~UFC FIGHT PASS

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN36 キック デイヴィ・グラント ボクシング ルイス・スモルカ

【UFC ESPN36】グラントが2Rに失速も、最終回にカーフキックを効かせてパウンドでスモルカを仕留める

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ(米国)
Def.3R0分49秒 by TKO
デイヴィ・グラント(英国)

サウスポーのグランドが右ロー、スモルカがプレッシャーをかけながら組み付く、離れたグラントはオーソドックスにスイッチして、右ローでスモルカのバランスを崩させる。右ローからパンチに繋げるグランドは、徹底してスモルカにローを当てていく。スモルカが距離を詰めると、右ボディから左フックを顔面へ。組みついてきたスモルカを首相撲から離して、ボディからフックに繋げていく。

右ロー、左右フックのパターンがクリーンヒットするグラントに対し、スモルカはガードを固めて距離を詰める。しかしグラントがパンチでスモルカをグラつかせた。グラントの右フックをインから食らって動きが止まったスモルカ、二ータップを仕掛けるもグラントを捕まえることができない。ガードを固めて前に出るグラントに、左右ボディフックを当てるグラント。右ロングアッパーから、左右のロングフックを当てる。スモルカはグラントの左ストレートを受けてダウン。パウンドを狙うグラントの足を取りにいくも、グラントは立ち上がった。

2R開始早々、ニータップで組みついたスモルカ。しかしグラントをケージ際に追い詰めることはできず。離れたグラントがパンチと前蹴りでペースを握る。パンチをもらいながら前に出るスモルカを、グラントは首相撲に捉えてヒザを打ってから離れる。時おりスモルカのパンチもグラントの顔面を捉える。グラントはボディから顔面へのフックのコンビネーションを見せるが、スモルカのパンチもヒット数が高くなっている。スモルカは左の縦ヒジを見せるも、グラントがバックステップでかわす。

ケージ中央での打ち合いで、右ミドルを繰り出すスモルカ。グラントはスイッチしながらボディ、顔面へのフックを伸ばす。しかしグラントのハンドスピードが落ちた。スモルカは距離が近くなるとダーティボクシングへ。グラントは離れて左右フックを繰り出すが、眉間から流血が見られる。スモルカが左の縦ヒジから、右ヒジをクリーンヒット。グラントのバックスピンキックを受け止めたスモルカがグラウンドに持ち込み、グラントの左腕へ腕十字を狙う。凌いだグラントが立ち上がり、スモルカを振り落としてスタンド戦へ。ラウンド終了までグラントが手を出し続けた。

最終回、はグラントの蹴りからスタート。カーフキックを受けながらスモルカが前に出ると、グラントは左右フックを当てていく。インから左ジャブを突いたグラントは、右カーフキック。完全に効いたスモルカはダブルレッグで組みつくも、スプロールしたグラントがパウンドを浴びせ、レフェリーストップを呼び込んだ。


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Result UFC UFC ESPN19 イリア・トプリア ガブリエル・ベニテス ジョーダン・ラヴィット ブログ ルイス・スモルカ

【UFC ESPN19】試合結果 計量後に3試合がキャンセルも、熱戦続き&見事なフィニッシュ連発

【写真】叩きつけられたワイマンはしっかりとキャンバスを確認しているのだが……(C)Zuffa/LLC

5日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC ESPN19「Hermansson vs Vettori」が開催された。

計量後に新型コロナウィルス陽性が2件、別の理由で1試合、計3試合がキャンセルされた同大会。メインのイタリア✖スウェーデン対決=マーヴィン・ベットリーニ✖ジャック・ヘルマンソンは前者に凱歌があがり、コンテンダーシリーズからオクタゴン初陣を迎えたジョーダン・ラヴィットはアクシデントではない、しっかりと狙ったスラムでマット・ワイマンを秒殺している。

ファイト・オブ・ザ・ナイト=マーヴィン・ベットリーニ✖ジャック・ヘルマンソン
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=ガブリエル・ベニテスジョーダン・ラヴィット

UFC ESPN19「Hermansson vs Vettori」
<ミドル級/5分5R>
○マーヴィン・ヴェットーリ(イタリア)5R
判定
×ジャック・ヘルマンソン(スウェーデン)
<ライトヘビー級/5分3R>
○ジャマハル・ヒル(米国)2R3分37秒
TKO
詳細はコチラ
×オヴァンス・サンプレー(ハイチ)
<ライト級/5分3R>
○ガブリエル・ベニテス(メキシコ)1R4分06秒
TKO
詳細はコチラ
×ジャスティン・ジェインズ(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
○ロマン・デリツ(ジョージア)3R
判定
×ジョン・アラン(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
○ジョーダン・ラヴィット(米国)1R0分22秒
KO
詳細はコチラ
×マット・ワイマン(米国)
<バンタム級/5分3R>
○ルイス・スモルカ(米国)2R2分15秒
TKO
詳細はコチラ
×ホセ・キニョネス(メキシコ)
<フェザー級/5分3R>
○イリア・トプリア(スペイン)1R2分38秒
KO
詳細はコチラ
×デイモン・ジャクソン(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○ジェイク・コリアー(米国)3R
判定
×ジャン・ヴィランテ(米国)

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Report UFC UFC ESPN19 ブログ ホセ・キニョネス ルイス・スモルカ

【UFC ESPN19】近距離シュートボックスでキニョネスがリードも、スモルカが払い腰からパウンドアウト

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ(米国)
Def.2R2分15秒by TKO
ホセ・キニョネス(メキシコ)

右ローをまず蹴ったキニョネス。左を伸ばして組みついたスモルカを逆に小外刈りでテイクダウンする。後方回転から立ち上がったスモルカは、右ミドルを入れる。前蹴りをキャッチして右を当てたキニョネスは、引き込むようにガードを取ったスモルカをスタンドで待つ。

立ち上がったスモルカは左ミドル、キニョネスは左に回りながら左フックを2発当てる。スモルカを軸に左に小さな円を描くように移動し、スイッチを織り交ぜて戦うキニョネスが、ボディロックへ。スモルカの小手投げを耐え、ヒザを入れたキニョネスは近距離のパンチの交換からヒザを入れる。離れて左ロングフックを放ったスモルカだが、右ローから左ボディフックを入れる。

キニョネスは左フック、右ローから右フックとキックのような距離の打撃戦で優位に立つ。とスモルカはダブルレッグでテイクダウンを決め、一度は立ち上がったキニョネスをボディロックで倒しきる。サイドで抑えエルボーを入れたスモルカ、キニョネスが立ち上がってパンチを打ち合ったところで初回が終わった。

2R開始直後にステップインから右を当てたスモルカに対し、キニョネスも左ジャブ、スイッチして右リードフックを打っていく。スモルカの首相撲に対し、ボディロックテイクダウンを決めたキニョネスは、ギロチンから逃れてスタンドに戻る。左フックに右ストレートを合わせたスモルカは、続いてボディを打つ。

左ボディ、右でも腹を殴ったスモルカは、キニョネスのボディロックを払い腰で切り返し、マウントへ。スクランブルに持ち込もうとしたキニョネスからマウントを取りなおしたスモルカがパンチを連打する。背中を見せたキニョネスに左右のパウンドを続けたスモルカが一気にTKO勝ちを決めた

「22歳の時からUFCで戦い、15試合目だった。いつもフィニッシュを狙ってきたんだ。オーソドックスで来るかと思っていたから、サウスポーで驚いた。デモ、コーチ・オーヤマが『疲れるから、自信を持て』とアドバイスをしてくれて。1月か2月か、継続して試合をしたい」とスモルカは勝利を振り返った。


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Interview Special UFC ESPN09 ケイシー・ケニー ブログ ルイス・スモルカ 岡田遼

【Special】修斗チャンプ岡田遼が斬る、UFCプレリミ戦─01─ケイシー・ケニー✖ルイス・スモルカ

【写真】修斗暫定世界バンタム級チャンピオン岡田遼が受けたケイシー・ケニー✖スモルカ戦の衝撃とは?(C)Zuffa/UFC

今回より、正式スタートする新企画=修斗暫定世界バンタム級チャンピオン岡田遼が斬る、UFCプレリミマッチ。

第1回は5月30日(土)のUFC ESPN09で行われたバンタム級戦=ケイシー・ケニー✖ルイス・スモルカ戦について話してもらった。

タイトル戦を控えた朝、岡田の目にケイシー・ケニーはどのように映ったのか。

<修斗チャンプ岡田遼が斬る、UFCプレリミマッチ─序章─はコチラから>


──ケイシー・ケニーのどこに興奮させられたのでしょうか。

「僕、ATTでコーチに口を酸っぱくして言われていたのが、『チェンジ・レベル』、『チェンジ・アングル』、『チェンジ・スピード』の3つだったんです。高さ、角度を変えて緩急をつける。これをずっと言われていて、日本に戻ってきてからも気を付けていたんですけど、だからって簡単にモノにできることではないです。

それがケイシー・ケニーを見て、『これだ。コイツ、全部チェンジしてるじゃん!!』って思ったんです。緩急がついていて、角度も変える。で、高さも違いをつけて戦っていました。正直、これまでケイシー・ケニーのことを知らなくて、漫然と眺めていたら、『なんだ、この選手は?』ってなったんです。

しかも流れるように、ごく自然にできている。『これ、マイク・ブラウンに言われたわ』って(笑)。答を見ることができ、凄く興奮しましたね」

──UFCでの2試合はテイクダウン中心で戦っていたのが、LFA時代に戻ったような試合でした。

「ローとミドルを散らして、どっちも重い。レスラーのスタンスじゃないですよね、あれだけ重い蹴りを使えるなんて。パンチも下がりながら当てていて、メチャクチャ上手い。ちょっと衝撃的でしたね。最後も左から右の返しを決めて、そこからスモルカが、テイクダウンに逃げて」

──一旦切ってから、ギロチンに入りました。あれでスモルカのスクランブルを止めることができるのかと。

「普通はそのままアームインで入るのが定石で。受け止めてからハイエルボーを選択するというのは、僕の常識にはなかったです。いやぁ強いし、美しいとすら思いました」

──ダメージがあったのは確かですが、普通にアームインよりも念を押すかのようにハイエルボーに入ったのかと。確実に上を取るために。

「スモルカが逃げるために背中をつけて、隅返しみたいに返そうとしたけど、それもしっかりと潰してハーフでトップを取って極め切りました。あれで極めてしまうんですよねぇ」

──アームインで頭を抜かれると、下になることもありますしね。

「自分の試合がこれからあるので、『また、ちゃんと後で視よう』って思いました。凄い試合を見てしまったというのが正直なところでしたね……『うわぁ』って。で、会場ですれ違った時にUFCのプレリミと比べるからと言われて、食いついて話してしまったんです(笑)」

──食い気味だったから、驚きました(笑)。

「でも、試合後の共同インタビューで『ケイシー・ケニーと戦ったらどう?』って聞かれて……(苦笑)。情けない話だけど、『今やったら、絶対に勝てない』と思ったんです……もうギクッとして」

──いやぁ、申し訳ない質問でした。では、続いてブランドン・ロイヴァル✖ティム・エリオット戦をお願いします。

<この項、続く>

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Report UFC UFC ESPN09 ケイシー・ケニー ブログ ルイス・スモルカ

【UFC ESPN09】ケイシー・ケニー、スモルカのスクランブルゲームを許さずハイエルボーギロチンで一蹴

<バンタム級/5分3R>
ケイシー・ケニー(米国)
Def.1R3分03秒by ギロチンチョーク
ルイス・スモルカ(米国)

サウスポーの構えからローを蹴るケニー、スモルカは右ミドルを返す。ケニーは左ボディフック、右ロー、スモルカはボディフックを入れる。前蹴りを腹に入れたスモルカと、ローを蹴るケニー。近距離でワンツーのコンビネーションは放つケニーは、ローでバランスを崩したスモルカの立ち上がり際にパンチを纏めようとする。スモルカはボディを徹底して狙い、ワンツーボディフック。顔面を殴られながらも、腹を狙うスモルカに対し、ケニーが距離を取り直す。

蹴り足をキャッチしたスモルカが顔面を殴り、離れたケニーは首相撲からヒザ蹴り、左フックから返しの右フックを入れる。下がったスモルカが組んでいくと、左腕を差したケイシーがハイエルボー・ギロチンに捕えたケイシー。背中をつけて逃げようとしたスモルカだが、頭を起こされるように絞められタップした。

「15分間ばかり戦ってきたけど、嫌だったんだ。ランキングに入れば凄くハッピーだよ。10日前のオファーでも体重を落とす。誰とでも戦う」と勝者はバックステージ・インタビューで話した。