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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN236 アオリーチーラン キック ダニエル・マルコス

【UFN236】マルコスのローブローでアオリーチーランが試合続行できず。2Rノーコンテストに終わる

<バンタム級/5分3R>
ダニエル・マルコス(ペルー)
NC 2R3分28秒
アオリーチーラン(中国)

アオリーチーランがインロー。マルコスはジャブから右のロングフック、右の三日月蹴り、右のカーフキックを蹴る。アオリーチーランがワンツーと左フック。マルコスも左ボディで飛び込んでヒザ蹴りを突き上げる。アオリーチーランは右ストレートから左フック、マルコスが首相撲に捉えると、アオリーチーランはケージに押し込む。

マルコスは離れ際にヒザ蹴り、突っ込むアオリーチーランに右ストレートと左フック、ヒザ蹴りのカウンターを狙う。距離が離れるとマルコスは右カーフと左の前蹴り。アオリーチーランも右カーフからワンツー。マルコスはガードを上げて、アオリーチーランの前足に左右のローを集める。終盤、マルコスの右カーフでアオリーチーランの身体が流れる。

2R、マルコスがガードを上げて右カーフキック。ヒジから組んで押し込む。アオリーチーランが離れると、マルコスはすぐに右カーフキック。これでアオリーチーランがバランス崩すと、マルコスがすぐにパンチをまとめる。立ったアオリーチーランは両差しで組むが、テイクダウンできない。離れたマルコスは右カーフ、ジャブを当ててバックエルボー、右アッパー、左の縦ヒジ。アオリーチーランも右を伸ばすがクリーンヒットはない。

マルコスは右カーフと前蹴り、ジャブから右ストレートと左ボディ。細かくジャブを突いていく。変わらずアオリーチーランは右のビッグヒットを狙う。ここでお互いに前蹴りがローブローとなる。再開後、アオリーチーランの前蹴りがローブロー気味に入ると、今度はマルコスの前蹴りが飛びヒザ蹴りを狙ったアオリーチーランの下腹部に当たる。このダメージが大きく、アオリーチーランは試合続行ができず。ノーコンテストに終わった。


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MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN229 アオリーチーラン キック ジョニー・ムニョスJr

【UFN229】アオリーチーラン、打撃&トップキープでムニョスに判定勝利。UFC3勝目を挙げる

<バンタム級/5分3R>
アオリーチーラン(中国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジョニー・ムニョスJr(米国)

アオリーチーランが右のカーフキックを蹴ってプレッシャーをかける。ムニョスもサークリングしながらジャブを突き、アオリーチーランは右ストレートを狙う。

ムニョスは細かくステップしてジャブ・右フックを当てると、ここから前に出てダブルレッグで組みつく。ムニョスはアオリーチーランをケージまで押し込み、ボディロックからテイクダウンを狙う。

尻餅をつくアオリーチーランがケージに身体を預けて立ち上がると、ムニョスはバックを取って後方に倒す。ムニョスは両足をフックしてRNCを狙いつつ、残り時間が短くなったところで腕十字へ。アオリーチーランもヒジを抜くと、その勢いでパンチを落とす。

2R、アオリーチーランがワンツー、そして左フックを強振。この流れで組み付くと、ムニョスはガードポジションをとる。ムニョスはクローズドガードからアオリーチーランの左足をすくって右腕に腕十字を狙う。アオリーチーランは右ヒジを抜いて立ち上がる。レフェリーはムニョスを立たせた。

アオリーチーランは右カーフキック、左フックから右ストレート。ムニョスはアオリーチーランの右にダブルレッグを合わせて組み付き、ケージに押し込む。アオリーチーランはバックに回らせずに正対。ムニョスはスタンドのままギロチンを狙うが極まらない。

3R、アオリーチーランはジャブから右ボディ。ムニョスが右のオーバーハンドを打つと、そこに右の飛びヒザ蹴りを狙う。アオリーチーランは左右のフックと左ミドル。ムニョスはその蹴り足をとって、ダブルレッグに入るが両腕を差し上げて組ませない。

試合がスタンドに戻るとアオリーチーランが右カーフキック。左ボディを打ち込むと、ムニョスが引き込み気味にガードポジションを取る。これには付き合わないアオリーチーラン。ムニョスがダブルレッグでテイクダウンを狙うが距離が遠い。

引き込むムニョスに対し、アオリーチーランは鉄槌を打ちながらインサイドガードに収まる。ムニョスは下から足関節を仕掛け、カーフスライスを狙う。アオリーチーランはそれをディフェンスしながらムニョスに顔面に鉄槌。ムニョスは足を外して身体を起こし、アオリーチーランをケージまで押し込むがテイクダウンできない。

1Rはムニョスにバックを許したアオリーチーランだが、2・3Rにスタンドの打撃&トップキープでポイントを逆転したアオリーチーランが判定勝利した。

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JJ・オルドリッチ MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN229   アオリーチーラン アブドゥル・ラザク アレキサンダー・ヘルナンデス イオン・クテレバ カロリーナ・コバケビッチ ショーン・シェルビー ジョアキン・バックリー ジョセフ・パイファー ネイサン・メネス ビル・アレジオ ボビー・グリーン マテウス・メンドンサ モンタナ・デラロサ ヴァネッサ・デモパウロス 中村倫也 村田夏南子 風間敏臣

【UFN229】計量終了 村田夏南子、2年4カ月振りの計量パスの笑みを浮かべてKポーズ!!

【写真】これぞ満面の笑み。明日もこの笑顔がぜひとも見たい(C)Zuffa/UFC

7日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC Apexで開催されるUFN229:UFN on ESPN+87「Dawson vs Green」の計量が、6日(金・同)に行われている。
Text by Manabu Takashima

メインはライト級のグラント・ドーソン✖ボビー・グリーンの今大会、11試合・全22人の出場選手が問題なく計量を終えた。


2年4カ月振りの再起戦となる村田夏南子は 115.5ポンドでクリア、やや食い気味に計量台の上でガッツポーズをとるとKポーズで笑顔を見せていた。対戦相手のヴァネッサ・デモパウロスも 116ポンドでパス。

フェイスオフで村田はショーン・シェルビー、続いてデモパウロスと握手を交わすと、しっかりと両手を広げてファイティングポーズをとってフェイスオフを終えた。

村田と同様にアジアから出場は、バンタム級でジョニー・ムニョスJと戦う中国のアオリーチーランだ。中村倫也と風間敏臣が在籍するオクタゴンのバンタム級戦線でムニョスJrとアオリーチーランは2勝3敗と負け越しており、明日の試合で3勝3敗の五分に戻すのと、黒星が2つ先行するのとではキャリアアップに違いが出てくる。特にムニョスは中村と風間の対戦相手になることも十分にある。

そういう意味でもムニョスJrとアオリーチーランのマッチアップ、第2試合には注目したい。

■視聴方法(予定)
10月8日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFN229計量結果

<ライト級/5分5 R>
グラント・ドーソン: 156ポンド(70.76キロ)
ボビー・グリーン: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョセフ・パイファー: 185ポンド(83.91キロ)
アブドゥル・ラザク: 184.5ポンド(83.68キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジョアキン・バックリー: 170ポンド(77.11キロ)

<ライト級/5分3R>
ドリュー・ドパー: 155.5ポンド(70.53キロ)
ライアン・グレン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ: 146ポンド(66.22キロ)
アレキサンダー・ヘルナンデス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス: 204ポンド(92.53キロ)
イオン・クテレバ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ: 116ポンド(52.62キロ)
ディアナ・ベルビシャ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フライ級/5分3R>
ネイサン・メネス: 126ポンド(57.15キロ)
マテウス・メンドンサ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
村田夏南子: 115.5ポンド(52.38キロ)
ヴァネッサ・デモパウロス: 116ポンド(52.62キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョニー・ムニョスJ: 136ポンド(61.69キロ)
アオリーチーラン: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フライ級/5分3R>
モンタナ・デラロサ: 126ポンド(57.15キロ)
JJ・オルドリッチ: 125.5ポンド(56.92キロ)

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JJ・オルドリッチ MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN229 アオリーチーラン アブドゥル・ラザク アレキサンダー・ヘルナンデス イオン・クテレバ カロリーナ・コバケビッチ ジェシカ・アンドレジ ジョアキン・バックリー ジョセフ・パイファー ジョニー・ムニョスJr ネイサン・メネス ビル・アレジオ ボビー・グリーン マテウス・メンドンサ モンタナ・デラロサ ヴァネッサ・デモパウロス 山田海南江 村田夏南子 魅津希

【UFN229】デモパウロス戦へ、村田夏南子─02─「相手の気持ちを折りに行く試合をしたい」

【写真】とにかく雰囲気の良さが伝わるMe,We (C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC Apexで開催されるUFN229:UFN on ESPN+87「Dawson vs Green」で、ヴァネッサ・デモパウロスと対戦する村田夏南子のインタビュー後編。
Text by Manabu Takashima

2年4カ月振りの試合、トラウマになりかねないタイでの負傷を乗り越えて、再びオクタゴンの頂点を目指す村田は負傷前より強くなったと力強く──いや、いつものようにボソボソと語った。

<村田夏南子インタビューPart.01はコチラから>


──筋量自体が減ってしまっていた形ですか。

「筋量は測っていないので分からなかったですが、動くのが辛かったです(笑)。年が明けるとやって良い練習がどんどんと増えて行って。最初はそれでも軽いモノからだったのですが、マウスピースを創ってもらってヘッドギアをつけていたらグラップリングも打撃もマスがOKになり、そこまでガチじゃないですけど普通に練習ができるようになったのは1月の終わりぐらいですね。2月になってから、どんどん強度を上げてやってきました」

──練習を再開するうえで、理不尽なケガの仕方がトラウマになることはなかったですか。

「怖いです。やっぱり試合だったらしょうがないですけど、練習で知らない人に打ち抜かれたので。ただ自分がスパーリングをしているよりも、他の人のスパーリングを見ている方が怖くて。やっぱりヒザを合わされているところとかあるので。怖いッスね。練習はヘッドギアを必ずして、毎週のように歯医者さんに通っていました」

──そうだったのですね。

「揺れの確認や、神経が生きているのかそうじゃないのか、ずっと分かっていなかったので。先生も神経を少しでも残したいと思ってくれていたので、神経の反応を毎週のようにチェックしてくれて。時間は掛かりました」

──練習の強度を上げるイコール試合がしたいということだったのですか。

「練習がちゃんとやれるようになったら、その気持ちは強くなりました。でも長い間、試合をしていなくてスパーリングでも感覚が掴めないところあったので、感覚を戻そうとやってきました」

──そして、今日の練習のように弾けるような動きが見られるようになったと。

「でも、上手くいかないことの方が多いです」

──それは負傷前と比較して、ですか。

「いえ、新しいことを取り入れているからです」

──底上げをしているということですね。

「ラスベガスに行ってジェシカ・アンドレジとかと練習したり……、最終的にNYに行ってと一緒に練習していたんですけど、打撃が上手で。魅津希ちゃんにその打撃の部分を教えてもらって、自分はレスリングを教えて……みたいな感じで。打撃が伸びて、寝技はMe,We、IGLOOの山田海南江選手と練習をして底上げをしてきました」

──では復帰戦の相手、デモパウロスに関してどのような印象を持っていますか。

「これまで自分より背の高い人との試合が多かったのですが、同じぐらいの身長で珍しいです。タフで勝っても負けても頑張っている印象があります。だからこそ、相手に負けない強い気持ちを持たないといけない。相手の気持ちを折りに行く試合をしないといけないです」

──この間の苦労を経験したことで、より強い想いをもってオクタゴンに足を踏み入れることができるのでしょうか。

「それは思わないです。う~ん、練習をしていたら勝ちたいという気持ちが強くなります。試合は絶対に勝てるモノではなくて、練習をするのは勝率を上げるためです。練習をして確率を上げて……でも、相手もやっていて。自分も打撃の部分、寝技の部分、全ての面で底上げしてきたので。相手のパンチが見えてきたから、テイクダウンのカウンターも合わせることができます。それができるようになってきました。組んだら前以上にできます。それに気持ち的にも強くなったかと(笑)」

──トップ10、トップ5にステップアップするために、今回はどのような試合をしたいと思っていますか。

「ここで勝つのと負けるのでは、次の相手が代わってきます。上に行くために勝たないといけない相手──気持ちを折りに行く試合をしたいです」


■視聴方法(予定)
9月24日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFN229対戦カード

<ライト級/5分5 R>
グラント・ドーソン(米国)
ボビー・グリーン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジョセフ・パイファー(米国)
アブドゥル・ラザク(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ(米国)
ジョアキン・バックリー(米国)

<ライト級/5分3R>
ドリュー・ドパー(米国)
ライアン・グレン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ(米国)
アレキサンダー・ヘルナンデス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ(ポーランド)
ディアナ・ベルビシャ(ルーマニア)

<バンタム級/5分3R>
ジョニー・ムニョスJr(米国)
アオリーチーラン(中国)

<女子ストロー級/5分3R>
村田夏南子(日本)
ヴァネッサ・デモパウロス(米国)

<フライ級/5分3R>
ネイサン・メネス(米国)
マテウス・メンドンサ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
モンタナ・デラロサ(米国)
JJ・オルドリッチ(米国)

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MMA MMAPLANET o UFC uFC289 アオリーチーラン エイマン・ザハビ

【UFC289】名将フィラスの実弟エイマン・ザハビ=グラップラーが、アオリーチーランから64秒KO勝ち

<バンタム級/5分3R>
エイマン・ザハビ(カナダ)
Def.1R1分04秒by KO
アオリーチーラン(中国)

名将フィラスの実弟ザハビに対し、ミドル&ローと蹴りで様子を見るアオリーチーラン。今も打撃に課題が残るザハビが、ワンツーからスリーとパンチで前に出る。アオリーチーランはカーフを蹴り、ザハビと距離を取る。と、続く右ローを左手でキャッチしつつニータップの形で右を振るう。

これは空振りになったが、直後の左がアオリーチーランの顔面を捕らえる。後方に倒れたアオリーチーラン。両手を高々と掲げたザハビは、背中を見せて倒れているアオリーチーランにパウンドを落としレフェリーが試合を止めた。


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MMA MMAPLANET o UFC uFC289 アイリーン・アルダナ アオリーチーラン アダム・ヒューギット アマンダ・ヌネス イリャ・トプリア エイマン・ザハビ エリク・アンダース カイル・ネルソン クリス・カーティス ジャスミン・ジュスダヴィチェス スティーブ・アーセグ ダン・イゲ ダヴィッド・ドヴォルザーク ナソーディン・イマボフ ネイト・ランドヴェール マイク・マロット マット・シュネル マテウス・ニコラウ マネル・ケイプ マフクアンドレ・バリユー マリア・オリヴェイラ ミランダ・マーヴェリック

【UFC289】豪州からの新顔アーセグと対戦、ダヴィッド・ドヴォルザーク「欧州でも準備はできる」

【写真】2連敗の経験を糧とできるか(C)MMAPLANET

10日(土・現地時間)、カナダはバンクーバーのロジャース・アリーナで開催されるUFC 289「Nunes vs Aldana」で、ダヴィッド・ドヴォルザークがスティーブ・アーセグと対戦する。

チェコ人ファイターのドヴォルザークはオクラゴン・デビュー以来3連勝を達成するも、その後はマテウス・ニコラウとマネル・ケイプに連敗を喫した。トップ5を伺う位置で足踏みを経験したドヴォルザークだが、「この敗北は成長するために必要だった」と断言した。


――ここ2戦、タフな試合でタフな試合結果となりました。

「確かにハードな時を過ごした。でも、でも試合内容は悪くなかったし多くを学ぶことができた。この2つの敗北は、僕の成長を促した。マテウス・ニコラフとマネル・ケイプ戦の敗北は、長い目で見て僕のキャリアに必要だったんだと思う。そう、僕が成長するために必要だったんだ」

――特に何を学ぶことができ、成長できたのでしょうか。

「一つは忍耐力だ。ニコラウとの試合は、僕にとっては未経験のおかしな試合だった。彼は足を使って動くばかりで、攻めてこなかった。ずっと僕がミスをするのを待っていたんだ。それが我慢できなくて、僕は追いかけ続けた。そして2Rの中盤に、パンチを被弾した。

マネル・ケイプは、僕にフライ級ファイターも力強くあるべきだと教えてくれた。ニコラウとの試合で、予期しない状態になった時に自分が如何に動くのかを考えないといけないことが分かった。マネル・ケイプ戦では、力強く打撃戦を戦う必要があることを知った。マネルは本当に色々なことを教えてくれたよ。

その学んだことをジムに持ち帰って、僕はあらゆる面で成長えきた。ストレングス&コンディショニング・トレーニング、リフティングに力を入れ、以前より速くなった。以来、スパーリングをしていても自分のやるべきことを貫くことができるようになったんだ。もう様子見もラッシュも必要なくなった。自分のペースで戦える」

――今回も試合の準備はベガスでやってきたのですか。

「ノー。ベガスには行ってないんだ。まずチェコで、色々なジムを訪れて練習し、そこからスペインのアリカンテにあるクリメント・ファイトクラブで2週間トレーニングしてきた。イリャ・トプリアが所属しているジムなんだけど、しっかりとサポートしてもらって彼には凄く感謝しているよ」

――ベガスに行かずともスペインで準備ができるということですか。

「そうだね、ヨーロッパにいても準備はできる。今回はもともと、僕より背の高い相手と戦う予定だったから、多くのバンタム級ファイターと練習をしてきた。凄く良い時間を過ごせたよ。彼らと練習していて、とても楽しかった」

――では、ラスベガスでなくてバンクーバーで戦うことでファイトウィークに何か変化はありますか。

「とにかく自然が豊かだ。ダウンタウンはドラッグディーラーやホームレスがたくさんいて米国と変わりない。でも郊外に30キロほど行くと、凄く自然が豊かになる。だから、午前中の練習を終えると僕は山に行って、自然の中を歩くようにしてきたんだ。とても大切な時間になっている。自然に囲まれていると、心の底からリラックスできるからね」

――ところでUFCフライ級は層も厚くなってきてトップ15に入っても、トップ5との間には一枚壁が存在しているように感じられます。そんななかで10位のダヴィッドはデビュー戦のニューカマーと今回戦います。この状況をどのように感じていますか。

「僕には他に選択肢がなかった。もともとマット・シュネルと対戦予定だったけど、ケガで欠場になった。彼に何が起こったのか正確には分かっていないけど、UFCからは日程を変更して戦うかという話があったんだ。でも、そんな考えは僕らにはなかった。ずっと、今週末に試合をするために準備をしてきたからね。

カナダにも早目に着て、そこは自分で費用を捻出している。僕は予定通りの相手でなくても、予定通りの日時に戦わなければいけなかった。結果、UFCからもらった代案は一つだけ。それがスティーブ・アーセグ戦だった。この試合を受けることもリスクではあったよ。でも、僕はファイターだ。試合をするためなら、どんな条件だって従う。今週末に勝つために、過ごしてきた。対戦相手が代わることよりも、試合がなくなる方が怖かったんだ」

――では、急遽戦うことになったアーセグの印象を教えてください。

「5日前に対戦が決まった相手だからね、それまで全く視界に入ってきたことがなかった。(※取材は7日に行われた)。ほんと、どういう選手か話せるほど分かっていないというのが正直なところだよ。レスリングが出来て、危険な打撃の持ち主でもあるようだね。彼にとっても最高のチャンスだろうから、しっかりと集中して戦うよ。どんな動きをするのかも、分かっていないからね」

――まさに試合前から、予期できない状況になっていたわけですね。

「イエス。その通りだよ。試合の1週間前に対戦相手が代わるなんて、誰も予期していなかった。でもUFC3戦目でファンカミロ・ロンデロスと戦った時と、同じ状況だから」

――先ほど忍耐をニコラウ戦で学んだといっていましたが……チェスではないですが、私は将棋など忍耐力の勝負のように感じることがあります。なので忍耐力はプロのチェスプレイヤーだったダヴィッドには、既に備わっていると思っていました。

「確かにチェスでは忍耐力、怠けるということではなくて相手のミスを待つことは経験済みったね。時には引いて、守る必要がある。そう指摘されて、それを思い出したよ」

――ではトップ5の壁の超えるためにの機会を得るために、今回の試合で何を見せないといけないと考えていますか。

「とにかく今回の試合に勝つこと。それはもう疑いようがないことだよね。しっかりと力を見せて勝ち、次はマット・シュネルと戦う。彼は8位で、僕は10位。マット・シュネルは僕が戦ってきた相手のなかで最上位のランカーになる。彼に勝てば、トップ5に近づくことができるだろう。そこからトップ5の誰と戦えるのか、そこは全く分からないけどね(笑)」

■視聴方法(予定)
6月10日(日・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前7時半~U-NEXT

■対戦カード

<UFC世界女子バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] アマンダ・ヌネス(ブラジル)
[挑戦者] アイリーン・アルダナ(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
シャーウス・オリヴィエラ(ブラジル)
べニール・ダリューシュ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・マロット(カナダ)
アダム・ヒューギット(米国)

<フェザー級/5分5R>
ダン・イゲ(米国)
ネイト・ランドヴェール(米国)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダース(米国)
マフクアンドレ・バリユー(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
ナソーディン・イマボフ(フランス)
クリス・カーティス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジャスミン・ジュスダヴィチェス(カナダ)
ミランダ・マーヴェリック(米国)

<バンタム級/5分3R>
エイマン・ザハビ(カナダ)
アオリーチーラン(中国)

<フェザー級/5分3R>
ブレーク・ビルダー(米国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<フライ級/5分3R>
ダヴィッド・ドヴォルザーク(チェコ)
スティーブ・アーセグ(豪州)

<女子ストロー級/5分3R>
ディアナ・ベルビシャ(ルーマニア)
マリア・オリヴェイラ(ブラジル)

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MMA MMAPLANET o UFN205   アオリーチーラン

【UFN205】内モンゴルのマーダー=アオリーチーランが、左ボディからエルスをパウンドアウト

<バンタム級/5分3R>
アオリーチーラン(中国)
Def.1R2分48秒by TKO
キャメロン・エルス(英国)

互いに右カーフを蹴る。エルスが前に出るが、アオリーチーランが右フックでステップイン。負けじとワンツーで距離を詰めて組みつく。アオリーチーランは払い腰で投げるも、エルスも即スクランブルで立ち上がる。離れたアオリーチーランが右アッパーを見せ、  さらに左ボディから右オーバーハンドを狙う。

下がったエルスに、跳びヒザをアオリーチーランが見せると足を止めての打ち合いに。頭を下げ気味のエルスが間合いを取ると、アオリーチーランの左アッパーを受けてダウン。パウンドでラッシュしたアオリーチーランは、立ち上がってボディから顔面を思い切り殴る。エルスは背中を向け、バックマウントで強烈な右のパウンドを連打される。左に切り替え、さらに右でパンチを続けたアオリーチーラン──レフェリーが遅いストップをかけた。


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News UFC アオリーチーラン ブログ リャン・ナ

【UFC】既にコロナ終息後のアジア戦略が始まっている?! 上海UFCアカデミー卒業2選手との契約を発表!!!!

【写真】アオリーチーランとリャン・ナのUFCとの契約がなぜ特別なのか (C)Zuffa/UFC

27日(水・現地時間)、UFCがアオリーチーランとリャン・ナの2選手と契約したことを発表した。

基本的に選手と契約をかわしたというリリースを流すことはないUFCだが、今回の発表はUFC ASIAからアナウンスされた特別なものだ。これだけ世界中のトップファイターとサインしている世界の最高峰が、いって見れば無名の中国人ファイターとの契約に何がスペシャルなことなのか。

それはこの両者が上海にあるUFCパフォーマンス・インスティテュート(UFC PI)に設けられたUFCアカデミーの卒業生だからだ。


UFC PI上海ではアジアのトップ・ローカル・タレントをリサーチし、奨学金を用意して育成を行っている。そしてアオリーチーランとリャン・ナの両者はアラテンヘイリに続く、3人目の同アカデミーからUFCとサインした選手となる。

アオリーチーランは内モンゴル自治区出身の27歳で、キャリアは18勝6敗。WFL(武林風)とW.A.R.Sのバンタム級王者で現在は6連勝中にある。黒竜江省生まれのリャン・ナは14勝4敗の24歳の選手で、彼女もアオリーチーランと同じ団体でベルトを巻いている。ばかりか既にBellatorで米国デビューも果たし、現Bellator女子フライ級王者ジュリアナ・ヴェラスケスに敗れている。

10代でもなく、レコードも真っ白ではない。先輩にあたるアラテンヘイリもリャン・ナのベラトールのように、韓国のRoad FCで活躍してきた時期がある。いわば青田買いではなく、UFC PI上海で再生かつ磨き上げられたファイターが最高峰で戦えるとみなされ契約できたことになる。

今回の発表に際して、UFCアジア太平洋地区のトップであるケヴィン・チャンは「中国、アジアの選手たちが彼らの後に控えている」と明言している。もちろんUFCは中国市場を睨み、相当の投資を行ってきたから中国人ファイターがよりチャンスが多いのは事実だろう。コンテンダーシリーズもパンデミックの影響でペンディング状態だが、今年の2月に行われるという話も一度は聞かれた。そんなUFCのアジア開拓──新型コロナウィルス感染が収束に向かえば、日本の選手たちにもチャンスの扉は再び開かれる。そう期待したい、終息前の両者のUFCとの契約発表だ。

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