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【LFA89】スティーブ・ジョーンズ、タイラー・レイのレスリングに負けず2-1の判定勝ち

<ウェルター級/5分3R>
スティーブ・ジョーンズ(ホンジェラス)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
タイラー・レイ(米国)

前回の試合機会を疑似陽性で失ったレイは、ローに右を合わされ尻もちをつく。すぐに立ち上がるが、ジョーンズはローを掴むとレイがまたスリップしたようにバランスを崩す。ローにパンチを合わされがちなレイは、テイクダウンのフェイクから右前蹴りを腹に入れ、左フックを当てる。ジョーンズはパンチを纏め、離れたレイに右ハイを蹴っていく。最初のテイクダウンを着られたレイは、ケージに押し込まれる。いなして離れたレイは左リードフック、ジャブを伸ばす。ジョーンズはワンツーを返し、左ボディフックを入れる。

ショートのコンビを繰り出したジョーンズが、その後も右を当てハイキックをダックでかわす。さらにワンツーを当て、ラッシュをかけるとレイがテイクダウンを決めるが、拳の圧でジョーンズが取った。

2R、ジョーンズのフックが後頭部に入り動きが止まったレイはテイクダウンへ。スイッチし、アームドラッグを狙うがジョーンズが足首を引いてトップを取る。すぐに立ち上がったレイ、離れたジョーンズは右フックを被弾しマウスピースが吹き飛ぶ。そのマウスピースを追うように視線を外してしまったジョーンズは、右を打ってきたレイにダブルレッグを仕掛ける。

レイのギロチンを抜けたジョーンズは、レフェリーにマウスピースを戻されると、三角絞め狙いを担いでパスへ。起きあがりつつダブルレッグでリバーサルを決めたレイがサイドで抑え、マウントへ。腰を押しきれなかったジョーンズは、殴られながら背中を見せ立ち上がりつつ、前方にレイを落としに掛かる。レイも背中はつけそうになりながら左を差して立ち上がると、がぶって離れる。レイは残り15秒でダブルレッグを仕掛けたが、ケージを背に耐えたジョーンズが右エルボーを最後に入れた。

最終回、左ジャブを伸ばすジョーンズ。消耗戦で両者とも疲弊し動きが落ちるなか、ワンツーを打ち合うとレイが下がる。パンチの圧は上のジョーンズに対し、レイが左ミドルを入れるが、直後にワンツーを被弾する。ダブルレッグを切られたレイは、足首を掴まれシングルを潰される。必死のシングルレッグをコブラで切り返しバックへ。

レイは引き込みマウントを許し、うつ伏せになり左のパウンドを連打される。ジョーンズは絞めを狙いつつパンチを続け、レイは上を向いてきたところで肩固めへ。レイはケージキックから後方回転、サイドを取り返すが、残り15秒でトップキープが精いっぱいタイムアップとなり、ジャッジの裁定は割れたがジョーンズがスプリット判定勝ちを手にした。