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【Echigo Fujin Festival 11】YOKOSAIがムテカツを三角で絞め落とし、引退試合を勝利で飾る

<フェザー級/5分2R>
YOKOSAI(日本)
Def.1R1分59秒 by 三角絞め
ムテカツ(日本)

YOKOSAIが右ローで先制。さらに右ローを繰り出すと、ムテカツが右フックを振りながら距離を詰めた。するとYOKOSAIが組みつき、ボディロックからテイクダウンを狙う。左足を抑えられながらも、背中を着けさせないムテカツに対し、YOKOSAIがガブりからムテカツの頭を抱えに行く。そのムテカツの頭に左足を乗せて三角で組んだYOKOSAIは、引き込んでからマウントに移行し、パウンド連打する。ここで三角絞めによりムテカツが落ちてレフェリーが試合を止めた。

「自分のことでは泣かないのですが、入場の時に目がウルウル来て泣きそうでした。今日は最後まで熱い試合が続くと思いますので、応援よろしくお願いします」と語り、笑顔でリングを下りた。


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【Echigo Fujin Festival 11】風田陣に訊く、越後風神祭り─02─「新潟で、北陸の選手を中心に試合を組む」

【写真】前回3月大会出場の面々(C)ECHIGO KAZENOJIN

9月3日(日)、新潟市中央区の万代島多目的広場大かまで、プロ修斗公式戦=越後風神まつり11を開催するプロモーターの風田陣インタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

風田氏はキックボクシングから修斗に転向し、選手としてだけでなくジム運営者、さらにプロモーターとして新潟に修斗、MMAを根付かせてきた。その風田氏が『新潟修斗の一つの歴史が終わる』と語った、今大会の見どころを訊く。一つの時代の終わりは、新しい時代の始まりとなる――越後からの熱い風とともに。

【風田陣インタビューPart.01はコチラから】


2013年11月の第1回大会

--先ほどは興行の開催で大変だったエピソードをお聞きしましたが、反対に楽しいエピソードはありますか。

「そうですね……。僕は『大会をお祭りとして楽しみたい』というスタンスです。大会スタッフは全員、ピロクテテス新潟の人たちなので一体感がありますよね。だから選手も頑張ってくれる。それは興行をやっていて楽しい面だと思います」

――風田さんとしては新潟だけでなく、北陸全体を見据えているのですね。

「今やっているアマチュア修斗は『北信越選手権』なんですよ。北信越ということは新潟、富山、石川、福井、そして長野まで入ります。この北信越からプロ選手が出て来たら、どんどんプロ興行に出てもらいたいです」

――一方、他の大都市圏との格差は感じませんか。現在の修斗でいえば東京、大阪、福岡といった大都市圏とは興行の規模やマッチメイクにも違いが出て来ます。

「それはあります。ただ、格差といいますか――マッチメイクで苦労するのは、やはり『新潟の選手や北陸の選手をマッチメイクしたい』という気持ちが強いからなんです。たとえばサステイン興行は全国から選手を呼ぶ。それも修斗のためです。同時に僕は新潟で、北陸の選手を中心に試合を組む。それも修斗のためだと考えています」

――新潟大会のために他の地域から、もっと多くのトップ選手やランカークラスを呼ぶことは考えていないのでしょうか。

「もちろん考えてはいます。でも僕の役割はまず地元の選手の試合を組んで、ツイキャス中継などでアピールすること。サステイン興行やTORAOで『この選手を呼びたい』と思ってもらえるような選手を、この新潟大会から送り出すことだと考えています。

そしてウチのツイキャス中継を視た他の選手が『新潟大会に出たい』と思ってくれたら嬉しいです。今回は大阪からTOMA選手が出てくれます。TOMA選手はオファーしたら、二つ返事でOKをくれました。それは本当に嬉しかったですね。そういう状況になったのも最近の話で。第1回から第3回大会ぐらいまでは『何とかして興行をやっている』という感じでしたから」

――2021年8月の第8回大会からは、新潟LOTSから現在も使用している大かまに会場を移しています。

「コロナ禍で新潟LOTSが使えなくなって、感染予防のガイドラインを守ることができるような風通しの良い会場を探したら、大かまを選びました。大かまは最大だと2000~3000人は入れられる会場なんです。あの時はキックボクシング団体のNKBさんと合同興行を開催することができて、今も単独興行で大かまを使用しています」

――ただ、風通しが良い代わりに3月は寒かったと(笑)。大かまではケージも設置できそうですが、新潟大会でケージを使用する予定はないのでしょうか。

「今は費用の問題でリングを使用していますが、やはりケージは見るだけでお客さんも興奮しますよね。いずれはタイトルマッチ開催やケージも考えていきたいです」

――今大会はピロクテテス卒業生であるYOKOSAI選手の引退試合が組まれました。

「横山(朋彦=YOKOSAIの本名)はピロクテテスでゼロからMMAを始めました。ウチにとってもプロ選手第1号でした。でも修斗で3連続KO負けを喫して、修斗コミッションから引退勧告が出ていたんですよ。それで一度修斗から離れたあと、柔術に取り組んだおかげで打ち合うことなく下から極める術を覚えて。引退勧告から10年後に修斗復帰を認められました。正直に言うと、一度離れているので『横山が引退かぁ』という感慨深さや悲しさのようなものはないです(笑)。

横山はMMAを引退して、今後も柔術の試合には出るそうです。だから僕にとっては、どちらかといえば『新潟修斗の一つの歴史が終わるんだな』という感じですね。もちろんピロクテテスのプロ第1号である横山の引退試合は重要ですし、今回は彼だけのためのポスターも作りましたよ! まだ試合前ですが、横山には『お疲れ様。ありがとう』と伝えたいです」

――なるほど。他にも今大会の見どころをお願いします。

「やはりTOMA選手の出場ですね。今年5月に福岡でTOMA選手の復帰戦を観ましたが(TOMAは3年ぶりの試合だった)、やっぱり強いなぁと思いました。ちょうどその頃、TORAOの山本(陽一)さんと新潟大会の話をしている時に、『TOMA選手を出したら面白いんじゃないか』という提案を頂いて。まずはTOMA選手の強さを新潟の人たちに見てほしい。対戦相手の岡田達磨選手も、ここでTOMA選手に勝てばランキングに入ることができますから。

今回は関東からパラエストラTBの選手が出てくれて、新潟の選手と対戦します。新潟から選手を送り出すこと、そして他地域から新潟大会に出てくれること。この2つが叶ってきているのが、僕としては大会の見どころだと思っています」

――まさに風田さんが目指しているものが実現しつつある――大会としての成長やストーリーも存在しているのですね。

「繰り返しになりますが、いろんな方が協力してくださって大会を行うことができています。横山のSAI-GYMをはじめ、いろんなジムの関係者や選手とも想いを共有できていると感じています。その中から選手たちが越後風神祭りというステージに上がり、自分たちの技術をぶつけ合って、観ている人たちに感動を与える。これは新潟を舞台にした、修斗という映画のようなもので――そんな選手や大会のドラマを観ていただきたいです」

■視聴方法(予定)
9月3日(日)
午後12 時50分~ ツイキャス

■ 越後風神祭り11対戦カード

<フェザー級/5分2R>
TOMA(日本)
岡田達磨(日本)

<フェザー級/5分2R>
小川将貴(日本)
ヨシ・イノウエ(日本)

<フェザー級/5分2R>
久保村ヨシTERU(日本)
櫻庭泰裕(日本)

<バンタム級/5分2R>
Jセロウ若林(日本)
松下祐介(日本)

<ライト級/5分2R>
畑田智洋(日本)
磯部雄太(日本)

<フェザー級/5分2R>
加藤裕彦(日本)
澤江優侍(日本)

<バンタム級/5分2R>
青井心二(日本)
江口諒(日本)

<フライ級/5分2R>
蓮池勇太(日本)
隼吾(日本)

<フライ級/5分2R>
一杉芳樹(日本)
本多“弥彦”直樹(日本)

<フェザー級/5分2R>
長濱靖(日本)
歩生(日本)

<フェザー級/5分2R>
YOKOSAI(日本)
ムテカツ(日本)

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【Echigo Fujin Festival 11】越後風神祭り主催、風田陣に訊く新潟の修斗─01─「輩が会場に来るかも……」

【写真】新潟に修斗、MMAを根付かせる活動を続ける風田陣氏(C)SHOJIRO KAMEIKE

9月3日(日)、新潟市中央区の万代島多目的広場大かまで、プロ修斗公式戦=越後風神まつり11が開催される。
Text by Shojiro Kameike

2013年11月に第1回大会が開催された越後風神まつりでは、これまでリングが使用されてきた。MAキックのキックボクサーから、シューターとなり今や現プロモーターとして活動中の風田陣氏に、新潟のMMA事情と大会について訊いた。


――MMAPLANETでは国内リングMMAも解禁し、現在リングで行われているプロ修斗新潟大会=越後風神祭りも扱わせていただくこととなりました。

「ありがとうございます!」

――新潟大会は2013年11月17日からスタートし、年1回のペースで開催されてきました。しかし9月3日の第11回大会は今年2回目の興行となります。これは興行規模の拡大や選手層の充実など、何か理由があるのでしょうか。

「コロナ禍があり、関係者から試みとして『ネット配信だけの大会もやってみよう』という提案を頂いたんです。それが今年3月の第10回大会でした。結局はお客さんを入れたのですが……3月の新潟は寒かったですね(笑)」

――新潟大会がスタートした頃は毎年11月頃に新潟LOTSで開催されていましたが、現在は夏に万代島多目的広場大かまを使用しています。開催時期の変更は会場の都合もあったのですか。

「アハハハ、そうなんですよ。3月の大かまは寒くて(苦笑)。だから今後は、春はネット配信大会、夏にお客さんを入れる興行と年2回開催を考えています」

――これまで年1回開催であったのは、マンパワーの問題だったのですね。

「はい。最初はアマチュア修斗を年3回開催して、その集大成として11月にプロ興行をやろうというコンセプトで始めました。あとは僕のやる気次第というか……正直、収支が厳しかったです。これ以上プロ興行を増やしても赤字が増えるだけだったので、年1回開催に」

――これまで修斗の普及のために各地域で、ジム運営→アマチュア修斗開催→プロ興行という流れがありました。もちろん全ての地域で全てのジム関係者が実現できるものではありません。そのなかで、風田さんが新潟でプロ興行を開催しようと考えたキッカケは何だったのでしょうか。

「修斗がなければ今の僕はいません。ですから『修斗に恩返しがしたい、もっと修斗を広めていきたい』という気持ちがありました。ウチのジムも含めてアマチュア選手も頑張っているので、彼らが戦えるプロのステージを創りたい――収支どうこうよりも、まずは自分の想いからプロ興行を始めたんです」

――なるほど。どうしても日本では経済の中心が太平洋側に集中しています。それは格闘技に関しても同じで、日本海側の新潟で風田さんご自身は現役時代からどのような練習環境にあったのでしょうか。現在のジム運営についても教えてください。

「もともと僕はキックボクシングをやっていましたが、寝技についてはテイクダウンされたらクローズドガードで凌ぐだけという状態でした。まずレスリングは新潟にレスリングの強豪校があるので、そこで練習させてもらっていました。柔術はパラエストラ新潟(現レナトゥス柔術アカデミー)で。いろんなところで学んだことをMMAとしてまとめる練習はピュアブレッド大宮でやらせていただいていましたね」

――ピュアブレッド大宮まで通っていたのですか。

「ピュアブレッドの石川真さんが新潟県出身で。試合会場でお会いした時に相談したら『良かったらピュアブレッドで練習しませんか』と誘っていただいたんです。そこから月1回、大宮で練習させてもらっていました。僕も新潟で常設ジムを始め、ウチで育った選手たちが独立していくようになりました。SAI-GYMやBATTLEといったMMAジムは、ウチの卒業生たちが運営しています」

――そうしてジム運営やアマチュア修斗の大会が行われるなか、風田さんの現役時代はプロの試合に出場する場合、新潟から東京、名古屋、大阪まで出向くのが当たり前でした。一方、新潟では他にもプロ興行が開催されていたものの、なかなか定着せずに終わる大会が多かった印象があります。

「他の興行のことは分かりませんが、自分はまず想いだけでやってきましたから。それは僕だけじゃなく、修斗に関わっている人みんながそうでした。だから自分も『とにかく大会をやる!』ということだけ決めて――収支とかは関係なく。それこそコロナ禍では、この先どうなるかは分からなかったし、実際に興行も収支は厳しかったです。でもイベントは絶対に続けよう、と」

――「もう続けるのは無理だ」と諦めそうになることはありませんでしたか。

「それは毎回思っています(笑)。でも応援してくれて、イベントを手伝ってくれている皆さんのおかげで続けることができているんですよ。『そういうものを背負っていけるのは、自分しかいない』という自負はありますね。僕がプロ興行を開催することで、新潟だけでなく日本海側にある全ての格闘技を盛り上げていきたいです」

――そして2013年11月17日、第1回目の新潟大会が開催されました。プロ修斗公式戦は2試合で、他はグラップリングや柔術、アマ修斗公式戦がマッチメイクされています。当時、新潟でプロ興行を開催するうえで大変な面はなかったですか。

「第1回大会の会場である新潟LOTSは、地下格闘技の影響で『もう格闘技には貸さない』ということになっていました。でも何とか交渉した結果、プロ修斗興行のために会場を貸してくれることになって。すると『地下格闘技の人間が新潟LOTSで大会が開催されることに怒っている。当日、輩(やから)が会場に来るかもしれない』という噂が流れたんですよ」

――えぇっ!

「そうしたら石川真さん、天突頑丈さんなど錚々たるメンバーが『会場には一歩も入れさせない』と会場前を固めてくれて」

――石川さんや天突頑丈さん! いろんな意味で強すぎます。

「結局は何も起きなかったのですが、彼らが睨みを利かせてくれていたからだろうと思っています。本当に助かりました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月3日(日)
午後12 時50分~ ツイキャス


       
■ 越後風神祭り11対戦カード

<フェザー級/5分2R>
TOMA(日本)
岡田達磨(日本)

<フェザー級/5分2R>
小川将貴(日本)
ヨシ・イノウエ(日本)

<フェザー級/5分2R>
久保村ヨシTERU(日本)
櫻庭泰裕(日本)

<バンタム級/5分2R>
Jセロウ若林(日本)
松下祐介(日本)

<ライト級/5分2R>
畑田智洋(日本)
磯部雄太(日本)

<フェザー級/5分2R>
加藤裕彦(日本)
澤江優侍(日本)

<バンタム級/5分2R>
青井心二(日本)
江口諒(日本)

<フライ級/5分2R>
蓮池勇太(日本)
隼吾(日本)

<フライ級/5分2R>
一杉芳樹(日本)
本多“弥彦”直樹(日本)

<フェザー級/5分2R>
長濱靖(日本)
歩生(日本)

<フェザー級/5分2R>
YOKOSAI(日本)
ムテカツ(日本)

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【Shooto2023#03】テイクダウン&トップキープ、YOKOSAIを削り続けた児山がマジョリティ判定で制す

【写真】プロデビューから17年、児山が自分の戦いを貫く(C)MATSUNAO KOKUBO

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
Def.2-0:20-18.20-18.19-19.
YOKOSAI(日本)


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