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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN53 キック キャメロン・サーイマン ペイトン・タルボット

【UFC ESPN53】ヒザ、ヒジ、拳。ずば抜けた当て感。ペイトン・タルボットがサーイマンをパウンドアウト

<バンタム級/5分3R>
ペイトン・タルボット(米国)
Def.2R0分21秒by TKO
キャメロン・サーイマン(南アフリカ)

サウスポーのサーイマンが左ハイから右カーフ、左を伸ばす。ワンツーの右を当てたタルボットは、左ミドルを蹴られ右ミドルを返す。両手を広げ気味の構えからワンツーを打ち込んだタルボットが近距離でヒザを繰り出す。サーイマンはオーソで左をヒットさせたと思いきや、後方にバランスを崩す。間合いを取り直したサーイマンのテイクダウンのダブルレッグに右ヒザを入れてダウンを奪ったタルボットhがボディにパンチを連続で入れる。

一度は間合いを取り直したサーイマンだが再びヒザからエルボーを連打され、テイクダウンを狙いつつ引き込む。自らスタンドに戻ったサーイマンは左ハイをガードの上から効かされ、右エルボーを被弾。さらにニーをボディに受け、左ミドルを蹴られる。タルボットは左右のボディストレートを入れ、蹴り足を掴んで後ろ回し蹴りというイマジネーション豊かな攻撃を繰り出す。サーイマンもスピニングバックキックをを入れ、パンチから対角線コンビネーションの右ローが急所に入り、試合が一時中断。再開後、左を当てたサーイマンが、ボディを蹴られても怯む来なく左を伸ばす。そこにヒザを入れるタルボットは最後にハイをキャッチして軸足払いでテイクダウン、初回の攻撃を締めた。

2R開始早々にワンツーに左を合わせてダウンを奪う。殴られながらガードを取ったサーイマンがニーシールドを取ろうするが速射砲のようなパウンドの連打でTKO負けとなった。


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o UFC キック キャメロン・サーイマン クリスチャン・ロドリゲス トレイ・オグデン フェルナンド ペイトン・タルボット

UFC on ESPN53:オッズ/予想と展望

アマンダ・ヒバス 2.80
ローズ・ナマユナス 1.46
カール・ウィリアムズ 1.54
ジャスティン・タファ 2.54
エドメン・シャバージアン 1.49
A.J.ドブソン 2.70
ペイトン・タルボット 1.68
キャメロン・サーイマン 2.24
ビリー・クアランティー1.87
ユーセフ・ザラル 1.95
フェルナンド・パディーヤ 1.59
ルイス・パフエロ 2.42
カート・ホロボー 2.30
トレイ・オグデン 1.65
リカルド・ラモス 1.59
ジュリアン・エローサ 2.42
マイルズ・ジョーンズ 1.70
コーディ・ギブソン 2.20
ヤルノ・エレンス 2.54
ティーブン・ヌエン 1.54
モンツェラート・レンドン 2.85
ダリヤ・ジェレズニャコバ 1.44
イーゴル・セベリーノ 2.50
アンドレ・リマ 1.56
ハメド・ウスマン 2.14
ミック・パーキン 1.74

メインは元ストロー級王者ナマユナスのフライ級2戦目。

ナマユナスはUFC14戦で、そのうち7戦がタイトルマッチ。昨年9月にフライ級に上げ、いきなりランキング2位のマノン・フィオロと対戦。勝てば即タイトル挑戦者候補にもなる試合だったが、1R序盤に放ったパンチで人差し指を骨折し、以降は拳を握れなかったことも影響してか、終始打撃で劣勢な展開での判定負け。負傷の影響もあったかもしれないが、フライ級では体格的ハンデもあり、厳しいように見えた。

2戦目の相手はランキング8位のヒバスだが、ヒバスはストロー級で6戦、フライ級で4戦と、両方の階級で戦っていて、前戦もストロー級。今回が初メイン。柔道バックボーンで、女子柔道家に多い首投げ→袈裟固めが得意。

ストロー級でも戦っているヒバスが相手なら、ナマユナスも体格差に苦しむことはないはず。ナマユナス判定勝ち。

セミはヘビー級ノーランカー対決。当初、ウィリアムズはタファ弟のジュニア・タファと対戦予定だったが、先月のAPEX大会でジャスティン・タファが計量当日に体調不良となり欠場。急遽、セコンドで来ていたジュニア・タファが代役で出場したが、マルコス・ホジェリオ・デ・リマにKO負けした。ジュニア・タファは先に今回のウィリアムズ戦が決まっていたが、KO負けで出場できなくなったため、今度は体調不良から回復した兄のジャスティンが代役を務める。

メインカードにはUFC2戦目のペイトン・タルボットが抜擢。コンテンダーシリーズ勝利でUFCと契約し、昨年11月のデビュー戦でもいきなりメインカードに登場。1Rにテイクダウンされると防戦一方となったが、2R以降はスタンドでプレッシャーを掛ける展開で形勢逆転し、3Rにタックルを潰してマウントを奪うとパウンド連打→背中を向けた相手にチョークで一本勝ち。しかし相手のアギーレもUFC0勝1敗だったので、この勝利だけではUFCで通用するかはわからなかった。

今回の相手サーイマンはキックがバックボーンで、UFCデビューから3連勝。しかし前回は2試合連続体重オーバーのプロスペクトキラー・クリスチャン・ロドリゲスに組みの展開に持ち込まれ、接戦の末判定負けでUFC初黒星を喫した。

プロスペクト同士の対戦は、タルボットがフェイバリットとなっている。

第1試合開始は24日朝8時から。速報します。

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AB LFA MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN232 アマンダ・ヒーバス ウロス・メディッチ クリス・ダンカン ジェイク・マシューズ ジョゼ・アルド ジョーダン・ラヴィット チェイス・フーパー チャド・アンヘリガー チャールズ・ジョンソン デニス・チュルリン トレイ・オグデン ハファエル・エステヴァン ブレンダン・アレン ペイトン・タルボット ボクシング マイケル・モラレス ミクティベク・オロルバイ レオ・サントス 平良達郎

【UFN232】名門ノヴァウニオンから11勝0敗でUFC初陣、ハファエル・マカパ「世界が僕を認識する」

【写真】通訳をしてくれたのはノヴァウニオン総帥デデこと、アンドレ・ペデネイラス。ハファエル・エステヴァンのニックネームは、そのものずばりマカパだ(C)MMAPLANET

18日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN232:UFN on ESPN+90「Allen vs Craig」で名門ノヴァウニオン所属のハファエル・エステヴァンがオクタゴン・デビューを迎える。
text by Manabu Takashima

デビュー以来11連勝、巧みなポジションとパウンドを融合させた──ある意味、ノヴァウニオンらしいファイターのエステヴァンが、LFAでフライ級王者だったチャールズ・ジョンソンとのUFC初陣を前に、自信のほどを語った。


マカパは128ポンドで、計量失敗。キャッチ戦でジョンソンと戦うこととなった(C)Zuffa/UFC

──ハファエル、ついにUFCデビューを迎えます。

「5月に予定されていたデビュー戦では、減量中に体調を崩してしまって。でも、今回はバッチリだ。体重もしっかり落ちていて、いよいよUFCで戦えるから凄く嬉しい」

──そんなハファエルがMMAファイターを目指すようになったのは、なぜですか。

「ジョゼ・アルドとヘナン・バラォンがUFCのチャンピオンとして活躍しているのを見て12、13歳の時にマカパで柔術を始めた。この時からMMAファイターになりたかったけど、その過程で柔術でも世界チャンピオンになれれば良いなとは思っていた。でも第一の目標はMMAでチャンピオンになることだった。

マカパでは3年間、柔術だけの練習をして15歳の時にリオデジャネイロに移り住んだんだ──ノヴァウニオンで練習するために。アルド、バラォンがいたからね。デデの下でボクシング、レスリング、そして柔術も学ぶようになった。ノヴァウニオンで練習を積み、MMAで戦うようになった。そして11連勝し、UFCで戦えるようになったんだ。UFCでやれるだけの下地は十分にできているよ」

──過去の試合映像を見ると、素晴らしいグラウンドの攻防を繰り広げていますが、絞めや関節技よりも殴って削り、パウンドで仕留めるという試合が多かったです。

「僕はどの局面でも対応できるだけの力を持っている。サブミッションでフィニッシュできる状況なら、サブミッションでフィニッシュする。でも、それだけのスペースがなければ間違いなくパンチで削って、フィニッシュを狙う。当然、エルボーも使ってね。試合の流れと相手の反応次第だよ。サブミッションで仕留めるのか、殴って終わらせるのかは」

──なるほど。とはいえ、今のMMAはあれだけ寝技で技術の交換が見られるのはブラジルに特化した状況かと思います。寝技につき合わない、柔術は防御のために使う。そのようなスタイルのなかで戦うことをどのように思っていますか。

「15年間、ずっと倒して寝技に持ち込む練習をし続けてきたんだ。それにノヴァウニオンでは立ち上がろうとする相手を、寝技から逃れることができないようにするトレーニングには特に力を入れてやっている。チャールズ・ジョンソンが僕と寝技で戦いたがらないことは絶対だよ。でもね、どれだけそんな風に試合を組み立てようとしても、この試合はグラウンドで決着をつける」

──では、そのジョンソンの印象を教えてください。

「チャールズ・ジョンソンのことは凄く尊敬している。でも、自分が勝利することに絶対の自信を持っている。ジョンソンはとてもテクニカルなムエタイ・ファイターだ。僕はさっきも言ったように凄く順調に仕上げることができた。今の僕は手のつけられないファイターになっているよ。何より、チャールズ・ジョンソンを倒すためには、全て必要なことは何でもやってきたからね。凄く激しいトレーニングをこなしてきた。だから試合が終わった時、レフェリーが僕の手を挙げる。絶対だ。

土曜日の試合が終わった後、世界が僕を認識するようになっている。如何に僕が優れたファイターが、UFCの皆が理解するだろう」

──ところでUFCフライ級には平良達郎選手が活躍していますが、彼の印象の教えてくれませんか。

「もちろん、タイラのことは知っている。素晴しいファイターだよ。もし、彼と戦える日が来るなら大歓迎だ」

──では日本のファンにメッセージをお願いします。

「いつの日か、日本で戦いたいと思っている。ノヴァウニオンでは、多くの選手から日本の良い思い出を聞かされてばかりだから、実際に僕も日本で彼の思い出のような体験をしたい。そして、土曜日の試合でも日本のファンの声援をパワーに変えて勝ちたいと思うから、ぜひとも僕を応援してほしい」

──最後にデデ、ジョン・ホーキ、シャオリン・ヒベイロ、レオ・サントス、ホブソン・モウラと20年以上も前から日本で活躍してきた名門ノヴァウニオンを代表して、UFCで戦うことをどのように思ているのかを教えてください。

「今、名前が挙がったファイターたちは僕にとって、人生の目標のような存在だ。僕はまだ若いからシャオリン世代のファイターは既に米国に移り住んで会ったことがないけど、アカデミーでは今も伝説として色々な逸話が残っている。もちろん、ノヴァウニオンを代表して戦うことは、これ以上ない僕の誇りになっているよ」

■視聴方法(予定)
11月19日(日・日本時間)
午前4時~UFC FIGHT PASS
午前3時30分~U-NEXT

■UFN232対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ブレンダン・アレン(米国)
ポール・クレイグ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ(豪州)
マイケル・モラレス(エクアドル)

<ライト級/5分3R>
ジョーダン・ラヴィット(米国)
チェイス・フーパー(米国)

<バンタム級/5分3R>
ペイトン・タルボット(米国)
ニック・アギラー(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・ヒーバス(ブラジル)
ルアナ・ピネイロ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ウロス・メディッチ(セルビア)
ミクティベク・オロルバイ(キルギス)

<フェザー級/5分3R>
ジョナサン・ピレース(米国)
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
チャド・アンヘリガー(カナダ)
ホゼ・ジョンソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ダンカン(英国)
デニス・チュルリン(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
ミック・パーキン(英国)
カイオ・マチャド(ブラジル)

<148ポンド契約/5分3R>
ルカス・アレクサンデル(ブラジル)
ジャカ・サラギ(インドネシア)

<136ポンド契約/5分3R>
ルシエ・プシオワ(チェコ)
アイリン・ペレス(アルゼンチン)

<ライト級/5分3R>
ニコラス・モタ(ブラジル)
トレイ・オグデン(米国)

<138ポンド契約/5分3R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
ハファエル・マカパ・エステヴァン(ブラジル)

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Column DWCS S07 Ep01 MMA MMAPLANET o UFC   カイオ・マシャード ケヴィン・サフラルスキー ケヴィン・ボルハス セザー・アルメイダ ダナ・ホワイト トム・ノーラン フェルナンド ペイトン・タルボット ボグダン・グラッド レイエス・コーテズJr ヴィクトル・ジアス

【DECS S07 Ep01】試合結果 34歳、アルメイダが契約。抜けていたノーランら5人の勝者全員が契約

【写真】勝利者インタビューの時に、ブラジルの自宅と映像が繋がり御覧の表情を浮かべたアルメイダ。ここに出た時点で、年齢や過去の戦績は関係ない──そんなダナ・ホワイトのお墨付きをもらったわけだが、この傾向は常に続くのか(C)Zffa/UFC

8日(火・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで今年のDana White’s Contender Seriesの第1週が開催された。

昨年はダナ・ホワイトの激怒で始まったコンテンダーシリーズだったが、今年は5試合中フィニッシュ決着は1試合ながら、5人の勝者全員が契約となりご機嫌の開幕となった。

なかで34歳、キャリア4勝のセザー・アルメイダが前例を打ち破るような契約を決めたのが印象深い。また、試合内容が低調だったカイオ・マシャードのサインも意外だった。

DWCS S07 Ep01
<ミドル級/5分3R>
○セザー・アルメイダ(ブラジル)3R
判定
詳細はコチラ
×ルーカス・フェルナンド(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
○トム・ノーラン(豪州)1R1分23秒
KO
詳細はコチラ
×ボグダン・グラッド(オーストリア)
<ヘビー級/5分3R>
○カイオ・マシャード(ブラジル)3R
判定
詳細はコチラ
×ケヴィン・サフラルスキー(ポーランド)
<バンタム級/5分3R>
○ペイトン・タルボット(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×レイエス・コーテズJr(米国)
<フライ級/5分3R>
○ケヴィン・ボルハス(ペルー)3R
判定
詳細はコチラ
×ヴィクトル・ジアス(ブラジル)
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DWCS S07 Ep01 MMA MMAPLANET o UFC カイオ・マシャード キック ケヴィン・ボルハス セザー・アルメイダ ダナ・ホワイト トム・ノーラン フェルナンド ペイトン・タルボット ボクシング

【DWCS S07 Ep01】35歳、セザー・アルメイダ――契約なる。2023年のスタートは5人の勝者全員がUFCへ

<ミドル級/5分3R>
セザー・アルメイダ(ブラジル)
Def.3-0:30-26.29-27.29-28
ルーカス・フェルナンド(ブラジル)

右を見せたフェルナンドが組んで、ボディロックテイクダウンを決める。サイドで抑え、ウィザーで立ち上がったアルメイダが、胸を合わせて立ち上がる。小外掛けを耐えるアルメイダは、ヒザ蹴りのタイミングで離れる。アルメイダは右を伸ばし、スイッチを織り交ぜてフェルナンドと対峙する。フェルナンドの前蹴りにも、右カーフで尻餅をつかせたアルメイダが右を当てて、バックに回る。フェルナンドが胸を合わせると、即離れたキックベースのアルメイダは再び右カーフローを蹴る。と、アルメイダの右オーバーハンドに完璧なタイミングで、フェルナンドがダブルレッグを合わせてテイクダウンを奪う。

バックに回ったフェルナンドはアゴの上からRNCを仕掛ける。リストコントロールで耐えるアルメイダは胸を合わせることに成功するとトップからパンチを落とす。ニーシールドから蹴り上げるフェルナンド、立ち上がったアルメイダはヒザをついてハーフに入る。右腕を差すフェルナンドはレッスルアップできず時間を迎えた。

2R、初回と同様にパンチを見せてから組んだフェルナンドが、シングルレッグを仕掛けるもアルメイダが切って左のパンチを落とす。起き上がってアンクルピックも切られたフェルナンドは離れて仕切り直しへ。頭からぶつかるようなダブルレッグから引き込んだフェルナンドに対し、アルメイダが力強いパウンドやエルボーを落とす。立ち上がって足を払ったアルメイダがパンチの連打から、マウントを奪取する。

フェルナンドは背中を見せるが、RNCは防いで上を向く。ならばとハーフで重いエルボーを連続で落としたアルメイダは、パンチも力強い。鉄槌、エルボーと攻め込まれるフェルナンドは背中を見せて殴られる場面もあったが、なんとか上を向くと立ち上がったアルメイダに蹴り上げを繰り出す。アルメイダは構わず殴って、頭を跨いで三角の形からパンチを頭部に入れる。このまま時間となり、アルメイダが明確に試合をリードした。

最終回、右をヒットさせたフェルナンドは、この回は組にはいかない。と、アルメイダが自ら蹴りを見せるもスリップして尻餅をつく。すかさずトップを奪取したフェルナンドが、足を束ねてスクランブル、バックを伺う。胸を合わせた状態でアルメイダは立ち上がり、間合いを取り直す。ここでワンツーを入れたのはフェルナンド。続いて右も入れ、アルメイダも右を打ち返す。

フェルナンドは組んでクリンチへ。ケージに詰まった状態が続き、アルメイダが体を入れ替えてヒザ蹴りもボディロックテイクダウンを奪われる。残り1分を切り、ボディロックで立たせないフェルナンドは、あえて離れて打撃の間合いで。アルメイダは右を振るが、ダメージを与えるようなパンチはなくタイムアップに。

結果、30-26や29‐27という差がつくスコアもあり、アルメイダに凱歌が挙がった……。

契約か否か、運命の時。まずケヴィン・ボルハスの契約がダナ・ホワイトの口から告げられる。さらにペイトン・タルボットはメンタルゲームも褒められてサインイン――、さらにカイオ・マシャードも11連勝中の相手を一方的に勝利したと契約がなる。続いてトム・ノーランは「明るい未来が待っている」と言われ、UFCへ。

最後にダナは「私は35歳のコンテンダーに期待はしていなかった。でも彼は47勝、29KOという記録をキックボクシングで残している。MMAでも4連勝だ。凄く尊敬している」とセザー・アルメイダに最大の賛辞を送り、2023年のコンテンダーシリーズは全5人の勝者がUFC契約を果たしてスタートを切ることとなった。


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DWCS S07 Ep01 MMA MMAPLANET o UFC ペイトン・タルボット レイエス・コーテズJr

【DWCS S07 Ep01】蹴りをキャッチされ、宙返りでエスケープしたタルボットがコーテズJrに判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
ペイトン・タルボット(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
レイエス・コーテズJr(米国)

UFCファイターのトレイシー・コーテズの実弟レイエスが、ムエタイベースのタルボットと対戦する。身長、リーチで上回るタルボットがジャブから右を繰り出す。コーテズJrは懐に飛び込み左フックを決める。続くステップインにカウンターを合わせたタルボットの反応に、コーテズJrのコーナーは「お前はアゴが強いから、大丈夫だ」と指示する。その声に従い前に出て拳を振るうコーテズJrに対し、タルボットはローからジャブを伸ばす。

スイッチを織り交ぜるコーテズJrは近距離で左フックを決め、蹴り足をキャッチしてタルボットのバランスを崩し、そのまま組んでサイドバックに。エルボーを入れて離れたコーテズJrは、左に回りながらタルボットを誘って組み付くと、クリンチからエルボーを決めて距離を取り直す。ジャブにカウンターを受けたタルボットも前に出て蹴りを使うが、これをキャッチされてバックを許すという同じ流れに持ち込まれてしまう。ローから前に出て組まれて、バックを取られエルボーという展開を3度繰り返したタルボットは、2Rに向けアジャストが必要だ。

2R、右フックを当て、ローで尻餅をつかせたコーテズJrは、タルボットに追いかけさせる展開のなかでジャブや右を被弾する。組んで一気にドライブしたコーテズJrがエルボーから離れるも、この動きも見切られてきたか。パンチを被弾する数が増えてきたコーテズJrは、右フックから左ボディショットを受ける。さらにジャブを入れるが――またも蹴りをキャッチされて、バックを許す。離れたコーテズJrは左リードフック、ボディを殴られ、動きが落ちる。

タルボットはジャブを連打して左ハイ、そしてアッパーを決める。ついに前進に左ジャブを合わされたコーテズJrは、ワンツーを被弾して厳しい展開に。タルボットは蹴りを掴まれると、なんとバックフリップでエスケープし、打撃の圧を強める。コーテズJrのステップインにアッパーを合わせたタルボットは、ワンツーに組まれてバックに回られても胸を合わせる。コーテズJrは左アッパー、ヒザ、右ストレートと猛攻を受けた。

最終回、ローを蹴ったタルボットがジャブ、右ミドルハイへ。コーテズJrも構えを変えて右フックを振るうが、ボディを抉られる。ヒザをボディに突き刺されながら、ダブルレッグからテイクダウンを取ったコーテズJr。タルボットはすぐに立ち上がり、ローを入れる。後ろ回し蹴りはかわされたタルボットだが、パンチの圧を高めて右を打ち込む。組まれてもテイクダウンは取られないタルボットが右を当てる。

左目じりをカットしたコーテズJrにドクターチャックが入る。再開直後にタルボットが左ミドル、スネが急所に当たりコーテズJrがしゃがみこむ。タルボットはダメージでなく、スタミナの回復の時間を与えてしまったか。3分30秒後に試合はリスタートし、コーテズJrが一気に組みに行く。ヒザを入れて離れたコーテズJrの勢いは続かず、テイクダウンを切られて左を打たれる。ワンツー、左フック、そしてテンカオのタルボットは、ここで組まれてバックを許す。

スピニングバックエルボーにダブルレッグへ移行したコーテズJrだが、テイクダウンは奪えない。ボディから右ミドルと腹を攻められたコーテズJrは、またも組んでボディロックへ。テイクダウンは奪えず離れたコーテズJrは、仕切り直してダブルレッグ。ここも倒すことはできず、タルボット優勢のまま試合は終わり――3-0でタルボットが判定勝ちを手にした。

「ちょっとスラッピーだったけど、全体的には良かったかな。これがラストチャンスだ、目を覚ませと言われたんだ」とタルボットは話した。


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