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BELLATOR Bellator260 MMA Report ジャスティン・ゴンザレス タイワン・クラックストン

【Bellator260】超接戦でジャスティン・ゴンザレスが、クラッストンからスプリット判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
ジャスティン・ゴンザレス(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
タイワン・クラッストン(米国)

サウスポーのクラッストンに対し、ゴンザレスが左ローを蹴る。非常に慎重な立ち上がりとなり、アリーナに戻ってきたファンがファイトを促す声を出す。クラッストンの左ハイに右を被せていったゴンザレスが、ステップインからワンツーを伸ばす。左を受けたゴンザレスは右手のガードを意識するようになり、ダブルジャブから右ストレート。ステップバックでかわしたクラッストンに、ジャブからローを入れる。

クラッストンは遠い位置からハイを繰り出し、左ストレートに組まれてもすぐに離れる。ローから前蹴り、右ストレートのゴンザレスだが、見る展開が多い。そのなかで左右のローを放つゴンザレスが、クラッストンの踏み込みに左を合わせた。残り1分を切り、クラッストンが右フックを振るう。ゴンザレスは左ローを当て、左ストレートにショートアッパー、回るクラッストンを追いかけるも手数は少ない初回だった。

2R、左を伸ばすクラッストンに対し、ゴンザレスがショートのコンビネーションを繰り出す。さらに左をかわして組みに行くが、クラッストンは徹底して距離を取るファイトを展開する。そのなかでシングルに出たクラッストンだが、切ったゴンザレスが徐々に距離を詰めていく。ゴンザレスのローをキャッチし、ボディロックに入ったクラッストンがテイクダウンを狙う。ケージを背負って耐えたゴンザレスは、小外掛けについに倒される。

クラッストンは両足を束ねて、ケージを背負うゴンザレスを押し込む。首を抱えたゴンザレスは、足をずらして立ち上がるがバックを取ったクラッストンが顔面にヒザを入れる。その蹴り足を取り切れないゴンザレスは胸を合わすと、逆に押し込み足の甲を踏みつけるがテイクダウンは奪い返せない。ヒザの応酬でクラッストンが押し返したところで時間となった。

最終回、左ハイでスリップしたクラッストンが立ち上がり、ゴンザレスは振りの大きな右フックから組んでケージへ。右を差したクラッストンが耐え、離れたゴンザレスに右ジャブを伸ばす。さらに左ハイを繰り出したクラッストンだが、ゴンザレスが右ショートを入れる。続いて左ローを蹴り込んだゴンザレスは、ワンツーをかわし右を伸ばす。

ゴンザレスは右の蹴りを入れるが、ここでクラッストンがダブルレッグでケージに押しこむ。キムラで防ぐゴンザレスだったが、そこを支点に姿勢を乱されガードを強いられる。バックを譲りつつ、立ち上がり際に胸を合わせたゴンザレスが上を取り返す。クラッストンは足を抜いて立ち上がり、再びゴンザレスを金網に押し込む。

クラッストンの大内を切り返し、バックを狙ったゴンザレスは反応したクラッストンをケージに押し込み左腕を差しあげる。最後に尻もちをつかせ、直後にスクランブルも制したゴンザレスが上を取り切ったところで時間に。1Rは微妙、2Rはクラッストン。最終回も微妙だか上で終えたゴンザレスか。

ジャッジの裁定は割れ、スプリット判定勝ちを手にしたゴンザレスはデビュー以来の連勝を12に伸ばし「打撃で勝っていたし、最後にテイクダウンを奪えた。クラッストンを良いレスラーだった。ランカーの全員が僕のヒットリストだ」と話した。


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BELLATOR Bellator260 Gladiator014 MMA News YouTube  グラチアン・サジンスキ アーロン・ピコ ジェイソン・ジャクソン ジャスティン・ゴンザレス タイワン・クラックストン デマルケス・ジャクソン ドゥグラス・リマ ベラトール ポール・デイリー ヤーソラフ・アモソフ

【Bellator260】計量終了 クラックストン「大学も出て、学位もある。この試合が人生を左右することない」

【写真】米国ではマスクが嫌がれるのが分かる?! 眼だけ見ると、異様に怖いクラックストン(C) BELLATOR

11日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのFight sphere=モヒガンサン・アリーナ で開催されるBellator260「Lima vs Amosov」の計量が、10日(木・同)に行われた。

メインではBellator世界ウェルター級王者ドゥグラス・リマが、キャリア25連勝中のヤースラフ・アマソフの挑戦を受ける。

セレモニアル計量後、マスク着用のスコット・コーカーを中央にフェイスオフを行った両者は、肩を組んで記念撮影に収まった。


デイリーの腹回りが……(C)BELLATOR

ウェルター級の新旧対決=175ポンド契約で激突するポール・デイリー✖ジェイソン・ジャクソン。

そのジャクソンとサンフォードMMAの同門で、マーク・レミンガーと対戦する──もう1人のジャクソン=ダマルケス・ジャクソンは4月16日の敗北からの再起戦を前に、個別取材で「サンフォードMMAのチームの皆の士気の高さが、俺をプッシュしてくれる」と話していた。

さらにアーロン・ピコもメインカードで出場する今大会、プレリミでは同じくフェザー級の一戦=ジャスティン・ゴンザレス✖タイワン・クラックストンに注目だ。

LFA王者からベラトール参入のゴンザレス戦を前に、クラックストンは同じく個別取材で「アイツと俺は経験値が違う。俺のようなタフな相手と戦っていない」とワールドGP出場選手の意地が伺われた。

さらにクラックストンは「この試合はベラトールとの契約の最終試合だ。現状で更新の話はない。ただし、ジャスティン・ゴンザレスとの試合を見たら、スコット・コーカーも考えなおすだろうし、他からもオファーは来るはずだ。だからといって俺は何もこの試合が特別だとは思っていない。俺は大学を卒業し、学位を持っている。それを使って仕事に就ける。だから、何も今回の試合で人生が左右されるようなことはないんだ」と一風変わった自信に溢れる言葉を口にしていた。

■視聴方法(予定)
6月12日(土・日本時間)
午前7時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator260計量結果
<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ドゥグラス・リマ: 169.75ポンド(76.99キロ)
[挑戦者]ヤーソラフ・アモソフ: 170ポンド(77.11キロ)

<175ポンド契約/5分3R>
ポール・デイリー: 175ポンド(79.37キロ)
ジェイソン・ジャクソン: 175ポンド(79.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ: 145.75ポンド(66.11キロ)
エイデン・リー: 145ポンド(65.77キロ)

<128ポンド契約/5分3R>
ヴァネッサ・ポルト(ブラジル)
イララ・ジョアニ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ダマルケス・ジャクソン: 170ポンド(77.11キロ)
マーク・レミンガー: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
カイル・クラッチマー: 170.75ポンド(77.45キロ)
レヴァン・チョクヒリ: 170ポンド(77.11キロ)

<フェザー級/5分3R>
タイワン・クラックストン: 146ポンド(66.22キロ)
ジャスティン・ゴンザレス: 145ポンド(65.77キロ)

<ライト級/5分3R>
ニック・ニューウェル: 156ポンド(70.76キロ)
ボビー・キング: 156ポンド(70.76キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
ルカス・ブレナン: 146.5ポンド(66.45キロ)
マシュー・スキビッキー: 146ポンド(66.22キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
アマンダ・ベル: 145ポンド(65.77キロ)
マリーナ・モフナトキナ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アレックス・ポリジィ: 205ポンド(92.99キロ)
グスタボ・トゥルヒーリョ: 205.25ポンド(93.09キロ)

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BELLATOR Bellator260 Interview ジャスティン・ゴンザレス タイワン・クラックストン ブログ

【Bellator260】クラックストン戦へ、ジャスティン・ゴンザレス─02─「ギャングスタ―、全員に勝つ」

【写真】この面構え。ゴンザレスとゲイジーに最も似ている点は、勝負度胸かもしれない(C)LFA

11日(金・現地時間)にコネチカット州アンカスビルのFight sphereことモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator260 「Lima vs Amosov」で、同プロモーション初戦をタイワン・クラックストンと戦うジャスティン・ゴンザレス・インタビュー後編。

LFAフェザー級王者からサークルケイジを選択した11戦11勝0敗のゴンザレスは、ワールドGP以降も人材が集まり続けるBellatorフェザー級戦線で、世界のベストあることを証明するために戦う。その自信あふれる言葉を引き続きお届けしたい。

<ジャスティン・ゴンザレス・インタビューPart.01はコチラから>


──対戦相手タイワン・クラックストンの印象を教えてください。

「タイワンはタフな選手で、逃げない試合をするね。僕と同じだ。でも、次の試合ではここのところの僕がどれだけ力をつけてきたのかを見せつけるよ」

──コロラド州在住のファイターは、普段から標高1500メートル付近で生活しており、スタミナに優れていると言われています。ただし、今回はタイワンも同じコロラド在住のファイターで、そのアドバンテージはないかもしれないです。

「興味深い指摘だね。それをいえばタイワンはオハイオ州かどこかの出身で、大学も向うのはずだ。それからコロラドという高地で生活するようになった。その点、僕は高地のなかでも、さらに高地で練習している。明日も、最後のラントレが残っている。コロラドで育った分、僕にエクストラのスタミナがあれば良いよね。とにかく、高地で培った砂皆を武器に、ハイペースでプレッシャーをかけ続けるよ」

──大昔にコロラドのパイクスピークに行き、頂上で雹に降られほんの数十メートル走っただけで、人生最悪の頭痛に見舞われたことは忘れられないです。

「パイクは標高4300メートルだ、危ないよ。酸素が絶対的に薄いからね。だからこそ、僕らは高地トレを行うんだけど。本当に厳しい練習で、その効果の程の前にメンタル・チャレンジでもあるんだ。そして、効果の程は絶大だよ」

──ところでタイワンはフェザー級ワールドGPで戦ったことで、格上と見られる向きもあります。

「タイワン云々でなくて、僕は自分に自信を持っている。この試合に向けて、もうすべきことがないほどトレーニングを積んできた。彼がベラトールでどういう試合をしてきたのかは、全く関係ない。僕が世界のベストだ。それを証明するために倒す相手の1人に過ぎない。とにかく、試合を見てほしい。それを証明してみせるから」

──現状、ワールドGPのファイナルは残っています。ジャスティンから見て、王者パトリシオ・フレイレとAJ・マッキーJrの勝負はどのようになると予想してしますか。

「AJ・マッキーは無敗で、あらゆる面で戦える実力者だ。でも、現時点ではピットブルだろう。ライト級でもチャンピオンで、常に強さを発揮している。エマニュエル・サンチェスを寄せ付けなかった。AJもダリオン・コールドウェルに圧勝しているけどね。2人にとって良い試合になることを願っているけど、僕が狙う相手はピットブルになるだろうね」

──それにしても、GPに参加していないフェザー級のロースターも充実の限りです。チャンピオンを目指すために、2021年中に倒しておきたいターゲットのような選手はいますか。

「う~ん、難しい質問だ。もちろんタイワン・クラックストンもその一人だし、ジェイジェイ・ウィルソンもいる。アーロン・ピコもそうだ。そこに加えてサンチェス、AJ、そしてピットブルだ。凄いリストになるね。

このギャングスタ―達と戦って、僕がベストだと証明していくことが本当に楽しみだよ。全員と戦って、全員に勝つ。それこそがベルトを巻き、世界のベストになる道だからね」

──では、Bellatorで戦うことでジャスティンに注目し始めるであろう日本のMMAファンに、ジャスティン・ゴンザレスとはどのようなファイターであるかと教えてもらえないでしょうか。

「日本の皆、ジャスティン・ゴンザレスだ。皆に金曜日の試合を楽しんで欲しい。僕は8歳の時からレスリングを始めて、ノーザンコロラド大学まで続けた。まぁレスリングが一番のストロング・ポイントかな。柔術をマスターするのにも、レスリングは凄く役立ったからね。

ただ、タイワンとの試合ではボクシング、キックボクシング、ムエタイという立ち技に期待してほしい。立ち技だって、誰とでもやりあえる。僕の打撃はグラップリングのために存在し、グラップリングは打撃のために存在している。それが本当の意味でMMAファイターだろう? 

次の試合からでも良いから。MMA界のジャスティンはゲイジーだけじゃない、ジャスティン・ゴンザレスがいることを知って──これからはフォローしてほしい」

■視聴方法(予定)
6月12日(土・日本時間)
午前7時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator260対戦カード

<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ドゥグラス・リマ(ブラジル)
[挑戦者]ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)

<175ポンド契約/5分3R>
ポール・デイリー(英国)
ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)

<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ(米国)
エイデン・リー(英国)

<128ポンド契約/5分3R>
ヴァネッサ・ポルト(ブラジル)
イララ・ジョアニ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ダマルケス・ジャクソン(米国)
マーク・レミンガー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
カイル・クラッチマー(米国)
レヴァン・チョクヒリ(ジョージア)

<フェザー級/5分3R>
タイワン・クラックストン(米国)
ジャスティン・ゴンザレス(米国)

<ライト級/5分3R>
ニック・ニューウェル(米国)
ボビー・キング(米国)

<150ポンド契約/5分3R>
ルカス・ブレナン(米国)
マシュー・スキビッキー(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
アマンダ・ベル(米国)
マリーナ・モフナトキナ(ロシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
アレックス・ポリジィ(米国)
グスタボ・トゥルヒーリョ(キューバ)

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BELLATOR Bellator260 Interview MMA UFC YouTube  アドリアーノ・モライシュ キック ジャスティン・ゴンザレス タイワン・クラックストン

【Bellator260】もう一人の”ジャスティン”──ゴンザレス「ゲイジーとは兄弟なのかって聞かれるよ(笑)」

【写真】念願のビッグプロモーションデビューとなるジャスティン・”ゴンザレス” (C)LFA

11日(金・現地時間)にコネチカット州アンカスビルのFight sphereことモヒガンサン・アリーナでBellator260 「Lima vs Amosov」が開催される。

上限を設けるもののファンが会場に戻ってくる同大会。メインはBellator世界ウェルター級王者ドゥグラス・リマに、キャリア25勝0敗のヤースラフ・アモソフが挑戦する。

そして今回も充実のラインナップとなるプレリミでは、アモソフに及ばないがプロ11戦、アマ8戦を戦い19戦無敗のジャスティン・ゴンザレスがプロモーションデビュー戦でタイワン・クラックストンと対戦する。

コンテンダーシリーズで勝利し、LFAではフェザー級チャンピオンに君臨したゴンザレスは、その風貌があのジャスティン・ゲイジーに酷似していることでも話題になることがある。

ファイトスタイルも影響を受けつつ、よりテクニカルなジャスティン・ゴンザレス、メジャーデビュー戦を控えた無敗の叩き上げファイターに初インタビューを行った。するとゴンザレスは、もう1人のジャスティン=とカレッジ時代から練習仲間であることが分かった。


──11日にBellator初陣が控えています。今の気持ちを教えてください。

「もう本格的な練習は終わったんだ。今は計量に向けて体を休め、リラックスしている。しっかりとキャンプができ、体調はバッチリだしあとはケージで爆発するだけだよ」

──昨年7月のLFAフェザー級選手権試合以来、いつになればジャスティンの試合が見られるのかと心待ちにしていました。その舞台はコンテンダーシリーズなのか、UFCなのか。あるいはLFAで王座防衛戦もあるのか──と考えていたのですが、Bellatorだったので正直なところ驚きました。

「そうだね……あの試合の後にケガ続いて、しっかりと自分の進むべき道を見極めないといけないと感じていたんだ。まぁCOVID19の問題もあるし、焦らず考えようと思った。そして、この間も力をつけるために練習に集中してきたんだ。ファイターとして、かなり成長できる時間になったよ。

そりゃ試合はしたかったけど、何も考えずに跳びつくようなことはしなかった。他にいくつかのプロモーションからオファーもあったのは事実。でもコロナ禍でしっかりと状況を見極め、最高の条件をくれたBellatorとサインしたんだ」

──なるほど、そういうことだったのですね。ところでジャスティンの試合を見た時に、階級は違いますが凄くジャスティン・ゲイジーに似ていると思ったんです。そう言われることはないですか。

「アハハハ。僕とジャスティン・ゲイジーはカレッジ・レスリングでチームメイトだったんだ。今回は対戦相手のタイワンがエレベーションMMAの所属だから、一緒に練習しなかったけど、普段は練習をしている仲だし。

今もそうだけど、カレッジの頃から多くの人に『兄弟なのか』って聞かれてきたよ(笑)。自分では僕らが似ているとは全く思わないんだけど、他の人からするとそうみたいだね(笑)」

──今、こうしてZoomでジャスティンの顔を拝見していると、そうでないんのですが、ケージの中では本当に雰囲気が似ていました。それにレスラーがブロウルする。そんなファイトスタイルも似通っているかと。

「僕は彼よりもレスリングを使っているよ(笑)。ジャスティンも本来は本当にスキルのあるレスラーだから、もっとMMAでもレスリングの技術を使えるはずなんだけど。いずれにしても、僕のこれまでの勝利はジャスティンに凄く支えられてきたんだ。

練習での彼は本当にテクニカルで、色々なことを教えてくれる。その技術を試合で使い、自分のペースで戦うことができる。それにジャスティンの試合を見て、対戦相手の心をへし折る戦いをするんだって奮い立たせてもらっているからね」

──ハートはジャスティン・ゲイジーで、技はジャスティン・ゴンザレスで行くと(笑)。蹴りもローだけでなく、素晴らしいタイミングでハイキックを使っていますね。

「全てはタイミングだよ。相手がその技を使う隙を見せたら、躊躇なく攻撃する。殴れる時に殴り、キックを使える時に蹴る」

──そういう意味では好影響を与えてくれるジャスティン・ゲイジーはやり過ぎて、反撃を受けることもあります。

「アハハハ。そうだね、僕は長いキャリアを過ごしたいと思っている。そのために、できる限りダメージを受けないで戦いたい。カウンターのパンチを被弾しないように頭を動かすスタイルだし。でも、時には殴るためには殴られることは必要になってくる。

なるべくダメージを受けないで戦うべきだけど、殴られることはMMAの一部だからね。そのために心を強くもってトレーニングを続けているんだ。一発殴られても、より大きな一発を入れる気持ちで戦わないとケージには足を踏み入れることはできない」

──そうやってキャリア11連勝というレコードを残してきたのですね。ところで来週の土曜日は、キャリア初のビッグショーでの試合です。その辺りで心理的な影響はないでしょうか。

「11試合戦って、11試合勝った。どの試合も楽なファイトはないし、全てが大切な戦いだ。そういう気持ちで戦ってきたから、勝ち続けることができたと思っている。全ての試合が、僕のキャリアで最も大切なファイトなんだ。

Bellatorではこれまでにない大きな会場で、強い相手と、より多くのマネーを貰って戦う。それが望みだった。より強い相手と、より大きな舞台で戦う。そういうなかで、過去最高の状態にある。この試合も、これまでと同じように僕のキャリアのなかで最も大切な戦いになるからね。

タイワンのようなレベルの高い相手と戦うことで、これまで以上に準備をしてきたし。正しい場所で、正しいトレーニングを行ってきた。これ以上ないぐらい、準備できているよ」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
6月12日(土・日本時間)
午前7時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator260対戦カード

<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ドゥグラス・リマ(ブラジル)
[挑戦者]ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)

<175ポンド契約/5分3R>
ポール・デイリー(英国)
ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)

<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ(米国)
エイデン・リー(英国)

<128ポンド契約/5分3R>
ヴァネッサ・ポルト(ブラジル)
イララ・ジョアニ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ダマルケス・ジャクソン(米国)
マーク・レミンガー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
カイル・クラッチマー(米国)
レヴァン・チョクヒリ(ジョージア)

<フェザー級/5分3R>
タイワン・クラストン(米国)
ジャスティン・ゴンザレス(米国)

<ライト級/5分3R>
ニック・ニューウェル(米国)
ボビー・キング(米国)

<150ポンド契約/5分3R>
ルカス・ブレナン(米国)
マシュー・スキビッキー(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
アマンダ・ベル(米国)
マリーナ・モフナトキナ(ロシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
アレックス・ポリジィ(米国)
グスタボ・トゥルヒーリョ(キューバ)

The post 【Bellator260】もう一人の”ジャスティン”──ゴンザレス「ゲイジーとは兄弟なのかって聞かれるよ(笑)」 first appeared on MMAPLANET.

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BELLATOR Bellator242 Report ジェイ・ジェイ・ウィルソン タイワン・クラックストン ブログ

【Bellator242】2R移行はケージに押し込まれたウィルソンが、ジャンピンガードで見出した?!

<147.9ポンド契約/5分3R>
ジェイ・ジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)
Def.2-1:30-27.30-27.28-29
タイワン・クラックストン(米国)

ローから前に出てワンツーを振るうウィルソン。組んでクラックストンを押していくが、金網の目前で体を入れ替えられ逆にケージに押し込まれる。体を入れ替えることができないウィルソンは、クラックストンの離れ際に右フックを当てる。すぐにシングルレッグで組み直したクラックストンは右腕を差し、ウィルソンが離れようとすると右アッパーを突き上げる。

ウィルソンはケージを背にした状態からダブルレッグに出て、ボディロック&小外掛けテイクダウに成功する。ワキ差しパスを狙うウィルソンが、足を抜いてマウントへ。背中を向け立ちあがろうとしたクラックストンだが、ウィルソンはバックをキープする。クラックストンの右腕を足でフックしにかかったウィルソンは、手首を掴まれて胸を合わされそうになるとギロチンをセットアップ。対角線で上を取ったクラックストンが頭を抜いたところで初回が終わった。

2R、勢いのあるウィルソンだが、殴る時に顔が下を向くことがある。クラックストンは左を伸ばし、シングルレッグを切る。エルボーを入れたウィルソンはシングルをまたも切られ逆にケージに押し込まれる。離れてアッパー&左フック、再び押し込むクラックストンに対しウィルソンはジャンピングガ―ドも、何も仕掛けることができないまま着地する。

ウィルソンをケージに押し込んだ状態で左の連打、肩パンチを見せる。離れてパンチ、組むという展開のクラックストンは、ついにジャンピングガ―ドから引き込んだウィルソンにパウンドを落としてラウンド終了を迎えた。

勝負の最終回、ウィルソンの右ローにクラックストンが右ストレートを当てる。続いて左ストレートを入れたクラックストンに対し、ウィルソンは思い切り音を立ててステップインもパンチは届かない。クラックストンは右アッパーから組みつき、ここもケージに押し込む展開に。スペースを作ってヒザ蹴り、直後に胸をつけるクラックストンもテイクダウンは奪えない。

ウィルソンは押し込まれた状態から逃れることができず、試合は残り2分を切る。クラックストンはヒザ蹴りを受けた直後に右フックを当てて、ここからも組み続ける。と、ウィルソンは飛びつき三角を仕掛け、背中をつけて足を組み直す。下からエルボー、パンチを放つウィルソン──絞めるまではいかないが、下からコントロールを続ける。最後は手をマットにつけて、マウント三角という形で試合を終えたウィルソンが、スプリット判定勝ちとなった。


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BELLATOR Bellator242 News アンソニー・ペティス アーロン・ピコ ジェイソン・ジャクソン ジョーダン・メイン スティーブ・モウリー タイワン・クラックストン ブログ リッキー・バンデハス

【Bellator242】対戦カード 活動再開のベラトール。ペティス✖バンデハス、ジャクソン、ピコから

【写真】プレリミにサンフォードMMAで最もテイクダウンの強いファイター=スティーブ・モウリー出場(C)BELLATOR

2020年7月24日(金・現地時間)
Bellator242「Bandejasl vs Pettis」
コネチカット州アンカスビル
モヒガンサン・アリーナ

■視聴方法(予定)
7月25日(土・日本時間)
プレリミ 午前9時45分~Bellator MMA YouTube Channel

■対戦カード

<バンタム級/5分3R>
セルジオ・ペティス(米国)
リッキー・バンデハス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジョーダン・メイン(カナダ)
ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)

<フェザー級/5分3R>
タイワン・クラックストン(米国)
ジェイ・ジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)

<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ(米国)
ソロ・ハトリーJr(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・スミス(米国)
マーク・レミンガー(米国)

<バンタム級/5分3R>
ラフィオン・ストッツ(米国)
キャス・ベル(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ルディ・シャフロス(米国)
スコット・モウリー(米国)

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BELLATOR Bellator242 News アーロン・ピコ ジェイソン・ジャクソン セルジオ・ペティス タイワン・クラックストン ブログ リッキー・バンデハス

【Bellator242】いよいよ&いきなりのベラトール活動再開!! 24日にペティス✖バンデハス、ジャクソン、ピコ!!

【写真】ついに活動再開のベラトール、メインはバンタム級のペティス✖バンデハスだ (C)BELLATOR

15日(水・現地時間)、Bellatorが24日(水・同)にコネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで無観客大会=Bellator242を開くことを発表した。

ベラトールではパンデミック後、3月13日に同会場で開かれる予定だったBellator241を無観客開催から大会直前にキャンセルし、その後も5月9日のサンノゼ=242、同16日のロンドン=Euro Series、同29日のテメキュラ=243、6月6日のシカゴ大会=244の延期としていた。

7月及び8月のMMA界における活動再開の報は、イベント再開→カード発表という二段階に分けるのが主流であったが、ベラトールの僅か9日前のリスタート宣言は大きなインパクトとなる。


今回、発表されたのは全7試合でメインカードは4戦、客入れを行う時とは違い圧倒的にプレリミの試合数が少ない構成になっている。メインはバンタム級のリッキー・バンデハス✖セルジオ・ペティス、コ・メインはウェルター級=ジェイソン・ジャクソン✖ジョーダン・メイン、さらにアーロン・ピコも出場しクリス・ハトリーJr戦、タイワン・クラックストンはジェイジェイ・ウィルソンとフェザー級で戦う。

堀口恭司のタイトル返上のバンタム級、本命不在といえるなかバンデハスとペティスの勝者が、パトリック・ミックスやマイケル・マクドナルド、ドゥドゥ・ダンタスと絡むことになるのか。ジャクソンはLFAからサークルケイジに挑み、エド・ルースには惜敗したもののストラッサー起一に勝利しているファイターだ。

上記にあるようにスコット・コーカーの秘蔵っ子=ピコ、タイワン・クラックストンも期待の若手だけになかなかのカードが揃ったといえる。

そのコーカーはプレスリリースに「ベラトールが戻ってくる。モヒガンサンという最高のパートナーである会場に戻ってイベントを開催できることにワクワクしている。チームの努力によって活動が再開され、選手の準備も整っている。ファンはパラマウントネットワークを視聴し、歴史に残る夜を楽しんで欲しい」とコメントを寄せている。