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【PFL2021#04】アリエフを失神に追い込んだラジャポフが希望繋ぐ27秒KO勝ち

<ライト級/5分3R>
ロイック・ラジャポフ(タジキスタン)
Def.1R0分27秒by KO
アクメト・アリエフ(ロシア)

互いにジャブを伸ばす序盤、左リードフックから右を被弾したアリエフの動きが止まる。テイクダウン狙いにアッパーを受けて潰され、パウンドの連打を受けたアリエフが失神──ラジャポフが秒殺KOで、他力本願となるがプレーオフ進出に望みをつなぐ6Pを獲得した。


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【PFL2021#04】崖っぷちもジャンプアップも可能なペティス。試合順が有利に働くか

【写真】後がないペティス。ヘビー級のファブリシオ・ヴェウドゥムの次戦欠場が決まった中で、今シーズの目玉ファイターに残って欲しいがPFLの本音だろう(C) PFL

10日(木・現地時間)、ニュージャージー州アトランティックシティのオーシャン・カジノリゾートPFL2021#04が開催される。

フェザー級とライト級のレギュラーシーズン最終戦。ここでは2018年&2019年世界王者ナタン・シュルチと、WEC~UFCからPFLと3冠を目指し参入したアンソニー・ペティスが敗北という波乱の展開となっているライト級の現状と戦局をレポートしたい。


【ライト級ランキング】
1位 3p カシアス・クレイ・コラード
2位 3p アクメト・アリエフ、アレックス・マルチネス、マーチン・ヘルド
5位 3p ハウシュ・マンフィオ
6位 0p ジョイルトン・ラターバッバ
7位 0p ロイック・ラジャポフ、ナタン・シュルチ
9位 0p アンソニー・ペティス
10位 -1p オリヴィエ・オバメルシェ

シーズン第1戦5試合を終え、シュルチとペティスの敗北があったものの5人の勝者は全て判定勝ちで、第2戦が終わるまでプレーオフ進出者が誰になるのかは、全く見えてこない。

ペティスは現在2位につけているペルー人ファイター=アレックス・マルチネスとの対戦となった。キャリアでいえば歴然とした差があるが、クレイ・コラード戦の動きを見る限り、ペティスのプレーオフに不進出も十分にありうる。

いずれにせよ、2位につけている選手を相手に他の選手の得点獲得状況を見極めて試合に挑むことができることで、PFL側のペティスに姿を消して欲しくないという意志が伺える。『ここで終わるかもしれない』という現実は、ファンの注目度が高まることは間違いない。

一方シュルチの対戦相手は、3P獲得ながら5位と落選ラインにいるハウシュ・マンフィオだ。

アリエフ、ヘルドというロシア&ポーランド勢よりも、組みしやすい相手とはいえるが、2度の優勝者に対してはペティスと比較すると突き放し感もあるマッチアップといえる。

アリエフは7位のロイック・ラジャポフ、ヘルドは初戦の欠場で-1Pという絶望的な状況にあるオリヴィエ・オバメルシェと対戦する。

他力本願にもフィッシュ勝利が絶対のオバメルシェを相手にヘルドも3P以上を獲得し、彼より後に戦う4選手にプレシャーを高めたいところだ。

オバメルシェは計算通り戦えるようなヤワな相手ではないが、初戦で封印した足関節のアテンプトは見てみたいヘルドだ。

そしてペティスを破ったことで一気に注目が高まったコラードは、ジョイルトン・ラターバッバとのマッチアップが決まった。

初戦でマンフィオにスプリットで敗れているドイツの市民権を持つブラジル人ファイターのラターバッハを相手に、コラードはペティス越えがフロックでなかったことを証明するためのファイトとなる。

■視聴方法(予定)
6月11日(金・日本時間)
午前7時00分~Official Facebook

■ PFL201#04対戦カード

<女子ライト級/5分3R>
クラレッサ・シールズ(米国)
ブリトニー・エルキン(米国)

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ペティス(米国)
アレックス・マルチネス(パラグアイ)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス(米国)
ボビー・モフェット(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン(英国)
タイラー・ダイヤモンド(米国)

<ライト級/5分3R>
カシアス・クレイ・コラード(米国)
ジョイルトン・ラターバッバ(ドイツ)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ(ブラジル)
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ランス・パーマー(米国)
ジェシー・スターン(米国)

<ライト級/5分3R>
マルチン・ヘルド(ポーランド)
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)

<ライト級/5分3R>
アクメト・アリエフ(ロシア)
ロイック・ラジャポフ(タジキスタン)

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
シェイヤン・モラエス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
アルマン・オスパノフ(カザフスタン)

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other MMA PFL2021#01 Report アクメト・アリエフ ブログ ミハイル・オジンツォフ

【PFL2021#01】体重オーバーのオジンツォフにテイクダウンを許さず、アリエフが3Pをしっかりと確保

【写真】アリエフが初回に決めた豪快なベリートゥベリー・スープレックス(C)PFL

<156.6ポンド契約/5分3R>
アクメト・アリエフ(ロシア)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ミハイル・オジンツォフ(ベラルーシ)

オジンツォフの体重オーバーで、勝敗に関わらずアリエフに3Pが与えられ、彼自身は1Pの減点を受けているキャッチウェイト戦。まず左ローを見せたオジンツォフに対し、アリエフが左ジャブを伸ばす。今度はオジンツォフが右ロー、アリエフはボディからハイを繰り出す。連続でダブルレッグを仕掛けたクリンチとしたオジンツォフだが、アリエフは豪快なベリートゥベリー・スープレックスを決める。

アリエフは一旦サイドで抑えるも、オジンツォフがフルガードに戻す。ガードの上下で、コツコツとポンチを打ち合い展開が続く、残り90秒でアリエフが立ち上がりローを蹴る。レフェリーがオジンツォフを立たせると、アリエフのスピニングバックキックは距離が合わず。直後にオジンツォフのダブルレッグにショートの右フックをアリエフが合わせる。続くダブルレッグを切った刹那、オジンツォフの立ち上がり際に右フックを打ち込んでダウンを奪ったアリエフが、初回をリードした。

2R、ローに右フックを合わせるアリエフは、スイッチしたオジンツォフの左ミドルからのダブルレッグもしっかりと切る。さらにオジンツォフの右ジャブにワンツーを入れるなど、アリエフの攻勢が続く。ステップインから右アッパーを繰り出したアリエフに対し、オジンツォフの攻撃はローしか届いていない。アリエフが再びアッパーを入れる。

とオジンツォフの右リードフックがアリエフの顔面を捉える。組んだアリエフはケージに押し込まれると、時間を掛けずに離れ右アッパー、左フックをヒットさせる。スピニングバックキックは再び空を切ったが、そのままクリンチに持ち込んだアリエフだったが最後の10秒でヒザが急所に入り注意を受けた。

最終回、オジンツォフが左ロー、アリエフは三日月を蹴る。蹴りを交えた打撃の神経戦のなかでオジンツォフのダブルレッグは決まらない。アリエフの至近距離でのスピニングバックキックはオジンツォフの頭上を越える。直後に一旦組まれたアリエフだが、離れて右ロー、右ハイ、左ローから右ボディストレートを入れる。オジンツォフはジャブを打っても、ボディにパンチを被弾し距離を詰めることができないまま試合は残り40秒を切っている。アリエフが右ハイを2つ見せるも、大きな動きはなく。最後はケージ中央のクリンチで試合が終わった。

結果は危なげない試合をしたアリエフが勝利し、3Pを得た。


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