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【GLADIATOR017】メインでヘビー級王座防衛戦、大番高明「話を頂いたら─有難うございます。やります」

【写真】対戦相手が限られているがゆえに、試合の機会を逃すことがないヘビー級戦士(C)SHOJIRO KAMEIKE

5月1日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR016で同ヘビー級王者の大番高明がカルリ・ギブレインを挑戦者に迎え、ベルトの防衛戦を行う。
Text by Shojiro Kameike

旧体制グラジエイターでヘビー級のベルトを巻いていた大番は、新体制下でも初代同級王者に認定された。新生グラジエイターのヘビー級王者としては、今回が初防衛戦となる。

2007年にプロデビューした大番は、国内ヘビー級の中でもベテランの域に達した。今回、2年半ぶりにMMAを戦う大番に、ヘビー級での歩みと試合への意気込みを訊いた。


――試合前に恐縮なのですが、大番選手に以前から一つお聞きしたいことがありました。

「はい、何でしょう?」

――かつて大番℃-Boy高明というリングネームで試合をしていましたが、この℃-Boyとは一体何だったのでしょうか。

「アハハハ、ヒップホップが好きで、B-BOYという言葉をもじったものなんですよ。さらに℃を使ったのは、当時℃という文字を使っていたアイドルがいて。でもあれでシーボーイと読むのは難しかったですよね。リングネームをひねりすぎました(笑)」

――その℃-Boyをリングネームに入れていた頃は、修斗のミドル級(83kg以下、当時)で試合をしていましたよね。その大番選手がなぜ、ヘビー級に転向したのか……。

「最初は修斗のミドル級で、5試合ぐらいしました。新人王の頃は対戦相手がおったんですけど――これは各プロモーションに言えることで、国内では83キロの選手が少ないから試合がなくて。僕は普段100キロぐらいあるんですよ。そこでデモリッション・ウエストから、100キロの選手と試合しないかというオファーがあったので、1試合ヘビー級で戦ったんです。その試合で、100キロでも意外とやれるかな、と思って。そのあと前体制のグラジエーターで、戦闘竜選手と試合することになったんですよ」

――2011年9月に地元・広島で、かつてPRIDEにも出ていた戦闘竜選手と対戦していますよね。

「これはヤバいなぁと思って(笑)。自分はPRIDE世代で、メッチャPRIDEで見ていましたから。もちろん自分が噛ませ犬のようなポジションでしたけど、結果は120キロぐらいある戦闘竜選手にRNCで勝ったんですよ。そこからですね、減量せずに100キロぐらいでも戦えると思ったのは」

――当時、大番選手が戦闘竜選手と対戦することも意外でしたし、後に試合映像を見ても大番選手が勝利した瞬間の会場の盛り上がり様は凄まじかったです。

「メチャクチャ盛り上がっていましたよね。今でもあの試合のことを言われます。みんな噛ませ犬が勝つとは思っていなかったでしょうし(笑)。僕もまず戦闘竜選手と試合できるっていうのが嬉しかったし、自分のキャリアの中で大きな山場でした。もう10年経ちますけど、あの試合がなければ、たぶん今は格闘技をやっていないでしょうね」

――MMAを始める前から、体重は100キロあったのでしょうか。

「そもそも柔道をやっていたんですけど、その頃から普段は100キロ弱あって、試合は90キロ級に出ていました。アマチュア修斗に出始めた頃は、そこから減量して当時のクルーザー級(90キロ以下)で試合をしていたんですよ。でも、やっぱりクルーザー級は選手が少ないから、3年目ぐらいに83キロまで落として、プロ昇格しました。

それが当時から83キロは選手が少なくて……今はウェルター級(77.1キロ以下)でも試合が少ないじゃないですか。逆に、今はヘビー級選手のほうが試合しているイメージもありますよね」

――確かに現在はDEEPメガトンをはじめ、国内でもヘビー級の試合が増えていますよね。もともと柔道をやっていた大番選手が修斗からMMAを始めるようになったキッカケは何だったのでしょうか。

「柔道を中高で6年やっていたんですけど、中学校の時に外部コーチとして藤田先生が来ていたんですよ」

――藤田先生とは、藤田柔術の藤田善弘さんですか。

「そうです。僕にとって藤田先生は、もともと柔道の先生だったんです。藤田先生は町道場で子供たちに柔道の稽古をつけたり、学校の部活で顧問とは別の外部コーチとして来たりしていて。それで高校は弱小柔道部だったけぇ、自分が一番強かったんです。すると藤田先生が『大番、これでは柔道の練習にならんじゃろう? 俺らは夜に柔道とは別のことをやっとんじゃけど、やったら柔道に生きるけぇ』と誘われて行ったのが、今のパラエストラ広島の始まりですね。藤田先生が集めた仲間と総合格闘技や柔術の練習をして。そこで練習していると、柔道より面白くなってきて。それが高校1年生の終わりぐらいでした」

――パラエストラ広島の創成期ですね。当時の練習場所は、まだ公共施設だったのでしょうか。

「そうですよ。だから7時ぐらいから練習し始めて、9時半ぐらいになったら電気を消されるんです。電気を消されたら、みんな帰るという(笑)」

――アハハハ、古き良きエピソードです(笑)。

「結局、そっちの練習のほうが面白くなって。柔道は高校で終わりにして、アマ修斗に出始めました。それで修斗でプロになった、という感じですね」

――ミドル級からヘビー級に転向し、減量などは楽になったのでしょうか。

「減量は楽になりましたけど……相手もデカいから、プレッシャーは凄いですよね(苦笑)。83キロだったら、自分は割と背が高いほうだったんですよ。でもヘビー級では、相手が縦も横もデカいなって」

――グラジからIGFを経て、2016年3月にはPXCで現UFCファイターのロッキー・マルチネスとも対戦しています。

「ロッキーは、身長は高くないけど横はデカくて、やねこい(広島弁で「つらい」の意)相手でしたね」

――そのマルチネス戦は壮絶な打ち合いの末、KO負けを喫しました。ヘビー級は相手のサイズが大きくなるぶん、打たれるとダメージも溜まりませんか。

「でもミドル級でもパンチが強い選手はいますからね。ヘビー級はダメージが溜まるより、パンチを食らったら一撃で意識が飛ぶんですよ」

――なるほど……そうしたヘビー級での歩みについて、ご自身ではどう考えていますか。

「重量級は相手がいないんで、来た話を片っ端からやっちゃろう。そういう感じで試合をしていました。MMAに限らずキックも、ラウェイもやったし。ありがたいことに、当時のグラジエイターのプロモーターさんがIGFやグアム(PXC)、韓国(2016年10月にAngel’s FCでイム・ジェンスと対戦)の話をくれたりして。お話を頂いたら『有難うございます。やります』っていう感じでした。使ってもらえるなら、どんな試合でも」

――Angel’s FCから前回の新生グラジエイター参戦、2019年7月のホネル・マツダ戦までMMAの試合は行っていなかったのですよね。

「はい。それは単にオファーが無かっただけですね。あと当時は地元で自主興行をやっていました。広島の格闘技を盛り上げたくて。自分はMMAファイターですけど、使っていただけるなら何の試合でもいいです」

<この項、続く

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【GLADIATOR017】福島啓太とバンタム級王座決定戦、神田周一「あの頃の価値観が根底にあるままです」

【写真】冬の時代=意外と純粋な時代。人によっては引きずっているという風に見るかもしれないが、夢を追い続けるってそういうことかと(C)MMAPLANET

5月1日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR016で、神田T800周一が福島啓太とGladiatorバンタム級王座を掛けて戦う。

2年2カ月前に取り逃したベルト、この間のグラジエイターでのファイト通じて自身のMMAの完成を目指すようになった神田にインタビュー。技術面、判定基準という話題の中で神田の明確な──あの頃のMMAを追求する姿勢が明らかとなった。


――福島選手とバンタム級王座を賭けて戦います。この王座ですが、2020年2月に竹本啓哉選手と王座決定戦で戦い敗れたベルトです。その竹本選手が、体重オーバーでタイトル剥奪となり、再び王座決定戦を戦うこととなりました。

「僕もグラジエイターに定期的に出場させてもらって2年以上になるのですが、竹本選手のことはずっと戦友であり、ライバルだと捉えていました。その彼がチャンピオンとして活動する姿を見るのは正直悔しかったです。でも、そんな彼があの失態でベルトを失った。自分が定期的に戦っている場所で、ベルトを持つ人間がああいう風になった時は悔しくて、もどかしかったです。自分が情けなかったですし。だからこそ、ベルトを獲ってしっかりと磨きたいと思います」

──1月大会で福島選手が、その竹本選手に判定勝ちを収めベルトを賭けて戦うことになりました。正直なところで、あの判定は最近の打撃有利的な部分が顕著になったようにも感じました。

「これは結構ぶっちゃけて言うと……僕はモニターをチラチラ見ながら、自分の試合が近いのでスタンバっていました。で、竹本がずっとバックを制していて。これは王座決定戦でまた竹本と戦うことになると思っていたんです。そこから集中しなおして、試合開始を通路の奥で待っていたら判定で竹本が負けて、ひっくり返りそうになりました(笑)」

──日本のMMAのジャッジの判断やブレイクの判断は、ずいぶんとストライカー寄りになってきたと思います。コントロールやポジション奪取は、ダメージを与えないということで評価が低くなった。もう、そういうモノになったと考えるしかないのかという想いもあります。神田選手はそういう裁定を意識することはありますか。

「僕の場合はゴールは一つ、サブミッションです。コントロールに関しては、パウンドとセットかなというのもあります」

──ただタメージのあるパンチを繰り出すと、上体を起こしてスペースを与えることになります。すると差されて立たれる。スクランブルに持ち込まれます。だからパウンドも難しいですよね。

「そう言った組み技が軽視されかねない今だからこそ、逆にクラシックなグラップリングにチャンスがあると思っています。寝かせ方もインスタントな格闘技をする人は、分かりやすい立ち方、逃げ方をしてくるかと思います。だからこそ、渋いゴールに誘う戦い方をしようかというのはあります」

──インスタントな格闘技、良い表現ですね。そこに神田選手がずっとやってきたことで打開したい?

「そうですね。僕は格闘技が冬の時代と言われた2010年代を何とかサバイブしてきた人間なので、やはりあの時代にやってきたことがベースになっています。僕のMMAは今時のちょっとインスタントで……ニータップといえばフランキー・エドガーでなく、朝倉未来選手になる世代とはチョット違うと自覚しています。制圧することこそ、格闘技だと思っている節が僕にはあるので(笑)」

──制圧。ドミネイターですね。話が振りやすくなりました(笑)。旧友、弥益選手の人気をどのように捉えていますか。

「嬉しいです。評価されて然るべき、面白いし勝っているし。しかも、やっていることは変わっていない。格闘技に対してはピュアなままですしね。言えば僕もサラリーマン・ファイターで、取捨選択をしないといけない子育てをしている人間です。だから参考にしているし、活躍が嬉しいです。その一方で、弥益の活躍は嬉しくても対比軸として不良カルチャーがあり、真面目なサラリーマンが戦う対比構造は陳腐だなと思っています。

弥益は素晴らしいと思っています。まぁマーケットの判断なんですけど、自分の信念というか。さっきの判定問題もそうですが、自分のMMAを追求する。タイトルマッチで勝ちたいというのも大きいですけど、インスタントに勝って人気者ごっこをしたいわけじゃないです。本当の強さに少しでも触れたい。自分がそういう存在になりたいという気持ちが強いです」

──人気的に冬の時代、皆がUFCを目指していた時代のMMAを神田選手は追及しているということですか。

「インスタントな格闘技人気が上昇したことで、若い人がMMAを始めたり、他競技から本気で転向してくるのは本当に良いことだとは思っています。これは本当です。とはいえ、僕の価値観は川尻選手がUFCで戦っていた時代にあります。日本はもう離されてはいたけど、北米を目指していたあの頃の価値観が僕の根底にあるままです」

──捉え方は違うのですが、K-PLACEの裁定方法から逆算した作り方も、十分に北米的でないでしょうか。

「僕もパラエストラ松戸で荻窪祐輔選手と練習していたことがあり、小池(義昭)代表が相当に熱心に指導されているジムだという印象を受けました。パンクラスでもランカーが多いですし、本当にきめ細かな取り組みをしていると思っています。でも、僕はここまでやってきたことを出すしかないです。ポイントゲームに長けている可能性もありますが、相手云々よりも自分がやってきたことをぶつける。そこが重要になってくるかと思います」

──つまりはテイクダウンして、コントロールすることを目指すファイトになるということでしょうか。

「そうです」

──とはいえ、だからこそ立ちの部分が大切になって来るかと思われます。

「僕も31歳になりますけど、立ち技に限らず技術の最終的な紡ぎ方、纏め方が分かってきました。組みなら差し、打撃ならワンツー。そこの完成度は上がってきている。その実感があるので、打撃も積極的にいけると思います。ざっくりした言い方になると、こっちから創っていこうと思います。あの強振を警戒しつつ、打撃と組みと自分の試合を創っていこうかと思っています。尻もちまでは行けるので、止まらずに攻め続けるとポジションも取れると思います」

──打撃が紡げて来ている要因は?

「それは冨樫健一郎選手との対話です」

──おおっ、冨樫選手ですか!!

「ハイ。冨樫さんと対話をするなかで、だんだん見えてきたというか。それこそ竹本戦の反省のようなモノが2年弱掛けて、この間の土肥戦で出てきたと思ったんです。長いストレート、下から突き上げるストレートであったり。僕が即効性を持って取り組めば、すぐに手に入れることができたモノかもしれないですけど、色々な人と戦いながら準備していくなかで、竹本戦でできなかったものが繋がって来るような感覚が最近多くて。そういった取りこぼした部分をしっかりと紡いでいけば、この年齢でも飛躍的に伸びることがあると実感できました。

ここまでやってきたことは福島選手にはハマりやすいかとは思っています。その理由は試合前には言えないですけど……。いつも通りのことを欲もかかず、慢心もせずカツカツとやっていけば勝てるのではないかと思っています」

──そうすれば磨きたいベルトも手に取れると。

「僕は自分が追及しているMMAを究めたいという気持ちが強いです。ただグラジのベルトに関しては……、ファイトマネーに関しても、高く評価していただいています。プロの試合に出ているのでお金もそうですけど、櫻井代表の姿勢ってコロナ対策という部分でもグラジエイターという格闘技イベントの在り方を選手に向けて、凄い熱量で話してくれたことがありました。関西であの規模のイベントを続けるって大変だと思います。そういうグラジエイターに感謝しているからこそ、このベルトを獲って磨きたいと思うんです」

──そのグラジエイターでプログレス提供試合のグラップリングマッチが組まれています。あの試みに関して、組み系MMAファイターの神田選手はどのように思っていますか。

「MMAファイターが強くなるという部分では、実は僕のような組み主体の選手が打撃なしでアレをやると遠回りになるかと思っています。ただ打撃系や、特にキッズですね。キッズにあの打撃のないMMAをしみ込ませていると、それこそ米国でカレッジスタイルのレスラーが強いように、これからの世代が強くなるのではないかというのが僕の考えです」

──なるほど、それは非常に興味深い発想です。

「僕らのような世代、練度になっているとMMAを強くするには、MMAをやるのが一番だと思います。でも、あのルールは見ていても面白くなりそうなグラップリングですし、しっかりと広めてほしいルールです。そういう動きがでてくるということはMMA、根本から見直す時期が来ているのかもしれないですね(笑)。

僕は金網に潜りますよ。名もなき技術と、そして金網を心中するつもりもあります」

──おお、でも心中しないのが一番ですので。タイトル戦後をどのように考えていますか。

「ベルトを磨くことと自分を磨くことは一致していると思います。団体の利害と個人の利害が一致するというわけじゃないのですが、さらなる挑戦をしていきたい。強い相手とやりたいです。ポスト・コロナが見えてきたので、グラジエイターに強い選手を呼んでほしい。僕、ホントにケージが好きなんです。だから、ROAD FCとかHEX FSとか挑戦したみたいです」

──おお、渋いところをつきますね。

「北米挑戦を高らかにできない、北米志向なんです」

──アハハハハ。

「だからそういう大会に挑戦して、グラジエイターのベルトも守っていきたい。グラジエイターが業界に一石を投じるイベントになり、そこを背負える選手になりたいと思っています」

■ Gladiator017対戦カード

<Gladiatorヘビー級選手権試合/5分3R>
[王者] 大番高明(日本)
[挑戦者] カルリ・ギブレイン(ブラジル)

<バンタム級王座決定戦/5分3R>
神田T800周一(日本)
福島啓太(日本)

<バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
エダ塾長こうすけ(日本)

<ライト級/5分2R>
井上啓太(日本)
レンジャーハント(日本)

<バンタム級/5分2R>
土肥潤(日本)
清水俊一(日本)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
久保健太(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<ライト級/5分2R>
坪内一将(日本)
中西哲生(日本)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
後藤陽駆(日本)

<バンタム級/5分2R>
佐々木陽太(日本)
別所竜也(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
伊賀GORI(日本)

<フライ級/5分2R>
松原聖也(日本)
尾崎大和(日本)

<フォークスタイル・グラップリング75キロ契約/5分2R>
森戸新士(日本)
川崎聖太(日本)

<フォークスタイル・グラップリング73キロ契約/5分2R>
赤澤智哉(日本)
ビリー・フッカー(豪州)

<フォークスタイル・グラップリング67キロ契約/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
田中智也(日本)

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【GLADIATOR017】久保健太と対戦、中西テツオ─02─「好きだからMMAをやっている、それだけなんです」

【写真】1月の前回大会では 坪内一将を71秒RNCで下している中西(C)MMAPLANET

5月1日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR016で、久保健太と対戦する中西テツオのインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

2014年にGLANDSRAMでプロデビューを果たした中西は、MMAで3連勝を収めたものの、2016年から2年近くもの間、勝利から遠ざかることに。そんな中西のキャリアを変えたキッカケが、2017年から始まる中国での戦いだったという。現在は3連続一本勝ちの中西は、新天地グラジエーターでどんな試合を見せるのか。インタビュー後編では、中国で体験したまさかの出来事と、自身の変化について訊いた。

<中西テツオ・インタビューPart.01はコチラから>


――中西選手は2017年10月からWLF(武林風)とGlory of Herosなど、中国で試合をしていますよね。

「中国では5試合しました。当時はみんながUFCに出たい、ONEに出たい、海外で試合をしたいと言っている時期で。単純に僕もそれに憧れて、海外で試合があるよと言われて『いいなぁ』と思いました(笑)。本当に何も深くは考えていなかったです。

僕の中では、中国で試合をしたことは楽しかったです。現地での移動時間が長かったり、いろいろトラブルがあったりして。でも、すごく良い経験ができました」

――トラブルとは?

「初めて行った時は、試合会場がチベット(馬爾康市…バルカム、四川省にあるアバ・チベット族チャン族自治州)だったんです。まず上海に着いてから飛行機を乗り継ぎ、さらに空港から会場まで車で10時間半ほどかかりました(苦笑)。山の中にある町なので、空気が薄くて。着いた瞬間に『アレッ?』と分かるぐらいでしたね。しかも、到着した日に地震が発生して大会も中止になったんです」

■九寨溝(シルツァデグ)地震
2017年8月8日21時19分(現地時間)、中国四川省のアバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県で、マグニチュード7.0の巨大地震が発生した。大会開催が予定されていた馬爾康市は九寨溝県の南西に位置し、現地では8日と9日の2日間にかけて『武林龍中対.17』の開催が予定されていた。

「僕たちがいた地域では、それほど地震の影響はなかったんですよ。でも四川省から大会中止の指示があったようで……。直接の被害はなくても、そのままでは帰れなくなるかもしれないということで。初日はアマチュア大会で、2日目が僕たちの出場するプロ大会でした。アマチュア大会が行われた後に地震が発生して、翌日のプロ大会は中止になりました。あの時は、いろいろ辛かったです」

――なるほど……。その後も中国でMMAを戦った感想はいかがですか。

「僕としては、中国人選手はやりやすかったです。当時はまだMMAが、それほど確立されていなくて。キックボクサーがグラップリングを練習してMMAをやる──そういう印象がありました。だから日本人選手よりは戦いやすかったですね。

自分の中では1回目の試合(2017年10月、ニ・ゲダンに判定負け)が大きかったです。高地で、僕だけ5分3R戦ったんですよ。それで1Rに汗が全く出なくなって、チアノーゼになってしまいました」

――……それでも残り2Rを戦い抜いたのですか。

「はい。あの試合を経験したことで、自分の気持ちも変化したのかなと思いますね」

――その中国遠征を経て、2019年から再び国内で戦うことになります。その初戦として、2019年12月のグラチャン×グラジエーターの合同興行で、宮城友一選手に判定負けを喫しました。あの試合はストライカーの宮城選手を相手に組むことなく、打撃戦を選択した理由は何だったのでしょうか。

「宮城さんの試合映像を見て、打撃でもいけるなと思ったんです。宮城さんを倒して、国内でもアピールしてやろうと思って打撃戦を選びました。いま考えると――僕の中では良かったかなと考えています。あれだけ打撃戦ができたのは良かったです。打撃もやれるんだぞ、というのを見せることができたので」

――そして宮城戦以降は、打撃戦ではなく3試合連続一本勝ち、と。

「アハハハ、そうですね。いろいろ考えると、KOしたいという理想もあるんですけど、やっぱり勝ちたいっていう気持ちが一番なんです。相手の苦手なところを攻めようと考えると、組みに行くという結論になりますよね」

久保健太は昨年10月に鶴屋怜に敗れるまで、DEEPとパンクラスで4連勝中だった

――そして今回は久保健太選手との愛知県勢対決を迎えます。

「対戦相手を聞いて、ちょっとビックリしました。試合映像を見ると、打撃も組みもできるバランスの良い選手ですよね。試合では競り勝てる地力もありますし。実は7年ぐらい前に、一緒に練習したことがあるんですよ。当時の久保選手は、それほど強いイメージはなかったです。まだプロデビューもしていなかったですし。あれから7年経って、印象も変わっています」

――これが合同興行も含めると、グラジエーターでは3戦目となります。現在、中西選手がMMAを戦ううえでの目標を教えてください。

「本当に好きだからMMAをやっている、それだけなんですよね。2016年から2017年にかけて4連敗したことがあって、その時はMMAを辞めようかとも考えました。でも、やっぱり練習していると楽しくて。そこから中国で勝つことができ、これは辞められないなと思いました。そこからずっと、MMAは楽しもうと考えています」

――では最後に、MMAPLANETの読者の皆さんへ意気込みのほどをお願いします。

「自分のジムを立ち上げて、新しいキャリアを良い形でスタートさせることができました。選手としてもバリバリ上を目指していきますし、グラジエーターで勝ってベルトを巻きたいと思っています。今後もよろしくお願いいたします!」

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Gladiator016 MMA MMAPLANET ONE キック ボクシング 有川直毅 藤田健吾

【Gladiator016】グラジ初参戦の有川直毅がTDを織り交ぜたアウトボクシングで藤田健吾を捌ききる

<フライ級/5分2R>
有川直毅(日本)
Def.3-0
藤田健吾(日本)

有川がサークリングしながら左ロー、さらに左ハイを見せる。藤田が動くと、すかさずパンチを打ち込む有川。さらに右カーフキックとスライディングキックまで繰り出す。前に出てくる藤田との距離を保ちながら、藤田の右ストレートをかわし、逆に右ストレートを繰り出した。藤田の右ローをキャッチしながら右のパンチで尻もちを着かせた有川。藤田もすぐに立ち上がってケージ中央へ戻る。前に出た有川が連打で仕掛ける。藤田が押し戻すと再び距離を保つが、飛び込んでパンチを連打する有川。左ジャブでの探り合いから、有川の蹴りがヒット。残り1分で有川は右バックスピンキックを見せ、藤田が組み付いてきても切り返し、ケージ際で右ヒジを放った。

最終回、有川が左のインローを見せる。藤田がローを返すと、有川はストレートの連打。さらに右ストレートから左ハイにつなげた有川は、右ストレートを打ち込んでから離れる。ローとパンチを中心としたアウトボクシングを見せる有川に、藤田はダブルレッグを仕掛けるが倒せず。スタンドでは変わらずローとストレートで有川が藤田をコントロールする。ここでダブルレッグを仕掛けた有川だったが、倒すことはできず。すぐにスタンドに戻り、ストレートでコントロールする。

藤田の右ローをキャッチしたありかわが、そのまま押し込んで相手に尻もちを着かせた。藤田も切り返して、立ち上がった有川をケージに押し込む。藤田はリストアップからグラウンドに持ち込むも、回転して逃れた有川が立ち上がり、試合はスタンドに戻った。有川の右ストレートに対し、藤川は左ボディ。両者がパンチで打ち合う中、有川はダブルレッグで藤田をケージ際に追い込んだ。藤川もボディロックで切り返して、最後はリフトアップから有川に背中を着かせて試合を終えた。


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Gladiator016 MMA MMAPLANET ONE キシシ

【Gladiator016】前に出て聖帝の距離を潰した神田T-800周一がトップの奪い合いを制す

【写真】前回のキシシ戦に続き、神田がトップゲームの巧さを見せた(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分2R>
神田T-800周一(日本)
Def.3-0
土肥”聖帝”潤(日本)

サウスポー同士の一戦、神田が前に出て土肥にケージを背負わせる。細かいローで土肥を前に出させない神田。しかし土肥はグイグイ前進、神田は下がりながらもパンチで応戦する。神田の左ストレートをかわして、ボディロックで組み付いた土肥だが、神田にケージまで押し込まれてしまう。土肥はケージ際で切り返し、シングルで神田に尻もちを着かせた。

倒された神田は相手の左腕を取りながらバックに回る。土肥は神田を前に振り落とすが、神田は土肥の左腕を取ったまま。腕を抜いた土肥がシングルバックへ。神田は相手の足を抑えてケージに押し込む。

押し込んでくる神田に対し、ハーフネルソンで対応した土肥だが、神田は切り返してトップへ。そして立ち上がり、スタンド勝負を選ぶ。スタンドでは神田のパンチがヒット。土肥はダブルレッグを狙うが、神田はスプロールしてトップを奪った。フックガードからスイープを仕掛ける土肥。神田は相手の足を畳んでトップを維持して1Rを終えた。

最終回、前に出続ける神田は、相手が組んでくると首相撲から左ヒジを当てた。さらにテイクダウンを切り、そのまま上になる。ハーフガードから潜ってくる土肥を抑え込み続け、バックに回った神田。起き上がろうとする土肥を引き戻す。神田を前に振り落とし、立ち上がってダブルレッグで尻もちを着かせた土肥。しかし神田が切り返して上になる。立ち上がった土肥に対し、プレスをかける神田。左ストレートを上下に散らし、距離が近くなると首相撲から左ヒザをボディに突き刺した。

土肥のシングルに対して尻もちをついた神田だったが、リバーサルしてトップを奪い、しっかりと判定をものにした。


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Gladiator016 MMA MMAPLANET ONE 中川皓貴 富田翔市

【Gladiator016】中川皓貴のパンチとTDをかわし、切り返してコントロールした富田翔市が判定勝ち

<フェザー級/5分2R>
富田翔市(日本)
Def.3-0
中川皓貴(日本)

サウスポーの富田が右ロー、中川は右の前蹴りを返す。前に出てくる富田に対し、中川はサークリング。富田は追って右ローを打ち込む。効いていないと両手を挙げてアピールする中川。距離を保つ中川だが、手が出ない。一方の富田の手数も少なく、互いに見合う展開が続く。中川が牽制の蹴りを放つが、富田も距離を保ちながら左ハイを放った。さらに会場に富田のローの音が響く。すると中川はダブルレッグで飛び込んだ。しかし富田はこれをカットし、中川の首を抱えながらケージに押し込み右ヒザを打ち込んでいく。首を抑えられたまま、相手の太ももに右ヒザを打ち込む中川だったが、そのまま富田にコントロールされた。

最終回、プレスをかける中川の右前蹴りをカットした富田が、ケージ中央で右ローを当てる。中川が右スイングから富田に背中を着かせるが、富田もすぐに立ち上がり、組んできた中川の首を抱える。そのまま富田をケージ際に押し込んだ中川がバックに回り、右足を差し込んだ。さらにバックから左腕を差し上げる。富田も切り返し、上下に揺さぶるが中川は倒れない。そのまま右腕を差し上げてケージに押し込む富田。富田のパンチをかわしながら離れた中川が、反対に富田をケージ際に追い込みパンチを連打していく。

しかし富田が押し返して中川が尻もちを着く。立ち上がった中川がパンチで猛攻を仕掛けるも、富田はかわして相手をケージに押し込む。中川は首投げを繰り出すが、テイクダウンすることはできず。富田は両腕を差し上げたが、ここで富田が首投げでグラウンドに持ち込んだ。それでも富田はすぐに立ち上がり、中川を押し込んで試合を終えた。

裁定は、ジャッジ3者とも富田の勝利につけた。


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Gladiator016 MMA MMAPLANET 福島啓太 竹本啓哉

【Gladiator016】TDとグラウンドコントロールは評価されず。竹本啓哉に福島啓太が判定勝利

【写真】竹本に鼻血を出させ、バックコントロールを凌いだ福島が判定をものにした(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分2R>
福島啓太(日本)
Def.3-0
竹本啓哉(日本)

サウスポーの竹本に対し、福島は左ハイと右ロー。続いて福島が右ミドルハイを繰り出したところにダブルレッグで組み付いた竹本が、そのままケージに押し込んで尻もちを着かせた。ケージに背中を着けた福島、竹本はボディロックからバックに回り、バックマウントを奪った。そして福島の左腕を抑えながら、右カカトを相手のボディに叩きつけて削る竹本。福島は体を反転させて、竹本を振り落とそうと試みるも、竹本はバックマウントをキープし続ける。

マットに足を這わせて回転した福島がバックマウントから脱出し、試合はスタンドに戻る。右バックフィストを見せる福島。しかし竹本がまたもテイクダウンを奪い、ハーフガードの福島をボディロックのままケージ際へ運び、抑え込んだまま1Rを終えた。

最終回、互いにフェイントをかけて探り合う中、竹本がプレスをかけて福島にケージを背負わせた。福島もすぐにケージ中央まで戻るも、竹本がダブルレッグで飛び込み、またもケージ際でグラウンドに持ち込む。相手の左足を挟み、さらに右足首を持って福島を立たせない竹本。しっかりとボディロックで相手をケージに押し付け、パスからバックを狙う。左足を差し込んだ竹本に対して、福島はコツコツとパンチを返す。しかし竹本は食らいついて離さない。福島が起き上がった瞬間、完全にバックを狙いに行った竹本は、立ち上がる相手の背中に飛び乗った。

右足を差し込み、四の字ロックの形になって鉄槌を落とす竹本。さらに相手の左腕を抱えるが、福島は竹本の右腕を抑える。そのまま竹本を頭からマットに叩きつけたが、竹本のクラッチは離れないまま試合が終了した。

竹本がグラウンドで試合をコントロールしたかに見えたが、竹本に鼻血を出させた福島の打撃が評価されたか。福島が3-0の判定で勝利した。


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Gladiator016 MMA MMAPLANET ONE 井上啓太 春川広明

【Gladiator016】MMAファイターとしての姿--井上啓太がヒザの一撃で春川広明をKO

【写真】パンチからヒザ蹴りでKO。井上がMMAファイターとしての力を見せつけた(C)MMAPLANET

<ライト級/5分2R>
井上啓太(日本)
Def.1R3分33秒 by TKO
春川広明(日本)

右手を高く上げて構える春川が右ロー。バックステップでかわした井上が距離を詰める。ケージを背に下春川はサークリングして距離を保つ。ここで井上が一気に距離を詰めて、春川をケージに押し込む。右腕を差し上げてディフェンスする春川。その腕をオーバーフックで抱えながら、井上が右のパンチを当てた。ケージ際で体勢を入れ替える両者、押し込まれた春川が離れた。再びケージ中央で見合うなか、春川が距離を取る。春川の右ローに対し、左前蹴りを返した井上。回る春川を追いかける井上が右クロスを狙う。


サークリングするも手数が少ない春川。井上が左前蹴りからパンチを当てる。打ち返してきた春川を首相撲に捉えた井上が、ボディへ右ヒザを突き上げると春川はダウン。そのまま井上がパウンドを追撃しようとしたところで、レフェリーが試合を止めた。


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Gladiator016 MMA MMAPLANET NavE 松本一郎

【Gladiator016】リバーサル&エスケープを狙う松本を抑え込んだNavEが3ポイント差で勝利

【写真】引き込みからエスケープを狙った松本。一度は成功するも、全体的にNavEが立たせなかった。(C)MMAPLANET

<フォークスタイル・グラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
Def:6-3
松本一郎(日本)

開始早々、松本が引き込みハーフへ。NavEに2Pが与えられる。相手の左腕を抑える松本に対し、NavEは立ち上がって側転パスガードを見せるが、松本がクローズドガードに捉えた。下から腕や足を手繰り、リバーサルを狙う松本。NavEは上から相手の腕を抑えていく。松本が右腕をNavEの左足に差し込んでいくが、NavEはその右腕を挟み込んで防いだ。ここで立ち上がり、パスを仕掛けるNavE。松本は立ち上がず、回転しながらグラウンドを選ぶ相手のガードの中に、NavEは再び入っていく。展開がないなか、NavEは立ち上がってパスを狙うも、松本の足を越えることはできなかった。

2R、NavEが前に出ると、またも松本が引き込み2Pを相手に与えてしまうことに。松本はリバーサルを狙うも、NavEがトップをキープする。さらにパスを狙うNavEに対して、松本はハーフガードに。松本がクローズドに戻すとNavEは立ち上がるが、やはり松本のガードの中に戻った。ハーフからリバーサルのチャンスを伺いつつ、50/50で立ち上がった松本にエスケープの1Pが与えられた。しかし、スタンドでNavEが前に出ると松本は引き込み、またもNavEに2P。パスを狙って動き続けるNavEの左足を捉えた松本だったが、ここでNavEが反対に松本の右足を狙う。凌いだ松本がNavEのデラヒーバを仕掛けるも、これを外したNavEが松本の左腕を取って腕十字を仕掛けた。しかしこれは極まらず、体を起こした松本にリバーサルの2Pが与えられ、試合が終了した。

試合は、相手の3回の引き込みで6Pを得たNavEが勝利した。


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Gladiator016 MMA MMAPLANET 森戸新士 濱村健

【Gladiator016】TDポイントで優位に立った森戸が、濱村に引き込み-2Pから三角絞めを極める

【写真】新鮮すぎる森戸のMMAグローブ姿。試合はしっかりとポイント計算をしながら最後に極めた(C)MMAPLANET

<フォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
森戸新士(日本)
Def.2R3分46秒 by 三角絞め
濱村健(日本)

開始早々、濱村が距離を詰めて押し込んでいく。しかし森戸が切り返し、右腕を差し上げて濱村をケージに押し込んだ。濱村はケージ際を脱出、中央まで戻るも森戸が押し込み続ける。濱村は頭をおっつけて前に出るが、常に森戸が押し続ける展開に。ケージ際で森戸がダブルレッグを仕掛けたが、濱村はこれをかわす。そして森戸が再びテイクダウンを狙ったところで、相手の首を抑えた濱村だったが、ガブられた森友すぐに奪取した。相手をケージに押し込みながら、左足へのシングルレッグを仕掛けた森戸。反対側に引き倒し、一度は尻もちを着かせて2Pを得るも、立ち上がられて1Pを献上してしまう。

スタンドに戻ると、森戸が前に出続ける。濱村も押し返すが、森戸がケージ際で右腕を差し上げてボディロックからテイクダウンを狙った。濱村は払い腰で投げるも倒し切ることはできず。またも森戸が左足へのシングルでテイクダウンを狙い続け、ラウンド終了間際に背中を着かせて2Pを追加した。

最終回、森戸が右腕を差し上げて濱村をケージに押し込む。粘る濱村に対し、森戸は上下に揺さぶるも倒すことはできない。ケージ際を離れた濱村を追う森戸。今度は反対に濱村が森戸を押し込んでいくが、倒せないとみるや離れる。ケージ中央で足払いを見せた濱村。森戸は倒れず、スタンドで差し合いを挑む。濱村は組み付いて森戸をケージに押し込んだ。ここで森戸は引き込みを選択。相手に2ポイントを与えながら、下から三角絞めを極めた。


4-3

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