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【UFC259】計量終了 ジョーンズ、メディッチ、アルバーグ。アーリープレリミも注目カードがズラリ

【写真】上背でアデサニャが、ブラボヴィッチを上回っている?! (C)Zuffa/UFC

6日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC259「Blachowicz vs Adesanya」の計量が、5日(金・同)に行われた。

UFC世界ライトヘビー級選手権試合=王者 ヤン・ブラボヴィッチ✖チャレンジャーUFC世界ミドル級王者イスラエル・アデサニャ、UFC世界女子フェザー級選手権試合=王者アマンダ・ヌネス✖挑戦者ミーガン・アンダーソン、UFC世界バンタム級選手権試合=王者ピョートル・ヤン✖挑戦者アルジャメイン・ステーリングというトリプルクラウンに加え、メインカードからプレリミまで気になるカードが、並びに並んでいる今大会。


まずアーリー・プレリミの第1試合にトレヴィン・ジョーンズが出場する。

PXCからTOP FC、そしてACAを経てDEEPにも来日したグアムのジョーンズは、昨年に8月に劇的な大逆転KOでチムール・ワリエフという強豪を下しながら、マリファナの服用で勝利を取り消され今回が仕切り直しの一戦となる。

対するマリオ・バウティスタはCombate AmericasやLFAからUFCへステップアップ。コーリー・サンドハーゲンには敗れたものの、元DEEP王者キム・ジンス、元LFA王者マイルズ・ジョンズに勝利している実力者だ。ワリエフ戦同様に苦戦は避けられないジョーンズが、どのような戦いを見せるか。

アーリー・プレリミ第2試合に出場のウロス・メディッチは昨年8月にコンテンダーシリーズで見事なパウンドTKO勝ちを収め、ダナ・ホワイトに見初められたファイターだ。

KINGS MMAでハファエル・コルデイロに師事するセルビア人ファイターのメディッチ、どのようやUFCキャリアのスタートを切るのか。

メディッチと同様に昨年のコンテンダーシリーズから注目のデビューを果たすのが、カーロス・アルバーグだ。

アデサニャのトレーニング・パートナーのアルバーグは、NZのトップ・キックボクシング・プロモーションであるKing Of the Ringの8人制トーナメントを100キロと92キロ級で制している。アデサニャが86キロ級と100キロ級で3度頂点に立っているに続く、マルチ王者がアルバーグだった。

打撃の強さは絶対的。組みは未知数のアルバーグだけに、ハードヒッター=ケネディ・ンゼチェクウとは手の合う顔合わせといえるだろう。

さらにキャリア13勝0敗のショーン・ブレイディと豪州の親子鷹ジェイク・マシューズのウェルター級戦ら、他プロモーションならメインカードでもおかしくないカードがアーリー・プレリミから見られる。

プレリミではドミニク・クルーズ✖ケイシー・ケニー、ソン・ヤードン✖カイラー・フィリップスという2つのバンタム級戦と、ジョセフ・ベナビデス✖アスカル・アスカロフ、ホジェリオ・ボントリン✖カイ・カラフランスのフライ級マッチが組まれているが、アスカロフが今大会唯一の体重オーバーとなり、127ポンド契約マッチとなった。

WEC世代の生き残りベナビデスにとって、厳しくタフなアスケロフと背水の陣で戦うマッチアップだ。

群雄割拠のバンタム級の覇権争い、アデサニャがチャンプ・チャンプを目指すメインイベント。ここで注視したいのはアデサニャの体重がリミットより5ポンド近く軽いということ。ブラボヴィッチはリカバリーが見込まれるため、このライトヘビー級世界戦はパワー&瞬発力✖スピード&タイミングの争いとなりそうだ。

■視聴方法(予定)
3月7日(日・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOライブ

■UFC259計量結果

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者] ヤン・ブラボヴィッチ: 205ポンド(92.99キロ)
[挑戦者]イスラエル・アデサニャ: 200.5ポンド(90.94キロ)

<UFC世界女子フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者] アマンダ・ヌネス: 145ポンド(65.77キロ)
[挑戦者]ミーガン・アンダーソン: 144.5ポンド(65.54キロ)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] ピョートル・ヤン: 135ポンド(61.24キロ)
[挑戦者]アルジャメイン・ステーリング: 134.5ポンド(61.0キロ)

<ライト級/5分3R>
イスラム・マカチェフ: 156ポンド(70.76キロ)
ドリュー・ドパー: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
チアゴ・マヘタ: 206ポンド(93.44キロ)
アレクサンドル・ラキッチ: 206ポンド(93.44キロ)

<バンタム級/5分3R>
ドミニク・クルーズ: 136ポンド(61.69キロ)
ケイシー・ケニー: 136ポンド(61.69キロ)

<バンタム級/5分3R>
カイラー・フィリップス: 136ポンド(61.69キロ)
ソン・ヤードン: 135.5ポンド(61.46キロ)

<フライ級/5分3R>
ジョセフ・ベナビデス: 125.5ポンド(56.92キロ)
アスカル・アスカロフ: 127ポンド(57.6キロ)

<フライ級/5分3R>
カイ・カラフランス: 125.5ポンド(56.92キロ)
ホジェリオ・ボントリン: 126ポンド(57.15キロ)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジョーダン・エスピノーサ: 126ポンド(57.15キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
カーロス・アルバーグ: 205.5ポンド(93.21キロ)
ケネディ・ンゼチェクウ: 205ポンド(92.99キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ショーン・ブレイディ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジェイク・マシューズ: 169.5ポンド(76.88キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
リヴィア・ヘナタ・ソーサ: 116ポンド(52.62キロ)
アマンダ・レモス: 116ポンド(52.62キロ)

<ライト級/5分3R>
ウロス・メディッチ: 156ポンド(70.76キロ)
アーロン・クルーズ: 155ポンド(70.31キロ)

<バンタム級/5分3R>
トレヴィン・ジョーンズ: 134.5ポンド(61.0キロ)
マリオ・バウティスタ: 135.5ポンド(61.46キロ)

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Interview UFC UFC259 カイラ―・フィリップス ソン・ヤードン ブログ

【UFC259】チーム・アルファメール在住ソン・ヤードン「ユライアのパッションに感じられるだけで──」

【写真】計量時のソン・ヤードン。下にあるZOOMインタビュー時の輪郭と比較すると、相当にハードな減量を行っていることが伺える (C)Zuffa/UFC

6日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC259「Blachowicz vs Adesanya」でソン・ヤードンが、カイラ―・フィリップスと対戦する。

オクタゴン6勝目(※1分0敗)を目指す──躍進、中国MMAパワーを象徴する23歳のファイターに、アルファメールの現状とともに今回の試合への意気込みを尋ねた。


──土曜日の夜にカイラ―・フィリップスと対戦します。今の調子はいかがですか。

「凄く調子は良いよ。なんたって10カ月も練習を続けてきたんだから」

──昨年5月にアジア人ファイターとしては、コロナ・パンデミック以降真っ先に試合が組まれたソン選手ですが、そこから試合間隔が空いてしまいました。

「他の試合のオファーもあったけど、相手のケガで試合が実現しなくて。発表される前の試合だったし、結果的にこうやって10カ月も試合の機会が巡ってくるのを待たないといけなくなってしまったんだよ。

COVID19は世界中の全ての人々に影響を及ぼした。MMAでも、この機会にチャンスを得た選手もいるし、失くした選手もいる。でもUFCはこの困難な状況で本当に素晴らしい仕事を成し遂げたと思っている。だから試合がなかったことに関してストレスは感じていたけど、そこは理解しないといけないって分かっていたよ」

──ところでソン選手の母国、中国から新型コロナウィルスが発生しましたがサクラメントにいてご家族など心配ではなかったですか。

「そうだね、現実問題として中国に帰国すると長期間の隔離措置をとる必要があって僕は家族にはずっと会っていないんだ。そしてサクラメントでトレーニングに集中してきた。でも今では中国は最もコロナウィルスを抑え込んだ国だし、家族のことは心配していないよ」

──反対と言えば母国にいればより安全なのですが、50万人が命を落とした米国で濃厚接触のMMAのトレーニングを続けているわけですね。

「その通りだね(笑)。もし感染するようなことがあれば、僕の世代はそれほど重症化する恐れはないけど、医療費がどれだけ掛かってしまうのかっていう点は本当に心配だよ。僕の友人でも感染した者もいるしね。でも、予防対策をしながらトレーニングするしかない。それにサクラメントにいる中国人ファミリーが、凄く僕を助けてくれているから。何かあっても、僕は大丈夫だよ」

──ところで私たちも把握できないほど、チーム・アルファメールは出入りの激しい状況になっていますね。

「確かにチームを離れた選手がいるけど、僕にとってアルファメールは最高のチームだよ。重量級の選手はいないけど、これだけ自分のウェイトのファイターが揃っているジムは他にないからね。

それにさ、ファイターもそれぞれの生活がある。結婚したらまた状況も変わって来るし、しょうがないからチームを離れるしかない選手もいるしね。僕も人の出入りは本当に多くみてきた。人は一つの場所に一生いるってことはないだろうし。でも、僕にとっては最高のチームなんだ。

ユライアは海外からやってきた選手に対し、全く何の偏見も持たず公平に接してくれる。それに42歳になっているのに、今も毎日練習を続けているんだ。ユライアのパッションを間近で感じられるだけで、僕も頑張ることができる。本当にユライアだけでなく、他のコーチとの関係も家族のようなんだよ」

──ではカイラ―・フィリップスの印象を教えてください。

「髪の毛が多い(笑)。カラテ・スタイルのような打撃を使うよね。でも柔術も上手い。全ての局面において、良いファイターだと思うよ」

──テイクダウンをどれだけ防ぐことができるのかが、カギを握ってきそうです。

「実は以前にヒザのケガをして、レスリングのトレーニングはそれほど行えない時期があったんだ。でも、この2年間は徹底してレスリングの練習をしてきたから、そこは自信を持っているよ」

──同じ夜にバンタム級タイトル戦があります。勝利予想をしてもらえますか。

「アルジャメインが勝つと思う。グラップリング能力で、大きくピョートル・ヤンを上回っているからね。良い試合になると思うけど、アルジャメインがチャンピオンになるよ」

──群雄割拠、激しい生き残り合戦が繰り広げられているUFCバンタム級戦線ですが、現状でのソン選手のターゲットを教えてください。

「決して大きなゴールではないけど、今年中にトップ10になりたい」

──トップ10、トップ5の間違いじゃないですか。

「でも、君の言う通りUFCバンタム級は本当にコンペティティブだから。直近のゴールをトップ10に定めているんだ。もちろん、そこからトップ5を目指したいよ。でも、一歩一歩時間をかけてステップアップしていこうと思う」

──すでに中国人女子選手はジャン・ウェイリのように世界の頂点に立ったファイターがいます。ソン選手は成長著しい中国MMA界にあって、自分の果たすべき役割をどのように捉えていますか。

「まだ全てにおいて始まったばかりだよ。技術的にもまだまだ成長させないといけない。7年間戦ってきたけど、自分自身ではまだキャリアの長いニューファイターだと思っているよ(笑)」

──今日はインタビューを受けていただきありがとうございました。

「こちらこそ、ありがとう。僕はこれまで2度、日本に行ったことがあって。東京と横浜を尋ねて、本当に日本のことが好きなんだ。だから日本ファンにも今週末、僕の試合を楽しみにしてほしい」

■視聴方法(予定)
3月7日(日・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOライブ

■UFC259対戦カード

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者] ヤン・ブラボヴィッチ(ポーランド)
[挑戦者]イスラエル・アデサニャ(ニュージーランド)

<UFC世界女子フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者] アマンダ・ヌネス(米国)
[挑戦者]ミーガン・アンダーソン(豪州)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] ピョートル・ヤン(ロシア)
[挑戦者]アルジャメイン・ステーリング(米国)

<ライト級/5分3R>
イスラム・マカチェフ(米国)
ドリュー・ドパー(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
チアゴ・マヘタ(ブラジル)
アレクサンドル・ラキッチ(オーストリア)

<バンタム級/5分3R>
ドミニク・クルーズ(米国)
ケイシー・ケニー(米国)

<バンタム級/5分3R>
カイラー・フィリップス(米国)
ソン・ヤードン(中国)

<フライ級/5分3R>
ジョセフ・ベナビデス(米国)
アスカル・アスカロフ(ロシア)

<フライ級/5分3R>
カイ・カラフランス(ニュージーランド)
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット(米国)
ジョーダン・エスピノーサ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ショーン・ブレイディ(米国)
ジェイク・マシューズ(豪州)

<女子ストロー級/5分3R>
リヴィア・ヘナタ・ソーサ(ブラジル)
アマンダ・レモス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ウロス・メディッチ(セルビア)
アーロン・クルーズ(米国)

<バンタム級/5分3R>
トレヴィン・ジョーンズ(グアム)
マリオ・バウティスタ(米国)

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Report UFC UFC ESPN16 カイラ―・フィリップス キェメロン・エルス ブログ

【UFC ESPN16】10の初回フィニッシュ=エルスを寄せつけず、フィリップスがバックマウント&エルボー葬

<バンタム級/5分3R>
カイラー・フィリップス(米国)
Def.2R0分44秒by TKO
キャメロン・エルス(英国)

6連勝中、10の勝ち星全てが初回フィニッシュのエルスがUFC初戦でフィリップスと対戦。ローを蹴るフィリップスに対し、エルスが右オーバーハンドから右フックを打っていく。さらに左ジャブを入れると、右ハイをかわしてダックからアッパーを振るっていく。後ろ回し蹴りを当てたフィリップスは、続く跳びヒザでエルスの頭上を飛び越えて間合いを取り直す。

フィリップスは右ハイから左フックを繰り出すなど、エルスの圧力に負けていない。頭を下げながら右オーバーハンドを伸ばすエルスに対し、フィリップスはサイドに回ってかわすとダブルレッグでテイクダウンを決める。蹴り上げを捌いてパンチを落とし、パスしたフィリップスを大きくテッポウでひっくり返しながらエルスだが、立ち上がるのが遅れる。下のままで、スクランブルでバックを許したエルスに対し、フィリップスは両足をフックし掌底を落としパンチからトラックポジションに移行し、ツイスターを狙う。察知したフィリップスはスクランブルに持ち込もうとしたが、上は取れずフィリップスがパンチ、鉄槌を連打した初回を取った。

2R、左ハイから右エルボーで距離を詰めたフィリップスは、ボディロックテイクダウンを決めるとパスから即マウントへ。パンチに背中を見せたエルスにエルボーを纏め圧勝した。


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