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【ONE165】魔の三浦彩佳戦に敗北、平田樹「あの試合のことは終わったこととして、次に」

【写真】負けは負け、受け止める必要がある。と同時に、開放された空気を纏っていた平田(C)MMAPLANET

1月28日(日)に行われたONE165「Superlek vs Takeru」で、三浦彩佳に敗れた平田樹。
Text by Shojiro Kameike

格闘技以外、プライベートの人間関係がクローズアップされ──両者が不本意な気持ちを抱きつつリングに上がった一戦。いわば勝つしか、存在証明や自己肯定できない対戦で、平田は敗れた。

それから約3週間、意味がないとまで明言していた試合で黒星を喫した平田の胸中を尋ねた(※取材は2月21日に行われた)


――格闘技としては歪な注目をされた一戦。ともあれMMAである限り、勝たないといけない。その一戦を落としたことをどのように捉えていましたか。

「自分のなかでは、ヤバいなという感覚はなかったです」

──それこそ、ヤバくないですか。

「アハハハハ。なんて言うんだろう……勝ちたかったけど、気持ちの入れ方というか。勝たないといけないという気持ちが……自分はもう楽しんでやりたいっていう気持ちになっていたので。だって、あの試合もう、見方がそういう風でしかなかったから。そこでしか求められていない。そういう風に注目を集めるしかない試合だったし。向うは勝負論どころか、関係性っていうも出てくるし。今カノの方なんで」

──そんなことはないと思いますよ(苦笑)。

「自分はそうだろうって」

──三浦選手はFight & Life誌のインタビューで、一番の被害者は鹿志村仁之介選手だと明言していましたが。

「自分は、それは試合前から言っていました。それは三浦選手だけでなく、コチラ側は全員が言っています(笑)」

──鹿志村選手は我々にはオラオラとしている風ですけど、練習中の姿勢とか見ていると、そうじゃない一面が伝わってくる。そういう青年ですよね。

「あの試合が決まった時から、『負けても良いから、ケガをしなけりゃ良いから』っていう感じで。ずっとそんな感じです、どの試合でも。とにかくケガをしないで──という見方ですよね。ただ仁は、煽り映像を見た時の精神状態とか……そりゃあ最悪でしたよ」

──恋人同士の感情は……う~ん、トレーナーと選手という関係ではないので、余り触れるべきではないかと思うのですが。下品な煽りに加担した身としては複雑です。

「たまに練習をしますし、セコンドはつかなかったけど最後まで一緒にいてくれましたよ。向うはセコンドに就いても構わないぐらい言ってくれていましたけど、私は『大沢さんと直樹がいるから大丈夫』って伝えていて」

──3月に自分の試合もあるというのに……気の毒です(取材後、欠場に)。

「ハチャメチャなんですけど、内面は優しくて……」

──押忍。御馳走様です。平田選手と鹿志村選手が一緒にいる時に遭遇すると、鹿志村選手は娘が連れてくる彼氏のようで(笑)

「アハハハハ。今度は自分がサポートをする番なので。まぁ、お兄ちゃんの試合もそうだけど……見ていると、自分の試合より緊張します。勝てよっていうより、ケガをしないでってなるのも本当に分かります。でも気合いが入っているので、大丈夫じゃないですかね──あの子は」

──「あの子は」なんですね(笑)。

「そうですね。2歳下で、『あの子は』ってなりますね(笑)。外ではオラオラしていても、家に戻ると自分のことをすごく気遣って。何でも『大丈夫?』って心配してくる子なんで」

──押忍。鹿志村選手のイメージアップにつながることを願って、書かせていただきます。そして──改めて三浦戦の敗北です。

「……。試合はデキて良かった。そう思っています。ただ、あの状況での試合に負けて悔しいとかそういうことは……、この気持ちの説明は難しいです。三浦選手には『ありがとうございます』という想いでいます」

──そのメンタル構造は、ちょっと分からないのが本当のところです。両者が被害者的な感情論で成り立っていた一戦ですが、リングの上で起こったことに関してはしっかりと見つめないといけないのではないですか。

「試合はすぐに見直しました。負けは負けですよね。レコードに黒星がついて。エンタメだからって言っていても、負けると周りは悔しがっているし。そういう想いをさせてしまって悪いなって思うし」

──エンタメだからこそ、勝たないといけないのかとは思いますが……。

「終わってからは意見が割れていますね。『相手は何もしていない』とか、『なんなの、あの試合。相撲だったね』っていう意見もあって。『それがあの人なんで』って自分も返しています」

──いやいやいや、平田選手が何もさせてもらえなかったのでは? 投げられるのが嫌で、腰を落としてバックを許すという展開が続いたように思います。打撃で突き放すことができず、すぐに組まれましたし。

「でも、自分的には負けてないなって」

──えぇ……差し返しに行けなかったじゃないですか。

「あれは、差しにいくと投げられるから」

──つまり、三浦選手の組手ということかと……。アクションを起こさないと試合展開が変わらないままで……。

「他のアクションくるかなって思っていたんですけど」

──いやぁ、しっかりと勝ちに行くので三浦選手の試合運びに問題はなかったと断言させてください。

「ホント、これしか来ないんだなって……インターバルの間も、大沢さんとそう話しながらやっていたんです。いつもは負けて、カッとなるけど。そうならないのが、やっぱり気持ちが違ったというのか……。何ていえば良いのか……。だって、あの試合は話しても記事にできないことばっかですよ(笑)。

なんというか……その部分も含めて、もうあの試合のことは終わったこととして次に向かいたい。早く次の試合がしたいです。自分はあの試合が、ピークでも何でもないので」

──試合後、フォロワー数が減ったりとかは?

「注目度は上がっています。なんで、そんな風になるのか。注目されることが良いことなのか、良くないことなのか。自分でも分からないです」

──SNSの印象と取材中でもそうですが、取材以外のところで見せる素顔の平田選手は受ける印象が違います。

「そうなんですよ。話し下手だし……人付き合いも下手だし。なのに注目されることは戸惑いますし、その注目度に自分の成績がついていかない現状にも困っています……」

──試合中も時折り、どう動くのか戸惑っているように見えることがあります。

「自分がやりたいMMAはできなかったです。3Rのパンチは、手応えがありました。でも、そうなると下に組んでくるから『なんだよぉ。殴らせろよ』って。でも、それってそこしか勝てないから出てきた感情だと思います。三浦選手は組ま負けるという想いで戦っていて、自分はMMAを見せたいっていう風に戦う。ここで通じないと終わりっていうところまで、いけていないのかもしれないです」

──その気持ちを創る練習が、HEARTSでデキるようになってきたのではないでしょうか。

「大沢さんにも次の試合のテーマは泥臭くなること。意地でも……這いつくばっても良いから、泥臭く戦えと言われています。次の試合は、それしかないと」

──さすがです。

「ハイ。そこが自分に欠けていたところなので。ズタボロになって、壁レスを3Rやり切れと言ってもらっています。HEARTSで練習をするようになって、試合を終ってからもそうですけど自分と格闘技の間に距離がないです。なんか……そうッスね。こないだも、江藤(公洋)さんにオタツロックを習って、まだまだ分からないことばかりです。正直、高度過ぎて……江藤さんの言っていることは。でも、そこに行かないと分からないままだなって」

──その気持ちを持って挑む、次の試合はいつ頃に?

「なんか最初は3月っていう話もあったみたいですけど、4月の頭ぐらいには戦いたいと思っています」

犬に目がない

──そして、テーマは泥臭くと。

「それとガムシャラです。最近、思い切っていけてないという自覚もありますし。試合をしたという充実感がない時もあります。自分が思うように戦えている時は、思い切りできているとは思います。だから、そうならない時にもガムシャラに、そして泥臭く戦います。そこを大沢さんと創っていきたいです」

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【Fight&Life & ONE165】若松佑弥&三浦彩佳 「背中で」(三浦)&「アベンジャーズなんです」(若松)

【写真】 実際に凄く仲が良さそうな2人だった(C)MMAPLANET

1月28日に行われたONE165で共に落とせない勝負で勝ち切った若松佑弥と三浦彩佳の対談が23日(金)に発売のFIGHT & LIFE#101に掲載されている。
Text by Manabu Takashima

ダニー・キンガド戦、平田樹戦を乗り越えた若松と三浦が互いの試合前とこれからについて話した対談を終えた──時、若松がさらに言葉を繋げた。誌面の都合上、掲載できなかった両者のメンタルについて、ここで紹介したい。

※Fight & Life#101のご購入はコチラから


──では、色々と葛藤を抱えつつも乗り切ったONE日本大会に関して、色々と内情を話していただきありがとうございました。

三浦 ありがとうございました。

若松 インタビュー、終わっちゃったんですけど──ちょっと良いですか?

──勿論です。

若松 自分、ウ・ソンフンに負けて2連敗になった時からメンタルコーチングを受けるようになったんです。あれまで体力とか気合いとかだけでやってきていて、メンタルが一番ダメだと気付いて。長南さんにも『もう、辞めたい。辞めたい』と言ったこともありましたし。そこで色んなきっかけで(中村)倫也君からメンタルコーチングとかも紹介してもらって。仙三さんにもメンタルっていうことについて、相談したり。自分のメンタルがクソ屑だったんだと分かって……。

引き寄せの法則だったり、イメージすることで、何かここまで変われた。心技体、心はあっても体力はない。体力はあっても心はない。そういうことが多いと思いますが、格闘技はどっちも必要で。

──言ってみると若松選手は、格闘技経験のないところからTRIBEでMMAを始めてすぐに頭角を表した。運動神経は合ったのだと思います。

若松 メンタルは本当に一番大事だと、それは本当にこの2年間で分かったことです。長南さん、堀江(登志幸トレーナー)さん、慶人(メンタルコーチ)さん、仙三さんのお陰で。

──オンオフの大切さのようなモノも含まれているのでしょうか。

若松 メンタルが強い、弱いではなくて。考え方を知っているのか、知らないのか。僕は無知で気合いだけでやっていました。今はイメージトレ―ニングを否定するんじゃなくて、深掘りするようになって、言語化したり。練習で上手くいったこと、いかなかったことをノートに書くようにして。相手の戦略を把握しても、ただ乗りや反応でやっても世界は喰えない。そこを今回の試合を通して伝えたくて。

──具体的にどのようなメンタルでいたのですか。

若松 色々あるんですけど、結果──試合当日は全てを肯定する。『俺はここまでよくやってきた』と肯定し、協力してくれた全員に感謝の気持ちでいる。そして、楽しむ。ここまでやって負けたらしょうがない。相手を称えよう。でも自分のやってきたこと、全てを出す。先のことなんて考えない。でも、絶対勝つんだと。負けても、しょうがない。ここまでやったんだから、でも勝つと」

──試合前にそのように気持ちを創って、いざリングの中に入った時の精神状態は?

若松 正直──自分は全然未熟だったので、心が折れました。でも、メンタルコーチングを受けて毎日イメージトレーニングをしてきたので、勝つことができました。昔のメンタルがゼロだった自分なら、絶対に勝てなかった。本当に皆のお陰です。気合いは大切です。長南さんにはそれを教わりました。

三浦 フフフフフ。

若松 でも僕は気合いだけでは、心ができなかった。色々な人の意見を聞いて、そこが理解できました。

──実は自分の身の持ちようで、人間は変われる。自分自身の肉体は同じでも、それは精神状態で生き方は変わる。気の持ちようですね。そういうことは自分にもありました。

若松 それはどういうことだったのですか。

──簡単にいうと体に深刻なダメージがあるかもしれないということで、検査が何度となく繰り返された。その時はやはり怖かったですし、家族、娘の将来を考えて悲観的になっていました。それがとある人に「だから、なんだ。そうだったら、あんたの家族への想いは変わるのか。そうなった時こそ、あんたの家族愛が試されるときじゃないか」と言われ、ハっとしました。自分の体に深刻なダメージがあっても、自分がやるべきことは変わらないと思うと、強くなれました。本当に。

三浦 素晴らしいですね。

──結果、全ての自分の目に映る光景が変わったのは検査の結果、深刻なモノでないと分かった時ですが(笑)。

若松 ハハハハハハ。

三浦 実際にそうですよね。

若松 でも、現実は同じでも心が変われば、自分は変われますよね。

──試合がある現実は、変わらないわけですから。どこにどう取り組めるのかも気の持ちようで。

若松 体と精神、それを人に指導することができるぐらい、自分も色々と勉強してチームを引っ張っていきたいと今は思っています。だから、今回の試合で負けていたら自分の試みを否定されてしまうというプレッシャーはありました。それでも勝ちを一つ一つ、積み重ねていって自分のやってきていることをTRIBEの皆、後輩に教えていきたいです。

長南さんが自分たちを育てくれて。だから三浦さんもそうだと思うけど、自分たちも後輩たちを育てないといけない。そこで昭和のように「やれ」っていうだけだと……そこはそこで必要なんですけど、絶対に。礼儀もそうだし。と同時に、そこ以外も僕らは見ないといけない。そこを採り入れて、僕も三浦さんも勝って背中を後輩たちに見せていきたいです。それができれば長南さんも安心できると思います。

三浦 今回は日本大会だったので、セコンドにはフルに3人入ってもらうことができました。祐弥君と2人だから、6人がセコンドに就ける。長南さん、堀江さん、仙三さん、残り3人は後輩たちにONEの会場を体験してほしくて。私は男の選手には男女のフィジカルの違いや技術の違いもあって、祐弥君のように技術を教えることはできないです。

なら──背中を見せるということで、私ができるのは普段の海外でやっている雰囲気を知ってもらうこと。ONEや海外の大会って、どういう雰囲気のなかで行われるのか。それを見てもらいたくて、後輩たちにセコンドパスを出してもらって試合の直前まで一緒にいました。言葉とかでなくて、そういうことを見て欲しかった。今回、ONEに日本大会を開いてもらって凄く良かったです。

10代だった祐弥君も29歳になって、もう何年できるか分からない。私、TRIBEの選手のなかで最年長になったんです。

──えぇ、そうなのですか!!

三浦 ハイ(笑)。だから、私たちがONEで戦っている姿を後輩たちに見てもらって……。それと試合前にグチャグチャになって、トチ狂った先輩がいるのかっていう姿も知ってもらう。でも、リングで戦えるんだよって。

若松 なるほどぉ。だから、あんなにメチャクチャになるんですね。辻褄が合いました(笑)。

三浦 迷惑をかけているかもしれないし、試合前の後輩たちも巻き込んでしまっていたかもしれない。でも、口で説明はできないでの見て欲しいというのはありました。色々な選手がいて、工藤(諒司※引退)君とか淡々として変わらず、自分のなかで気持ちを整理して戦える選手がいて。祐弥君みたいな選手がいれば、(石井)逸人君のように自由にやっている選手もいる。そのなかで私は泣いて、わめいて。でもリングに上がって、皆が勝っている。そういう姿を見て欲しいなっていうのがあります。

若松 アベンジャーズっていうことですね(微笑)。

──……。……。……。

三浦 えっ? でもTRIBEには色々な人間がいるので。

若松 でも三浦さんはめっちゃ後輩に厳しいですよ。

三浦 そんなことないっ!!

若松 でも、そういう人も必要で。本当に楽しいです。色々なヤツがいて。以前は練習をしっかりとしない奴は否定していました。でも、今ではそれも肯定できて。(後藤)丈治のような頭脳派がいて、逸人のようにノリでやる──ふざけていても、後輩想い。で、三浦さんみたくメチャクチャ厳しい人もいる(笑)。

三浦 だから、厳しくない(笑)。厳しくないでしょ!!

若松 自分はメチャクチャ優しいから。

三浦 言い過ぎ(笑)。でも黒部(和沙)とか、祐弥君を見るとビシッとしているし。

若松 練習の時はちゃんとやらないと。

三浦 そうやって優しく思われていても、ビシッとさせることができるって良いですよね。

若松 三浦さんは厳しいけど、バカにされているので(笑)。皆に色々と言われていて。余りにも乱れているから。

──メンタルコーチングが必要なぐらいの言いようですね(笑)。

若松 いや、でも今の話を聞いて。そういう三浦さんも必要なんだなって思えました。集団でやっているので、皆でやっていて楽しい。そうなると長南さんも、安心してくれると思います。

──押忍。今のTRIBEの空気の良さ、所属ジムがある強さが感じられました。ありがとうございます。

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45 AB MMA MMAPLANET o ONE ONE165 WNO22 YouTube アラン・サンチェス アンディ・ムラサキ アンドリュー・タケット ウィリアム・タケット ケイド・ルオトロ ショーン・オマリー ジェイ・ロドリゲス タイ・ルオトロ ダンテ・リオン ニッキー・ライアン 岩本健汰

【WNO22】世界の頂=神童ミカ・ガルバォンに挑戦、岩本健汰─01─「じゃあ、どうするんだって(笑)」

【写真】B-Teamで練習中の岩本。世界に挑む、日本の格闘家(C)MMAPLANET

9日(金・現地時間)、カリフォルニア州コスタメサで開催されるWNO22「Rodriguez vs Hugo」に岩本健汰が出場し、ミカ・ガルバォンの持つWNOウェルター級王者に挑戦する。この一戦はある意味、タケルがスーパーレックと戦う、あるいは日本人がショーン・オマリーと戦うのに等しい──ただ単に世界と戦うということでなく、世界の頂点と戦う一戦となる。
Text by Manabu Takashima

神童ミカ・ガルバォンは2003年10月生まれの20歳。父マルキの指導の下、柔術とルタリーブリで黒帯を巻く。キッズ時代から輝かしい成績を残し、2019年のムンジアルではジュベニウで階級別と無差別を制覇し、アダルトへ。時代はコロナ禍を迎え柔術トーナメントが動きを止めるなか、ミカは配信大会で頭角をグングンと表し、一気に黒帯のトップ選手として認知されるようになった。

2022年のムンジアル制覇はドラッグテストで黒となり抹消され、その年のADCCでは77キロ級決勝でケイド・ルオトロにヒールフックで敗れるも、今や時代の寵児となったルオトロ兄弟よりも前評判は高かった。その後、BJJスターでイザッキ・バイエンセとフィリップ・アンドリューに敗れてはいるが、目下のところ24連勝中だ。

WNOは2021年の第9回大会から出場し、アンドリュー・タケット、オリヴィエ・タザに勝利すると、チャンピオンシップトーナメントでウィリアム・タケット、ジェイコブ・カウチを破り、決勝でタイ・ルオトロに敗れた。その後もダンテ・リオン、アラン・サンチェスに勝利し、昨年10月に王座決定トーナメントでジェイ・ロドリゲス、PJ・バーチを下し、ウェルター級のベルトを巻いた。

さらに12月にコディ・スチールをRNCで倒して王座初防衛に成功、今回は岩本と2度目の防衛戦を戦うことに。そのうえで1月の最終週にはヨーロピアンにミドル級出場したミカは、3試合連続で一本勝ちし決勝でアンディ・ムラサキと相対した。結果スイープを許し、パスのプレッシャーを受けるなか、左足でムラサキの左足を制し、右足で肩と頭をロックしつつ腕十字を極めるという神童の名にふさわしいフィニッシュで優勝を果たしている。

岩本にとって間違いなく過去最強の相手。ミカが持つベルトに挑む岩本──テキサス州オースチンのB-Teamで最後の仕上げを行うところでリモート取材を試みた。


──当初の予定ではニッキー・ライアンが挑戦するという話だったのですが、いつの間にか岩本選手が挑戦者になっていました。いつ頃、この試合が決まったのでしょうか。

「12月末ぐらいだったと思います。年末ですね、『どうか?』っていう連絡が来たのが。1度OKを出したのですが、それが無しになって。正月をゆっくりと過ごしていたら、またオファーがきてやることになったんです」

──それはニッキー・ライアンの出場がなくなったから、オファーがあったということですか。

「ハイ。最初の時はそうでした。ただ1度なくなった理由は分からないです(笑)。交渉の段階でなくなって、『やっぱりどうか?』という連絡があってからお金の話など、契約交渉の段階に入りました」

──とはいえADCCアジア&オセアニア予選で優勝した直後には、ADCC世界大会のトーナメント枠を良くするためにPJ・バーチなどと戦って結果を残すと言っていました。そしてミカへの挑戦、余りに言動が不一致です(笑)。

「アハハハハハ。最初はADCC世界大会でいきなりケイド・ルオトロやミカ・ガルバォンと当たらないためにもうちょい下の人を倒したいというプランでした。なので、まさかその本人が出てくるとは思わなかったです」

──ADCC世界大会に向けて、プランが変わる試合のオファーに躊躇はなかったですか。

「最初は『ミカか……』という感じはありました。2月の9日だと、準備期間も少ないですし。1月の15、16日に香港でセミナーがあり、その間はあまり練習ができない。ミカが相手なら、もうチョイ準備したいという気持ちがあったのですが、迷った末にやることにしました」

──目の前にミカというオファーがあれば、無視することはできない?

「う~ん、僕から求めていたわけじゃないですけど、舞い降りてきたチャンスを逃すことはできなかったです。頑張ってきたらチャンスは巡ってくる──そう思って、受けることにしたんです。僕的には勝ちたい。でもミカって一番強いから、他の選手と比べると勝つのは難しい。でも『良い試合をしたな』っていうことで終わってしまうのが、一番嫌なんです」

──ONE165でのケイド・ルオトロへの挑戦も断った。でもミカとは戦いたいというのは?

「それは契約の縛りの話があったからです。ONEは縛りがあって、縛りがなければやっていました」

──しかし、どうすればミカ・ガルバォンに勝てる見込みがあるのか。それは正直なところ思うところではあります。

「確かにWNOのルールはサブミッションの仕掛けを重視しています。以前、ミカとダンテが試合をしたときにダンテが何回もテイクダウンを奪ったのに、最終的にミカが一度腕十字の態勢に入ったことで勝てたんですよね。サブミッションが凄く重視されるので、ミカをWNOのルールで倒すというのは──勝ち筋を見つけるは難しいところがあります。

かといって何も見えない相手ではないです。僕が勝てる部分があるので、そこを利用して勝ち筋を見出すしかないです」

──勝てる部分というのは、どこになると考えていますか。

「立ち技とかだったら、行けるかなと」

──とはいえサブオンリーなので、ミカは立ちで敵わないとみると引き込んでくるのではないでしょうか。

「引き込んでくる可能性はありますね。印象を悪くしないために」

──テイクダウンされるより、引き込みの方が自分の形で組手を創れるような気もしますし。そうなると、引き込んでも攻撃になる。

「ハイ。そこはADCCとは違いますよね。ADCCルールの方が今の僕には合っていることは合っています。でも……う~ん、そうっすね。まぁ、う~ん。ミカをパスできないですもんね。ヘヘヘヘヘヘヘ」

──いや、笑いごとではないかと。

「じゃあ、どうするんだっていう話になるんですけど(笑)」

──ハイ……。

「だから、まあ……そのう……だから、まぁ……なるべく遠い距離で立っても良い感じでやるのか。それだとネガティブになっちゃいますよね」

──逆に岩本選手が引き込むということは?

「それはチョットきついです。プランにはないです。冗談ではあるかもしれないですけど。ミカはパスが強いですからね(笑)。ウィリアム・タケットを結構パスしていたので。ハハハハ」

──笑っている場合ですか!!

<この項、続く>


■視聴方法(予定)
2月10日(土・日本時間)
午前11時00分~Flo Grappling

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45 o ONE ONE165 YouTube キック 武尊

【ONE】武尊 腿が筋断裂して歩けない事を告白!


先週末に開催されたONE165のメインでスーパーレック・キアトモー9に判定負けを喫した武尊。リング上でマイクを持って号泣し、「僕が出来るのはここまでです。これ以上の身体を僕は作れません。今日集まってくださってありがとう。僕を信じてずっとついてきてくれた皆さん、ありがとうございました」と引退を示唆するコメントを残しました。

ファンや関係者が騒然となる中、翌日には自身のX(旧Twitter)を更新。「腿は筋断裂、今は歩くことも出来ないし、何も考えれないけど、しっかり前向いて生きます」とつぶやき、スーパーレックのローキックで真っ赤に腫れ上がった自身の右足の写真をアップしました。

直視できないほどの大怪我。あれだけローをもらったらこうなるのか。スーパーレックの攻撃力の凄まじさを改めて思い知らされました。

それでもボディの連打でスーパーレックを棒立ちにしてダウン寸前に追い込んだ武尊の攻撃力も紛れもなくホンモノ。負けはしたものの、流れてしまったロッタン戦も含めてまだまだONEで試合が見たいというのが率直な感想です。

ただ、それはもう外野の無責任なつぶやき。あれだけのローをもらっても前に出続けた武尊は燃え尽きた、やり尽くしたと感じるのも当然でしょう。簡単に続けてくださいと言えないくらい鬼気迫るものがありましたもん。

今はまず怪我を治して心身ともにリフレッシュしてほしい。その上で引退するのか、現役を続行するのか、ゆっくり決断してもらえたらなと。どんな決断を下したとしても全面的に支持出来る。。。それくらいスーパーレックとの試合は説得力がありました。
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45 o ONE ONE165 青木真也

【ONE日本大会】ジョン・リネカーに一本勝ちした青木真也「(対戦相手の変更で)涙するくらい取り乱しちゃって」

2: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/01/28(日) 20:30:49.18 ID:gPHPyvMN0
おもんなすぎ
青木ファンはこれで満足か?


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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE165 World kicks スーパーレック・ギアットムーガーオ ブログ 武尊

【ONE165】武尊が3Rにボディで猛攻も、凌いだスーパーレックが右ロー・ヒザ蹴りで攻め続けて判定勝利

【写真】大激闘。しかし武尊、及ばず(C)MMAPLANET

<ONEキックボクシング世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者] スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
Def.3-0
[挑戦者]武尊(日本)

スーパーレックがジャブと右ロー、武尊も左ミドルとインローを蹴り返す。お互いに右ローを蹴り合うと、スーパーレックがパンチをまとめて右ローにつなげる。武尊は右カーフを蹴るが、スーパーレックが右ローと右ハイキックを蹴る。武尊はスーパーレックの右ローをバックステップでかわし、右カーフを蹴る。じわじわと前に出ていく武尊。スーパーレックはワンツーから右ローで前進。武尊は下がりながら右カーフを蹴り返すが、スーパーレックが右ボディで武尊をロープに下がらせた。

2R、スーパーレックがジャブからワンツーと右ロー。スーパーレックはこのジャブを起点に攻撃を組み立て、右ローと右ミドルを当てる。武尊はガードを上げて距離を詰めて左ボディ、そして右ストレートを打ち込む。スーパーレックが右ローを蹴ると、すぐに右ストレートを打ち返す武尊。スーパーレックは左のヒザ蹴りと右ロー、武尊は右カーフを蹴って前進。スーパーレックのジャブに右ストレートを打ち返し、スーパーレックをコーナーに詰めると左フックを当てる。

3R、スーパーレックはジャブから右ロー。武尊はそのローをキャッチして左ボディを打ち込む。右ローで前に出るスーパーレック。武尊は右カーフを蹴って、スーパーレックのジャブとローを受けても距離をつぶしてパンチをまとめる。そして武尊が左ボディからボディに左右の連打。これでスーパーレックを棒立ちにさせるが、スーパーレックも右ハイキックを蹴り返す。武尊がボディからの猛攻でスーパーレックを攻め立てた。

4R、スーパーレックが右ミドル。武尊は左ミドルを蹴り返して、ジャブから右ストレートを伸ばす。スーパーレックは下がりながら前蹴りと右ロー。武尊は距離を詰めて左ボディと左ミドルでボディを狙う。スーパーレックも攻右のヒザ蹴りと右ストレートで譲らない。武尊は左の三日月蹴りで前進。スーパーレックは下がりながら右ローとヒザ蹴りを返す。

5R、武尊が左ミドル。スーパーレックはパンチをまとめてヒザ蹴り、強烈な右ローを蹴る。武尊は前に出て右ストレート、スーパーレックはヒザ蹴りを返す。武尊は左ボディから左フック。スーパーレックのローやヒザ蹴りを受けても前に出る。スーパーレックは右ローと右ハイ、武尊も右ストレートから左ミドル。スーパーレックも必死にクリンチで鎬ぎ、武尊の突進を前蹴りで止めた。

判定は3-0でスーパーレックの勝利。3Rにボディを効かされながらも、最後までヒザ蹴り、ロー、前蹴りと強烈な蹴りを続け、武尊とのタフファイトを制した。試合後、スーパーレックは「日本のファンの前で自分の力を発揮できてよかった。武尊の強さには驚かったなかった。彼は世界一気持ちが強い選手だよ」と武尊を強さを賞賛。

敗れた武尊は「今日絶対に勝って、みんなに武尊についてきてよかったと思ってもらいたくて、死ぬ気で頑張ったんですけど…今僕が出来る限界はここまでです。これ以上もう体を作れません。みなさん、僕についてきてくれてありがとうございました」と語り、リングをあとにした。


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AB ABEMA F1 o ONE ONE165

【ONE日本大会】秋山成勲がホルツケンにKO負け 青木真也がリネカーに一本勝ち 武尊がスーパーレックに判定負け

5: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/01/28(日) 12:43:29.88 ID:qgddU/tw0
青木が泣いてタケルが笑うONE日本大会は今日ですよ


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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE165 ケイド・ルオトロ トミー・ランガカー

【ONE165】ルオトロがダースから流れるようなサブミッションでランガカーにリベンジ許さず王座防衛

【写真】2023年6月の初戦よりもルオトロが差を見せつけた(C)MMAPLANET

<ONEサブミッショングラップリング世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/12分1R>
ケイド・ルオトロ(米国)
Def.3-0
トミー・ランガカー(ノルウェー)

ルオトロが距離を詰めてランガカーの首を触りにいく。その腕を振り払うランガカーは、ルオトロの腕を抑えながら左足で足払いへ。ルオトロも右の足払いで崩しにかかった。徐々にランガカーが前に出る。ロープ際でルオトロが引き込んだが、ランガカーが付き合わずに立ち上がる。再びボトムを選んだルオトロが足関節のエントリーを狙うも、ランガカーがトップへ。ルオトロがバックテイクを狙い、ランガカーも回ってディフェンスしようとしたが、ルオトロが両足でランガカーの左腕を抑えた。

ダースチョークを狙うルオトロの左足を抑えるランガカー。右オーバーフックからニースライスでパスを狙うルオトロだが、ランガカーもパスを許さない。ハーフガードのランガカーに対し、左ヒザを滑りこませるルオトロ。ランガカーはその左ヒザを抱えに行く。左足を外側に置き、ルオトロはダースチョークからジャパニーズ・ネクタイも狙う。凌いだランガカーがトップに回ったが、ルオトロもすぐにトップへ戻る。

ランガカーは立ち上がるルオトロの右足を狙い、ストレートフットロックから外ヒールを仕掛けた。ルオトロもサドル気味の状態から足関節で返そうとする。ランガカーはKガードから右足を捉えにいくも、ルオトロがカウンターでランガカーの右足にヒザ十字を極めにいった。これも凌いでトップを奪ったランガカーを、三角で捕えるルオトロ。さらにバギーチョークに移行して絞め上げたが、ランガカーがしのぎ切った。

ルオトロがユナニマスの判定勝ちで、ランガカーにリベンジを許さず。3度目の王座防衛を果たした。ルオトロは「最初のダースチョークで腕が疲れた。でも今日はいくつもサブミッションを見せることができた」と語り、一本勝ちはならずも5万ドルのボーナスを得ている。


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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE165 ジョン・リネケル 青木真也

【ONE165】青木真也、代打リネケルにRNCで一本勝ち「万感の思いです。一言、ありがとう」

【写真】ノースカットが試合直前で出場拒否→リネケル出場という目まぐるしい一戦だった。(C)MMAPLANET

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
Def 1R3分00秒 by RNC
ジョン・リネケル(ブラジル)

ノースカットがセコンドに関するトラブルで試合直前に出場を拒否。今大会に向けてスタンバイしていたリネケルが代打出場、青木サイドがそれを承諾し、急きょ青木VSリネケルの試合が行われることになった。

サウスポーの青木がダブルレッグで組みつく。リネケルをロープに押し込んでテイクダウンを奪うと、ハーフガードからダースチョークを狙う。ここから青木はマウントに移行してヒジを落とす。バック・マウントからパンチを落とす青木。最後はRNCを極め、リネケルからタップを奪った。

試合後、青木は「俺はチャトリに12年世話になって、最初は友達だったけど、社長と従業員の関係になってクソ嫌いになった。でもチャトリに『お願いします』って言われたらやるしかねえだろ!」と対戦相手変更についてコメント。「20年間やってきて、万感の思いです。一言、ありがとう。それだけです」とファンに感謝を告げると、5万ドルのボーナスに対して「いっぱいもらいました。僕がONEを愛したように、ONEも僕を愛してほしいです」と締めた。


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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE165 ニキー・ホルツケン ボクシング 秋山成勲

【ONE165】ミックスルール1RはOFGボクシング。ホルツケンが左ボディからの右で秋山を沈める

【写真】ミックスルールの1Rはオープンフィンガーグローブのボクシングルール、シューズを履いての戦い――(C)MMAPLANET

<スペシャルルール187.25ポンド (※84.94キロ)契約/3分3R>
ニキー・ホルツケン(オランダ)
1R1分40秒 by KO
秋山成勲(日本)

ミックスルールで1Rはボクシングルールで行われる。互いにボクシングシューズを履いているが、グローブはオープンフィンガーだ。ホルツケンが左ジャブを突き、秋山をコーナーを背負わせる。ここで秋山がクリンチするも、レフェリーをブレイクをかけた。右フックを受けた秋山がクリンチに行ったところで、ホルツケンの左フックがアゴに直撃し、秋山がダウンを喫する。立ち上がったもののグラついている秋山に、ホルツケンは左ボディから右ストレートを決めてKOした。


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