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【The Shooto Okinawa09】泰斗戦へ、旭那拳─02─「ここから一気に全部取り返していきます」

【写真】気持ちも新たに――(C)SHOJIRO KAMEIKE

12日(日)、沖縄県沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるThe Shooto Okinawa09で、泰斗と対戦する旭那拳のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

ザ・タイガー石井戦での敗北、修斗ストロー級1位であることのもどかしさを自分自身で受け止め、旭那はケージに戻ってきた。だからこそストロー級の現状を客観的に語ることができ、自身の試合に臨むこともできる。修斗ストロー級の勢力図が大きく変動する2023年末に何を見せることができるか――旭那がその決意を語る。

<旭那拳インタビューPart.01はコチラから>


――発言権がない、ですか。

「やっぱり前回の敗戦で、僕は信用を失っていると思うんです。だから泰斗選手というか、ランカー一人に勝って『次のステップに進ませてください!』とは言えません。周りも納得しないだろうし、何より自分がそれでは納得できなくて」

――そこでもう一人ランカーを倒せば……ということで、田上選手の名前が挙がるのですね。

「三段論法――石井選手を倒している田上選手に勝てば、僕は石井選手にも勝っているということで(笑)」

――アハハハ。改めて修斗ストロー級のランキングについて考えてみると、いろいろと複雑です。ランカー同士の潰し合いも展開されていて。

「僕が言うのも何ですけど、もうランキングはただの数字としか思っていないです。田上選手も決して6位の選手じゃない。みんな同じぐらいの位置にいて、先の展開が全く読めない状況になっていると思います。どうやって自分がそこから飛び出すのか。そのためには、他のランカーよりも飛び抜けるものを持たないといけないですね」

――仰るとおりだと思います。同時に、こうしてランカー同士の潰し合いが起こるのも、王者である新井丈選手の実績が飛び抜けているためではないでしょうか。

「そうですね。新井選手は自分の拳で証明して、その状況を創り上げたので凄いと思います。新井選手のフライ級王座決定戦への出場は、やっぱり悔しいですよ。『あれだけストロー級で強くて、さらにフライ級でも強いのかよ』って……」

――新井選手がフライ級も制した場合、今後のストロー級の展開も大きく変わってくるでしょう。他のランカーについても考えた場合、現在5位にいる当真佳直選手は……。

「所属は違うけど、バリバリの練習仲間です(苦笑)。僕たちの間では、頂上を争う試合でしか対戦しないと決めています。当真選手も同じ大会でマッチョ・ザ・バタフライ選手との再戦に挑みますけど、最後はストロー級王座を二人で争いたいです」

――沖縄のジム所属選手同士のチャンピオンシップとは、とても浪漫のあるお話です。そこまで先の話をしていると、次の対戦相手である泰斗選手が『自分を差し置いて何を言っているんだ!』と怒るかもしれないですが。

「煽ってきますね(笑)。でも先ほど言ったように、もう自分がランキング1位とか関係ないですし、とにかく僕は勝つしかないので。誰が相手でも、『とにかく早く先に進みたい』という気持ちしかないですね」

――旭那選手の場合、2017年にプロデビューしてコロナ禍を経ながら4連勝を収めました。しかし今年4月に敗戦を喫したことで、ご自身の中でも停滞感は強いのでしょうか。

「まずコロナ禍はキツかったですよね。2019年末から2020年末まで、1年以上も試合ができていなくて。あの時は焦りがありました。ただ、その期間にじっくり練習できたので、2021年からの4連勝に繋がったのかとは思います」

――するとブランクをポジティブに捉えるのであれば、前回の敗戦から次の試合までの7カ月間も、改めて自分を見つめ直す時期になったのでしょうか。

「はい。最初に『石井戦の後にすぐ試合をしたかった』と言いましたが、今考えるとあの時点で試合をしなくて良かったのかなって思います。やっぱり気持ちが先走っていた部分は大きくて、何も準備をしない――何も変わっていないのに試合をしても、同じ結果になってしたかもしれないですね。7カ月間も試合間隔が空いたからこそ、良い調整ができたかなと捉えています」

――修斗ストロー級が大きく動く2023年末に、ご自身としては次の泰斗戦でどんな試合を見せたいですか。

「修斗のストロー級って今は、ストライカーが多いじゃないですか。特にランキング上位陣はストライカーのイメージが多くて。でも今回、僕と泰斗選手の試合だと一本決着になる可能性が高いと思うんです。僕自身はグラップラーを目指そうとは考えていません。これはMMAなので、ストライキングもグラップリングもあります。その中で、僕は寝技で一本を取れるというところも見せていきたいです」

――なるほど。では最後に、試合への意気込みをお願いします。

「僕はランキング上では1位ですけど、崖っぷちの状態にあると思っています。ランキングに甘えず、そういう状況を受け入れてメンタルも創ってきました。もちろんプレッシャーもあります。でもそのプレッシャーがワクワク感にも繋がっていて。ここから一気に全部取り返していきます。次の試合は汚名返上のために、必ずフィニッシュして勝つので楽しみにしていてください。宜しくお願いします!」

2023年11月12日(日)
沖縄県沖縄市
ミュージックタウン音市場
The Shooto OKINAWA09

■視聴方法(予定)
11月12日(日)
午後2時~ Twit Casting LIVE

■対戦カード

<ストロー級/5分3R>
旭那拳(日本)
泰斗(日本)

<ストロー級/5分2R>
当真佳直(日本)
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)

<54キロ契約/5分2R>
畠山隆称(日本)
蒔田伸吾(日本)

<グラップリング・ライト級T決勝/5分1R>
──(日本)
──(日本)

<バンタム級/5分2R>
一條貴洋(日本)
緒方史朗(日本)

<ウェルター級/5分2R>
加藤正憲(日本)
西條英成(日本)

<2023年度新人王Tバンタム級準決勝/5分2R>
小川隼人(日本)
JAM(日本)

<2023年度新人王Tフライ級準決勝/5分2R>
亮我(日本)
神里昭吾(日本)

<ストロー級/5分2R>
大田ノヒロ(日本)
ウェイ・ワイクワン(香港)

<ストロー級/5分2R>
大城匡史(日本)
三輪勇気(日本)

<フェザー級/5分2R>
工藤圭一郎(日本)
諸石一砂(日本)

<グラップリング・ライト級T準決勝/5分1R>
南風原吉良斗(日本)
新垣勇樹(日本)

<グラップリング・ライト級T準決勝
峯岸零弥(日本)
西尾 勇作(日本)

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Gladiator020 MMA MMAPLANET NavE o Progress ROAD FC YouTube キック キ・ウォンビン コンバット柔術 ジョセフ・チェン ジョン・オリニド チョ・ソンビン 中川皓貴 久保健太 井上啓太 伊藤裕樹 修斗 南風原吉良斗 宇田悠斗 安谷屋智弘 宮城友一 山田崇太郎 平良達郎 当真佳直 旭那拳 森戸新士 江木伸成 竹本啓哉 笹晋久 藤田大 関口祐冬 駒杵嵩大 鶴屋怜

【Gladiator020】フライ級王座を見越した久保健太戦へ、宮城友一─02─「自分はこのままじゃいけないと」

【写真】伊藤裕樹、関口祐冬、安谷屋智弘、NavE、宇田悠斗、駒杵嵩大──勝っても負けても、錚々たるメンバーと宮城は試合を続けてきた。久保の好戦績に向き合った時、そこに自負はあるだろう(C)MMAPLANET

22日(日)、大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator020で、久保健太と対戦する宮城友一のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

1年4カ月ぶりのグラジエイター出場で、宮城も対戦する久保もアラフォーだ。お互いの年齢とキャリアを考えれば、ここで負けるとタイトル挑戦への道は厳しくなるだろう。そんな共通点を持つ久保の印象を訊くとともに、宮城にあの言葉の意味を尋ねた。

<宮地友一インタビューPart.01はコチラから>


――宮城選手はかつてグラジエイターでライトフライ級のベルトを巻いていました。現在は修斗のベルトを目指しているとのことですが、もう一度グラジエイターのチャンピオンになりたいという気持ちはありますか。

「もちろん、あります。自分が目標にしているのは、修斗とグラジエイターのベルトです。その2つをモチベーションに、日々練習しています。今回の試合で勝つことで、またグラジエイターのベルトに近づくことができれば良いなぁと思っています」

――対戦相手の久保健太選手はRoad FCでのプロデビュー戦で星を落とし、その後4連勝。2021年には鶴屋怜選手に敗れるも、以降は3連勝しています。3連勝のうち2勝はグラジエイターでのもの――つまり、グラジエイター・フライ級のベルト戦線に関わってくるマッチメイクかと思います。

「僕もそういう意味合いを持っている試合だと感じています。自分としてはNavE選手に負けているので(2021年9月、フライ級タイトルマッチで判定負け)、すぐ再戦させてほしいとは言えません。ただ、今回勝てば再戦に近づくことはできるだろうと考えています」

――では、久保選手の印象を教えてください。

「まず戦績が良いですよね(MMA戦績7勝2敗)。勝つ選手は、絶対に強い。砂辺さんとも『絶対に強い選手だから勝ちに徹する。確実に勝ちに行こう』という話をしました」

――久保選手も強い打撃を持っている一方で、手堅い攻めができる選手ですよね。

「はい、しっかり勝つ選手だなって印象があります。だから反対に、試合の展開についてはいろいろ想像してしまって……。もう試合も近いので、そこは迷わずに、砂辺さんと作戦をしっかり固めています。この作戦を遂行すれば大丈夫だろう、というところまで来ました」

――宮城選手は1983年生まれで現在39歳、久保選手は1982年生まれの40歳です。お互いキャリアは違うものの年齢も近く、久保選手もまた宮城選手と同様、グラジエイターでキャリアが変わった選手ではないでしょうか。

「プロモーターも、そういうところを狙ったマッチメイクなのでしょうね(笑)。このグラジエイターという新しい舞台で、もうひと輝きしたいと思っているのは僕も彼も同じです。ただ、僕は僕で積み重ねて来たものがあるつもりだし、そこは負けてないと自信を持っています。試合内容としては、圧倒して勝ちたいです」

――なるほど。宮城選手にとっては、これからがラストチャンスと考えているのでしょうか。修斗沖縄大会でKO勝ちしたあと、「あと少し、死ぬ気で頑張って上を目指したい」と仰っていました。

「……何て言うんでしょうね。周りの人から『もうそろそろ辞めたほうが良いんじゃないか』と言われることはないです。みんなが応援してくれています。でも自分の中で勝手に、『周りの人たちに迷惑をかけているんだろうなぁ』という気持ちが強くなっているんですよね。ジムもあるし、家族がいて――家族から辞めてほしいと言われることはないですが、それでも考えてしまうことがあって。

ジムで一緒に働いてくれているスタッフさんも『先生、僕たちにジムは任せて試合を頑張ってください』と言ってくれるけれども、そういう言葉に対して自分で勝手にプレッシャーを感じるようになってきました。だから今は毎試合、『あと少しやらせてください』という言葉が出てしまいますね」

――もう一つ気になる発言がありました。「選手として死ぬ気で頑張るということを、長らくやっていなかった気がします」と仰っていましたが、現場で「そんなわけがない」と思いました。ここまでMMAを続けてきた宮城選手が、死ぬ気で頑張っていないはずがない。

「もちろん自分としては、一生懸命やってきたつもりです。でもジムの仕事や人間関係などとのバランスを取りながら、選手生活を続けてきました。それでも強い選手を見ていたり、沖縄で若い選手たちと練習していると――彼らは一つのことに懸けているわけです」

――……。

「若い選手たちは練習でヘトヘトになり、また次の日も……という日々を過ごしています。僕もそういう日々を過ごしたかったけど、ジムもあり家族もいて、同じようなMMAとの向き合い方ができなかった。ジムを立ち上げる前は会社員をやっていて、最初から生活ありきで考えていました。

会社員であったり自分のジムを持っていたら当たり前かもしれないけど、どうしても仕事のほうに心と体が引っ張られてしまうことがあったんです。でも若い選手たちと練習していて、自分はこのままじゃいけないと思いました」

――今、沖縄から若いMMA選手が多く出てきていますね。

「そうですね。昼にパラエストラ沖縄の練習に参加すると、25人ぐらい集まっていますよ。そして、みんな強いです。平良達郎君はもちろん、南風原吉良斗君や旭那拳君たちは本当に一生懸命やっています。砂辺さんのクロスラインからも、当真佳直君が修斗沖縄大会のメインを務めたりとか。僕はあと何年、MMAを続けられるか分かりません。だからこそ――彼らと同じように一生懸命やってみようと思ったんです」

――なるほど。

「実は修斗で関口祐冬選手と対戦した時(2022年3月に判定負け)も思っていて。修斗の入場式で、みんな並んだ時に『この中で自分だけ何かが足りないんじゃないか』って。でも、一生懸命やろうと考えてから、気持ちも吹っ切れました。おかげで、今は試合へのモチベーションは高いです。

練習ではヘトヘトになるし、かといってジムの指導を休んでいいわけではない。それでも毎日が充実していて、自信にもなっているし、自分の中で納得できる取り組み方ができています。これからも1試合1試合、絶対に後悔することがないように」

■視聴方法(予定)
1月22日(日)
午後2時20分~THE 1 TV YouTube

■ Gladiator020対戦カード

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
陸虎(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
秋田良隆(日本)

<ウェルター級/5分2R>
藤田大(日本)
スティーブン・ギレスピ(英国)

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴(日本)
チョ・ソンビン(韓国)

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン(韓国)
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士(日本)
ジョセフ・チェン(台湾)

<フライ級/5分3R>
宮城友一(日本)
久保健太(日本)

<バンタム級/5分3R>
笹晋久(日本)
ジョン・オリニド(フィリピン)

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久(日本)
イゴール・シルバ(ブラジル)

<バンタム級/5分2R>
溝口司(日本)
ガッツ天斗(日本)

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助(日本)
チョン・ホチョル(韓国)

<Progressフォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
山田崇太郎(日本)
井上啓太(日本)

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
江木伸成(日本)

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
住村斉明里(日本)
MIYU(日本)

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MMA MMAPLANET o RIZIN Shooto SHOOTO OKINAWA07 その他 マッチョ・ザ・バタフライ 修斗 南風原吉良斗 宮城友一 当真佳直 田上こゆる 結城大樹 藤谷敦史 鎌田悠介 黒部三奈

【The Shooto OKINAWA07】計量終了。沖縄大会で連続メイン、当真佳直「5R戦えるスタミナがある」

【写真】2大会連続メインの当真は計量を一発でクリア。マッチョ・ザ・バタフライの再計量結果については、追ってお伝えします(C)SHOJIRO KAMEIKE

6日(日)、沖縄市のミュージックタウン音市場で開催される『SHOOTO OKINAWA07』の計量が行われた。メインに出場するマッチョ・ザ・バタフライは600グラムオーバーで再計量へ。その他の選手は全員一発クリアとなっている。

Text by Shojiro Kameike


今大会では当真佳直が、4月に続きメインを務める。前回は田上こゆるの打撃を、徹底したテイクダウンとグラウンドコントロールで封じ込め、判定勝ちし世界ランキング入りを果たした。地元・沖縄で大金星を得た当真は田上戦について、こう振り返る。

「最初にメインを任された時(2020年11月、木内SKINNY ZOMBIE崇雅戦)は負けてしまったのに、またチャンスをもらえて絶対に勝たないといけない。それでメチャクチャ練習して、結果にもつながったので嬉しかったです。正直、5R戦えるぐらいのスタミナがついた自信があります。前回の試合も、あと2Rやれと言われれば、やれていました。前回の試合が自分の殻を破ってくれたと思います。自分は3Rの経験は浅いですが、今回も3Rでいいのかな? 5R決着がつくまでやってやる、という気持ちになっています」

対するマッチョ・ザ・バタフライも昨年12月に田上を判定で下しており、同じ相手との対戦経験があることで比較もしやすいだろう。「相手はベテランで、強い相手です。自分が負けた木内選手と同じベテランで、寝技が強い相手なので油断はできません。でも、ここで勝って次の試合は東京でやりたいです」と意気込みを語った。

一方のマッチョ・ザ・バタフライは、計量1回目で600グラムオーバー。このレポートを執筆している時点では、17時に予定されている再計量に向けて体重を落としているところだ。当真がTD&コントロールを狙っても、自分の距離を保ちながら不規則なパンチを当て、自身の得意な形でグラウンドに持ち込める能力を持つマッチョだ。まずは再計量クリアと、コンディションの回復を待ちたい。

セミは宮城友一と鎌田悠介のフライ級戦だ。沖縄のベテランファイター、宮城は現在、修斗とRIZINで2連敗を喫している。「やっぱり沖縄での試合は気合いが入ります」という宮城は、「相手は打撃が強いし、もちろん寝技もできると思います。しかし自分もしっかり準備をしてきたので大丈夫です。ここで勝ってさらに上へ行きたいです」と意気込みを語った。

■視聴方法
11月6日(日)
午後2時30分~ ツイキャス

■SHOOTO OKINAWA07計量結果

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(600グラムオーバー → 再計量)
当真佳直(52.10キロ)

<フライ級/5分3R>
宮城友一(56.50キロ)
鎌田悠介(56.36キロ)

<フェザー級/5分3R>
結城大樹(65.76キロ)
工藤圭一郎(65.68キロ)

<スペシャルエキシビジョンマッチ/3分1R>
黒部三奈(日本)
小生由紀(日本)

<2022年度新人王決定T準決勝 バンタム級/5分2R>
南風原吉良斗(61.18キロ)
藤谷敦史(60.86キロ)

<ストロー級/5分2R>
畠山隆称(51.96キロ)
大城正也(52.14キロ)

<バンタム級/5分2R>
波平コング(60.70キロ)
テンガイ(61.08キロ)

<ストロー級/5分2R>
わっしょい内田(52.08キロ)
梅木勇徳(52.16キロ)

<ストロー級/5分2R>
Pinky(51.70キロ)
大田ノヒロ(52.08キロ)

<トライアウトマッチ公式戦フェザー級/3分2R>
松浦真実也(65.72キロ)
山本敦章(65.72キロ)

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Force16 MMA MMAPLANET o 南風原吉良斗 藤川智史

【FORCE16】初回は完全リードの南風原、2Rの五分の打撃戦でジャッジ2人が藤川を支持。ドローに

<バンタム級/5分2R>
南風原吉良斗(日本)
Draw.1-0:20-18.19-19.19-19
藤川智史(日本)

まず左ローを入れた南風原、その左ローに藤川が左を合わせようとする。南風原は右ローからワンツーを入れ、藤川が右を伸ばし、ワンツーへ。右ローを決め、右ストレートをヒットした南風原に対し、藤川も右を放つがワンツーを受ける。近い距離で右アッパーも見せた南風原、続くジャブは相打ちに。直後にワンツーを決めた南風原に対し、藤川は殴られると殴り返して右を届かせ、左ミドルを蹴っていく。藤川は南風原の打ち終わりにパンチを返す展開が続いており、先手が欲しい。

残り80秒で初めて組んだ南風原がボディロックテイクダウンを決めると、ハーフからパスガード、藤川が一本戻すとパスを再び決めるという流れからスクランブルでスタンドに。最後の10秒を切って、藤川の左ローが急所に入りブレイクが入る。再開後、わずかな時間で南風原が右フックをテンプルにクリーンヒットさせ、初回が終わった。

最終回、距離をすぐに詰めた藤川、南風原もワンツーで前に出る。ワンツーからスリー、さらにワンツーを見せる南風原は、前に出るようになった藤川の顔面を拳が捉える数が増えてくる。藤川は左の蹴りのタイミングでシングルを仕掛けられたが、倒れず左ハイを繰り出す。残り3分を切り、南風原がパンチを纏める。手数=勢いで上回る南風原は、右ストレートからワンツーと反撃を受け、テイクダウン狙いも切られる。

それでもワンツー、アッパーを交えてパンチで攻める南風原は、藤川の乾坤一擲にダブルレッグをワキを差して耐える。ここから、打っては打たれるという打撃戦となり、藤川がクリンチへ。自ら離れ、最後の打撃戦を選んだ藤川だったが、タイムに。ジャッジの裁定はジャッジ2人がドローで、南風原に一票が入った1-0のドローとなった。


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MMA MMAPLANET o ONE Shooto The Shooto OKINAWA06 南風原吉良斗 川北晏生 当真佳直 旭那拳 田上こゆる

【The Shooto OKINAWA06】計量終了。田上こゆる「ランカーとしての差を見せつける」

【写真】コンディション調整はうまく行ったと思われる田上。敵地で連敗脱出なるか(C)SHOJIRO KAMEIKE

17日(日)、沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるThe Shooto Ookinawa06の前日計量が16日(土)、那覇市内で行われた。

出場選手のうち、工藤圭一郎と南風原吉良斗は1回目の計量で契約体重をオーバーしていたが、再計量でクリア。メインに出場する田上こゆるは、航空便の都合で他選手の計量後に会場へ到着し、しっかりと計量をクリアした。今回の当真佳直戦に向けて「自分はランカー、相手はランカーではないので、その差を見せつける」と意気込みを語った。

■視聴方法(予定)
4月17日(日)
午後3時~ Twit Casting LIVE

■The Shooto OKINAWA06計量結果

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる:51.74キロ
当真佳直:52.00キロ

<ストロー級/5分2R>
旭那拳:52.20キロ
竜己:52.06キロ

<女子アトム級/5分2R>
小生由紀:47.18キロ
加藤春菜:47.50キロ

<フェザー級/5分2R>
平澤克明:65.36キロ
工藤圭一郎:65.88キロ→65.76キロ

<バンタム級/5分2R>
南風原吉良斗:61.22キロ→61.18キロ
川北晏生:61.12キロ

<ストロー級/5分2R>
わっしょい内田:52.04キロ
畠山隆称:52.14キロ

<ストロー級/5分2R>
大城匡史:52.04キロ
大城正也:51.98キロ

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MMA MMAPLANET o ONE Shooto The Shooto OKINAWA06 Torao TORAO27   ソーキ 中村倫也 修斗 南風原吉良斗 奇天烈 宝珠山桃花 川北晏生 当真佳直 旭那拳 田上こゆる 田村ヒビキ 結城大樹 野尻定由 野瀬翔平 須藤拓真 鶴屋怜

【The Shooto OKINAWA06 & TORAO27】沖縄で田上×当真、福岡でソーキ×田村ヒビキなどカード発表

【写真】ソーキとしては、絶対的に意地を見せて関西、首都圏の修斗公式戦に進出を図りたいところだろう(C)MMAPLANET

1日(火)、4月17日(日)に沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるThe Shooto OKINAWA06と、5月15日(日)に福岡市中央区のよしもと福岡大和証券/CONNECT劇場で行われるTORAO27及びTORAO GIG04の対戦カードの一部発表されている。

Theパラエストラ沖縄主催のプロ修斗沖縄大会は恒例の4月、11月というルーティンで開かれ、TNSにとって念願の福岡市内のケージ修斗はGIGと2部制が実施される。


まず沖縄大会ではストロー級の2回戦で旭那拳×竜己、同じくストロー級の3回戦では当真佳直が、田上こゆると戦う一戦、加えてバンタム級の南風原吉良斗×川北晏生、インフィニティリーグ2022女子アトム級=小生由紀×加藤春菜が組まれた。

また闘裸男27では環太平洋ウェルター級選手権試合=王者ソーキ×チャレンジャー田村ヒビキ戦を始め、当日計量のフェザー級契約3回戦で野尻定由×奇天烈、同ミドル級契約の2回戦で加藤正憲×墨吉涼太、そして野瀬翔平、結城大樹、宝珠山桃花の出場もアナウンスされた。

GIG04ではフライ級とライト級の新人王T戦として、それぞれ打威致×KJ Tyler、スモーキー×深見弦汰、当日計量バンタム級契約で若山達也×若宮龍斗が決まっている。

旭那と対戦する竜己は修斗初参戦、昨年2月にTheパラエストラの姉妹ジム=パラエストラ千葉ネットの鶴屋怜のデビュー戦の相手でTKO負けをしており、旭那としては意地でも負けられない一戦だ。

2019年修斗ストロー級新人王の当真は、Road to ONEと地元大阪大会で躓いき、再起を図る田上とのサバイバルが合戦となった。再起といえば、Road to ONEで須藤拓真の足関節に下り11月の地元大会で再起した南風原が、TRIBEの川北晏生と戦う一戦も注目だ。

川北はパンクラスを主戦場してきたが2月にNEXUSで安永有希を下し、39歳の工夫の人に引退を決意させたばかり。2カ月で20違いの選手を相手にする──この試合を含め、他プロモーションから戦場を移す選手が目立ってきている。

そんななか福岡では2019年6月の北九大会での再戦がメインとなった。前回は王座決定戦で戦ったソーキはダイレクトリマッチで田村の挑戦を受ける。田村のために用意されたメインといえる。

さらに中村倫也に瞬殺を喰らった野尻が、同じ福岡勢の野瀬に敗れたTORAOで一本負けを喫している奇天烈とのマッチアップも、紛れもなくサバイバル戦だ。

公式戦が行われてない中部地区からの参戦となるソーキと加藤春菜というナセルドソル勢が、沖縄&福岡勢よりハングリーな状況であることを示す場でもある。地方在住シューターと、ニューカマーの対戦は今の修斗、J-MMAの映す鏡といえる2大会だ。

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MMA Shooto The Shooto Okinawa05 南風原吉良斗

【The Shooto Okinawa05】四の字ロック・ツイスターで南風原吉良斗が、持田からテップを奪う

<2020年新人王決定Tバンタム級1回戦/5分2R>
南風原吉良斗(日本)
Def.1R3分06秒by トライアングルフック・ツイスター
持田哲兵(日本)

持田がまず右ローを空振りし、ミドルハイを肩口に蹴っていく。ローを返した南風原は、2度目のトライでテイクダウンに成功し、左足を束ねてから立ち上がりバックに回る。グラウンドに倒れ込み、仰向けで四の字フックとした南風原に対し、持田は手首を掴んで絞めを凌ぎつつ胸を合わせる機会を伺う。

ほぼパンチを使わず絞めを続けた南風原に対し、持田は胸を合わせようとしてツイスター気味に捻られタップ。苦痛の表情で、ワキ腹を抑えていた。


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MMA Shooto The Shooto Okinawa05 UFC 修斗 児山佳宏 南風原吉良斗 旭那拳 西川大和

【The Shooto Okinawa05】木内SKINNY ZOMBIE崇雅。いざ沖縄へ─01─「ハッキリ勝敗をつけてナンボ」

【写真】沖縄勢、そして旭那拳にとってリベンジ戦を受ける形での沖縄での戦いになるスキニーゾンビ (C)TAKEAKI TOYOSATO

14日(日)、沖縄県沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるTHE SHOOTO OKINAWA05で、木内SKINNY ZOMBIE崇雅がアウェイの地に乗り込み、地元Theパラエストラ沖縄所属の旭那拳と対戦する。

両者は2018年4月に東京で一度対戦しており、その時は木内がRNCで勝利している。そんな旭那戦も含めて、木内の試合にアップダウンの激しい激闘が多い。それは木内の下になるスタイルも関係しているのだが、打撃とテイクダウンが主体の現代MMAにあって、木内の拘りとは――。


――昨年11月、当真佳直戦で一本勝ちして以来の試合を、再び沖縄の地で迎えます。2試合連続、敵地での試合になりますね。

「アハハハ、そうですね。でも過去に中国で試合をさせていただいたりとか(2017年に2回、中国WLFに出場している)、アウェイの過酷な状況には慣れていますから」

――まず木内選手といえば、SKINNY ZOMBIE(スキニーゾンビ)というニックネームが気になります。その由来は何なのでしょうか。

「もともとパンクラスに出ていた時につけていただいたものなんです。阿部博之選手と対戦した時(2021年11月に判定負け)、メチャクチャ殴られながら僕が盛り返す内容で、お客さんから御捻りが飛ぶぐらい盛り上がって。その試合内容から、スキニー・ゾンビってつけていただきました」

――なるほど。劣勢からゾンビのように盛り返すスタイルから、そのニックネームが付けられたことは分かります。しかしスキニーというのは……。

「周りからは、スキニーは悪口じゃないのかって言われました(笑)。でも、僕も気に入って、そのまま使わせてもらっています。WLFに出た時もTシャツにSKINNY ZOMBIEって入れていたら、現地でレフェリーや他の選手に結構ウケたんです。見た目通りで(笑)」

――確かにインパクトがあって、印象に残るリングネームです。もちろんゾンビのように蘇る試合内容も印象に残るのですが、そのような展開になる要因の一つは、グラウンドで下になることが多い点ではないでしょうか。

「それはあります。ただ、MMAという競技自体が成熟しているわけではないので、必ずしもキレイな打撃をやって、テイクダウンして抑えて――というスタイルでやらないといけない、ということではないと思うんですよね。UFCでもトニー・ファーガソンやシャーウス・オリヴェイラのようなスタイルの選手がトップにいるので」

――2人とも、あのスタイルでUFCのベルトを巻きましたからね。

「試合では一本を取りたい、KOしたいという気持ちが強いです。ただ、今は随所でポイントも抑えていかないといけないとは思っています。特に修斗で3Rの試合に出るようになってから、その点は気を付けるようになりました」

――修斗では現在、西川大和選手の下になるスタイルが話題になっています。

「修斗の採点基準自体は変わってきていると思うんですよ。ただ、他の大会よりはテイクダウンを重視しているのかなって思います。西川選手もベルトを獲った試合では、下からダメージを与えていても取られたラウンドがありましたし。

先日の修斗でも、高橋SUBMISSION選手が下からアタックしていて、判定はどうなるのかなと思っていました。でも上のポジションを守った山内選手にポイントが付いていたので、今もトップが強い傾向は変わらないんだと思っています。

僕が飯野タテオ選手と対戦した時(2019年6月、2度目の対戦時)も、修斗の採点基準には『ダメージを優先する』といった旨の文言があったので、自分としては下から殴ってダメージを与えることを重視していました。でも結果は、テイクダウンで優位だった飯野選手の判定勝ちでしたから、そこは考えていかないといけないですね」

――もう1点、木内選手のようにアップダウンの激しい試合だと、スタミナなどの消費もリスクではあります。

「はい……ガス欠になった時が怖いですね。飯野選手との2度目の試合では、ガス欠を起こしてしまって。僕の中では、すごく勉強になりました。そこからフィニッシュを狙いながら、ペース配分には気を付けるようにしています」

――そのファイトスタイルについて、憧れているファイターなどはいるのですか。

「もともと格闘技にハマったキッカケが、PRIDEのノゲイラなんですよ」

――アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、ミノタウロですか。

「はい。ノゲイラがコールマンに勝った時(2001年9月)、下になって殴られているノゲイラが三角絞めでコールマンからタップを奪って。あの試合を見た時から、関節技への憧れが強く残っているんです。格闘技って、ハッキリ勝敗をつけてナンボかなと思っています」

――ただミノタウロのファイトスタイルに憧れながら、柔術はやっていないのですよね。

「はい。柔術ではないです。大澤ケンジさんのMMA原理主義というわけではないですけど、最強を決めるルールはMMAかなと思って、最初からMMAです。ノゲイラや桜庭和志さんのような関節技のインパクトが、すごく強くて」

――PRIDEでミノタウロの試合を見るまでは、格闘技経験はなかったのですか。

「格闘技はやっていなかったです。中学の時は陸上部に入っていましたけど、高校は帰宅部で(笑)。高校三年生の時にPRIDEを見て――僕は出身が静岡県なんですけど、地元にあった和術慧舟會駿河道場に入りました」

――和術慧舟會駿河道場! そういえば、佐々木憂流迦選手もデビュー当初は相当なグラップリング寄りの選手でした。憂流迦選手も和術慧舟會駿河道場の出身ですから、何か交流はあったのでしょうか。

「あぁ、そうですね。佑太君(佐々木憂流迦の本名は佐々木佑太)とは、彼が駿河道場に入門する前から知っていて、地元ではゴリゴリに練習していました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
11月14日(日)
午後3時00分~ Twit Casting LIVE

■The Shooto OKINAWA#05対戦カード

<ストロー級/5分3R>
木内SKINNY ZOMBIE崇雅(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
工藤圭一郎(日本)

<ストロー級/5分2R>
当真佳直(日本)
金内サイダー雄哉(日本)

<2020年新人王決定Tバンタム級1回戦/5分2R>
南風原吉良斗(日本)
持田哲兵(日本)

<ストロー級/5分2R>
大城匡史(日本)
泰斗(日本)

<フライ級/5分2R>
若山達也(日本)
KJ・タイラー(日本)

<フライ級/5分2R>
梅木勇徳(日本)
新垣健司(日本)

<柔術茶帯ライトフェザー級/8分1R>
小生隆弘(日本)
清水慎也(日本)

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MMA ONE Road to ONE05 南風原吉良斗 須藤拓真

【Road to ONE05】南風原吉良斗に組まれても引き込む須藤拓真が宣言どおりの足関=ヒザ十字で一本勝ち

【写真】(C)MMAPLANET

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
須藤拓真(日本)
Def.2R1分05秒 by ヒザ十字
南風原吉良斗(日本)

須藤がローを放ちながら前に出ると、南風原もローを返すが、それに合わせて須藤は左右のフックを放つ。須藤が距離を詰めたところで、南風原が組み付きボディロックからグラウンドに持ち込む。須藤は足を利かせながら、下から三角へ。南風原は体を抜いて立ち上がり、須藤も同じく立ち上がった。須藤が右ストレートから右ミドル、さらに飛びヒザを見せたところで、南風原が受け止め、右腕を差し上げケージに押し込み、テイクダウンを奪った。

フルガードから右足を上げてきた須藤は、ラバーガードからパンチを当てる。そして南風原の左腕を取って腕十字へ。南風原も体を抜くが、須藤は足を絡めたまま。南風原が完全に左腕を抜くと、須藤は背中を着けたまま足を利かせる。レフェリーがブレイクを命じ、スタンドで再開すると、須藤は飛びついていく。受け止めた南風原はダブルアンダーフックで須藤をケージに押し込み、倒そうとすると須藤が引き込む形となり、南風原が上のポジションでファーストラウンドを終えた。

2R、お互いに右ローを放つなか、須藤が右フックを放つ。その瞬間、南風原が組み付き、右腕を差し上げてケージに押し込んでいくが、須藤が引き込んだ。ハーフガードで守る須藤が、潜って南風原の右足を取ってヒザ十字へ。南風原は声を上げてタップした。


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Interview J-CAGE ONE Road to ONE05 ブログ 南風原吉良斗 須藤拓真

【Road to ONE05】南風原吉良斗戦へ、須藤拓真─02─「MMAの選手は下になられることに慣れていない」

【写真】この日も一般会員さんとドリルを繰り返していた須藤。出る試合のルールに拘りはなく、グラップリングもコンバット柔術でもタイミングがあえば出ていきたいという(C)MMAPLANET

本日 5日(火)に東京都渋谷区のTSUTAYA O-Eastで開催されるRoad to ONE 05「Sexyama Edition」で、南風原吉良斗と対戦する須藤拓真インタビュー後編。

試合が決まってもMMAの練習は週一。下になることは現時点で怖くないと言い切った須藤は、MMAだからこそ足に隙が見えるという。

柔術✖修斗、MMA異種格闘技戦に挑む須藤は、柔術、グラップリング、MMAは通じるモノがあるという考えの持ち主だった。

<須藤拓真インタビューPart.01はコチラから>


──試合が決まってからも、そうなのですか? 今日も道着で普通に一般会員さんと柔術の練習をしていましたが。

「そうですね。試合が決まると週に1回ぐらいMMAの練習をするレベルです」

──アマ修斗からMMAをするなかで、柔術に取り組むというスタンスのTheパラエストラ沖縄所属の南風原選手とは対極にあるかと思われます。

「修斗育ちの人は総合ですよね。僕は柔術家として戦っていきたいので。ネクサスで戦っているのも柔術家として、です。練習は道着が一番多いです」

──MMAだけでなく今日の練習と、サブオンリー的なグラップリングもほぼほぼ別物ですしね。道着柔術からMMAに移ったHEARTSの風間敏臣選手、同じくHEARTS所属でグラップラーとして修斗で戦う高橋サブミッション雄己選手、そしてグラップラーからMMAに移った岩本健汰選手、そして道着が一番多いという須藤選手。四者四様で面白いです。

「僕は純粋に道着が好きなんです」

──ならMMAを戦う必要はあるのかと、やはり思ってしまいます。

「MMAの方が有名になれますよね(笑)。そこが一番大きいかと思います。それと知り合いに柔術の話をしていると、『そんなん、殴られるやん』とか言われるんです。そういうのがウザいんで、MMAで極めていれば何も文句は言わせないかなって。だからMMAをやっている感じですかね」

──ここまで順調に3試合で取っています。やはりMMAファイターには足関は入りやすいですか。

「ハイ、極めやすいです。寒河江さんとは全然違います」

──MMAの試合とは違い、寒河江選手との試合では足関節への防御がしっかりできている一面も見えました。

「基本、ディフェンスを第一に考えて戦っています。ずっとディフェンスをして良い格闘技は柔術だけですからね」

──とはいえMMAで下になると、殴られるという状況に陥りますが。

「MMAだと、下から仕掛けられることに慣れていない人が多くて、逆に戦いやすいです。パウンドをモロに受けたことがないからか、下になることが現時点ではそれほど怖くないんです。MMAの人は上を取りに行きますが、相手が自ら下になられることは慣れていない。そんなに下になることは怖くないです」

──南風原選手の試合映像を見ても、下になることは怖くないですか。

「あぁ、南風原選手は2試合連続で、パウンドで勝っていますよね。勢いで来られると、嫌っスかねぇ(笑)」

──特にMMAで目標を持つということもないのでしょうか。

「正直、MMAで何かをやり遂げたいとかないです。話を頂いたら、試合に出る。でも出るからにはRIZINやONEに出られたら良いということはありますし、ここで認められて修斗かパンクラスに戦えるなら──という気持ちはあります」

──敢えて聞きますが、レスリングや壁レスの練習は?

「特にやっていないです。ただMMAを続けていると、下からの仕掛けでは通じない時がやってくることも分かっています。そこを克服して、MMAも戦い続けたいですし。何もMMAの練習がしたくないということではなくて、MMAグラップリングのプロ練習とかも参加したいです。でも昼は仕事がありますし、時間の制限があるので」

──そこで優先すべきは一番好きな道着の練習だと。MMAファイターが柔術の練習もしたいけど、時間の制限があるのでできないというパターンの逆をいくわけですね。

「柔術でも同じ階級で強い選手と戦っていきたいですし。MMAを戦うは、さっきも言ったように柔術家として出ています。今回も柔術家✖シューターというつもりでいます」

──その考え方を含め、今回の試合で見せたいモノは何でしょうか。

「……。う~ん……、そんなに深く考えて試合をしたことはなくて、取りあえず相手を倒すことです。そこしか考えていないです。これまでも、ただ足関節に拘っているつもりはなくて、たまたま足関で勝っているだけなんです。

MMAの選手の意識が、足に回っていないから掛かりやすい。隙が見えるので、足関に入っているような感じで。その隙がギロチンだったらギロチンに入るし、バックチョークだったバックチョーク……何でも狙います。そこに拘りはないです。

でも、そろそろ打撃も出していきたいですかね(笑)。ただ特にそこを見てほしいということでもないですし、どこを見て頂いても、全部の局面で見せることはできます。そのなかで強いて挙げるなら、足関です(笑)」

──全日本ノーギで優勝できたことは、足関も含めご自身の技量に関して自信を持つことになりましたか。

「めっちゃ自信になりました。結果だけ勝ったというのではなくて、戦ってみて極められる気がしなかった。そういう部分で凄く自信がつきました。結果以上に戦っていて、日本のトップの人とこれだけ戦えるということが自信になりましたね」

──自分の技量に自信がつく。それをノーギで得ることができた。そういう須藤選手にとってグラップリングは柔術の一部だと考えていますか。

「色々な考え方の人がいると思いますが、僕は別物だと思っています。ただしお互いを別の角度から見ることができるので、柔術とグラップリングの両方をやった方が柔術もグラップリングも強くなれるという考えです。それはMMAも含めて、ですね」

──MMAも、ですか!!

「MMAはテイクダウンをして殴る。柔術はポジション重視、今のグラップリングだと足関節。そういう風に軸があるので、戦う上で思考も別々なモノになっています。でも、互いに通じるモノがあるんです。そういう意味でも、試合に関してはMMAに専念するとか、グラップリングの専念する日がやって来るかもしれないです。

それでも、自分は柔術の練習はします。逆に将来的に柔術に専念することになってもグラップリングもMMAの練習も続けます。その方が絶対に強くなれる。なので柔術とグラップリング、MMAは別々ですけど交わっている。それが自分の考えです」

■視聴方法(予定)
10月5日(火)
午後5時00分~ ABEMA格闘チャンネル
THEONE TVでは同大会の第2試合目以降の選手控え室の舞台裏映像を生配信

■ROAD TO ONE05対戦カード

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
和田竜光(日本)
竹中大地(日本)

<グラップリング・ライト級(※77.1キロ)/10分1R>
青木真也(日本)
キャプテン☆アフリカ(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
小野島恒太(日本)
山本聖悟(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
山本空良(日本)
野尻定由(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
須藤拓真(日本)
南風原吉良斗(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
河名マスト(日本)
新関猛起(日本)

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