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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN236   アンドレ・フィーリ ダン・イゲ レローン・マーフィー

【UFN236】右クロス一閃! ダン・イゲが代役フィーリを一撃でマットに沈める

<フェザー級/5分3R>
ダン・イゲ(米国)
Def.1R2分43秒 by KO
アンドレ・フィーリ(米国)

当初はレローン・マーフィーと対戦する予定だったイゲだが、マーフィーの負傷欠場により、フィーリとの試合に臨む。サウスポーのフィーリに対し、イゲが左ジャブを突く。下がりながらローを見せるフィーリ。スイッチして左ジャブを繰り出すフィーリだが、イゲの右カーフが当たる。イゲの右ボディストレートに、フィーリが左フックを返した。フィーリがサウスポーになると、イゲが右インローを当てる。ガードを固めるイゲは、ケージ中央で右クロス一閃! この一撃でフィーリがダウンし、イゲが追撃のパウンドを決めてKO勝ちした。


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MMA MMAPLANET o UFC UFN210 アレン・アメドフスキー アンドレ・フィーリ キック グレゴリー・ホドリゲス コリー・サンドハーゲン ジェイク・シールズ ジャビッド・バシャラット ジョセフ・パイファー ジリアン・ロバートソン ソン・ヤードン トニー・グレーブリー トレヴィン・ジレス ビル・アレジオ ホドリゴ・ナシメント ボクシング マフクアンドレ・バリユー ローマ・ルックンブンミー

【UFN210】グレーブリーと対戦、ジャビッド・バシャラット「他のバンタム級ファイターとは違う」

【写真】明晰な頭脳と、タフな精神を持っていそうなジャビッド・バシャラットだった(C)MMAPLANET

17日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN210:UFN on ESPN+68「Sandhagen vs Song」でジャビッド・バシャラットがトニー・グレーブリーと対戦する。

アフガン生まれ、7歳の時に英国へ移住したバシャラットは、弟のファリドが前回のコンテンダーシリーズでUFCとの契約を実現させた。ファイトウィークに弟が人生を賭けたし勝負に挑む。その事実はジャビッドの心理状態にどのような影響を与えたのか等を尋ねた


――2度目のUFCでの試合を土曜日に控えているなか、昨夜のコンテンダーシリーズでは弟さんのファリドが試合をしました。自身の試合があるなかで、弟の人生が懸かった試合がある。戦いになかなか集中できなかったのではないでしょうか。

「もちろん、弟の試合のことは気になったよ。でも、これまでに何度も同じに日に戦う経験を子供の頃からしてきた。同じ週ではなく、同じ日にね。そうやって僕らはキャリアを積んできた。今回は僕にとっても、弟にとっても人生で一番大きな試合という状況だけど慣れたものだよ。こういうのはね。

それに弟の力を信じていたし、間違いなく勝ってUFCと契約できると思っていた。だから何もマイナスになることはなかった。ファリドには『契約が懸かっているからと言って、何か余分なことをする必要はない』と伝えていたんだけど、しっかりとそのアドバイスを守っていたよ。サブミッションやKOが望まれているのは分かっている。でも、弟のスタイルは綺麗で、普通にやれば詰まらない試合にはならない。だから無理矢理フィニッシュを狙い過ぎて、いつもと違う動きをする必要なんてないんだ」

──コンテンダーシリーズだからといって、自分のスタイルを変えてはいけないと。

「もちろん、退屈な試合をしてはいけない。ファリドは普段から、動きで人々を魅了できる。だから、自分の良さを失わないで戦うことが必要だったんだ」

──実際判定勝ちでしたが、フィニッシュできなかったことで契約できないかもという不安はなかったですか。

「ほとんどなかった。弟はやり過ぎることなくフィニッシュを狙っていたし、相手はタフだったからね。いつもフィニッシュできるわけがない。コンテンダーシリーズではフィニッシュが必要というのはその通りだ。でも、狙いすぎてペースを乱した結果、隙ができて負ける選手もいる。当然、安全に戦うことは大切だけど、そこに重きを置きすぎた試合をしてはダメだ。気を抜かないよう、フィニッシュを狙う。そういう試合をファリドはしていたよ」

──結果、UFCとのサインを勝ち取りましたが、ファリドの勝利はジャビッドの背中をさらに押してくれたでしょうか。

「もちろん、そうなったよ。もう弟の試合のことを考えないで済むしね。今はリラックスして、自分の試合に集中している。ただ弟と一緒に勝つことをモチベーションにしていたわけじゃない。戦うのは僕本人、他からモチベーションが得られるようは求めていない。それでも一緒に練習して、弟が自分の戦いをして勝ったのだから、自分もそうできると信じているよ」

──ところでジャビッドはアフガニスタン生まれですが、英国育ちだそうですね。

「20年前、7歳の時にアフガニスタンを離れた。アフガニスタンは内戦状態が続いており、家族が安全に生活できる環境がなかった。父は国を離れることを決め、まずはパキスタンの難民キャンプに身を置き、そこからロンドンに移り住んだんだ。アフガニスタンにいる時は体だけでなく、メンタル面でも常に生き残ることを考えて、凄くタフになれた。そしてロンドンでマーシャルアーツに出会って、新しい人生を見つけることができたんだ。英国が、ロンドンが僕らの人生を変えてくれた。感謝してやまないよ」

──今はそのロンドンを離れて、ラスベガスのエクストリーム・クートゥアーで練習していますね。

「ロンドンを離れたわけじゃない。練習のために来ているんだ。ボクシング、キックボクシング、柔術、レスリングと全ての面で上達させるには、上のレベルでの練習が必要だった。コンテンダーシリーズに出た時にエクストリーム・クートゥアーで練習させてもらい、UFC PIも知った。『あぁ、ここだ。次のレベルに行くには、ここで練習するしかない』と思った。ただ僕はいつも練習しているから、ずっとラスベガスにいることになる(笑)。

楽ではないね。生活のコスト、練習をするのも金が必要だ。そうやって10カ月やってきたので、なかなかハードだよ。でも、将来に向けて僕のスキルは朝の練習ごと、夜の練習ごとに進化している。ジェイク・シールズとデイビー・クーパーのお陰でね」

──バシャラット兄弟の試合を見ていると、しっかりと自分をコントロールして、やるべきことがクリアになって戦うことができているように感じます。

「試合中は何を考えようが、何が起こるか分からないことを理解しているんだ。だから、弟の試合でもコーナーに就くことはない。僕の戦いは僕の戦いで、弟の戦いは弟の戦いだ。集中力を切らさないよう戦うだけなんだ。それは僕の生い立ちのなかで、身に着けることができた能力なのかもしれない。

自分が何をしないといけないのか。自分のすべきことに集中している。運よく、ここまで無敗でこられたけど、自分のやるべきことをやって負ければ、そこから学ぶことは大いにあるはずだ。自分のやるべきことができず、全力で戦えない方が敗北よりも良くないことだと思う。こんな風だから試合前は凄くナーバスになってしまうんだ。

相手を恐れているからじゃない。自分の全てを出して戦えるかどうかという部分で神経質になる。僕が人生を賭けて練習してきたことを、15分で出し切れるのか。出し切れないことを考えると、怖いんだ。簡単なことじゃないからね、相手がいて。その相手も同じに様に全てを賭けて僕を倒そうとしているわけだから」

──ところでエクストリーム・クートゥアーでは、日本人選手と練習することもありましたか。

「イエス、イエス、イエス。タツロー・タイラ、リョー・オカダ。それとレイだ。凄く気持ちの良い連中だよ。リョーはベリーナイスガイだ。そして、皆よく練習をするし。良い練習ができた。レイも良い選手だ。将来有望だよ。レイは練習をしっかりして、パーティーもせず練習で何がデキて、何がデキなかったかをしっかりと分かっていた。とてもスマートだ」

──怜選手は前の日曜日に日本で試合をして、1RでTKO勝ちしています。ジャビッドも続きたいところですが、グレーブリーは力強いテイクダウンを持つレスラーです。ジャビッドは彼に対して、どのようなアドバンテージを持っていると考えていますか。

「全てだ。僕は全てにおいて彼を上回っている。レスリングですら、ね。レイに尋ねてくよ。どれだけ僕はレスリングが強いかのを(笑)。僕はウェルラウディット・ファイターだ。レスリング、グラップリング、打撃、全て僕の方が上だよ。彼はレスリングがベースだから、テイクダウンを狙ってくるだろう。でも、受けて立つよ。テイクダウンを奪われることはない。試合を見て欲しい。

土曜日は、僕が他のバンタム級ファイターと違うところを見せるよ。いつまでもランク外やランクの下の方で戦うつもりもない。すぐにランキングを上げて、大きな契約をして、ビッグマネーを手にするよ(笑)。もちろんタイトル挑戦がすぐに実現するとは思っていない。でも、まだ時間も残されているし、急がない。それに本音をいえばトニー・グレーブリーは最もハードな相手だ。KOパワーがあるし、レスリングが強い。でも何を恐れていない。自分がどれだけのものか、トニー・グレーブリーと戦った確認するんだ」

■視聴方法(予定)
9月18日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN210対戦カード

<バンタム級/5分5R>
コリー・サンドハーゲン(米国)
ソン・ヤードン(中国)

<ミドル級/5分3R>
チディ・ンジュグアニ(米国)
グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ(米国)
ビル・アレジオ(米国)

<ミドル級/5分3R>
アレン・アメドフスキー(マケドニア)
ジョセフ・パイファー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タナー・ボザー(カナダ)
ホドリゴ・ナシメント(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
アンソニー・ヘルナンデス(米国)
マフクアンドレ・バリユー(カナダ)

<フェザー級/5分3R>
デイモン・ジャクソン(米国)
パット・サバティーニ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
トレヴィン・ジレス(米国)
ルイス・コウシー(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
アスペン・ラッド(米国)
サラ・マクマン(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブンミー(タイ)
デニース・ゴミス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
トレイ・オグデン(米国)
ダニエル・セジューベル(メキシコ)

<女子フライ級/5分3R>
マリア・アガポヴァ(カザフスタン)
ジリアン・ロバートソン(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
トニー・グレーブリー(米国)
ジャビッド・バシャラット(アフガニスタン)

<ライト級/5分3R>
ニコラス・モッタ(ブラジル)
キャメロン・ヴァンキャンプ(米国)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC FPI02 アンドレ・フィーリ シェーン・シェピロ ボビー・グリーン

【UFC FPI02】一度はマウントを逃れたフィーリが、シェーン・シェピロのノースサウスにタップ

<ウェルター級/8分1R>
シェーン・シェピロ(ブラジル)
Def. 3分04秒by ノースサウスチョーク
アンドレ・フィーリ(米国)

パンチャーのイメージが強いフィーリが、ボビー・グリーンをヒザ十字で一蹴した柔術黒帯のシェピロとどのようなグラップリングを見せるか。アームドラッグからシングルレッグに出たシェピロがダブルに切り替える。引き込むように下になったフィーリは、キムラロックからリバーサルを狙う。

シェピロはこれを潰して、ハーフから瞬く間にマウントを取る。右腕を差したシェピロは1分間マウントを維持するも、フィーリがブリッジから暴れ、腰を押してエビから足を戻しつつ足関を狙う。そのまま上になり離れたフィーリは、トップゲームへ。ハーフバタフライで横回転、すぐにスイープを決めたシェピロはここもニースライスからパス、ここも暴れるフィーリに対して上四方に回ってノースサウスチョークへ。フィーリはロールができず、タップした。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN35 アンドレ・フィーリ カーロス・キャンデラリオ ダレン・エルキンス ナタン・レヴィ マイク・ブリーデン マルロン・ヴェラ ユアン・リネス ロブ・フォント 平良達郎

【UFC ESPN35】ダビデの星の空手家ナタン・レヴィ「上地流」「沖縄」「極真」「MMA」「型」「組手」

【写真】パリで生まれ2カ月でイスラエルへ。家庭ではフランス語、外ではヘブライ語を使って生活していたという(C)MMAPLANET

30日(土・現地時間)──ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN35「Font vs Vera」でナタン・レヴィがマイク・ブリーデンと戦う。

空手家レヴィが2つの空手で学んだこととは。


――ナタン、インタビューの時間を設けてくれてありがとうございます。

「オハヨウゴザイマス。こちらこそ、ありがとう」

――おお、早速日本語ですね。なぜ、その言葉が出るのかは追い追い話してもらいます。その前にですが、土曜日にマイク・ブリーデン戦が控えていますが、今の気持ちを聞かせてください。

「もう準備はできているよ。とにかくUFC初勝利が欲しい。前回は間違いをおかしてしまったから、僕がどのエリアでも戦えるウェルランディットファイターだと証明したいんだ」

――一本勝ちもしっかりとしているナタンですが、やはり日本の記者として空手との関わり方が非常に興味があります。

「空手は15歳のときに始めた。空手とクンフー。空手は上地流空手を習い、16歳の時に沖縄を訪れたんだ。その時は1カ月間、上地流の稽古をした。

稽古は当然楽しかったよ。何より沖縄の人々が素晴らしかった。何か困っていると、誰もが助けてくれる。1度、バス停で道場に一番近い停留所はどこか女性に尋ねたら、彼女は家が近所だったらしくて、車で僕を道場まで送ってくれたんだ。30分もドライブしてね」

――それは素晴らしい異国での思い出ですね。

「稽古もね、素晴らしかったよ。まずレベルが完全に誓っていたよ。沖縄は最高のマスターがいた。1年後に再び沖縄へ行き、今度は3カ月間稽古をして初段を習得したよ。

ただし、2度目の沖縄での生活は1回目のように楽しいだけのモノではなかった。内弟子制度のような形で滞在したので、とても規律が厳しかったんだ。朝早くから起きて他の弟子と稽古があり、道場でもぶっ通して稽古があった。

僕はお金もないからライスかパスタしか食べていなくて。でも、あの厳しい経験が今の僕を創ってくれたと感謝している。生徒は客じゃない。先生は雇い主じゃない。先生はボスだ。先生と一緒に食事に行っても、僕が何を食べたいか尋ねられることは一度もなかった。出されたモノを食べるんだ。

ヤンチャしている日本の若者は、両親の前で先生に竹刀で打たれていた。でも、それは良い人間になるための教育だと皆が理解していた。

沖縄での日々で技術だけでなく、最高のマナーを身に着けることができたと思っている。沖縄にいた日本人よりも、僕の方が規律のある人間だったと思う(笑)。全ては先生のおかげだよ」

――その空手からMMAに転向したのは?

「イスラエルに戻り、空手道道場を複数開き指導をしていた。充実していたよ。空手家の指導者として充実していた。指導をして生徒は成長するしね。でも、僕自身は下降線を下っているように感じたんだ。そしてインターネットでMMAを視て、すぐに興味を持った。道場を閉め、全てを捨ててラスベガスに移り住み、今こうやって戦っているんだ」

――そのような状況で極真空手の練習をするようになったのは、なぜですか。

「MMAを始めて、何が違った打撃を学びたくなったんだ。その時、友人が川口にある極真空手の道場を紹介してくれてね。2度、極真の稽古で日本を訪れた。そこでアルトゥール・ホヴァニシアン師範と出会い、イスラエルではアルトゥール先生の指導を受け、極真空手のレーニングをしてきた。今、普段はイスラエルに住んでいて極真のトレーニングをしている。ラスベガスに行ったときはMMAに集中しているんだ。

僕が思うに、極真の本分は競技にあると思う。マーシャルアーツは、どうしてもイマジネーションに走り勝ちだよね。でもケージ、リング、畳の上では幻想は通用しない。そこにあるのは圧倒的なリアルだけだから。

極真は伝統的な部分もあるけど、いかに有効な攻撃であるかが追求されている。ウェイトトレで強くなれるのなら、どんどん採り入れる。試合に勝つためのテクニックを貪欲に吸収して、時間を無駄にしない」

――空手といっても上地流と極真はまるで別物かと思います。

「イエス。護身と競技は違う。セルフディフェンスに裏回し蹴りは必要ない。でも競技では相手を驚かせる必要がある。ただし伝統的な規律や道義心は両方のスタイルの根底にあるはずだよ。

僕の場合、上地流では型にフォーカスしている。組手もあるけど、沖縄では型に力が入れられていた。極真は組手とボディコンディショニングが重視されている。スタミナや瞬発力がね。

MMAを戦う時、型が試合を助けてくれることは、まぁない。ただし、自分の体を知る上で型は欠かせない。型をすることで考えとボディがつながる。でも、組手の競技に出るときは組手に専念した練習が必要だよ。

僕は色々な競技を学んでMMAを戦っている。でも、技術だけでなく人格形成に大きくかかわっている空手が凄く大切で、自分のことは空手家だと思っているんだ。引退後はMMAだけでなく空手の指導もしたい」

――ナタンの言葉が説得力を持つのは、やはりMMAで勝った時かと思います。

「とにかくベストを尽くすことだよ。諦めない。このベストを尽くすということが皆に伝われば嬉しい。『勝て』じゃないんだよね。日本の人は『勝て』とはいわない。ガンバッテクダサイと言うよね。

でも土曜日の試合は、僕の手が挙げられるシーンを皆に見てほしい。作戦はあるけど、ケージでは何が起こるか分からない。作戦を軸にグラウンド、スタンド、空中でも使い切って僕が勝つ」

――空中も(笑)。ナタン、今日はMMAから離れてしまったかもしれないですが、とても興味深い話をありがとうございました。

「アリガトウゴザイマス」

■視聴方法(予定)
5月1日(日・日本時間)
午前5時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN35計量結果

<バンタム級/5分5R>
ロブ・フォント: 138.5ポンド(62.82キロ)
マルロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・コリアー265 ポンド(120.2キロ)
アンドレイ・オルロフスキー: 246ポンド(111.58キロ)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ジョアンデウソン・ブリト: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン: 155.5ポンド(70.53キロ)
グラント・ドーソン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス: 145.5ポンド(66.0キロ)
トリスタン・コネリー: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート: 185ポンド(83.91キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 186ポンド(84.37キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ: 239.5ポンド(108.63キロ)
チェイス・シャーマン: 247ポンド(112.03キロ)

<フライ級/5分3R>
ダニエル・ダ・シウバ: 125ポンド(56.7キロ)
フランシスコ・フェイゲイレド: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ユアン・リネス: 169ポンド(76.66キロ)
ゲイブ・グリーン: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・ブリーデン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ナタン・レヴィ: 155ポンド(70.31キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジナ・マザニー: 126ポンド(57.15キロ)
シェイナ・ヤング125.5ポンド(56.92キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125.5ポンド(56.92キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

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LFA MMA MMAPLANET o PRIDE UFC UFC ESPN35 アンドレ・フィーリ カーロス・キャンデラリオ ダレン・エルキンス ナタン・レヴィ マイク・ブリーデン マルロン・ヴェラ ユアン・リネス ロブ・フォント ヴィクター・アルタミラノ 修斗 堀内佑馬 平良達郎

【UFC ESPN35】平良達郎、初陣の相手=キャンデラリオ「10年以上、UFCで戦うことを目標に生きてきた」

【写真】相手が平良達郎でないなら、100パーセント応援したくなるキャンデラリオだ(C)MMAPLANET

30日(土・現地時間)──ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN35「Font vs Vera」でカーロス・キャンデラリオがJ-MMA界の至宝=平良達郎とオクタゴン・デビュー戦を戦う。

2017年のコンテンダーシリーズで強豪に勝利もサインはならず。それが昨年はLFA王者を相手に激闘の末判定負けを喫したにも関わらず、契約を結ぶことができた。

既に山あり谷ありのMMAファイター人生を送ってきたキャンデラリオ――平良に負けないだけの想いが詰まった初陣になりそうだ。


――平良選手との試合が迫ってきました(※取材は4月27日(現地時間)に行われた)。

「凄く良い調子だよ。あと計量まで、いくつか気を付けないといけない点があるだけで。計量の日になれば、バトルに向けて全て準備は整った状態になっているよ」

――UFCファイターのキャリアはここから始まるのですが、2017年のコンテンダーシリーズを視聴していた人間からすると、カーロスがUFCで戦うというだけで長い旅路だったと思ってしまいます。

「アハハハ。ホント、その通りだね。2017年のコンテンダーシリーズで勝利したけど、サインはできなかった……」

――対戦相手のホナウド・カンジドはTUF にも出演していた修斗ブラジルのフライ級チャンピオンでした。

「あの優れた選手に勝てた。動きも良かった。契約できる自信もあった。でも、ダナ・ホワイトは僕を選ばなかった。精神的に凄く厳しかったよ。ひどく落ち込んだよ。それにフライ級自体がなくなるかもっていう話を浮上していたし、試合を戦う気持ちになれなかったんだ。ケージで戦うには情熱を持って、それだけの気持ちがないと無理だからね。

ジムで指導と練習は続けていたんだけど、戦うために必要な心の火がつくような気持ちになれなかった。逆に燃え尽きてしまったような感じでね……。でも、ある朝に目を覚ましたら『またやろう』っていう気になっていたんだ」

――復帰を決めた2021年、4月の堀内佑馬選手との試合を欠場しました。

「あの時は悪寒がして、ブルブル凍えているような状態になったね。コロナで陽性になったと思った。そうなると隔離もあるし、試合に出るのはリスキーだと思ったんだ。また良くなれば、ケージに飛び込む。それで良いじゃないかって」

――そしてコンテンダーシリーズで、戦う機会を得ることができました。ただし、結果はヴィクター・アルタミラノと戦いタフファイトの末に判定負け。しかし、大逆転のUFCとの契約という結末が待っていました。

「まさか、だよね。前は勝っても契約できなかったのに。最終試合後、僕は負けたのにオクタゴンの方に戻ってくれって言われて。『もう1試合、コンテンダーシリーズで戦うチャンスを貰えるのかな』なんて思っていたんだ。きっと、欠場が出たんだってね」

――そうなりますよね。それがまさかの大逆転と。

「いろいろな感情が溢れ出てきた。もちろんハッピーだったよ。でも信じられない気持ちも大きかった。実際、あんなことが起こるなんて全く期待していなかったから」

――人生がひっくり返った瞬間でした。

「ホントにその通りだよ。クレイジーだよね(笑)。敗北を祝うなんて、おかしな気分だった。結果としてサインができ、本当に嬉しかったよ。2017年のコンテンダーシリーズの後、コーチやマネージャーとローカルプロモーションで戦っていくのか、ショートノーティスでUFCで戦うチャンスが巡ってくるのを待つのか――とか。色々な話をし続けてきたからね。

いずれにせよ、僕は必死だったけどUFCは僕に興味はなかった。でも諦めたくはなかった。またローカル団体の王者になってでもUFCとサインするという気持ちだったんだ。色々と大変で、ネガティブな気持ちに支配されることも正直にいえばあった。

でも17歳のときにHOOTERSかどこかでUFCを見て以来、10年以上UFCで戦うことを目標に生きてきたんだ。で、ようやくその時を迎えることができる。この期間は、まさに自分の存在価値を賭けたロングジャーニーだったんだよ」

――UFCとサインすることで達成感がある。ただし、最初に申し上げたように、ここが第一歩です。その一歩目で平良選手と戦います。

「彼の試合はいくつか見たよ。コーチとも話し合った。若くて優秀な選手だよ。ただし、彼はまだ僕のような選手と試合をしたことがない。レベルの違う戦いに彼は足を踏み入れることになる。

と同時に試合は何が起こるか分からない。だから、どの局面でしっかりと戦えるように練習してきた。どの場面でもタイラに劣ることはない。何があろうが、僕は仕上がっているよ」

――夢の潰し合いですね。土曜日、どのような試合を世界に見せたいと思っていますか。

「ダナ・ホワイトが僕とサインしたことは、正しかったと証明したい。僕はピークにあり、成熟してきた。しっかりと僕の技術を見せたいと思う」

――カーロス、今日はありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「僕はPRIDE時代から日本のMMAが好きだった。そして、日本のファンのMMAを見る目の確かさを知っている。スイープで人がわく。まず米国のファンには見られないリアクションだよ。

あの雰囲気のなかで、戦うのは僕の夢の1つなんだ。土曜日は日本のファンの皆が100パーセント、タイラをサポートすることは分かっているけど――ね」

■視聴方法(予定)
5月1日(日・日本時間)
午前5時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN35計量結果

<バンタム級/5分5R>
ロブ・フォント: 138.5ポンド(62.82キロ)
マルロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・コリアー265 ポンド(120.2キロ)
アンドレイ・オルロフスキー: 246ポンド(111.58キロ)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ジョアンデウソン・ブリト: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン: 155.5ポンド(70.53キロ)
グラント・ドーソン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス: 145.5ポンド(66.0キロ)
トリスタン・コネリー: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート: 185ポンド(83.91キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 186ポンド(84.37キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ: 239.5ポンド(108.63キロ)
チェイス・シャーマン: 247ポンド(112.03キロ)

<フライ級/5分3R>
ダニエル・ダ・シウバ: 125ポンド(56.7キロ)
フランシスコ・フェイゲイレド: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ユアン・リネス: 169ポンド(76.66キロ)
ゲイブ・グリーン: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・ブリーデン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ナタン・レヴィ: 155ポンド(70.31キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジナ・マザニー: 126ポンド(57.15キロ)
シェイナ・ヤング125.5ポンド(56.92キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125.5ポンド(56.92キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN35   アンドレ・フィーリ カーロス・キャンデラリオ ダレン・エルキンス ナタン・レヴィ マイク・ブリーデン マルロン・ヴェラ ユアン・リネス ロブ・フォント 平良達郎

【UFC ESPN35】計量終了 平良達郎、いよいよ!!

【写真】キャンデラリオのリカバリー具合も気になるところだ(C)Zuffa/UFC

30日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC A PEXで開催されるUFC on ESPN35「Font vs Vera」の計量が29日(金・同)に行われた。

メインのバンタム級戦でマルロン・ヴェラと対戦するロブ・フォントが138.5ポンドと体重オーバーに。キャッチウェイト戦を戦うこととなった。

ヘッドライナーが軽量失敗となった今大会のオープニングマッチではついに平良達郎が、カーロス・キャンデラリオを相手にUFCデビュー戦を戦う。


本計量で平良はやや硬い表情で計量台に乗ると、125.5ポンドでパス。僅かに口元に笑みを浮かべたものの、表情は厳しいままだった。

フェイスオフでは顔を左右に振るキャンデラリオの視線を逃がさないかのように、平良は目で目を追い続けた。途中からはポケットに手を入れ――珍しく気持ちを態度を表していたように見えた。

■視聴方法(予定)
5月1日(日・日本時間)
午前5時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN35計量結果

<バンタム級/5分5R>
ロブ・フォント: 138.5ポンド(62.82キロ)
マルロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・コリアー265 ポンド(120.2キロ)
アンドレイ・オルロフスキー: 246ポンド(111.58キロ)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ジョアンデウソン・ブリト: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン: 155.5ポンド(70.53キロ)
グラント・ドーソン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス: 145.5ポンド(66.0キロ)
トリスタン・コネリー: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート: 185ポンド(83.91キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 186ポンド(84.37キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ: 239.5ポンド(108.63キロ)
チェイス・シャーマン: 247ポンド(112.03キロ)

<フライ級/5分3R>
ダニエル・ダ・シウバ: 125ポンド(56.7キロ)
フランシスコ・フェイゲイレド: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ユアン・リネス: 169ポンド(76.66キロ)
ゲイブ・グリーン: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・ブリーデン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ナタン・レヴィ: 155ポンド(70.31キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジナ・マザニー: 126ポンド(57.15キロ)
シェイナ・ヤング125.5ポンド(56.92キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125.5ポンド(56.92キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

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【UFC ESPN35】世界と戦う日本人(08)平良達郎─後編─「自分はあります──けど、一回やってみないと」

【写真】ついに夢が現実になる。どのような現実が平良に待っているか (C)MMAPLANET

30日(土・現地時間)──ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN35「Font vs Vera」でカーロス・キャンデラリオとUFCデビュー戦を戦う平良達郎インタビュー後編。

フワフワしている。楽しみ。自信はある。緊張してきた。あらゆる感情が入り交ざってい平良にとって、UFCとはまさに夢にまで舞台である一方で、未知の領域でもある。1月から2月にかけてのエクストリーム・クートゥアーでの練習で、北米のレベルを知った平良は、夢が現実になる時直前の心境を吐露した。

2022年、春~世界に立ち向かうJ-MMAファイター特集~。第8弾─後編─、平良達郎の話に耳を傾けたい。

<平良達郎インタビューPart.01はコチラから>


──怜選手はプロデビューから1年で、常に「日本のフライ級のトップクラスと戦っても負けない」と口にしています。

「そう思います。パンクラスのベルトはすぐに取っちゃうんじゃないかなって」

──修斗だと取らせない?

「いや(苦笑)。それって、僕がチャンピオンだったらっていうことですか」

──ハイ。その通りです。

「それは取らせないですよ。戦うようなことがあっても、ベルトはあげないです。でも、相当に強いですよ。怜君と練習をしていると、僕も強くなれます。それぞれが自分のキャリアを積んでいって、将来的には……ひょっとすると、ぶつかるかもしれないです」

──怜選手に対して、そういう気持ちでいるのですね。

「同じ舞台に上がれば、可能性はあるじゃないですか。僕もパラエストラ柏のフライ級の選手と修斗で組まれそうなこともありましたし。だから今は別のところで戦っていますが、怜君がUFCで戦うようになれば戦うことはあるかもしれないです」

──なるほど。では、ここまでの仕上がり具合を教えてください。

「あと3週間になって、スタミナとか異常に上がっています。仕上がりも凄く良いです。ただ焦りもあって……練習とかも、雑になることがあります。そういう時は動きが良くないです。でもコンディションが良いので、これから3週間もっと突き詰めることができると思います」

──ZOOMの画面からですが、ラスベガスにいた時より生気が漲っているように見えます。

「そうですか!! 来週の日曜日からラスベガスに行くのですが、ちょっと不安です。前に行った時よりも暑くなっているでしょうし、あの乾燥はどうなっているのか……というのはあります」

──通常の現地入りより1週間早い。なぜ、この日程に決めたのでしょうか。

「エクストリーム・クートゥアーで練習させてもらった時に、最初の1週間の動きが悪かったからです。岡田さんとも話をして、試合の週の火曜日にベガスに入る予定はキツイなって。自分は1カ月ぐらいベガスにいようかと思っていたのですが、逆に減量しながらの練習になってケガが怖いのでそれはしなかったです。

ラスベガスだと仲が良いっていうまで人間関係は築けていないので(笑)。だからギリギリまで日本で鍛えて、2週間前に岡田さんと現地入りします。岡田さんに頼りつつ、残りの期間で仕上げていこうかと思っています」

──正直、これまでよりも不安要素が多いかと。

「(苦笑)。ちょっとフワフワしていて……不安といえば不安ですね。何を持っていこうかとか考えると。でも、ファイトウィークには松根さんも来てくれますし、そこまで不安もないです。それより楽しみな方が大きいですし。ラスベガスで戦えることに、ワクワクしています」

──そこで戦うキャンデラリオについて、どのような印象を持っていますか。

「どういう戦いをしてくるのか……。でもバケモノのような選手ではなくて、イメージでいうと気持ちの選手で、タフな選手だと思います。ただメチャクチャ凄い打撃や寝技を持っているわけではない。コンテンダーシリーズの試合では自分から試合を創りにいっていたので、受けに回らないようにしないとなっていうのは感じました。けど、UFCの本戦でああいう風に戦ってくるのか。そんな感じです」

──自信のほどを聞かせてください。

「自分はあります──けど、一回やってみないと自分の立ち位置が分からないというか……。とりあえず安心したいです。フィニッシュして、勝って……。UFCで戦っていける力があることを見せたいです。清水(清隆)さん、福田(龍彌)に勝って来たことを自信にしたいです。勝機……VJTで戦った選手は、正直あまり強くなかったじゃないですか。映像を見るだけじゃレベルが分からない。それはラスベガスに行って気づきました。こんなに強いのかという選手も多かったです。だから、試合が始まるまでどういう試合展開になるのか分からないです、今は。でも、自信はあります」

──平良スゲェという声の裏で、まだ分からないという声も以前から聞こえていたと思います。このチャンスにダイブしないと、何のためにMMAをしているのか分からないですしね。高嶺の花と思っていて女性に誘われて、『僕にはまだ早いです』なんて言ってられないですよ。

「もう完璧な例えです(笑)。腕試しです。自分がどれだけできるのか、全てをぶつけるだけですし、そういう意味では楽しみでしかないです。でも、こうやってインタビューを受けていたら緊張してきたんですけど……」

──なぜ、ですか(笑)。

「……。でも本当に楽しみなんです。どのくらい掛かるかは僕も分からないですけど、ベルトを目指しているので。こんなところで、こけられないです。『平良、また進化したな』って思ってもらえる試合がしたいです」

■視聴方法(予定)
5月1日(日・日本時間)
午前5時30分~UFC FIGHT PASS

■ UFC ESPN35対戦カード

<バンタム級/5分5R>
ロブ・フォント(米国)
マルロン・ヴェラ(エクアドル)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・コリアー(米国)
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ(米国)
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン(米国)
グラント・ドーソン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
トリスタン・コネリー(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート(米国)
クリシュトフ・ヨッコ(ポーランド)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ(モルドバ)
チェイス・シャーマン(米国)

<フライ級/5分3R>
ダニエル・ダ・シウバ(ブラジル)
フランシスコ・フェイゲイレド(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ユアン・リネス(カナダ)
ゲイブ・グリーン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・ブリーデン(米国)
ナタン・レヴィ(イスラエル)

<女子フライ級/5分3R>
ジナ・マザニー(米国)
シェイナ・ヤング(米国)

<フライ級/5分3R>
平良達郎(日本)
カーロス・キャンデラリオ(米国)

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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE129   アンドレ・フィーリ ゲイリー・トノン タン・リー 松嶋こよみ

【ONE129】タン・リーに挑戦、ゲイリー・トノン―01―「結論として、僕の打撃は当たるんだ」

【写真】後半では賑やかになってきた――ONEのグラップリングシーンについても尋ねています (C)TSP

11日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムでONE129「Lights Out」で、ゲイリー・トノンの挑戦がONE世界フェザー級王者タン・リーに挑戦する。

松嶋こよみに勝利してから、1年3カ月。この間、師ジョン・ダナハーはデススクワットの活動を辞めた。まだキャリア7戦目、このブランクの影響はないのか――トノンに尋ねた。


――ONE世界フェザー級王座挑戦が近づいてきました。今の気持ちを教えてください。

「ファイトウィークってストレスがあるものだけど、今回は凄く自信があるんだ。長い間、待ち望んでいた試合だからね。ついにやってくるっていう感じで。MMAでタイトル戦を戦うのは初めてだし、相当ワクワクしているよ。

世界にショックを与えたいし、僕はMMAファイターでも世界のトップの1人だと証明する試合にしたいんだ。そうでないという声もあるから、チャンピオンシップで勝利することは評価を覆す絶好の機会だよ」

――それにしても一昨年12月に松嶋こよみ選手を下した直後に挑戦は決まっていたと思いますが、実現まで時間を要しました。

「2人ともケガがあったからね。タン・リーは拳、僕はヒザを負傷した。それでも1度は去年の12月に戦うことで合意していたけど、コロナの影響で大会が流れた。結果、今に至るって感じかな。

本当は去年の4月に戦うことになっていたけど、リスケジュールが繰り返されたんだ。でも、精神的には去年の4月から……いや、コヨミ・マツシマに勝ってからずっと準備はできているよ」

――この試合はストライカー×グラップラーという見方がされます。だからこそ、タン・リーの組み技と寝技の力、ゲイリーのスタンドでの力が試される場でもあるかと。

「その通りだね。MMAだ。どちらが、コンプリートに戦えるかという勝負にあって、僕自身がいかに成長したかが試される試合になる。まず僕と戦う相手は寝技の前にいかにテイクダウンをされないで戦うか、そこが第一の注意点になる。

そして僕は相手からテイクダウンされることを、一切恐れていない。そうなれば楽に僕のフィールドに行ける。だから、対戦相手は距離を取って打撃の勝負を仕掛けてくる。結論として、僕の打撃は当たるんだ。僕と戦う相手は打撃よりもテイクダウンを恐れて、警戒している。僕が動けば、彼らは組まれないよう対処する。なら僕のパンチは当たるし、そういう動きをしているとスタミナが切れるのも早くなる。そうなってくると、今度はテイクダウンも簡単には入れるわけさに。

だからって、誰も僕と近い距離でずっと戦いたいとは思わないだろう? 反対に僕はテイクダウンされることを恐れないから、前に出ることができる。下がっても詰める。前に出てきてもテイクダウンできる。それがあるから、パンチも当たる」

――まさにMMAですね。

「打撃だけじゃ、そりゃあ僕は勝てないさ。でも僕にはグラップリングがある。そしてテイクダウンがある。この2つが入り交ざってくると、打撃でも負けない。僕のプレッシャーと比較して、タン・リーはテイクダウンをされたくない分、その圧力は弱くなる。打った後のことを考え、できるだけ一発で効かせたいと思っているはずだ。タン・リーの攻撃はもともと長いから、とにかく詰められることを嫌がるだろうしね。

もうどれだけストレスが感じながら戦っているのか、僕は手を取るように理解できる。回って下がる、誘ってヒザ蹴り、アッパーカットを打ってくるのが見えているよ。だから、そんな攻撃は当たらない。テイクダウンのフェイクがある、それが僕の打撃だ。ただテイクダウンを狙うなら、タン・リーもサバイブできる。ただし、そこに打撃を織り交ぜて僕は戦う」

――テイクダウンされることは厭わないなら、近い距離で引き込むこともありますか。

「それで局面が、良くなるのならね。ただ僕の柔術は本来トップコントロールだ。長い間、背中をマットにつけて戦うことはない。きっとレッグロックを狙うときぐらいだろう。そうでない場合は、引き込んでも上を取るためにすぐに動く。レッグロックが取られるなら、取りに行く。そうでなければ、バック狙いさ。その方がダメージを与える攻撃ができるしね。

なんせパウンドがある。背中をつけて戦う時間が長いだけ、パンチを貰う数が増えるのは絶対だ。僕が背中をつくのは一瞬、相手の背後をとるためだよ」

――なるほど。では今回の挑戦に向けて、どこで調整を行ってきたのでしょうか。

「マツシマに勝った直後から、数カ月間はプエルトリコで練習を続けていた。いつも練習しているメンバーも一緒にプエルトリコに向かってね。ただ、特定の練習場所があるってことじゃなくて空いている場所を探して練習してきた。それからテキサスに移り、キャンプの半分はテキサスで行ってきた。そこも同じメンバーと、何人かの新しいメンバーも加えてね。

チームってことじゃないんだけど、トライスターの選手やアンドレ・フィーリも協力してくれたよ。ニューヨークからはニック・プラジオが来てくれて、空手とテコンドーについて教えてくれた」

――デススクワットが分裂した影響は?

「ジョン・ダナハーが僕のメインコーチであることは、一切変わりない。僕は打撃のコーチもつけていない。ジョンが僕の打撃のコーチであり、MMAのコーチだからね。毎日、一対一でも練習してきた。それが僕のトレーニングで、デススクワットの分裂は何も影響ないよ」

<この項、続く>

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MMA UFN190 アンドレ・フィーリ ダニエル・ピネダ

【UFN190】打撃で攻勢掛けたフィーリ、アイポークでピネダが続行不能&NCに

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ(米国)
NC.2R0分46秒
ダニエル・ピネダ(米国)

左ジャブ、左リードを伸ばすフィーリに対し、ピネダは右の空振りで自ら姿勢を乱す。組んだピネダがケージへ。離れたフィーリのワンツーで、ピネダがダウンする。殴られながら立ち上がったピネダはダブルレッグからクリンチで窮地を脱する。しかしテイクダウンは奪えず打撃の間合いになると、フィーリは右ローを蹴られたが、サウスポーから左ストレート。再度ローを蹴られてもフィーリは左ハイを蹴り、左フックから右ハイを決める。

たまらず組みに行ったピネダは、これを切られて右カーフを蹴る。構えを変えるフィーリはワンツーにまっすぐ下がるシーンも。フィーリは左ミドルを入れると、動きを止めたピネダがしゃがみ込む。パウンド狙いのフィーリをクローズドガードの中に入れ、何とかサバイブした。

2R、左ミドル、ハイと左からの蹴り、右ローを入れたフィーリ。ピネダは右フックで前に出るが、アイポークがあったとブレイクを要求する。左目が腫れあがって続行不能に。この時点でノーコンテストになった。


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Report UFC UFN ESPN+39 UFN181 アンドレ・フィーリ ブライス・ミッチェル ブログ 未分類

【UFN181】反撃を少し許した点をも含め、パーフェクト・プロMMA!! ブライス・ミッチェル、5連勝

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
アンドレ・フィーリ(米国)

いきなり後ろ回し蹴りを見せたミッチェが、続いて左インサイドローを蹴る。サウスポーのミッチェルは掛け蹴りを放った直後にシングルレッグでテイクダウンを奪う。フィーリは背中をマットにつけ、両足を四の字で束ねられる。腰を押して立ち上がったフィーリだが、ミッチェルは直後に倒し直してマウントへ。足を戻したフィーリは、ハーフからブリッジでスイープを狙う。

ここからスクランブルもミッチェルがボディロックテイクダウンで直ちに上を取り返す。パス、マウント狙いのタイミングで腰をずらして立ち上がろうとしたフィーリだが、ミッチェルはバックを制し、上を向いたところでマウントを取る。フィーリはエルボーを打たれ、一度はハーフに戻すが、マウントを取り戻したミッチェルが左右のパンチを落とす。

ここも足を戻したフィーリは、もう一度マウントを取られるとブリッジで上に。返されながら三角をミッチェルが仕掛けるが、フィーリも反応して立ち上がる。スタンドになってもミッチェルの勢いは止まらず、右を打ち込んでからテイクダウン。初回を圧倒した。

2R、左を当て、サイドキックのミッチェル。フィーリも左ジャブを伸ばし、続くダブルレッグを切る。オーソに構えたミッチェルは右フックをヒットさせる。フィーリもスイッチを見せるが、左ジャブをダブルで被弾する。と、フィーリの跳びヒザでミッチェルが初めて後ろに下がり、テイクダウン狙いも察知される。

それでも右を見せて、ニータップからフィーリをケージに押し込んだミッチェルだったが、ヒザを入れて離れた直後に左で殴られ、左ハイにも右ストレートを合わせられる。ここでミッチェルはダブルレッグでドライブし、ハイクロッチ&足払いでテイクダウンを決め、流れをフィーリに渡さずにハーフで抑える。頭を抱えるフィーリに対し、パスからヴァンフルーのミッチェルは頭が自由になるとエルボーを打ちつける。

フィーリはケージを蹴ってブリッジ、スタンドに戻るとハイキックでミッチェルのマウスピースを吐き出させ、クリンチにも右を差しあげて押し倒す。直後に時間となり、フィーリが取り返した。

最終回、右を2発入れ、左ローを蹴ったミッチェルは、勝負のラウンドで前に出る。と、右オーバーハンドからダブルレッグを決めトップを奪取する。ケージ中央でクローズドガードのフィーリはパス狙いを耐え、蹴り上げをキャッチされながら立ち上がる。その蹴り足を掴み、直ぐにシングルレッグをミッチェルが決める。

フィーリもテッポウで上を取り直し、寝技に固執することなくスクランブルでスタンドに戻る。しかし、フィーリは打撃戦に持ち込めずミッチェルが即ダブルレッグに成功する。またもグラウンドで下になったフィーリは、パスを許さないようにハーフから懸命にクローズドに戻す。

つまりそれだけ時間を使ってしまっており、ミッチェルはその間にパウンドを纏めてしっかりとスコアする。最後の10秒で草刈りからスクランブルを狙ったフィーリに対し、飛び込むようにテイクダウンを決めたミッチェルが圧巻の判定勝ちを手にした。

キックボクシング+レスリング+柔術の融合、素晴らしいパフォーマンスでUFC5連勝=通算14連勝としたミッチェルは、「もっと良い試合ができるはず……5連勝だけどね。倒してから、あんなにエスケープを許したくなかった」と快勝にも満足しなかった。


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