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【Monday Ring Girl】Pancrase325

毎週月曜日にラウンドガールをご紹介する「MONDAY RING GIRL」。第400弾は2021年12月12日(日)、東京都江東区のスタジオコーストで開催されたPancrase325のリングガールです。

<関連レポート>
【Pancrase326】追加カード続々。ブレーキの壊れたハンセン玲雄×ブレーキ無用のSub=鹿志村仁之介

(C)MMAPLANET

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ABEMA MMA PANCRASE Pancrase325   久米鷹介 長岡弘樹 雑賀ヤン坊達也

【Pancrase325】強さを見せて敗れた雑賀ヤン坊達也「ダウンを奪った時、意識が飛んでいた」

【写真】ここにも最高のチームがある。コメントを取っている間、ボス=長岡選手の落ち込みように心を打たれました (C)MMAPLANET

12日(日)、東京都江東区のスタジオコーストで開催されたPancrase325で正規ライト級KOP久米鷹介を今一歩のところまで追い込みながら、執念のリバーサルからのバック奪取、そして腕十字で一本負けを喫した雑賀ヤン坊達也。

とはいえ、ケージを背にしてのテイクダウン防御。スプロール、そして倒すパンチとポテンシャルの高さをヤン坊が見せていたことは変わりない。

「久米選手との試合が決まってからの日々が、僕を心身共に強くしてくれた」というヤン坊──最大の勝機が、実は自身も意識が飛んでいたこと大会直後に明かしてくれた。


──お疲れまでした。敗れたとはいえ正直、ヤン坊選手のポテンシャルの高さが十分に見られた試合でした。

「もう、ダメですね(笑)。バキバキって鳴っていました。アハハハ。まぁ、治ります。治します。対策のなかでバックからあの腕十字というのもあったんです。でも、1Rに攻め疲れてしまって対応が遅れました。バックを解除したところで、ちょっと落ち着いてしまって。『よし、返せる』って。油断というか、あそこで安心しちゃいましたね」

──そこはもう対処できますし、今後の可能性を見せてもらいました。

「そう言ってもらえると、嬉しいです」

──あの前のまでの展開では、手応えが感じられたと思います。

「そうですね。ボスとジムの皆で創り上げてきたモノを勝利という形で証明したかったです。ただ久米選手との試合が決まってからの日々が、僕を心身共に強くしてくれました。腕を直して、また久米さんを追いかけたいのですが『もうやりたくないです』って言われました(笑)。でも、また取りに行きます。久米さんは僕のなかで凄い人というイメージだったので、戦えて良かったです。勉強になりました」

──先ほど言われたように、攻め疲れだったのですか。組まれて削られたということではなくて。

「そうですね。組まれている時は、ボスと積んできたものをしっかりと出せていたので問題なかったです。攻め疲れ……攻め疲れてしまうんですね。それと僕のあの時、意識が飛んでいたんです」

そう言われると、ヤン坊の体も……

──えっ、いつですか。

「右のカウンターでダウンを奪った時、久米さんの左が当たったようで。気付いた時には、久米さんが倒れていたんです。皆にも『なんで、ワンテンポを置いたの?』って聞かれたんですけど、飛んでいたんです」

長岡弘樹 カウンターを取ったときに、ヤン坊も貰っていて。左フックが入っていたんです。

──そうだったのですね。自分の位置からは、見えなかったです。5Rなのでペース配分したのかと思っていました。

「アレだけですね。打撃でもらったのは。僕も当てることができたのですが、久米選手がそこまで踏み込んできていたんです」

──いやぁ、だからあそこまで効かせることができたけど、ヤン坊選手も効いていたと。改めて凄まじい一戦だったのですね。

「中央を取って、プレッシャーを掛けることはできていたと思います。でも久米選手がもっと組んでくると踏んでいたんです」

──引き込みからレッスルアップで、下にされた。そこからですね。引き込むのも作戦だったようです。写真を撮っていて下になった久米選手が、バタフライスイープでも仕掛けるかと思ったら、ロックアップからのレッスルアップでした。

「あぁ……そうなんですね。だから違ったのか……」

長岡 そうやって聞くと、そうなんだなぁって。あの動きは……。

「イメージとしては、下になるのではなくバック奪取でした。だから久米選手のバックを返せたのは、自分のなかでもレベルアップできたかとは思います──けど、やっぱり勝たないとダメです」

──ここからのさらに強くなることを勝手ながら期待させてもらいます。

「ハイ。ありがとうございます。まだまだこれからです。突き進んでいきたいです!!」

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ABEMA MMA PANCRASE Pancrase325   中田大貴 久米鷹介 日沖発 雑賀ヤン坊達也

【Pancrase325】逆転王座防衛、久米鷹介「局面、局面での発さんの声はなぜか覚えています」

【写真】日沖発stArt代表、鈴木陽一ALIVE代表、村元友太郎、先ごろ引退した春日井たけし、中田大貴。久米は良い仲間に恵まれている──んっ?? (C)MMAPLANET

12日(日)、東京都江東区のスタジオコーストで開催されたPancrase325で正規ライト級KOP久米鷹介が、暫定ライト級KOPの雑賀ヤン坊達也を逆転で下し王座防衛に成功した。

初回に強烈なダウンを喫しながら、ガードワークで凌いだ久米。打撃&スクランブル全盛の現代MMAにおいて、しっかりと背中をつけた寝技を若き日から修得してきたことと──敬愛する先輩の声が今回の防衛を可能にした。

激闘直後、久米に話を訊いた。


──大激闘でした。かなりダメージがあるようですが、インタビューの方は構いませんでしょうか。

「ハイ。ありがとうございます。ただ、まだあんまり試合のことを覚えていなくて……」

──それだけダメージがあったということですね。試合前にデカゴンに入る直前、日沖選手とはしっかりとハグしていたのですが、鈴木ヨーイチ社長とはサッと離れたことは覚えていますか。

「あぁ、そこはやはり試合前は目を大切にしたいので。残像で……パンチが見えなくなりますからね(笑)」

──アチっていう声が聞こえましたよ。

「昨日の計量の時も……」

鈴木陽一(ALIVE代表) いい加減にしておけよ(笑)。

「計量の時も、そのネタでヤン坊選手が笑っていましたしね。いやぁ、昨日のことは覚えているんですよ」

──あのパンチを貰ってから、記憶があやふやという感じでしょうか。

「その前のこともですね……。最後、雑賀選手の腕がバキバキ鳴っていたのは覚えています」

──そこだけですか!!

「それと断片的です。良いのを貰った瞬間、その記憶はあります。

でも下にいて抱えた時、そしてレッスルアップする時とか発さんの声は聞こえていました。そこは覚えています。なんか局面、局面での発さんの声はなぜか覚えています。それと社長の残像ですね(笑)」

──いや、ここで笑いは……。ダウンを喫したあと、雑賀選手がラッシュをかけなかった。そこもあったと思いますが(※理由は、雑賀のコメントで判明)、ハイガードから幻の必殺技ともいえる三角絞めを仕掛ける仕草が見えました。久米選手の15年以上の積み上げが救ってくれたような。

「でも、極まっていないということはダメだったわけですよね(笑)」

──2Rもダブルレッグから引き込んでレッスルアップ。そしてリバーサルに成功してバックに回った。最後の腕十字といい、記憶がない状態で仕掛けた……体にしみ込んでいる動きだったのですね。

「ハイ。なんか、今日は要所しか覚えていなくて、発さんと練習したことや、あの場面での指示だけが残っています。『抱えろ』という声、マンツーマンで練習してきたことが……」

日沖発 ヤン坊選手は腰が強いので、テイクダウンはなかなか取れないというのは想定内でした。だから引き込んでロックアップからレッスルアップというのは、作戦として練習してきたことなんです。

──それにしても今のストライキング&スプロール時代のMMAにあって、この試合のための対策だけで下から攻撃は一朝一夕ではできなかったはずです。

ほんとに良い仲間たちだ

「やってきたことを出す。今までもそうですが、今回も試合のテーマはそこでした。

マンツーマンで発さんにやってもらってきたことも含めて。一通りグラップリングであったり、柔術をずっとやってきました。それが助けてくれたということはあると思います」

※鈴木陽一代表によると一晩休んだ久米は頭痛も吐き気もなく体調に問題はないとのことだが、眼窩底と脳神経の診断のために病院に行くとのことだった。

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MMA PANCRASE Pancrase325 北方大地 宮澤雄大

【Pancrase325】北方大地がTDディフェンスからパンチで宮澤雄大をマットに沈め、ストロー級KOP初防衛

【写真】今年4月の難病の発症から復活、北方が初防衛に成功した(C)MMAPLANET

<ストロー級KOPC/5分5R>
北方大地(日本)
Def.3R2分28秒 by TKO
宮澤雄大(日本)

北方の左ジャブで試合がスタート。さらに北方が飛び込み、ケージを背負った宮澤から左フックでダウンを奪う。宮澤もすぐに起き上がってシングルを狙うも、北方はスプロールして、宮澤の立ち上がり際に右ヒザを突き上げた。ガードを下げて左ハイを見せる北方、前に出てワンツーで相手を下がらせてから、右飛びヒザを繰り出す。宮澤にキャッチされるも倒れず、宮澤は右腕を差し上げてケージに押し込んでいった。ブレイク後、ケージ中央でプレッシャーをかける北方。宮澤は左ジャブで距離を測る。北方は右ミドルハイ、宮澤は右ローを返す。そして宮澤の右オーバーハンドを肩ブロックした北方は、組み付いて右腕を差し上げるも、宮澤が切り返してケージに押し込んでいく。右腕を差し上げた宮澤は、左のパンチを顔面に当てながら、1R終了のホーンを聞いた。1Rの裁定は、ジャッジ3者とも10-9で北方に。

2R、宮澤が左ジャブを突く。北方が距離を詰めると、右ショートを合わせた宮澤。さらにパンチを振るって北方を下がらせる。しかし北方もプレッシャーをかけて、宮澤にケージを背負わせる。すると宮澤が北方にスーパーマンパンチを放ってケージ中央まで戻した。北方は左ジャブ、宮澤は右ローを返す。北方は右のフェイントから、アッパー気味の左ジャブを繰り出していく。残り2分半を過ぎたところで、宮澤がダブルレッグで北方に尻もちを着かせた。立ち上がる北方のバックを狙う宮澤。ボディロックで相手をケージに押し込んでいくが、北方が体を起こしてガブりながら宮澤のバックを狙っていった。
2Rはジャッジ3者とも宮澤に10-9をつけた。

3R、いきなり左右パンチを振りながら距離を詰めた北方。首相撲で対応する宮澤に、インサイドからアッパーを浴びせて動きを止める。しかし宮澤も前に出てくる北方をダブルレッグで捕らえ、右腕を差し上げて相手をケージに押し込む。立ち上がった北方に、左ヒジを連打した宮澤。再びテイクダウンを狙うも、北方がスプロールして宮澤のバックに回る。北方の左腕のクラッチを切った宮澤だが、ケージ際の打ち合いでパンチをもらい、グラつきながら下がってしまう。そこに北方が打撃で追い打ちをかけ、左フックでダウンを奪ってから、鉄槌を連打してレフェリーストップを呼び込んだ。

試合後、子供たちを抱きしめ涙を流した北方。「今回が初防衛、ここから3回、5回と防衛して、パンクラスの歴史に残るチャンピオンになりたい」と語る。
そして涙声で「泣いていないです」と言いながら、今年4月に後従靭帯骨化症を発症して以降、支えてくれた周囲の人々に感謝を述べた。


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MMA PANCRASE Pancrase325 キック 中島太一 井村塁

【Pancrase325】中島太一が井村塁を左ジャブと右ストレートで圧倒してKO--キャリア10年の初戴冠

【写真】注目の新鋭・井村を完全に圧倒しての戴冠だった(C)MMAPLANET

<暫定バンタム級王座決定戦/5分5R>
中島太一(日本)
2R0分08秒 by TKO
井村塁(日本)

左ジャブを突く井村。中島の左ジャブに対して左ローを返す。中島も左ジャブから右ロー。井村が距離を詰めると、バックステップでかわす。井村は右クロス、中島は井村のガードが空いたところに右ストレートを突き刺し、井村からダウンを奪う。立ち上がるも、フラついている井村。前に出てくる相手に左フックを当てて、ダウンを奪った中島。井村はダブルで切り返すが、中島が上から潰した。立ち上がった中村に対して、井村はシングルで飛び込むも中島はスプロールしてトップへ。

パンチを落とす中島に対して、井村はフルガード。ケージキックから右腕を狙うと、中島は立ち上がった。井村は中島の右足へシングルを狙うも、カットした中島がパンチをヒジを落とす。ケージ中央で、井村の動きに合わせて左ジャブを当てる中島。井村のテイクダウンも全て防ぐ。中島は井村の足首へ右ロー、相手のパンチをかわし、自身の右クロスを当てる。ここで井村はまたもシングルで飛び込むが、カットした中島がパウンドを連打し、井村の動きが止まったところでラウンド終了のホーンが鳴った。

1Rはジャッジ3者とも10-8で中島につけた。

2R開始早々、中島の左ジャブが当たって、井村が腰を落としてマットに手を着く。すかさず中島がパンチの連打を浴びせたところで、レフェリーが試合をストップした。

暫定王座ながら、2011年のプロデビュー以来これが初戴冠となった中島は、「自分の得意なジャブとカーフが当たると思っていて、作戦通りでした。(ベルト獲得は)10年かかっちゃいました。これからパンクラス以外の強いヤツも倒していきたいと思います」と語った。


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J-CAGE Pancrase325 Report フェルナンド・マツキ ブログ 内藤由良

【Pancrase325】ロッキー川村戦を目指す内藤由良がマツキをTDからドミネイトして判定勝ち

【写真】シングルレッグ、ダブル、アンクルピック--内藤のTD力が光った(C)MMAPLANET

<ミドル級/5分3R>
内藤由良(日本)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27.
フェルナンド・マツキ(パンクラス)

ガードを高く上げて様子をうかがう内藤がスイッチして左ロー、これをかわしたマツキが距離を詰めると、ダブルレッグを仕掛けてテイクダウンを奪う。マツキは下からハーフガードで内藤の左腕を抱えている。腕を抜いて相手の右側に回った内藤はパンチを打ち下ろす。マツキは腰を上げて立ち上がったが、内藤はガブりながらヒザを打ち込み、さらにシングルで再びグラウンドに持ち込む。ハーフガードのマツキに、右のパンチとヒザを落とす内藤。マツキは足を利かせるが、強打をもらって亀に。

立ち上がるマツキをバックコントロールしつつ、パンチとヒザを打ち込む内藤。ケージ際のアンクルピックでテイクダウンを狙うも、マツキも耐える。内藤は体を起こして左腕を差し上げつづ、アンクルピックに切り替えてマツキに背中を着かせた。足を利かせるマツキの顔面に、内藤はパンチを落とし続けて1Rを終えた。

ジャッジは3者とも内藤の10-9とつけている。

内藤にとって初めての2R。パンチを振るって前に出てくるマツキに対して、サークリングしながら左ローを放つ内藤が、一気に距離を詰めてダブルレッグでテイクダウンを奪った。ケージ際でハーフガードを取るマツキ、内藤は右腕を差し上げながら左のパウンドで削っていく。下からパンチを打ち返してくるマツキの顔面へ、右ヒジを連打する内藤。相手の右手を抱えられると、左の連打。右手が空くと右ヒジを落とす。マツキの頭部からは流血が見られる。マツキも起き上がろうとするも、すぐ内藤に抑えられてしまう。

残り1分、マツキは左ヒザを中に入れるが、内藤のパウンドを防ぐことはできない。内藤はパスを狙いながら右パウンド、そしてパスしてサイドから右ヒジを連打していった。

2Rはジャッジ1者が10-9、2者が10-8で内藤につけた。

最終回、サウスポーにスイッチして、出てきたマツキにシングルレッグのカウンターを合わせた内藤。バックに回りながらマツキをケージに押し込む。マツキは内藤の左腕を抱えて、アームロックを狙う。内藤は左腕を抜いて、亀になったマツキにパンチの連打を浴びせる。動きが止まったマツキの左足に両足を絡めてロックした内藤、シングルバックの状態で左の拳をマツキの顔面に当てていく。マツキに左腕を抱えられたまま、内藤はサイドに回って右ヒジを落とす。

上半身を起こしたマツキ、内藤も相手の足を取ってケージに押し込んでいく。残り10秒でマツキが内藤の左腕にアームロックを狙っていったとこRで、試合終了のホーンが鳴った。

判定は3-0で内藤。これでデビュー以来4連勝となった。


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ABEMA J-CAGE News Pancrase325 ブログ 中島太一 久米鷹介 井村塁 北方大地 宮澤雄大 雑賀ヤン坊達也

【Pancrase325】計量終了 井村塁「勝つだけなんで」×中島太一「初心に返って、楽しんで」

【写真】キャリアの差は明白の井村と中島。勢いと若さか、経験と成熟度の高さか(C)MMAPLANET

12日(日)に東京都江東区のUSENスタジオ・コーストで開催されるPancrase325の計量が新宿区・新宿サンエービル地下1階会議室で行われた。

ディファ有明取り壊し以降、パンクラスのホーム会場だったスタジオ・コースト大会も明日が最後となる。グランドフィナーレにふさわしく3階級のタイトル戦以外にも、バンタム、ライト、ミドル級でこれからのデカゴンの王座の行方を占ううえで欠かせないマッチアップがみられる同大会。

計量失敗は1人もでず、明日を迎えるばかりとなった。ここではタイトル戦に出場する選手の試合に向けて、最後の一言をお届けしたい。


久米鷹介
「素晴らしい相手とできるので、自分の全てを創れるように準備してきたので後は出し切るだけです」

雑賀ヤン坊達也
「いつも通り、会場を沸かしてKOしてやります」

北方大地
「最後に一言? なんやろう。最後はもう──見てください。黙って見てください……ですかね」

宮澤雄大
「平常心で戦えばベルトを巻けると思うので、今までやってきたことをしっかりパフォーマンスとして出して──しっかりベルトを巻きたいと思います」

井村塁
「勝つだけなんで。勝って、今年を締めくくりたいです。明日は全身全霊で頑張ります。セコンド問題? それはもう明日、確認してください(笑)」

中島太一
「初心に返って、楽しんで試合をします」

■視聴方法(予定)
12月12日(日)
午後1時00分~TIGET LIVE
午後1時00分~ABEMA PPV ONLINE LIVE

■Pancrase325 計量結果

<ストロー級/5分3R>
植松洋貴:51.8キロ
佐藤良太:51.65キロ

<フライ級/5分3R>
田代悠生:56.8キロ
渦巻DATE:56.4キロ

<バンタム級/5分3R>
高城光弘:61.45キロ
水永将太:61.15キロ

<フェザー級/5分3R>
齋藤拓矢:65.35キロ
高木凌:65.85キロ

<ネオブラッドTストロー級決勝/5分3R>
大塚智貴:52.5キロ
孫悟空DATE:51.65キロ

<ライト級王座統一戦/5分5R>
[正規王者] 久米鷹介:70.15キロ
[暫定王者] 雑賀ヤン坊達也:69.75キロ

<ストロー級KOPC/5分5R>
[王者] 北方大地:52.05キロ
[挑戦者] 宮澤雄大:52.5キロ

<暫定バンタム級王座決定戦/5分5R>
井村塁:60.9キロ
中島太一:60.8キロ

<ライト級/5分3R>
金田一孝介:70.3キロ
林源平:69.9キロ

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志:70.45キロ
松本光史:70.4キロ

<バンタム級/5分3R>
花レメ紋次郎TK:61.0キロ
風間敏臣:60.8キロ

<ミドル級/5分3R>
内藤由良:83.9キロ
フェルナンド・マツキ:82.6キロ

<ライト級/5分3R>
丸山数馬:70.35キロ
伊良波心:70.05キロ

<75キロ契約/5分3R>
近藤有己:72.6キロ
DARANI:72.3キロ

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Interview J-CAGE Pancrase325 ブログ 久米鷹介 雑賀ヤン坊達也

【Pancrase325】「全てに対応できるところを見せてKOしたい」久米鷹介戦へ、雑賀ヤン坊達也─02─

【写真】2つ目のベルトを手にすることで未来への扉を開くことになる (C)MMAPLANET

12日(日)、東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase325で、正規ライト級KOP久米鷹介と統一戦を戦う暫定ライト級KOPの雑賀ヤン坊達也インタビュー後編。

スタジオコースト・グランドフィナーレの一番は、雑賀にとって今後を占ううえで、その潜在能力を見せつける試合となる。

試合に対する恐怖感は消えない。しかし「久米さんだから、ここまでやることができた」と自身の仕上がりに自信を持つ雑賀はMMAファイターとして全局面で国内屈指のファイターを相手に対応したうえで、KOを狙う。

<雑賀ヤン坊達也インタビューPart.01はコチラから>


──久米戦への準備はDOBUITAだけでしてきたのでしょうか。

「ソニックスクワッドで週に1回やってきました。ソニックスクワッドでは、もう3~4年行かせてもらいます」

──そうなると誰もが井上直樹選手のことが気になるのですが。

「直樹君とは階級が違うのでバチバチではないですが、スパーリングもやらせてもらっています。いや直樹君、強いっスね(笑)。正直、俺、結構やられちゃうんですよ(笑)。直樹君、メチャクチャ強いですよ。速いし、間合の取り方も上手くて。そこにテイクダウンもあるから、凄く勉強になります。

それと関(鉄矢)君とはバチバチやって、緊張感のあるスパーリングをさせてもらっています」

──それだけやってきたら、もう自信満々になっても良いかと。

「いや……やっぱ怖いですよ(苦笑)」

──声が裏返りましたね(笑)。

「アハハハ。ホント、怖いです。でも久米さんが相手だからこそ、ここまでやって来られたかなって思います。これまで手を抜いていたということではなくて、それ以上にやりこむことができました。それだけ賭けることができていると、自分でも感じています。だから『やれるんじゃないか』っていう自分も今回はいます」

──怖さと同様に自分への期待感、早くケージに入って解き放たれたいですか。

「そうですね……それは、ありますね。今、自分がどこまで行けるのか。自分のような選手は上り調子でどんどん勝っていても、こける時は一気に落ちるタイプだと自分で思っているんです。

でも、そうじゃない。自分はここまでできるというのを見せたいですし。そうじゃない、俺はできるという証明もしたい。久米さんに勝つことって、格闘技界の中で自己証明になるだろうし、今後の世界も変わって来ると思っています」

──常にインパクトを残してきたヤン坊選手ですが、その一方手で見えない部分も残してきました。初回KOが続くと、では5R戦えるスタミナやペース配分ができるにか──など。久米選手と戦うことで、ヤン坊選手のポテンシャルがより明白にはかれるかと。全てを見せてもらう試合になりそうです。

「そういう風にいってもらえるのだから、期待に応えないといけないです。KOで倒して終えたいです。それが自分のスタイルですし、それを貫きたいと思っています。ただ久米さんは打・倒・極、全てができる人です。ならテイクダウン、寝技という局面でも一つひとつ対応できるところを見せたいという気持ちでいます。そのうえで、久米さんをKOしたいです。

久米さんのおかげで、この試合は注目してもらっていると思います。同時に皆さんが久米さんを相手に僕がどこまでできるのかという風に見ている。『まだ、ダメじゃん』って思われたくないので……しっかりと準備はしてきたつもりです。

それと応援してくれる人の前で試合をするのは2年振りです。こんなに来ていただけるのかって言うぐらい皆が会場で応援してくれるようで。だからオミクロン株が出た時は、『勘弁してくれよ』って思いました(笑)」

──縁起の悪いことを考えることはやめましょう(笑)。

「ホント、問題なく試合ができそうで良かったです(笑)」

──では最後に改めて久米選手との試合に向けて決意のほどをお願いします。

「苦しいのは当たり前という試合になります。その苦しさを乗り越えて、最後はKOで勝ちたいと思います」

■視聴方法(予定)
12月12日(日)
午後1時00分~ TIGET LIVE
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

■視聴方法(予定)
12月12日
午後1時00分~ TIGET LIVE
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

■ 対戦カード

<ストロー級/5分3R>
植松洋貴(日本)
佐藤良太(日本)

<フライ級/5分3R>
田代悠生(日本)
渦巻DATE(日本)

<バンタム級/5分3R>
高城光弘(日本)
水永将太(日本)

<フェザー級/5分3R>
齋藤拓矢(日本)
高木凌(日本)

<ネオブラッドTストロー級決勝/5分3R>
大塚智貴(日本)
孫悟空DATE(日本)

<ライト級王座統一戦/5分5R>
[正規王者] 久米鷹介(日本)
[暫定王者] 雑賀ヤン坊達也(日本)

<ストロー級KOPC/5分5R>
[王者] 北方大地(日本)
[挑戦者] 宮澤雄大(日本)

<暫定バンタム級王座決定戦/5分5R>
井村塁(日本)
中島太一(日本)

<ライト級/5分3R>
金田一孝介(日本)
林源平(日本)

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志(日本)
松本光史(日本)

<バンタム級/5分3R>
花レメ紋次郎TK(日本)
風間敏臣(日本)

<ミドル級/5分3R>
内藤由良(日本)
フェルナンド・マツキ(日本)

<ライト級/5分3R>
丸山数馬(日本)
伊良波心(日本)

<ウェルター級/5分3R>
近藤有己(日本)
DARANI(日本)

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ABEMA MMA PANCRASE Pancrase325 ブログ 久米鷹介 雑賀・ヤン坊・達也

【Pancrase325】久米鷹介と王座統一戦、雑賀ヤン坊達也─01─「目標としてきた選手だから怖さに通じる」

【写真】恐怖を乗り越えた先に、真の強さがある (C)MMAPLANET

12日(日)、東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase325で暫定ライト級KOPの雑賀ヤン坊達也が、正規ライト級KOP久米鷹介と統一戦を戦う。

スタジオコースト・グランドフィナーレといえるデカゴン・ライト級王座決定戦に挑む雑賀、昨年9月に林源平を見事なアッパーでKOして以来、実に1年3カ月ぶりのファイトが今回の久米戦となる。

キャリア7勝1敗、7つの勝利は全て初回KO勝ち──抜群の腕力と持つ雑賀だが、その一方で試合前は恐怖心と戦う日々が続くという。そんな彼をデカゴンに向かわせる原動力が所属ジム=DOBUITAでボスと慕う長岡弘樹と、ジムメイトたちの根性がつくトレーニングだった。


──ギリギリのタイミングで取材になり申し訳ありません(※取材は12月6日に行われた)。

「いえいえ、全然です。宜しくお願いします」

──久米選手との統一戦が、6日後に迫ってきました。今の心境を教えてもらえますか。

「そうですね……ついに来たかって言うのと、ついに始まってしまうのかという2つの気持ちがありますね(苦笑)」

──つまりは……。

「怖いです。いつも通り。そこは変わらないです。試合はやっぱり怖いです(苦笑)。同時に久米さんが相手となると、いつも以上に身が引き締まっているというのはあります。ずっと画面の中で見てきた選手で、目標としてきた選手ですから、その部分が今まで以上にあって……また怖さに通じてきます」

──それだけ練習に身が入るということは?

「ハイ。怖いからこそ、練習しないと不安にやってしまいます。オフは勿論挟んでいるのですが、そうしていると不安になってしまうんです。でも、この試合はそれだけ賭けているということですよね」

──暫定王者になってから、1年3カ月。この間、目標としていたRIZIN出場はならず久米戦を待つことになりました。

「僕自身アピールもしていましたし、RIZINに関わらず声を掛けてもらったこともあったのですが、試合をするにはなかなかタイミングが合わなかったです。そんな時に久米さんとのは話があったので、そこからはもう今回の試合に集中していました」

──パンクラスの暫定王者という勲章を持つヤン坊選手としては、第2、第3のブランドが立ち上がり、RIZINという舞台で戦う選手の千差万別という風になってきましたとは感じなかったでしょうか。

「そうですね。色んな選手が出ていて、思うことはありました。ただ、僕自身は出させていただくならナンバーシリーズで戦いたいという気持ちもありましたし、今もそのつもりです。僕なんて、横須賀っていう田舎でやっていて……」

──いや、田舎ではないですよ!

「まぁ、田舎ではないですけど……やっぱり下から自分の力でトップの舞台に立ちたいという意地がですかね。実力で、その機会を得るんだという気持ちはあります。だから久米さんとの試合は9月には決まっていたので、もうそこに集中するだけでした」

──その目標である久米選手が、武田選手に敗れたことはどのように捉えていましたか。

「ちょっと悔しかったですね。いや、ちょっとではなく悔しかったです。やっぱり勝ってほしかった。熱く、良い試合でしたけど、結果を残して欲しかったです」

──ところでコロナ以前は試合期間を空けずに戦ってきたヤン坊選手ですが、コロナ禍になってからは2年で2戦目ということで実戦の感が鈍っていないかという不安は?

「そこも正直、あります。コンスタントに試合をしていた頃と比較すると、林源平選手との試合でも硬かったと思います。後から動画を視ても、そう感じました。向き合った時に久しぶりという感覚が強くて、そういう不安があったので、焦って一気に突っ込んでいったんだと思います。あんな風にドタバタしてしまったのは、焦りだったと反省しています。だからこそ今回の試合もそういう風になることを頭に入れています。とにかく、戦うだけですから」

──林戦ではテイクダウンを奪われても、すぐに立ち上がることができました。久米選手との試合もキーポイントはテイクダウンとスクランブルの攻防、そこにつながる打撃がまず勝負の鍵を握るかと思われます。

「久米さんといえば、久米地獄ですからね(笑)。そこはボス(長岡弘樹)と色々と対策してきました。加えて久米選手のことを自分で研究して、自分が思ったことをボスにぶつけて、また話し合うという感じで。そうやって気になった箇所の強化と、全体的な強化をこの間も重ねてきました」

──組み、ケージ際の攻防でいえば長岡選手は本当に仮想・久米鷹介の適任ですよね。

「組みに関しては絶対にそうです。ただ久米選手は打撃を振って来る選手なので、そこは別の人に打撃のプレッシャーを掛けてもらい、そこから組んでもらう。次のラウンドは長岡さんに思い切り組んでもらうとかしてきて、まぁ本年を言えばちょっときつかったです。アハハハハ」

──その笑い声は開き直りというか、やるべきことをやってきたという感じがします。それにしてもヤン坊選手からすると、組みの練習では気持ちも鍛えられるのかと。

「ホントに窒息しそうになりますから(笑)。そういう部分でもボスのスタイルは久米選手と戦う上でドンピシャですね。根性もつきますし、本当に助けられてきました。ウチの選手ってボスがいるから、テイクダウン・ディフェンス力が嫌でもついてきます。そういう面で練習相手は精神力が強い人ばかりです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
12月12日(日)
午後1時00分~ TIGET LIVE
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

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【Pancrase325】ストロー級KOP王座防衛戦、北方大地─02─「相手へのモチベーションは、100のうち2」

【写真】パンクラス稲垣組での練習も最終調整に入っていたチャンプ北方。スタジオコーストのフィナーレに向かう (C)DAICHI KITAKATA

12日(日)、東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase325で、宮澤雄大を相手にストロー級KOPの初防衛戦を行う北方大地のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

今年4月に難病を発症しながら、復帰に向けて希望を失ってはいなかった。結婚し、家族が増えたなかで不安も抱えつつも、ただただ前を向いて自分のできることをやってきた北方。そして迎える復帰戦――試合の話になると、いつもの北方らしさが溢れていた。いざ、初防衛へ。

<北方大地インタビューPart.01はコチラから>


――12月12日、宮澤雄大選手を相手にストロー級KOPの防衛戦を行います。この試合のオファーが来たのは、いつ頃だったのでしょうか。

「最初にこの試合について話をしたのは、パンクラスとDEEPの大阪大会があった時(7月18日、大阪コレガスタジオ大会)やと思うんです。稲垣(克臣)さん、パンクラス大阪の小松(憲吾)社長、パンクラスの坂本(靖)さんと相談しました。僕は試合をしたいし、挑戦者のほうもやりたいと言うてる。でも僕は、そこで無責任に『試合をしたい』とは言えなくて。まずはお医者さんに聞いてから、と。

すぐにセカンドオピニオンで診断してもらって、話をもらった1週間後には『やる』って返事をしました。体を動かすことはできていたので、動けるということは試合できる。そう思っていたんです。最初は体を動かすことができない状態から悩んでいたので。そこから体を動かせるようになった――自分に可能性を感じました」

――では、挑戦者の宮澤選手の試合などは……。

「見ていなかったですね。宮澤選手と八田(亮)選手の挑戦者決定戦(今年5月、宮澤が判定勝ち)も、日にちを覚えていなくて。『あれ? (挑戦者決定戦は)今日やん。見逃した』っていう感じで、後で他の人に見せてもらいました。でも試合が面白くなくて、途中から見ていないです」

――……すると今回の試合は、相手に対するモチベーションはあるのでしょうか。

「相手へのモチベーションは、100のうち2です。宮澤選手に対しては、SNSで『眼中にない』と言いましたけど、ホンマにないんですよ。ただ、最初はゼロやったのが、2に増えました。

それはまず、自分がタイトルマッチを長引かせてしまったじゃないですか。ベルトを返上することも検討していました。でも宮澤選手サイドが『タイトルマッチが年内に実現できるなら待ちます』と言っていると聞いて」

――宮澤選手としては、北方選手と対戦してベルトを巻きたかったのですね。

「パンクラスとしても、暫定のベルトを作るという案があったそうなんです。でも宮澤選手は僕とやりたいって。かわいいこと言うじゃないですか。じゃあ胸を貸してやろうと」

――宮澤選手の意志を汲んで、100のうち2に上がったのですか。では、残りの98は……。

「まず子供たちに、自分の戦う姿――戦う姿勢を見せたいんです。世の中、いろいろな逆境があると思います。でも、そこで折れていたらファイターじゃないんですよ。それを分かってもらうための場所は、ファイターにとっては試合しかない。その試合を子供たちに見せたい……その気持ちが、僕に病気と向き合わせてくれました。

それから、応援してくれている人たちに、ここで引退しますとは言えなかった。みんなを悲しませて終わる、なんてことは嫌だったんです。応援してくれている人たちを笑顔にしたい。その気持ちは強いです。あとはパンクラスのチャンピオンとして防衛戦をやって、お客さんが興奮する試合を見せたい。そうすることでパンクラスにも恩返ししたいです」

――パンクラスへの恩返し……北方選手は2019年にストロー級KOPを獲得後、ONEで修斗王者の猿田洋祐選手に、そしてRIZINで竿本樹生選手に敗北を喫しています。

「あぁ、その2試合について『パンクラスに対して申し訳ない』という気持ちはないです。そこは、すごく冷静なんですよ。自分はパンクラスのチャンピオンですけど、パンクラスのみっていう考えはないので」

――というと?

「まず猿田選手は、修斗というよりONEのチャンピオンだったじゃないですか」

――猿田選手は修斗のベルトを保持したままONE世界王者となり、ONE王座を失ってからの復帰戦が北方選手との試合でした。

「修斗のベルトも一緒に持っていましたけど、それより元ONE世界王者――ワールドクラスの選手と戦うっていう意識が強かったです。パンクラス×修斗のチャンピオン対決ということよりも」

――なるほど。

「RIZINの試合(竿本戦)については、1階級上(フライ級)で、僕にとってはチャレンジマッチでした。自分がパンクラスのベルトを持っていくのは当然やけど、階級も違っていたので、パンクラスのチャンピオンっていう枠組みを超えた挑戦やったと思います。それよりも……」

――それよりも……何でしょう?

「それでパンクラスのストロー級のランカーが、『チャンピオンなのに他の団体で負けて……』とか、どうこう言っても仕方ないんですよ。そのランカーたちは、僕より下でしょ?  だったらまず、お前が俺に勝って行けやって」

――口で言うよりは、自分の実力を証明してみろ、と。

「そういうことですよ。パンクラスのベルトへの恩返しは、パンクラスでするべきやと思っています。次の試合はパンクラスのケージの中で、パンクラス・ストロー級の北方は強いんや、っていうところを見せます」

■視聴方法(予定)
12月12日(日)
午後1時00分~ TIGET LIVE
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

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