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【UFC287】ロブ・フォント戦へ、エイドリアン・ヤネス「トップ5を倒す力があることをKOして証明する」

【写真】オールドファンにはお馴染み、米国MMA界ライト級のパイオニアの1人イーブス・エドワースと(C)MMAPLANET

8日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミのカセヤ・センターで開催されるUFC 287「Pereira vs Adesanya 2」でエイドリアン・ヤネスがロブ・フォントと対戦する。

2020年のコンテンダーシリーズでUFCと契約したヤネスは、現在までオクタゴンで5連勝中で4試合がフィニッシュ勝利だ。トップランカーとの対戦をアピールし続けてきたが、10カ月振りのファイトでフォント戦という機会を手にした。

この間、底上げとなる練習をしてきたというヤネスは誰よりも、その成長を確認するための今回の試合を楽しみにしていた。


――エイドリアン、ロブ・フォント戦を控えていますが、昨年6月以来の試合となります。ここ10カ月、試合がなかったのは何か理由があるのでしょうか。

「実際、試合はブックはされてはいたんだ。ロブ・フォントとは去年の11月にNYで戦うはずだったけど、彼の家庭の事情で流れた。ただ悪いことでなく、彼の人生にとって良い方の事情で。それ以外、僕の方には何も理由はないけど試合はなかった。ただ、ずっとジムで練習していたから、こうやって試合の機会が巡ってきて嬉しい限りだよ。しかも、ロブ・フォントのような相手と戦うことができるのだから」

──ではケガや手術があったわけではなかったのですね。

「ずっとジムで、いつでも試合に出られる状態にあったよ。で、誰かが僕を指名したらスクリーンショットで保存してマネージャーに『こう言っているんだから、試合が組めるんじゃない』ってメッセージを送っていたんだ(笑)。でも、結果的にそういう相手との試合は実現しなかった。まぁUFCはUFCで何か、考えがあったんだろうね」

──ノーランカーはトップ15と戦いたい。11位までのランカーはトップ10、トップ5と戦いたい。ただUFCはトップ5同士のマッチアップの望みます。そんななか12位のエイドリアンが、6位のフォントと戦えることは素晴らしい機会を得たことになりませんか。

「世界6位のファイターと戦えるのは、最高だよ。トップスポットのショーン・オマリーやピョートル・ヤンと戦うということじゃないけど、そこに近い試合を組んでもらえた。ようやくこういうチャンスを手にできから、思い切り僕の力を見せつけたい。ホント、ファイトが待ち切れないよ」

──フォントは6位ですが、連敗中です。

「チート・ヴェラ、ジョゼ・アルドを相手に2連敗したことは気にしていない。悪い戦いをしていたわけじゃないし。しっかりと打撃も入れていた。それにもう負けることができから、この試合ではさらに手強くなっていると思っている。彼は絶対に諦めない漢だし、そういう相手を求めてきた。絶対にエキサイティングな試合になるよ」

──フォントはストライカーですが、パンチと蹴りとはそれほど一体化しているとは思えません。対してエイドリアンは蹴りとパンチが連係しています。

「そこは、自分がどうなっているのか凄く楽しみなんだ。マイケル・コーリーにムエタイを習い始めて、1年。前回の試合は2カ月ぐらいしか指導を受けていない状態だったけど、トニー・ケリーに勝ってからずっとキック、蹴りとパンチのコンビ、エルボー、ヒザとあらゆる面のトレーニングを積んできた。キャンプ以外でも、自分が強くなるための練習をマイケルとやってきた。

その成果がどれだけのものなのか。自分でも楽しみでしょうがないんだ。この間、ファイターとしてだけではなくてミックストマーシャルアーチストとして成長できた。拳、足、ヒザ、ヒザ、全てのコンビネーションを駆使して戦うよ」

──10カ月試合がない分、対策練習でなく自分の成長に繋がる練習が十分にできたわけですね。

「その通りだね。キャンプでは対戦相手に勝つための練習をしている。その間は自分の底上げになる練習はできない。そして試合が終わると、練習から離れる。僕はこの間、マイケルとムエタイ、ヘッドコーチのイーブス・エドワースとMMA、ストレングス・コンディショニングも含めずっと練習し、学んできた。この10カ月で、自分のゲームを見直して新たに創り上げてきたんだ。

ムエタイには首相撲がある。ダブルレッグとタイ・クリンチの融合も進んだ。試合展開次第だけど、その機会があるならなら僕の首相撲がどれだけ強化されているのかを皆に見てもらいたい。そこからテイクダウンにも当然繋げることができるし、本当に色々な攻撃手段をミックスして戦えるようになった。

この10カ月、僕がどれだけ成長したのか。それを試すことができるフォントとの試合が楽しみでしょうがないんだ。そして皆に僕の試合を楽しんでほしい」

──今はフォント戦に集中しないといけないですが、ここから先はトップ5との対戦が待ち受けています。ただし、UFC首脳は結果だけでなく試合内容も厳しくチェックします。

「そうだね。今週の土曜日、僕がトップ5に続くファイターではなくて、彼らを破る力があることをロブ・フォントをKOすることで証明してみせる。判定を狙ってレスリングを続けるような試合はしない。ロブ・フォントはこの階級を長い間リードしてきたファイターだ。ここで彼に勝つことで、トップ5の誰とどんな局面でもやり合える。それをしっかりと試合で見せるよ」

■視聴方法(予定)
4月9日(日・日本時間)
午前7時~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前6時半~U-NEXT

■対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者] アレックス・ポアタン・ペレイラ: 185ポンド(83.91キロ)
[挑戦者] イスラエル・アデサニャ: 184.5ポンド(83.68キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ: 170.9ポンド(77.51キロ)
ホルヘ・マスヴィダル: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
ロブ・フォント: 135ポンド(61.24キロ)
エイドリアン・ヤネス: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ウェルター級/5分5R>
ケヴィン・ホランド: 170.5ポンド(77.34キロ)
サンチアゴ・ポンジニビオ: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
ラウル・ロサスJr: 135ポンド(61.24キロ)
クリスチャン・ロドリゲス: 137ポンド(62.14キロ)

<ミドル級/5分3R>
ケルヴィン・ガステラム: 185ポンド(83.91キロ)
クリス・カーティス: 186ポンド(84.37キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ミッシェレ・ウォーターソン: 116ポンド(52.62キロ)
ルアナ・ピネイロ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート: 185.5ポンド(84.14キロ)
ジョセフ・パイファー: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ヘビー級/5分3R>
カール・ウィリアムス: 241ポンド(109.3キロ)
チェイス・シャーマン(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
シンシア・カルヴィーロ: 116ポンド(52.62キロ)
ルピタ・ゴディネス: 115.5ポンド(52.38キロ)

<160ポンド/5分3R>
トレイ・オグデン: 159.5 ポンド(72.34キロ)
イグナシオ・アハモンデス: 159.5 ポンド(72.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
スティーブ・ガルシア: 145.5ポンド(66.0キロ)
シャイラン・ヌルダンベク: 146ポンド(66.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
サム・ヒューズ: 116ポンド(52.62キロ)
ジャケリン・アモリン: 115.5ポンド(52.38キロ)

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MIKE MMA o UFC   エイドリアン・ヤネス トニー・ケリー マルロン・ヴェラ ロブ・フォント

4.8 UFCでロブ・フォントとエイドリアン・ヤネスが対戦


 UFCが4月8日に開催する大会(会場未定)でロブ・フォント vs. エイドリアン・ヤネスのバンタム級マッチが行われることをMMAFightingが確認したとのこと。

 フォントは今年4月の『UFC on ESPN 35: Font vs. Vera』でマルロン・ヴェラに判定負けして以来1年ぶりの試合で2連敗中。現在UFCバンタム級ランキング6位。

 ヤネスは今年6月の『UFC on ESPN 37: Kattar vs. Emmett』でトニー・ケリーに1R TKO勝ちして以来の試合で9連勝中(UFC戦績5勝0敗)。現在UFCバンタム級ランキング13位。続きを読む・・・
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MMA o ONE UFC   アンドレア・リー エイドリアン・ヤネス トニー・ケリー

『UFC on ESPN 37』でエイドリアン・ヤネスに敗れたトニー・ケリーがリリースされる/人種差別発言が原因か


 6月18日の『UFC on ESPN 37: Kattar vs. Emmett』でエイドリアン・ヤネスに1R TKO負けしたトニー・ケリーがリリースされたとのこと。

Tony Kelley(Sherdog)

 トニー・ケリーは現在35歳のアメリカ人でMMA戦績8勝3敗(UFC戦績2勝2敗)。リリースされるような戦績ではありませんが、ヤネス戦は前日計量で137.5ポンドと1.5ポンドオーバーしていました。

 さらにケリーは、5月14日の『UFC on ESPN 36: Blachowicz vs. Rakic』でヴィヴィアニ・アラウージョに判定負けしたアンドレア・リーのセコンドについた時に「汚いブラジル人だ。アイツらはああいう不正をする」とアラウージョに対する人種差別発言がマイクで拾われていたことからバッシングを浴びていました。これについてケリーはツイッターで「俺はレイシストじゃない。ダーティーなアイポークがあったので、それについて言及しただけだ」と釈明していました。


 これについてエイドリアン・ヤネスはツイッターで「再戦は無理だな(笑)」とコメントしています。続きを読む・・・
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ACA INVICTA MMA o UFC   クリス・モウティーニョ グイド・カネッティ トニー・ケリー ポリアナ・ヴィアナ マーク・マドセン ランディ・コスタ

10.1『UFC Fight Night』でグイド・カネッティ vs. ランディ・コスタ他4カードが判明


 UFCが10月1日に開催するFight Nightシリーズの大会(会場未定)でグイド・カネッティ vs. ランディ・コスタのバンタム級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 カネッティは3月の『UFC Fight Night 203: Santos vs. Ankalaev』でクリス・モウティーニョに1R TKO勝ちして以来の試合。コスタは昨年12月の『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』でトニー・ケリーに2R TKO負けして以来の試合で2連敗中。


Vinc Pichel vs. Jesse Ronson agregado a UFC Fight Night del 1 de octubre(MMA uno.)

 ヴィンス・ピチェウ vs. ジェシー・ロンソンのライト級マッチが行われることをMMA uno.が確認したとのこと。

 ピチェウは4月の『UFC 273: Volkanovski vs. The Korean Zombie』でマーク・マドセンに判定負けして以来の試合。ロンソンは4月の『UFC on ESPN 34: Luque vs. Muhammad 2』でハファ・ガルシアに2Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合。


UFC: Leah Letson Back to Bantamweight, Welcomes Chelsea Chandler to Octagon on Oct. 1(Cageside Press)

Chelsea Chandler(Sherdog)

 リー・レトソン vs. チェルシー・チャンドラーの女子バンタム級マッチが行われることをCageside Pressが確認したとのこと。

 レトソンは昨年11月の『UFC Fight Night 197: Holloway vs. Rodriguez』でフェリシア・スペンサーに3R TKO負けして以来の試合でバンタム級復帰初戦。チャンドラーは現在28歳のアメリカ人でMMA戦績4勝1敗。全てInvicta FCでの戦績で今回がUFCデビュー戦。


UFC: Tabatha Ricci to Face Cheyanne Vlismas on October 1(Cageside Press)

 タバサ・リッチ vs. シャイアン・ヴリスマスの女子ストロー級マッチが行われることをCageside Pressが確認したとのこと。

 リッチは5月の『UFC Fight Night 206: Holm vs. Vieira』でポリアナ・ヴィアナに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。ヴリスマスは昨年12月の『UFC on ESPN 31: Font vs. Aldo』でマロリー・マーティンに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。続きを読む・・・
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Column MIKE MMA o ONE UFC   エイドリアン・ヤネス ジョー・ローゾン トニー・ケリー ドナルド・セラーニ

なんてこったい!『UFC on ESPN 37』ドナルド・セラーニ vs. ジョー・ローゾンが再び直前で中止/ローゾン「急に左膝がおかしくなった」


 間もなく開催する『UFC on ESPN 37: Kattar vs. Emmett』のセミファイナルで予定されていたドナルド・セラーニ vs. ジョー・ローゾンですが、ローゾンの脚の痙攣により中止されることをMMAFightingが確認したとのこと。この試合は元々4月30日の『UFC on ESPN 35: Font vs. Vera』で予定されていたものの5月7日の『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』に延期、さらにセラーニの食中毒により直前で中止されていました。試合が再び延期されるかは不明。代わりのエイドリアン・ヤネス vs. トニー・ケリーがメインカードに昇格します。



 ジョー・ローゾンがインスタグラムで以下のコメント。

「今日はカウボーイ・セラーニと対戦できない。今までで一番奇妙なことだ。僕は公式計量後に座って靴下を履いた、そしたら膝がロックアウトした」

「両膝の半月板損傷に悩まされてきたが、特にこの膝は、何度もクリーニングしている。今回僕はファイターやコミッション、カウボーイらに囲まれてたけど、騒がないように、膝に問題がないことをみんなに知らせようとした。結局、セコンドの一人の背中に飛び乗って、冗談のように首を絞めるような真似をしたけど、立っていられない。全く歩けなかったよ。公開計量に行かなかったのは、痙攣ではなく、文字通り左膝に体重を掛けられないからだ。文字通り、立っていられないんだ」

「6ヶ月のキャンプをしたんだから、心が折れそうだよ。前回はカウボーイが戦えなくなり、今回は僕が戦えなくなった。酷い話だ。体重を量って準備万端なのに、靴下を履くだけで膝がロックしたから頭が混乱してしまった」

「今はただ、どうやって歩けばいいのかが心配だ。膝に体重を掛けることができるのか。戦えるかどうかの問題ではなく、機能するかどうかの問題だ」

「カウボーイにもみんなにも申し訳ない。最悪だよ」
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MMA MMAPLANET o ONE UFC UFC ESPN37 UFC274   エイドリアン・ヤネツ カイル・ダウカウス カルヴィン・ケイター グレゴリー・ホドリゲス グロリア・ジ・パウラ ケヴィン・ホランド コンバット柔術 ジェレマイア・ウェルス ジャスティン・ゲイジー ジャスミン・ジュスダヴィチェス ジョシュ・エメット ジョー・ローゾン ダミール・イスマグロフ トニー・ケリー ドナルド・セラーニ マリア・オリヴェイラ

【UFC ESPN37】計量終了 メインに問題なし。コメインはファイトジャンキー対決=セラーニ✖ローゾン

【写真】意識さえ残っていれば、両者揃って試合後も笑顔を浮かべていそうだ(C)Zuffa/UFC

18日(土・現地時間)にテキサス州オースチンのムーディー・センターで開催されるUFC on ESPN37「Kattar vs Emmett」の計量が、17日(金・同)に行われている。

メインのフェザー級5回戦で戦うカルヴィン・ケイターとジョシュ・エメットの両者をはじめ、14試合出場の28選手中27人が計量を無事終えている。

唯一の失敗は、プレリミのバンタム級でエイドリアン・ヤネツと対戦するトニー・ケリーだった。ケリーは1ポンドオーバー規定をさらに1.5ポンド上回り、ファイトマネーの20パーセントがヤネツに支払われキャッチウェイトでこの一戦は実施される。


そんな今大会はドナルド・セラーニ✖ジョー・ローゾンというファイトジャンキーマッチがコメインで組まれている。4月30日の大会から1週間後のUFC274にリスケされ、共に計量をパスしながらセラーニが大会当日に体調不良に陥り試合がキャンセルされたローゾンとの一戦が40日遅れで実現する。

2019年9月のジャスティン・ゲイジー戦以来となるライト級でのファイト。近年は緩いコンバット柔術の試合に出るなど、マイペースでMMAファイター人生を謳歌していた感のあるセラーニだが、ここにきてライト級でのファイトは現在5つを数える連敗を脱出へ強い意志の表れか。

一方のローゾンは2019年10月以来の実戦復帰で、53戦目のセラーニに対し44戦目となる。互いに勝っても負けても激しいファイトが信条なだけに、相当にダメージが蓄積されているが、ここはもう両者揃ってセラーニはセラーニを──ローゾンはローゾンを貫き通すためにオクタゴンに足を踏み入れるのであろう。

「(前回の対戦予定時に)なぜか、ファイトが行われないという予感がして。それが現実となった。でも、今回はそんな予感は全くしない。ファイトは実現する」と会見で語っていたローゾンは体重計の上で無事パスを確認するとニンマリと笑顔を浮かべて、ガッツポーズをとった。

一方、「前回は過去に経験したことがない病状が出ていたけど、大丈夫な降りをしていた。何か食あたりがあったのか、でも午前3時にドクターの診断を受け試合が無理になった」と真相をメディアデーで話していたセラーニは、ローゾンから11人後にスケールに乗った。目も窪み、頬を相当にこけているがパスをすると同時に笑顔で、ローゾンと同じようにセラーニもガッツポーズ。恐らくは試合終了のホーンを聞くことはないであろう両者の一戦、試合後は清涼感を持って彼らに目をやることができるのか。ビター&スウィート、感傷的になる可能性も十分にあるだろう。

■視聴方法(予定)
6月19日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN37対戦カード

<フェザー級/5分5R>
カルヴィン・ケイター: 146ポンド(66.22キロ)
ジョシュ・エメット: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ドナルド・セラーニ: 155ポンド(70.31キロ)
ジョー・ローゾン: 154.75ポンド(70.19キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ティム・ミーンズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ケヴィン・ホランド: 170ポンド(77.11キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョアキン・バックリー: 184ポンド(83.46キロ)
アルベルト・デュラエフ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライト級/5分3R>
ダミール・イスマグロフ: 155ポンド(70.31キロ)
グラム・クタテラデス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジュリアン・マルケス: 185.5ポンド(84.14キロ)
グレゴリー・ホドリゲス: 185.5ポンド(84.14キロ)

<バンタム級/5分3R>
エイドリアン・ヤネツ: 135.5ポンド(61.46キロ)
トニー・ケリー: 137.5ポンド(62.36キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジャスミン・ジュスダヴィチェス: 124.75ポンド(56.58キロ)
ナタリア・シウバ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェレマイア・ウェルス: 171ポンド(77.56キロ)
コート・マックギー: 170ポンド(77.11キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダニー・チャベス: 145ポンド(65.77キロ)
ヒカルド・ラモス: 146ポンド(66.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
グロリア・ジ・パウラ: 115ポンド(52.16キロ)
マリア・オリヴェイラ: 115ポンド(52.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
コディ・ステーマン: 135.5ポンド(61.46キロ)
エディ・ワインランド: 135ポンド(61.24キロ)

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ: 185ポンド(83.91キロ)
デロン・ウィン: 186ポンド(84.37キロ)

<ミドル級/5分3R>
カイル・ダウカウス: 185.5ポンド(84.14キロ)
ロマン・デリツ: 185.5ポンド(84.14キロ)

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Interview UFC カイ・カマカIII トニー・ケリー ブログ 岡田遼

【Special】岡田遼が語りたい、UFCプレリミ戦─12─カマカ3世✖ケリー「見てお得。ゼロ距離MMA」

【写真】ハワイアンMMA第3世代のカマカ3世──この下にもアンジェラ&クリスチャン・リーなど、ハワイは若手の宝庫になっている (C)Zuffa/UFC

修斗暫定世界バンタム級チャンピオン岡田遼が岡田遼の語りたいUFCプレリミマッチ。

第12回は8月15日(土・現地時間)のUFC252で行われたフェザー級戦=カイ・カマカ3世✖トニー・ケリー戦について話してもらった。


──岡田遼が気になる8月のUFCプレリミマッチ、最後の1試合は何になるでしょうか。

「カイ・カマカ3世とトニー・ケリーの試合です。見てお得というか、ゼロ距離MMAという珍しい試合に出会えました。カマカがガンガンいって、全く期待していなかったケリーも強かったです」

──ケリーは1年3カ月ぶりのファイトで、UFCデビュー戦。カマカもLFAで勝利から2週間後の試合。コロナ禍が生んだマッチアップともいえました。

「だからか気持ちが入っていました。ここ最近のメインがちょっとアレっていうのに対して、バチバチやっていましたね。カマカみたいにボディショットを頻繁に使う選手って、あんまりいないですよね。ストレートが伸びて、返しも速い。そしてガンガン打つ。1Rはケリーはボディを効かされて、倒されそうになっていました。

MMAであそこまでボディを効かせるのって、あまり見ないですよね。ボディに倒されるのは格好悪いですから。

でもケリーも近距離で本当に上手かったですよ。縦ヒジも入れていましたし。カマカがボディを打ち、距離が近いからそこにヒジを合わせ始めると、ハマりましたね。ヒジが当たると、ヒザも当たる。そのまま反撃モードになりました」

──ボディショットをガンガン打つカマカが、最終ラウンドに反撃されるとテイクダウンで逃げ切った試合でした。

「打撃ではやられて、組み勝った。カマカは自分の試合をしていて勝てると思っていたら、ケリーに抜け道を見つけられてしまって。2Rから反撃され気持ちも弱くなっていたと思いますが、組みでまとめた。岡田遼がジアン・クラウド・サクレッグと戦った時みたいですよね(笑)。ポイントでは優勢だったけど、どんどん追い込まれていきました」

──アハハハハ。

「情けない話ですけど、喧嘩や殺し合いなら勝てない。でもMMAなら勝てるって時があるんですよ。勝つためにはその手を取る。サクレッグはテイクダウンに倒れてくれたけど、ケリーは倒れないから金網に押し込むっていう展開になっていたので、カマカは余計にきつかったと思います。

アレは精神的に追い込まれていたはずです。最初にリードしていて反撃されると、どんどん精神的に切迫していくんです。1R取られて盛り返していくほうが精神的に楽で、気持ちは乗りますよね。

だからこそ、カマカが3Rにあのクリンチで粘ることができたのは素敵です。根性がありますよ。勝利に向かって直向きさが美しかったです」

──セコンドが修斗で竹内出選手や須田匡昇選手と戦ったハワイのMMAのファーストジェネレーションのロナルド・ジューンで。ロン・ジューンの奥さんの弟が、カイ・カマカJr──3世のお父さんなんです。もう1人のセコンドはPFL世界ウェルター級優勝のブラダ・ボーイことレイ・クーパー3世で、彼のお父さんも修斗で来日経験のあるレイ・クーパー。ブラダ・ボーイのお母さんが、ジューンの奥さんのお姉さん。つまりカマカ3世の従弟がブラダ・ボーイになります。

「アハハハハ。なんだか分からないですけど、凄い世代を超えたファイト一族なわけですね(笑)」

──世代的には例えば、ルミナとマッハの奥さんが姉妹で、その弟の息子の試合に、ルミナとマッハの息子がセコンドに就いているようなものですね(笑)。

「……。とにかく凄いですね(笑)」

──この親子たちの世代の合間にBJ・ペンやマックス・ホロウェイたちがハワイアンMMAの地位を上げました。

「だから……僕、この試合を選んだ時にMMAPLANETをチェックしたんです。そうしたら、何年も前のPXCにカマカが出ているのを見つけて(笑)。そこまでハワイのことを知っていたから、あんな頃からカマカ3世のことを記事にしていたんですね」

──きっと3年前のPXC56だと思いますが、あの時はブラダ・ボーイとカマカ3世がそろい踏みだったけど、2人とも負けてしまったんですよね。やっぱり思い入れはありますよ。ジムのマットサイドでキャーキャーやっていた子供だったわけですからね(笑)。

「それがPFLでチャンピオンになったり、UFCで勝つと感慨深いですね」

──それはもう……ただし、カマカ3世はUFCでやっていけますか。今回は勝ったとしても。岡田遼の見立てを教えてください。

「いやぁ、そうですね……あの試合を上の人間とできるのか。それこそマックス・ホロウェイとあの試合ができるのかといえば、難しいと思います。ダスティン・ポイエーとかと比較するのは現時点で厳しいです」

──なるほどぉ。ところで千葉にも2世軍団が育ってきています。

「鶴屋怜は……良いですよ。お兄ちゃんの健人は、ボクシングをやり切るのか、MMAに転向するのかはまだ決めていないようですけど、弟は来年の春に高校を卒業すると米国で練習するつもりですからね。倉本戦の前は怜に、ガンガン投げられていましたし、プロで勝っている選手を練習で極めていますからね。鶴屋怜は飛び級進学ですよ(笑)」

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Report UFC UFC252 カイ・カマカIII トニー・ケリー ブログ

【UFC252】ハワイアンMMA第3世代、カイ・カマカ3世が手強いケリーに競り勝ちUFC初勝利

<フェザー級/5分3R>
カイ・カマカ3世(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
トニー・ケリー(米国)

右ローを蹴ってワンツーで前に出るケリー。ステップバックしたカマカだが左ジャブとローを貰う。さらに右ストレートを入れたケリーに対し、カマカが右を打ち返す。ケリーはジャブからローを続け、カマカは右前蹴り、ワンツーで右を打ち込む。ローにも右を当て、クリンチにはヒザをボディに入れたカマカの拳の圧力が、ケリーを上回り始める。

右を当ててから左ミドルを蹴り込んだカマカは、動きが落ち始めたケリーの腹に攻撃を加える。カマカはスイッチしての左ミドルをブロックし、ボディを打ち込むとケリーの動きが止める。それでもヒザを入れたケリーだが、カマカはキャッチしてテイクダウン狙いへ。離れてからいよいよ勢いが上がったカマカのプレッシャーを受け下がり気味になったケリーが、テイクダウンを許す。スクランブルでも後方から左フックを入れたカマカはボディにフックを2発入れてラウンドを先取した。

2R、ケリーがジャブ、ヒザを見せる。カマカはボディフックから右ストレート、最後は左ミドルを蹴り込む。ボディを抉り、前足を蹴ったカマカだが、左ミドルを被弾。直後に左ボディフックを入れ、左フックを当てる。カマカはローに右を合わせると、前蹴りも腹に突き刺す。腹を守る意識のあるケリーは手数が減り、ジャブ、フックを打たれる。それでも距離を詰めてパンチを纏め、ミドル、ヒザを返したケリーが盛り返したと思われたが、カマカがダブルレッグを決める。

スクランブルでバックに回ったカマカに対し、胸を合わせたケリーが左を入れる。テイクダウンに拘るカマカが、ダブルでもう1度テイクダウンを決める。残り20秒、立ち上がったケリーがヒジを入れ、ヒザをボディへ。打撃戦を避けるように組みついたカマカ、ここで時間となり、終盤優勢のケリーがラウンドを取り返した可能性もある。

3R、ローから右を当て、左ミドル、さらにショートのフック、エルボーとラッシュをかけたケリーだが、ここでギロチンを狙い頭が抜けてガードを強いられる。カマカはパスを狙い、ガードの中から左のパンチ、エルボーを入れる。ボディから顔面を殴られたケリーはケージ際に移動し、もたれて座る。腰をコントロールしたカマカはもう一度背中をつけさすが、ケリーはスタンドに戻る。ここでカマカはフック、ボディを蹴り込む。ヒザを返すケリーに対し、カマカはシングルでケージに詰める。

ケージを背にして耐え、細かいエルボーとパンチを入れるケリーはテイクダウンを許さずヒジを打ち込む。カマカもボディを返すが、ケリーがヒザをボディに連続する中で急所にスネが当たり試合が中断する。時間をかけて再開に臨んだカマカ、残り試合タイムは90秒だ。

前に出てヒザを狙うケリーの腹をカマカが左右のフックで抉る。間合いを取り直した両者ファイヤーワークスとはならず、カマカがボディや右を当てタイムアップを迎えた。結果、ジャッジ3人とも29-28をつけ、UFC初勝利を挙げたカマカ3世がコーナーのブラダボーイ、ロン・ジューンと勝利を喜んだ。