カテゴリー
45 LFA LFA179 MMA MMAPLANET o カイオ・マシャード キック フィリッピ・オリヴェイラ ボクシング

【LFA179】キックボクシング&TDのマシャードをヒザ&ヒジでフィリッピ・オリヴェイラが下す

<フェザー級/5分3R>
フィリッピ・オリヴェイラ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
カイオ・マシャード(ブラジル)

ジャブから右を出し合う両者。近い距離で拳が交換する。左前蹴りのオリヴェイラに左フックを入れたマシャードは、左ローからワンツーで前に出る。サークリングでかわしたオリヴェイラに対し、マシャードはボディから顔面とフックを入れる。リーチで優るオリヴェイラだが、マシャードは構わず懐に入り接近戦で右ボディを打ち込む。続いてマシャードがハイから距離を詰めると、オリヴェイラがヒザ蹴りからエルボーを連打する。動きを止めたように見えたマシャードが、パンチを打ち返すが距離がオリヴェイラか。

ジャブを受けて下がったところで跳びヒザを入れたオリヴェイラは、後方に崩れたマシャードの立ち上がりながらのシングルレッグを潰してエルボーを側頭部に連打する。離れたオリヴェイラはステップインからワンツー、そして右ローを蹴る。ややパンチが大振りになりかけていたマシャードが修正し、ショートのコンビを決める。オリヴェイラは近づくとヒザ蹴りも、マシャードがダブルレッグを決めたところでアクションが多い初回が終わった。

ドクターがマシャードのアゴをチェックし2Rへ。足を使うオリヴェイラの左インローにもマシャードは圧を掛けて右から左のコンビで前に出る。ジャブ、三日月のマシャードだがオリヴェイラもリーチが生きる距離でジャブ、近寄られると首相撲からヒザを狙う。オリヴェイラはジャブ、頭を振って制空権を築こうとする。ワンツーからスリーとショートのコンビでボディを殴ったマシャードに対し、オリヴェイラは右ヒジを打ち込む。

鼻をカットし流血が目立つマシャードは、MMAグローブのキックような距離で戦うが、オリヴェイラも右ミドル蹴り込む。パンチをブロックするマシャード、そのタイミングでオリヴェイラがエルボーを狙う。両者、疲れも見える中でオリヴェイラが右カーフを2発入れてラウンド終了に。

最終回開始前にもドクターチャックが行なわれ、マシャードの鼻の傷は問題ないと判断された。ダブルでテイクダウンを狙ったマシャードだが、オリヴェイラが切ってジャブからストレート、腹にもストレートを入れる。再度、ダブルレッグを仕掛けたマシャードはドライブからテイクダウンを決める。足を挟みにいったマシャードに対し、オリヴェイラはケージを使って背中をつかされないようにする。

ケージを背負って座った状態のオリヴェイラの両足を束ねたマシャードが、左のパンチを入れると背中に回る。マシャードはボディトライアングルを取りパンチを入れてRNCをセットする。腹ばいになったオリヴェイラが上を向き直すと、ケージを背負ったマシャードがRNCを狙いつつパンチを入れる。残り1分、アゴを守り胸を合わせようと暴れるオリヴェイラを後方から殴るマシャードは、右腕を制してRNCも時間はなく――最後に胸を合わせたオリヴェイラが立ち上がりタイムアップを迎えた。

初回はオリヴェイラ、3Rはマシャードで絶対だ。2Rが勝負の分かれ目となるが、オリヴェイラが優勢だったことは否めない。最終回がビッグラウンドになる可能性もあるが――果たして、オリヴェイラが29-28を三票集め判定勝ちを手にした。


The post 【LFA179】キックボクシング&TDのマシャードをヒザ&ヒジでフィリッピ・オリヴェイラが下す first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Column DWCS S07 Ep01 MMA MMAPLANET o UFC   カイオ・マシャード ケヴィン・サフラルスキー ケヴィン・ボルハス セザー・アルメイダ ダナ・ホワイト トム・ノーラン フェルナンド ペイトン・タルボット ボグダン・グラッド レイエス・コーテズJr ヴィクトル・ジアス

【DECS S07 Ep01】試合結果 34歳、アルメイダが契約。抜けていたノーランら5人の勝者全員が契約

【写真】勝利者インタビューの時に、ブラジルの自宅と映像が繋がり御覧の表情を浮かべたアルメイダ。ここに出た時点で、年齢や過去の戦績は関係ない──そんなダナ・ホワイトのお墨付きをもらったわけだが、この傾向は常に続くのか(C)Zffa/UFC

8日(火・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで今年のDana White’s Contender Seriesの第1週が開催された。

昨年はダナ・ホワイトの激怒で始まったコンテンダーシリーズだったが、今年は5試合中フィニッシュ決着は1試合ながら、5人の勝者全員が契約となりご機嫌の開幕となった。

なかで34歳、キャリア4勝のセザー・アルメイダが前例を打ち破るような契約を決めたのが印象深い。また、試合内容が低調だったカイオ・マシャードのサインも意外だった。

DWCS S07 Ep01
<ミドル級/5分3R>
○セザー・アルメイダ(ブラジル)3R
判定
詳細はコチラ
×ルーカス・フェルナンド(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
○トム・ノーラン(豪州)1R1分23秒
KO
詳細はコチラ
×ボグダン・グラッド(オーストリア)
<ヘビー級/5分3R>
○カイオ・マシャード(ブラジル)3R
判定
詳細はコチラ
×ケヴィン・サフラルスキー(ポーランド)
<バンタム級/5分3R>
○ペイトン・タルボット(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×レイエス・コーテズJr(米国)
<フライ級/5分3R>
○ケヴィン・ボルハス(ペルー)3R
判定
詳細はコチラ
×ヴィクトル・ジアス(ブラジル)
The post 【DECS S07 Ep01】試合結果 34歳、アルメイダが契約。抜けていたノーランら5人の勝者全員が契約 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
DWCS S07 Ep01 MMA MMAPLANET o UFC カイオ・マシャード キック ケヴィン・ボルハス セザー・アルメイダ ダナ・ホワイト トム・ノーラン フェルナンド ペイトン・タルボット ボクシング

【DWCS S07 Ep01】35歳、セザー・アルメイダ――契約なる。2023年のスタートは5人の勝者全員がUFCへ

<ミドル級/5分3R>
セザー・アルメイダ(ブラジル)
Def.3-0:30-26.29-27.29-28
ルーカス・フェルナンド(ブラジル)

右を見せたフェルナンドが組んで、ボディロックテイクダウンを決める。サイドで抑え、ウィザーで立ち上がったアルメイダが、胸を合わせて立ち上がる。小外掛けを耐えるアルメイダは、ヒザ蹴りのタイミングで離れる。アルメイダは右を伸ばし、スイッチを織り交ぜてフェルナンドと対峙する。フェルナンドの前蹴りにも、右カーフで尻餅をつかせたアルメイダが右を当てて、バックに回る。フェルナンドが胸を合わせると、即離れたキックベースのアルメイダは再び右カーフローを蹴る。と、アルメイダの右オーバーハンドに完璧なタイミングで、フェルナンドがダブルレッグを合わせてテイクダウンを奪う。

バックに回ったフェルナンドはアゴの上からRNCを仕掛ける。リストコントロールで耐えるアルメイダは胸を合わせることに成功するとトップからパンチを落とす。ニーシールドから蹴り上げるフェルナンド、立ち上がったアルメイダはヒザをついてハーフに入る。右腕を差すフェルナンドはレッスルアップできず時間を迎えた。

2R、初回と同様にパンチを見せてから組んだフェルナンドが、シングルレッグを仕掛けるもアルメイダが切って左のパンチを落とす。起き上がってアンクルピックも切られたフェルナンドは離れて仕切り直しへ。頭からぶつかるようなダブルレッグから引き込んだフェルナンドに対し、アルメイダが力強いパウンドやエルボーを落とす。立ち上がって足を払ったアルメイダがパンチの連打から、マウントを奪取する。

フェルナンドは背中を見せるが、RNCは防いで上を向く。ならばとハーフで重いエルボーを連続で落としたアルメイダは、パンチも力強い。鉄槌、エルボーと攻め込まれるフェルナンドは背中を見せて殴られる場面もあったが、なんとか上を向くと立ち上がったアルメイダに蹴り上げを繰り出す。アルメイダは構わず殴って、頭を跨いで三角の形からパンチを頭部に入れる。このまま時間となり、アルメイダが明確に試合をリードした。

最終回、右をヒットさせたフェルナンドは、この回は組にはいかない。と、アルメイダが自ら蹴りを見せるもスリップして尻餅をつく。すかさずトップを奪取したフェルナンドが、足を束ねてスクランブル、バックを伺う。胸を合わせた状態でアルメイダは立ち上がり、間合いを取り直す。ここでワンツーを入れたのはフェルナンド。続いて右も入れ、アルメイダも右を打ち返す。

フェルナンドは組んでクリンチへ。ケージに詰まった状態が続き、アルメイダが体を入れ替えてヒザ蹴りもボディロックテイクダウンを奪われる。残り1分を切り、ボディロックで立たせないフェルナンドは、あえて離れて打撃の間合いで。アルメイダは右を振るが、ダメージを与えるようなパンチはなくタイムアップに。

結果、30-26や29‐27という差がつくスコアもあり、アルメイダに凱歌が挙がった……。

契約か否か、運命の時。まずケヴィン・ボルハスの契約がダナ・ホワイトの口から告げられる。さらにペイトン・タルボットはメンタルゲームも褒められてサインイン――、さらにカイオ・マシャードも11連勝中の相手を一方的に勝利したと契約がなる。続いてトム・ノーランは「明るい未来が待っている」と言われ、UFCへ。

最後にダナは「私は35歳のコンテンダーに期待はしていなかった。でも彼は47勝、29KOという記録をキックボクシングで残している。MMAでも4連勝だ。凄く尊敬している」とセザー・アルメイダに最大の賛辞を送り、2023年のコンテンダーシリーズは全5人の勝者がUFC契約を果たしてスタートを切ることとなった。


The post 【DWCS S07 Ep01】35歳、セザー・アルメイダ――契約なる。2023年のスタートは5人の勝者全員がUFCへ first appeared on MMAPLANET.