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45 LFA LFA181 MMA MMAPLANET o アイザック・トムソン

【LFA181】豪州の新鋭トムソン、パンチで攻め込むもバック&ハイガードのサンタナに競り負ける

<フェザー級/5分3R>
シャヒーン・サンタナ(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
アイザック・トムソン(豪州)

トムソンがまず左ボディストレートを伸ばす。スイッチするサンタナのローに右を合わせる。前蹴りから右のサンタナに対し、圧を掛けて距離を詰めるトムソンだが組まれてバックを許す。ワンフックのサンタナの太腿にトムソンがエルボーを打ちつけたタイミングで、ボディトライアングルを完成されてしまう。スタンドながら殴って、RNCを狙うサンタナが右腕をアゴの上からセットしていく。トムソンはここは許さなかったが、背負われた状態が続く。

リストコントール&太腿へのエルボーで耐えるトムソンだが、再びアゴの上からRNCをセットされる。極め切れないと判断したサンタナがリリースし、ついに足のフックが外れる場面も。引き続きエルボーを繰り返すことで、一度はサンタナのボディトライアングルを解いたトムソンだが、直後にサンタナがジャンプして取り直し後方へ倒れこみグラウンドに持ち込む。腰を上げて前方にサンタナを落としに掛かったトムソンは、RNCこそ極めさせなかったが、初回を落とした。

2R、サンタナの左ハイに果敢に右オーバーハンドを放つトムソン。スイッチしてワンツーで距離を詰め、オーソで右を当てるとケージを背負ったサンタナにワンツーを入れる。サンタナの強振には距離を取り直したトムソンに対し、サンタナは飛び込んでの左を当てるが、右から左のコンビで後退する。トムソンは左カーフ、頭を振りながらワンツーでステップインを続ける。

サンタナも首相撲からヒザを狙い、距離が詰まるとここもバックへ。正対してシングルレッグでテイクダウンを決めたトムソンは、AJマッキー流のギロチンを防ぎトップを取り切る。ハイガード、デッドオーチャー気味のサンタナがラバーへ。潰したトムソンはガードの中からパンチを落とす。結果、ボディトライアングルのガードを取ったサンタナが動きを止め、トムソンがラウンドを取り返した。

最終回、まずサンタナが右ジャブを当て、トムソンが左フックを入れる。サンタナのステップインに、ステップバック&スイッチしてカウンターを狙うトムソンが前に出てワンツーからボディを入れ、左右のフックが顔面と腹に打ち分けて攻め込む。と、ここでサンタナがバックに回りスタンドで両足をフックする。残り3分、後方から殴るサンタナを振り落としたいトムソンだがハーフネルソンで軸を作られる。ヒザをついたトムソンはそのまま後方に体を預けて胸を合わせに行くが、サンタナはマウントとのコンビでトップ&バックのキープに掛かる。

残り90秒、胸を合わせることに成功したトムソンはミッション・コントールと思いきや、。アームイン四角というべきガードで絞めていく。力技は長続きしないが、トムソンもサンタナのハイガードに有効なパンチは落とせない。ばかりか最後に三角をセットしつつサンタナがエルボーを打ちつけ、タイムアップに。

両者が手を挙げて勝利をアピールする。3Rはトムソンのパンチのラッシュと、サンタナのバック&下からの仕掛けのどちらが評価されるか。と、結果は2-1でサンタナに凱歌が挙がった。


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45 AB LFA LFA181 MMA MMAPLANET o ONE UFC アイザック・トムソン アイマール・ヘルナンデス アンジェロ・ロブレス イゴール・シケイラ キック キベディ・ゴードン クァン・リー コディ・デイヴィス ティオル・タン ハシャーン・フヒト ユライア・フェイバー

【LFA181】複雑すぎる背景の暫定フライ級戦。東南アジア対決=リー✖タン&豪州のトムソンにも注目!!

【写真】暫定フライ級王座決定戦は、リカバリー合戦でもあるかのようなシケイラとヘルナンデスのカツカツ計量(C)LFA

5日(金・現地時間)、ミネソタ州プライヤーレイクのミスティックレイク・カジノホテルでLFA181「Siqueira vs Hernandez」が開催される。
Text by Manabu Takashima

同大会のメインではイゴール・シケイラ×アイマール・ヘルナンデスのLFA暫定フライ級王座決定戦が組まれている。もともと同大会ではLFAフライ級王者エドゥアルド・シャポリンが、ヘルナンデスの挑戦を受ける予定だった。


しかしシャポリンの負傷を受けて、一度はヘルナンデスがジョーダン・ハリスとヘッドラインを戦うことが決まったももの、ハリスまでが負傷欠場となってしまう。

時を同じくしてフライ級タイトルコンテンダーのシケイラは、1週間前のルイビル大会でケヴィン・フェルナンデスと再起戦を行う予定だったが、フェルナンデスも同大会の負傷欠場が決まった。

フライ級ファイターの連続負傷欠場という異常事態を受けてLFAでは、昨年6月にコディ・デイヴィスとの王座統一戦に敗れたシケイラの試合を1週間後にスライドさせ、フェルナンデスとの暫定王座を組むこととした。

シケイラはキャリア9勝2敗、KO勝ちが3試合で一本勝ちが4試合というウェルラウンダー。ややクラウンチングの構えながら、跳ねあがるようなハイキックやクリンチの状態で一瞬のジャンピングギロチンを仕掛けるなど、瞬発系の動きを信条とする。

対してヘルナンデスはアマチュア時代にはフェザー級でも戦っていたファイターで、元はルーファスポート所属だったが、チーム・アルファメールに移籍。ユライア・フェイバー率いるA1 Combatで5勝0敗の戦績を残し、通算7勝ながら負け知らずの選手だ。

倒されずに打撃を入れるフェルナンデスの馬力と、一瞬の爆発力が武器のシケイラの一戦は、フライ級特有のスピードは当然として、パワーという一面が鍵を握るタイトル戦になるやもしれない。

またセミのバンタム級戦はベトナムから米国に移り住んだクォン・リーと、ミャンマー系のティオル・タンというアジア系同士のマッチアップとなった。グラップラーと思いきや、プロ7連勝目の勝利をハイキックで飾ったリーに対し、タンはONEでデビューし6試合(※1試合はNC)をアジアで過ごし、1年4カ月前にLFAで北米デビュー。その後はルイジアナ・ベースのAll in Combatで2勝1敗をキャリアを積んでLFAに戻ることになった。

人種のるつぼ米国にあっても、珍しい東南アジア系対決が今度どのようにバンタム級戦線に影響を与えることになるか。

またコメイン前にアルファメール所属、豪州の若馬アイザック・トムソンが出場。タイトル挑戦権獲得王手となろう5連勝を賭けてコンテンダーシリーズ・ベテランのハシャーン・フヒトならぬシャヒーン・サンタナと戦うフェザー級の一戦も注目だ。


■視聴方法(予定)
4月6日(土・日本時間)
午前10時~UFC Fight Pass

■LFA181メイン対戦カード

<LFA暫定フライ級王座決定戦/5分5R>
イゴール・シケイラ(ブラジル)
アイマール・ヘルナンデス(米国)

<ライト級/5分3R>
クァン・リー(ベトナム)
ティオル・タン(ミャンマー)

<フェザー級/5分3R>
アイザック・トムソン(豪州)
シャヒーン・サンタナ(米国)

<バンタム級/5分3R>
アンジェロ・ロブレス(米国)
キベディ・ゴードン(イスラエル)

<バンタム級/5分3R>
サントス・ヴェルディネス(米国)
キーガン・ウィットベック(米国)

<ミドル級/5分3R>
ウェズ・シュルツ(米国)
アドランド・ベンソン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アルヴィン・ヘインズ(米国)
ジャスティン・スミス(米国)

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LFA Result LFA164 アイザック・トムソン サビーナ・マゾ ダニエル・フロンザ ブログ ミクティベク・オロルバイ

【LFA164】試合結果 上位4カード8試合で米国人ファイターの出場は1人。#01フィーダーショーの現実

【写真】UFCをリリースされ、再起戦が古巣でのタイトルマッチとなったマゾ(左)が女子フライ級王者に(C)LFA

4日(金・現地時間)、テキサス州エルパソのサウスウェスト・ユニバーシティ・パークでLFA164「Mazo vs Lavado」が行なわれた。

メインのLFA女子フライ級王座決定戦では、UFCをリリースされたサビーナ・マゾが、再起戦でサンドラ・ラバドを判定で破UFCへのカムバックへの一歩を踏み出した。

今大会は、そのメインがマゾがコロンビア、ラバドがペルー人ファイターのマッチアップだったが、コメイン以下のウェルター級も国際色豊かなラインナップとなっていた。

コメインではルーマニアののダニエル・フロンザが米国のジェイリン・フラーを、キルギスのミクティベク・オロルバイがブラジルのグラウシオ・エィザリオを破り、同じくブラジルのラリアン・ドゥグラスを豪州のアイザック・トムソンが下している。

上位4カードに米国人選手の出場は1人だけ、さらにラバド以外の非米国人ファイターも米国のジムに所属している。UFCを目指す――以外の選択がプライオリティにない北米フィーダーショーの現実だ。

LFA164
<LFA女子フライ級王座決定戦/5分5R>
○サビーナ・マゾ(コロンビア)5R
判定
×サンドラ・ラバド(ペルー)
<ウェルター級/5分3R>
○ダニエル・フロンザ(ルーマニア)1R3分36秒
TKO
詳細はコチラ
×ジェイリン・フラー(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○ミクティベク・オロルバイ(キルギス)2R1分39秒
TKO
詳細はコチラ
×グラウシオ・エリジアリオ(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
○アイザック・トムソン(豪州)2R1分45秒
TKO
詳細はコチラ
×ラヒアン・ドゥグラス(ブラジル)
<フライ級/5分3R>
○ジョザイア・レイエス(米国)3R
判定
×ジョーダン・バークホルダー(米国)
<ライト級/5分3R>
○イライ・ブラジライ(イスラエル)3R
判定
×ジェイムス・プリーザント(米国)
<女子フライ級/5分3R>
○ネイラ・レップ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)3R2分06秒
TKO
×マハイラ・ケラー(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○トラヴィス・エレラノ(米国)1R2分20秒
KO
×コーリー・ウィンダム(米国)
<フライ級/5分3R>
○リヴィオ・ヒベイロ(ブラジル)1R3分40秒
三角絞め
×リカルド・ラミレス(メキシコ)
<フェザー級/5分3R>
○ジェレミー・アルバ(米国)3R0分57秒
TKO
×リッキー・メイネズ(米国)
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LFA LFA164 MMA MMAPLANET o アイザック・トムソン キック グラウシオ・エリジアリオ ミクティベク・オロルバイ

【LFA164】今度はキルギス人アルファメール・ファイター、オロルバイがエリジアリオを組み&パンチで

<ウェルター級/5分3R>
ミクティベク・オロルバイ(キルギス)
Def.2R1分39秒by TKO
グラウシオ・エリジアリオ(ブラジル)

豪州人アルファメール・ファイターのアイザック・トムソンに続き、今度はキルギス人のアルファメール・ファイター=ミクティベク・オロルバイが出場し、KINGS MMAのエリジアリオと対戦。右カーフを蹴ったエリジアリオに対し、オロルバイがワンツーからスリーを繰り出す。ジャブを続けるオロルバイは左ロー、圧を掛けてジャブを当てる。エリジアリオの左リードフックは空振りに、オロルバイがボディを打つ。エリジアリオもコンビで繰り出すも、オロルバイはジャブから右ストレートを放ち、スピニングバックキックへ。ケージを背負いながら、ワンツーを返すエリジアリオはパンチの交換に応じる風でいて、跳びヒザを繰り出す。

右回りのエリジアリオに右スピニングバックキック、ローから左ミドルを入れたオロルバイは右ストレートをクリーンヒットさせる。エリジアリオもワンツーの右をヒットし返すが、ケージを背負った状態が続く。オロルバイが左の蹴りをブロックされても、ジャブを伸ばし右ストレート。さらにダブルレッグも、すぐに離れる。エリジアリオがワンツーを見せ、左フックを入れる。と、足払いを見せたエリジアリオが右ローを蹴ったが、オロルバイが左を顔面に当てた。

2R、ジャブから前に出るオロルバイ。ローを蹴るエリジアリオだが、右に逆に右ストレートを打ち抜かれ効かされる。左目の下をカットしたエリジアリオは、パンチの圧からダブルレッグで簡単にテイクダウンを許すと、立ち上がったままパンチを落とすオロルバイの前にハーフからスクランブル狙いを潰される。

パンチを落とされ、背中を見せたエリジアリオはバックから強烈な勢いのパンチに動きが止まり、小外刈りで崩されるとそのままマウントを取られる。即パウンドを入れたオロルバイ、動かないエリジアリオを見てレフェリーが試合を止めた。オロルバイは通算戦績を10勝1敗1分けとした。


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LFA LFA164 MMA MMAPLANET o アイザック・トムソン キック ラヒアン・ドゥグラス

【LFA164】アルファメール所属=豪州の新鋭トムソン、見事なミドル&ハイのコンビでドゥグラス沈める

<ウェルター級/5分3R>
アイザック・トムソン(豪州)
Def.2R1分45秒by TKO
ラヒアン・ドゥグラス(ブラジル)

両者ジャブを伸ばし、トムソンが前蹴り。ドゥグラスはカーフを蹴る。トムソンもロー、関節蹴り、そしてワンツーを振るう。ドゥグラスは左ミドルをキャッチされたが、足を抜いてクリンチから背中に回る。組みに固執せずに離れたドゥグラスに対し、トムソンは前蹴りから左ボディショット、ワンツー、そしてスーパーマンパンチと積極的に手を出す。左リードフックが鋭いドゥグラスは、距離をつめてここもワキを潜ってバックへ。そして、自ら離れる。左フック&右ローと対角線コンビネーションを繰り出したトムソンは、動きも手数も多い。ドゥグラスは距離を詰めても、そこからパンチを出さない終盤、蹴り足をキャッチしてリリース後、ワンツーを打ち込んだトムソンがリードした。

2R、右カーフに続く右ハイを空振りしたドゥグラス。トムソンは前足と後ろ足の前蹴りを使い、ステップインして右オーバーハンドをヒットさせる。ここから蹴りを続け、ドゥグラスの左フックをかわしたトムソンが左ジャブを見せてスイッチ&左ミドル、下がったドゥグラスにもう一発左ミドル。続いて、完全にケージに詰まったドゥグラスに左ハイを当てる。着地の際にトムソンが姿勢を乱すが、ドゥグラスはケージの前から動かない。これでダメージがあることを見抜いたトムソンが即、距離を詰めて右を打ち抜く。ドゥグラスが崩れ落ちる。パウンドの追撃でチーム・アルファメール所属、21歳のダウンアンダーがTKO勝ちを決め、戦績を5勝1敗とした。

「ハイキックは作戦じゃない。でも自然な動き。スイッチしてミドル、もう一発入れてガードを下げさせてハイを蹴ったんだ」と勝者は話した。


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K-1 LFA LFA117 LFA119 MMA UFC アイザック・トムソン ジャレッド・レヴェル ズヴァイアド・ラジシュビリ ソン・ヤードン ボクシング リチャード・パレンシア 田中路教

【LFA119】バンタム級王座決定戦=ベゴッソ✖パレンシアで、田中路教のターゲットが確定する?!

【写真】フィーダーショーの王座決定戦はコンテンダーシリーズ、そしてUFCのプレリミの質が求められる (C)LFA

3日(金・現地時間)、アリゾナ州フェニックスのアリゾナ・フェデラル・シアターでLFA119「Silveira vs Revel」が行われる。

メインは9月のLFA115でLFAライトヘビー級王座に就いたジョシュ・シルヴェイラがミドル級との二冠を目指し、ジャレッド・レヴェルとミドル級王座決定戦に挑む一戦だ。

そしてコ・メインではUFCへステップアップを果たしたズヴァイアド・ラジシュビリが返上したLFAバンタム級のベルトを賭けてリチャード・パレンシアと、アラン・ベゴッソが対戦する。


LFAバンタム級といえば田中路教が、UFCに戻るために選んだ舞台。その王者が新たに誕生するということは、田中のターゲットが確定することになる──と思いきや、ベゴッソはチーム・アルファメールの盟友で練習仲間でもある。

この辺りを田中に尋ねると「アランがチャンピオンになったら、彼がUFCにステップアップすることを待ちます。僕はチームメイトとは戦うつもりはない」とのこと。

今は一時帰国中の田中だが、LFA117での勝利後にチームメイトのサポートをするといっていたのが、このベゴッソのことだった。ブラジルはサンパウロ出身、26歳のベゴッソはムエタイベースで、以前は対角線コンビネーションも見せていた。

田中をして「何でもできる。下も上手い」というストライカーは、遠い距離でオーバーハンドやカーフという今流の打撃を見せ、近い距離でもコンビネーションを駆使し、左ボディフックを打ち抜ける。

接近戦でボクシングを見せるということは組みにも自信がある表れだろう。

ここでいう組みとは防御のこと。近々のサマルベク・サビルション・ウウル戦ではシングルにギロチンを合わせて一本勝ちしている。この試合ではカニハサミを仕掛けるなど、組まれてからの強さを見せていた。

キャリア6勝1分で負け無しのベゴッソとベルトを賭けて戦うパレンシアはメキシコ系の米国人ファイターで戦績は9勝0敗だ。

LFAやCombateを主戦場にしていたが、2018年から今年の1月まで2年3カ月ほどのブランクもあった。そのLFAとCombateでの勝利は1つのRNCによる一本勝ち以外は、3勝が判定勝ちとかなり手堅い試合をする。

打撃に関しては、特にその傾向が強くベゴッソに対しても、遠目の距離で様子を見る展開が増えそうだ。それでいて組んで倒してからのコントロールは強く、ベゴッソが受けや下からの寝技を過信するようだと漬けられて終わるということも有り得る。

メキシコ系米国人とブラジル人、無敗同士の王座決定戦はUFCへのステップアップを狙う選手たちのアベレージが理解できる試合にとなるであろう。

田中、ソン・ヤードンと並ぶトムソン(C)MICHINORI TANAKA

またこの日は田中やベゴッソの同門19歳の豪州人ファイター=アイザック・トムソンがプロ3戦目、LFA初陣をドリアン・ラモスと戦う。

田中をして「最も将来性を感じる」と言わしめるトムソンは、14歳で空手の黒帯を巻き、豪州のWAKO K-1ルールの王者にもなっている。

MMAの世界の伝播と浸透の証こそ、トムソンのような若い選手が母国を飛び出し、米国の名門で人生を賭けた勝負に出ている点にある。そういう意味では、トムソンのLFA初陣こそ北米MMAの今──が見えるだろう。

■視聴方法(予定)
12月4日(土・日本時間)
正午~UFC Fight Pass

■LFA119 対戦カード

<LFAミドル級王座決定戦/5分5R>
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)
ジャレッド・レヴェル(カナダ)

<LFAバンタム級王座決定戦/5分5R>
リチャード・パレンシア(米国)
アラン・ベゴッソ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
クレイトン・カーペンター(米国)
ロドニー・ケアロヒ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ドリアン・ラモス(米国)
アイザック・トムソン(豪州)

<ライト級/5分3R>
クリス・レンテリア(米国)
オースティン・ウォームス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
レイ・ウォーターズ(米国)
オヴィヂオ・ボヨルケス(メキシコ)

<フェザー級/5分3R>
モーゼス・ディアズ(米国)
ジョンソン・ナソナ(スーダン)

<ミドル級/5分3R>
エリック・フィンブレス(米国)
オサマ・アワダーラ(米国)

<160ポンド契約/5分3R>
セドリック・カタンブワ(米国)
レイ・オズボーン(米国)

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