カテゴリー
Report UFC UFC ESPN25 ジョン・チャンソン ダン・イゲ ブログ

【UFC ESPN25】コリアンゾンビが完全コントロール、イゲからバックを奪い続けて3-0の判定勝ち

<フェザー級/5分5R>
ジョン・チャンソン(韓国)
Def.3-0:49-46.49-46.48-47.
ダン・イゲ(米国)

ジョン・チャンソンがガードを下げた状態から左ジャブ、右ロー。イゲはガードを上げてプレッシャーをかけるが、ジョン・チャンソンがワンツーを返す。イゲの右ローをバックステップでかわしたジョン・チャンソン、さらにイゲが前に出るも、ジョン・チャンソンは足を使って回り込む。プレッシャーをかけて、イゲにケージを背負わせるジョン・チャンソン。

イゲの右ストレートをかわし、組み付いたジョン・チャンソンだが、すぐに離れる。イゲの左アッパーがヒット。しかしジョン・チャンソンが左右のフックからダブルレッグでテイクダウンする。相手のリストを取り、足を上げたイゲに対し、ジョン・チャンソンは立ち上がってから再びガードの中に入り、ハーフガードのイゲをしっかりと抑え込む。

ジョン・チャンソンがパスした瞬間にイゲがリバーサルし、ジョン・チャンソンも立ち上がる。スタンドではイゲの右もジョン・チャンソンの顔面を捉える。ジョン・チャンソンは右のガードを上げて左ジャブ。残り30秒でイゲが前に出るが、ジョン・チャンソンは右のカーフキックを繰り出す。最後にイゲが右ストレートを見せた。

2R開始早々、ジョン・チャンソンの右フックがヒットし、イゲがマットに手を着く。すぐに立ち上がったイゲ。ジョン・チャンソンは右ローを当てる。ともに左ジャブを打ち合うなか、イゲがジョン・チャンソンの右ローをキャッチするも倒すことはできず。離れたところでジョン・チャンソンが右のカーフを繰り出す。イゲの左インロー、中に入るがジョン・チャンソンが右ショートで迎え撃つ。

左ジャブで相手を中に入れさせないジョン・チャンソン。再び右フックを当てる。イゲはダブルレッグダイブへ。ジョン・チャンソンをケージに押し込むが、ジョン・チャンソンはイゲの左手を下げてクラッチを切った。離れたイゲに対し、右カーフで攻めるジョン・チャンソン。イゲも前に出ていくものの、ジョン・チャンソンの左ジャブと右ロングフックに阻まれてしまう。

残り1分、強引に組み付いたイゲ。ここでイゲの頭がジョン・チャンソンの左目付近に当たってしまう。シングルでジョン・チャンソンをケージに押し込むが、切り返したジョン・チャンソンがイゲの左足へシングル。さらにグラウンドへ持ち込み、イゲのバックを奪う。四の字ロックでバックからパンチを当てるジョン・チャンソンだが、左目尻から出血が見られたところで、第2Rが終了した。

3R、ジョン・チャンソンが右のカーフキック、そしてシングルでテイクダウンを奪う。ジョン・チャンソンはトップからヒジを落とす。イゲは下からヒジ打ち。腰を上げたジョン・チャンソンはパンチを落としながらパスを狙う。ここでジョン・チャンソンの右足を抱えたイゲだが、ジョン・チャンソンはカットしてバックマウントに移行し、RNCへ。

イゲがRNCを凌ぐと、ジョン・チャンソンは再び体勢を整えてRNCを狙うも、これも極まらず。ジョン・チャンソンはバックからコツコツとパンチを当て続け、残り10秒でまたもRNCを仕掛けるが、イゲが凌ぎ切った。

4R、いきなり前に出たイゲ。ジョン・チャンソンはバックステップから、左ジャブで押し戻す。ケージ中央で探り合う両者。イゲの左ボディストレートは、懐の深いジョン・チャンソンには届かない。イゲは踏み込んで左右のボディフック。ジョン・チャンソンは足を使ってイゲのパンチを交わし続ける。イゲが組み付いてくると、ケージを背にしながら首相撲へ。

イゲが離れると、ジョン・チャンソンは左ジャブ。イゲは右カーフを当てる。残る半分で、イゲの右ストレートがジョン・チャンソンの顔面にヒット。ジョン・チャンソンも大きな右フックを返す。イゲは右ロー。ジョン・チャンソンの右カーフに、イゲは右ショートを合わせる。さらに距離を詰めながら左ハイ、右ミドルを繰り出したイゲだが、蹴り足をキャッチしたジョン・チャンソンがグラウンドへ持ち込む。

下になったイゲは足を上げていくが、起き上がるジョン・チャンソン。イゲの足を抑えながら、パンチを落としていく。イゲも潜るが、そのままジョン・チャンソンが抑え込んでラウンドを終えた。

最終R、イゲの左ミドルからスタート。回るイゲにジョン・チャンソンが右フックを当てる。ケージ中央で左ジャブを突き合うなか、イゲがフックを振るって前に出る。足を使ってかわすジョン・チャンソン。ガードを高く上げて懐に入るイゲは、左フックを当てる。ジョン・チャンソンはすぐさまテイクダウンを仕掛け、バックを狙うが、イゲはカットして立ち上がる。

反対にイゲがダブルレッグへ。ジョン・チャンソンはこれをかわし、立ち上がるも再びイゲが組み付いていく。ケージ際で左腕を差し込み、上下左右に揺さぶるイゲ。ジョン・チャンソンは離れて、さらに組み付いてくるイゲを首相撲に捉える。そしてイゲのテイクダウンを防ぎ、バックマウントを奪い、四の字ロックで固定する。

残り1分半、バックからRNCのチャンスをうかがうジョン・チャンソン。しかしイゲも極めさせず、試合終了のブザーを聞いた。

ジャッジ2人が3ポイント差をつける3-0の判定でジョン・チャンソンが勝利した。


The post 【UFC ESPN25】コリアンゾンビが完全コントロール、イゲからバックを奪い続けて3-0の判定勝ち first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
MMA Report UFC UFC ESPN25 デイヴィー・グラント ブログ マルロン・ヴェラ

【UFC ESPN25】ヴェラが1Rはグラントの打撃に苦戦も、2Rからヒジで流血に追い込み逆転の大差判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
マルロン・ヴェラ(エクアドル)
Def.3-0:29-26.29-27.29-28.
デイヴィー・グラント(英国)

オーソドックスのグラントが右ローからスイッチ、さらにオーソドックスに戻して左ジャブと左右のローを繰り出す。ヴェラも前に出るが手数は少ない。グラントは右バックスピンキックでけん制、ヴェラもオーソドックスからサウスポーにスイッチするが、グラントの蹴りのペースが速い。さらにグラントは左ボディ、そして右クロスを当てる。

グラントが前に出ると、ヴェラは首相撲からヒザ蹴りに持ち込むが、グラントはすぐに離れる。ステップを使ってフェイントから右ミドルを繰り出すグラント。ヴェラは前蹴りで距離を測りながら前に出る。しかしグラントは右ローで足をすくい、立ち上がったところに右ボディから左フックへつなげる。グラントの蹴り足をキャッチしたヴェラはグラウンドへ。

グラントの首を抱えるヴェラだが、グラントはすぐに立ち上がる。サウスポーから左ストレート、左ボディを伸ばすグラント。プレッシャーを強めるグラントは、ヴェラにケージを背負わせる。ヴェラは左ジャブ、右ロー。グラントは足を使い、回るがヴェラがグラントにケージを背負わせる。ラウンド終了間際、グラントが左右のフックを振るい、かわしたヴェラが右ハイで追いかけた。

2R、サウスポーからスタートしたヴェラがプレッシャーをかける。オーソドックスに戻してからの右ロー、グラントは左右のパンチと右バックスピンキックを返す。グラントのフックをブロックしたヴェラは、組み付いてグラントをケージに押し込み、首相撲からのヒザ、そして右ヒジ。離れたグラントは、ボディからフックを放つが、ヴェラもブロックで防ぐ。

グラントが距離を詰めたところで、ヴェラが左ヒジの連打。グラントのパンチがクリーンヒットすることが少なくなる。グラントは額から大流血。ヴェラが左ヒジ、さらにケージへ押し込むがグラントが切り返してグラウンドに持ち込んだ。下から足を利かせるヴェラ。三角絞めの体勢からオモプラッタに移行するも、グラントがトップをキープする。

その隙にパスガードしたグラントは、再度で抑え込み、ヴェラの左腕を取る。ヴェラもすぐに腕を抜き、ブリッジで脱出を試みるも失敗。ヴェラが体を起こしたところでグラントがギロチンを仕掛け、失敗したところで足を取りに行く。これをかわしたヴェラがトップを奪い、左ヒジの連打してラウンドを終えた。

最終R、ケージ中央で互いにジャブを繰り出す。ヴェラが前蹴り、グラントは左ジャブからスイッチして右フック。さらにオーソドックスからの左フックでヴェラに尻もちを着かせる。さらに立ち上がったヴェラにダブルレッグダイブを仕掛けたグラントだったが、ヴェラはこれをカット。バックマウントからRNCを狙い、さらにマウントから肩固めの体勢に入る。

これは極まらず立ち上がった両者はケージ中央で打ち合う中、ヴェラが左ヒジから左ヒザ。グラントは動きが止まり、さらにヴェラがボディロックからテイクダウンする。グラントの顔面は血に染まっている。インサイドガードからヒジを上下に散らすヴェラ。グラントは下から三角絞めを狙うが、立ち上がったヴェラが再びガードの中に入ってヒジを連打する。グラントのスイープは決まらない。

残り1分でグラントはヴェラの左腕を取ってキムラを仕掛けるが、これは極まらず。ヴェラがバックマウントを奪い、RNCへ。グラントはこれを凌ぐも、マウントを奪われて試合終了のブザーを聞いた。

試合後にどちらも倒れこむほど、死力を尽くした一戦だったが。結果はジャッジ1人が3ポイント差をつける判定で、ヴェラが勝利した。


The post 【UFC ESPN25】ヴェラが1Rはグラントの打撃に苦戦も、2Rからヒジで流血に追い込み逆転の大差判定勝ち first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
MMA UFC UFC ESPN25 ジュリアン・エロサ チェ・スンウ

【UFC ESPN25】カウンターの打ち合いはチェ・スンウが左フックでジュリアン・エロサをマットに沈める

<フェザー級/5分3R>
チェ・スンウ(韓国)
Def.1R1分37秒 by TKO
ジュリアン・エロサ(米国)

チェ・スンウがガードを固めて右ロー。エロサの右ローに合わせて右ストレートを当てる。何度も顔面に右をもらうエロサ、反対に左フックをカウンターで狙うがクリーンヒットはない。チェ・スンウの左ジャブに左ミドルを合わせたエロサが、1分半すぎにチェ・スンウの右の打ち終わりに左フックを放つ。しかし、そこにチェ・スンウがストレート気味の左フックをカウンターで当てて、ジュリアン・エロサはダウン。そのままチェ・スンウがパウンドアウトした。


The post 【UFC ESPN25】カウンターの打ち合いはチェ・スンウが左フックでジュリアン・エロサをマットに沈める first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Report UFC UFC ESPN25 ブログ ヴィルナ・ジャンジローバ 村田夏南子

【UFC ESPN25】ジャンジローバの腕十字で、腕を負傷した村田が涙のドクターストップ負け……

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ(ブラジル)
Def.2R5分00秒by TKO
村田夏南子(日本)

サウスポーの村田に対し、ジャンジローバが右を伸ばす。左ミドルのタイミングでパンチを胸に受けた村田がバランスを乱し、すぐに立ち上がる。打撃の攻防で右を被弾したに対し、ジャンジローバは遠い位置から右を伸ばす。村田の踏み込みに対し、カウンターで待ち受けるジャンジローバ。村田は組んでクリンチ、ケージにジャンジローバを押し込んで右ヒザを突き上げる。

ジャンジローバは引き込みを選択し、村田が左のパンチを入れる。腰を切ったジャンジローバの腕十字を防いだ村田だが、すぐにフルガードに戻される。直後に一瞬の三角クラッチからクローズドのジャンジローバは、肩抜き後転で腕十字へ。頭を跨いで防ぐ村田だが、左腕は完全に伸び、ヒジが逆側に曲がっていた……。ジャンジローバは腕を掴み続ける。その後、村田は胸を合わせ、ヒジを抜くことに成功する。ハイガードで手首を掴み三角狙いのジャンジローバが足をきかせるが、村田が左足を抜いたところで時間となった。

2R、ジャンジローバの左ハイをかわした村田は、右目の下が腫れている。距離を詰めたジャンジローバが、村田の左ハイ後に右を振るっていく。さらに村田のステップインに右を当てるジャンジローバ、右オーバーハンドは空振りに。腕十字の影響か、左が全く使えない村田はガードもままならない。

左の腕をぶらりとさせている村田に対し、ジャンジローバは圧を強め、右ハイを当てる。シングルレッグからケージにジャンジローバを押し込んだ村田は、少し時間をおいて自ら離れる。ジャンジローバは右をここでも当て、村田の蹴りはバックステップでかわしてワンツー、そしてスリーを打つ。右ロングにヒザ蹴りを狙った村田だが、距離が合わない。

左ジャブをジャンジローバが入れ、左に回る村田に右を打ちこむ。さらにワンツーから右を当てたジャンジローバ、。残り30秒も左腕を使うことは一度もなかった。

ラウンド終了後、「もう上がらないだろう」と言う山崎剛トレーナーに対し、「ハイ、いや……」と村田が返答する。山崎の「止めておこう」という言葉に、村田はその胸に顔をうずめ嗚咽を漏らした……。


The post 【UFC ESPN25】ジャンジローバの腕十字で、腕を負傷した村田が涙のドクターストップ負け…… first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
MMA UFC UFC ESPN25 ヴィルナ・ジャンジローバ 村田夏南子

【UFC ESPN25】キャリア最強の寝業師ジャンジローバと対戦、村田夏南子「斬り込み隊長、頑張りますっ!!」

【写真】Zoomで取材に応じてもらうところが、なぜか使えず──WhatsAppでのインタビューとなった (C)TEKESHI YAMAZAKI

19日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN25「Korean Zombie vs Ige」。

同大会では女デミアン・マイアこと、ヴィルナ・ジャンジローアを相手に村田夏南子がオクタゴン2戦目を戦う。

恒例のCSAにおける直前ファイトキャンプから、ラスベガス入りした村田にMe,Weの山崎剛代表も合流。キャリア最強の寝業師といっても過言でないジャンジローバ戦前の心境を尋ねた。


──ジャンジローバ戦に向けて、どのような気持ちですか。

「ラスベガスに入る前に、CSAでファイトキャンプをしたのですが、凄く良い練習ができました。体重も創れて、気持ちも整っています」

──去年の滞在時と、米国のコロナ感染対策は変わっていましたか。

「カリフォルニアは皆マスクをつけていました。ただ自分もジムとスーパーぐらいしか行かないのですが、マスクをしてソーシャルディスタンスを守っています。州によって違うんだと思います」

──一気に開放的になっているのかと思っていました。ところでジャンジローバが、彼女も村田選手も対戦相手が見つからない。皆がノーといって戦いたがらない。でも自分たちは誰とでも戦う──というようなことを言っていましたが、なかなか対戦相手が見つからない状態だったのでしょうか。

「なんか今、鳥肌がたちました。私との対戦を拒否している選手がいるかどうかは分からないです。ただオファーが届くと、やるとしか返答をしたことがないので、そういう風に言ってもらえるとありがたいです。それで鳥肌がたってしまいました(笑)」

──ジャンジローバは同じ日本人の井上魅津希選手に勝っています。その辺りを意識することはありますか。

「試合って、今、戦うもので、過去は全然関係ないと思っています。だから、日本人選手に勝っているとかは気にしないです」

──寝技に関しては、過去最強の相手といっても過言でないです。

(C)Zuffa/UFC

「柔術……柔術ですね。でも、全部できるから勝って来ることができたんだと思います。

自分も前回の試合からステップアップするために打撃もレスリングも寝技もやってきた自信があるので、その全てを出せればと思います」

──打撃と寝技を一番の強みであるレスリングと融合させる作業は進んでいますか。

「それは……進んでいます。一つ一つを適当にこなすのではなく、打ち込みにしてもしっかりと集中してやるようにしているので」

──打撃とテイクダウンが、すっかり一体化しているように感じます。

「レスリングは道着なしで組み合うもので、その距離になると自然と出ているんだと思います。そこに繋げるための打撃を日本で……山崎さん……、大野(崇)さんに創ってもらって、こっちに入ってからはキリアン(フィッツギボンズ)・コーチと一緒に創ってきました。

米国での練習も……動画に撮って、山崎さんに送って……います」

──なんか電波の調子が悪いのか、言葉が途切れて聞こえます。

「アッ、大丈夫です。電波のせいでなくて、自分の言葉が途切れています(笑)」

──アハハハ。それこそ村田選手にはインタビューでなく、試合に期待しているので問題ないです。今回、どのような試合を日本のファンに見せたいと思っていますか。

「どんな試合……。ジムの仲間が試合をしているのを見て、元気をもらってきました。普段から自分を応援してくれる人たち、見てくれている人に、自分も元気を与えることができる試合をしたいです」

──同じ週末にMe,Weの練習仲間がDEEP JEWELSで試合をします。

「少し自分の方が試合が始まるのが早いので、勝って皆に繋げたいです。斬り込み隊長、頑張りますっ!!」

──もちろんジャンジローバは強豪です。だからこそ、勝つと次につながる。タイトルを見据えて、そこに近い選手と戦うことになっていくと思います。

「自分より上の選手ばかりなので、ここから1人ひとり倒せていかないと生き残ることはできないと思います。しっかりと良いパフォーマンスを見せたいので、日本からの応援お願いします」

■視聴方法(予定)
6月20日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN25対戦カード

<フェザー級/5分5R>
ジョン・チャンソン(韓国)
ダン・イゲ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)

<バンタム級/5分3R>
マルロン・ヴェラ(エクアドル)
デイヴィー・グラント(英国)

<フェザー級/5分3R>
ジュリアン・エロサ(米国)
チェ・スンウ(韓国)

<ミドル級/5分3R>
ウェリントン・トゥルマン(ブラジル)
ブルーノ・シウバ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ディエゴ・リマ(ブラジル)
マット・ブラウン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニック・ネグメレアフヌ(ルーマニア)
アレクサ・カミュール(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ(ブラジル)
村田夏南子(日本)

<ウェルター級/5分3R>
マシュー・セメルスバーガー(米国)
ケイオス・ウィリアムス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジョシュ・パリジャン(米国)
ロッキー・マルチネス(グアム)

<ライト級/5分3R>
ジョアキン・シウバ(ブラジル)
リック・グレン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ララ・プロコピオ(ブラジル)
ケイシー・オニール(英国)

The post 【UFC ESPN25】キャリア最強の寝業師ジャンジローバと対戦、村田夏南子「斬り込み隊長、頑張りますっ!!」 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Interview UFC UFC ESPN25 ブログ ヴィルナ・ジャンジローバ 村田夏南子

【UFC ESPN25】村田夏南子と対戦、ヴィルナ・ジャンジローバ「プランAはいつだって、柔術で一本勝ち」

【写真】インタビューでは、常に大人しめでかつ朗らかだったが、なかなかの狂気性も感じられるジャンジローバ。間違いなく強い (C)MMAPLANET

19日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN25「Korean Zombie vs Ige」。

同大会では女デミアン・マイアこと、ヴィルナ・ジャンジローアが村田夏南子と対戦する。

昨年12月のマッケンジー・ダーン戦では、スタンディングバトルに終始し敗れたジャンジローバは、再起戦となる村田との一戦にどのような想いでいるか。その意気込みをZoomインタビューで訊いた。


──土曜日に日本の村田選手と対戦します。今の気持ちを教えてください。

「カナコのようなテクニカルな選手と戦う機会を得ることができて、とても嬉しいわ。それにいつだって日本人選手と戦えることは楽しみでしょうがないし。今回はしっかりと準備ができているので、きっと良い試合ができるわ」

──ブラジルではまだまだコロナ感染が収まらず、痛ましいニュースも届いてきます。

「不幸にもブラジルの状況は良くならない。でも練習に関しては、皆がウィルスに対して知識もでき、しっかり対応して練習できたわ」

──つまりは昨年12月のマッケンジー・ダーン戦では、準備が十分でなかったということでしょうか。

「マッケンジーとの試合はまだ良かったけど、8月のフェリス・へーリングと戦った時はロックダウンや隔離に慣れていなくて、十分な練習ができなかったの」

──そのへーリング戦では僅か104秒で一本勝ちできましが、マッケンジーとの試合は判定負けでした。あの試合は柔術ウォーになるかと思われたのですが、ほぼほぼスタンドの打撃戦になりました。

「確かにマッケンジーとの試合で、寝技の展開がもっと多ければ興味深いモノになったでしょうね。そうなれば私の勝機は広がり、もっとトライできることがあったと思う。だからこそ、マッケンジーはスタンドで戦うという予想もしてあったの。結果、ほとんど寝技がないファイトになったということね」

──ヴィルナはMMAに於いて、素晴らしい柔術を見せてきましたが、日本にいてIBJJFのムンジアルを頂点にした柔術を追っていると、ヴィルナの名を聞く機会はほとんどありませんでした。

「私はノルデスチ(ブラジル北東部)に住んでいて、リオやサンパウロまで旅をして試合に出る余裕はなかった。だから大きなトーナメントに出ることは余り出来なくて。でも、住んでいた地域の大会には13年近く出ていたわ。

CBJJEの世界大会ではクラウジア・ガデーリャに勝って優勝したし、アマンダ・ヌネスとも戦っているわ。茶帯の時にCBJJEの大会で(階級及び無差別でムンジアル黒帯9冠の)ビア・メスキータに勝って、私の名前は知られることになったの」

──YouTubeでチェックしたことがあります。スイープして勝った試合ですね。

「そう、その通りよ(笑)。経済的な問題もあって、リオやサンパウロの大会には2年に1度ぐらいしか参加できなったから名前を挙げても、また表舞台から消えるような感じで。彼女達のように柔術では有名な戦いに出ることはできなかったけど、それでも良い選手とは戦ってきたと思う」

──確かにブラジルは色帯から人材の宝庫ですしね。柔術時代とは違い、MMAファイターになってからはグローバルに活躍しています。

「MMAはプロとして、団体から招かれる点が柔術とは大きく違うところよね。プロとしてはMMAのような世界が築かれないと。だから私も柔術よりMMAに力を入れるようになったし。それに色々なこと学ぶ必要があるMMAって、どれだけやっても飽きないの(笑)。それでも私のゲームの軸には柔術があることは確かだけどね」

──素晴らしいですね。そんなヴィルナは村田選手のことをどのように思っていますか。

「カナコはレスリングが素晴らしいわ。ずっとレスリングをやってきたことで、競い合いに慣れているし。UFCという場で、彼女のようなファイターと真のトップの座を賭けて戦うことができるのは、本当に素晴らしいことだわ。

私もカナコも簡単に対戦相手が見つからない。でも、彼女は私と同じでオファーに『ノー』と言わない選手よ。色んな選手たちが私や彼女とは戦いたがらないけど、私たちはプロとして、望まれた試合を戦っているから」

──村田選手のテイクダウン後の力をどのように評価していますか。

「皆が知っているように、グラップリングでも強くて何でもできるでしょうね。でも、彼女のゲームには穴があるから、寝技になれば私が勝つ。それでも、カナコは特別なファイターよ」

──穴がありますか。では勝負はグラウンドで?

「それはいつも狙っているわ。でも、私にも新しい武器があるの(笑)。だから、プランBではそれを使うつもりよ。プランAはいつだって、柔術を使って寝技で一本勝ちすることだけどね」

──ヴィルナ、今日はありがとうございました。日本のファンに一言お願いできますか。

「私は日本に本当に感謝しているの。柔術は日本からブラジルに渡って来たもの。日本と中国がなければ、この世界にマーシャルアーツは存在しなかった。世界の反対側で生まれたマーシャルアーツが、私や多く人間の人生になっている。日本や中国がなければ柔術もUFCもなかった。コロナが終息すれば、一番行きたい国──日本を訪れること、それが私の夢なの。いつもサポート、ありがとう。オブリガーダ、チャウ」

■視聴方法(予定)
6月20日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN25対戦カード

<フェザー級/5分5R>
ジョン・チャンソン(韓国)
ダン・イゲ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)

<バンタム級/5分3R>
マルロン・ヴェラ(エクアドル)
デイヴィー・グラント(英国)

<フェザー級/5分3R>
ジュリアン・エロサ(米国)
チェ・スンウ(韓国)

<ミドル級/5分3R>
ウェリントン・トゥルマン(ブラジル)
ブルーノ・シウバ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ディエゴ・リマ(ブラジル)
マット・ブラウン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニック・ネグメレアフヌ(ルーマニア)
アレクサ・カミュール(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ(ブラジル)
村田夏南子(日本)

<ウェルター級/5分3R>
マシュー・セメルスバーガー(米国)
ケイオス・ウィリアムス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジョシュ・パリジャン(米国)
ロッキー・マルチネス(グアム)

<ライト級/5分3R>
ジョアキン・シウバ(ブラジル)
リック・グレン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ララ・プロコピオ(ブラジル)
ケイシー・オニール(英国)

The post 【UFC ESPN25】村田夏南子と対戦、ヴィルナ・ジャンジローバ「プランAはいつだって、柔術で一本勝ち」 first appeared on MMAPLANET.